JP2014096445A - レーザー装置及びレーザー光増幅方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーザー光取り込み鏡13とレーザー光取り出し鏡14との間の光路(光路長L)に光が閉じこめられ、その間において、Thin−Diskレーザー媒質11によって増幅が行われる。繰り返しレーザー光20がその入射光として用いられる。この際、光路長Lを特定の値に設定することによって、繰り返しレーザー光20における繰り返し周波数を維持した状態で、電場干渉の効果によってその平均強度を高め、出力レーザー光100として出力する。この場合の光路長Lにおいては整数倍の任意性があるため、大きな値を適宜設定することができる。
【選択図】図1
Description
本発明のレーザー装置は、一定の周期をもつパルス状の繰り返しレーザー光を、前記周期を維持した状態で増幅して出力するレーザー装置であって、レーザー光取り込み鏡とレーザー光取り出し鏡の間で定められた光路中にレーザー媒質を備え、前記レーザー光取り込み鏡を透過してレーザー光が前記光路に入射し、前記レーザー取り込み鏡を透過して、前記光路中で増幅されたレーザー光が出力される構成を具備する共振器を具備し、前記繰り返しレーザー光の縦モード間隔が、前記共振器の光路長で定められる縦モード間隔のM倍(ここで、Mは2以上の整数)とされ、前記繰り返しレーザー光が前記レーザー光取り込み鏡を透過して前記共振器の前記光路に入射する設定とされたことを特徴とする。
本発明のレーザー装置において、前記繰り返しレーザー光は、モード同期共振器で生成され、前記共振器における前記光路長は、前記モード同期共振器における光路長のM倍とされたことを特徴とする。
本発明のレーザー装置において、前記レーザー媒質は、放熱板の上に反射層を介して接合された薄板状のレーザー媒質であることを特徴とする。
本発明のレーザー装置は、前記共振器における前記レーザー媒質が設置された雰囲気、及び/又は前記レーザー媒質と逆の分散特性をもつ補償用素子が、前記共振器における前記光路中に設けられたことを特徴とする。
本発明のレーザー装置は、複数の前記共振器が用いられ、前段の前記共振器から出力されたレーザー光が後段の前記共振器に入射するように、複数の前記共振器が接続された構成を具備することを特徴とする。
本発明のレーザー光増幅方法は、一定の周期をもつパルス状の繰り返しレーザー光を、前記周期を維持した状態で増幅して出力するレーザー光増幅方法であって、前記繰り返しレーザー光の縦モード間隔がその光路長で定められる縦モード間隔のM倍(ここで、Mは2以上の整数)とされるように構成された共振器に、前記繰り返しレーザー光を入射させることを特徴とする。
本発明のレーザー光増幅方法は、前記共振器における光路中に、放熱板の上に反射層を介して接合された薄板状のレーザー媒質を設けることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態に係るレーザー装置、レーザー光増幅方法について説明する。このレーザー装置は、以下に説明する形態の共振器を具備する。第1の実施の形態として、この共振器を1個(1段)のみ使用した例について説明する。
また、上記の共振器を多段結合することもできる。第2の実施の形態に係るレーザー装置においては、上記の共振器が2段階に直列接続されている。図4は、この構成の一例である。ここでは、上記の共振器10と同様の構成の共振器110から出力される出力レーザー光120が、やはり上記の共振器10と同様の構成をもつもう一つの共振器130の入力光として用いられ、出力レーザー光140として出力される。この場合、入力された繰り返しレーザー光20は、共振器110、130で2段階に増幅される。共振器110、130の両方において、その縦モード間隔は、繰り返しレーザー光20の縦モード間隔の整数倍となっているものとする。ただし、前記のMの値は、共振器110、130でそれぞれM1、M2(M1、M2は正の整数)と個別に設定されるが、M1=M2である必要はない。すなわち、共振器110、130における光路長は同一である必要はない。
11、91 Thin−Diskレーザー媒質(レーザー媒質)
12、92 放熱板
13 レーザー光取り込み鏡
14、94 レーザー光取り出し鏡
15、95 補償用素子
20 繰り返しレーザー光
90 共振器(モード同期共振器)
93 過飽和吸収鏡
100、120、140 出力レーザー光
900 レーザー光
Claims (7)
- 一定の周期をもつパルス状の繰り返しレーザー光を、前記周期を維持した状態で増幅して出力するレーザー装置であって、
レーザー光取り込み鏡とレーザー光取り出し鏡の間で定められた光路中にレーザー媒質を備え、前記レーザー光取り込み鏡を透過してレーザー光が前記光路に入射し、前記レーザー取り込み鏡を透過して、前記光路中で増幅されたレーザー光が出力される構成を具備する共振器を具備し、
前記繰り返しレーザー光の縦モード間隔が、前記共振器の光路長で定められる縦モード間隔のM倍(ここで、Mは2以上の整数)とされ、前記繰り返しレーザー光が前記レーザー光取り込み鏡を透過して前記共振器の前記光路に入射する設定とされたことを特徴とするレーザー装置。 - 前記繰り返しレーザー光は、モード同期共振器で生成され、
前記共振器における前記光路長は、前記モード同期共振器における光路長のM倍とされたことを特徴とする請求項1に記載のレーザー装置。 - 前記レーザー媒質は、放熱板の上に反射層を介して接合された薄板状のレーザー媒質であることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザー装置。
- 前記共振器における前記レーザー媒質が設置された雰囲気、及び/又は前記レーザー媒質と逆の分散特性をもつ補償用素子が、前記共振器における前記光路中に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレーザー装置。
- 複数の前記共振器が用いられ、前段の前記共振器から出力されたレーザー光が後段の前記共振器に入射するように、複数の前記共振器が接続された構成を具備することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレーザー装置。
- 一定の周期をもつパルス状の繰り返しレーザー光を、前記周期を維持した状態で増幅して出力するレーザー光増幅方法であって、
前記繰り返しレーザー光の縦モード間隔がその光路長で定められる縦モード間隔のM倍(ここで、Mは2以上の整数)とされるように構成された共振器に、前記繰り返しレーザー光を入射させることを特徴とするレーザー光増幅方法。 - 前記共振器における光路中に、放熱板の上に反射層を介して接合された薄板状のレーザー媒質を設けることを特徴とする請求項6に記載のレーザー光増幅方法。
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CN108141949A (zh) * | 2015-10-12 | 2018-06-08 | 通快激光与系统工程有限公司 | 用于借助高频激励脉冲产生等离子脉冲或激光脉冲的方法和设备、尤其气体放电激光器、以及用于高频激励脉冲发生器的控制单元 |
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- 2012-11-08 JP JP2012246439A patent/JP2014096445A/ja active Pending
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