JP2014096007A - 車載器、乗務時間算出方法、及びプログラム - Google Patents

車載器、乗務時間算出方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract


【課題】規制値に対する車両の走行距離や勤務時間の超過を予測するために役立つ高精度の情報を得ることが可能な車載器を提供する。
【解決手段】車載器としてのタクシーメータ100は、車両の現在地の位置を表す現在地情報P0と、車両が帰着すべき帰着地点の位置を表す帰着地点情報Phとに基づいて、現在地から帰着地点までの走行における予測走行距離Lpの値を算出し、乗務員に対して予め定められた最高乗務距離Lmaxの値から現在の乗務距離L1の値及び予測走行距離Lpの値を減算し、得られた差の値を、乗務情報の1つである、乗務員が乗務可能な残距離の値Lrとして算出する算出部111を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載器、乗務時間算出方法、及びプログラムに関する。
タクシー、トラック、バス等のような業務用車両の運行業務を行う業者においては、各車両に搭乗する乗務員(運転者、添乗員等)の労務管理を行う必要がある。即ち、各乗務員の労働状況が労働基準法や社内の規定等の各種規制に違反しないように、乗務員自身及び社内の管理者が管理しなければならない。
例えば、タクシー車両を運転する乗務員の超過勤務を管理するための従来の技術が特許文献1に開示されている。特許文献1では、乗務員の超過勤務を管理する機能を、車載器であるタクシーメータに搭載することが提案されている。具体的には、許容する勤務時間を予め記憶し、勤務時間を計測し、前記許容勤務時間と前記勤務時間とに基づき超過勤務の有無を判定する。また、超過勤務と判定された場合は、タクシーメータの動作モードを空車モードから実車モードへの切り替えを抑止する。更に、超過勤務と判定され、且つ現在の動作モードが空車モードのときには、タクシー表示灯の運行状況の表示を「回送」の状況に切り替えるための信号を出力する。
また、タクシー車両等に搭乗する乗務員の労務管理に利用可能な乗務距離管理装置に関する従来の技術が特許文献2に開示されている。特許文献2の乗務距離管理装置は、乗務員の1営業日毎の走行距離を把握する乗務距離算出部と、算出した前記走行距離に関する情報を乗務員に対して報知する乗務距離報知部とを備えている。更に、前記走行距離と最高乗務距離との差が所定以内に近づいた時に警告を出力する距離比較部と、高速道路走行開始条件を満たしてから高速道路走行終了条件を満たすまでの高速道路走行距離を算出する高速距離算出部とを備えている。
特開2008−293175号公報 特開2012−94057号公報
特許文献1の技術を利用することにより、乗務員の勤務時間が規制に違反しないように管理することが可能である。また、特許文献2の技術を利用することにより、乗務員の毎日の走行距離が規制に違反しないように管理することが可能である。
しかしながら、例えばタクシー車両を運転する乗務員の場合には、走行距離の超過あるいは勤務時間の超過が検出された時点で直ちに乗務を終了することはできない。即ち、走行距離の超過あるいは勤務時間の超過が検出された時に、タクシー車両が存在する位置は任意の地点であるため、この地点から車両が帰着すべき帰着地点(一般的にはタクシー会社の事務所、あるいは自宅)まで車両を運転しなければならない。そのため、走行距離又は勤務時間の超過が検出された地点から帰着地点まで移動する間の走行距離又は経過時間だけ規制値をオーバーした勤務を行うことになる。
このような規制値をオーバーした勤務を防止するために、通常よりも早めに超過の警告を出力し、乗務に余裕を持たせることが考えられる。例えば、乗務距離管理用の車載器が把握している最高乗務距離を、規制値よりも所定距離(余裕分)だけ短い値に定めておくことが想定される。
従って、走行距離や勤務時間の超過が検出された地点から帰着地点まで移動する間の走行距離が前記余裕分の距離以内であれば、規制値をオーバーした勤務を防止することができる。しかしながら、特にタクシー車両の場合には、走行する道路が事前に決まっているわけではないので、走行距離又は勤務時間の超過が検出される地点も予測不可能である。また、走行距離又は勤務時間の超過が検出された地点から帰着地点まで移動する間の走行距離及び経過時間にも大きなばらつきが生じる。そのため、規制値をオーバーした勤務を防止するためには、前記余裕分の距離を大きめに定めなければならない。
しかしながら、前記余裕分の距離を大きめに定めてしまうと、実際には更に乗務を続けても規制値のオーバーが生じない状況であっても、それ以上の勤務が制限されてしまう。つまり、走行距離や勤務時間の超過を検出する動作の精度が低いので、必要以上に乗務員の勤務が制限されてしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みて為されたものであり、規制値に対する車両の走行距離や勤務時間の超過を予測するために役立つ高精度の情報を得ることが可能な車載器、乗務時間算出方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記(1)〜(8)の構成により達成される。
(1) 車両に搭載され、前記車両の運行に関連する情報を管理する車載器であって、
前記車両の現在地の位置を表す現在地情報を取得する現在地取得部と、
前記車両が帰着すべき帰着地点の位置を表す帰着地点情報を取得する帰着地点取得部と、
前記車両に乗務する乗務員に対して予め定められた最高乗務距離を表す最高乗務距離情報を含む制限情報を取得する制限情報取得部と、
前記現在地情報と、前記帰着地点情報と、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行における予測走行距離の値を算出し、前記最高乗務距離の値から現在の乗務距離の値及び前記予測走行距離の値を減算し、得られた差の値を、乗務情報の1つである、前記乗務員が乗務可能な残距離の値として算出する算出部と、
を備えること。
この車載器によれば、乗務員は現在の乗務距離が最高乗務距離を超過する前に、乗務可能な残距離の値を取得することができる。また、この残距離は、現在地から帰着地点までの間の車両の予測走行距離に基づいて算出されるので、車両の現在地に対応した正確な値が得られる。従って、乗務員は、乗務を継続すべきか否かの判断を容易に行うことができる。
(2) 上記(1)の構成の車載器であって、
前記制限情報には、前記乗務員に対して予め定められた最高乗務時間を表す最高乗務時間情報が更に含まれ、
前記算出部は、前記現在地情報と、前記帰着地点情報と、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行に要する予測走行時間の値を算出し、前記最高乗務時間の値から現在の乗務時間及び前記予測走行時間の値を減算し、得られた差の値を、前記乗務情報の他の1つである、前記乗務員が乗務可能な残時間の値として算出する、
こと。
この車載器によれば、乗務員は現在の乗務時間が最高乗務時間を超過する前に、乗務可能な残時間の値を取得することができる。また、この残時間は、現在地から帰着地点までの間の車両の予測走行時間に基づいて算出されるので、車両の現在地に対応した正確な値が得られる。従って、乗務員は、乗務を継続すべきか否かの判断を容易に行うことができる。
(3) 上記(1)又は(2)の構成の車載器であって、
前記乗務情報を出力する表示部を更に備える、
こと。
この車載器によれば、乗務員が、前記表示部の表示内容によって前記残距離の値や前記残時間の値を把握できる。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つの構成の車載器であって、
タクシーに搭載されたタクシーメータからの各種情報を受け付け可能に構成され、
前記算出部は、前記タクシーの状態が空車状態に遷移する度に、前記乗務情報を算出する、
こと。
この車載器によれば、タクシー車両における1回の運行業務(顧客の乗車から降車まで、即ち、タクシーの状態が賃走状態等に遷移してから空車状態に遷移するまで。)が終了する度に、乗務員は前記乗務情報を取得することができる。従って、1回の運行業務が終了した時点で、業務を終了するべきか、あるいは新たな顧客を乗せて運行業務を開始するべきかを判断するために前記乗務情報を役立てることができる。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれか1つの構成の車載器であって、
前記乗務情報の値に基づいて、前記乗務員が乗務を続行可能であるか否かを判定する判定部を更に備える、
こと。
この車載器によれば、乗務員は乗務を続行するか否かの判断を自分で行う必要がなく、前記判定部の判定結果に従えばよい。このため、乗務員の判断能力等の個人差とは無関係に、乗務距離や乗務時間が制限値を超過する状態を回避することができる。
(6) 車両の現在地の位置を表す現在地情報を取得する現在地情報取得ステップと、
前記車両が帰着すべき帰着地点の位置を表す帰着地点情報を取得する帰着地点情報取得ステップと、
前記車両に乗務する乗務員に対して予め定められた最高乗務距離を表す最高乗務距離情報を含む制限情報を取得する制限情報取得ステップと、
前記現在地情報と、前記帰着地点情報と、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行における予測走行距離の値を算出し、前記最高乗務距離の値から現在の乗務距離の値及び前記予測走行距離の値を減算し、得られた差の値を、乗務情報の1つである、前記乗務員が乗務可能な残距離の値として算出する算出ステップと、
を含む乗務情報算出方法。
この乗務情報算出方法によれば、現在の乗務距離が最高乗務距離を超過する前に、乗務可能な残距離の値を算出することができる。また、この残距離は、現在地から帰着地点までの間の車両の予測走行距離に基づいて算出されるので、車両の現在地に対応した正確な値が得られる。従って、例えば算出した残距離の値を乗務情報として乗務員に呈示することにより、乗務員が乗務を継続すべきか否かの判断を容易に行うことができる。
(7) 上記(6)の構成の乗務情報算出方法であって、
前記制限情報取得ステップで取得する前記制限情報には、前記乗務員に対して予め定められた最高乗務時間を表す最高乗務時間情報が更に含まれ、
前記算出ステップでは、前記現在地情報と、前記帰着地点情報と、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行に要する予測走行時間の値を算出し、前記最高乗務時間の値から現在の乗務時間及び前記予測走行時間の値を減算し、得られた差の値を、前記乗務情報の他の1つである、前記乗務員が乗務可能な残時間の値として算出する、
こと。
この乗務情報算出方法によれば、現在の乗務時間が最高乗務時間を超過する前に、乗務可能な残時間の値を取得することができる。また、この残時間は、現在地から帰着地点までの間の車両の予測走行時間に基づいて算出されるので、車両の現在地に対応した正確な値が得られる。従って、例えば算出した残時間の値を乗務情報として乗務員に呈示することにより、乗務員が乗務を継続すべきか否かの判断を容易に行うことができる。
(8) 上記(6)又は(7)の構成の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
このプログラムによれば、上記(6)又は(7)の構成の乗務時間算出方法をコンピュータに実行させることができる。
本発明の車載器、乗務時間算出方法、及びプログラムによれば、規制値に対する車両の走行距離や勤務時間の超過を予測するために役立つ高精度の情報を得ることができる。特に、タクシー車両を運行する場合のように、走行する経路が事前に定まっていない状況であっても、乗務を継続するか否かを判断する必要があるときに、乗務距離の残距離や乗務時間の残時間の情報として正確な情報が得られる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るタクシーメータ100のハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図2は、図1に示したタクシーメータ100の主要な動作を示すフローチャートである。 図3は、図1に示した表示部118の表示内容の具体例を示す図である。
本発明に係る車載器に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<装置の構成>
本実施形態に係るタクシーメータ100のハードウェアの構成例を図1に示す。本実施形態においては、タクシーに搭載された図1に示したタクシーメータ100に、本発明に係る車載器の機能を搭載した場合を想定している。なお、タクシーメータ100とは別個の独立した車載器をタクシーメータ100の近傍に配置して、当該タクシーメータ100に接続(有線接続、無線接続のいずれでも構わない。)するように構成してもよい。即ち、タクシーに搭載されたタクシーメータ100からの各種情報を受け付け可能な構成であればよい。
図1に示したタクシーメータ100は、マイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)111と、プログラム格納部112と、設定値データ格納部113と、メモリカード114と、地図データ格納部115と、時間計測部116と、操作部117と、表示部118と、車両情報格納部119と、インタフェース(I/F)120,121と、を備えている。
マイクロコンピュータ111は、後述するプログラム格納部112に格納されているプログラムを実行することにより、タクシーメータ100に必要とされる各種の機能を実現する演算部として動作する。マイクロコンピュータ111が実現する機能の中には、本発明の車載器に特有の機能も含まれている。マイクロコンピュータ111は、後述する残距離Lr及び残時間Tr(乗務情報)を算出する算出部として機能する。
プログラム格納部112は、マイクロコンピュータ111からアクセス可能な読み出し専用の半導体メモリ(ROM:Read Only Memory)により構成されている。プログラム格納部112は、マイクロコンピュータ111が実行すべきプログラムや定数等のデータを予め保持している。
設定値データ格納部113は、マイクロコンピュータ111からアクセス可能な不揮発性メモリにより構成されている。マイクロコンピュータ111は、設定値データ格納部113に対してデータの読み出し及び書き換えのアクセスを行うことができる。設定値データ格納部113は、タクシーの運賃を算出するために必要な各種データ、走行距離を算出する際に必要な係数のデータ、表示用のメッセージの内容を表すデータ、及びタクシー会社の事務所の位置(帰着地点の緯度/経度)を表すデータ(帰着地点情報)等の各種設定値のデータを保持している。即ち、設定値データ格納部113は、車両が帰着すべき帰着地点の位置を表す帰着地点情報を取得する帰着地点取得部として機能する。
メモリカード114は、マイクロコンピュータ111からアクセス可能な不揮発性メモリにより構成され、タクシーメータ100に対して着脱自在に構成されている。メモリカード114は、タクシー車両を運行する乗務員に関するデータや、車両の運行記録データを保存するために利用される。この乗務員に関するデータには、後述する図2のステップS14においてマイクロコンピュータ111が参照するLmax(乗務員に対して定められた1日の最高乗務距離)の値、及びTmax(乗務員に対して定められた1日の最高乗務時間)の値を含む制限情報が含まれている。即ち、メモリカード114は、車両に乗務する乗務員に対して予め定められた最高乗務距離を表す最高乗務距離情報、及び乗務員に対して予め定められた最高乗務時間を表す最高乗務時間情報を含む制限情報を取得する制限情報取得部として機能する。
地図データ格納部115は、マイクロコンピュータ111からアクセス可能な不揮発性メモリにより構成されている。地図データ格納部115は、該当するタクシー車両が営業運行を行う範囲内における道路地図のデータを少なくとも保持している。この道路地図のデータに関しては、一般的なカーナビゲーションシステムが利用する地図データと同等の内容を有している。即ち、ある地点から目的地まで移動する際の最適な移動経路を探索したり、探索した移動経路においてある地点から目的地まで移動する間の予想走行距離又は予想走行時間を計算したりするために利用可能な地図データが、地図データ格納部115に保持されている。
時間計測部116は、周期が一定のクロックパルスを計数することにより、現在の日時の情報を把握したり、ある時点からの経過時間を計測したりすることができる。マイクロコンピュータ111は、時間計測部116にアクセスすることにより、現在日時の情報を取得したり、時間計測の開始/停止を制御したり、計測した時間情報を取得することができる。
操作部117は、乗務員が操作可能な様々なボタンを有している。例えば、一般的なタクシーメータの操作部と同様に、「空車」、「実車」、「支払」、「合計」、「発行」等の操作可能なボタンが操作部117に含まれている。マイクロコンピュータ111は操作部117の各ボタンのオンオフ状態を監視することにより、乗務員の入力操作を受け付けることができる。
表示部118は、液晶表示器等により構成されており、運賃、走行距離、時間等の数値や所定の案内やメッセージを表す文字列を画面上に表示する機能を有している。マイクロコンピュータ111は、表示部118を制御し、表示内容を必要に応じて変更することができる。表示部118には、後述する残距離Lr及び残時間Trの値を含む乗務情報が出力される。
車両情報格納部119は、データの読み出し及び書き込みが自在なメモリ(RAM:Random Access Memory)により構成されている。マイクロコンピュータ111は、現在の車両情報のような一時的なデータを車両情報格納部119上に記憶する。例えば、現在の走行距離、現在の運賃、現在の車両位置(緯度/経度)等の最新のデータがマイクロコンピュータ111の制御により車両情報格納部119に一時的に保持される。
インタフェース120は、タクシーメータ100に位置情報取得部200を接続するために利用される。即ち、インタフェース120は位置情報取得部200との間で通信や信号処理を行う。
位置情報取得部200の代表例として、GPS(Global Positioning System)受信機を用いることができる。GPS受信機は、複数のGPS衛星から到来する電波を受信し、電波の受信時刻に基づいて計算により車両の現在位置(緯度/経度)を算出することができる。即ち、インタフェース120は、車両の現在位置の位置を表す現在地情報を取得する現在地取得部として機能する。
インタフェース121は、車両側から出力される車速パルス信号をマイクロコンピュータ111に入力するために必要な信号処理を行う。一般的な車両においては、変速機の出力軸の近傍に配置されている車速センサが前記出力軸の回動を検出し、車速パルス信号を出力する。前記出力軸が所定量回動する毎に1つのパルスが車速パルス信号に現れる。従って、マイクロコンピュータ111は入力された車速パルス信号のパルス数に基づいて、車両の走行速度及び走行距離を把握することができる。
<装置の動作>
図1に示したタクシーメータ100の主要な動作を図2に示す。図2に示した動作はマイクロコンピュータ111の処理により実現される。なお、マイクロコンピュータ111は、図2に示した特徴的な動作の他に、一般的なタクシーメータと同様の各種機能を実現するための動作も実行する。
ステップS11(状態判定ステップ)では、マイクロコンピュータ111は、タクシーメータ100を搭載している自車両(タクシー車両)の運行状態が「営業」から「空車」に遷移したか否かを識別する。マイクロコンピュータ111は、当該識別の結果、「空車」に遷移したと識別した場合には次のステップS12を実行する。
より具体的には、マイクロコンピュータ111は、タクシーメータの操作部117に備わっている各種ボタンの操作状態を監視することにより、「営業」から「空車」への遷移の有無を識別することが可能である。例えば、「営業」状態(「実車」、「支払」、「合計」等の各ボタンが押された状態)で「空車」ボタンが押された場合には、「営業」から「空車」への遷移であるとみなすことができる。つまり、顧客を乗せて営業中のタクシー車両が目的地に到着し、乗車中の顧客が降車して他の顧客に対する営業が可能な状態になると次のステップS12に進む。
ステップS12(現在地情報取得ステップ)では、マイクロコンピュータ111は、自車両の現在地における位置情報である現在地情報P0(緯度/経度)を取得する。即ち、マイクロコンピュータ111がインタフェース120を介して、位置情報取得部200から最新の位置情報を取得する。
ステップS13(帰着地点情報取得ステップ)では、マイクロコンピュータ111は、自車両が帰着すべき帰着地点であるタクシー会社の事務所の所在を表す帰着地点情報(定数、例えば緯度/経度)Phを設定値データ格納部113から取得する。
ステップS14(制限情報取得ステップ)では、マイクロコンピュータ111は、乗務員に対して定められた1日の最高乗務距離(規則により定まる定数)であるLmax、及び乗務員に対して定められた1日の最高乗務時間(規則により定まる定数)であるTmaxを含む制限情報をメモリカード114から取得する。
ステップS15(算出ステップ)では、マイクロコンピュータ111は、ステップS12で取得した現在地の現在地情報P0と、ステップS13で取得した帰着地点情報Phに基づき、予測走行距離Lp及び予測走行時間Tpを算出する。具体的には、以下に示すようなステップS131〜S133の処理を実行する。
(S131:図示せず)ステップS131では、マイクロコンピュータ111は、現在地情報P0の現在位置から帰着地点情報Phの事務所位置までの自車両の望ましい予定走行経路を、地図データ格納部115上の地図データを利用して探索する。この探索処理については、一般的なカーナビゲーションシステムと同様のアルゴリズムを利用することができる。
(S132:図示せず)ステップS132では、マイクロコンピュータ111は、探索した上記の予定走行経路を利用して、現在位置(P0)から事務所位置(Ph)まで自車両が移動する場合の走行距離を、予測走行距離Lpとして算出する。即ち、地図データを利用することにより、予定走行経路から予測走行距離Lpを算出する。
(S133:図示せず)ステップS133では、マイクロコンピュータ111は、算出した上記の予測走行距離Lpと予測走行速度Vpとに基づいて、予測走行時間Tpを算出する。予測走行速度Vpについては、例えば事前に定めた定数(例えば40km/h)を採用することができる。また、例えば過去所定時間内における自車両の平均走行速度を計算し、その結果を予測走行速度Vpとして利用することも考えられる。
ステップS16(算出ステップ)では、マイクロコンピュータ111は、残距離Lr及び残時間Trを算出する。具体的には、以下に示す(数1),(数2)の計算式を用いて算出する。
(数1)
Lr=Lmax−L1−Lp
(数2)
Tr=Tmax−T1−Tp
ここで、Lmaxは乗務員に対し定められた1日の最高乗務距離(規則により定まる定数)、L1は当日における乗務開始時から現在までの車両の総走行距離、LpはステップS15で得られた予測走行距離、Tmaxは乗務員に対し定められた1日の最高乗務時間(規則により定まる定数)、T1は当日における乗務開始時から現在までの経過時間、TpはステップS15で得られた予測走行時間である。
なお、総走行距離L1については、例えば自車両がタクシー会社の事務所を出発する際に、メモリカード114がタクシーメータ100に装着されたことを検知した時を基準として算出することができる。即ち、メモリカード114が装着されてから現在までの当日における車両の走行距離を、入力された車速パルスのパルス数から算出することができる。乗務時間T1についても、メモリカード114が装着されてから現在までの当日における経過時間を、時間計測部116の計測した時間に基づいて取得することができる。
ステップS17(乗務情報出力ステップ)では、マイクロコンピュータ111は、ステップS14で算出した残距離Lr及び残時間Trの情報を、表示部118の画面上に出力する。ステップS17の処理が実行されることにより、例えば図3に示すような情報が画面上に表示される。図3に示す表示例においては、「現在位置から帰庫間の距離/時間を含めて」の文字列によるメッセージと共に、当該メッセージの下方に残距離Lrがxとして表示され、残時間Trがyとして併せて表示されている。
ステップS18(終了判定ステップ)では、マイクロコンピュータ111は、自車両の当日の運行業務が終了したか否かを識別する。実際には、所定のボタン押下を検出した場合に、これを終了操作とみなして運行業務終了と識別する。当日の運行業務がまだ終了していなければ再度ステップS11に戻って上述の処理を繰り返す。当日の運行業務が終了した場合は、図2に示した処理を終了する。
<残距離Lr及び残時間Trの説明>
前述のように、ステップS15で表示される残距離Lrは(数1)の式から算出される。従って、残距離Lrが表示された時点から、更にLrの距離だけ営業走行した後で営業を終了したとしても、最高乗務距離Lmaxを超過することなく帰着地点である事務所まで自車両の走行により戻ることができる。
また、ステップS17で表示される残時間Trは、(数2)の式から算出される。従って、残時間Trが表示された時点から、更にTrの時間を経過するまで営業走行した後で営業を終了したとしても、最高乗務時間Tmaxを超過することなく帰着地点である事務所まで自車両の走行により戻ることができる。
つまり、残距離Lr及び残時間Trの情報が表示された時点で、乗務員はあとどれだけ当日の営業を続けることができるのかを、表示された残距離Lr及び残時間Trの数値により正確に把握することができる。そのため、乗務員は営業を続けるか否かを容易に判断することができ、乗務距離や乗務時間が最高値を超過するのを未然に防止できる。しかも、超過する直前まで、営業を継続することが可能になる。
例えば、残距離Lrが小さくなった場合には、乗務員は、事前に次に乗せる予定の顧客の目的地を聞き、その目的地が現在地から距離が近い場合に限り、営業を継続するように判断することも可能である。また、例えば残時間Trが小さくなった場合には、乗務員は、距離だけでなく現在地近傍における道路の通行量や渋滞の有無等を考慮し、短時間で目的にまでたどり着ける場合に限り、営業を継続するように判断することも可能である。
以下では、本実施形態に係るタクシーメータ100、タクシーメータ100が利用する乗務情報算出方法、及びタクシーメータ100において実行されるプログラムの作用及び効果について説明する。
図1及び図2に示したように、本実施形態に係るタクシーメータ(車載器)100は、車両に搭載され、前記車両の運行に関連する情報を管理する。また、このタクシーメータ100は、前記車両の現在地の位置を表す現在地情報P0を取得するインタフェース(現在地取得部)120と、前記車両が帰着すべき帰着地点の位置を表す帰着地点情報Phを取得する設定値データ格納部(帰着地点取得部)113と、前記車両に乗務する乗務員に対して予め定められた最高乗務距離Lmaxを表す最高乗務距離情報を含む制限情報を取得するメモリカード(制限情報取得部)114と、前記現在地情報P0と、前記帰着地点情報Phと、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行における予測走行距離Lpの値を算出し、前記最高乗務距離Lmaxの値から現在の乗務距離L1の値及び前記予測走行距離Lpの値を減算し、得られた差の値を、乗務情報の1つである、前記乗務員が乗務可能な残距離の値Lrとして算出するマイクロコンピュータ(算出部)111と、を備えている。
これにより、乗務員は現在の乗務距離L1が最高乗務距離Lmaxを超過する前に、乗務可能な残距離Lrの値を取得することができる。また、この残距離Lrは、現在地から帰着地点までの間の車両の予測走行距離Lpに基づいて算出されるので、車両の現在地に対応した正確な値が得られる。従って、乗務員は、乗務を継続すべきか否かの判断を容易に行うことができる。
この結果、本実施形態に係るタクシーメータ100によれば、規制値に対する車両の走行距離や勤務時間の超過を予測するために役立つ高精度の情報を得ることが可能な車載器を提供できる。
また、本実施形態に係るタクシーメータ100では、前記制限情報には、前記乗務員に対して予め定められた最高乗務時間Tmaxを表す最高乗務時間情報が更に含まれ、前記マイクロコンピュータ111は、前記現在地情報P0と、前記帰着地点情報Phと、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行に要する予測走行時間Tpの値を算出し、前記最高乗務時間Tmaxの値から現在の乗務時間T1及び前記予測走行時間Tpの値を減算し、得られた差の値を、前記乗務情報の他の1つである、前記乗務員が乗務可能な残時間Trの値として算出する。
これにより、乗務員は現在の乗務時間T1が最高乗務時間Tmaxを超過する前に、乗務可能な残時間Trの値を取得することができる。また、この残時間Trは、現在地から帰着地点までの間の車両の予測走行時間Tpに基づいて算出されるので、車両の現在地に対応した正確な値が得られる。従って、乗務員は、乗務を継続すべきか否かの判断を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係るタクシーメータ100は、前記乗務情報を出力する表示部118を更に備える。
これにより、乗務員が、前記表示部の表示内容によって前記残距離の値や前記残時間の値を把握できる。
また、本実施形態に係るタクシーメータ100は、本発明に係る車載器の機能が内蔵され、マイクロコンピュータ111は、前記タクシーの状態が空車状態に遷移する度に、前記乗務情報を算出する。
これにより、タクシー車両における1回の運行業務(顧客の乗車から降車まで、即ち、タクシーの状態が賃走状態等に遷移してから空車状態に遷移するまで。)が終了する度に、乗務員は前記乗務情報を取得することができる。従って、1回の運行業務が終了した時点で、業務を終了するべきか、あるいは新たな顧客を乗せて運行業務を開始するべきかを判断するために前記乗務情報を役立てることができる。
また、本実施形態に係るタクシーメータ100では、車両の現在地の位置を表す現在地情報P0を取得する現在地情報取得ステップ(ステップS12)と、前記車両が帰着すべき帰着地点の位置を表す帰着地点情報Phを取得する帰着地点情報取得ステップ(ステップS13)と、前記車両に乗務する乗務員に対して予め定められた最高乗務距離Lmaxを表す最高乗務距離情報を含む制限情報を取得する制限情報取得ステップ(ステップS14)と、前記現在地情報P0と、前記帰着地点情報Phと、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行における予測走行距離Lpの値を算出し、前記最高乗務距離Lmaxの値から現在の乗務距離L1の値及び前記予測走行距離Lpの値を減算し、得られた差の値を、乗務情報の1つである、前記乗務員が乗務可能な残距離の値Lrとして算出する算出ステップ(ステップS15,S16)と、を含む乗務情報算出方法が実施される。
これにより、現在の乗務距離L1が最高乗務距離Lmaxを超過する前に、乗務可能な残距離Lrの値を取得することができる。また、この残距離Lrは、現在地から帰着地点までの間の車両の予測走行距離Lpに基づいて算出されるので、車両の現在地に対応した正確な値が得られる。
また、本実施形態に係るタクシーメータ100では、前記制限情報取得ステップで取得する前記制限情報には、前記乗務員に対して予め定められた最高乗務時間Tmaxを表す最高乗務時間情報が更に含まれ、前記算出ステップ(ステップS15,S16)では、前記現在地情報P0と、前記帰着地点情報Phと、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行に要する予測走行時間Tpの値を算出し、前記最高乗務時間Tmaxの値から現在の乗務時間T1及び前記予測走行時間Tpの値を減算し、得られた差の値を、前記乗務情報の他の1つである、前記乗務員が乗務可能な残時間Trの値として算出する乗務情報算出方法が実施される。
これにより、現在の乗務時間T1が最高乗務時間Tmaxを超過する前に、乗務可能な残時間Trの値を取得することができる。また、この残時間Trは、現在地から帰着地点までの間の車両の予測走行時間Tpに基づいて算出されるので、車両の現在地に対応した正確な値が得られる。
また、本実施形態に係るタクシーメータ100では、これらの乗務情報算出方法をマイクロコンピュータ111に実行させるためのプログラムがプログラム格納部112に格納されている。
これにより、上記乗務情報算出方法をマイクロコンピュータ111に実行させることができる。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、本実施形態に係る乗務情報算出方法は、図2に示すフローチャートに示した各処理に加えて、ステップS17で算出した乗務情報である前記残距離Lr及び残時間Trの値に基づいて、乗務員が乗務を続行可能であるか否かを判定する続行可能判定ステップを更に備えてもよい。即ち、本実施形態に係るタクシーメータ100は、乗務情報である前記残距離Lr及び残時間Trの値に基づいて、乗務員が乗務を続行可能であるか否かを判定する判定部を更に備えていてもよい。
例えば、距離の閾値Lth及び時間の閾値Tthを事前に定め、判定部が「Lr>Lthであるか否か」及び「Tr>Tthであるか否か」の比較処理を行い、双方の比較結果が同時に真の場合にのみ「続行可能」と識別するように処理すればよい。この場合、「続行可能」の識別結果と共に前記残距離Lr及び残時間Trの値を表示すれば、乗務員は実際に営業を続行するか否かをより適切に判断可能になる。また、判定部の識別結果を優先し、この識別結果が「続行可能」でない時には、警報を出力したり、乗務員が営業を続行できないように「賃走(実車)」ボタンの入力操作の受付を自動的に停止するように制御してもよい。また、前記閾値Lth、Tthについては、過去所定期間(例えば1ヶ月)の営業実績に基づき、例えば1営業毎の走行距離及び走行時間の最大値や平均値等を利用して計算により決定することも可能である。
当該判定部としては、マイクロコンピュータ111を利用することができるし、マイクロコンピュータ111とは別の演算部に当該判定部の機能を持たせることもできる。
このような判定部を備えるタクシーメータ100によれば、乗務員は乗務を続行するか否かの判断を自分で行う必要がなく、前記判定部の判定結果に従えばよい。このため、乗務員の判断能力等の個人差とは無関係に、乗務距離や乗務時間が制限値を超過する状態を回避することができる。
また、上述の実施形態では、本発明に係る車載器の機能をタクシーメータ100に搭載しているが、タクシーメータ以外の車載器に搭載してもよい。例えば、デジタルタコグラフ、ドライブレコーダ、カーナビゲーション装置等の車載器に当該機能を搭載することもできる。また、車載器が管理する乗務員の最高乗務距離や最高乗務時間については、運転者に限らず、例えば添乗員の労務管理を行うために利用することも想定できる。
また、上述の実施形態では、帰着地点情報は設定値データ格納部113に格納され、制限情報はメモリカード114に格納される構成としたが、これらの各種係数や設定値等のパラメータについては、タクシーメータ100に内蔵された読み出し専用メモリ(例えば、EEPROM(Electorically Erasable Programmable Read Only Memory))上に定数として予め書き込んでおく構成としてもよい。また、テレマティクス装置のような無線通信機能を搭載している場合には、車両外部のネットワーク上にあるサーバや事務所内の管理装置から通信により、これらパラメータのデータをタクシーメータ100に転送する構成としてもよい。この場合には、当該通信を実現するための通信インタフェースが、帰着地点取得部や制限情報取得部として機能する。
また、図1に示した位置情報取得部200については、GPS受信機以外の装置を利用することも可能である。例えば、テレマティクス装置のような無線通信機能を搭載している場合には、車両に最も近い位置に存在する無線基地局の位置情報を車両の現在位置とみなして利用することもできるし、複数の無線基地局の位置関係と電波の伝搬状況とに基づいて車両の現在位置を計算することも可能である。
また、例えば、図1に示したタクシーメータ100とカーナビゲーション装置とが連携して動作するように制御することもできる。具体例としては、乗務員が当日の営業を終了して事務所に帰庫する際に、ステップS15で予測走行距離Lp及び予測走行時間Tpを算出する際に利用した現在地から事務所位置までの「予定走行経路」の情報をカーナビゲーション装置に与えて、ナビゲーション機能を実行することが想定される。これにより、前記「予定走行経路」と同じ経路を通って自車両が事務所に帰庫することになり、予測値であるLp、Tpと実際の走行状況との間に生じる誤差を減らすことが可能になる。
100 タクシーメータ
111 マイクロコンピュータ(算出部)
112 プログラム格納部
113 設定値データ格納部(帰着地点取得部)
114 メモリカード(制限情報取得部)
115 地図データ格納部
116 時間計測部
117 操作部
118 表示部
119 車両情報格納部
120 インタフェース(現在地取得部)
121 インタフェース
200 位置情報取得部
Lr 残距離(乗務情報)
Tr 残時間(乗務情報)
Lmax 1日の最高乗務距離(制限情報)
Tmax 1日の最高乗務時間(制限情報)
L1 現在の乗務距離
T1 現在の乗務時間
Lp 予測走行距離
Tp 予測走行時間

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、前記車両の運行に関連する情報を管理する車載器であって、
    前記車両の現在地の位置を表す現在地情報を取得する現在地取得部と、
    前記車両が帰着すべき帰着地点の位置を表す帰着地点情報を取得する帰着地点取得部と、
    前記車両に乗務する乗務員に対して予め定められた最高乗務距離を表す最高乗務距離情報を含む制限情報を取得する制限情報取得部と、
    前記現在地情報と、前記帰着地点情報と、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行における予測走行距離の値を算出し、前記最高乗務距離の値から現在の乗務距離の値及び前記予測走行距離の値を減算し、得られた差の値を、乗務情報の1つである、前記乗務員が乗務可能な残距離の値として算出する算出部と、
    を備えることを特徴とする車載器。
  2. 前記制限情報には、前記乗務員に対して予め定められた最高乗務時間を表す最高乗務時間情報が更に含まれ、
    前記算出部は、前記現在地情報と、前記帰着地点情報と、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行に要する予測走行時間の値を算出し、前記最高乗務時間の値から現在の乗務時間及び前記予測走行時間の値を減算し、得られた差の値を、前記乗務情報の他の1つである、前記乗務員が乗務可能な残時間の値として算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載器。
  3. 前記乗務情報を出力する表示部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載器。
  4. タクシーに搭載されたタクシーメータからの各種情報を受け付け可能に構成され、
    前記算出部は、前記タクシーの状態が空車状態に遷移する度に、前記乗務情報を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車載器。
  5. 前記乗務情報の値に基づいて、前記乗務員が乗務を続行可能であるか否かを判定する判定部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車載器。
  6. 車両の現在地の位置を表す現在地情報を取得する現在地情報取得ステップと、
    前記車両が帰着すべき帰着地点の位置を表す帰着地点情報を取得する帰着地点情報取得ステップと、
    前記車両に乗務する乗務員に対して予め定められた最高乗務距離を表す最高乗務距離情報を含む制限情報を取得する制限情報取得ステップと、
    前記現在地情報と、前記帰着地点情報と、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行における予測走行距離の値を算出し、前記最高乗務距離の値から現在の乗務距離の値及び前記予測走行距離の値を減算し、得られた差の値を、乗務情報の1つである、前記乗務員が乗務可能な残距離の値として算出する算出ステップと、
    を含むことを特徴とする乗務情報算出方法。
  7. 前記制限情報取得ステップで取得する前記制限情報には、前記乗務員に対して予め定められた最高乗務時間を表す最高乗務時間情報が更に含まれ、
    前記算出ステップでは、前記現在地情報と、前記帰着地点情報と、に基づいて、前記現在地から前記帰着地点までの前記車両の走行に要する予測走行時間の値を算出し、前記最高乗務時間の値から現在の乗務時間及び前記予測走行時間の値を減算し、得られた差の値を、前記乗務情報の他の1つである、前記乗務員が乗務可能な残時間の値として算出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の乗務情報算出方法。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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