JP2014095420A - 軸部材の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱膨張係数の差異に起因して連結部に生じる熱応力や、緩み・ガタ等が発生することのない接続構造を提供する。
【解決手段】第1の軸部材11と第2の軸部材12を軸方向に連結するための接続構造10であって、第1の軸部材11と第2の軸部材12の熱膨張係数が異なり、第1の軸部材11の中空部分と第2の軸部材12の突起部分とは嵌合し、嵌合した第1の軸部材11の中空部分と第2の軸部材の突起部分12を、軸方向とは直交する方向に貫通する貫通孔が備えられ、貫通孔には、せん断ピン13が嵌合挿入され、第1の軸部材11の中空部分の端面側には円錐面11bが設けられ、第2の軸部材12の突起部分の基端側には円錐面12bが設けられ、第1の軸部材11の円錐面11bと第2の軸部材12の円錐面12bとが当接している構成の接続構造10とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、2つの軸部材を軸方向に連結するための接続構造に関する。 更に詳細には、熱膨張係数が異なる2つの軸部材を軸方向に連結するための接続構造であって、熱膨張係数の差異に起因して連結部に生じる熱応力や、緩み・ガタ等が発生することのない接続構造に関する。
高温炉内で、回転運動を伝達したり、種々の荷重を伝達するために使用される軸部材のような構造部材であって、2以上の軸部材を軸方向に接続して使用すると共に、接続する軸部材の材料が異なるような場合には、接続された軸部材の間で緩みが生じたり、あるいは接続された軸部材の間で過度の応力が発生したりする場合がある。
このように、接続された軸部材の間で緩み・ガタ等が生じたり、あるいは接続された軸部材の間で過度の応力が発生したりするのは、接続する軸部材の材料が異なり、その結果接続する軸部材の材料の熱膨張係数が異なる場合である。
このような問題を避けるため、軸部材を1種類の材料で構成することが望ましいが、高温炉内の温度が高い場合には、通常耐熱鋼等の材料を使用することはできず、炉内で使用される軸部材には特殊な耐熱材料(例えば、セラミックス材料やカーボン/カーボンコンポジット材など)を使い、これに接続され炉外に伸びる軸部材には鋼などの通常の金属材料を使用することが避けられないケースがある。
そして、上述したような接続された軸部材の間で緩み・ガタ等が生じたり、あるいは接続された軸部材の間で過度の応力が発生したりすると、軸部材の接続部で機械振動が生じたり、あるいは、接続部で軸部材が破壊してしまったりというトラブルが発生する。
本発明は以上述べたような背景技術を鑑みなされたものであり、熱膨張係数が異なる2つの軸部材を軸方向に連結するための接続構造であって、熱膨張係数の差異に起因して連結部に生じる熱応力や、緩み・ガタ等が発生することのない接続構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載する発明では、第1の軸部材と第2の軸部材を軸方向に連結するための接続構造であって、第1の軸部材と第2の軸部材の熱膨張係数が異なり、第1の軸部材の端部には中空部分が設けられ、第2の軸部材の端部には突起部分が設けられ、第1の軸部材の中空部分と第2の軸部材の突起部分とは嵌合し、嵌合した第1の軸部材の中空部分と第2の軸部材の突起部分を、軸方向とは直交する方向に貫通する貫通孔が備えられ、貫通穴には、せん断ピンが嵌合挿入され、第1の軸部材の中空部分の端面側には円錐面が設けられ、第2の軸部材の突起部分の基端側には円錐面が設けられ、第1の軸部材の円錐面と第2の軸部材の円錐面とが当接している構成の接続構造とした。
また、請求項2に記載する発明では、請求項1に記載の接続構造において、(1) 第1の軸部材の端面から貫通穴中心までの距離をLとし、(2) 第1の軸部材の端面における中空部分の内半径をrfとし、(3) 第2の軸部材の基端部の外半径をrmとし、(4) 第1の軸部材の円錐面の半頂角をαfとし、(5) 第2の軸部材の円錐面の半頂角をαmとすると、
の関係を満たす円錐面を有する構成の接続構造とした。
更に、請求項3に記載する発明では、第1の軸部材と第2の軸部材を軸方向に連結するための接続構造であって、第1の軸部材と第2の軸部材の熱膨張係数が異なり、第1の軸部材には中空部分が設けられ、第2の軸部材の端部には突起部分が設けられ、当該突起部分の先端部にはオネジ部分が備えられ、第1の軸部材の中空部分と第2の軸部材の突起部分とは嵌合し、嵌合した第1の軸部材のオネジ部分にはナットが螺合すると共に、ナットの座面は第1の軸部材の端面を押圧し、第1の軸部材の中空部分には円錐面が設けられ、第2の軸部材の突起部分の基端側には円錐面が設けられ、第1の軸部材の円錐面と第2の軸部材の円錐面とが当接している構成の接続構造とした。
また、請求項4に記載する発明では、請求項3に記載の接続構造において、(1) 前記第2の軸部材の円錐面の肩部から円錐面の頂点までの距離をLとし、(2) 前記第1の軸部材の円錐面の内半径をrfとし、(3) 前記第2の軸部材の円錐面の肩部外半径をrmとし、(4) 前記第1の軸部材の円錐面の半頂角をαfとし、(5) 前記第2の軸部材の円錐面の半頂角をαmとし、(6) 前記第1の軸部材12円錐面の内半径rfは、第2の軸部材の円錐面の肩部外半径をrmであると定義した場合に、
の関係を満たす円錐面を有する構成の接続構造とした。
また、請求項5に記載する発明では、請求項1乃至4に記載の接続構造において、第1の軸部材の中空部分の一部は、円筒形状部分を成し、第2の軸部材の突起部分の一部は、円柱形状部分を成し、円筒形状部分に、円柱形状部分が挿入される構成の接続構造とした。
更に、請求項6に記載する発明では、請求項1乃至5のいずれかに記載の接続構造において、第1の軸部材の円筒形状部分と第2の軸部材の円柱形状部分との嵌合面に、少なくとも1つのトルク伝達要素を設けた構成の接続構造とした。
また、請求項7に記載する発明では、請求項1乃至6のいずれかに記載の接続構造において、第1の軸部材に使用する材料および第2の軸部材に使用する材料の組み合わせは、金属材料とカーボン/カーボンコンポジット材の組み合わせ、あるいは金属材料とセラミック材との組み合わせである構成の接続構造とした。
以上述べたような発明の構成とすることにより、高温炉内で、回転運動を伝達したり、種々の荷重を伝達するために使用される接続構造であって、2以上の軸部材を軸方向に接続して使用すると共に、接続する軸部材の材料が異なるような場合であっても、接続された軸部材の間で緩みが生じたり、あるいは接続された軸部材の間で過度の応力が発生したりすることがない接続構造とすることができる。
本発明の第1の実施例に係る接続構造を示したものであって、接続構造を分解した状態を示したものである。 本発明の第1の実施例に係る接続構造を示したものであって、接続構造を組立てた状態を示したものである。 本発明の第1の実施例の変形例に係る接続構造を示したものである。 本発明の第1の実施例に係る接続構造の寸法諸元を示したものである。 本発明の第2の実施例に係る接続構造を示したものであって、接続構造を分解した状態を示したものである。 本発明の第2の実施例に係る接続構造を示したものであって、接続構造を組立てた状態を示したものである。 本発明の第2の実施例に係る接続構造の寸法諸元を示したものである。
図に基き、本発明を実施するための形態を説明する。 図1および図2は、本発明の第1の実施例に係る接続構造10を示したものであって、図1は接続構造を分解した状態を示したものであり、図2は接続構造を組立てた状態を示したものである。 この接続構造10は、第1の軸部材11と、第2の軸部材12と、せん断ピン13から構成されている。
なお、ここで、軸部材とは、動力や運動(直線運動や回転運動)を伝達するために使用される部材の総称として使用するものであり、形状が「細長い棒状」の部材に限定されるものではない。
第1の軸部材11の端部には、中空部分11aが設けられ、この中空部分11aの端面側(図1及び図2では右側)には円錐面11bが設けられている。 また、第1の軸部材11の中空部分11aであって、円錐面11bの左側には円筒形状部分11cを設けるようにしても良い。
同様に、第2の軸部材12の端部には、突起部分12aが設けられ、この突起部分12aの基端側(図1及び図2では右側)には円錐面12bが設けられている。 また、第2の軸部材12の突起部分12aであって、円錐面12bの左側(第2の軸部材12の先端側)には円柱形状部分12cを設けるようにしても良い。
そして、第1の軸部材11の中空部分11aには、第2の軸部材12の突起部分12aが挿入され互いに嵌合するようになっており、第1の軸部材11の中空部分11aに設けた円錐面11bは、第2の軸部材12の突起部分12aに設けられた円錐面12bに当接するようになっている(図2参照)。
また、第1の軸部材11の中空部分11aに設けた円筒形状部分11cには、第2の軸部材12の突起部分12aに設けられた円柱形状部分12cが挿入される(図2参照)。
そして、第1の軸部材11の中空部分11aと、第2の軸部材12の突起部分12aには、軸方向とは直交する方向であって、軸芯が共通する貫通孔11d、12dが設けられており、この貫通孔11d、12dにはせん断ピン13が挿入されている(図2参照)。
ここで、第1の軸部材11の中空部分11aに設けた円筒形状部分11cと第2の軸部材12の突起部分12aに設けられた円柱形状部分12cとの間の嵌め合い、および貫通孔11d、12dとせん断ピン13の嵌め合いについては、部材間の熱膨張係数の相違に起因する熱応力が過大にならない程度の隙間が生じるような公差を設定しても良い。
このような接続構造を高温炉に適用する場合には、例えば第1の軸部材11を炉外に配置した駆動源に接続し、第2の軸部材12を炉内に配置し、炉外から炉内へ、運動(直進運動や回転運動等)、あるいは外力(トルク、軸力、モーメント等)を伝達させるようにしても良いし、第1の軸部材11と第2の軸部材12を入れ替えて配置するようにしても良い。
なお、接続部材をこのように高温炉に適用する場合には、炉外に配置する軸部材にはステンレス鋼のような比較的耐熱性のある鋼を使用し、炉内に配置する軸部材には、セラミックス材料やカーボン/カーボンコンポジット材などの耐熱性の極めて優れた材料を使用しても良い。
このように、第1の軸部材11と第2の軸部材12に異なる材料を使用し、各材料の熱膨張係数が異なるような場合であって、環境温度が大きく変化する環境下で使用する場合でも、上述したように、第1の軸部材11と第2の軸部材12をせん断ピン13を介して連結すると共に、第1の軸部材11の中空部分11aに設けた円錐面11bと第2の軸部材12の突起部分12aに設けられた円錐面12bとを当接させて第1の軸部材11と第2の軸部材12を接続させることにより、第1の軸部材11と第2の軸部材12の熱膨張差は、円錐面11bと円錐面12bの間の境界面での相対的な動き(ズレ)によって吸収されるようになっている。 この点については、後で詳細に説明する。
従って、第1の軸部材11と第2の軸部材12の接続部に、例えば数百℃の温度変化が生じたとしても、接続された軸部材の間で緩み・ガタ等が生じたり、あるいは接続された軸部材の間で過度の応力((熱応力)が発生したりすることはない。
なお、炉外から炉内へ伝達するトルクが大きい場合には、図3に示すように第1の軸部材11と第2の軸部材12の間に、少なくとも1つのトルク伝達要素、例えばキー14を設置するようにしても良い。
図4は、本発明に係る接続構造の寸法諸元を示したものである。 本発明に係る接続構造10では、第1の軸部材11の中空部分11aと、第2の軸部材12の突起部分12aに設けられたせん断ピン13と、互いに当接した第1の軸部材11の中空部分11aに設けた円錐面11bと第2の軸部材12の突起部分12aに設けられた円錐面12bによって、第1の軸部材11と第2の軸部材12の間で、運動(直進運動や回転運動等)および外力(トルク、軸力、モーメント等)が伝達されるようになっている。
従って、円錐面11b、12bの頂点が、せん断ピン13と第1の軸部材11および第2の軸部材12との接触面上の1つの点“O”で交わるようになっていれば、第1の軸部材11と第2の軸部材12の材料が異なり、それぞれの熱膨張係数が異なる場合であって、第1の軸部材11と第2の軸部材12の接合構造部分の温度が変化したとしても、点“O”からの円錐面11b、12bまでの距離は変動するものの、構造全体の変形は点“O”を基点とする相似変形であるから、その変動は、点“O”から円錐面11b、12bに沿って半径方向に変動するだけであるから、円錐面11b、12bの接触状態は常に一定である。
第1の軸部材11と第2の軸部材12の接合構造部分の温度が変化したとしても、接続された軸部材の間で緩みが生じたり、あるいは接続された軸部材の間で過度の応力が発生したりすることがない。
ここで説明したように、円錐面11b、12bの頂点が、せん断ピン13と第1の軸部材11および第2の軸部材12との接触面上の1つの点“O”で交わるようになっていれば、第1の軸部材11と第2の軸部材12の材料が異なり、それぞれの熱膨張係数が異なる場合であって、第1の軸部材11と第2の軸部材12の接合構造部分の温度が変化したとしても、理論的には、接続された第1および第2の軸部材11、12の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがない。
しかしながら、実際の構造物においては、円錐面11b、12bの頂点が、せん断ピン13と第1の軸部材11および第2の軸部材12との接触面上の1つの点“O”で交わるようになっていなくとも、所定の条件の範囲内であれば、現実的には接続された第1および第2の軸部材11、12の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがなく、実用上何ら問題ないことを発明者らは見出した。
これは、第1の軸部材11と第2の軸部材12と接続した場合に、第1の軸部材11と第2の軸部材12の円錐面11b、12bや、せん断ピン13と第1の軸部材11および第2の軸部材12との接触面が弾性変形し、この弾性変形によって、接続された第1および第2の軸部材11、12の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがないものと考えられる。
そこで、第1の軸部材11と第2の軸部材12の円錐面11b、12bの円錐角がどのような範囲であれば、接続された第1および第2の軸部材11、12の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがないかを試験によって確認した。 以下、試験結果について説明する。
まず、図4の接続構造の寸法諸元に示すように、第1の軸部材11の端面から貫通穴中心までの距離をLとし、第1の軸部材11の端面における中空部分11aの内半径をrfとし、第2の軸部材12の基端部の外半径をrmとし、第1の軸部材11の円錐面11bの半頂角をαfとし、第2の軸部材12の円錐面12bの半頂角をαmと定義する。
ここで、第2の軸部材12の基端部の外半径rmは、嵌合後における第1の軸部材11の端面位置における第2の軸部材12の円錐面12bの外半径であると定義する。
第1の軸部材11と、第2の軸部材12の材質をそれぞれSUS304材、カーボン/カーボンコンポジット材とし、
第1の軸部材11の円錐面11bのtanαfが[rf /(L*1/2)]、[rf /(L*1/1)]、 [rf
/(L*3/2)]となるように加工した第1の軸部材11と、
第2の軸部材12の円錐面12bのtanαmが[rm /(L*1/2)]、[rm /(L*1/1)]、 [rm
/(L*3/2)]となるように加工した第2の軸部材12と、を準備し、
これらの第1の軸部材11と第2の軸部材12とを組み合わせ、貫通孔11d、12dを加工すると共に、この貫通孔11d、12dにせん断ピン13を挿入して第1の軸部材11と第2の軸部材12とを組立てた。
組立てた第1の軸部材11と第2の軸部材12の接続構造部分を高温炉の中へ入れ、400℃〜500℃まで加熱すると共に、運動(直進運動と回転運動)および外力(トルク、軸力、モーメント)を伝達させて、接続された第1および第2の軸部材11、12の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがないかを確認したところ、上記のtanαfおよびtanαmの異なる第1の軸部材11と第2の軸部材12のいずれの組み合わせにおいても、接続された第1および第2の軸部材11、12の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがない(即ち、部材の破損が生じない)ことを確認した。
次に、第1の軸部材11と、第2の軸部材12の材質を入れ替え、第1の軸部材11の材質をカーボン/カーボンコンポジット材、第2軸部材12の材質をSUS304材として、上記と同様な試験を行った所、tanαfおよびtanαmの異なる第1の軸部材11と第2の軸部材12のいずれの組み合わせにおいても、接続された第1および第2の軸部材11、12の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがない(即ち、部材の破損が生じない)ことを確認した。
以上の試験結果から、少なくとも、tanαfおよびtanαmが以下の条件を満たす限りは、接続された第1および第2の軸部材11、12の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがない(即ち、部材の破損が生じない)ということが言える。
即ち、
ここで使用したSUS304材、カーボン/カーボンコンポジット材の熱膨張係数は、以下の通りである。
SUS304材: 18x10−61/℃
カーボン/カーボンコンポジット材の繊維配向方向: 1x10−61/℃
繊維と直角方向: 10x10−61/℃
次に、本発明の第2の実施例について説明する。 図5および図6は、本発明の第2の実施例に係る接続構造20を示したものであって、図5は接続構造を分解した状態を示したものであり、図6は接続構造を組立てた状態を示したものである。 この接続構造20は、第1の軸部材21と、第2の軸部材22と、ナット15から構成されている。 第2の実施例に係る接続構造20における第1の軸部材は、例えば、ボス部の外周に複数のフィンが配置された炉内ファンの如き構造物を想定したものであるが、このような構造物に限定されるものではなく、軸部材としては、動力や運動(直線運動や回転運動)を伝達するために使用される幅広い部材が該当する。
第1の軸部材21には、中空部分21aが設けられ、この中空部分21aの一端側(図5及び図6では右側)には円錐面21bが設けられている。 また、第1の軸部材21の中空部分21aであって、円錐面21bの左側には円筒形状部分21cを設けるようにしても良い。
同様に、第2の軸部材22の端部には、突起部分22aが設けられ、この突起部分22aの基端側(図5及び図6では右側)には円錐面2bが設けられており、円錐面の右側端部(第2の軸部材の右側円筒部との接続部分)は肩部を形成している。 また、第2の軸部材22の突起部分22aであって、円錐面22bの左側(第2の軸部材22の先端側)には円柱形状部分22cを設けるようにしても良い。
そして、第2の軸部材22の突起部分22a先端側(円柱形状部分22c)には、オネジ部分22eが設けられている。 また、第1の軸部材21の中空部分21aには、第2の軸部材22の突起部分22aが挿入され互いに嵌合するようになっており、第1の軸部材21の中空部分21aに設けた円錐面21bは、第2の軸部材22の突起部分22aに設けられた円錐面22bに当接するようになっている(図6参照)。
また、第1の軸部材21の中空部分21aに設けた円筒形状部分21cには、第2の軸部材22の突起部分22aに設けられた円柱形状部分22cが挿入される(図6参照)。
そして、第1の軸部材21の中空部分21aに、第2の軸部材22の突起部分22aが挿入され互いに嵌合させた後、第1の軸部材21から突起した第2の軸部材22の突起部分22a先端側に設けたオネジ部分22eには、ナット15が螺合される。 このナット15を締めることにより、ナット15の座面は、第1の軸部材21の左側端面を押圧し、第1の軸部材21の円錐面21bと第2の軸部材22の円錐面22bが互いに当接するようになっている(図6参照)。
ここで、第1の軸部材21の中空部分21aに設けた円筒形状部分21cと第2の軸部材22の突起部分22aに設けられた円柱形状部分22cとの間の嵌め合いについては、部材間の熱膨張係数の相違に起因する熱応力が過大にならない程度の隙間が生じるような公差を設定しても良い。
このような接続構造を高温炉に適用する場合には、例えば第2の軸部材21を炉外に配置した駆動用モーターに接続し、第1の軸部材22(例えば炉内ファン)を炉内に配置し、炉外から炉内へ回転運動を伝達させるようにしても良い。
なお、接続部材をこのように高温炉に適用する場合には、炉外に配置する軸部材にはステンレス鋼のような比較的耐熱性のある鋼を使用し、炉内に配置する軸部材(例えば炉内ファン)には、セラミックス材料やカーボン/カーボンコンポジット材などの耐熱性の極めて優れた材料を使用しても良い。
このように、第1の軸部材21(例えば炉内ファン)と第2の軸部材22に異なる材料を使用し、各材料の熱膨張係数が異なるような場合であって、環境温度が大きく変化する環境下で使用する場合でも、上述したように、第1の軸部材21(例えば炉内ファン)と第2の軸部材22をナット15を介して締結すると共に、第1の軸部材21(例えば炉内ファン)の中空部分21aに設けた円錐面21bと第2の軸部材22の突起部分22aに設けられた円錐面22bとを当接させて第1の軸部材21と第2の軸部材22を締結させることにより、第1の軸部材21と第2の軸部材22の熱膨張差は、円錐面21bと円錐面22bの間の境界面での相対的な動き(ズレ)によって吸収されるようになっている。
従って、第1の軸部材21(例えば炉内ファン)と第2の軸部材22の接続部に、例えば数百℃の温度変化が生じたとしても、接続された軸部材の間で緩み・ガタ等が生じたり、あるいは接続された軸部材の間で過度の応力(熱応力)が発生したりすることはない。
なお、炉外から炉内へ伝達するトルクが大きい場合には、第1の実施例において説明したように、第1の軸部材21と第2の軸部材22の間に、少なくとも1つのトルク伝達要素、例えばキーを設置するようにしても良い。
図7は、本発明に係る第2の実施例の接続構造の寸法諸元を示したものである。 本発明に係る接続構造20では、第2の軸部材22の突起部分22aの先端側に設けられたオネジ部分22e螺合したナット15と第1の軸部材21の左側端面の間、及び、互いに当接した第1の軸部材21の中空部分21aに設けた円錐面21bと第2の軸部材22の突起部分22aに設けられた円錐面22bとの間において、第1の軸部材21と第2の軸部材22の間で、回転運動が伝達されるようになっている。
従って、円錐面21b、22bの頂点が、ナット15の座面(あるいは第1の軸部材の左側端面)上の1つの点“O”で交わるようになっていれば、第1の軸部材21と第2の軸部材22の材料が異なり、それぞれの熱膨張係数が異なる場合であって、第1の軸部材21と第2の軸部材22の接合構造部分の温度が変化したとしても、点“O”からの円錐面21b、22bまでの距離は変動するものの、構造全体の変形は点“O”を基点とする相似変形であるから、その変動は、点“O”から円錐面21b、22bに沿って半径方向に変動するだけであるから、円錐面21b、22bの接触状態は常に一定である。
第1の軸部材21と第2の軸部材22の接合構造部分の温度が変化したとしても、接続された軸部材の間で緩みが生じたり、あるいは接続された軸部材の間で過度の応力が発生したりすることがない。
ここで説明したように、円錐面21b、22bの頂点が、ナット15の座面(あるいは第1の軸部材の左側端面)上の1つの点“O”で交わるようになっていれば、第1の軸部材21と第2の軸部材22の材料が異なり、それぞれの熱膨張係数が異なる場合であって、第1の軸部材21と第2の軸部材22の接合構造部分の温度が変化したとしても、理論的には、接続された第1および第2の軸部材21、22の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがない。
しかしながら、第1実施例でも説明したように、実際の構造物においては、円錐面21b、22bの頂点が、ナット15の座面(あるいは第1の軸部材の左側端面)上の1つの点“O”で交わるようになっていなくとも、所定の条件の範囲内であれば、現実的には接続された第1および第2の軸部材21、22の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがなく、実用上何ら問題ない。
これは、第1の軸部材21と第2の軸部材22と接続した場合に、第1の軸部材21と第2の軸部材22の円錐面21b、22bや、ナット15と第1の軸部材21との接触面が弾性変形し、この弾性変形によって、接続された第1および第2の軸部材21、22の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがないものと考えられる。
そして、第1の実施例において説明した試験結果から、少なくとも、半頂角αfおよびαmが以下の条件を満たす限りは、接続された第1および第2の軸部材21、22の間で緩みが生じたり、あるいは過度の応力が発生したりすることがない(即ち、部材の破損が生じない)ということが推認できる。
ただし、ここで第2の軸部材22の円錐面22bの肩部から円錐面22bの頂点までの距離をLとし、第1の軸部材21の円錐面21bの内半径をrfとし、第2の軸部材22の円錐面22bの肩部外半径をrmとし、第1の軸部材21の円錐面21bの半頂角をαfとし、第2の軸部材22の円錐面22bの半頂角をαmとし、第1の軸部材21の円錐面の内半径rfは、第2の軸部材22の円錐面の肩部外半径をrmであると定義する。
10、20 接続構造
11、21 第1の軸部材
11a、21a 第1の軸部材の中空部分
11b、21b 第1の軸部材の円錐面
11c、21c 第1の軸部材の円筒形状部分
11d 第1の軸部材の貫通孔
12、22 第2の軸部材
12a、22a 第2の軸部材の突起部分
12b、22b 第2の軸部材の円錐面
12c、22c 第2の軸部材の円柱形状部分
12d 第2の軸部材の貫通孔
22e 第2の軸部材のオネジ部分
13 せん断ピン
14 キー
15 ナット


Claims (7)

  1. 第1の軸部材と第2の軸部材を軸方向に連結するための接続構造であって、
    第1の軸部材と第2の軸部材の熱膨張係数が異なり、
    第1の軸部材の端部には中空部分が設けられ、
    第2の軸部材の端部には突起部分が設けられ、
    第1の軸部材の中空部分と第2の軸部材の突起部分とは嵌合し、
    嵌合した第1の軸部材の中空部分と第2の軸部材の突起部分を、軸方向とは直交する方向に貫通する貫通孔が備えられ、
    当該貫通穴には、せん断ピンが嵌合挿入され、
    第1の軸部材の中空部分の端面側には円錐面が設けられ、
    第2の軸部材の突起部分の基端側には円錐面が設けられ、
    第1の軸部材の円錐面と第2の軸部材の円錐面とが当接していることを特徴とする接続構造。
  2. 請求項1に記載の接続構造であって、
    (1) 前記第1の軸部材の端面から貫通穴中心までの距離をLとし、
    (2) 前記第1の軸部材の端面における中空部分の内半径をrfとし、
    (3) 前記第2の軸部材の基端部の外半径をrmとし、
    (4) 前記第1の軸部材の円錐面の半頂角をαfとし、
    (5) 前記第2の軸部材の円錐面の半頂角をαmとすると、
    の関係を満たす円錐面を有することを特徴とする接続構造。
  3. 第1の軸部材と第2の軸部材を軸方向に連結するための接続構造であって、
    第1の軸部材と第2の軸部材の熱膨張係数が異なり、
    第1の軸部材には中空部分が設けられ、
    第2の軸部材の端部には突起部分が設けられ、当該突起部分の先端部にはオネジ部分が備えられ、
    第1の軸部材の中空部分と第2の軸部材の突起部分とは嵌合し、
    嵌合した第1の軸部材のオネジ部分にはナットが螺合すると共に、当該ナットの座面は第1の軸部材の端面を押圧し、
    第1の軸部材の中空部分には円錐面が設けられ、
    第2の軸部材の突起部分の基端側には円錐面が設けられ、
    第1の軸部材の円錐面と第2の軸部材の円錐面とが当接していることを特徴とする接続構造。
  4. 請求項3に記載の接続構造であって、
    (1) 前記第2の軸部材の円錐面の肩部から円錐面の頂点までの距離をLとし、
    (2) 前記第1の軸部材の円錐面の内半径をrfとし、
    (3) 前記第2の軸部材の円錐面の肩部外半径をrmとし、
    (4) 前記第1の軸部材の円錐面の半頂角をαfとし、
    (5) 前記第2の軸部材の円錐面の半頂角をαmとし、
    (6) 前記第1の軸部材12円錐面の内半径rfは、第2の軸部材の円錐面の肩部外半径をrmであると定義した場合に、
    の関係を満たす円錐面を有することを特徴とする接続構造。
  5. 請求項1乃至4に記載の接続構造であって、
    前記第1の軸部材の中空部分の一部は、円筒形状部分を成し、
    前記第2の軸部材の突起部分の一部は、円柱形状部分を成し、
    当該円筒形状部分に、当該円柱形状部分が挿入されている
    ことを特徴とする接続構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の接続構造であって、
    前記第1の軸部材の円筒形状部分と前記第2の軸部材の円柱形状部分との嵌合面に、少なくとも1つのトルク伝達要素が設けられていることを特徴とする接続構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の接続構造であって、
    前記第1の軸部材に使用する材料および前記第2の軸部材に使用する材料の組み合わせは、金属材料とカーボン/カーボンコンポジット材の組み合わせ、あるいは金属材料とセラミック材との組み合わせである
    ことを特徴とする接続構造。


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