JP2014095337A - 還元剤供給装置 - Google Patents
還元剤供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014095337A JP2014095337A JP2012247330A JP2012247330A JP2014095337A JP 2014095337 A JP2014095337 A JP 2014095337A JP 2012247330 A JP2012247330 A JP 2012247330A JP 2012247330 A JP2012247330 A JP 2012247330A JP 2014095337 A JP2014095337 A JP 2014095337A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- reducing agent
- valve
- valve body
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
【解決手段】ポンプにより圧送される液体還元剤の一部を貯蔵タンクに戻すために還元剤通路から分岐して設けられたリターン通路の途中に、前記液体還元剤の回収制御時に前記還元剤通路内に負圧が生じたときに前記リターン通路が遮断状態となる一方、前記負圧が過大な状態になると再び前記リターン通路が連通状態となって前記過大な負圧状態を解消可能としたリリーフ弁を備える。
【選択図】図2
Description
なお、各図において同じ符号が付されているものは同じ構成要素を表しており、適宜説明が省略されている場合がある。
1.還元剤供給装置の全体的構成
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる還元剤供給装置20の構成を説明するために示す図である。
図1において、還元剤供給装置20が備えられた排気浄化装置10は、排気中のNOXを浄化するための装置であり、図示しないディーゼルエンジン等の内燃機関の排気通路3に設けられている。排気浄化装置10は、排気通路3の途中に介装された還元触媒13と、還元触媒13よりも上流側の排気通路3内に液体還元剤を供給するための還元剤供給装置20とを備えている。
なお、貯蔵タンク21にはエアブリザード等が設けられることにより、内部の圧力が大気圧で保たれるように構成されている。
(1)構成
図2(a)〜(c)は、本実施の形態にかかる還元剤供給装置20のリターン通路29に設けられたリリーフ弁50(50A)の構成について説明するために示す図である。図2(a)は、リリーフ弁50Aの軸方向断面図を示し、図2(b)は、図2(a)のリリーフ弁50Aの上面図を示し、図2(c)は、図2(a)のリリーフ弁50Aの下面図を示している。
図2(a)〜(c)に示すリリーフ弁50の動作について説明すると、電動ポンプ23の停止時、すなわち、リターン通路29内が大気圧となっている状態においては、図3(a)に示すように、第1のスプリング55aの付勢力と第2のスプリング55bの付勢力とが釣り合う位置に弁ボディ53が静止する。この状態では、第1のピストン外周部53aによって還元剤通路溝54と第2通路溝52bとが遮断されるとともに、第2のピストン外周部53bによって摺動孔51aに面する第3通路52cの開口部が遮断されている。したがって、リターン通路29は遮断された状態となっている。
図4は、液体還元剤の回収制御の開始時点から終了時点までの第2の還元剤通路28内の圧力の推移を説明するためのタイムチャート図を示している。図4には、内燃機関のキースイッチのオンオフ状態、電動ポンプ23の出力(駆動デューティ比)、流路切換弁33の通電のオンオフ状態、還元剤噴射弁25の駆動デューティ比、圧力センサ31により検出される第2の還元剤通路28内の圧力が、それぞれ時間の経過に沿って示されている。また、還元剤噴射弁25の詰まりが生じた場合の圧力の推移を実線で示し、還元剤噴射弁25の詰まりが生じない場合の圧力の推移を一点鎖線で示している。
本発明の第2の実施の形態にかかる還元剤供給装置は、リターン通路29に設けられるリリーフ弁50Bの構成が第1の実施の形態にかかる還元剤供給装置20に設けられたリリーフ弁50Aとは異なっている。したがって、以下、還元剤供給装置の全体的構成については図1を参照して、本実施の形態にかかるリリーフ弁50Bについて説明する。
図5(a)〜(c)は、本実施の形態にかかる還元剤供給装置20のリターン通路29に設けられたリリーフ弁50(50B)の構成について説明するために示す図である。図5(a)は、リリーフ弁50Bの軸方向断面図を示し、図5(b)は、図5(a)のリリーフ弁50Bの上面図を示し、図5(c)は、図5(a)のリリーフ弁50Bの下面図を示している。
図6(a)〜(c)に示すリリーフ弁50Bの動作について説明すると、電動ポンプ23の停止時、すなわち、リターン通路29内が大気圧となっている状態においては、図6(a)に示すように、第1の弁ボディ75がスプリング79によって押されて基板部76aが弁ハウジング71に当接し、第1軸方向孔部77a及び第3通路74が遮断される。また、第2の弁ボディ80がその自重によって第1の弁ボディ75の本体部75aに当接し、第2軸方向孔部77b及び第2通路80aが遮断される。したがって、第1通路と第2通路、及び、第1通路と第3通路がそれぞれ遮断され、リターン通路29は遮断された状態となっている。
Claims (4)
- 貯蔵タンク内の液体還元剤を吸い上げて圧送するポンプと、前記ポンプにより圧送される前記液体還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する還元剤噴射弁と、前記ポンプと前記還元剤噴射弁とを接続する還元剤通路と、前記ポンプにより圧送される前記液体還元剤の一部を前記貯蔵タンクに戻すために前記還元剤通路から分岐して設けられたリターン通路と、を備え、
前記内燃機関の運転時には前記ポンプにより前記液体還元剤を前記還元剤噴射弁側に圧送し、前記内燃機関の停止時には前記ポンプにより前記液体還元剤を吸い戻して前記貯蔵タンクに回収する制御が実行されるように構成された還元剤供給装置において、
前記リターン通路の途中に、前記液体還元剤の回収制御時に前記還元剤通路内に負圧が生じたときに前記リターン通路が遮断状態となる一方、前記負圧が過大な状態になると再び前記リターン通路が連通状態となって前記過大な負圧状態を解消可能としたリリーフ弁を備えることを特徴とする還元剤供給装置。 - 前記リリーフ弁は、弁ハウジングと、前記弁ハウジング内に保持された弁ボディと、を備え、
前記弁ハウジングは、前記還元剤通路側に連通する第1通路と、前記貯蔵タンク側に連通する第2通路及び第3通路と、を有し、
前記ポンプの非駆動状態においては、前記第2通路及び前記第3通路が遮断されて前記リターン通路が遮断状態とされ、
前記液体還元剤を前記還元剤噴射弁側に圧送している状態においては、前記第1通路と前記第2通路とが連通して前記リターン通路が連通状態とされ、
前記液体還元剤を回収している状態においては、前記第2通路及び前記第3通路が遮断されて前記リターン通路が遮断状態とされる一方、前記負圧が著しく大きくなったときには、前記第1通路と前記第3通路とが連通して前記リターン通路が連通状態とされることを特徴とする請求項1に記載の還元剤供給装置。 - 前記スプリングは、前記弁ボディを軸方向の一方側に付勢する第1のスプリングと、前記弁ボディを軸方向の他方側に付勢する第2のスプリングと、からなり、
前記弁ボディは、前記一方側に設けられ前記第2通路を遮断可能な第1のピストン外周部と、前記他方側に設けられ前記第3通路を遮断可能な第2のピストン外周部と、を有するとともに、前記弁ハウジング内に摺動可能に保持され、
前記液体還元剤を前記還元剤噴射弁側に圧送している状態においては、前記還元剤通路内に生じている正圧と前記第1のスプリングの付勢力との総和が前記第2の弁ボディの付勢力を上回って前記弁ボディが前記一方側に移動することによって前記第1通路と前記第2通路とが連通して前記リターン通路が連通状態とされ、
前記液体還元剤を回収している状態においては、前記還元剤通路内に生じている負圧と前記第2のスプリングの付勢力との総和が前記第1のスプリングの付勢力を上回って前記弁ボディが前記他方側に移動することによって、前記第2通路及び前記第3通路が遮断されて前記リターン通路が遮断状態とされる一方、前記負圧が著しく大きくなったときには、前記弁ボディがさらに前記他方側に移動し、前記第1通路と前記第3通路とが連通して前記リターン通路が連通状態とされることを特徴とする請求項2に記載の還元剤供給装置。 - 前記弁ボディは、前記弁ハウジング内で軸方向移動可能に保持され前記第3通路を遮断可能な第1の弁ボディと、前記第2通路を遮断可能な第2の弁ボディからなり、
前記液体還元剤を前記還元剤噴射弁側に圧送している状態においては、前記スプリングの付勢力によって前記第3通路が遮断状態とされる一方、前記還元剤通路内に生じている正圧によって前記第2の弁ボディが移動することによって前記第1通路と前記第2通路とが連通して前記リターン通路が連通状態とされ、
前記液体還元剤を回収している状態においては、前記スプリングの付勢力によって前記第3通路が遮断状態とされる一方、前記還元剤通路内に生じている負圧によって前記第2の弁ボディが移動することによって前記第2通路が遮断されて前記リターン通路が遮断状態とされる一方、前記負圧が著しく大きくなったときには、前記負圧によって前記第1の弁ボディが移動して前記第3通路と前記第1通路とが連通して前記リターン通路が連通状態とされることを特徴とする請求項2に記載の還元剤供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012247330A JP5995665B2 (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 還元剤供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012247330A JP5995665B2 (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 還元剤供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014095337A true JP2014095337A (ja) | 2014-05-22 |
JP5995665B2 JP5995665B2 (ja) | 2016-09-21 |
Family
ID=50938604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012247330A Expired - Fee Related JP5995665B2 (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 還元剤供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5995665B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101619641B1 (ko) | 2014-11-14 | 2016-05-10 | 현대자동차주식회사 | Scr 우레아 역류방지 장치 및 그 제어방법 |
JP2019132256A (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 株式会社デンソー | 添加装置 |
JP2020067055A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 還元剤供給装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100307142A1 (en) * | 2007-09-14 | 2010-12-09 | Inergy Automotive Systems Research(Societe Anonyme | SCR system and method for the purging thereof |
EP2447490A1 (de) * | 2010-10-29 | 2012-05-02 | Hanspeter Mayer | Vorrichtung zur selektiven katalytischen Reduktion von Stickoxiden in einem Abgastrakt eines Kraftfahrzeuges |
JP2012127308A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Bosch Corp | 還元剤供給装置及び内燃機関の排気浄化装置 |
JP2013148028A (ja) * | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Bosch Corp | 還元剤供給装置 |
JP2014015855A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Bosch Corp | 還元剤供給装置及び液体還元剤の回収制御方法並びに排気浄化装置 |
WO2014061377A1 (ja) * | 2012-10-18 | 2014-04-24 | ボッシュ株式会社 | 還元剤回収制御方法及び還元剤供給装置並びに電子制御装置 |
-
2012
- 2012-11-09 JP JP2012247330A patent/JP5995665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100307142A1 (en) * | 2007-09-14 | 2010-12-09 | Inergy Automotive Systems Research(Societe Anonyme | SCR system and method for the purging thereof |
EP2447490A1 (de) * | 2010-10-29 | 2012-05-02 | Hanspeter Mayer | Vorrichtung zur selektiven katalytischen Reduktion von Stickoxiden in einem Abgastrakt eines Kraftfahrzeuges |
JP2012127308A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Bosch Corp | 還元剤供給装置及び内燃機関の排気浄化装置 |
JP2013148028A (ja) * | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Bosch Corp | 還元剤供給装置 |
JP2014015855A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Bosch Corp | 還元剤供給装置及び液体還元剤の回収制御方法並びに排気浄化装置 |
WO2014061377A1 (ja) * | 2012-10-18 | 2014-04-24 | ボッシュ株式会社 | 還元剤回収制御方法及び還元剤供給装置並びに電子制御装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101619641B1 (ko) | 2014-11-14 | 2016-05-10 | 현대자동차주식회사 | Scr 우레아 역류방지 장치 및 그 제어방법 |
US9617891B2 (en) | 2014-11-14 | 2017-04-11 | Hyundai Motor Company | Urea backflow prevention apparatus of SCR and control method thereof |
JP2019132256A (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 株式会社デンソー | 添加装置 |
JP7017088B2 (ja) | 2018-02-02 | 2022-02-08 | 株式会社デンソー | 添加装置 |
JP2020067055A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 還元剤供給装置 |
JP7203562B2 (ja) | 2018-10-26 | 2023-01-13 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 還元剤供給装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5995665B2 (ja) | 2016-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6163552B2 (ja) | エア駆動還元剤輸送システム | |
DE102007000538B4 (de) | Abgasreinigungsgerät eines Verbrennungsmotors | |
JP4894827B2 (ja) | 還元剤供給システム | |
US20120020857A1 (en) | Dosing system having recirculation heating and vacuum draining | |
JP6564393B2 (ja) | 還元剤供給装置および還元剤供給装置の制御方法 | |
JP2009002260A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP2010255608A (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2008291678A (ja) | 還元剤供給装置 | |
JP2010007617A (ja) | 還元剤供給システム | |
JP5995665B2 (ja) | 還元剤供給装置 | |
JPWO2012063530A1 (ja) | 還元剤噴射弁の異常判定装置及び還元剤供給装置 | |
JP2012127214A (ja) | 還元剤供給装置及び内燃機関の排気浄化装置 | |
JP5914004B2 (ja) | 還元剤供給装置 | |
JP6017866B2 (ja) | 還元剤供給装置及び液体還元剤の回収制御方法並びに排気浄化装置 | |
WO2013051315A1 (ja) | 還元剤供給装置 | |
JP2013209983A (ja) | 液体添加剤のための送達装置 | |
JP5948226B2 (ja) | 還元剤供給装置 | |
JP4853472B2 (ja) | 尿素水ポンプおよび尿素水噴射システム | |
JP6172468B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2014218973A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
CN104870766A (zh) | 还原剂供给装置的控制方法及还原剂供给装置 | |
JP2015078611A (ja) | 還元剤供給装置 | |
JP2012172562A (ja) | 還元剤供給装置 | |
JP2016089636A (ja) | 還元剤供給装置及び還元剤供給装置の制御装置 | |
JP7203562B2 (ja) | 還元剤供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160603 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160822 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160823 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5995665 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |