JP5914004B2 - 還元剤供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気通路に液体還元剤を供給するための還元剤供給装置に関するものである。特に、内燃機関の停止時に、装置内に残留する液体還元剤を貯蔵タンクに回収する制御が実行されるように構成された還元剤供給装置に関するものである。
従来、車両等に搭載された内燃機関から排出される排気を浄化する排気浄化装置として、排気に含まれる窒素酸化物(NOX)の還元反応を促進する還元触媒と、還元触媒よりも上流側の排気管内に液体還元剤を供給するための還元剤供給装置とを備えた排気浄化装置が知られている。かかる排気浄化装置に用いられる還元剤供給装置の一態様として、貯蔵タンク内の液体還元剤を吸い上げて圧送するポンプと、ポンプにより圧送される液体還元剤を排気通路内に噴射する還元剤噴射部とを備えたものがある。
このような還元剤供給装置において、目標噴射量に相当する量の液体還元剤を精度良く噴射できるようにするために、ポンプによって圧送される液体還元剤を、還元剤供給通路から分岐するリターン通路を介して貯蔵タンクに循環させながら還元剤供給通路内の圧力を一定に保った状態で、還元剤噴射部による噴射制御を実行することが行われている。
ここで、液体還元剤として例えば尿素水溶液が用いられる場合、内燃機関の停止後にもポンプや、還元剤噴射部内に尿素水溶液が残留していると、水分の蒸発等によって尿素水溶液の濃度が上昇し、尿素水溶液が析出して流路が閉塞するおそれがある。また、寒冷地においては、残留する尿素水溶液の凍結による体積の膨張によって、ポンプ等が破損するおそれがある。そのために、内燃機関の停止時に、還元剤供給装置内に残留する液体還元剤を貯蔵タンク内に回収する制御を実行するようになっている。
液体還元剤を貯蔵タンク内に回収する方法としては、ポンプを逆回転させる方法や、ポンプを逆回転させる代わりに、液体還元剤の流れる向きが還元剤噴射部側から貯蔵タンク側となるように流路の接続を切り換える方法が知られている(例えば、特許文献1及び2を参照。)。いずれの方法を採用する場合においても、還元剤供給通路内の還元剤を効率よく回収するために、貯蔵タンクから還元剤供給通路側への液体還元剤の流れを阻止する逆止め弁がリターン通路に設けられている。
特開2010−185334号公報 (段落[0034]) 特開2010−024896号公報 (段落[0046])
しかしながら、液体還元剤の回収制御後には、ポンプ及び還元剤供給通路内は液体の代わりに気体が封入された状態になる。この状態で、当該気体の温度が下がると、還元剤供給通路内の気体の凝縮により負圧が発生し、その負圧によって貯蔵タンク内の液体還元剤の液体還元剤がポンプ内に吸い込まれる場合がある。これにより、液体還元剤の回収が不十分となるおそれがあった。
本発明の発明者はこのような問題にかんがみて、リターン通路内に所定の弁部を設けることによりこのような問題を解決できることを見出し、本発明を完成させたものである。すなわち、本発明は、液体還元剤の回収後に、貯蔵タンク内に回収された液体還元剤がポンプ内に逆流することを防ぐことができる還元剤供給装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、貯蔵タンク内の液体還元剤を吸い上げて圧送するポンプと、前記ポンプにより圧送される前記液体還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する還元剤噴射部と、前記ポンプと前記還元剤噴射部とを接続する還元剤供給通路と、前記還元剤供給通路から分岐して前記ポンプにより圧送される前記液体還元剤の一部を前記貯蔵タンクに戻すためのリターン通路と、を備え、前記内燃機関の運転時には前記ポンプにより前記液体還元剤を前記還元剤噴射部側に圧送し、前記内燃機関の停止時には前記ポンプにより前記液体還元剤を前記貯蔵タンクに回収する制御が実行されるように構成された還元剤供給装置において、前記リターン通路の途中に、流路面積を小さくした絞り部を備えるとともに、前記絞り部よりも前記還元剤供給通路側に、前記液体還元剤の回収制御時には前記還元剤供給通路及び前記リターン通路内の圧力の低下に伴い前記リターン通路を遮断する一方、前記液体還元剤の回収制御終了後で、前記ポンプが停止している間に、前記リターン通路を開放するように構成された弁部を備えた還元剤供給装置が提供され、上述した問題を解決することができる。
すなわち、本発明の還元剤供給装置は、液体還元剤の回収制御時にリターン通路を遮断する一方、液体還元剤の回収制御終了後にリターン通路を開放する弁部を備えているために、回収制御時においては効率的に負圧が生じて液体還元剤を貯蔵タンク内に吸い戻すことができるとともに、回収制御終了後には還元剤供給通路内が常に大気圧状態になるため、貯蔵タンク内の液体還元剤がポンプ内に逆流することを防ぐことができる。
また、本発明の還元剤供給装置を構成するにあたり、前記弁部は、前記リターン通路を遮断する遮断部材と、前記リターン通路を開放する方向に前記遮断部材を常時付勢する弾性部材と、を備え、前記圧力の低下時に発生する負圧によって、前記弾性部材の付勢力に抗して前記遮断部材が移動し、前記リターン通路を遮断するように構成されてなることが好ましい。
このように弁部を構成することにより、液体還元剤の回収制御時にリターン通路を遮断する一方、液体還元剤の回収制御終了後にリターン通路を開放する弁部を容易に構成することができる。
また、本発明の還元剤供給装置を構成するにあたり、前記リターン通路のうちの前記弁部よりも前記貯蔵タンク側の容量が、前記液体還元剤の回収を開始してから前記弁部によって前記リターン通路が遮断されるまで、前記弁部に前記液体還元剤が存在するように設定されてなることが好ましい。
このようにリターン通路を構成することにより、リターン通路が遮断されるまでにリターン通路が気体に置き換えられて、リターン通路が遮断されにくくなることを防ぐことができる。
本発明の実施の形態にかかる還元剤供給装置の構成を概略的に示す図である。 第1の実施の形態の弁部の構成を説明するために示す。 第1の実施の形態の弁部の動作を説明するために示す図である。 液体還元剤の流れ及び弁部の状態を説明するために示す図である。 液体還元剤の流れ及び弁部の状態を説明するために示す図である。 第2の実施の形態の弁部の構成及び動作を説明するために示す図である。 第3の実施の形態の弁部の構成及び動作を説明するために示す図である。
以下、本発明にかかる還元剤供給装置に関する実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
なお、各図において同じ符号が付されているものは同じ構成要素を表しており、適宜説明が省略されている場合がある。
[第1の実施の形態]
1.還元剤供給装置の全体的構成
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる還元剤供給装置20の構成を説明するために示す図である。
図1において、還元剤供給装置20が備えられた排気浄化装置10は、排気中のNOXを浄化するための装置であり、図示しないディーゼルエンジン等の内燃機関の排気通路3に設けられている。排気浄化装置10は、排気通路3の途中に介装された還元触媒13と、還元触媒13よりも上流側の排気通路3内に液体還元剤を供給するための還元剤供給装置20とを備えている。
還元触媒13は、排気中のNOXの分解を促進する機能を有する触媒であり、液体還元剤から生成される還元成分を吸着するとともに、触媒に流れ込む排気中のNOXを還元成分によって選択的に還元する触媒である。本実施の形態の還元剤供給装置20は、液体還元剤として尿素水溶液が用いられるものであり、尿素水溶液が分解することにより還元成分としてのアンモニアが生成されるようになっている。
還元剤供給装置20は、液体還元剤が収容される貯蔵タンク21と、液体還元剤を圧送するポンプユニット30と、液体還元剤を排気通路3内に噴射する還元剤噴射部として電磁噴射弁25とを備えている。ポンプユニット30は、電動ポンプ23及び流路切換弁33を備えている。電磁噴射弁25及び電動ポンプ23、流路切換弁33は、電子制御装置(ECU)40によって駆動制御が行われるものとなっている。
電動ポンプ23と貯蔵タンク21とは第1の還元剤供給通路27によって接続され、電動ポンプ23と電磁噴射弁25とは第2の還元剤供給通路28によって接続されている。電動ポンプ23と、第1の還元剤供給通路27及び第2の還元剤供給通路28とは、流路切換弁33を介して接続されている。第1の還元剤供給通路27の貯蔵タンク21側の端部は、液体還元剤の吸い上げを可能にするために、貯蔵タンク21の底面近傍に位置している。
流路切換弁33は、電動ポンプ23によって圧送される液体還元剤が流れる方向を、貯蔵タンク21側から電磁噴射弁25側に流れる正方向と、電磁噴射弁25側から貯蔵タンク21側に流れる逆方向とに切換える機能を有している。本実施の形態にかかる還元剤供給装置20において、流路切換弁33は、非通電状態で第1の還元剤供給通路27を電動ポンプ23の入り口側23aに連通するとともに第2の還元剤供給通路28を電動ポンプ23の出口側23bに連通する一方、通電状態で第1の還元剤供給通路27を電動ポンプ23の出口側23bに連通するとともに第2の還元剤供給通路28を電動ポンプ23の入り口側23aに連通するように構成されている。
すなわち、内燃機関の運転状態においては、液体還元剤が電磁噴射弁25側に供給されるように、流路切換弁33への通電は行われない。一方、内燃機関の停止時においては、還元剤供給装置20内の液体還元剤が貯蔵タンク21に回収されるように、流路切換弁33に対して通電される。
なお、内燃機関の停止時に、液体還元剤を貯蔵タンク21に回収可能とする構成は、流路切換弁33を設ける例に限られない。例えば、逆回転可能な電動ポンプ23を用いることによって液体還元剤を回収可能に構成することができる。
また、第2の還元剤供給通路28の途中には、他端が貯蔵タンク21に接続されたリターン通路29が分岐して設けられている。リターン通路29の貯蔵タンク21側の端部は、貯蔵タンク21内の気相部分に接続されている。
なお、貯蔵タンク21にはエアブリザード等が設けられることにより、内部の圧力が大気圧で保たれるように構成されている。
リターン通路29の途中には、流路面積が小さくされた絞り部37が設けられ、第2の還元剤供給通路28内の圧力を保持できるようになっている。また、絞り部37よりも第2の還元剤供給通路28側のリターン通路29には、液体還元剤の噴射制御時、すなわち、電磁噴射弁25側への液体還元剤の圧送時及びポンプ23の停止時にリターン通路29を開放し、液体還元剤の貯蔵タンク21への回収時にリターン通路29を遮断する弁部35が設けられている。弁部35の詳細については後述する。
電動ポンプ23は、ECU40による通電制御によって、所定の流量の液体還元剤を圧送する。液体還元剤の噴射制御時においては、電磁噴射弁25に供給される液体還元剤の圧力Puがあらかじめ設定された所定の目標圧力Pu_tgtで維持されるように、電動ポンプ23の出力がフィードバック制御される。具体的に、第2の還元剤供給通路28に圧送される液体還元剤を、リターン通路29を介して貯蔵タンク21に循環させながら、ECU40は、第2の還元剤供給通路28に設けられた圧力センサ31によって検出される圧力Puと、あらかじめ設定された所定の目標圧力Pu_tgtとの差分ΔPuに基づいて電動ポンプ23の出力をPID制御する。また、液体還元剤を貯蔵タンク21に回収する場合においては、ECU40は、例えば、あらかじめ定められた出力で電動ポンプ23を制御する。
なお、本実施の形態にかかる還元剤供給装置20においてはポンプユニット30内に圧力センサ31が設けられているが、第2の還元剤供給通路28のどの位置に設けられていても構わない。
電磁噴射弁25は、通電制御によって開閉制御が行われ、所定量の液体還元剤を排気通路3内に噴射する。本実施の形態にかかる還元剤供給装置20において、ECU40は、所定の演算式に基づいて目標噴射量Qdv_tgtを求めるとともに、液体還元剤の圧力Puが目標圧力Pu_tgtとなっていることを前提として、あらかじめ定められた噴射サイクルごとに、目標噴射量Qdv_tgtに応じた駆動デューティ比を決定して、電磁噴射弁25の通電制御を行う。電磁噴射弁25の駆動デューティ比とは、一噴射サイクル中の開弁時間の割合を意味する。
2.弁部
(1)構成
図2は、本実施の形態にかかる還元剤供給装置20のリターン通路29に設けられた弁部35の構成について説明するために示す図である。この図2は、リターン通路29のうちの絞り部37及び弁部35が設けられた部分の断面図を示している。
図2において、リターン通路29を構成する通路本体50の内周面には第1の係止突部51及び第2の係止突部53が設けられている。第1の係止突部51は、第2の係止突部53よりも貯蔵タンク21側に位置している。これらの第1の係止突部51及び第2の係止突部53は、それぞれ、液体還元剤の流路となる開口部53a、53aを有している。
第1の係止突部51及び第2の係止突部53の間の領域には、ピストンバルブ55及びバルブスプリング57が収容されている。ピストンバルブ55は、その外周面において通路本体50の内周面と摺動しながら、通路本体50内を移動可能になっている。また、バルブスプリング57は、その一端が第2の係止突部53に当接するとともに他端がピストンバルブ55に当接し、ピストンバルブ55を貯蔵タンク21側に付勢する。このとき、第1の係止突部51によって、ピストンバルブ55の貯蔵タンク21側への最大移動位置が規定されている。
ピストンバルブ55の中央部には、液体還元剤の流路となる、軸方向に設けられた通過孔55Aが形成されている。この通過孔55Aは、第2の係止突部53側の大径部55Aaと、第1の係止突部51側の小径部55Abとを有する段付の通過孔55Aとして形成されている。このうちの小径部55Abが絞り部37としての機能を有している。また、大径部55Aaの第2の係止突部53側の開口縁部はシート部55Bとして構成され、通路本体50内に固定されたロッド部59の先端面がシート部55Bに当接したときに、通過孔55A、すなわち、リターン通路29が遮断されるようになっている。本実施の形態においては、ピストンバルブ55が遮断部材を構成し、バルブスプリング57が弾性部材を構成している。
(2)動作
図3(a)〜(c)は、液体還元剤の噴射制御時、回収制御時、及びポンプ停止時それぞれにおける弁部35の状態を示している。
液体還元剤の噴射制御時においては、図3(a)に示すように、ピストンバルブ55よりも第2の還元剤供給通路28側の圧力Pu(以下、この領域の圧力を「上流側圧力」と言う。)が目標圧力Pu_tgt付近まで高められているために、当該上流側圧力Puとバルブスプリング57の付勢力によってピストンバルブ55が第1の係止突部51側に保持された状態となる。したがって、弁部35は開かれ、リターン通路29は開放状態となって、液体還元剤は貯蔵タンク21側へと流出する。
また、液体還元剤の回収制御時においては、図3(b)に示すように、上流側圧力Puは負圧状態となり、この負圧によってバルブスプリング57の付勢力に抗してピストンバルブ55が第2の係止突部53側に移動する。したがって、弁部35が閉じられ、リターン通路29が遮断状態となる。
さらに、液体還元剤の回収制御が終了して、電動ポンプ23が停止すると、図3(c)に示すように、上流側圧力Puが正圧に復帰するために、ピストンバルブ55はバルブスプリング57の付勢力によって再び貯蔵タンク21側に移動する。したがって、弁部35は開かれ、リターン通路29は開放状態となる。
図4(a)〜(b)及び図5(a)〜(c)は、弁部35の動作に伴う、還元剤供給装置20全体における液体還元剤の流れを示している。なお、図4(a)〜(b)及び図5(a)〜(c)においては、還元剤供給装置20、特にポンプユニット30の構成は簡略化して示されている。
内燃機関の始動前、すなわち、電動ポンプ23の非作動状態においては、図4(a)に示すように、液体還元剤は貯蔵タンク21内に収容され、還元剤供給装置20内には残されていない。
内燃機関の始動後、すなわち、液体還元剤の噴射制御時においては、図4(b)に示すように、貯蔵タンク21内の液体還元剤は電動ポンプ23によって吸い上げられて電磁噴射弁25側に圧送される。このとき、弁部35は開かれ、リターン通路29は開放状態となるために、電磁噴射弁25から噴射される液体還元剤を除いて、液体還元剤はリターン通路29を介して貯蔵タンク21に戻される。
その後、内燃機関が停止すると、電動ポンプ23によって液体還元剤の回収制御が開始される。液体還元剤の回収制御の開始時には、電磁噴射弁25は開弁され、電磁噴射弁25を介して排気通路から気体が吸い込まれるとともに、弁部35が閉じられるまでの期間においては、リターン通路29の貯蔵タンク21側の端部から気体が吸い込まれ、液体還元剤が吸い戻され始める。
そして、リターン通路29に設けられた弁部35は、未だ液体還元剤が充填された状態にあり、電磁噴射弁25における気体の流入抵抗よりも弁部35における液体の流入抵抗が大きくなるために、弁部35に負圧が作用して弁部35が閉じられる。その後は、図5(b)に示すように、弁部35が閉じられたまま、貯蔵タンク21への液体還元剤の吸い戻しが続けられる。その結果、第1の還元剤供給通路27、電磁ポンプ23及び第2の還元剤供給通路28内から液体還元剤が回収される。
このとき、リターン通路29内の液体還元剤の吸い戻しが早く行われて、極短時間にリターン通路29内が気体で満たされてしまうと、弁部35の前後の差圧が小さくなって、弁部35が閉じられにくくなる。この状態では、液体還元剤の吸い戻しを効率的に行うことができなくなるおそれがあるため、負圧の作用によって弁部35が閉じられるまでは弁部35に液体還元剤が存在するように、リターン通路35における弁部35から貯蔵タンク21側の端部までの容量が設定されている。
液体還元剤の回収制御が終了し、電磁ポンプ23が停止すると、電磁ポンプ23側から第2の還元剤供給通路28に少量の気体が逆流し、第2の還元剤供給通路28内は大気圧状態となる。そのため、図5(c)に示すように、弁部35が開かれ、リターン通路29は開放されて、弁部35付近に残留していた液体還元剤は貯蔵タンク21側に移動し、自重により貯蔵タンク21内に落下することとなる。このとき、弁部35は開弁し、第2の還元剤供給通路28内は速やかに負圧から正圧に復帰するため、電磁ポンプ23内まで液体還元剤が逆流することはない。また、弁部35における液体還元剤の流路が、貯蔵タンク21側を下方にして配置されているために、液体還元剤が自重により落下しやすくなって、弁部35に液体還元剤が残留することを防ぐこともできる。
3.第1の実施の形態の還元剤供給装置によって得られる効果
以上説明したように、本実施の形態にかかる還元剤供給装置20は、液体還元剤の回収制御時にリターン通路29を遮断する一方、液体還元剤の回収制御終了後にリターン通路29を開放する弁部35を備えているために、回収制御時においては効率的に負圧が生じて液体還元剤を貯蔵タンク21内に吸い戻すことができるとともに、回収制御終了後には第2の還元剤供給通路28内が常に大気圧状態になって、貯蔵タンク21内の液体還元剤が電磁ポンプ23内に逆流することを防ぐことができる。したがって、電磁ポンプ23内に残留した液体還元剤の凍結等による電磁ポンプ23の破損を低減することができる。
また、本実施の形態にかかる還元剤供給装置20においては、リターン通路29のうちの弁部35よりも貯蔵タンク21側の容量を、液体還元剤の回収制御を開始してから弁部35によってリターン通路29が遮断されるまで、弁部35に液体還元剤が存在するように設定することとしている。したがって、第2の還元剤供給通路28内に発生する負圧によってリターン通路29が確実に遮断されるため、液体還元剤の回収制御を効率的に行うことができる。
また、本実施の形態にかかる還元剤供給装置20においては、弁部35における液体還元剤の流路が、貯蔵タンク21側を下方にして配置することとしているために、液体還元剤が自重により落下しやすくなって、電動ポンプ23の停止後に弁部35に液体還元剤が残留することを防ぐこともできる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態にかかる還元剤供給装置は、リターン通路29に設けられる弁部35Aの構成が第1の実施の形態にかかる還元剤供給装置に設けられた弁部とは異なっている。
図6(a)〜(b)は、本実施の形態にかかる還元剤供給装置に備えられた弁部35Aの構成及び動作について説明するために示す図であり、リターン通路29のうちの絞り部37及び弁部35Aが設けられた部分の断面図を示している。
リターン通路29は、その途中に絞り部37を有している。また、リターン通路29を構成する通路本体60には、絞り部37よりも第2の還元剤供給通路側に隣接してピストン摺動部61が設けられている。ピストン摺動部61の内部には、リターン通路29内での液体還元剤の流れ方向に対して交差する方向に延在するピストン摺動孔61aが形成されている。
ピストン摺動孔61a内には、ピストンバルブ65及びバルブスプリング67が収容されている。ピストンバルブ65は、ピストンバルブ65は、その外周面においてピストン摺動孔61aの内周面と摺動しながら、ピストン摺動孔61a内を移動可能になっている。また、バルブスプリング67は、その一端がピストン摺動孔61aに対向する通路本体60の内平面60aに当接するとともに他端がピストンバルブ65に当接し、ピストンバルブ65を内平面60aとは反対側に付勢する。
また、上述した絞り部37の開口37aはピストン摺動孔61aに臨み、ピストンバルブ65が内平面60a側に移動した際には絞り部37の開口37aがピストンバルブ65によって閉じられ、リターン通路29が遮断される。一方、ピストンバルブ65が内平面60aとは反対側に移動した際には絞り部37の開口37aが開かれ、リターン通路29は開放される。本実施の形態においては、ピストンバルブ65が遮断部材を構成し、バルブスプリング67が弾性部材を構成している。
また、ピストンバルブ65における内平面60a側の端部の一部には切欠き65aが形成されている。そのため、ピストンバルブ65が内平面60aに当接した状態から、内平面60aとは反対側に戻る際に、ピストンバルブ65が内平面60aに貼り付いて戻りにくくなることがないようになっている。
このように構成された弁部35Aにおいて、内燃機関の始動後、すなわち、液体還元剤の噴射制御時においては、図6(a)に示すように、第2の還元剤供給通路側の圧力及びバルブピストン67の付勢力によってピストンバルブ65は内平面60aとは反対側に保持され、弁部35Aは開かれた状態となる。そのため、リターン通路29は開放状態となり、液体還元剤はリターン通路29を介して貯蔵タンクに戻される。
内燃機関が停止して、液体還元剤の回収制御が開始されると、図6(b)に示すように、第2の還元剤供給通路側に発生する負圧によって、ピストンバルブ65がバルブスプリング67の付勢力に抗して内平面60a側に移動し、弁部35Aが閉じられた状態となる。そのため、リターン通路29は遮断された状態となり、液体還元剤が効率的に吸い戻される。
その後、液体還元剤の回収制御が終了し、電動ポンプが停止すると、再び、図6(a)に示すように、ピストンバルブ65がバルブスプリング67の付勢力によって内平面60aとは反対側に移動し、リターン通路29は開放状態となる。これにより、第2の還元剤供給通路内は速やかに負圧から正圧に復帰するため、電磁ポンプ内まで液体還元剤が逆流することがない。
以上説明したように、本実施の形態にかかる還元剤供給装置の弁部35Aによっても、液体還元剤の回収制御時にリターン通路29が遮断される一方、液体還元剤の回収制御終了後にリターン通路29が開放されるために、回収制御時においては効率的に負圧が生じて液体還元剤を貯蔵タンク内に吸い戻すことができるとともに、回収制御終了後には第2の還元剤供給通路内が常に大気圧状態になって、貯蔵タンク内の液体還元剤が電磁ポンプ内に逆流することを防ぐことができる。したがって、電磁ポンプ内に残留した液体還元剤の凍結等による電磁ポンプの破損を低減することができる。
また、本実施の形態にかかる還元剤供給装置においても、リターン通路29のうちの弁部35Aよりも貯蔵タンク側の容量を、液体還元剤の回収制御を開始してから弁部35Aによってリターン通路29が遮断されるまで、弁部35Aに液体還元剤が存在するように設定することとすれば、第2の還元剤供給通路内に発生する負圧によってリターン通路29が確実に遮断され、液体還元剤の回収制御を効率的に行うことができる。
さらに、本実施の形態にかかる還元剤供給装置においても、弁部35Aにおける液体還元剤の流路が、貯蔵タンク側を下方にして配置することとすれば、液体還元剤が自重により落下しやすくなって、電動ポンプの停止後に弁部35Aに液体還元剤が残留することを防ぐこともできる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態にかかる還元剤供給装置は、リターン通路29に設けられる弁部35Bの構成が第1及び第2の実施の形態にかかる還元剤供給装置に設けられた弁部とは異なっている。
図7(a)〜(b)は、本実施の形態にかかる還元剤供給装置に備えられた弁部35Bの構成及び動作について説明するために示す図であり、リターン通路29のうちの絞り部37及び弁部35Bが設けられた部分の断面図を示している。
リターン通路29は、その途中に絞り部37を有している。また、リターン通路29を構成する通路本体70には制御室73が設けられており、この制御室73には第1の弁通路71及び第2の弁通路72が連通している。第1の弁通路71は絞り部37に連続して形成されている。すなわち、リターン通路29は、絞り部37、第1の弁通路71、制御室73、及び第2の弁通路72を含むものとなっている。
制御室73には弾性ゴム等の弾性材料で形成された弾性変位部材75が収容され、弾性変位部材75の周縁部分は蓋部77によって固定されている。この弾性変位部材75は変位部75a及び弾性変形部75bから構成され、弾性変形部75bの伸縮によって変位部75aが進退動するものとなっている。弾性変形部75bが縮んだ状態では変位部75aによって第1の弁通路71及び第2の弁通路72が塞がれることはなく、弾性変形部75bが伸びた状態で変位部75aによって第1の弁通路71及び第2の弁通路72が塞がれる。本実施の形態においては、弾性変位部材75の変位部75aが遮断部材を構成し、弾性変形部75bが弾性部材を構成している。
このように構成された弁部35Bにおいて、内燃機関の始動後、すなわち、液体還元剤の噴射制御時においては、図7(a)に示すように、第2の還元剤供給通路側の圧力及び弾性変形部75bの弾性力によって変位部75aが蓋部77側に保持され、第1の弁通路71及び第2の弁通路72が開放される。一方、液体還元剤の回収制御時においては、図7(b)に示すように、第2の還元剤供給通路側に発生する負圧によって、変位部75aが蓋部77とは反対側に移動し、第1の弁通路71及び第2の弁通路72が閉じられる。さらに、液体還元剤の回収制御が終了し、電動ポンプが停止すると、再び、図7(a)に示すように、変位部75aが弾性変形部75bの弾性力によって蓋部77側に移動し、第1の弁通路71及び第2の弁通路72が開放される。
以上説明したように、本実施の形態にかかる還元剤供給装置の弁部35Bによっても、液体還元剤の回収制御時にリターン通路29が遮断される一方、液体還元剤の回収制御終了後にリターン通路29が開放されるために、回収制御時においては効率的に負圧が生じて液体還元剤を貯蔵タンク内に吸い戻すことができるとともに、回収制御終了後には第2の還元剤供給通路内が常に大気圧状態になって、貯蔵タンク内の液体還元剤が電磁ポンプ内に逆流することを防ぐことができる。したがって、電磁ポンプ内に残留した液体還元剤の凍結等による電磁ポンプの破損を低減することができる。
また、本実施の形態にかかる還元剤供給装置においても、リターン通路29のうちの弁部35Bよりも貯蔵タンク側の容量を、液体還元剤の回収制御を開始してから弁部35Bによってリターン通路29が遮断されるまで、弁部35Bに液体還元剤が存在するように設定することとすれば、第2の還元剤供給通路内に発生する負圧によってリターン通路29が確実に遮断され、液体還元剤の回収制御を効率的に行うことができる。
さらに、本実施の形態にかかる還元剤供給装置においても、弁部35Bにおける液体還元剤の流路が、貯蔵タンク側を下方にして配置することとすれば、液体還元剤が自重により落下しやすくなって、電動ポンプの停止後に弁部35Bに液体還元剤が残留することを防ぐこともできる。
なお、本実施の形態においては、弾性変位部材75が弾性ゴム等の弾性材料で構成することとしているが、金属ダイヤフラム等を用いた構成とすることもできる。
[その他の実施の形態]
以上説明した第1〜第3の実施の形態にかかる還元剤供給装置は、本発明の一態様を示すものであってこの発明を限定するものではなく、これらの実施の形態は本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。特に、弁部の構成については、第2の還元剤供給通路内の圧力が正圧の状態及び電動ポンプの停止状態でリターン通路を開放する一方、第2の還元剤供給通路内の圧力が負圧の状態となったときにリターン通路を遮断する機能を有するものであれば、特に限定されるものではない。
3:排気通路、10:排気浄化装置、13:還元触媒、20:還元剤供給装置、21:貯蔵タンク、23:電動ポンプ、23a:入り口側、23b:出口側、25:電磁噴射弁、27:第1の還元剤供給通路、28:第2の還元剤供給通路、29:リターン通路、30:ポンプユニット、31:圧力センサ、33:流路切換弁、35・35A・35B:弁部、37:絞り部、37a:開口、40:電子制御装置(ECU)、50:通路本体、51:第1の係止突部、51a:開口部、53:第2の係止突部、53a:開口部、55:ピストンバルブ、55A:通過孔、55Aa:大径部、55Ab:小径部、55B:シート部、57:バルブスプリング、59:ロッド部、60:通路本体、60a:内平面、61:ピストン摺動部、61a:ピストン摺動孔、65:ピストンバルブ、65a:切欠き、67:バルブスプリング、70:通路本体、71:第1の弁通路、72:第2の弁通路、73:制御室、75:弾性変位部材、75a:変位部、75b:弾性変形部、77:蓋部

Claims (3)

  1. 貯蔵タンク内の液体還元剤を吸い上げて圧送するポンプと、前記ポンプにより圧送される前記液体還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する還元剤噴射部と、前記ポンプと前記還元剤噴射部とを接続する還元剤供給通路と、前記還元剤供給通路から分岐して前記ポンプにより圧送される前記液体還元剤の一部を前記貯蔵タンクに戻すためのリターン通路と、
    を備え、
    前記内燃機関の運転時には前記ポンプにより前記液体還元剤を前記還元剤噴射部側に圧送し、前記内燃機関の停止時には前記ポンプにより前記液体還元剤を前記貯蔵タンクに回収する制御が実行されるように構成された還元剤供給装置において、
    前記リターン通路の途中に、流路面積を小さくした絞り部を備えるとともに、
    前記絞り部よりも前記還元剤供給通路側に、前記液体還元剤の回収制御時には前記還元剤供給通路及び前記リターン通路内の圧力の低下に伴い前記リターン通路を遮断する一方、前記液体還元剤の回収制御終了後で、前記ポンプが停止している間に、前記リターン通路を開放するように構成された弁部を備えることを特徴とする還元剤供給装置。
  2. 前記弁部は、前記リターン通路を遮断する遮断部材と、前記リターン通路を開放する方向に前記遮断部材を常時付勢する弾性部材と、を備え、前記圧力の低下時に発生する負圧によって、前記弾性部材の付勢力に抗して前記遮断部材が移動し、前記リターン通路を遮断するように構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の還元剤供給装置。
  3. 前記リターン通路のうちの前記弁部よりも前記貯蔵タンク側の容量が、前記液体還元剤の回収を開始してから前記弁部によって前記リターン通路が遮断されるまで、前記弁部に前記液体還元剤が存在するように設定されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の還元剤供給装置。
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