JP2014094810A - コンベヤベルトおよびコンベヤベルト装置 - Google Patents

コンベヤベルトおよびコンベヤベルト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カバーゴムの表面の摩耗量を高精度に求める。
【解決手段】コンベヤベルト11は、カバーゴム14と磁石部材15とを備え、磁石部材15には、側面視においてカバーゴム14の裏面14bに対して傾斜する一対の傾斜部17、18が備えられ、両傾斜部17、18は、ベルト長手方向Lにずらされて配置されるとともにベルト長手方向Lに対向し合い、両傾斜部17、18のうち、ベルト長手方向Lに沿って一方側に位置する第1傾斜部17は、ベルト長手方向Lに沿って一方側から他方側に向かうに従い漸次、ベルト厚さ方向Tに沿ってカバーゴム14の表面14a側から裏面14b側に向かって延在し、両傾斜部17、18のうち、ベルト長手方向Lに沿って他方側に位置する第2傾斜部18は、ベルト長手方向Lに沿って他方側から一方側に向かうに従い漸次、ベルト厚さ方向Tに沿ってカバーゴム14の表面14a側から裏面14b側に向かって延在している。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンベヤベルトおよびコンベヤベルト装置に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるようなコンベヤベルト装置が知られている。コンベヤベルト装置は、コンベヤベルトと、磁気センサと、処理部と、を備えている。コンベヤベルトは、表面に搬送物が積載される帯状のカバーゴムと、カバーゴムに埋設された磁石部材と、を備えている。磁石部材は、このコンベヤベルトをベルト厚さ方向から見た平面視において、ベルト長手方向に連続して延在している。磁石部材は、板厚方向に磁化されるとともに表裏面がベルト厚さ方向を向く板状に形成されている。磁石部材は、このコンベヤベルトをベルト幅方向から見た側面視において、カバーゴムの裏面に対して傾斜する傾斜部を備えている。磁気センサは、カバーゴムの表面に対向して配置され、磁石部材からの磁界を検出する。処理部は、磁気センサの検出結果に基づいて、カバーゴムの表面の摩耗量を求める。
前記コンベヤベルト装置では、コンベヤベルトがベルト長手方向に走行するときに、磁気センサが磁石部材からの磁界を、磁石部材のベルト長手方向の全長にわたって連続して検出する。ここで、カバーゴムの表面が摩耗してカバーゴムが薄くなると、この摩耗に伴って磁石部材の傾斜部が摩耗され、カバーゴムの表面の摩耗量に応じて磁石部材のベルト長手方向に沿った長さが小さくなる。これにより、磁気センサの検出結果が変化することから、この検出結果に基づいて、処理部がカバーゴムの表面の摩耗量を求める。
国際公開第2011/058755号
ところで、前記従来のコンベヤベルト装置では、カバーゴムの表面の摩耗量に応じた磁石部材の長さの減少量が大きいほど、磁気センサの検出結果が大きく変化する。したがって、磁気センサの検出誤差が検出結果に与える影響を小さく抑えることが可能になり、カバーゴムの摩耗量を精度良く求めることができる。
そこで、カバーゴムの表面の摩耗量に応じた磁石部材の長さの減少量を大きくするため、前記側面視において、磁石部材の傾斜部がカバーゴムの裏面に対して傾斜する傾斜角度を可能な限り小さくした構成を採用することが考えられる。
しかしながら、前記傾斜角度を小さくすると、傾斜部において、カバーゴムの表面から露出する露出面の面積が大きくなる。
そのため例えば、磁石部材の耐摩耗性が、カバーゴムの耐摩耗性に比べて低い場合、傾斜部の露出面が摩耗し易くなり、カバーゴムの表面が摩耗されていないにも関わらず、傾斜部が摩耗されて磁石部材の長さが小さくなることがある。さらに例えば、磁石部材の耐摩耗性が、カバーゴムの耐摩耗性に比べて高い場合、傾斜部の露出面が摩耗し難くなり、カバーゴムの表面が摩耗されているにも関わらず、傾斜部が摩耗されずに磁石部材の長さが小さくならないことがある。
これらの場合、磁気センサの検出結果に基づいて求められたカバーゴムの摩耗量と、実際の摩耗量と、の間に差異が生じ易く、これらの摩耗量を精度良く求めることができなくないという問題がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、カバーゴムの表面の摩耗量を高精度に求めることができるコンベヤベルトおよびコンベヤベルト装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るコンベヤベルトは、表面に搬送物が積載される帯状のカバーゴムと、前記カバーゴムに埋設され、このコンベヤベルトをベルト厚さ方向から見た平面視においてベルト長手方向に連続して延在する磁石部材と、を備えるコンベヤベルトであって、前記磁石部材には、板厚方向に磁化されるとともに表裏面がベルト厚さ方向を向く板状に形成され、このコンベヤベルトをベルト幅方向から見た側面視において、前記カバーゴムの裏面に対して傾斜する一対の傾斜部が備えられ、これらの両傾斜部は、ベルト長手方向にずらされて配置されるとともに、ベルト長手方向に対向し合い、前記両傾斜部のうち、ベルト長手方向に沿って一方側に位置する第1傾斜部は、ベルト長手方向に沿って前記一方側から他方側に向かうに従い漸次、ベルト厚さ方向に沿って前記カバーゴムの表面側から裏面側に向かって延在し、前記両傾斜部のうち、ベルト長手方向に沿って前記他方側に位置する第2傾斜部は、ベルト長手方向に沿って前記他方側から前記一方側に向かうに従い漸次、ベルト厚さ方向に沿って前記カバーゴムの前記表面側から前記裏面側に向かって延在していることを特徴とする。
また、本発明に係るコンベヤベルト装置は、前記コンベヤベルトと、前記カバーゴムの表面に対向して配置され、前記磁石部材からの磁界を検出する磁気センサと、前記磁気センサの検出結果に基づいて、前記カバーゴムの表面の摩耗量を求める処理部と、を備えていることを特徴とする。
これらの発明では、カバーゴムの表面が摩耗してカバーゴムが薄くなると、この摩耗に伴って、第1傾斜部が、この第1傾斜部においてベルト長手方向に沿って一方側に位置する一端部から摩耗され、第2傾斜部が、この第2傾斜部においてベルト長手方向に沿って他方側に位置する他端部から摩耗される。したがって、カバーゴムの表面の摩耗量に応じて、第1傾斜部がベルト長手方向に沿って一方側から短くなり、かつ、第2傾斜部がベルト長手方向に沿って他方側から短くなる。これにより、磁石部材のベルト長手方向に沿った長さが小さくなって磁気センサの検出結果が変化することから、この検出結果に基づいて、処理部がカバーゴムの表面の摩耗量を求める。
以上のように、これらのコンベヤベルトおよびコンベヤベルト装置によれば、カバーゴムの表面が摩耗してカバーゴムが薄くなると、この摩耗に伴って、両傾斜部が摩耗されることで、磁石部材のベルト長手方向に沿った長さが小さくなる。したがって、例えば磁石部材に、両傾斜部のうちのいずれか一方のみが備えられ、その傾斜部のみが摩耗されることで、磁石部材のベルト長手方向に沿った長さが小さくなる構成に比べて、カバーゴムの表面の摩耗量に応じた磁石部材の長さの減少量を確保しつつ、前記側面視において、両傾斜部がカバーゴムの裏面に対して傾斜する傾斜角度を大きくすることができる。これにより、磁気センサの検出誤差が検出結果に与える影響を小さく抑えつつ、各傾斜部において、カバーゴムの表面から露出する露出面の面積を小さく抑えることが可能になり、カバーゴムの表面の摩耗量を高精度に求めることができる。
また、本発明に係るコンベヤベルトでは、前記第2傾斜部において前記一方側に位置する一端部は、前記第1傾斜部において前記他方側に位置する他端部よりも、前記他方側に位置し、前記第1傾斜部における前記他端部のベルト厚さ方向の位置と、前記第2傾斜部における前記一端部のベルト厚さ方向の位置と、は互いに同等とされ、前記磁石部材には、板厚方向に磁化されるとともに表裏面がベルト厚さ方向を向く板状に形成され、前記第1傾斜部の前記他端部と、前記第2傾斜部の前記一端部と、を連結する連結部が備えられていてもよい。
この場合、カバーゴムの表面の摩耗が大きく進行しても、第1傾斜部の他端部および第2傾斜部の一端部が摩耗されるまでは、カバーゴム内に連結部が残存する。
このように、カバーゴムの表面の摩耗が大きく進行した状態で、カバーゴム内に連結部を残存させることができる。したがって、カバーゴムの表面の摩耗が大きく進行した状態で、コンベヤベルトがベルト長手方向に走行するときであっても、磁気センサにより、連結部からの磁界を検出することが可能になり、カバーゴムの表面の摩耗量を確実に求めることができる。
また磁石部材に、前記連結部が備えられているので、第1傾斜部、第2傾斜部および連結部を、例えば板状に形成された1つのゴム磁石などにより形成することが可能になり、コンベヤベルトの製造を簡便にすることもできる。
本発明によれば、カバーゴムの表面の摩耗量を高精度に求めることができる。
本発明の一実施形態に係るコンベヤベルト装置の要部を示す側面図である。 図1に示すA部の拡大断面図である。 図1に示すB−B矢視図である。 図1に示すコンベヤベルト装置を構成する処理部のブロック線図である。 図1に示すコンベヤベルト装置における磁気センサの検出結果を示すグラフである。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るコンベヤベルト装置を説明する。
図1から図4に示すように、コンベヤベルト装置10は、コンベヤベルト11と、磁気センサ12と、処理部13と、を備えている。
コンベヤベルト11は、表面14aに搬送物が積載される帯状のカバーゴム14と、カバーゴム14に埋設された磁石部材15と、を備えている。
カバーゴム14は、例えば硫黄加硫可能なゴム材料などで、無端帯状に形成されている。前記ゴム材料として、例えば天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)等を、単独でまたは混合して使用してもよい。
図2に示すように、カバーゴム14には、このカバーゴム14の全周にわたって延在する抗張体16が埋設されている。抗張体16は、カバーゴム14の裏面14bに平行に延在している。抗張体16は、ベルト幅方向Wに複数配設されたスチールコードまたは有機繊維コードとされている。なお有機繊維コードとしては、例えばナイロン、ポリエステル若しくはアラミド等が挙げられる。抗張体16は、カバーゴム14内において、ベルト厚さ方向Tの中央部よりもカバーゴム14の裏面14b側に配置されている。
磁石部材15は、このコンベヤベルト11をベルト厚さ方向Tから見た平面視においてベルト長手方向Lに連続して延在している。磁石部材15は、カバーゴム14内において、抗張体16よりもカバーゴム14の表面14a側に配置されている。磁石部材15には、一対の傾斜部17、18と、連結部19と、が備えられている。
傾斜部17、18は、板厚方向に磁化されるとともに表裏面がベルト厚さ方向Tを向く板状に形成されている。傾斜部17、18は、このコンベヤベルト11をベルト幅方向Wから見た側面視において、カバーゴム14の裏面14bに対して傾斜している。両傾斜部17、18は、ベルト長手方向Lにずらされて配置されるとともに、ベルト長手方向Lに対向し合っている。傾斜部17、18には、ベルト長手方向Lに沿って一方側に位置する第1傾斜部17と、ベルト長手方向Lに沿って他方側に位置する第2傾斜部18と、が備えられている。
第1傾斜部17は、この磁石部材15のうち、ベルト長手方向Lに沿った一方側の端部を構成している。第1傾斜部17は、ベルト長手方向Lに沿って一方側から他方側に向かうに従い漸次、ベルト厚さ方向Tに沿ってカバーゴム14の表面14a側から裏面14b側に向かって延在している。第1傾斜部17は、前記側面視において直線状に延在している。
第1傾斜部17において、ベルト長手方向Lに沿って一方側に位置する一端部17aは、このコンベヤベルト11の使用開始時に、カバーゴム14の表面14aから露出している。第1傾斜部17において、ベルト長手方向Lに沿って他方側に位置する他端部17bは、前記抗張体16に、ベルト厚さ方向Tに沿ってカバーゴム14の表面14a側から近接もしくは当接している。
第2傾斜部18は、この磁石部材15のうち、ベルト長手方向Lに沿った他方側の端部を構成している。第2傾斜部18は、ベルト長手方向Lに沿って他方側から一方側に向かうに従い漸次、ベルト厚さ方向Tに沿ってカバーゴム14の表面14a側から裏面14b側に向かって延在している。第2傾斜部18は、前記側面視において直線状に延在している。
第2傾斜部18において、ベルト長手方向Lに沿って他方側に位置する他端部18aは、このコンベヤベルト11の使用開始時に、カバーゴム14の表面14aから露出している。第2傾斜部18において、ベルト長手方向Lに沿って一方側に位置する一端部18bは、前記抗張体16に、ベルト厚さ方向Tに沿ってカバーゴム14の表面14a側から近接もしくは当接している。
第2傾斜部18の一端部18bは、第1傾斜部17の他端部17bよりも、ベルト長手方向Lに沿って他方側に位置しており、前記平面視において第1傾斜部17と重なっていない。
第1傾斜部17のベルト厚さ方向Tに沿った大きさと、第2傾斜部18のベルト厚さ方向Tに沿った大きさと、は互いに同等とされている。第1傾斜部17のベルト厚さ方向Tの位置と、第2傾斜部18のベルト厚さ方向Tの位置と、も互いに同等とされている。第1傾斜部17における他端部17bのベルト厚さ方向Tの位置と、第2傾斜部18における一端部18bのベルト厚さ方向Tの位置と、は互いに同等とされている。
第1傾斜部17のベルト長手方向Lに沿った大きさと、第2傾斜部18のベルト長手方向Lに沿った大きさと、も互いに異なっており、第1傾斜部17のベルト長手方向Lに沿った大きさが、第2傾斜部18のベルト長手方向Lに沿った大きさよりも大きくなっている。
前記側面視において、第1傾斜部17がカバーゴム14の裏面14bに対して傾斜する傾斜角度θ1と、第2傾斜部18がカバーゴム14の裏面14bに対して傾斜する傾斜角度θ2と、は互いに異なっており、第1傾斜部17の前記傾斜角度θ1が、第2傾斜部18の前記傾斜角度θ2よりも小さくなっている。
連結部19は、板厚方向に磁化されるとともに表裏面がベルト厚さ方向Tを向く板状に形成されている。連結部19は、第1傾斜部17の他端部17bと、第2傾斜部18の一端部18bと、を連結している。連結部19は、前記側面視において直線状に延在し、カバーゴム14の裏面14bと平行とされている。連結部19は、前記抗張体16に、ベルト厚さ方向Tに沿ってカバーゴム14の表面14a側から近接もしくは当接している。
第1傾斜部17、第2傾斜部18および連結部19はいずれも、カバーゴム14のベルト幅方向Wの全長にわたって延在している。第1傾斜部17、第2傾斜部18および連結部19は、板状に形成された1つのゴム磁石により形成されている。前記ゴム磁石は、コンベヤベルト11に追従して変形可能な程度の柔軟性を具備している。前記ゴム磁石は、例えば永久磁石材料の磁性粉が配合ゴム中に分散されてなるボンド磁性体などにより形成される。前記磁性粉として、例えば希土類磁石、アルコ磁石、およびフェライト等を採用してもよい。前記希土類磁石として、例えばネオジュウム鉄ボロンまたはサマリウム鉄窒素などを採用してもよい。
コンベヤベルト11の表面14aにおいて、第1傾斜部17の磁界の極性と、第2傾斜部18の磁界の極性と、連結部19の磁界の極性と、は、互いに同じである。
図1に示すように、コンベヤベルト11は、水平方向に延在する回転軸回りに回転可能な一対のプーリ20の間に巻回されている。コンベヤベルト11は、プーリ20によりベルト長手方向Lに沿って一方側に走行させられ、ベルト長手方向Lの一方側が、コンベヤベルト11の走行方向の前側Fとなっている。コンベヤベルト11は、プーリ20によりベルト長手方向Lに走行させられることで、このコンベヤベルト11のうち、表面が鉛直上側を向くキャリア側部分11a上に積載された搬送物を搬送する。コンベヤベルト11は、一対のプーリ20のうち、一方のプーリ20側に設けられた荷降ろし部21に搬送物を搬送する。荷降ろし部21には、搬送物をコンベヤベルト11から掻き落とすスクレーパ21aが設けられている。このスクレーパ21aにより、前記キャリア側部分11a上に積載された搬送物が掻き落とされることから、コンベヤベルト11のうち、表面が鉛直下側を向くリターン側部分11bでは、搬送物が除去されていることとなる。
なおコンベヤベルト11は、キャリア側部分11aがトラフ状に支持された状態で走行し、リターン側部分11bがベルト幅方向Wに沿って平坦に展開された状態で走行する構成であってもよい。また、このコンベヤベルト11の全周にわたって平坦な状態で走行する構成であってもよい。さらに、キャリア側部分11aおよびリターン側部分11bのうちの少なくとも一方が、ベルト長手方向Lに延在するパイプ軸回りに丸められた状態で走行する構成であってもよい。
図1から図3に示すように、コンベヤベルト11のリターン側部分11bが通過するベルト経路のうち、前記一方のプーリ20に隣接する戻り開始位置には、幅方向ガイド22と、厚さ方向ガイド23と、が設けられている。幅方向ガイド22は、コンベヤベルト11のリターン側部分11bのベルト幅方向Wの位置を規制する。厚さ方向ガイド23は、コンベヤベルト11のリターン側部分11bを、コンベヤベルト11の裏面から支持する。
磁気センサ12は、カバーゴム14の表面14aに対向して配置され、磁石部材15からの磁界を検出する。磁気センサ12は、コンベヤベルト11のリターン側部分11bに対向して配置されている。磁気センサ12は、前記戻り開始位置に配置されている。磁気センサ12は、例えばガウスメータやループコイルなどにより構成されている。図4に示すように、磁気センサ12は、検出結果を処理部13に送出する。
処理部13は、磁気センサ12の検出結果に基づいて、カバーゴム14の表面14aの摩耗量T1を求める。処理部13は、現場演算制御部24と、中央制御部25と、を備えている。現場演算制御部24には、磁気センサ12から検出結果についての信号が入力される。現場演算制御部24は、前記信号に基づいてカバーゴム14の表面14aの摩耗量T1を演算し、演算結果を送信部から送信する。中央制御部25は、送信部から送信された信号を受信部で受信し、演算結果を出力端末に出力する。中央制御部25は、摩耗量T1が予め設定された設定値を超えた場合に、例えば警報を発したり、コンベヤベルト11の走行を停止させたりする。
図2に示すように、前記コンベヤベルト装置10では、コンベヤベルト11による搬送物の搬送を行うため、コンベヤベルト11をベルト長手方向Lに走行させると、カバーゴム14の表面14aが摩耗する。するとこの摩耗に伴って、第1傾斜部17が、この第1傾斜部17の一端部17aから摩耗され、第2傾斜部18が、この第2傾斜部18の他端部18aから摩耗される。したがって、カバーゴム14の表面14aの摩耗量T1に応じて、第1傾斜部17がベルト長手方向Lに沿って一方側から短くなり、かつ、第2傾斜部18のベルト長手方向Lに沿って他方側から短くなることで、磁石部材15のベルト長手方向Lに沿った長さが小さくなる。
このように、カバーゴム14の表面14aの摩耗に伴って両傾斜部17、18が徐々に摩耗される。しかしながら、カバーゴム14の表面14aの摩耗が大きく進行しても、第1傾斜部17の他端部17bおよび第2傾斜部18の一端部18bが摩耗されるまでは、カバーゴム14内に連結部19が残存する。
ここで、前記コンベヤベルト装置10に用いられるカバーゴム14の表面14aの摩耗量T1を算出する摩耗量の算出方法の一例を説明する。
コンベヤベルト11がベルト長手方向Lに走行する過程で、磁石部材15が磁気センサ12上を通過するときには、磁気センサ12が、磁石部材15からの磁界を、磁石部材15のベルト長手方向Lの全長にわたって連続して検出する。磁気センサ12の検出結果は、図5に示すグラフのように、磁石部材15からの磁界の時間変化パターンP0、P1として表される。図5に示すグラフは、時間の経過に伴う磁気センサ12の出力値の変化を表している。横軸は、磁気センサ12により磁界を検出した時間(s)を示し、縦軸は、磁気センサ12の出力値(V)を示している。磁気センサ12の出力値は、磁気センサ12により検出された磁界の強さを表している。
図5に示すグラフには、使用開始時におけるコンベヤベルト11についての磁界の時間変化パターンP0と、一定期間使用されたコンベヤベルト11の磁界の時間変化パターンP1と、を示している。これらの時間変化パターンP0、P1はいずれも、時間が経過するに従って、出力値が、漸次大きくなり極大となった後、漸次小さくなる一山の波形状とされている。なおこのグラフは一例であり、時間変化パターンは、例えば二山の波形状やその他の波形状などであってもよい。
使用開始時におけるコンベヤベルト11は、カバーゴム14の表面14aが実質的に摩耗されていない未摩耗状態とされ、このコンベヤベルト11では、磁石部材15からの磁界の強さが強い。
一定期間使用されたコンベヤベルト11は、カバーゴム14の表面14aが摩耗された摩耗状態とされている。摩耗状態のコンベヤベルト11では、カバーゴム14の表面14aが摩耗に伴って、磁石部材15のベルト長手方向Lに沿った長さが小さくなっており、磁石部材15からの磁界の強さが弱くなる。したがって、摩耗状態の磁界の時間変化パターンP1がなす波形状の幅および高さはそれぞれ、未摩耗状態の時間の時間変化パターンP0がなす波形状の幅および高さよりも小さくなる。
そこで本実施形態では、未摩耗状態の磁界の時間変化パターンP0、および摩耗状態の磁界の時間変化パターンP1それぞれについて、予め設定された磁界の強さの閾値tでの波形幅W0、W1を求め、これらの波形幅W0、W1と、予め求めておいた換算関数と、に基づいて、摩耗状態におけるカバーゴム14の表面14aの摩耗量T1を求める。
磁界の強さの閾値tは、例えば事前に摩耗試験などを実施することにより設定される。磁界の強さの閾値tは、例えば磁石部材15のうち、第1傾斜部17の他端部17b、第2傾斜部18の一端部18bおよび連結部19のみがカバーゴム14内に残存した状態で検出される磁界の強さと同等の値などであってもよい。
磁界の時間変化パターンP0、P1についての閾値tでの波形幅W0、W1とは、磁界の時間変化パターンP0、P1において、磁界の強さが閾値tを上回る時刻から、その後に磁界の強さが閾値tを下回る時刻までの時間である。
換算関数としては、例えば波形幅W0、W1の比W1/W0と、摩耗量T1と、の相関関係を示す関数などが挙げられる。換算関数は、例えば事前試験やシミュレーションなどにより求められる。
前記摩耗量の算出方法では、波形幅W0、W1に基づいて摩耗量T1を算出することから、摩耗状態のコンベヤベルト11における磁石部材15からの磁界を、磁気センサ12により高精度に検出することで、摩耗量T1を精度良く求めることができる。
ここで前記コンベヤベルト装置10において、前記摩耗量の算出方法を用いてカバーゴム14の表面14aの摩耗量T1を求める方法について説明する。
まず、コンベヤベルト11がベルト長手方向Lに走行する過程で、磁石部材15が磁気センサ12上を通過するときに、磁石部材15からの磁界を磁気センサ12により検出する。そして処理部13が、磁気センサ12の検出結果を、摩耗状態の磁界の時間変化パターンP1として取得して、前記摩耗量の算出方法により、カバーゴム14の表面14aの摩耗量T1を算出する。
なお、磁気センサ12による磁界の検出は、磁石部材15が磁気センサ12上を通過する度に毎回行ってもよく、複数回に一回行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るコンベヤベルト11およびコンベヤベルト装置10によれば、カバーゴム14の表面14aが摩耗してカバーゴム14が薄くなると、この摩耗に伴って両傾斜部17、18が摩耗されることで、磁石部材15のベルト長手方向Lに沿った長さが小さくなる。したがって、例えば磁石部材に、両傾斜部のうちのいずれか一方のみが備えられ、その傾斜部のみが摩耗されることで、磁石部材のベルト長手方向に沿った長さが小さくなる構成に比べて、カバーゴム14の表面14aの摩耗量T1に応じた磁石部材15の長さの減少量を確保しつつ、前記側面視において、両傾斜部17、18がカバーゴム14の裏面14bに対して傾斜する傾斜角度θ1、θ2を大きくすることができる。これにより、磁気センサ12の検出誤差が検出結果に与える影響を小さく抑えつつ、各傾斜部17、18において、カバーゴム14の表面14aから露出する露出面の面積を小さく抑えることが可能になり、カバーゴム14の表面14aの摩耗量T1を高精度に求めることができる。
また、カバーゴム14の表面14aの摩耗が大きく進行した状態で、カバーゴム14内に連結部19を残存させることができる。したがって、カバーゴム14の表面14aの摩耗が大きく進行した状態で、コンベヤベルト11がベルト長手方向Lに走行するときであっても、磁気センサ12により、連結部19からの磁界を検出することが可能になり、カバーゴム14の表面14aの摩耗量T1を確実に求めることができる。
また磁石部材15に、前記連結部19が備えられているので、第1傾斜部17、第2傾斜部18および連結部19を、例えば本実施形態のように、板状に形成された1つのゴム磁石などにより形成することが可能になり、コンベヤベルト11の製造を簡便にすることもできる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、スクレーパ21a、幅方向ガイド22および厚さ方向ガイド23はなくてもよい。さらに例えば処理部13は、前記実施形態に示した構成に限られない。
また前記実施形態では、コンベヤベルト11の使用開始時に、第1傾斜部17の一端部17aおよび第2傾斜部18の他端部18aが、カバーゴム14の表面14aから露出しているものとしたが、これに限られない。例えば、第1傾斜部の一端部および第2傾斜部の他端部のうち、少なくとも一方が、コンベヤベルトの使用開始時に露出しておらず、カバーゴムの表面が一定量摩耗された後、露出するように構成されていてもよい。この場合、磁気センサによる磁界の検出、およびカバーゴムの表面の摩耗量の測定は、第1傾斜部の一端部および第2傾斜部の他端部のうちの少なくとも一方が、カバーゴムの表面に露出してから行ってもよい。
また前記実施形態では、第1傾斜部17のベルト厚さ方向Tの位置と、第2傾斜部18のベルト厚さ方向Tの位置と、は互いに同等とされているものとしたが、これに限られず、互いに異なっていてもよい。
さらに前記実施形態では、第1傾斜部17のベルト厚さ方向Tに沿った大きさと、第2傾斜部18のベルト厚さ方向Tに沿った大きさと、は互いに同等とされているものとしたが、これに限られず、互いに異なっていてもよい。
さらにまた、前記実施形態では、前記側面視において、第1傾斜部17がカバーゴム14の裏面14bに対して傾斜する傾斜角度θ1と、第2傾斜部18がカバーゴム14の裏面14bに対して傾斜する傾斜角度θ2と、は互いに異なっているものとしたが、これに限られず、同等であってもよい。
また前記実施形態では、第1傾斜部17、第2傾斜部18および連結部19はいずれも、カバーゴム14のベルト幅方向Wの全長にわたって延在しているものとしたが、これに限られない。
また連結部19はなくてもよい。この場合、例えば第1傾斜部の他端部と第2傾斜部の一端部とが、直結されていてもよく、前記平面視においてベルト厚さ方向に重なり合っていてもよい。
また前記実施形態では、処理部13は、波形幅W0、W1と、換算関数と、に基づいて、摩耗状態におけるカバーゴム14の表面14aの摩耗量T1を求めるものとしたが、これに限られない。例えば、摩耗状態の磁界の時間変化パターンにおける閾値での波形幅の値そのものを、摩耗量として求めてもよい。
また前記実施形態では、磁気センサ12は、前記戻り開始位置に配置されているものとしたが、これに限られない。例えば磁気センサが、コンベヤベルトのキャリア側部分の表面に対向して配置されていてもよい。
また前記実施形態では、抗張体16として、ベルト長手方向Lに沿って延在するスチールコードまたは有機繊維コードを示したが、これに代えて例えば、ナイロン、ポリエステルまたはアラミド等からなる帆布を採用してもよい。また、前記スチールコードまたは有機繊維コードの損傷を防止するために、これらのコードとともに帆布を埋設してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 コンベヤベルト装置
11 コンベヤベルト
12 磁気センサ
13 処理部
14 カバーゴム
14a 表面
14b 裏面
15 磁石部材
17 第1傾斜部
17b 第1傾斜部の他端部
18 第2傾斜部
18b 第2傾斜部の一端部
19 連結部

Claims (3)

  1. 表面に搬送物が積載される帯状のカバーゴムと、
    前記カバーゴムに埋設され、このコンベヤベルトをベルト厚さ方向から見た平面視においてベルト長手方向に連続して延在する磁石部材と、を備えるコンベヤベルトであって、
    前記磁石部材には、板厚方向に磁化されるとともに表裏面がベルト厚さ方向を向く板状に形成され、このコンベヤベルトをベルト幅方向から見た側面視において、前記カバーゴムの裏面に対して傾斜する一対の傾斜部が備えられ、
    これらの両傾斜部は、ベルト長手方向にずらされて配置されるとともに、ベルト長手方向に対向し合い、
    前記両傾斜部のうち、ベルト長手方向に沿って一方側に位置する第1傾斜部は、ベルト長手方向に沿って前記一方側から他方側に向かうに従い漸次、ベルト厚さ方向に沿って前記カバーゴムの表面側から裏面側に向かって延在し、
    前記両傾斜部のうち、ベルト長手方向に沿って前記他方側に位置する第2傾斜部は、ベルト長手方向に沿って前記他方側から前記一方側に向かうに従い漸次、ベルト厚さ方向に沿って前記カバーゴムの前記表面側から前記裏面側に向かって延在していることを特徴とするコンベヤベルト。
  2. 請求項1記載のコンベヤベルトであって、
    前記第2傾斜部において前記一方側に位置する一端部は、前記第1傾斜部において前記他方側に位置する他端部よりも、前記他方側に位置し、
    前記第1傾斜部における前記他端部のベルト厚さ方向の位置と、前記第2傾斜部における前記一端部のベルト厚さ方向の位置と、は互いに同等とされ、
    前記磁石部材には、板厚方向に磁化されるとともに表裏面がベルト厚さ方向を向く板状に形成され、前記第1傾斜部の前記他端部と、前記第2傾斜部の前記一端部と、を連結する連結部が備えられていることを特徴とするコンベヤベルト。
  3. 請求項1記載のコンベヤベルトと、
    前記カバーゴムの表面に対向して配置され、前記磁石部材からの磁界を検出する磁気センサと、
    前記磁気センサの検出結果に基づいて、前記カバーゴムの表面の摩耗量を求める処理部と、を備えていることを特徴とするコンベヤベルト装置。
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