JP2014093815A - 駆動回路、電力変換装置および電気機器 - Google Patents

駆動回路、電力変換装置および電気機器 Download PDF

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敦司 山口
Masayoshi Yamamoto
真義 山本
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大勝 梅上
Fumiya Hattori
文哉 服部
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Abstract

【課題】簡易な回路構成により部品点数を減らしてコストの低廉化を図ることができると共に安定性を向上させることのできる駆動回路を提供する。
【解決手段】電流型の駆動回路であって、電流源10に接続されたハイサイド半導体スイッチング素子20と、ハイサイド半導体スイッチング素子と基準電圧との間に直列に接続されたローサイド半導体スイッチング素子21と、ハイサイド半導体スイッチング素子を駆動するハイサイド駆動回路11と、ローサイド半導体スイッチング素子を駆動するローサイド駆動回路12と、電源13とを備え、ハイサイド半導体スイッチング素子若しくはローサイド半導体スイッチング素子の何れか一方がオンされた際に、オンされたスイッチング素子のゲート電極とソース電極が短絡される。
【選択図】図1

Description

本発明は、DC−DCコンバータ、インバータ、モータドライブ回路等に用いられる駆動回路、電力変換装置および電気機器に関する。
DC−DCコンバータ等に用いられる駆動回路(スイッチング回路)は、直流電源の両端に直列に接続された2個のスイッチング素子(ハイサイド半導体スイッチング素子およびローサイド半導体スイッチング素子)を制御信号により交互にオン・オフさせて、2個のスイッチング素子の中点に接続された負荷に電力を供給する。
このような駆動回路は、直流電源のハイサイド側に接続されたスイッチング素子およびローサイド側に接続されたスイッチング素子を駆動するために専用の電源が必要になるが、この電源を作成するためにブートストラップ回路を用いた駆動回路が知られている。
ブートストラップ回路を用いた駆動回路に関する技術は種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−314154号公報
ところが、従来の駆動回路では、ブートストラップ回路を構成するダイオード、抵抗器、キャパシタ、定電圧ダイオード等の各種素子が必要であり、部品点数が多くなり、コストが嵩む。
また、ブートストラップ回路を用いた駆動回路では、中間電圧が電源電圧と等しいため、ハイサイド側に接続されたスイッチング素子をオフさせる際に電源電圧よりも高い電圧が必要であり、昇圧回路等が必要となる。
一方、近年、インバータ装置等に用いられる半導体スイッチング素子として、大電流および高耐圧を可能にする化合物半導体デバイス(例えば、AlGaN/GaNヘテロ構造を有するHEMTやSiCトランジスタ等)が開発されており、ノーマリオン型(ディプレッション型)の半導体デバイスが利用されつつある。
このノーマリオン型の半導体デバイスは、ノーマリオフ型の半導体デバイスとは異なり、ゲート電圧を印加しない状態でもドレイン電流が流れるという特性を有する。
ノーマリオン型の半導体デバイスは、製造が比較的容易であることから、この半導体デバイスを用いてインバータ装置等を低コストで生産することが期待されている。
しかしながら、ノーマリオン型の半導体デバイスは、ゲート電圧を加えない状態において電流を流す性質(ノーマリオン)があるため、この素子をオフ状態にする(即ち、電流を止める)ためにはゲートに負電圧を印加する必要がある。
そのため、負電源が必要となり、回路の部品点数が増え、回路基板上の配線が複雑になるなどの問題があった。
本発明の目的は、簡易な回路構成により部品点数を減らしてコストの低廉化を図ることができると共に安定性を向上させることのできる駆動回路、電力変換装置および電気機器を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一態様によれば、電流型の駆動回路であって、電流源に接続されたハイサイド半導体スイッチング素子と、前記ハイサイド半導体スイッチング素子と基準電圧との間に直列に接続されたローサイド半導体スイッチング素子と、前記ハイサイド半導体スイッチング素子を駆動するハイサイド駆動回路と、前記ローサイド半導体スイッチング素子を駆動するローサイド駆動回路と、前記基準電圧を基準とした負電圧を前記ハイサイド半導体スイッチング素子および前記ローサイド半導体スイッチング素子とに印加する電源とを備え、前記ハイサイド半導体スイッチング素子若しくは前記ローサイド半導体スイッチング素子のいずれか一方がオンされた際に、オンされたスイッチング素子のゲート電極とソース電極が短絡されるように構成されている駆動回路が提供される。
本発明によれば、簡易な回路構成により部品点数を減らしてコストの低廉化を図ることができると共に安定性を向上させることのできる駆動回路、電力変換装置および電気機器を提供することができる。
第1の実施の形態に係る駆動回路の回路構成例を示す回路図。 第1の実施の形態に係る駆動回路に適用されるノーマリオン型のGaN系HEMTの構造を示す断面図。 図2に示すノーマリオン型のGaN系HEMTのドレイン電圧−ドレイン電流特性を示すグラフ。 短絡電流を抑制する回路例を示す回路図。 第2の実施の形態に係る駆動回路の回路構成例を示す回路図。 第1の実施の形態に係る駆動回路の特性を示すグラフであって、(a)Vaのオン・オフ時の状態を示すグラフ、(b)Vg1−Vaの変化状態を示すグラフ、(c)Va−Vbの変化状態を示すグラフ。 第1の実施の形態に係る駆動回路の特性を示すグラフであって、(d)Vaの変化状態を示すグラフ、(e)Vg2の変化状態を示すグラフ、(f)IR1の変化状態を示すグラフ。 第1比較例に係る駆動回路の特性を示すグラフであって、(a)Vaのオン・オフ時の状態を示すグラフ、(b)Vg1−Vaの変化状態を示すグラフ、(c)Va−Vbの変化状態を示すグラフ。 第1比較例に係る駆動回路の特性を示すグラフであって、(d)Vaの変化状態を示すグラフ、(e)Vg2の変化状態を示すグラフ、(f)IR1の変化状態を示すグラフ。 第2比較例に係る駆動回路の特性を示すグラフであって、(a)Vaのオン・オフ時の状態を示すグラフ、(b)Vg1−Vaの変化状態を示すグラフ、(c)Va−Vbの変化状態を示すグラフ。 第2比較例に係る駆動回路の特性を示すグラフであって、(d)Vaの変化状態を示すグラフ、(e)Vg2の変化状態を示すグラフ、(f)IR1の変化状態を示すグラフ。
次に、図面を参照して、実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施の形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[実施の形態]
[第1の実施の形態]
図1を参照して、第1の実施の形態に係る駆動回路1の回路構成例について説明する。
第1の実施の形態に係る駆動回路1は、電流型の駆動回路であって、電流源10に接続されたハイサイド半導体スイッチング素子20・22と、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22と基準電圧との間に直列に接続されたローサイド半導体スイッチング素子21・23と、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22を駆動するハイサイド駆動回路11・14と、ローサイド半導体スイッチング素子21・23を駆動するローサイド駆動回路12・15と、基準電圧(GND)を基準とした負電圧Vccをハイサイド半導体スイッチング素子20・22およびローサイド半導体スイッチング素子21・23とに印加する電源13とを備え、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22若しくはローサイド半導体スイッチング素子21・23のいずれか一方がオンされた際に、オンされたスイッチング素子20・22若しくは21・23のゲート電極とソース電極が短絡されるように構成される。
なお、第1の実施の形態に係る駆動回路1は、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22とハイサイド駆動回路11・14およびローサイド半導体スイッチング素子21・23とローサイド駆動回路12・15はそれぞれ一対設けられ、フルブリッジ接続される。
より具体的には、内部抵抗が比較的大きな電源である電流源10がノードN1を介してハイサイド半導体スイッチング素子20・22のドレイン端子に接続されている。
ハイサイド半導体スイッチング素子20・22のゲート端子は、それぞれハイサイド駆動回路11・14に接続される。
ハイサイド半導体スイッチング素子20・22のソース端子は、ノードN2・N6を介してそれぞれハイサイド駆動回路11・14のグランド側に接続されている。
また、ハイサイド駆動回路11・14はノードN10・N11を介して電源13のマイナス側に接続され、負電圧Vccが印加される。
ローサイド半導体スイッチング素子21・23のドレイン端子は、ノードN2・N6を介してハイサイド半導体スイッチング素子20・22のソース端子およびハイサイド駆動回路11・14のグランド側に接続される。
ローサイド半導体スイッチング素子21・23のゲート端子は、それぞれローサイド駆動回路12・15に接続される。
ローサイド半導体スイッチング素子21・23のソース端子は、ノードN4・N8を介してそれぞれローサイド駆動回路12・15のグランド側に接続されている。
また、ローサイド駆動回路12・15はノードN10・N11を介して電源13のマイナス側に接続され、負電圧Vccが印加される。
ノードN4およびN8に接続される回路部は、ノードN5を介して電源13のプラス側に、ノードN9を介してグランド電位(GND)に接続されている。
また、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22とローサイド半導体スイッチング素子21・23との中点に相当するノードN3とノードN7との間には、所定の負荷(例えば、モータ等)100(R1)が接続される。
また、本実施の形態において、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22若しくはローサイド半導体スイッチング素子21・23のゲート電極とソース電極が短絡(ショート)された際に、ハイサイド半導体スイッチング素子20とローサイド半導体スイッチング素子21との中間電位は、グランド電位(GND)となる。
また、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22とローサイド半導体スイッチング素子21・23との中間電位は、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22をオフさせた際にグランド電位(GND)となる。
(ノーマリオン型半導体スイッチング素子)
ここで、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22およびローサイド半導体スイッチング素子21・23は、ノーマリオン型トランジスタで構成される。
なお、ノーマリオン型トランジスタは、例えば、窒化物系半導体で構成される電界効果トランジスタで構成可能である。
また、窒化物系半導体は、GaN、AlGaNおよびInGaNの何れかとすることができる。
ノーマリオン型(ディプレッション型)半導体デバイスとは、ゲート電圧が0Vで、ドレイン電流が流れるタイプのMOSトランジスタやFETなどをいう。
例えば、MOSトランジスタでは、イオン注入などによって、ソース−ドレイン間にチャネルが形成されているタイプのことをいう。また、GaAsFETでは、ビルトイン電圧でできる空乏層によってチャネルが塞がらないように、動作層が比較的厚く作られる。また、nMOSではV<0、pMOSではV>0、GaAsFETではV<0である(但し、Vはしきい電圧)。
また、ノーマリオン型の半導体としては、大電流および高耐圧を可能にする化合物半導体デバイス(例えば、AlGaN/GaNヘテロ構造を有するHEMTやSiCトランジスタ等)などが開発されている。
ここで、図2に示す断面図を参照して、第1の実施の形態に係る駆動回路に適用可能なノーマリオン型GaN系HEMT200の構造について説明する。
図2に示すように、ノーマリオン型GaN系HEMT200は、例えば、Si基板121上に形成されたGaNなどから成るバッファ層122と、バッファ層122上に形成されたアンドープGaN層から成るチャネル層123と、チャネル層123上に形成されたアンドープAlGaNから成る電子供給層124とを備える。
さらに、電子供給層124の上には、ソース電極126、ドレイン電極127および絶縁層128を介してゲート電極125が形成されている。
このGaN系半導体デバイス200では、チャネルの長さに相当するアンドープGaNから成るチャネル層123の表面にはアンドープAlGaNから成る電子供給層124がヘテロ接合しているため、接合している部分の界面には2次元電子ガスが発生する。そのため、2次元電子ガスがキャリアとなってチャネル層123は導電性を示すようになる。
図3は、ノーマリオン型のGaN系HEMT200のドレイン電圧−ドレイン電流特性を示すグラフである。
図3のグラフを見ると分かるように、ノーマリオン型GaN系HEMT200のドレイン電流Idsは、ゲート電圧VGSが0Vの状態でも流れている。一方、ゲート電圧VGSとしてマイナスの電圧(図3では、VGS=−1V、−2V、−3、−4)を印加するに従ってドレイン電流Idsは徐々に流れなくなり、図3に示す例では、ゲート電圧VGSが−4Vの状態でドレイン電流Idsは略0Aとなる。
(短絡電流の抑制)
図4に、短絡電流を抑制する回路例を示す。
この回路例では、スイッチング素子30のソース端子と他のスイッチング素子31のドレイン端子との接続点であるノードN20に短絡電流を抑制する抑制手段としてのインダクタ(コイル)150が設けられている。また、ノードN21・N22・N23を介して、スイッチング素子31と並列にキャパシタ151が設けられている。
これにより、スイッチング素子30とスイッチング素子31とが過剰電流等により短絡(ショート)した場合に、短絡電流をインダクタ(コイル)150によって抑制することができる。
このような構成の短絡電流の抑制手段を第1の実施の形態の駆動回路1にも適用することができる。
即ち、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22およびローサイド半導体スイッチング素子21・23が短絡した際に、短絡電流を抑制する抑制手段を設けることができる。
また、抑制手段は、例えば、電流源10とハイサイド半導体スイッチング素子20・22の接続点であるノードN1との間に接続される。
この抑制手段は、インダクタ(コイル)を備える。このインダクタンス(コイル)の値は、周波数等にもよるが、例えば、約1μH〜100μH程度とすることができる。
本実施の形態に係る駆動回路1によれば、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22およびローサイド半導体スイッチング素子21・23をオンする際の電圧をグランド電位(0V)に固定することができるので、動作を安定させることができる。
また、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22をオフさせるときの中間電位はグランド電位(0V)となるので、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22をオフさせるための特別な回路等が不要であり、部品点数が増えることがなく、コストを低廉化することができる。
また、短絡電流の抑制手段を設ける場合には、過剰電流等によりハイサイド半導体スイッチング素子20・22若しくはローサイド半導体スイッチング素子21・23が短絡(ショート)した場合に、短絡電流を抑制して安全性を高めることができる。
[第2の実施の形態]
図5を参照して、第2の実施の形態に係る駆動回路2の回路構成例について説明する。
第2の実施の形態に係る駆動回路2は、電流型の駆動回路であって、電流源10に接続されたハイサイド半導体スイッチング素子20と、ハイサイド半導体スイッチング素子20と基準電圧との間に直列に接続されたローサイド半導体スイッチング素子21と、ハイサイド半導体スイッチング素子20を駆動するハイサイド駆動回路11と、ローサイド半導体スイッチング素子21を駆動するローサイド駆動回路12と、基準電圧を基準とした負電圧をハイサイド半導体スイッチング素子20若しくはローサイド半導体スイッチング素子21に印加する電源13とを備え、ハイサイド半導体スイッチング素子20若しくはローサイド半導体スイッチング素子21のいずれか一方がオンされた際に、オンされたスイッチング素子20、21のゲート電極とソース電極が短絡されるように構成されている。
なお、第2の実施の形態に係る駆動回路2は、ハイサイド半導体スイッチング素子20とハイサイド駆動回路11およびローサイド半導体スイッチング素子21とローサイド駆動回路12はそれぞれ1個ずつ設けられ、ハーフブリッジ接続されている。
より具体的には、内部抵抗が比較的大きな電源である電流源10がハイサイド半導体スイッチング素子20のドレイン端子に接続されている。
ハイサイド半導体スイッチング素子20のゲート端子は、ハイサイド駆動回路11に接続されている。
ハイサイド半導体スイッチング素子20のソース端子は、ノードN2を介してハイサイド駆動回路11のグランド側に接続されている。
また、ハイサイド駆動回路11はノードN11を介して電源13のマイナス側に接続され、負電圧Vccが印加されている。
ローサイド半導体スイッチング素子21のドレイン端子は、ノードN2を介してハイサイド半導体スイッチング素子20のソース端子およびハイサイド駆動回路11のグランド側に接続されている。
ローサイド半導体スイッチング素子21のゲート端子は、ローサイド駆動回路12に接続されている。
ローサイド半導体スイッチング素子21のソース端子は、ローサイド駆動回路12のグランド側に接続されている。
また、ローサイド駆動回路12はノードN11を介して電源13のマイナス側に接続され、負電圧Vccが印加されている。
また、ノードN9を介してグランド電位(GND)に接続されている。
また、ハイサイド半導体スイッチング素子20とローサイド半導体スイッチング素子21との中点に相当するノードN2は出力端とされ、所定の負荷(例えば、モータ等)が接続される。
また、本実施の形態において、ハイサイド半導体スイッチング素子20若しくはローサイド半導体スイッチング素子21のゲート電極とソース電極が短絡(ショート)された際に、ハイサイド半導体スイッチング素子20とローサイド半導体スイッチング素子21との中間電位は、グランド電位(GND)とされるようになっている。
また、ハイサイド半導体スイッチング素子20とローサイド半導体スイッチング素子21との中間電位は、ハイサイド半導体スイッチング素子20をオフさせた際にグランド電位(GND)とされるようになっている。
なお、ハイサイド半導体スイッチング素子20およびローサイド半導体スイッチング素子21は、第1の実施の形態に係る駆動回路1と同様に、ノーマリオン型トランジスタで構成される。
本実施の形態に係る駆動回路2によれば、ハイサイド半導体スイッチング素子20およびローサイド半導体スイッチング素子21をオンする際の電圧をグランド電位(0V)に固定することができるので、動作を安定させることができる。
また、ハイサイド半導体スイッチング素子20をオフさせるときの中間電位はグランド電位(0V)となるので、ハイサイド半導体スイッチング素子20をオフさせるための特別な回路等が不要であり、部品点数が増えることがなく、コストを低廉化することができる。
また、上述のような短絡電流の抑制手段を設ける場合には、過剰電流等によりハイサイド半導体スイッチング素子20およびローサイド半導体スイッチング素子21が短絡(ショート)した場合に、短絡電流を抑制して安全性を高めることができる。
(駆動回路の特性)
図6および図7を参照して、第1の実施の形態に係る駆動回路1の特性について説明する。
図6(a)は、Vaのオン・オフ時の状態を示すグラフである。
ここで、Vaは、図1に示すa点としての中間点における電位を示す。
図6(a)に示すように、Vaは、オン信号に同期して電圧が変化している。
また、図6(b)は、Vg1−Vaの変化状態を示すグラフである。
ここで、Vg1はハイサイド半導体スイッチング素子20のゲート電圧を示し、Vg1−Vaはハイサイド半導体スイッチング素子20のゲート電圧と中間点の電圧Vaとの差分を示す。
図6(b)に示すように、Vg1−Vaの変化状態は、0〜−10Vで遷移するパルス状となっている。
図6(c)は、Va−Vbの変化状態を示すグラフである。
ここで、Vbは負荷100(R1)に掛かる電圧を示し、Va−Vbは負荷100の両端の出力端子間の電圧を示す。
図6(c)に示すように、Va−Vbの変化状態は、0V→100V→−100V→100V→・・・と変化する略パルス状となっている。
また、図6(b)と図6(c)との比較から、Vg1−Vaの変化状態と、Va−Vbの変化状態とは同期している。
図7(d)は、Vaの変化状態を示すグラフである。
図7(d)に示すように、図1に示すa点としての中間点における電位は、100〜0Vで遷移するパルス状となっている。
図7(e)は、Vg2の変化状態を示すグラフである。
ここで、Vg2はローサイド半導体スイッチング素子21のゲート電圧を示す。
図7(e)に示すように、Vg2の変化状態は、−10〜0Vで遷移するパルス状となっている。
また、図6(b)と図7(e)を比較すると分かるように、Vg1−Vaの変化状態とVg2の変化状態とは逆位相となっている。
即ち、Vg1−Vaが0V(グランド電位)の時に、Vg2は−10Vとなっており、逆にVg2が0V(グランド電位)の時に、Vg1−Vaは−10Vとなっている。
このように、第1の実施の形態に係る駆動回路1では、ハイサイド半導体スイッチング素子20・22およびローサイド半導体スイッチング素子21・23をオンする際の電圧がグランド電位(0V)となり、動作が安定化される。
図7(f)は、負荷R1を導通する電流IR1の変化状態を示すグラフである。
(比較例)
DC−DCコンバータ等に用いられる比較例としての駆動回路は、直流電源の両端に直列に接続された2個のスイッチング素子(ハイサイド半導体スイッチング素子およびローサイド半導体スイッチング素子)を制御信号により交互にオン、オフさせて、2個のスイッチング素子の中点に接続された負荷に電力を供給するようになっており、直流電源のハイサイド側に接続されたスイッチング素子およびローサイド側に接続されたスイッチング素子を駆動するために専用の電源を作成するためにブートストラップ回路が用いられている。
ここで、電圧型のフルブリッジ接続で、ブートストラップ回路を設けない場合の駆動回路を第1比較例として、その特性を図8および図9に示す。
図8は、第1比較例に係る駆動回路の特性を示すグラフであって、図8(a)は、Vaのオン・オフ時の状態を示すグラフである。
なお、Vaは中間点における電位を示す。図8(a)に示すように、Vaは、オフ信号に同期して電圧が変化している。
また、図8(b)は、Vg1−Vaの変化状態を示すグラフである。
ここで、Vg1はハイサイド半導体スイッチング素子のゲート電圧を示し、Vg1−Vaはハイサイド半導体スイッチング素子のゲート電圧と中間点の電圧Vaとの差分を示す。
図8(b)に示すように、Vg1−Vaの変化状態は、略0〜3V程度で遷移するパルス状となっているが、パルスの立ち上がり時に最大6V程度に達する高周波成分を含んでいる。
このため、誤動作を生じ、動作が不安定になる虞がある。
図8(c)は、Va−Vbの変化状態を示すグラフである。
ここで、Vbは負荷に掛かる電圧を示し、Va−Vbは負荷の両端の出力端子間の電圧を示す。
図8(c)に示すように、Va−Vbの変化状態は、−8V→8V→−8V→8V→・・・と変化する略パルス状となっている。
図9(d)は、Vaの変化状態を示すグラフである。
図9(d)に示すように、中間点における電位は、略0〜8Vで遷移するパルス状となっているが、パルスの立ち上がり時に最大8Vを超える高周波成分を含んでいる。
このため、誤動作を生じ、動作が不安定になる虞がある。
図9(e)は、Vg2の変化状態を示すグラフである。
ここで、Vg2はローサイド半導体スイッチング素子のゲート電圧を示す。
図9(e)に示すように、Vg2の変化状態は、0〜10Vで遷移するパルス状となっている。
図9(f)は、負荷R1を導通する電流IR1の変化状態を示すグラフである。
次に、電圧型のフルブリッジ接続で、ブートストラップ回路を設けた場合の駆動回路を第2比較例として、その特性を図10および図11に示す。
図10は、第2比較例に係る駆動回路の特性を示すグラフであって、図10(a)は、Vaのオン・オフ時の状態を示すグラフである。
なお、Vaは中間点における電位を示す。図10(a)に示すように、Vaは、オフ信号に同期して電圧が変化している。
また、図10(b)は、Vg1−Vaの変化状態を示すグラフである。
ここで、Vg1はハイサイド半導体スイッチング素子のゲート電圧を示し、Vg1−Vaはハイサイド半導体スイッチング素子のゲート電圧と中間点の電圧Vaとの差分を示す。
図10(b)に示すように、Vg1−Vaの変化状態は、略0〜10V程度で遷移するパルス状となっている。
このように、第2比較例では、ブートストラップ回路を設けたことにより、第1比較例のように(図8(b)参照)、高周波成分を含むことがなく、誤動作や動作が不安定になる事態が抑制されている。
図10(c)は、Va−Vbの変化状態を示すグラフである。
ここで、Vbは負荷に掛かる電圧を示し、Va−Vbは負荷の両端の出力端子間の電圧を示す。
図10(c)に示すように、Va−Vbの変化状態は、−100V→100V→−100V→100V→・・・と変化する略パルス状となっている。
図11(d)は、Vaの変化状態を示すグラフである。
図11(d)に示すように、中間点における電位は、略0〜100Vで遷移するパルス状となっている。
このように、第2比較例では、ブートストラップ回路を設けたことにより、第1比較例のように(図9(d)参照)、高周波成分を含むことがなく、誤動作や動作が不安定になる事態が抑制されている。
図11(e)は、Vg2の変化状態を示すグラフである。
ここで、Vg2はローサイド半導体スイッチング素子のゲート電圧を示す。
図11(e)に示すように、Vg2の変化状態は、0〜10Vで遷移するパルス状となっている。
図11(f)は、負荷R1を導通する電流IR1の変化状態を示すグラフである。
このように、第2比較例ではブートストラップ回路を設けたことにより、ブートストラップ回路を備えない第1比較例に比べて、動作の安定性が向上されている。
しかしながら、ブートストラップ回路を構成するダイオード、抵抗器、キャパシタ、定電圧ダイオード等の各種素子が必要であり、部品点数が多くなり、コストが嵩んでしまう。
さらに、ブートストラップ回路を用いた駆動回路では、中間電圧が電源電圧と等しいため、ハイサイド側に接続されたスイッチング素子をオフさせる際に電源電圧よりも高い電圧が必要であり、昇圧回路等が必要となる。
[その他の実施の形態]
上記のように、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施の形態および運用技術が明らかとなろう。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態などを含む。
例えば、本実施の形態に係る駆動回路1、2は、電力変換装置に適用することができる。
また、本実施の形態に係る駆動回路1、2は、例えば三相モータ等の電気機器に適用することができる。
本発明に係る駆動回路および電力変換装置は、DC−DCコンバータ、インバータ、モータドライブ回路、三相モータ等に適用可能である。
1、2…駆動回路
10…電流源
11,14…ハイサイド駆動回路
12,15…ローサイド駆動回路
13…電源
20,22…ハイサイド半導体スイッチング素子
21,23…ローサイド半導体スイッチング素子
30,31…スイッチング素子
100…負荷(R1)
121…Si基板
122…バッファ層
123…チャネル層
124…電子供給層
125…ゲート電極
126…ソース電極
127…ドレイン電極
128…絶縁層
151…キャパシタ
200…GaN系半導体デバイス
N1〜N21…ノード

Claims (12)

  1. 電流型の駆動回路であって、
    電流源に接続されたハイサイド半導体スイッチング素子と、
    前記ハイサイド半導体スイッチング素子と基準電圧との間に直列に接続されたローサイド半導体スイッチング素子と、
    前記ハイサイド半導体スイッチング素子を駆動するハイサイド駆動回路と、
    前記ローサイド半導体スイッチング素子を駆動するローサイド駆動回路と、
    前記基準電圧を基準とした負電圧を前記ハイサイド半導体スイッチング素子および前記ローサイド半導体スイッチング素子とに印加する電源と
    を備え、
    前記ハイサイド半導体スイッチング素子若しくは前記ローサイド半導体スイッチング素子のいずれか一方がオンされた際に、オンされたスイッチング素子のゲート電極とソース電極が短絡されるように構成されていることを特徴とする駆動回路。
  2. 前記ハイサイド半導体スイッチング素子および前記ローサイド半導体スイッチング素子は、ノーマリオン型のトランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記ノーマリオン型のトランジスタは、窒化物系半導体で構成される電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記ハイサイド半導体スイッチング素子若しくは前記ローサイド半導体スイッチング素子のゲート電極とソース電極が短絡された際に、前記ハイサイド半導体スイッチング素子と前記ローサイド半導体スイッチング素子との中間電位は、グランド電位とされることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の駆動回路。
  5. 前記ハイサイド半導体スイッチング素子をオフさせた際に、前記ハイサイド半導体スイッチング素子と前記ローサイド半導体スイッチング素子との中間電位は、グランド電位とされることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動回路。
  6. 前記ハイサイド半導体スイッチング素子と前記ハイサイド駆動回路および前記ローサイド半導体スイッチング素子と前記ローサイド駆動回路はそれぞれ一対以上設けられ、フルブリッジ接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動回路。
  7. 前記ハイサイド半導体スイッチング素子と前記ハイサイド駆動回路および前記ローサイド半導体スイッチング素子と前記ローサイド駆動回路はそれぞれ1個ずつ設けられ、ハーフブリッジ接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動回路。
  8. 前記ハイサイド半導体スイッチング素子および前記ローサイド半導体スイッチング素子が短絡した際に、短絡電流を抑制する抑制手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の駆動回路。
  9. 前記抑制手段は、前記電流源と前記ハイサイド半導体スイッチング素子との間に接続されることを特徴とする請求項8に記載の駆動回路。
  10. 前記抑制手段は、インダクタを備えることを特徴とする請求項8または9に記載の駆動回路。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の駆動回路を搭載したことを特徴とする電力変換装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の駆動回路または請求項11に記載の電力変換装置を用いたことを特徴とする電気機器。
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