JP2014093302A - 電源スイッチの誤操作を防止する電子装置 - Google Patents

Abstract

【課題】電源スイッチの誤操作を防止する電子装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る電子装置は、ハウジング及び該ハウジングに回転可能に設置された蓋体を備える。また、前記電子装置は、さらに前記ハウジングに設置された誘発部材と、電源スイッチと、プリント基板と、を備え、前記誘発部材は、前記ハウジングと前記蓋体との間に回転可能に設置され、蓋体を前記ハウジングに対して第一方向に水平に動かすと、前記誘発部材は前記電源スイッチを連動して、該電源スイッチを前記プリント基板に接触させることで、前記電源スイッチに、前記プリント基板に電子装置をオンする指令を送信させ、前記蓋体を前記第一方向と反対方向である第三方向に水平に動かすと、前記誘発部材は前記電源スイッチを連動して、該電源スイッチを若干移動させ、前記プリント基板に電子装置をオフする指令を送信する。
【選択図】図１

Description

本発明は、電源スイッチの誤操作を防止する電子装置に関するものである。

従来のノート型パソコンは、キーボード及びマザーボードが設置されたハウジングと、該ハウジングに回転可能に設置された表示画面と、を備える。ハウジング上には電源スイッチが設置され、ユーザはこの電源スイッチを押して、ノート型パソコンをオン／オフする。しかし、電源スイッチは通常ハウジングの上表面に突出しているので、ユーザがノート型パソコンを操作する際、誤って電源スイッチを押してしまい、パワーオンしてしまうなど誤操作する場合がある。

以上の問題点に鑑みて、本発明は、電源スイッチの誤操作を防止する電子装置を提供することを目的とする。

前記目的を達成するために、本発明に係る電子装置は、ハウジング及び該ハウジングに回転可能に設置された蓋体を備える。また、前記電子装置は、さらに前記ハウジングに設置された誘発部材と、電源スイッチと、プリント基板と、を備え、前記誘発部材は、前記ハウジングと前記蓋体との間に回転可能に設置され、前記蓋体を前記ハウジングに対して第一方向に水平に動かすと、前記誘発部材は前記電源スイッチを連動して、該電源スイッチを前記プリント基板に接触させることで、前記電源スイッチに、前記プリント基板に電子装置をオンする指令を送信させ、前記蓋体を前記第一方向と反対方向である第三方向に水平に動かすと、前記誘発部材は前記電源スイッチを連動して、該電源スイッチを若干移動させ、前記プリント基板に電子装置をオフする指令を送信する。

本発明に係る電子装置はオンする際、蓋体を閉じた状態で、蓋体をハウジングに対して第一方向に水平に動かすと、接続部は誘発部を連動して、該誘発部を前記第一方向に動かす。故に複数のピンはプリント基板に接触し、ハウジングの内部に設置されたプリント基板を作動させて、プリント基板に対して電子装置をオンする指令を送信する。また、電子装置をオフする際、蓋体をハウジングに対して第三方向に水平に動かすと、接続部は誘発部を連動させて、複数のピンを若干移動させる。この際、複数のピンは若干移動しただけであるから、電源スイッチに接触したままであり、ハウジングの内部に設置されたプリント基板を作動させ、且つプリント基板に電子装置をオフする指令を送信する。このように、本発明の電子装置は、ユーザが誤って電源スイッチを押しても、電子装置は誤作動しないので、電源スイッチの誤操作を防止することができる。

本発明に係る電子装置の斜視図である。 図１に示した電子装置のＩＩ部分の拡大図である。 図２に示した電子装置の組立図である。 図１に示した電子装置の組立図である。 図４に示した電子装置の使用状態を示す図である。 図５に示した電子装置のＶＩ部分の拡大図である。

以下、図面に基づいて、本発明に係る電子装置について詳細に説明する。

図１を参照すると、本発明に係る電子装置１００は、ハウジング１０と、ハウジング１０に回転可能に設置される蓋体２０と、ハウジング１０と蓋体２０との間に回転可能に設置される誘発部材３０と、ハウジング１０に設置される電源スイッチ４０と、を備える。

図２及び図３を参照すると、ハウジング１０には、切欠口１１と、切欠口１１と連通する第一凹部１２と、切欠口１１から離れる側の第一凹部１２の一側に設置された第二凹部１３と、第一凹部１２から離れる側の第二凹部１３の一側に設置された第三凹部１４と、が設けられている。第一凹部１２と第三凹部１４とは、第二凹部１３の両側に位置し、且つそれぞれ第二凹部１３と連通する。誘発部材３０は、第二凹部１３に収容され、電源スイッチ４０は、第三凹部１４に収容される。蓋体２０には、蓋体２０の一側の両端から垂直に延在する２つの回転部２１が設けられており、２つの回転部２１の互いに対向する側面には、垂直に延在する棒状の回転軸２２がそれぞれ設けられている。回転部２１は、切欠口１１に収容され、回転軸２２は、第一凹部１２に収容される。本実施形態において、第一凹部１２のサイズは、回転軸２２のサイズより大きいので、回転軸２２は第一凹部１２の内部において回転することができる。第二凹部１３のサイズも、誘発部材３０のサイズより大きいので、誘発部材３０は第二凹部１３の内部において回転することができる。第三凹部１４のサイズは、電源スイッチ４０のサイズと等しい。回転部２１のサイズは、切欠口１１のサイズと等しい。

誘発部材３０は、円環状の主体３１及び主体３１の一側から垂直に延在した棒状の接続部３３を備える。主体３１には、円形の回転孔３２が設けられている。回転軸２２は、回転孔３２に収容される。主体３１から離れている側の接続部３３の一端には、矩形の収容孔３４が設けられている。本実施形態において、回転軸２２のサイズは、回転孔３２のサイズと等しいので、誘発部材３０は回転軸２２と共に動くことができる。

電源スイッチ４０は、矩形の本体４１と、本体４１の底部の周辺に沿って垂直に延在して形成された複数のピン４２と、本体４１の一側から垂直に延在した誘発部４３と、を備える。複数のピン４２は、ハウジング１０の内部に設置されたプリント基板（図示せず）に電気的に接続される。誘発部４３は、収容孔３４に収容される。本実施形態において、誘発部４３のサイズは、収容孔３４のサイズと等しいので、電源スイッチ４０は回転軸２２と共に動くことができる。誘発部４３が誘発部材３０によって動かされる際、複数のピン４２がプリント基板と接続されて対応する操作を行う。

図１〜図４を参照すると、電子装置１００を組み立てる際、先ず、誘発部材３０をハウジング１０に設置する。この際、主体３１及び接続部３３は第二凹部１３に収容される。次に、電源スイッチ４０をハウジング１０に設置する。この際、本体４１は第三凹部１４に収容され、誘発部４３は収容孔３４に収容される。続いて、蓋体２０をハウジング１０に設置する。この際、回転部２１は切欠口１１に収容され、回転軸２２は回転孔３２を通過し、且つ第一凹部１２に収容される。これにより、回転部２１は、切欠口１１の内部において回転して、且つ回転軸２２及び回転孔３２を連動して該回転軸２２及び回転孔３２を回転させることができる。

図５及び図６を参照すると、電子装置１００をオンする際、蓋体２０を閉じた状態で、蓋体２０をハウジング１０対して第一方向（即ち、電源スイッチ４０に近づく方向）に水平に動かす。この際、誘発部材３０は、第二凹部１３から電源スイッチ４０に向けて移動し、接続部３３は、誘発部４３を連動して該誘発部４３を前記第一方向に動かす。故に、複数のピン４２はプリント基板と接触して、ハウジング１０の内部に設置されたプリント基板を作動させて、プリント基板に対して電子装置１００をオンする指令を送信する。これによって、蓋体２０は、ハウジング１０に対して回転し、この際、回転部２１は、切欠口１１の内部において回転し、回転軸２２及び回転孔３２を連動させて、該回転軸２２及び回転孔３２を第二方向（即ち、蓋体２０がハウジング１０と離れる方向）に沿って回転させる。

電子装置１００の電源をオフして、電子装置１００を閉める際、蓋体２０をハウジング１０に近づく方向に回転させる。この際、回転部２１は、切欠口１１の内部において回転し、回転軸２２及び回転孔３２を連動して、該回転軸２２及び回転孔３２を第四方向（即ち、蓋体２０がハウジング１０に近づく方向）に沿って回転させる。次いで、ハウジング１０を蓋体２０において第三方向（即ち、電源スイッチ４０と離れる方向）に沿って若干水平に動かす。この際、誘発部材３０は、第二凹部１３から電源スイッチ４０と離れる方向に向かって若干移動し、接続部３３は誘発部４３を連動させて、複数のピン４２を若干移動させる。複数のピン４２は若干移動しただけであるから、プリント基板に接触したままであり、複数のピン４２はハウジング１０の内部に設置されたプリント基板を作動させ、且つプリント基板に電子装置１００をオフする指令を送信する。前記第一方向は前記第三方向と反対の方向であり、前記第二方向は前記第四方向と反対の方向である。

本発明の電子装置１００はオンする際、蓋体２０を閉じた状態で、蓋体２０をハウジング１０に対して第一方向に水平に動かすと、接続部３３は誘発部４３を連動して、該誘発部４３を前記第一方向に動かす。故に複数のピン４２はプリント基板に接触し、ハウジング１０の内部に設置されたプリント基板を作動させて、プリント基板に対して電子装置１００をオンする指令を送信する。また、電子装置１００をオフする際、蓋体２０をハウジング１０に対して第三方向に水平に動かすと、接続部３３は誘発部４３を連動させて、複数のピン４２を若干移動させる。この際、複数のピン４２は若干移動しただけであるから、プリント基板に接触したままであり、ハウジング１０の内部に設置されたプリント基板を作動させ、且つプリント基板に電子装置１００をオフする指令を送信する。このように、本発明の電子装置１００は、ユーザが誤って電源スイッチ４０を押しても、電子装置は誤作動しないので、電源スイッチの誤操作を防止することができる。

１００ 電子装置
１０ ハウジング
１１ 切欠口
１２ 第一凹部
１３ 第二凹部
１４ 第三凹部
２０ 蓋体
２１ 回転部
２２ 回転軸
３０ 誘発部材
３１ 主体
３２ 回転孔
３３ 接続部
３４ 収容孔
４０ 電源スイッチ
４１ 本体
４２ ピン
４３ 誘発部

Claims (10)

1. ハウジング及び前記ハウジングに回転可能に設置される蓋体を備える電子装置において、
   前記電子装置は、さらに前記ハウジングに設置された誘発部材と、電源スイッチと、プリント基板と、を備え、前記誘発部材は、前記ハウジングと前記蓋体との間に回転可能に設置され、前記蓋体を前記ハウジングに対して第一方向に水平に動かすと、前記誘発部材は前記電源スイッチを連動して、該電源スイッチを前記プリント基板に接触させることで、前記電源スイッチに、前記プリント基板に電子装置をオンする指令を送信させ、前記ハウジングを前記第一方向と反対方向の第三方向に水平に動かすと、前記誘発部材は前記電源スイッチを連動して、該電源スイッチを若干移動させ、前記プリント基板に電子装置をオフする指令を送信することを特徴とする電子装置。
2. 前記誘発部材には、収容孔が設けられ、前記電源スイッチには、誘発部が設けられ、前記誘発部は、前記収容孔に収容され、前記蓋体を前記ハウジングに対して第一方向に水平方向に動かすと、前記誘発部材は前記誘発部を前記第一方向に水平に動かし、前記蓋体を前記第三方向に水平に動かすと、前記誘発部材は前記誘発部を前記第三方向に水平方向に動かすことを特徴とする請求項１に記載の電子装置。
3. 前記誘発部のサイズは、前記収容孔のサイズと等しいことを特徴とする請求項２に記載の電子装置。
4. 前記ハウジングには切欠口と、前記切欠口と連通する第一凹部と、が設けられ、前記蓋体には、回転部が設けられ、前記回転部には回転軸が設けられ、前記回転部は、前記切欠口に収容され、前記回転軸は、前記第一凹部に収容されることを特徴とする請求項２または３に記載の電子装置。
5. 前記ハウジングには、さらに前記切欠口と離れている側の第一凹部の一側に設置された第二凹部と、前記第一凹部と離れている側の第二凹部の一側に設置された第三凹部と、が設けられ、前記誘発部材は、前記第二凹部に収容され、前記電源スイッチは、前記第三凹部に収容されることを特徴とする請求項４に記載の電子装置。
6. 前記第一凹部のサイズは、前記回転軸のサイズより大きく、前記第二凹部のサイズは、前記誘発部材のサイズより大きく、前記第三凹部のサイズは、前記電源スイッチのサイズと等しく、前記回転部のサイズは、前記切欠口のサイズと等しいことを特徴とする請求項５に記載の電子装置。
7. 前記誘発部材は、主体及び前記主体の一側から垂直に延在する接続部を備え、前記主体には、回転孔が設けられ、前記回転軸は、前記回転孔を通過し、且つ前記第一凹部に収容され、前記収容孔は、前記接続部に設けられることを特徴とする請求項４から６のいずれか一項に記載の電子装置。
8. 前記回転軸のサイズは、前記回転孔のサイズと等しいことを特徴とする請求項７に記載の電子装置。
9. 前記電源スイッチは、本体と、前記本体の底部の周辺に沿って垂直に延在して形成された複数のピンと、を備え、前記複数のピンは、前記ハウジングの内部に設置された前記プリント基板と電気的に接続し、前記誘発部は、前記本体の一側から垂直に延在して形成されていることを特徴とする請求項２から８のいずれか一項に記載の電子装置。
10. 前記電子装置をオンする際、前記誘発部は前記ハウジング内に設置された前記プリント基板に接触して、前記電子装置をオンする指令を送信し、前記回転部は、前記回転軸及び前記回転孔の中心回りに第二方向に沿って回転し、前記電子装置の電源をオフする際、前記回転部は、前記回転軸及び前記回転孔の中心回りに前記第二方向と反対の方向である第四方向に沿って回転し、前記誘発部は前記ハウジング内に設置された前記プリント基板に接触して、前記電子装置をオフする指令を送信することを特徴とする請求項７または８に記載の電子装置。