JP2014093144A - 電池パック - Google Patents

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良太 山田
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忠義 土畑
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Abstract

【課題】ケーブルを保持するブッシュをケースに対して常に正しく装着する。
【解決手段】電池セル3に接続された複数のケーブル21がブッシュ30を貫通している。ケース10は、電池セル3を収納し、且つ、ブッシュ30を保持する。ブッシュ30が所望する向きに対して上下逆転してケース10に装着されるのを防止する誤装着防止構造が、ブッシュ30及び/又はケース10に設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、電池セルを内蔵した電池パックに関する。
携帯用端末(PDA)や携帯型ゲーム機器等の携帯型電子機器の電源として各種二次電池が用いられており、中でも、リチウムイオン二次電池は小型化及び高容量化に優れるために広く用いられている。
このような電源として、硬質の樹脂等のケース内に、リチウムイオン二次電池等の電池セルを内蔵した電池パックが知られている(例えば特許文献1参照)。この電池パックでは、電池セルに接続された複数のケーブルがケース外に導出されている。複数のケーブルには、ブッシュと呼ばれる部品が装着されている。ブッシュは、ケースに固定される。これにより、複数のケーブルはブッシュを介してケースに対して位置決めし保持される。
特開2012−190586号公報
電池パックの組み立て工程では、作業者が、手作業で、複数のケーブルに装着されたブッシュを、ケースを構成する上ケースと下ケースとの間に嵌合し固定する。このとき、ケースに対するブッシュの向きを誤ると、電池ケースから導出された複数のケーブルの配置が、所望するものと異なってしまう。この電池パックを電子機器に装着しようとすると、複数のケーブルを電子機器の所定の端子に接続することが困難になる等の問題が生じる。
本発明の目的は、ケーブルを保持するブッシュをケースに対して常に正しく装着することができる電池パックを提供することを目的とする。
本発明の電池パックは、電池セルと、前記電池セルに接続された複数のケーブルと、前記複数のケーブルに貫通されたブッシュと、前記電池セルを収納し且つ前記ブッシュを保持するケースとを備える。前記ブッシュが所望する向きに対して上下逆転して前記ケースに装着されるのを防止する誤装着防止構造が、前記ブッシュ及び/又は前記ケースに設けられている。
本発明の電池パックは、ブッシュのケースに対する誤装着防止構造を備えているので、ブッシュをケースに対して常に正しく装着することができる。従って、ブッシュを貫通する複数のケーブルの配置順序が所望するものに対して逆転するのを防止することができる。これにより、ブッシュの誤装着に起因する不良品の発生を防止でき、歩留まりの向上に有利である。
図1は、本発明の実施形態1にかかる電池パックの斜視図である。 図2は、本発明の実施形態1にかかる電池パックの分解斜視図である。 図3A〜図3Dは従来の電池パックに使用されるブッシュを示す図であって、図3Aはその斜視図、図3Bはその上面図、図3Cはその正面図、図3Dはその右側面図である。 図4A〜図4Dは本発明の実施形態1にかかる電池パックに使用されるブッシュを示す図であって、図4Aはその斜視図、図4Bはその上面図、図4Cはその正面図、図4Dはその右側面図である。 図5は、本発明の実施形態1において、下ケースのケーブル導出用の切り欠き及びその近傍を示した拡大斜視図である。 図6Aは、本発明の実施形態1において、下ケースに正しく装着されたブッシュを示した拡大斜視図である。図6Bは、本発明の実施形態1において、下ケースに誤って上下反転させて装着を試みたブッシュを示した拡大斜視図である。 図7A〜図7Cは本発明の実施形態2にかかる電池パックに使用されるブッシュを示す図であって、図7Aはその斜視図、図7Bはその右側面図、図7Cはその下面図である。 図8は、本発明の実施形態2において、下ケースのケーブル導出用の切り欠き及びその近傍を示した拡大斜視図である。 図9Aは、本発明の実施形態1において、下ケースに正しく装着されたブッシュを示した拡大斜視図である。図9Bは、本発明の実施形態1において、下ケースに正しく装着されたブッシュ及びその近傍の拡大断面図である。
上記の本発明の電池パックにおいて、前記ブッシュは、回転非対称形状を有することが好ましい。特に、ブッシュを貫通する複数のケーブルに対して回転非対称であることが好ましい。これにより、簡単な構成で本発明の誤装着防止構造を実現することができる。
前記誤装着防止構造は、前記ケースに形成された突起を含んでいてもよい。この場合、前記突起は、所望する向きに対して上下逆転して前記ケースに装着されようとする前記ブッシュに衝突することが好ましい。これにより、簡単な構成で本発明の誤装着防止構造を実現することができる。
以下に、本発明を好適な実施形態を示しながら詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態を構成する部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明は以下の各図に示されていない任意の部材を備え得る。また、以下の各図では、実際の部材の寸法および各部材の寸法比率等は必ずしも忠実に表されてはいない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1にかかる電池パック1の斜視図である。ケース10の一側面から、可撓性を有する4本のケーブル21が導出されている。4本のケーブル21の種別は特に制限はないが、例えば、正極ケーブル、負極ケーブル、電池パック1内の温度検出を行うための温度検出用ケーブル、及び、電池パック1を識別するための識別用ケーブルを含んでいてもよい。4本のケーブル21の終端には、コネクタ22が装着されている。コネクタ22の下面には、電池パック1を収納する電子機器に設けられた複数の端子と電気的接続を行うための複数の端子(図示せず)が設けられている。4本のケーブル21は、ブッシュ30を介してケース10に保持されている。ケース10は、上ケース10a及び下ケース10bとからなる。以下の説明の便宜のため、上ケース10aの側を「上」と呼び、下ケース10bの側を「下」と呼び、上ケース10aと下ケース10bとが対向する方向を「上下方向」と呼ぶ。上下方向と直交する面に平行な方向を「水平方向」と呼ぶ。但し、これらは、電池パック1の実際の使用状態の向きを意味するものではない。
図2は、電池パック1の分解斜視図である。ケーブル21のコネクタ22とは反対側端は、電池セル3に接続されている。電池セル3は、水平方法寸法に比べて上下方向寸法(厚さ)が小さな扁平形状(薄板形状)を有している。電池セル3は、充放電が可能な二次電池である。二次電池の種類は特に制限はないが、例えばリチウムイオン二次電池を用いることができる。電池セル3内には、発電要素及び電解液(いずれも図示せず)が封入されている。発電要素は、シート状の正極集電体の片面又は両面に正極活物質を含む正極合剤層が塗布形成された正極と、シート状の負極集電体の片面又は両面に負極活物質を含む負極合剤層が塗布形成された負極とが、セパレータを介して巻回又は積層されてなる扁平状の電極体である。本実施形態の電池パック1は1つの電子セル3を内蔵しているが、2以上の電子セル3を内蔵していてもよい。
ケーブル21上に、略直方体形状を有するブッシュ30が装着されている。ブッシュ30の外周面には、周方向に連続する嵌合溝31が形成されている。
電池パック1の組み立ては以下のようにして行う。最初に、下ケース10bの凹状の凹み内に、電池セル3を収納する。下ケース10bと電池セル3との間に例えば両面粘着テープを介在させることにより、電池セル3を下ケース10bに対して固定してもよい。下ケース10bのケーブル21を導出するための切り欠き11bの端縁12bをブッシュ30の嵌合溝31に嵌入させて、ブッシュ30を下ケース10bに装着する。次いで、電池セル3を覆うように上ケース10aをかぶせる。上ケース10aのケーブル21を導出するための切り欠き11aの端縁12aをブッシュ30の嵌合溝31に嵌入させる。ブッシュ30は、下ケース10b及び上ケース10aと嵌合し且つこれらの間に挟持される。更に、上ケース10aと下ケース10bとを嵌合させる。かくして、図1に示した電池パック1が得られる。以上の電池パック1の組み立て作業は、作業者が手作業で行う。
ブッシュ30の嵌合溝31と、上下ケース10a,10bの切り欠き11a,11bの端縁12a,12bとが嵌合しているので、ブッシュ30がケース1から脱落したり、ケース1内に押し込まれてしまったりすることはない。ケーブル21は、ブッシュ30を貫通することでブッシュ30に保持されている。従って、ケーブル21は、ブッシュ30を介してケース10に対して位置決めされ保持される。例えばケース10外に導出されたケーブル21に引っ張り力が印加されても、ブッシュ30が当該引っ張り力に対抗するので、ケーブル21と電池セル3との接続が破壊されることはない。
本実施形態1の電池パック1は、ブッシュ30が所望する向きに対して上下逆転してケース10に装着されるのを防止する誤装着防止構造を備える。以下に、本実施形態1の誤装着防止構造を、これを備えていない従来の電池パックと比較しながら説明する。
図3A〜図3Dは従来の電池パックに使用されるブッシュ130を示す図であって、図3Aはその斜視図、図3Bはその上面図、図3Cはその正面図、図3Dはその右側面図である。図3A〜図3Dにおいて、後述する本実施形態1のブッシュ30(図4A〜図4D参照)と同じ要素には同じ符号を付している。ブッシュ130は、略直方体形状を有し、その4側面33a,33b,34a,34bには、周方向に連続する嵌合溝31が形成されている。嵌合溝31が形成されていない、対向する2面に、ブッシュ130を貫通する4つの貫通孔32が一直線上に形成されている。4つの貫通孔32には4本のケーブル21がそれぞれ挿入される。ブッシュ130は、貫通孔32の貫通方向と平行な中心軸30aに対して2回対称性(即ち、中心軸30aのまわりに180°回転させると回転前の形状に重なる性質)を有する回転対称形状である。
従来のブッシュ130は、本実施形態1のブッシュと同様に、嵌合溝31に上下ケース10a,10bの切り欠きの端縁12a,12b(図2参照)を嵌入させて、ケース1に固定される。ブッシュ130は、中心軸30aに対して2回対称形状を有しているので、互いに対向する一対の長辺側面33a,33bのうちのいずれを上にしても、嵌合溝31に端縁12a,12bを嵌入させることができる。従って、電池パックを組み立てる際に、作業者が、本来は長辺側面33aを上ケース10a側に、長辺側面33bを下ケース10b側にして、ブッシュ130をケース1に固定すべきところを、誤って上下を逆転させて(即ち、長辺側面33aを下ケース10b側に、長辺側面33bを上ケース10a側にして)ケース1に固定してしまうという誤装着をしてしまう可能性がある。このようにケース1に対してブッシュ130を誤装着すると、ブッシュ130を貫通する4本のケーブル21の配置順序が水平方向において逆転する。従って、ケーブル21の末端に接続されたコネクタ22の向きが上下逆転する。このような電池パックを電子機器に装着しようとすると、コネクタ22を電子機器の端子に接続することができない等の問題が生じる。
図4A〜図4Dは本実施形態1のブッシュ30を示す図であって、図4Aはその斜視図、図4Bはその上面図、図4Cはその正面図、図4Dはその右側面図である。従来のブッシュ130(図3A〜図3D)との相違点を中心に本実施形態1のブッシュ30を説明する。
ブッシュ30の嵌合溝31は、中心軸30aに対して2回対称性を有している。しかしながら、図4B及び図4Cに最もよく示されているように、本実施形態1のブッシュ30は、従来のブッシュ130に比べて、互いに対向する一対の短辺側面34a,34dのうちの一方(短辺側面34a)が、嵌合溝31に対して水平方向により大きく突出している。その結果、ブッシュ30の4側面33a,33b,34a,34bは、2回対称性を有していない。即ち、ブッシュ30は、従来のブッシュ130と異なり、回転非対称形状である。本実施形態1のブッシュ30は、上記を除いて、従来のブッシュ130と同じである。
図5は、本実施形態1の下ケース10bのケーブル導出用の切り欠き11b及びその近傍を示した拡大斜視図である。切り欠き11bに対して水平方向の一方の側に、ケース10bの内底面13bから延びたリブ(突起)15が形成されている。
図6Aは、下ケース10bに正しい向きで装着されたブッシュ30を示した斜視図である。水平方向の突出量が相対的に小さな短辺側面34bがリブ15に対向している。リブ15はブッシュ30と接触していない。ブッシュ30の嵌合溝31と、下ケース10bの切り欠き11bの端縁12b(図2、図5を参照)とが嵌合している。
図6Bは、下ケース10bに誤って上下逆転させて装着を試みたブッシュ30を示した斜視図である。図6Aとは逆に、水平方向の突出量が相対的に大きな短辺側面34aをリブ15側にしてブッシュ30を切り欠き11b内に嵌入させようとすると、ブッシュ30の短辺側面34a側の部分がリブ15の上端面に衝突するので、ブッシュ30を切り欠き11b内に挿入することができない。従って、作業者は、ブッシュ30を本来の装着すべき向きに対して上下逆転させて下ケース10bに装着しようとしていることを容易に理解できる。
上記の図6A及び図6Bでは、図面を簡単化するために、電池パック1を構成する部材のうち、ブッシュ30及び下ケース10b以外の部材の図示を省略している。
図6Aと図6Bとを比較すれば容易に理解できるように、本実施形態1では、回転非対称形状であるブッシュ30(特に、大きく突出した短辺側面34a)と、下ケース10bに形成されたリブ15とが、ブッシュ30が所望する向きに対して上下逆転してケース1に装着されるのを防止する誤装着防止構造を構成する。本実施形態1の誤装着防止構造は、ブッシュ30の下ケース10bに対する装着向きの誤りを作業者に容易に気づかせる。また、図6Bのように、ブッシュ30が下ケース10bに対して誤った向きで装着された状態では、更に上ケース10aをかぶせても、下ケース10bと上ケース10aとを適切に嵌合させることはできない。上述したように、図3A〜図3Dに示した従来のブッシュ130を用いた場合には、ブッシュ130が上下逆転してケース1に装着された不良品の電池パックを作成してしまうという問題があった。本実施形態1では、熟練していない作業者であっても、不良品の電池パックを作成することはない。
上記の例では、リブ15が下ケース10bにのみ形成されているが、同様に機能するリブ15を下ケース10bではなく上ケース10aに形成されていてもよい。あるいは、上ケース10a及び下ケース10bの両方に、リブ15を形成してもよい。
(実施形態2)
本実施形態2は、ブッシュが所望する向きに対して上下逆転してケースに装着されるのを防止する誤装着防止構造の構成に関して、実施形態1と異なる。以下、実施形態1と異なる点を中心に、本実施形態2の電池パックを説明する。本実施形態2の電池パックを説明するために以下で参照する図面において、実施形態1の電池パック1の要素と同じ要素には同じ符号が付されており、それらについての重複する説明を省略する。
図7A〜図7Cは本発明の実施形態2にかかる電池パックに使用されるブッシュ30’を示す図であって、図7Aはその斜視図、図7Bはその右側面図、図7Cはその下面図である。
本実施形態2のブッシュ30’は、実施形態1のブッシュ30と異なり、中心軸30a及び嵌合溝31に対する一対の短辺側面34a,34dの位置は同じである。この点に関しては、ブッシュ30’は従来のブッシュ130(図3A〜図3D参照)と同じである。但し、図7B及び図7Cに示すように、ブッシュ30’の下側の長辺側面33bに凹部36が形成されている。凹部36は、ブッシュ30’を貫通していない。本実施形態2のブッシュ30’は、一対の長辺側面33a,33bのうちの一方(長辺側面33b)のみに凹部36が形成されているので、従来のブッシュ130(図3A〜図3D参照)が有していた2回対称性を有していない。即ち、ブッシュ30は、回転非対称形状である。本実施形態2のブッシュ30’は、上記を除いて、実施形態1のブッシュ30と同じである。
図8は、本実施形態2の電池パックを構成する下ケース10bのケーブル導出用の切り欠き11b及びその近傍を示した拡大斜視図である。実施形態1の下ケース10bに形成されていたリブ15(図5参照)は、本実施形態2の下ケース10bには形成されていない。この代わりに、本実施形態2の下ケース10bには、切り欠き11bの近傍に、ケース10bの内底面13bから凸部(突起)16が上方に向かって突出している。
図9Aは、下ケース10bに正しい向きで装着されたブッシュ30’を示した拡大斜視図である。図9Bは、図9Aにおいて、下ケース10bに形成された凸部16を通る上下方向面に沿った、ブッシュ30’及びその近傍の拡大断面図である。図9Bに示されているように、下ケース10bの凸部16が、ブッシュ30’の凹部36内に嵌入している。また、実施形態1と同様に、下ケース10bの切り欠き11bの端縁12bが、ブッシュ30’の嵌合溝31に嵌入している。図9A及び図9Bでは、図面を簡単化するために、電池パック1を構成する部材のうち、ブッシュ30及び下ケース10b以外の部材の図示を省略している。
図示を省略するが、ブッシュ30’を、図9A及び図9Bとは上下を逆にして(即ち、長辺側面33aを下ケース10b側に向けて)下ケース10bに装着しようとすると、長辺側面33aには凹部36が形成されていないので、凸部16が長辺側面33aに衝突する。従って、ブッシュ30’を切り欠き11b内に挿入することができない。
このように、本実施形態2では、回転非対称形状であるブッシュ30’(特に、その凹部36)と、下ケース10bに形成された凸部16とが、ブッシュ30’が所望する向きに対して上下逆転してケース1に装着されるのを防止する誤装着防止構造を構成する。実施形態1と同様に、本実施形態2の誤装着防止構造も、ブッシュ30’の下ケース10bに対する装着向きの誤りを作業者に容易に気づかせる。また、ブッシュ30’が下ケース10bに対して誤った向きで装着された状態では、更に上ケース10aをかぶせても、下ケース10bと上ケース10aとを適切に嵌合させることはできない。従って、本実施形態2でも、熟練していない作業者であっても、不良品の電池パックを作成することはない。
上記の例では、ブッシュの長辺側面33bに凹部36を形成し、下ケース10bに凹部36に嵌入する凸部16を形成したが、ブッシュの長辺側面33aに凹部36を形成し、上ケース10aに凹部36に嵌入する凸部16を形成してもよい。
上記の例とは逆に、ブッシュに凸部を形成し、ケース(下ケース10b又は上ケース10a)に、当該凸部が嵌入する凹部を形成してもよい。
本実施形態2の誤装着防止構造を、実施形態1に組み合わせて、異なる2つの誤装着防止構造を備えた電池パックを構成してもよい。
上記の実施形態1,2は例示に過ぎない。本発明は、上記の実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
誤装着防止構造の構成は、上記の実施形態1,2に限定されず、ブッシュが所望する向きに対して上下逆転してケースに装着されるのを防止することができる任意の構造を用いることができる。一般に、ブッシュが、ブッシュを貫通するケーブルに対して回転非対称形状を有していることは、誤装着防止構造を実現するのに有利である。
例えば、上下ケース10a,10bの切り欠き11a,11bの端縁12a,12bの寸法(例えば幅)を異ならせ、当該端縁12a,12bの寸法と合致するように、ブッシュの嵌合溝31の寸法を長辺側面33a側と長辺側面33b側とで異ならせることにより、誤装着防止構造を実現することができる。
ケース10から導出されるケーブル21の本数は、4本に限定されず、これより多くても少なくてもよい。各ケーブル21がどのような機能を有しているかは、任意である。
ブッシュの1つの貫通孔32に複数本のケーブルを挿入してもよい。
誤装着防止構造以外の電池パックの構成は任意である。本発明の誤装着防止構造を、例えば公知の電池パックに適用することができる。
本発明の利用分野は、特に制限はなく、電池セルを内蔵し、電池セルに接続されたケーブルが外界に導出された各種の電池パックに利用することができる。従来の電池パックを構成するケース(上ケース及び/又は下ケース)及びブッシュにわずかな設計変更を加えるだけで、本発明の誤装着防止構造を適用することができる。
1 電池パック
3 電池セル
10 ケース
15 リブ(突起)
16 凸部(突起)
21 ケーブル
30,30’ ブッシュ
36 凹部

Claims (3)

  1. 電池セルと、前記電池セルに接続された複数のケーブルと、前記複数のケーブルに貫通されたブッシュと、前記電池セルを収納し且つ前記ブッシュを保持するケースとを備えた電池パックであって、
    前記ブッシュが所望する向きに対して上下逆転して前記ケースに装着されるのを防止する誤装着防止構造が、前記ブッシュ及び/又は前記ケースに設けられていることを特徴とする電池パック。
  2. 前記ブッシュは、回転非対称形状を有する請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記誤装着防止構造は、前記ケースに形成された突起を含み、
    前記突起は、所望する向きに対して上下逆転して前記ケースに装着されようとする前記ブッシュに衝突する請求項1又は2に記載の電池パック。
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