JP2014092846A - 被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラム - Google Patents

被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014092846A
JP2014092846A JP2012241754A JP2012241754A JP2014092846A JP 2014092846 A JP2014092846 A JP 2014092846A JP 2012241754 A JP2012241754 A JP 2012241754A JP 2012241754 A JP2012241754 A JP 2012241754A JP 2014092846 A JP2014092846 A JP 2014092846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
management device
remote management
state
cpe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012241754A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Sakurai
章広 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumitomo Electric Networks Inc
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumitomo Electric Networks Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd, Sumitomo Electric Networks Inc filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2012241754A priority Critical patent/JP2014092846A/ja
Publication of JP2014092846A publication Critical patent/JP2014092846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

【課題】被遠隔管理装置の状態に応じて、被遠隔管理装置が実行すべき適切な動作を管理装置側で容易に選択することができる被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラムを提供する。
【解決手段】被遠隔管理装置10は、自己の被遠隔管理装置10が実行しうる動作内容を含む管理情報を管理装置11へ送信するための送信制御部56と、自己の被遠隔管理装置10の状態が所定条件を満たすか否かを判断するための判断部53とを備え、送信制御部56は、上記状態が所定条件を満たしていると判断部53によって判断された場合に、管理情報から推奨動作情報を作成し、作成した推奨動作情報を管理装置11へ送信する。
【選択図】図6

Description

本発明は、被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラムに関し、特に、通信ネットワークを通じて管理装置により被遠隔管理装置のリモート管理を行う通信システムにおける被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラムに関する。
従来、家庭内のエアコン、照明または冷蔵庫など複数の家電機器を端末装置経由で通信ネットワークに接続し、遠隔の箇所に設けられた管理装置が、当該通信ネットワークを通じてこれらの家電機器を遠隔管理するホームICT(Information and Communication Technology)が知られている。また、これらの家電機器を遠隔管理するためのプロトコルの一つとして、TR−069(Technical Report 069)が知られている。このTR−069は、ブロードバンドフォーラムにより策定されたプロトコルであり、端末装置(以下、「被遠隔管理装置」とも称する)と管理装置との間における通信および端末装置の配下にある機器の制御について規定している(例えば、非特許文献1参照)。
このTR−069に対応した被遠隔管理装置は、たとえば、管理装置から送信される動作指示情報を受けて、ソフトウェアモジュールのインストール、アップデートもしくはアンインストール、または、自己の設定確認、設定変更もしくはリセットなどの動作を実行する。
"broadband forum tr-069 amendment 4"、[online]、[平成24年5月22日検索]、インターネット〈URL:http://www.broadband-forum.org/technical/download/TR-069_Amendment-4.pdf〉
ここで、たとえば、被遠隔管理装置にインストールされている複数のソフトウェアモジュールのうち1つのソフトウェアモジュールがリソースを独占することによって他のソフトウェアモジュールが正常に動作することができないなど、被遠隔管理装置に異常が発生した場合、被遠隔管理装置の状態を示す情報が被遠隔管理装置から管理装置へ送信される。
そして、管理装置側のオペレータは、被遠隔管理装置から送信された情報に基づいて、被遠隔管理装置を復旧させるために、被遠隔管理装置が実行しうるリセット等の複数種類の動作の中から当該被遠隔管理装置に実行させる動作を選択する。
しかしながら、被遠隔管理装置が実行しうる動作は多数存在するため、管理装置側のオペレータが被遠隔管理装置の状態に応じて多数の動作の中から適切な動作を選択することは容易ではない。また、管理装置はベンダの異なる複数の被遠隔管理装置をリモート管理していることがあり、このような場合、複数の被遠隔管理装置が同様の状態であっても、これら複数の被遠隔管理装置間で選択すべき動作が異なり、適切な動作の選択が一層困難になることがある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、被遠隔管理装置の状態に応じて、被遠隔管理装置が実行すべき適切な動作を管理装置側で容易に選択することのできる被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる被遠隔管理装置は、管理装置によって遠隔管理される被遠隔管理装置であって、自己の上記被遠隔管理装置が実行しうる動作内容を含む管理情報を上記管理装置へ送信するための送信制御部と、自己の上記被遠隔管理装置の状態が所定条件を満たすか否かを判断するための判断部とを備え、上記送信制御部は、上記状態が所定条件を満たしていると上記判断部によって判断された場合に、上記管理情報から推奨動作情報を作成し、作成した上記推奨動作情報を上記管理装置へ送信する。
ここで、被遠隔管理装置の状態とは、被遠隔管理装置の構成要素であるソフトウェアまたはハードウェアの状態である。また、状態が所定条件を満たしているとは、たとえば、ソフトウェアモジュールから応答を受けるまでの時間が所定時間以上である場合、もしくは、通信インタフェースにおけるエラーカウント数が閾値以上である場合など、被遠隔管理装置の構成要素が正常に動作していない状況、または、被遠隔管理装置の構成要素に異常が発生する可能性が高く、正常に動作しているか否かの詳細な監視を開始する必要がある状況などであることを意味する。
このように、被遠隔管理装置は、たとえば自己が正常に動作していない場合には、自己が実行しうる多数の動作の中から復旧のために実行すべき動作の候補を推奨動作として自ら選択し、選択した動作を示す推奨動作情報を管理装置へ送信する。これにより、管理装置側で被遠隔管理装置に対して指示すべき動作が明確となり、被遠隔管理装置の状態に応じて、被遠隔管理装置が実行すべき適切な動作を管理装置側で容易に選択することができる。
また、上記のように、被遠隔管理装置が自ら推奨動作情報を作成して管理装置へ送信する構成により、管理装置側において被遠隔管理装置のベンダに応じて動作を選択する必要がなく、管理装置側において適切な動作を一層容易に選択することができる。
(2)好ましくは、上記送信制御部は、上記状態が所定条件を満たしていると上記判断部によって判断された場合に、上記管理情報の一部を選択した上記推奨動作情報、または、上記管理情報に含まれる動作内容に優先順位を付与した上記推奨動作情報を作成する。
このように、管理情報の一部を選択して推奨動作情報を作成する構成により、動作内容の数を制限して管理装置へ送信することができるため、管理装置側で多数の動作内容の中から動作を選択する場合と比較して、適切な動作を容易に選択することができる。また、上記のように、管理情報に含まれる動作情報に優先順位を付与して推奨動作情報を作成する構成により、管理装置側において選択すべき動作が明確になるため、適切な動作を容易に選択することができる。
(3)好ましくは、上記送信制御部は、上記状態が所定条件を満たしていると上記判断部によって判断された場合に、上記管理情報に含まれる動作内容のうち所定の動作内容が上記推奨動作情報に含まれるように上記管理情報の一部を選択するか、または、上記所定の動作内容に高い優先順位を付与する。
このように、推奨動作情報に含める動作内容、または、高い優先順位を付与する動作内容を予め定めることにより、複雑な処理を行うことなく推奨動作情報を作成することができる。
(4)好ましくは、上記管理情報は、上記被遠隔管理装置の構成要素と、上記構成要素が実行しうる動作内容との対応関係を含み、上記判断部は、上記構成要素の状態が所定条件を満たすか否かを判断し、上記送信制御部は、上記構成要素のうちいずれかの構成要素の状態が所定条件を満たしていると上記判断部によって判断された場合に、上記所定条件を満たしていると判断された構成要素に対応する動作内容が上記推奨動作情報に含まれるように上記管理情報の一部を選択するか、または、上記所定条件を満たしていると判断された構成要素に対応する動作内容に高い優先順位を付与する。
ここで、被遠隔管理装置の構成要素とは、被遠隔管理装置のソフトウェアまたはハードウェアであり、たとえば、被遠隔管理装置に搭載されたドライバおよびアプリケーション等のソフトウェアモジュールまたは通信インタフェースなどである。
たとえば、被遠隔管理装置においてUSB(Universal Serial Bus)が正常に動作しない場合、管理装置側では、USBドライバに異常が発生しているのか、ケーブルの断線等、USBインタフェースに異常が発生しているのかを区別することは困難である。これに対して、上記のように、被遠隔管理装置が、自己の構成要素のうち所定条件を満たす状態となっている構成要素を特定したうえで、当該構成要素に対応する動作内容を管理装置へ通知する構成により、管理装置側において、異常の発生した構成要素に応じた適切な動作を選択することができる。
(5)好ましくは、上記判断部は、自己の上記被遠隔管理装置の構成要素の状態が所定条件を満たすか否かを判断し、上記構成要素のうちいずれかの構成要素の状態が所定条件を満たしていると判断した場合に、上記所定条件を満たしていると判断された構成要素以外の他の構成要素の状態が所定条件を満たすか否かを判断し、上記送信制御部は、上記他の構成要素の状態が所定条件を満たしているか否かに応じて、上記推奨動作情報に含める動作内容を変えるか、または、付与する優先順位を変える。
このように、複数の構成要素の状態に応じて推奨動作情報に含める動作内容を選択するか、または、高い優先順位を付与する動作内容を決定することにより、被遠隔管理装置に発生した異常の要因に対してきめ細かく対応した動作内容を管理装置側において選択することができる。
(6)好ましくは、上記判断部は、上記他の構成要素の状態として自己の上記被遠隔管理装置のリソースの状態が所定条件を満たすか否かを判断する。
このような構成により、たとえば、リソースの使用率が所定値以上である場合にはリソースの使用を制限する動作を選択するなど、リソースに関連する動作内容を推奨動作情報に含めるか、または、リソースに関連する動作内容に高い優先順位を付与することにより、リソースの過剰な使用が要因となって高い頻度でソフトウェアモジュールに異常が発生する事態を効果的に防ぐことができる。
(7)好ましくは、上記動作内容は、上記被遠隔管理装置におけるメモリを整理する動作、または、上記被遠隔管理装置におけるリセット動作を示す。
なお、被遠隔管理装置におけるメモリの整理とは、たとえばガーベジコレクションを実行することを意味する。また、被遠隔管理装置におけるリセット動作とは、被遠隔管理装置全体のリセット動作および被遠隔管理装置の一部のソフトウェアまたはハードウェアのリセット動作を含む。
このような構成により、管理装置側において、メモリの整理動作、ソフトウェアのリセット動作またはハードウェアのリセット動作など、具体的な動作内容を被遠隔管理装置へ指示することができる。
(8)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる管理装置は、被遠隔管理装置を遠隔管理するための管理装置であって、上記被遠隔管理装置から、上記被遠隔管理装置が実行しうる動作内容を含む管理情報を受信するための管理情報受信部と、上記被遠隔管理装置が実行すべき動作内容を示す動作指示情報を上記被遠隔管理装置へ送信するための動作内容送信部とを備え、上記管理情報受信部は、さらに、上記被遠隔管理装置の状態が所定条件を満たしている場合に上記被遠隔管理装置によって上記管理情報から作成される推奨動作情報を上記被遠隔管理装置から受信し、上記動作内容送信部は、上記被遠隔管理装置から受信した上記推奨動作情報を用いて選択された動作内容を示す動作指示情報を、上記被遠隔管理装置以外の他の被遠隔管理装置へ送信する。
このように、被遠隔管理装置から受けた推奨動作情報を、他の被遠隔管理装置へ指示する動作内容の選択に用いる構成により、当該他の被遠隔管理装置が、管理情報から推奨動作情報を作成するための構成を備えていない場合であっても、当該構成を備えている被遠隔管理装置へ動作指示情報を送信する場合と同様に、当該他の被遠隔管理装置の状態に応じて、当該他の被遠隔管理装置が実行すべき適切な動作を管理装置側で容易に選択することができる。
(9)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる被遠隔管理方法は、管理装置によって遠隔管理され、自己が実行しうる動作内容を含む管理情報を上記管理装置へ送信する被遠隔管理装置における被遠隔管理方法であって、上記被遠隔管理装置の状態が所定条件を満たすか否かを判断するステップと、上記状態が所定条件を満たしていると判断した場合に、上記管理情報から推奨動作情報を作成するステップと、作成した上記推奨動作情報を上記管理装置へ送信するステップとを含む。
このように、被遠隔管理装置は、自己が正常に動作していない場合には、自己が実行しうる多数の動作の中から復旧のために実行すべき動作の候補を推奨動作として自ら選択し、選択した動作を示す推奨動作情報を管理装置へ送信する。これにより、管理装置側で被遠隔管理装置に対して指示すべき動作が明確となり、被遠隔管理装置の状態に応じて、被遠隔管理装置が実行すべき適切な動作を管理装置側で容易に選択することができる。
また、上記のように、被遠隔管理装置が自ら推奨動作情報を作成して管理装置へ送信する構成により、管理装置側において被遠隔管理装置のベンダに応じて動作を選択する必要がなく、管理装置側において適切な動作を一層容易に選択することができる。
(10)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる被遠隔管理プログラムは、管理装置によって遠隔管理され、自己が実行しうる動作内容を含む管理情報を上記管理装置へ送信する被遠隔管理装置に用いられる被遠隔管理プログラムであって、コンピュータに、上記被遠隔管理装置の状態が所定条件を満たすか否かを判断するステップと、上記状態が所定条件を満たしていると判断した場合に、上記管理情報から推奨動作情報を作成するステップと、作成した上記推奨動作情報を上記管理装置へ送信するステップとを実行させるためのプログラムである。
このように、被遠隔管理装置は、自己が正常に動作していない場合には、自己が実行しうる多数の動作の中から復旧のために実行すべき動作の候補を推奨動作として自ら選択し、選択した動作を示す推奨動作情報を管理装置へ送信する。これにより、管理装置側で被遠隔管理装置に対して指示すべき動作が明確となり、被遠隔管理装置の状態に応じて、被遠隔管理装置が実行すべき適切な動作を管理装置側で容易に選択することができる。
また、上記のように、被遠隔管理装置が自ら推奨動作情報を作成して管理装置へ送信する構成により、管理装置側において被遠隔管理装置のベンダに応じて動作を選択する必要がなく、管理装置側において適切な動作を一層容易に選択することができる。
本発明によれば、被遠隔管理装置の状態に応じて、被遠隔管理装置が実行すべき適切な動作を管理装置側で容易に選択することができる。
本発明の実施の形態に係るCPEを備える通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るCPEのハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るCPEに記憶されている管理情報の一例を示す図である。 図3に示す動作内容の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るCPEのソフトウェア構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るCPEのメイン情報処理部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るACSの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るCPEを備える通信システムにおける、通信接続開始から動作指示情報の送信までの流れを示すシーケンス図である。 図8に示す推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。 図8に示す推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。 図8に示す推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。 変形例に係るCPEによる、推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。 変形例に係るCPEによる、推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。 変形例に係るCPEによる、推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[構成および基本動作]
(通信システムの構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るCPE(被遠隔管理装置)を備える通信システムの構成を示す図である。
図1を参照して、通信システム100は、1または複数のCPE(Customer Premises Equipment)10と、ACS(Auto Configuration Servers)11(管理装置)とを備えている。CPE10と、ACS11とは、通信ネットワーク12を介して接続されている。
CPE10は、例えばホームゲートウェイ、または、ホームゲートウェイと家電機器、すなわちエンドユーザ機器とを接続するための汎用家庭内装置など、家庭内に設けられた装置であって、通信ネットワーク12に接続され、ACS11により通信ネットワーク12を介してリモート管理が行われる装置である。通信ネットワーク12は、特定の管理事業者のネットワークであり、ACS11は、当該特定の管理事業者のサーバなどである。
CPE10は、ACS11から送信される動作指示情報を受けて、1または複数のソフトウェアモジュールをACS11または他の外部サーバからインストールし、インストールしたソフトウェアモジュールを実行することができる。ここでは、CPE10に複数の家電機器13が接続されている状況を想定する。たとえば、CPE10は、複数の家電機器13の使用電力量を総合的に監視するための電力監視用ソフトウェアモジュールをインストールして実行する。
具体的には、CPE10は、当該ソフトウェアモジュールを実行することにより、センサなどを介して家庭内のテレビ受像機、エアコンまたはPC(Personal Computer)などの家電機器13から使用電力量に関する情報を受信する。そして、CPE10は、受信した情報に基づいて制御情報を作成し、たとえば作成した制御情報に基づいて各家電機器13の動作制御を行う。また、CPE10は、当該ソフトウェアモジュールを実行することにより、使用電力量またはその統計情報をユーザがPCなどから閲覧可能なように、制御情報等をPCに送信することも可能である。
また、CPE10は、電力監視用ソフトウェアモジュールだけでなく、他のサービスをユーザに提供するための複数のソフトウェアモジュールを搭載することが可能である。たとえば、CPE10は、家電機器13を利用するユーザの特定または家電機器13によるアクセス範囲の制限などを行うことによってホームセキュリティ機能をユーザに提供するためのソフトウェアモジュールなどを搭載する。
さらに、CPE10は、ソフトウェアモジュールのインストールだけでなく、ACS11から送信される動作指示情報を受けて、ソフトウェアモジュールのアップデートもしくはアンインストール、CPE10の設定確認、CPE10の設定変更、CPE10の設定リセット、または、自己のソフトウェアもしくはハードウェアが正常に動作しているか否かの判断などを行うことが可能である。
CPE10およびACS11間では、TR−069により定義されたプロトコル、たとえばブロードバンドフォーラムにおいて定められた端末を遠隔管理するための規格であるCWMP(CPE WAN Management Protocol)に従って通信が行われる。すなわち、ACS11は、TR−069により定義されたプロトコルに従って、通信ネットワーク12を介して1または複数のCPE10と接続し、CPE10に対して動作指示情報を送信して種々のリモート管理を行う。なお、このリモート管理は、ソフトウェアモジュールの管理を含む装置自体の管理を意味する。
(CPEの構成)
次に、本発明の実施の形態に係るCPE10の構成について、ハードウェア20の構成、ソフトウェア21の構成およびソフトウェア21に設けられたメイン情報処理部45の詳細な構成に分けて説明する。
(a)CPEのハードウェア構成
図2は、本発明の実施の形態に係るCPEのハードウェア構成を示す図である。図2を参照して、CPE10のハードウェア20は、LAN(Local Area Network)インタフェース31と、WAN(Wide Area Network)インタフェース32と、フラッシュメモリ33と、USB(Universal Serial Bus)インタフェース34,35と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)36と、CPU(Central Processing Unit)37と、電話インタフェース38と、WLAN(Wireless LAN)インタフェース39とを含む。
LANインタフェース31およびWANインタフェース32は、CPE10とACS11との間で送受信される情報を中継する。フラッシュメモリ33およびDRAM36は、たとえばCPU37により実行される各種情報処理に用いられるプログラムおよびデータを記憶する。
USBインタフェース34,35には、たとえば家電機器13と通信を行うための無線機が接続される。たとえば、USBインタフェース34,35に接続された無線機が、家電機器13から家電機器13に関する情報を受信して、受信した情報をCPE10における対応のソフトウェアモジュールへ出力する。また、当該無線機は、対応のソフトウェアモジュールから家電機器13の制御情報等を受けて、この制御情報等を家電機器13へ送信する。なお、当該無線機は、たとえば電力量計などの測定器を介して家電機器13との間で情報の送受信を行うことも可能である。
電話インタフェース38およびWLANインタフェース39は、USBインタフェース34,35と同様に、たとえばCPE10と家電機器13との間で送受信される情報を中継する。なお、LANインタフェース31もまた、CPE10と家電機器13との間で送受信される情報を中継することができる。
フラッシュメモリ33には、たとえばCPE10が実行しうる動作内容を含む管理情報が記憶されている。ここで、管理情報の詳細について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係るCPEに記憶されている管理情報の一例を示す図であり、図4は、図3に示す動作内容の具体例を示す図である。
図3を参照して、管理情報は、複数の項目が対応付けられてツリー状に連結された、複数のCPEで共通化された情報である。たとえば、管理情報では、最上位項目である「CPE」の下位項目として、「バンドル」、「LAN」および「USB」などCPE10の構成要素を示す項目が設けられている。
また、項目「LAN」の下に、LANに関連する項目として、たとえば「ケーブルの接続の有無」および「エラーカウント数」が設けられている。また、項目「USB」の下に、USBに関連する項目として、たとえば「USBドライバ」および「USBインタフェース」が設けられている。さらに、最下位項目として、CPE10の構成要素である各種ソフトウェアまたは各種ハードウェアが実行しうる動作の動作内容DM(Data Model)1,DM2,DM3,・・・が設けられている。
図4を参照して、たとえば、動作内容DM1は「OSGi FWのリセット」を示し、動作内容DM2は「ガーベジコレクション」すなわちCPE10におけるフラッシュメモリ33またはDRAM36等のメモリの整理を示し、動作内容DM3は「ソフトウェアモジュールのリセット」を示す。また、動作内容DM4は「CPEのリセット」を示し、動作内容DM5は「データの再送」を示す。
(b)CPEのソフトウェア構成
図5は、本発明の実施の形態に係るCPEのソフトウェア構成を示す図である。図5を参照して、CPE10のソフトウェア21は、OS(Operating System)41と、Java仮想マシン(Java VM(Virtual Machine))42と、OSGi FW(Open Service Gateway initiative Framework)43と、バンドル群44と、メイン情報処理部45と、USBドライバ46とを含む。また、バンドル群44には、サブ情報処理バンドル47と、電力監視バンドル48と、ホームセキュリティバンドル49とが含まれている。
CPE10のソフトウェア21は、階層化された複数のレイヤに従って動作する。より詳細には、OS41のレイヤが最下位レイヤであり、その上位レイヤがJava仮想マシン42のレイヤであり、その上位レイヤがOSGi FW43のレイヤであり、さらにその上位レイヤがバンドル群44のレイヤである。
OS41は、たとえばLinux(登録商標)であり、USBインタフェース34,35、電話インタフェース38またはWLANインタフェース39を介して、自己のCPE10に接続されている複数の家電機器13との間で情報の送受信を行う。
OSGi FW43は、OSGiアライアンスによる標準化技術であり、Java(登録商標)言語に基づいたオープンなソフトウェア部品化技術に基づいて作成された、ソフトウェア部品の実行環境を提供するソフトウェアプラットフォームである。
なお、OSGi FW43上で実行されるソフトウェアモジュールを、以下「バンドル」とも称する。CPE10は、このOSGi FW43上において、バンドル群44の各バンドルを単独に、または連携して実行することができる。また、図5ではバンドル群44に含まれるバンドルとして、サブ情報処理バンドル47、電力監視バンドル48およびホームセキュリティバンドル49を示しているが、このバンドル群44には、図5に示していない他のバンドルが含まれていてもよい。
また、各バンドルを実行させるためのソフトウェアプラットフォームとしては、Java仮想マシン42およびOSGi FW43に限定されず、他のアプリケーション実行環境を採用してもよい。
メイン情報処理部45は、OS41上でOS41から提供される機能を利用して動作する。具体的には、メイン情報処理部45は、OS41上でLANインタフェース31またはWANインタフェース32を介してACS11との通信を行う。また、メイン情報処理部45は、サブ情報処理バンドル47との間で、OS41およびOSGiFW43に設けられている通信機能、たとえばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)におけるソケット通信を行うことにより、情報の入出力を行う。
より詳細には、メイン情報処理部45は、LANインタフェース31またはWANインタフェース32を介して、新たなバンドルのインストール、既にインストールされているバンドルのアップデートもしくはアンインストール、または、バンドルのリセットなどを示す動作指示情報をACS11から受信する。そして、メイン情報処理部45は、受信した動作指示情報をソケット通信によりサブ情報処理バンドル47へ出力する。
サブ情報処理バンドル47は、メイン情報処理部45から受けた動作指示情報に従って、バンドルの管理すなわち自己以外のバンドルのインストール、アップデート、アンインストールまたはリセットなどの動作を実行する。
電力監視バンドル48は、家電機器13において使用されている使用電力量を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて統計情報を作成するなど、家庭内における複数の家電機器13における使用電力量を総合的に管理するソフトウェアモジュールである。また、ホームセキュリティバンドル49は、家電機器13と接続してホームセキュリティ機能をユーザに提供するソフトウェアモジュールである。
また、メイン情報処理部45は、ACS11から、CPE10に搭載されているバンドルに関する情報などCPE10の状態情報を取得するために送信される状態参照要求を受信した場合、サブ情報処理バンドル47、電力監視バンドル48およびホームセキュリティバンドル49の状態を監視するための監視要求をサブ情報処理バンドル47へ出力する。
サブ情報処理バンドル47は、メイン情報処理部45から監視要求を受けると、電力監視バンドル48およびホームセキュリティバンドル49の動作状態を示す状態情報をメイン情報処理部45へ出力する。また、サブ情報処理バンドル47は、自己の動作状態を示す状態情報をメイン情報処理部45へ出力することもできる。
また、メイン情報処理部45は、バンドル群44に含まれるバンドルだけでなく、各通信インタフェース、具体的にはUSBドライバ46、ハードウェア20のLANインタフェース31、WANインタフェース32、USBインタフェース34,35、電話インタフェース38またはWLANインタフェース39から、各々の動作状態を示す状態情報を取得することも可能である。
なお、状態情報とは、たとえば、メイン情報処理部45が各バンドルから応答を受けるまでの時間、通信インタフェースにおけるエラーカウント数、または、通信インタフェースにケーブルが接続されているか否かなどの状態を示す情報である。
そして、メイン情報処理部45は、サブ情報処理バンドル47などのソフトウェア、および、USBインタフェース34,35などのハードウェアの状態情報に基づいて、ACS11へ送信する管理情報の送信制御を行う。この管理情報の送信制御の詳細については後述する。
(c)メイン情報処理部の詳細な構成
図6は、本発明の実施の形態に係るCPEのメイン情報処理部の構成を示す図である。
図6を参照して、メイン情報処理部45は、受信部51と、送信部52と、判断部53とを有する。また、受信部51は、状態情報受信部54および動作内容受信部55を有する。また、送信部52は、送信制御部56および動作指示部57を有する。
受信部51の状態情報受信部54は、CPE10のソフトウェアまたはハードウェアから状態情報を受けて、この状態情報を判断部53へ出力する。
判断部53は、状態情報受信部54から受けた状態情報に基づいて、CPE10のソフトウェアまたはハードウェアの状態が所定条件を満たしているか否かを判断する。
ここで、状態が所定条件を満たしているとは、たとえば、ソフトウェアモジュールから応答を受けるまでの時間が所定時間以上である場合、または、通信インタフェースにおけるエラーカウント数が閾値以上である場合など、CPE10の構成要素が正常に動作していない状況であることを意味する。この場合、所定条件は「異常条件」に該当する。
具体的には、判断部53は、サブ情報処理バンドル47から応答を受けるまでの時間が所定時間以上であるか否かを判断する。そして、サブ情報処理バンドル47から応答を受けるまでの時間が所定時間以上である場合、判断部53は、電力監視バンドル48またはホームセキュリティバンドル49の状態が異常条件を満たしていると判断する。また、たとえば、判断部53は、通信インタフェースにおけるエラーカウントの数が閾値以上であるか否かを判断する。そして、エラーカウント数が閾値以上である場合、判断部53は、通信インタフェースの状態が異常条件を満たしていると判断する。
そして、判断部53は、CPE10のソフトウェアまたはハードウェアの状態が異常条件を満たしているか否かを示す判断結果を送信部52の送信制御部56へ出力する。
なお、「状態が所定条件を満たしている」とは、CPE10の構成要素が正常に動作していない状況であることに限られず、たとえば、CPE10に異常が発生する可能性が高く、正常に動作しているか否かの詳細な監視を開始する必要がある状況などを意味するものであってもよい。
また、本発明の実施の形態では、判断部53が、ソフトウェアまたはハードウェアの状態が異常条件を満たすか否かを判断する構成について説明しているが、これらソフトウェアまたはハードウェア自身が自己の状態について異常条件を満たすか否かを判断する構成を採用することも可能である。この場合、これらソフトウェアまたはハードウェアが判断部に相当する。
送信制御部56は、判断部53から判断結果を受けて、当該判断結果に基づいてACS11へ送信する管理情報の送信制御を行う。たとえば、ソフトウェアまたはハードウェアの状態が異常条件を満たしていないことを当該判断結果が示している場合には、送信制御部56は、図3に示す管理情報の全てをフラッシュメモリ33から読み出してACS11へ送信する。以下、このように管理情報の全てをACS11へ送信することを、「ウォークスルー」とも称する。
一方、ソフトウェアまたはハードウェアの状態が異常条件を満たしていることを当該判断結果が示している場合には、送信制御部56は、図3に示す管理情報から推奨動作情報を作成する。
具体的には、バンドル群44に含まれるいずれかのバンドルの状態が異常条件を満たしている場合、送信制御部56は、図3の破線Aに示すように、管理情報から項目「バンドル」に対応する動作内容DM1,DM2およびDM3が含まれるように管理情報の一部を選択し、選択した当該一部の管理情報を推奨動作情報として作成する。
また、USBドライバ46の状態が異常条件を満たしている場合、送信制御部56は、図3の破線Bに示すように、管理情報から項目「USBドライバ」に対応する動作内容DM8およびDM9が含まれるように管理情報の一部を選択し、選択した当該一部の管理情報を推奨動作情報として作成する。
そして、送信制御部56は、作成した推奨動作情報をACS11へ送信する。そして、たとえばACS11側のオペレータは、受信した推奨動作情報の中からCPE10に実行させる動作を選択する。そして、ACS11は、オペレータによって選択された動作を示す動作指示情報をCPE10の動作内容受信部55へ送信する。
動作内容受信部55は、ACS11から送信された動作指示情報を受信して、この動作指示情報を動作指示部57へ出力する。
動作指示部57は、動作内容受信部55から受けた動作指示情報に示された動作の指示を、対応するソフトウェアまたはハードウェアへ出力する。すなわち、動作指示部57は、たとえばOSGi FW43のリセット動作を示す動作指示情報を受けた場合、OSGi FW43へリセット動作の指示を出力する。これにより、OSGi FW43は、当該指示に従ってリセット動作を実行する。
また、動作指示部57は、たとえばUSBインタフェース34のリセット動作を示す動作指示情報を受けた場合、USBインタフェース34へリセット動作の指示を出力する。これにより、USBインタフェース34は、当該指示に従ってリセット動作を実行する。
(管理装置の構成)
次に、本発明の実施の形態に係るACS11の構成について説明する。図7は、本発明の実施の形態に係るACSの構成を示す図である。
図7を参照して、ACS11は、管理情報受信部61と、動作内容送信部62と、メモリ63と、モニタ出力部64と、モニタ65と、入力部66とを含む。
管理情報受信部61は、CPE10から送信される管理情報または推奨動作情報を受信する。すなわち、管理情報受信部61は、CPE10の状態が異常条件を満たしていない場合には、CPE10から管理情報の全てを受信する。一方、CPE10の状態が異常条件を満たしている場合には、CPE10から管理情報から一部が選択された推奨動作情報を受信する。そして、管理情報受信部61は、受信した管理情報または推奨動作情報をメモリ63へ出力する。
ここで、CPE10を備える通信システム100には、さらに、CPE10以外にCPE50が設けられていると仮定する。このCPE50は、CPE10と同様に、通信ネットワーク12を介してACS11により遠隔管理される被遠隔管理装置である。また、CPE50は、管理情報から推奨動作情報を作成する構成を有しておらず、自己の状態が異常条件を満たしているか否かにかかわらず管理情報の全てをACS11へ送信する、すなわちウォークスルーを行うこととする。
ACS11の管理情報受信部61は、CPE50から管理情報の全てを受信すると、受信した当該管理情報の全てをメモリ63へ出力する。
メモリ63は、管理情報受信部67から出力された管理情報または推奨動作情報を記憶する。モニタ出力部64は、メモリ63に記憶された管理情報または推奨動作情報をモニタ65に出力し、モニタ65はモニタ出力部64から受けた管理情報または推奨動作情報を表示する。
ここで、メモリ63にCPE10から受けた管理情報の全てが記憶され、モニタ65に出力された場合には、ACS11側のオペレータは、モニタ65に表示された管理情報の全ての中からCPE10へ指示する動作を選択することができる。そして、オペレータにより選択された動作内容が入力部66へ入力されると、入力部66は、入力された動作内容を動作内容送信部62へ出力し、動作内容送信部62は、当該動作内容を示す動作指示情報をCPE10へ送信する。これにより、CPE10は、当該動作指示情報を受けて、たとえばバンドルのリセット動作を実行するなど動作指示情報に従った動作を実行する。
なお、CPE10から管理情報の全てが送信される状況とは、通信インタフェースにおけるエラーカウント数が閾値未満である場合など、CPE10の状態が異常条件を満たしていない場合である。このため、上記の場合のように、CPE10のソフトウェアまたはハードウェアに異常が発生しておらず、復旧のための動作を実行する必要がない場合には、オペレータはいずれの動作を選択しないことも可能である。また、この場合、新たなバンドルのインストール指示など、復旧のための動作とは直接関係していない動作を選択して、CPE10へ指示することも可能である。
また、メモリ63にCPE10から受けた推奨動作情報が記憶され、モニタ65に出力された場合には、オペレータは、モニタ65に表示された推奨動作情報に含まれる動作内容の中からCPE10へ指示する動作を選択することができる。
また、上述のとおり、CPE50は、管理情報から推奨動作情報を作成する構成を有しておらず、自己の状態が異常条件を満たしているか否かにかかわらず管理情報の全てをACS11へ送信する。このため、ACS11側のオペレータは、CPE50から送信された管理情報に含まれる多数の動作内容の中から、CPE50に実行させる動作を選択する。
また、ACS11側のオペレータは、CPE10から受信した推奨動作情報を用いてCPE50に実行させる動作を選択することも可能である。
すなわち、ACS11のメモリ63にCPE10から送信された推奨動作情報が記憶されている状況において、さらに、CPE50から送信された管理情報の全てがメモリ63に記憶された場合、モニタ出力部64は、CPE10から受けた推奨動作情報をモニタ65へ出力する。そして、オペレータは、CPE10により作成された推奨動作情報を用いて、モニタ65に表示された当該推奨動作情報に含まれる動作内容の中からCPE50へ指示する動作を選択することができる。
これにより、管理情報から推奨動作情報を作成するための構成を有しているCPE10へ動作指示情報を送信する場合と同様に、当該構成を有していないCPE50の状態に応じて、CPE50に実行させる動作をACS11側で容易に選択することができる。
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係る通信システム100における、通信接続開始から動作指示情報の送信までの流れについて、「通信接続開始から動作指示情報の送信までの流れの概要」と「推奨動作情報の作成処理の流れ」とに分けて説明する。
なお、本発明の実施の形態に係るCPE10は、以下の各シーケンスの各ステップを含むプログラムを、たとえば図2に示すフラッシュメモリ33またはDRAM36から読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールすることができる。このインストールされるプログラムは、たとえば記録媒体に格納された状態で流通する。
(a)通信接続開始から動作指示情報の送信までの流れの概要
図8は、本発明の実施の形態に係るCPEを備える通信システムにおける、通信接続開始から動作指示情報の送信までの流れを示すシーケンス図である。
図8を参照して、まず、ACS11は、コネクションの接続要求信号(Connection Request)を、CPE10へ送信する(ステップS11)。
次に、CPE10は、接続要求信号に対する応答信号(Inform)をACS11へ送信する(ステップS12)。この応答信号とは、たとえばTR−069により定義されたプロトコルに従って、CPE10とACS11との間のコネクションの確立を確認するために、CPE10からACS11へ送信される信号である。
次に、ACS11は、CPE10に搭載されているバンドルまたはインタフェースなどのソフトウェアまたはハードウェアに関する情報を取得するためのコマンドである状態参照要求(Get Parameter Names)を、CPE10へ送信する(ステップS13)。
次に、CPE10は、自己の状態、すなわちCPE10のソフトウェアまたはハードウェアの状態が異常条件を満たしているか否かを判断する(ステップS14)。
そして、CPE10の状態が異常条件を満たしている場合には(ステップS14において「Yes」)、CPE10は、予め記憶している管理情報から推奨動作情報を作成し(ステップS15)、作成した推奨動作情報をACS11へ送信する(ステップS16)。なお、この推奨動作情報の作成処理の詳細については、後述する。
一方、CPE10の状態が異常条件を満たしていない場合には(ステップS14において「No」)、CPE10は、管理情報の全てをACS11へ送信する。すなわち、CPE10は、ウォークスルーを実行する(ステップS16)。
次に、ACS11側において、たとえばオペレータは、CPE10から推奨動作情報が送信された場合、この推奨動作情報に含まれる動作内容の中から、CPE10に指示する動作内容を選択する。また、ACS11は、CPE10から管理情報の全てが送信された場合、この管理情報に含まれる動作内容の中から、CPE10に指示する動作内容を選択する(ステップS17)。
そして、動作内容が選択されると、ACS11は、選択された動作内容を示す動作指示情報をCPE10へ送信する(ステップS18)。これにより、CPE10は、ACS11から送信された動作指示情報を受けて、この動作指示情報に示された動作内容に従って動作する。
具体的には、CPE10の状態が異常条件を満たしている場合であって、ACS11側において選択された動作内容がCPE10に発生している異常の復旧のために適切な動作内容である場合には、CPE10の復旧動作は完了する。一方、ACS11側において選択された動作内容が適切な動作内容ではない場合には、たとえば、再びACS11側において推奨動作情報の中からCPE10に実行させる動作内容の選択および動作指示情報の送信が行われる。
(b)推奨動作情報の作成処理の流れ
次に、図8に示す推奨動作情報の作成処理の流れについて、「所定の動作内容を含める場合」、「構成要素に対応する動作内容を含める場合」および「他の構成要素の状態を判断する場合」とに分けて説明する。
(i)所定の動作内容を含める場合
図9は、図8に示す推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。
図9を参照して、まず、CPE10の判断部53により、CPE10の状態が異常条件を満たしていると判断された場合に(ステップS21)、送信制御部56は、たとえばフラッシュメモリ33に記憶されている所定の動作内容を、フラッシュメモリ33から読み出す(ステップS22)。なお、所定の動作内容とは、たとえばCPE10のベンダによって予め定められた動作内容であり、CPE10のリセットなどを示す。
次に、送信制御部56は、読み出した所定の動作内容が含まれるように管理情報の一部を選択し、選択した当該一部の管理情報を推奨動作情報として作成する(ステップS23)。このようにして、送信制御部56は、所定の動作内容を含む推奨動作情報を作成する。
(ii)構成要素に対応する動作内容を含める場合
図10は、図8に示す推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。
図10を参照して、まず、CPE10の判断部53により、CPE10の状態が異常条件を満たしていると判断された場合に(ステップS31)、送信制御部56は、たとえばフラッシュメモリ33に記憶されている管理情報に含まれる動作内容のうち、異常条件を満たしていると判断された構成要素に対応する動作内容を特定する(ステップS32)。
具体的には、図3を参照して、バンドルから応答を受けるまでの時間が所定時間以上であり、バンドルの状態が異常条件を満たしていると判断部53により判断された場合には、送信制御部56は、項目「バンドル」に対応する動作内容DM1,DM2およびDM3を特定する。なお、これら動作内容DM1,DM2およびDM3は、上述のとおり、バンドルが実行しうる動作として予め項目「バンドル」に対応づけられた動作内容である。
次に、送信制御部53は、たとえば図3の破線Aに示すように、特定した動作内容が含まれるように管理情報の一部を選択し、選択した当該一部の管理情報を推奨動作情報とする(ステップS33)。このようにして、送信制御部56は、異常条件を満たしていると判断された構成要素に対応する動作内容を含む推奨動作情報を作成する。
(iii)他の構成要素の状態を判断する場合
図11は、図8に示す推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。
図11を参照して、まず、判断部53は、CPE10の構成要素のうちいずれかの構成要素の状態が異常条件を満たしていると判断した場合に(ステップS41)、異常条件を満たしていると判断した構成要素以外の他の構成要素の状態が異常条件を満たしているか否かを判断する。たとえば、判断部53は、CPE10に搭載されているバンドルの状態が異常条件を満たしている場合、CPE10のリソースの使用率が所定値以上あるか否かを判断する(ステップS42)。
そして、送信制御部56は、当該他の構成要素の状態が異常条件を満たしているか否かを示す判断結果に応じて、推奨動作情報に含める動作内容を変える。たとえば、リソースの使用率が所定値以上であり、リソースの状態が異常条件を満たしていると判断部53により判断された場合(ステップS42において「Yes」)、送信制御部56は、ガーベジコレクションを示す動作内容を推奨動作情報に含める動作内容として決定する(ステップS43)。
そして、送信制御部56は、決定した動作内容、すなわちガーベジコレクションを示す動作内容が含まれるように管理情報の一部を選択し、選択した当該一部の管理情報を推奨動作情報として作成する(ステップS44)。
一方、たとえば、リソースの使用率が所定値未満であり、リソースの状態が異常条件を満たしていないと判断部53により判断された場合(ステップS42において「No」)、送信制御部56は、OSGi FW43のリセットを示す動作内容を推奨動作情報に含める動作内容として決定する(ステップS45)。
そして、送信制御部56は、決定した動作内容、すなわちOSGi FW43のリセットを示す動作内容が含まれるように管理情報の一部を選択し、選択した当該一部の管理情報を推奨動作情報として作成する(ステップS46)。
[変形例]
上述した本発明の実施の形態では、CPE10が管理情報の一部を選択することにより推奨動作情報を作成する場合について説明した。これに対して、変形例では、CPE10が管理情報に含まれる動作内容に優先順位を付与して推奨動作情報を作成する場合について説明する。
変形例に係るCPE10の構成に関して、図2、図5および図6に示すCPE10の構成と同様の構成については説明を繰り返さず、上述したCPE10と異なる構成について説明する。
変形例に係るCPE10において、送信制御部56は、CPE10の状態が異常条件を満たしていると判断部53により判断された場合、管理情報に含まれる動作内容に優先順位を付与した推奨動作情報を作成する。以下、送信制御部56による推奨動作情報の作成処理について、「所定の動作内容を含める場合」、「構成要素に対応する動作内容を含める場合」および「他の構成要素の状態を判断する場合」とに分けて説明する。
(a)所定の動作内容を含める場合
図12は、変形例に係るCPEによる、推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。
図12を参照して、変形例に係るCPE10の判断部53により、CPE10の状態が異常条件を満たしていると判断された場合に(ステップS51)、送信制御部56は、たとえばフラッシュメモリ33に記憶されている所定の動作内容を、フラッシュメモリ33から読み出す(ステップS52)。
そして、送信制御部56は、読み出した所定の動作内容に高い優先順位を付与する。そして、送信制御部56は、優先順位を付与した管理情報を推奨動作情報として作成し(ステップS53)、ACS11へ送信する。これにより、ACS11側のオペレータは、高い優先順位が付与された動作内容を優先的に選択して、選択した動作内容を示す動作指示情報をCPE10へ送信する。そして、CPE10は、当該動作指示情報に示された動作を実行する。
(b)構成要素に対応する動作内容を含める場合
図13は、変形例に係るCPEによる、推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。
図13を参照して、変形例に係るCPE10の判断部53により、CPE10の状態が異常条件を満たしていると判断された場合に(ステップS61)、送信制御部56は、たとえばフラッシュメモリ33に記憶されている管理情報に含まれる動作内容のうち、異常条件を満たしていると判断された構成要素に対応する動作内容を特定する(ステップS62)。
具体的には、図3を参照して、バンドルから応答を受けるまでの時間が所定時間以上であり、バンドルの状態が異常条件を満たしていると判断部53により判断された場合には、送信制御部56は、項目「バンドル」に対応する動作内容DM1,DM2およびDM3を特定する。
次に、送信制御部56は、特定した動作内容DM1,DM2およびDM3に高い優先順位を付与する。そして、送信制御部56は、動作内容DM1,DM2およびDM3に高い優先順位を付与した管理情報を推奨動作情報として作成し(ステップS63)、ACS11へ送信する。
これにより、ACS11側のオペレータは、管理情報に含まれる動作内容のうち、動作内容DM1,DM2またはDM3を選択して、選択した動作内容を示す動作指示情報をCPE10へ送信する。
(c)他の構成要素の状態を判断する場合
図14は、変形例に係るCPEによる、推奨動作情報の作成処理の流れの一例を示す図である。
図14を参照して、変形例に係るCPE10の判断部53は、CPE10の構成要素の状態のうちいずれかの構成要素の状態が異常条件を満たしていると判断した場合に(ステップS71)、異常条件を満たしていると判断した構成要素以外の他の構成要素の状態が異常条件を満たすか否かを判断する。たとえば、判断部53は、CPE10に搭載されているバンドルの状態が異常条件を満たしていると判断した場合、CPE10のリソースの使用率が所定値以上であるか否かを判断する(ステップS72)。
そして、送信制御部56は、当該他の構成要素の状態が異常条件を満たしているか否かを示す判断結果に応じて、動作内容に付与する優先順位を変える。たとえば、リソースの使用率が所定値以上であり、リソースの状態が異常条件を満たしていると判断部53により判断された場合、送信制御部56は、ガーベジコレクションを示す動作内容に高い優先順位を付与する(ステップS73)。
そして、送信制御部56は、ガーベジコレクションを示す動作内容に高い優先順位を付与した管理情報を推奨動作情報として作成し(ステップS74)、ACS11へ送信する。
一方、たとえば、リソースの使用率が所定値未満であり、リソースの状態が異常条件を満たしていないと判断部53により判断された場合、送信制御部56は、OSGi FW43のリセットを示す動作内容に高い優先順位を付与する(ステップS75)。
そして、送信制御部56は、OSGi FW43のリセットを示す動作内容に高い優先順位を付与した管理情報を推奨動作情報として作成し(ステップS76)、ACS11へ送信する。
これにより、ACS11側のオペレータは、管理情報に含まれる動作内容のうち、リソースの状態に応じた動作内容を選択して、選択した動作内容を示す動作指示情報をCPE10へ送信する。
ところで、従来のCPEによれば、たとえば、CPEにインストールされている複数のソフトウェアモジュールのうち1つのソフトウェアモジュールがリソースを独占することによって他のソフトウェアモジュールが正常に動作することができないなど、CPEに異常が発生した場合、CPEの状態を示す情報がCPEからACSへ送信される。
そして、ACS側のオペレータは、CPEから送信された情報に基づいて、CPEを復旧させるために、CPEが実行しうるリセット等の複数種類の動作の中から当該CPEに実行させる動作を選択する。
しかしながら、CPEが実行しうる動作は多数存在するため、ACS側のオペレータがCPEの状態に応じて多数の動作の中から適切な動作を選択することは容易ではない。また、ACSはベンダの異なる複数のCPEをリモート管理していることがあり、このような場合、複数のCPEが同様の状態であっても、これら複数のCPE間で選択すべき動作が異なり、適切な動作の選択が一層困難になることがある。
これに対して、本発明の実施の形態に係るCPE10では、送信制御部56が、自己のCPE10が実行しうる動作内容を含む管理情報をACS11へ送信する。また、判断部53が、自己のCPE10の状態が所定条件を満たすか否かを判断する。また、送信制御部16は、上記状態が所定条件を満たしていると判断部53によって判断された場合に、管理情報から推奨動作情報を作成し、作成した推奨動作情報をACS11へ送信する。
このように、CPE10は、たとえば自己が正常に動作していない場合には、自己が実行しうる多数の動作の中から復旧のために実行すべき動作の候補を推奨動作として自ら選択し、選択した動作を示す推奨動作情報をACS11へ送信する。これにより、ACS11側でCPE10に対して指示すべき動作が明確となり、CPE10の状態に応じて、CPE10が実行すべき適切な動作をACS11側で容易に選択することができる。
また、上記のように、CPE10が自ら推奨動作情報を作成してACS11へ送信する構成により、ACS11側においてCPE10のベンダに応じて動作を選択する必要がなく、ACS11側において適切な動作を一層容易に選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係るCPE10では、送信制御部56が、上記状態が所定条件を満たしていると判断部53によって判断された場合に、管理情報の一部を選択した推奨動作情報、または、管理情報に含まれる動作内容に優先順位を付与した推奨動作情報を作成する。
このように、管理情報の一部を選択して推奨動作情報を作成する構成により、動作内容の数を制限してACS11へ送信することができるため、ACS11側で多数の動作内容の中から動作を選択する場合と比較して、適切な動作を容易に選択することができる。また、上記のように、管理情報に含まれる動作情報に優先順位を付与して推奨動作情報を作成する構成により、ACS11側において選択すべき動作が明確になるため、適切な動作を容易に選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係るCPE10では、送信制御部56が、上記状態が所定条件を満たしていると判断部53によって判断された場合に、管理情報に含まれる動作内容のうち所定の動作内容が推奨動作情報に含まれるように管理情報の一部を選択するか、または、所定の動作内容に高い優先順位を付与する。
このように、推奨動作情報に含める動作内容、または、高い優先順位を付与する動作内容を予め定めることにより、複雑な処理を行うことなく推奨動作情報を作成することができる。
また、本発明の実施の形態に係るCPE10において、管理情報は、CPE10の構成要素と、構成要素が実行しうる動作内容との対応関係を含む。また、判断部53は、構成要素の状態が所定条件を満たすか否かを判断する。また、送信制御部53は、構成要素のうちいずれかの構成要素の状態が所定条件を満たしていると判断部53によって判断された場合に、所定条件を満たしていると判断された構成要素に対応する動作内容が推奨動作情報に含まれるように管理情報の一部を選択するか、または、所定条件を満たしていると判断された構成要素に対応する動作内容に高い優先順位を付与する。
たとえば、CPE10においてUSBが正常に動作しない場合、ACS11側では、USBドライバに異常が発生しているのか、ケーブルの断線等、USBインタフェースに異常が発生しているのかを区別することは困難である。これに対して、上記のように、CPE10が、自己の構成要素のうち所定条件を満たす状態となっている構成要素を特定したうえで、当該構成要素に対応する動作内容をACS11へ通知する構成により、ACS11側において、異常の発生した構成要素に応じた適切な動作を選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係るCPE10では、判断部53は、自己のCPE10の構成要素の状態が所定条件を満たすか否かを判断し、構成要素のうちいずれかの構成要素の状態が所定条件を満たしていると判断した場合に、所定条件を満たしていると判断された構成要素以外の他の構成要素の状態が所定条件を満たすか否かを判断する。また、送信制御部56は、他の構成要素の状態が所定条件を満たしているか否かに応じて、推奨動作情報に含める動作内容を変えるか、または、付与する優先順位を変える。
このように、複数の構成要素の状態に応じて推奨動作情報に含める動作内容を選択するか、または、高い優先順位を付与する動作内容を決定することにより、CPE10に発生した異常の要因に対してきめ細かく対応した動作内容をACS11側において選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係るCPE10では、判断部53は、他の構成要素の状態として自己のCPE10のリソースの状態が所定条件を満たすか否かを判断する。
このような構成により、たとえば、リソースの使用率が所定値以上である場合にはリソースの使用を制限する動作を選択するなど、リソースに関連する動作内容を推奨動作情報に含めるか、または、リソースに関連する動作内容に高い優先順位を付与することにより、リソースの過剰な使用が要因となって高い頻度でソフトウェアモジュールに異常が発生する事態を効果的に防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態に係るCPE10において、動作内容は、CPE10におけるメモリを整理する動作、または、CPE10におけるリセット動作を示す。
このような構成により、ACS11側において、メモリの整理動作、ソフトウェアのリセット動作またはハードウェアのリセット動作など、具体的な動作内容をCPE10へ指示することができる。
また、本発明の実施の形態に係るACS11では、管理情報受信部61が、CPE10から、CPE10が実行しうる動作内容を含む管理情報を受信するする。また、動作内容送信部62が、CPE10が実行すべき動作内容を示す動作指示情報をCPE10へ送信する。また、管理情報受信部61は、さらに、CPE10の状態が所定条件を満たしている場合にCPE10によって管理情報から作成される推奨動作情報をCPE10から受信する。また、動作内容送信部62は、CPE10から受信した推奨動作情報を用いて選択された動作内容を示す動作指示情報を、CPE10以外のCPE50へ送信する。
このように、被遠隔管理装置から受けた推奨動作情報を、他の被遠隔管理装置へ指示する動作内容の選択に用いる構成により、当該他の被遠隔管理装置が、管理情報から推奨動作情報を作成するための構成を備えていない場合であっても、当該構成を備えている被遠隔管理装置へ動作指示情報を送信する場合と同様に、当該他の被遠隔管理装置の状態に応じて、当該他の被遠隔管理装置が実行すべき適切な動作を管理装置側で容易に選択することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 CPE(被遠隔管理装置)
11 ACS(管理装置)
12 通信ネットワーク
13 家電機器
20 ソフトウェア
21 ハードウェア
31 LANインタフェース
32 WANインタフェース
33 フラッシュメモリ
34,35 USBインタフェース
36 DRAM
37 CPU
38 電話インタフェース
39 WLANインタフェース
41 OS
42 Java仮想マシン
43 OSGi FW
44 バンドル群
45 メイン情報処理部
46 USBドライバ
47 サブ情報処理バンドル
48 電力監視バンドル
49 ホームセキュリティバンドル
50 CPE(他の被遠隔管理装置)
51 受信部
52 送信部
53 判断部
54 状態情報受信部
55 動作内容受信部
56 送信制御部
57 動作指示部
61 管理情報受信部
62 動作内容送信部
63 メモリ
64 モニタ出力部
65 モニタ
66 入力部
100 通信システム

Claims (10)

  1. 管理装置によって遠隔管理される被遠隔管理装置であって、
    自己の前記被遠隔管理装置が実行しうる動作内容を含む管理情報を前記管理装置へ送信するための送信制御部と、
    自己の前記被遠隔管理装置の状態が所定条件を満たすか否かを判断するための判断部とを備え、
    前記送信制御部は、前記状態が所定条件を満たしていると前記判断部によって判断された場合に、前記管理情報から推奨動作情報を作成し、作成した前記推奨動作情報を前記管理装置へ送信する、被遠隔管理装置。
  2. 前記送信制御部は、前記状態が所定条件を満たしていると前記判断部によって判断された場合に、前記管理情報の一部を選択した前記推奨動作情報、または、前記管理情報に含まれる動作内容に優先順位を付与した前記推奨動作情報を作成する、請求項1に記載の被遠隔管理装置。
  3. 前記送信制御部は、前記状態が所定条件を満たしていると前記判断部によって判断された場合に、前記管理情報に含まれる動作内容のうち所定の動作内容が前記推奨動作情報に含まれるように前記管理情報の一部を選択するか、または、前記所定の動作内容に高い優先順位を付与する、請求項2に記載の被遠隔管理装置。
  4. 前記管理情報は、前記被遠隔管理装置の構成要素と、前記構成要素が実行しうる動作内容との対応関係を含み、
    前記判断部は、前記構成要素の状態が所定条件を満たすか否かを判断し、
    前記送信制御部は、前記構成要素のうちいずれかの構成要素の状態が所定条件を満たしていると前記判断部によって判断された場合に、前記所定条件を満たしていると判断された構成要素に対応する動作内容が前記推奨動作情報に含まれるように前記管理情報の一部を選択するか、または、前記所定条件を満たしていると判断された構成要素に対応する動作内容に高い優先順位を付与する、請求項2に記載の被遠隔管理装置。
  5. 前記判断部は、自己の前記被遠隔管理装置の構成要素の状態が所定条件を満たすか否かを判断し、前記構成要素のうちいずれかの構成要素の状態が所定条件を満たしていると判断した場合に、前記所定条件を満たしていると判断された構成要素以外の他の構成要素の状態が所定条件を満たすか否かを判断し、
    前記送信制御部は、前記他の構成要素の状態が所定条件を満たしているか否かに応じて、前記推奨動作情報に含める動作内容を変えるか、または、付与する優先順位を変える、請求項2に記載の被遠隔管理装置。
  6. 前記判断部は、前記他の構成要素の状態として自己の前記被遠隔管理装置のリソースの状態が所定条件を満たすか否かを判断する、請求項5に記載の被遠隔管理装置。
  7. 前記動作内容は、前記被遠隔管理装置におけるメモリを整理する動作、または、前記被遠隔管理装置におけるリセット動作を示す、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の被遠隔管理装置。
  8. 被遠隔管理装置を遠隔管理するための管理装置であって、
    前記被遠隔管理装置から、前記被遠隔管理装置が実行しうる動作内容を含む管理情報を受信するための管理情報受信部と、
    前記被遠隔管理装置が実行すべき動作内容を示す動作指示情報を前記被遠隔管理装置へ送信するための動作内容送信部とを備え、
    前記管理情報受信部は、さらに、前記被遠隔管理装置の状態が所定条件を満たしている場合に前記被遠隔管理装置によって前記管理情報から作成される推奨動作情報を前記被遠隔管理装置から受信し、
    前記動作内容送信部は、前記被遠隔管理装置から受信した前記推奨動作情報を用いて選択された動作内容を示す動作指示情報を、前記被遠隔管理装置以外の他の被遠隔管理装置へ送信する、管理装置。
  9. 管理装置によって遠隔管理され、自己が実行しうる動作内容を含む管理情報を前記管理装置へ送信する被遠隔管理装置における被遠隔管理方法であって、
    前記被遠隔管理装置の状態が所定条件を満たすか否かを判断するステップと、
    前記状態が所定条件を満たしていると判断した場合に、前記管理情報から推奨動作情報を作成するステップと、
    作成した前記推奨動作情報を前記管理装置へ送信するステップとを含む、被遠隔管理方法。
  10. 管理装置によって遠隔管理され、自己が実行しうる動作内容を含む管理情報を前記管理装置へ送信する被遠隔管理装置に用いられる被遠隔管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記被遠隔管理装置の状態が所定条件を満たすか否かを判断するステップと、
    前記状態が所定条件を満たしていると判断した場合に、前記管理情報から推奨動作情報を作成するステップと、
    作成した前記推奨動作情報を前記管理装置へ送信するステップとを実行させるための、被遠隔管理プログラム。
JP2012241754A 2012-11-01 2012-11-01 被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラム Pending JP2014092846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012241754A JP2014092846A (ja) 2012-11-01 2012-11-01 被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012241754A JP2014092846A (ja) 2012-11-01 2012-11-01 被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014092846A true JP2014092846A (ja) 2014-05-19

Family

ID=50936901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012241754A Pending JP2014092846A (ja) 2012-11-01 2012-11-01 被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014092846A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019049913A (ja) * 2017-09-12 2019-03-28 株式会社リコー 機器管理システム、機器管理方法およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019049913A (ja) * 2017-09-12 2019-03-28 株式会社リコー 機器管理システム、機器管理方法およびプログラム
JP6996178B2 (ja) 2017-09-12 2022-01-17 株式会社リコー 機器管理システム、機器管理方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100717166B1 (ko) 홈네트워크의 서비스 프레임워크
US20080205419A1 (en) Residential Gateway System for Home Network Service
US20080235374A1 (en) Electronic device monitoring method, electronic device computer and program thereof
CN104967560B (zh) 实现与网关管理的设备的联动方法和装置
JP4966393B2 (ja) 端末機器
JP2005517311A (ja) ホームネットワーキング通信装置及び方法
JP2013134603A (ja) エネルギー管理システム及びエネルギー管理方法
CN103439934A (zh) 智能家电控制方法、服务器及系统
TWI482461B (zh) 設備管理系統及方法
JP6834825B2 (ja) 管理システムおよび管理方法
CN101106553A (zh) 网关装置以及系统
JP2014092846A (ja) 被遠隔管理装置、管理装置、被遠隔管理方法および被遠隔管理プログラム
EP2891982B1 (en) Remotely managed device, method for being remotely managed, and program for being remotely managed
US11792269B2 (en) Method for generating application for controlling external electronic device and electronic apparatus for supporting the same
CN106154852A (zh) 智能家电设备及其控制方法和智能家电控制系统
JP6746826B1 (ja) 通信モジュール、通信システム及び通信方法
JP6758434B2 (ja) 管理サーバ、管理方法、ユーザ端末、設定方法及び設定プログラム
JP5789722B2 (ja) 建物内センサネットワークの構築装置及び方法
JP6359584B2 (ja) ゲートウェイ装置およびデータ収集システム
JP7147889B2 (ja) 管理システム、端末装置、管理装置および管理方法
JP2020087006A (ja) 仲介装置、遠隔機器管理システム、通信方法およびプログラム
JP2012182852A (ja) 遠隔制御装置
JPWO2012160861A1 (ja) ソフトウェア自動配備装置
KR100702747B1 (ko) 홈넷 패드에서의 어플리케이션 프로그램 설치방법
KR100648513B1 (ko) 홈 네트워크 시스템과 이에 적용되는 기기 연동방법