JP2014092845A - 医療補助システム - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の容態をより正確に判定できる医療補助システムを提供する。
【解決手段】受け付け端末は、受け付け情報の入力に伴って、カメラを制御して、診療を希望する患者を撮影させる。カメラは、撮影により取得した患者画像に対して撮影情報を付帯させた後、この患者画像を受け付け端末に送信する。受け付け端末では、カメラから送られた患者画像に対して、受け付け情報から抽出した識別情報を付帯させるとともに、患者画像を解析し、患者の肌の色合いを示す肌色評価値と、患者の肌の状態を示す肌状態評価値と、患者の表情を示す表情評価値とを算出し、算出した各評価値を患者画像に付帯させる。この後、受け付け端末は、この患者画像に付帯された識別情報に基づいて患者を特定し、対応する患者の患者情報として患者画像を院内データベースに蓄積する。
【選択図】図6

Description

本発明は、患者の診療を補助する医療補助システムに関するものである。
診療施設では、適切な診療科や医師を選定することが難しく、診療が開始された後に診療科が変更されたり担当医が変更される場合があり非効率的であった。このため、適切な診療科や医師の選定を容易とするための対策が求められている。
下記特許文献1には、顔画像と病状や病名などを対応付けしたデータベースを有し、ユーザー(患者)から送られた顔画像をデータベースに照合することによって、病状や病名に関するレポートを作成したり、受信すべき診療科を通知する装置が記載されている。この装置では、患者側で事前に診療科を絞り込むことができるので、診療が開始された後に診療科が変更されるといった問題を減少させることができる。
特開2005−107768号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置は、レポート作成対象患者の顔画像を、データベースに記憶された他人(レポート作成対象患者以外の者)の顔画像と比較するため、作成されたレポート(健康状態の判定)の信頼性が低いといった問題があった。つまり、健康な状態でも顔色が白い患者のレポートでは、健康であるにも関わらず顔色が悪く不健康などの評価結果となってしまう場合がある。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、患者の容態をより正確に判定できる医療補助システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の医療補助システムは、患者を撮影して患者画像を取得するカメラと、前記患者画像を解析し、患者の容態に関する評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値を蓄積する評価値蓄積手段とを備えたことを特徴としている。
前記評価値が算出された際に、算出された評価値と、前記評価値蓄積手段に蓄積されたこの患者の過去の評価値とを比較し、患者の容態を検知する容態検知手段と、前記容態検知手段により検知された患者の容態を報知する報知手段とを備えていることが好ましい。
前記容態検知手段は、算出された評価値を、前記評価値蓄積手段に蓄積されたこの患者の過去の評価値のうち直近の評価値と比較することによって、患者の容態を検知するものでもよい。
患者の診療結果を記録した電子カルテを記憶する電子カルテ記憶部を備え、前記容態検知手段は、算出された評価値を、前記評価値蓄積手段に蓄積されたこの患者の過去の評価値の全てと比較し、最も近い評価値が算出された時期の診療結果を、前記電子カルテから抽出し、抽出した診療結果に基づいて患者の容態の変化を検知するものでもよい。
前記カメラは、診療施設に設置されて、診療に訪れた患者を撮影するものでもよい。
前記評価値は、患者の容態に関する複数の項目のそれぞれについて算出されるものでもよい。
前記評価値として、患者の表情に対応する評価値が算出されるものでもよい。
前記評価値として、患者の肌の色合いに対応する評価値が算出されるものでもよい。
前記評価値として、患者の眼の状態に対応する評価値が算出されるものでもよい。
前記患者画像は動画像として取得され、前記評価値として、患者の体動に対応する評価値が算出されるものでもよい。
前記患者画像は音声付きの動画像として取得され、前記評価値として、患者の声に対応する評価値が算出されるものでもよい。
また、本発明の医療補助システムは、診療施設に設置されて、診療に訪れた患者を撮影して患者画像を取得するカメラと、前記患者画像を蓄積する患者画像蓄積手段とを備えたことを特徴としている。
前記カメラにより新たな患者画像が撮影された際に、撮影された患者画像と、前記患者画像蓄積手段に記憶されたこの患者の過去の患者画像とを表示する表示手段を備えていることが好ましい。
前記カメラにより新たな患者画像が撮影された際に、撮影された患者画像と、前記患者画像蓄積手段に記憶されたこの患者の過去の患者画像とを比較することによって、患者の容態を検知する容態検知手段と、前記容態検知手段により検知された患者の容態を報知する報知手段とを備えていることが好ましい。
本発明は、患者画像または患者画像を解析することによって得られる患者の容態に関する評価値を蓄積し、蓄積された同一患者の患者画像または評価値に基づいて患者の容態を判定できるようにしたので、患者の容態をより正確に判定することが可能である。
医療補助システムの概略を示す構成図である。 患者情報の内容を示す説明図である。 受け付け端末の概略を示すブロック図である。 受け付け端末のCPUの機能説明図である。 プレ診断の流れを示すフローチャートである。 診療受け付けの流れを示すフローチャートである。
図1に示すように、医療補助システム10は、受け付け端末12を備えている。受け付け端末12には、例えばLANなどの通信ネットワーク14を介して、院内データベース(評価値蓄積手段、患者画像蓄積手段、電子カルテ記憶部)16や、診療科端末(報知手段)18に接続されている。また、受け付け端末12には、例えばUSBケーブルなどの接続ケーブルを介して、カメラ20が接続されている。
受け付け端末12は、デスクトップ型またはノート型のコンピュータからなり、診療施設の受け付けに設置されている。受け付け端末12では、液晶ディスプレイなどの表示手段12aに表示される診療受け付け用のGUIに従って、キーボードやマウスなどの操作部12bを操作して、患者IDや患者氏名、及び、患者が診療を希望する診療科名など診療の受け付けに必要な受け付け情報を入力することによって、この患者の診療の受け付けが行われる。
院内データベース16は、診療施設で用いられる各種情報を記憶するデータベースであり、電子カルテ22や、患者情報24などが格納されている。電子カルテ22及び患者情報24は患者毎に設けられており、電子カルテ22は、患者毎の診療記録をデジタルデータ化したものである。
図2に示すように、患者情報24は、患者毎に付与される患者IDに対して、患者の氏名や年齢、性別、住所、保険証番号、及び、この患者を撮影した患者画像などが対応付けされたものである。さらに、患者画像には、付帯情報として後述する撮影情報、識別情報、評価値などが付帯されている。
図1に戻り、診療科端末18は、デスクトップ型またはノート型のコンピュータからなり、各診療科に設置されている。受け付け端末12において受け付け情報が入力されて診療の受け付けが行われると、患者が診療を希望する診療科の診療科端末18に対して、この患者の診療要求及び後述するプレ診断の結果が入力される。診療科端末18は、診療要求及びプレ診断の結果が入力されると、これらの情報を液晶ディスプレイなどの表示手段18aに表示する。各診療科では、診療科端末18の表示手段18aに表示された診療要求及びプレ診断の結果を参照し、診療の順番や診療する医師を決定したり、診療器具の準備などが行われる。
カメラ20は、デジタルカメラであり、診療施設の受け付けに設置され、診療施設に訪れた患者を撮影して患者画像を取得する。カメラ20は、受け付け端末12によって駆動制御されて前述した撮影を行うとともに、撮影した患者画像に撮影日時などの撮影条件を付帯情報として付帯させて、受け付け端末12に送信する。
図3に示すように、受け付け端末12は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータをベースに、オペレーティングシステムなどの制御プログラムや、コンピュータを受け付け端末12として機能させるためのアプリケーションプログラム(AP)30をインストールすることによって構成される。
受け付け端末12は、ストレージデバイス32、メモリ34、CPU36、通信I/F38を備え、これらがデータバス40を介して接続されている。ストレージデバイス32は、例えば、ハードディスクドライブであり、制御プログラムが記憶されている。メモリ34は、CPU36が処理を実行するためのワークメモリである。CPU36は、制御プログラムをメモリ34にロードして制御プログラムに従った処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。通信I/F38は、通信ネットワーク14及びカメラ20との間で伝送制御を行うネットワークインターフェイスを備えており、受け付け端末12は、通信I/F38を介してカメラ20と通信するとともに、通信I/F38及び通信ネットワーク14を介して院内データベース16及び診療科端末18と通信する。
また、ストレージデバイス32には、AP30として、受け付け処理ソフトウェアが記憶されている。受け付け処理ソフトウェアは、診療施設に訪れた患者の診察を受け付ける受け付け機能をコンピュータに実行させるためのプログラムである。CPU36は、受け付け処理ソフトウェアをメモリ34にロードし、受け付け処理ソフトウェアに従った処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。
図4に示すように、受け付け処理ソフトウェアが起動すると、CPU36はメモリ34と協働して、撮影制御部50、評価値算出部(評価値算出手段)52、蓄積部(評価値蓄積手段、患者画像蓄積手段)54、プレ診断部(容態検知手段)56、診療要求送信部(報知手段)58として機能する。
撮影制御部50は、操作部12bを介して受け付け端末12に受け付け情報が入力されたか否かを監視し、受け付け情報が入力された場合、診療の受け付けがなされている、すなわち、受け付けに患者が存在するとみなしてカメラ20に撮影を実行させ、患者画像を取得する。続いて、撮影制御部50は、この患者画像に写された患者を特定するための情報として、受け付け情報から患者の氏名や患者IDなど患者を識別するための識別情報を抽出する。
そして、撮影制御部50は、抽出した識別情報を、撮影により取得された患者画像の付帯情報として付帯させ、評価値算出部52に送信する。前述のように、カメラ20から送信された患者画像は、撮影情報が付帯情報として付帯されたものである。よって、撮影制御部50から評価値算出部52に送信される患者画像は、撮影情報と識別情報との両方が付帯されたものとなる。
評価値算出部52は、撮影制御部50から患者画像が送信されると、この患者画像を解析し、肌の色合い、肌の状態、表情の3つのそれぞれの項目について患者の容態を示す評価値である、肌色評価値、肌状態評価値、表情評価値を算出する。これら各評価値は、「5:良い」、「4:まあまあ良い」、「3:普通」、「2:やや悪い」、「1:悪い」の5つの値のいずれかが算出される。
評価値算出部52は、このようにして算出された各評価値を、患者画像の付帯情報として既存の付帯情報に追加して付帯させた後、蓄積部54に送信する。このように、患者画像には、カメラ20において撮影条件が付帯された後、撮影制御部50において識別情報が付帯され、さらにこの後、評価値算出部52において各評価値が付帯される。そして、これらの情報が付帯された患者画像が蓄積部54に送信される。
蓄積部54は、評価値算出部52から患者画像が送信されると、この患者画像に付帯された識別情報に基づいて患者を特定し、特定した患者の患者情報24として、この患者画像を記憶させる(患者情報24に患者画像を追加する)。蓄積部54は、評価値算出部52から患者画像が送信される毎に、この患者画像を対応する患者情報24に追加する。このように、医療補助システム10では、患者が診療の受け付けを行う毎に、この患者の患者情報24に患者画像が蓄積される。なお、以降の説明では、患者情報24として蓄積された患者画像のうち最新のもの(すなわち、今回の診療の受け付けに伴って蓄積された患者画像)を、現在患者画像と称し、これ以外の患者画像(すなわち、今回以前の診療の受け付けに伴って蓄積された患者画像)を、過去患者画像と称する。
プレ診断部56は、診療の受け付けが行われて、患者情報24として新たな患者画像(現在患者画像)が記録されると、この現在患者画像と、この現在患者画が記録された患者情報24に記録された過去患者画像とに基づいて患者の容態が回復しているかを判定するプレ診断を行う。
図5に示すように、プレ診断においてプレ診断部56は、現在患者画像が記録された患者情報24から新しい順に2つの患者画像(すなわち、現在患者画像と、過去患者画像のうち最新のもの)のそれぞれについて、各評価値の合計値を算出し、これら2つの合計値を比較する。そして、プレ診断部56は、現在患者画像の各評価値の合計値が、過去患者画像のうち最新のものの各評価値の合計値よりも大きい場合は患者の容態は「回復している」と判定し、同じ場合は患者の容態は「変化していない」と判定し、小さい場合は患者の容態が「悪化している」と判定する。そして、プレ診断部56は、この判定結果、すなわち、プレ診断の結果を診療要求送信部58に送信する。
図4に戻り、診療要求送信部58は、操作部12bを介して受け付け端末12に受け付け情報が入力されると、これを受けて、この患者の診療要求を生成する。そして、診療要求送信部58は、受け付け情報の入力に伴ってプレ診断部56から入力されたプレ診断の結果を、生成した診療要求に添付し、この患者が診療を希望する診療科の診療科端末18に送信する。
以下、上記構成による本発明の作用について図6に示すフローチャートをもとに説明を行う。診療を希望する患者は、診療施設の受け付けにおいて、自身の患者ID(または氏名)や、診療を希望する診療科を、診療施設の受け付け担当者に告げる。そして、診療施設の受け付け担当者が、受け付け端末12の操作部12bを操作して患者から告げられた情報(受け付け情報)を入力することで、この患者の診療の受け付けが行われる。
図6に示すように、受け付け端末12は、受け付け情報の入力に伴って、カメラ20を制御して、診療を希望する患者を撮影させる。カメラ20は、撮影により取得した患者画像に対して撮影情報を付帯させた後、この患者画像を受け付け端末12に送信する。受け付け端末12では、カメラ20から送られた患者画像に対して、受け付け情報から抽出した識別情報を付帯させる。
続いて、受け付け端末12は、撮影された患者画像を解析し、患者の肌の色合いを示す肌色評価値と、患者の肌の状態を示す肌状態評価値と、患者の表情を示す表情評価値とを算出し、算出した各評価値を患者画像に付帯させる。この後、受け付け端末12は、この患者画像に付帯された識別情報に基づいて患者を特定し、対応する患者の患者情報24として院内データベース16に蓄積する。
このようにして、新たな患者画像(現在患者画像)が患者情報24として記憶されると、受け付け端末12は、この患者の患者情報24として記憶された患者画像のうち最新の2つの患者画像(現在患者画像と過去患者画像の最新のもの)に基づいてプレ診断を行い、この患者の容態が「回復している」「変化していない」「悪化している」のいずれに属するかを判定する。そして、受け付け端末12は、この患者の診療要求にプレ診断の結果を添付して、この患者が診療を希望する診療科の診療科端末18に送信する。
以上のように、医療補助システム10によれば、共通の患者を撮影した撮影時期の異なる患者画像を比較することによってプレ診断を行うので、異なる患者を撮影した患者画像を比較することによってプレ診断を行う場合と比較して、より正確な診断結果を得られる。また、プレ診断の結果を診療科端末18に送信するので、プレ診断の結果に基づいて、この患者の診療を開始する前に、担当医の変更や診療順の変更、診療機器の準備などを行うことができるので、スムーズな診療が可能となる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、細部の構成は適宜変更できる。例えば、カメラとして動画を撮影するカメラを用い、患者画像として動画像を蓄積してもよい。もちろん、音声付きの動画を撮影するカメラを用いてもよい。なお、患者画像が動画像である場合は、評価値を算出する際に、動画像を構成する複数のフレームの全てについて評価値を算出し、これらの平均値を評価値として用いてもよいし、予め設定された抽出方法(例えば、10フレームおきに抽出するなど)によって抽出した1または複数のフレームに基づいて評価値を算出してもよい。
また、上記実施形態では、評価値として、患者の肌の色合い、患者の皮膚の状態、患者の表情の3つの項目について評価値を算出する例で説明をしたが、評価値を算出する項目の数や種類はこれに限定されず自由に設定できる。例えば、カメラとして動画を記録するものを用い、患者の体動を示す評価値を算出してもよい。この場合、患者画像の全て(または一部)のフレームについて前後のフレーム同士を比較することによって患者の体動を調べ、患者が震えているか否かや、震えの大きさや頻度などに基づいて評価値を算出すればよい。また、患者の眼の状態を示す評価値を算出してもよい。この場合、患者の眼が泳いでいるか否かや、目線や焦点があっているか否かなどに基づいて評価値を算出すればよい。また、患者画像に音声が含まれる場合は、患者の声に基づいて評価値を算出してもよい。もちろん、前述した以外の項目について評価値を算出してもよい。また、評価値の算出方法についても適宜設定できる。
また、上記実施形態では、プレ診断において、2つの患者画像の評価値の合計値を比較することによって患者の容態が回復に向かっているのか否かなどを判定する例で説明をしたが、2つの患者画像の評価値を項目毎に個別に比較し、項目毎に患者の容態が回復に向かっているか否かなどを判定してもよい。このように項目毎に判定を行った場合は、項目毎の判定結果のそれぞれをそのままプレ診断の結果としてもよいし、例えば、容態が回復に向かっていると判定された項目が所定の割合(例えば5割)を越えた場合に容態が回復に向かっていると判定するなど、項目毎の判定結果を総合的に考慮してプレ診断の結果を導出してもよい。
さらに、プレ診断において、患者が発症している可能性のある傷病を検出してもよい。この場合、評価値に基づいて患者が発症している可能性のある傷病を検出してもよいし、電子カルテに記憶された情報を利用して患者が発症している可能性のある傷病を検出してもよい。電子カルテを利用する場合、受け付け端末が、現在患者画像を過去患者画像の全てと比較し、現在患者画像に最も近い過去患者画像を検出し、この過去患者画像の付帯情報から、この過去患者画像の撮影時期を検出する。この後、この患者の電子カルテを参照して、検出した撮影時期にこの患者が発症していた傷病を抽出する。そして、受け付け端末が、抽出した傷病を、患者が発症している可能性のある傷病として検出する。
また、プレ診断の結果に加え、プレ診断の結果に基づくアドバイスを診療科端末に送信してもよい。この場合、予め受け付け端末に複数種類のメッセージを記憶させ、プレ診断の結果が得られた際に、受け付け端末が、この結果に対応するメッセージを抽出し、抽出したメッセージを診療科端末に送信すればよい(例えば、容態が悪化していると判定された場合は、より高度な技能を持つ医師への担当変更を促すメッセージを送信し、容態が回復していると判定された場合は、経験の浅い医師への担当変更を促すメッセージを送信するなど)。
また、上記実施形態では、患者画像に評価値を付帯させて蓄積する例、すなわち、患者画像と評価値との両方を蓄積する例で説明をしたが、評価値のみ、または、患者画像のみを蓄積してもよい。患者画像のみを蓄積する場合、評価値を用いずに患者画像同士を直接比較することによってプレ診断を行えばよい。もちろん、プレ診断を行うために評価値を算出し、上記実施形態と同様に評価値を比較することによってプレ診断を行った後、評価値を蓄積せずに破棄してもよい。
さらに、上記実施形態では、プレ診断を行う例で説明をしたが、プレ診断を行わずに、単に患者画像や評価値を蓄積し、必要に応じて受け付け端末や診療科端末で患者画像や評価値を参照できるようにしておくだけでもよい。また、プレ診断を行うか否かを受け付け端末や診療科端末において選択するようにしてもよい。さらに、プレ診断を行わず、診療の受け付けがなされた際に、現在患者画像と過去患者画像とを、受け付け端末や診療科端末の表示手段に並べて表示してもよい。現在患者画像に並べて表示する過去患者画像は、過去患者画像のうち最新のものでもよいし、過去患者画像のうち現在患者画像に最も類似しているものでもよい。なお、過去患者画像として現在患者画像に最も類似しているものを表示する場合は、この患者の電子カルテを参照し、この過去患者画像の撮影時期と同時期にこの患者が発症していた傷病に関する情報も同時に表示することが好ましい。
また、上記実施形態では、患者画像を含む患者情報を、電子カルテとは別に記憶する例で説明をしたが、電子カルテの一部として患者情報を記憶させてもよい。さらに、上記実施形態では、患者情報の一部として患者画像を蓄積する例で説明をしたが、患者画像を患者情報とは別に単体で蓄積してもよい。また、上記実施形態では、患者画像、患者情報、電子カルテが院内データベースに記憶されている例で説明をしたが、これらを受け付け端末に記憶させてもよい(受け付け端末に院内データベースとしての機能を持たせ、院内データベースを廃止してもよい)。
さらに、上記実施形態では、自動的に患者画像の撮影が行われる例で説明をしたが、受け付け端末において、撮影を行わせるタイミングを指示するようにしてもよい。また、患者の診療を受け付ける際に受け付け担当者がカメラで患者を撮影し、この撮影画像を受け付け端末に入力するようにしてもよい。さらに、カメラと受け付け端末とを有線接続する例で説明をしたが、無線接続してもよい。また、メモリーカードなどの着脱式の記憶媒体を介してカメラと受け付け端末との間で患者画像の受け渡しを行ってもよい。
なお、上記実施形態で示したとおり、本発明は、プログラムの形態、さらにはプログラムを記憶する記憶媒体にも及ぶことはもちろんである。
10 医療補助システム
12 受け付け端末
16 院内データベース(評価値蓄積手段、患者画像蓄積手段、電子カルテ記憶部)
18 診療科端末(報知手段)
20 カメラ
22 電子カルテ
24 患者情報
30 AP
34 メモリ
36 CPU
50撮影制御部
52 評価値算出部(評価値算出手段)
54 蓄積部(評価値蓄積手段、患者画像蓄積手段)
56 プレ診断部(容態検知手段)
58 診療要求送信部(報知手段)

Claims (14)

  1. 患者を撮影して患者画像を取得するカメラと、
    前記患者画像を解析し、患者の容態に関する評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値を蓄積する評価値蓄積手段とを備えたことを特徴とする医療補助システム。
  2. 前記評価値が算出された際に、算出された評価値と、前記評価値蓄積手段に蓄積されたこの患者の過去の評価値とを比較し、患者の容態を検知する容態検知手段と、
    前記容態検知手段により検知された患者の容態を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の医療補助システム。
  3. 前記容態検知手段は、算出された評価値を、前記評価値蓄積手段に蓄積されたこの患者の過去の評価値のうち直近の評価値と比較することによって、患者の容態を検知することを特徴とする請求項2記載の医療補助システム。
  4. 患者の診療結果を記録した電子カルテを記憶する電子カルテ記憶部を備え、
    前記容態検知手段は、算出された評価値を、前記評価値蓄積手段に蓄積されたこの患者の過去の評価値の全てと比較し、最も近い評価値が算出された時期の診療結果を、前記電子カルテから抽出し、抽出した診療結果に基づいて患者の容態の変化を検知することを特徴とする請求項2記載の医療補助システム。
  5. 前記カメラは、診療施設に設置されて、診療に訪れた患者を撮影することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の医療補助システム。
  6. 前記評価値は、患者の容態に関する複数の項目のそれぞれについて算出されることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の医療補助システム。
  7. 前記評価値として、患者の表情に対応する評価値が算出されることを特徴とする請求項6記載の医療補助システム。
  8. 前記評価値として、患者の肌の色合いに対応する評価値が算出されることを特徴とする請求項6または7記載の医療補助システム。
  9. 前記評価値として、患者の眼の状態に対応する評価値が算出されることを特徴とする請求項6〜8いずれか記載の医療補助システム。
  10. 前記患者画像は動画像として取得され、
    前記評価値として、患者の体動に対応する評価値が算出されることを特徴とする請求項6〜9いずれか記載の医療補助システム。
  11. 前記患者画像は音声付きの動画像として取得され、
    前記評価値として、患者の声に対応する評価値が算出されることを特徴とする請求項6〜10いずれか記載の医療補助システム。
  12. 診療施設に設置されて、診療に訪れた患者を撮影して患者画像を取得するカメラと、
    前記患者画像を蓄積する患者画像蓄積手段とを備えたことを特徴とする医療補助システム。
  13. 前記カメラにより新たな患者画像が撮影された際に、撮影された患者画像と、前記患者画像蓄積手段に記憶されたこの患者の過去の患者画像とを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項12記載の医療補助システム。
  14. 前記カメラにより新たな患者画像が撮影された際に、撮影された患者画像と、前記患者画像蓄積手段に記憶されたこの患者の過去の患者画像とを比較することによって、患者の容態を検知する容態検知手段と、
    前記容態検知手段により検知された患者の容態を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする請求項13または14記載の医療補助システム。
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