JP2014092592A - コラボレーション歌唱映像表示システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コラボレーションのカラオケ歌唱映像を構成する各カラオケ歌唱映像を表示する際に、各カラオケ歌唱映像の歌唱音声の音量について、所定の基準値以上か否かをそれぞれ判定する音量判定手段68と、判定された歌唱音声の音量が所定の基準値以上であるカラオケ歌唱映像を特定可能に表示する歌唱映像特定表示制御手段69とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態に係るコラボレーション歌唱映像表示システム10は、同一の楽曲識別情報で特定されるカラオケ楽曲について、複数の利用者がそれぞれ歌唱姿態を録画すると共に、その歌唱音声を録音してカラオケ歌唱映像を生成し、これらのカラオケ歌唱映像を一纏めとしたコラボレーションのカラオケ歌唱映像を表示するためのシステムであって、各カラオケ歌唱映像に付帯した歌唱音声の音量に基づいて、歌唱を行っている利用者を容易に特定できるようになっている。
本発明の実施形態に係るコラボレーション歌唱映像表示システム10を適用するカラオケ演奏端末30は、図1に示すように、カラオケ本体31、スピーカ32、マイクロホン33、表示装置34、ビデオカメラ35、ミキシングアンプ36、カラオケリモコン装置37を備えている。
カラオケリモコン装置37は、ユーザインタフェース機能を備えており、カラオケ本体31のローカル送受信手段56との間で有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっている。このカラオケリモコン装置37は、楽曲検索手段37a、楽曲索引データベース37b、データ記憶部37c、入出力表示部37d、データの送受信を行うための電子回路及びプログラム(図示せず)を備えている。このカラオケリモコン装置37に付帯するスイッチ類や、入出力表示部37dに表示される各種のアイコン等を操作することにより、選曲操作等が行われる。
楽曲検索手段37aは、利用者の指示に基づき、楽曲索引データベース37bを参照して楽曲を検索するためのプログラムからなる。楽曲索引データベース37bは、カラオケ演奏端末30で演奏に供されるカラオケ楽曲について、その属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲番号・曲名・歌手名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・演奏形態・デュエット曲など、種々の属性情報がこれに含まれている。楽曲検索手段37aにより楽曲検索を行うとカラオケリモコン装置37の入出力表示部37dに、検索結果が一覧表示される。
データ記憶部37cは、選曲予約の履歴等を記憶するための領域で、図示しないが、選曲予約データ、選曲予約履歴データ等、各種のデータが記憶される。
入出力表示部37dは、例えば、タッチパネル式の液晶表示装置からなり、上述したように、楽曲検索手段37aにより検索を行う際の入力表示、検索結果の一覧表示、各種の案内表示等を行うと共に、表示されるアイコン等を操作することにより、入力指示を行うことができる。
マイクロホン33は、歌唱音声の入力を行うための装置である。マイクロホン33から入力された歌唱音声信号は、ミキシングアンプ36により、音楽再生制御手段58から送出される演奏音声信号とミキシングされると共に増幅され、スピーカ32へ出力される。なお、マイクロホン33からの音声入力信号は、A/Dコンバータ59によりデジタル変換されて、歌唱採点等に使用される。
表示装置34は、カラオケ楽曲に関連した背景映像や歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えば、液晶ディスプレイ等により構成される。本実施形態では、表示装置34にコラボレーションのカラオケ歌唱映像が表示される。
カラオケ本体31は、図1に示すように、ネットワーク送受信手段51、中央制御手段52、ROM53、RAM54、HDD55、ローカル送受信手段56、予約管理手段57、音楽再生制御手段58、A/Dコンバータ59、映像再生制御手段60、歌唱音声録音手段61、歌唱映像録画手段62、カラオケ歌唱映像生成手段63、コラボレーション映像抽出手段64、ダウンロード手段65、コラボレーション歌唱映像作成手段66、歌唱映像送信手段67、音量判定手段68、歌唱映像特定表示制御手段69を備えている。
中央制御手段52は、カラオケ本体31を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM53等に記憶されたプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
ROM53は、カラオケ本体31を構成する各機器を制御するためのプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM54は、プログラムや各種データを一時的に記憶する一時記憶領域として機能するもので、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM54を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM54を構成してもよい。本実施形態では、RAM54に予約待ち行列54aが記憶されるようになっている。この予約待ち行列54aは、選曲予約されたカラオケ楽曲について、演奏順に楽曲IDを並べて構成されたデータテーブルであり、選曲者の利用者ID等、他の識別データが紐付けられている場合もある。
HDD55は、大容量記憶装置として機能するもので、楽曲データベース55a、映像データベース55b、歌唱映像データ55cが格納されている。なお、HDD55に替えて、あるいはHDD55と共に、データを書き替え可能なDVD等の大容量記憶装置を用いてもよい。
楽曲データベース55aは、複数のカラオケ楽曲について、演奏データ及び歌詞描出データが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲IDと対応付けてそれぞれ構成されたデータベースである。歌詞描出データは演奏に同期した歌詞文字の表示タイミングデータ及び色変わりデータを含んでいる。映像データベース55bは、演奏されるカラオケ楽曲に対応した背景映像を、当該カラオケ楽曲の楽曲IDに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。
歌唱映像データ55cは、カラオケ歌唱映像生成手段63により生成したカラオケ歌唱映像のデータである。
ローカル送受信手段56は、カラオケ本体31とカラオケリモコン装置37との間で、データの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。本実施形態では、赤外線通信により、カラオケ本体31とカラオケリモコン装置37との間でデータの送受信が行われる。ネットワーク送受信手段51は、カラオケ本体31と映像サーバ20との間で、データの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。
予約管理手段57は、楽曲検索手段37aの機能を用いて検索され、選曲予約された楽曲IDを演奏順に並べて予約待ち行列54aを生成し、この予約待ち行列54aをRAM54に格納して管理するためのプログラムからなる。
音楽再生制御手段58は、楽曲IDや歌唱態様種別に基づいて楽曲データベース55aから抽出された演奏データを、ミキシングアンプ36に出力するための電子回路からなる。なお、演奏データがMIDI規格の演奏制御データである場合には、この演奏制御データに基づいて、音源データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ36に出力する。上述したように、ミキシングアンプ36は、マイクロホン33から入力された歌唱者の歌唱音声信号と、音楽再生制御手段58から送出される演奏音声信号とをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ32より出力させるための装置である。
映像再生制御手段60は、カラオケ楽曲の演奏中に、映像データベース55bから抽出した背景映像データと、演奏データに含まれる歌詞描出データに基づく歌詞文字とを、当該カラオケ楽曲の演奏データに同期させて表示装置34に出力するためのプログラムからなる。
歌唱音声録音手段61は、楽曲識別情報で特定されるカラオケ楽曲の演奏に伴い発生する音声を録音するためのプログラムからなる。すなわち、歌唱音声録音手段61は、カラオケ楽曲が演奏される際に、マイクロホン33から入力される歌唱音声や合いの手等を録音する。
歌唱映像録画手段62は、カラオケ楽曲を演奏する際に撮影した利用者の歌唱映像を録画するためのプログラムからなる。すなわち、歌唱映像録画手段62は、ビデオカメラ35から入力される映像信号を受信して、カラオケ歌唱映像の録画を行う。
カラオケ歌唱映像生成手段63は、録音した音声と撮影した歌唱映像を一纏めとしてカラオケ歌唱映像を生成するためのプログラムからなる。なお、歌唱音声録音手段61と歌唱映像録画手段62とを一つの手段として構成し、音声と歌唱映像とが結合したファイルを作成してもよい。
コラボレーション映像抽出手段64は、少なくとも、利用者により指定されたカラオケ楽曲の楽曲識別情報(例えば、楽曲名や楽曲ID)を検索条件として、公開されたカラオケ歌唱映像の中から該当するカラオケ歌唱映像を抽出するためのプログラムからなる。すなわち、コラボレーション映像抽出手段64は、映像サーバ20にアクセスし、例えば、カラオケリモコン装置37を利用した利用者の指定(検索ワードの入力)に基づいて、所望のカラオケ歌唱映像を抽出する。検索ワードは、例えば、楽曲名や楽曲ID等の楽曲識別情報の他に、利用者のハンドルネーム、撮影日時、利用者の性別、アーティスト名、作曲者名等を組み合わせることができるようにしてもよい。
ダウンロード手段65は、抽出したカラオケ歌唱映像及びカラオケ楽曲の楽曲識別情報(例えば、楽曲名や楽曲ID)を、カラオケ演奏端末30にダウンロード可能とするためのプログラムからなる。すなわち、ダウンロード手段65は、映像サーバ20にアクセスし、利用者の指定に基づいて検索して抽出されたカラオケ歌唱映像及び楽曲識別情報をダウンロードする。このカラオケ歌唱映像が、コラボレーション歌唱の元映像となる。
コラボレーション歌唱映像作成手段66は、カラオケ歌唱映像及び楽曲識別情報(例えば、楽曲名や楽曲ID)をダウンロードした場合に、当該ダウンロードしたカラオケ歌唱映像と、当該楽曲識別情報(例えば、楽曲名や楽曲ID)を有するカラオケ楽曲を演奏する際に生成したカラオケ歌唱映像とを一纏めのコラボレーションのカラオケ歌唱映像とするためのプログラムからなる。
歌唱映像送信手段67は、生成したカラオケ歌唱映像又はコラボレーションのカラオケ歌唱映像及び当該カラオケ楽曲の楽曲識別情報(例えば、楽曲名や楽曲ID)を映像サーバ20に送信するためのプログラムからなる。すなわち、カラオケ演奏端末30において、カラオケ歌唱映像が生成され、あるいはコラボレーション歌唱映像作成手段66の機能によりコラボレーションのカラオケ歌唱映像が作成されると、歌唱映像送信手段67の機能により、カラオケ歌唱映像及び楽曲識別情報(例えば、楽曲名や楽曲ID)を映像サーバ20に送信する。
音量判定手段68は、コラボレーションのカラオケ歌唱映像を構成する各カラオケ歌唱映像を表示する際に、各カラオケ歌唱映像の歌唱音声の音量について、所定の基準値以上か否かをそれぞれ判定するためのプログラムからなる。具体的には、図2に示すように、コラボレーションのカラオケ歌唱映像を構成する各カラオケ歌唱映像に付帯された音声について音量を時系列に判定する。
歌唱映像特定表示制御手段69は、音量判定手段68により判定された歌唱音声の音量が所定の基準値以上であるカラオケ歌唱映像を特定可能に表示するためのプログラムからなる。なお、音量を判断するための基準値は1つだけに限られず、2つ以上であってもよい。すなわち、大きな声で歌唱している利用者(例えば、主旋律を歌唱してる利用者)のカラオケ歌唱映像と、小さな声で歌唱している利用者(例えば、補助的に小声で歌唱している利用者)のカラオケ歌唱映像と、まったく音声を発していない利用者(例えば、歌唱区間以外で合いの手を入れている歌唱者)のカラオケ映像とを、それぞれ区別してもよい。
映像サーバ20は、カラオケ歌唱映像を格納して公開するためのサーバで、カラオケ歌唱映像を格納するHDD(図示せず)サーバ制御手段21、送受信手段22、歌唱映像管理手段23、歌唱映像公開手段24、歌唱映像データベース25を備えている。なお、カラオケ歌唱映像を管理するための専用の映像サーバ20を備えるのではなく、他のサーバに映像サーバ20の機能を兼ね備えさせてもよい。また、仮想化技術により、一つのサーバを複数の機能を有するサーバとして機能させ、仮想化サーバの一つとして映像サーバ20を構築することができる。
サーバ制御手段21は、映像サーバ20を統括的に制御するための手段であり、CPU及びその周辺機器を含んで構成され、CPU等がROM等に格納されたプログラムに従って動作することにより制御機能を発揮するようになっている。送受信手段22は、各カラオケ演奏端末30との間で、カラオケ歌唱映像等の各種データの送受信を行うための手段であり、通信ネットワーク(インターネット40)における通信方式の整合性を保つための通信回路やプログラムにより構成される。
歌唱映像管理手段23は、少なくとも、カラオケ楽曲の楽曲識別情報(例えば、楽曲名や楽曲ID)と、当該カラオケ楽曲のカラオケ歌唱映像(コラボレーションのカラオケ歌唱映像を含む)とを関連付けて、歌唱映像データベース25に登録して管理するためのプログラムからなる。歌唱映像データベース25は、例えば、カラオケ歌唱映像を識別するための映像ID、楽曲名、利用者ID等が関連付けて構成されている。さらに、歌唱映像データベース25の構成データとして、利用者のハンドルネーム、撮影日時、利用者の性別、アーティスト名、作曲者名、男声パートや女声パート等の歌唱パート、Aメロ、Bメロ、サビ等の歌唱区間、主旋律やハモリパート等のボーカル種別、歌唱区間外の音声入力等からなる歌唱態様種別等を含んでいてもよい。
歌唱映像公開手段24は、少なくとも、カラオケ楽曲の楽曲識別情報(例えば、楽曲名や楽曲ID)を検索項目として、各カラオケ歌唱映像を検索可能に公開するためのプログラムからなる。すなわち、歌唱映像公開手段24は、カラオケ演奏端末30で生成したカラオケ歌唱映像又は作成したコラボレーションのカラオケ歌唱映像を、所定の記憶領域(例えば、HDD)に格納して管理する。なお、公開する各カラオケ歌唱映像自体にインデックスを付すのではなく、歌唱映像データベース25と連動させてカラオケ歌唱映像の検索を行うように構成してもよい。
本発明のコラボレーション歌唱映像表示システム10及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、その利用目的に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。さらに、ネットワークを介して複数のカラオケ演奏端末30を接続するのではなく、一つの店舗内において、LAN接続された複数のカラオケ演奏端末30と、当該店舗内に設置された映像サーバ20とを利用して、コラボレーション歌唱映像表示システム10を構成してもよい。
20 映像サーバ
21 サーバ制御手段
22 送受信手段
23 歌唱映像管理手段
24 歌唱映像公開手段
25 歌唱映像データベース
30 カラオケ演奏端末
31 カラオケ本体
32 スピーカ
33 マイクロホン
34 表示装置(映像表示手段)
35 ビデオカメラ
36 ミキシングアンプ
37 カラオケリモコン装置
37a 楽曲検索手段
37b 楽曲索引データベース
37c データ記憶部
37d 入出力表示部
40 インターネット
51 ネットワーク送受信手段
52 中央制御手段
53 ROM
54 RAM
54a 予約待ち行列
55 HDD
55a 楽曲データベース
55b 映像データベース
55c 歌唱映像データ
56 ローカル送受信手段
57 予約管理手段
58 音楽再生制御手段
59 A/Dコンバータ
60 映像再生制御手段
61 歌唱音声録音手段
62 歌唱映像録画手段
63 カラオケ歌唱映像生成手段
64 コラボレーション映像抽出手段
65 ダウンロード手段
66 コラボレーション歌唱映像作成手段
67 歌唱映像送信手段
68 音量判定手段
69 歌唱映像特定表示制御手段
70 ルータ
Claims (2)
- 同一の楽曲識別情報で特定されるカラオケ楽曲について、複数の利用者がそれぞれ歌唱姿態を録画すると共に、その歌唱音声を録音してカラオケ歌唱映像を生成し、これらのカラオケ歌唱映像を一纏めとしたコラボレーションのカラオケ歌唱映像を、時系列に同期をとって表示するためのシステムであって、音量判定手段と、歌唱映像特定表示制御手段と、を備え、
前記音量判定手段は、前記コラボレーションのカラオケ歌唱映像を構成する各カラオケ歌唱映像を表示する際に、各カラオケ歌唱映像の歌唱音声の音量について、所定の基準値以上か否かをそれぞれ判定し、
前記歌唱映像特定表示制御手段は、前記判定された歌唱音声の音量が所定の基準値以上であるカラオケ歌唱映像を特定可能に表示する、
ことを特徴とするコラボレーション歌唱映像表示システム。 - 前記音量判定手段は、前記コラボレーションのカラオケ歌唱映像に合わせて、現に歌唱姿態が撮影されていると共に、その歌唱音声が入力されている利用者のカラオケ歌唱映像についても、当該歌唱音声の音量を判定し、
前記歌唱映像特定表示制御手段は、前記現に歌唱姿態が撮影されていると共に、その歌唱音声が入力されている利用者のカラオケ歌唱映像を含めて、前記判定された歌唱音声の音量が所定の基準値以上であるカラオケ歌唱映像を特定可能に表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコラボレーション歌唱映像表示システム。
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2012
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