JP2014092393A - 電力測定システム、電力測定用子機および電力測定方法 - Google Patents

電力測定システム、電力測定用子機および電力測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力系統への電力供給が可能な発電装置が設けられた宅内において、低コストで消費電力量を測定する。
【解決手段】電力測定システム201は、第1の電力線91、第2の電力線92および中性線93と負荷121との接続点に対する電力系統側において、第1の電力線91および第2の電力線92を通して流れる電流を測定するための第1の電力測定用子機101Aと、上記接続点に対する電力系統側における第1の電力線91および第2の電力線92の一方を通して流れる電流と、上記接続点に対する発電装置106側における第1の電力線91および第2の電力線92の一方を通して流れる電流とを測定するとともに測定した各電流の位相を比較するための第2の電力測定用子機101Bとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力測定システム、電力測定用子機および電力測定方法に関し、特に、発電装置が設けられた宅内における負荷の消費電力を測定する電力測定システム、電力測定用子機および電力測定方法に関する。
節電等の目的から家庭および職場における消費電力量を測定し、ユーザにおいて消費電力量を確認可能とする各種機器が開発されている。
このような機器の一例として、たとえば、特開2010−145095号公報(特許文献1)には、以下のような構成が開示されている。すなわち、電力量センサは、電力線に接続される電気製品のACケーブルに取り付けられ当該ACケーブルに流れる電流による電磁誘導で起電力を発生させるカレントトランス部と、当該カレントトランス部で発生した起電力によって蓄電する蓄電回路部と、当該蓄電回路部の蓄電量が一定の動作電圧まで達した際に蓄電された電力で信号を無線送信する信号送信部とを備える。
特開2010−145095号公報
近年、太陽電池の設置が家庭でも増加傾向にあり、太陽電池の発電電力のうち、余剰電力を電力会社が買い取る制度が設けられている。
このような太陽電池が設置された家庭における消費電力量を測定するためには、余剰電力が電力系統に供給されている売電状態なのか、あるいは発電電力が足りず、電力系統から家庭に電力が供給されている買電状態なのかを判定する必要がある。
このような判定を行なうために、家庭における電流および電圧の両方を分電盤等において測定する方法が考えられる。
しかしながら、このような測定をユーザが行なうことは困難であり、また、測定および測定器の設置を行なえる者が有資格者に制限されている場合が多く、高コストである。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、電力系統への電力供給が可能な発電装置が設けられた宅内において、低コストで消費電力量を測定することが可能な電力測定システム、電力測定用子機および電力測定方法を提供することである。
(1)この発明のある局面に係わる電力測定システムは、電力系統に接続された第1の電力線、第2の電力線および中性線、ならびに上記電力系統への発電電力の供給が可能な発電装置が設けられた宅内において、負荷の消費電力を測定するための電力測定システムであって、上記発電装置は、上記第1の電力線および上記第2の電力線に接続され、かつ上記第1の電力線、上記第2の電力線および上記中性線と負荷との接続点に対して電気的に上記電力系統の反対側に設けられ、上記接続点に対する上記電力系統側において、上記第1の電力線および上記第2の電力線を通して流れる電流を測定し、測定結果を示す信号を電力情報処理装置へ送信するための第1の電力測定用子機と、上記接続点に対する上記電力系統側における上記第1の電力線および上記第2の電力線の一方を通して流れる電流と、上記接続点に対する上記発電装置側における上記第1の電力線および上記第2の電力線の一方を通して流れる電流とを測定するとともに測定した各上記電流の位相を比較し、測定結果および比較結果を示す信号を上記電力情報処理装置へ送信するための第2の電力測定用子機とを備える。
このような構成により、宅内における各電流、ならびに電力系統および発電装置間の電流の向きを容易に測定することができる。また、電力系統側の電流の位相と発電装置側の電流の位相とを比較する電力測定用子機と、上記接続点に対する発電装置側の電流を測定する電力測定用子機とを共用することができ、システム構成の簡易化を図ることができる。また、1台の第2の電力測定用子機を用いて電流位相を比較する構成により、たとえば電力測定用子機間で電流測定タイミングについて同期をとるための回路および配線が不要となり、機器およびシステム構成の簡易化を図ることができる。また、宅内における電流および電流の向きを測定するために、たとえば電力測定用子機より多くの電流センサを備える測定装置を用いる方法では、太陽電池を未導入の家庭は相当数存在するところ、太陽電池の導入家庭および未導入家庭で別個の装置を開発する必要があり、製造コストが増大してしまう。これに対して、上記のように2つの電流センサを備える電力測定用子機を2つ用いる構成により、太陽電池の導入家庭用および未導入家庭用として共通の装置を開発すればよくなり、製造コストを低減することができる。したがって、電力系統への電力供給が可能な宅内において、低コストで消費電力量を測定することができる。
(2)好ましくは、上記電力測定システムは、さらに、上記電力情報処理装置を備え、上記電力情報処理装置は、上記第2の電力測定用子機の比較結果に基づいて、上記発電装置から上記電力系統への電力供給が行われているか否かを判定し、判定結果、上記第1の電力測定用子機の測定結果および上記第2の電力測定用子機の測定結果に基づいて上記消費電力を算出する。
このような構成により、第2の電力測定用子機による電流位相の比較結果を用いて買電状態および売電状態を判定し、宅内における消費電力量を正しく算出することができる。
(3)より好ましくは、上記電力情報処理装置は、上記発電装置から上記電力系統への電力供給が行われていると判定した場合、上記第2の電力測定用子機によって測定された電流から上記第1の電力測定用子機によって測定された電流を差し引いた値に基づく上記消費電力を算出し、上記電力情報処理装置は、上記発電装置から上記電力系統への電力供給が行われていないと判定した場合、上記第1の電力測定用子機によって測定された電流および上記第2の電力測定用子機によって測定された電流の和に基づく上記消費電力を算出する。
このような構成により、第2の電力測定用子機による電流位相の比較結果に応じた適切な計算方法で、宅内における消費電力量を正しく算出することができる。
(4)好ましくは、上記電力測定システムは、さらに、上記電力情報処理装置を備え、上記電力情報処理装置は、上記第1の電力測定用子機および上記第2の電力測定用子機からの上記測定結果または上記比較結果を含む上記信号に含まれる識別情報に基づいて、上記信号に含まれる上記測定結果または上記比較結果が得られた測定位置を判別し、判別した測定位置に基づいて上記消費電力を算出する。
このような構成により、各電力測定用子機から受信する電流の測定結果および電流位相の比較結果に対応する測定位置を特定することができる。
(5)より好ましくは、上記電力情報処理装置は、上記識別情報と上記測定位置との対応関係を示す情報を記憶するための記憶部を含む。
このような構成により、電力測定用子機から受信する電流の測定結果および電流位相の比較結果と測定位置との対応関係を簡易な構成で取得することができる。
(6)好ましくは、上記第2の電力測定用子機は、上記比較結果に基づく情報を提示するための提示部を含む。
このような構成により、現在、買電状態であるか売電状態であるかをユーザが容易に把握することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
(7)この発明のある局面に係わる電力測定用子機は、上記(1)の電力測定システムに用いられる電力測定用子機であって、2つの電流測定部と、各上記電流測定部によって測定された電流の位相を比較するための位相比較部と、上記各電流測定部の測定結果および上記位相比較部の比較結果を示す信号を、電力情報処理装置へ送信するための送信部とを備える。
このような構成により、宅内における各電流、ならびに電力系統および発電装置間の電流の向きを容易に測定することができる。また、1つの電力測定用子機によって電流位相を比較することができるため、たとえば電力測定用子機間で電流測定タイミングについて同期をとるための回路および配線が不要となり、機器およびシステム構成の簡易化を図ることができる。また、宅内における電流および電流の向きを測定するために、たとえば電力測定用子機より多くの電流センサを備える測定装置を用いる方法では、太陽電池を未導入の家庭は相当数存在するところ、太陽電池の導入家庭および未導入家庭で別個の装置を開発する必要があり、製造コストが増大してしまう。これに対して、上記のように2つの電流センサを備える電力測定用子機を用いる構成により、太陽電池の導入家庭用および未導入家庭用として共通の装置を開発すればよくなり、製造コストを低減することができる。したがって、電力系統への電力供給が可能な宅内において、低コストで消費電力量を測定することができる。
(8)この発明のある局面に係わる電力測定方法は、電力系統に接続された第1の電力線、第2の電力線および中性線、ならびに上記電力系統への発電電力の供給が可能な発電装置が設けられた宅内において、負荷の消費電力を測定する電力測定方法であって、上記発電装置は、上記第1の電力線および上記第2の電力線に接続され、かつ上記第1の電力線、上記第2の電力線および上記中性線と負荷との接続点に対して電気的に上記電力系統の反対側に設けられ、第1の電力測定用子機が、上記接続点に対する上記電力系統側において、上記第1の電力線および上記第2の電力線を通して流れる電流を測定し、測定結果を示す信号を電力情報処理装置へ送信するステップと、第2の電力測定用子機が、上記接続点に対する上記電力系統側における上記第1の電力線および上記第2の電力線の一方を通して流れる電流と、上記接続点に対する上記発電装置側における上記第1の電力線および上記第2の電力線の一方を通して流れる電流とを測定するとともに測定した各上記電流の位相を比較し、測定結果および比較結果を示す信号を上記電力情報処理装置へ送信するステップとを含む。
このような構成により、宅内における各電流、ならびに電力系統および発電装置間の電流の向きを容易に測定することができる。また、電力系統側の電流の位相と発電装置側の電流の位相とを比較する電力測定用子機と、上記接続点に対する発電装置側の電流を測定する電力測定用子機とを共用することができ、システム構成の簡易化を図ることができる。また、1台の第2の電力測定用子機を用いて電流位相を比較する構成により、たとえば電力測定用子機間で電流測定タイミングについて同期をとるための回路および配線が不要となり、機器およびシステム構成の簡易化を図ることができる。また、宅内における電流および電流の向きを測定するために、たとえば電力測定用子機より多くの電流センサを備える測定装置を用いる方法では、太陽電池を未導入の家庭は相当数存在するところ、太陽電池の導入家庭および未導入家庭で別個の装置を開発する必要があり、製造コストが増大してしまう。これに対して、上記のように2つの電流センサを備える電力測定用子機を2つ用いる構成により、太陽電池の導入家庭用および未導入家庭用として共通の装置を開発すればよくなり、製造コストを低減することができる。したがって、電力系統への電力供給が可能な宅内において、低コストで消費電力量を測定することができる。
本発明によれば、電力系統への電力供給が可能な発電装置が設けられた宅内において、低コストで消費電力量を測定することができる。
本発明の実施の形態に係る電力測定システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおけるCTセンサの詳細な使用例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおけるCTセンサの測定位置等を詳細に示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおけるCTセンサの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおける買電状態における消費電力量の算出方法の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおける売電状態における消費電力量の算出方法の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力測定システムのサーバにおける測定位置テーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係る電力測定システムの構成を示す図である。
図1を参照して、電力測定システム201は、家庭内および職場内等の宅内に構築され、CTセンサ(電力測定用子機)101と、無線アダプタ103と、ホームゲートウェイ104と、電力情報表示端末105と、発電装置106と、サーバ(電力情報処理装置)151とを備える。発電装置106は、ここでは、PCS(パワーコンディショナ)111と、太陽電池112とを含む。発電装置106は、その他の電力供給可能な装置であってもよい。
CTセンサ101および無線アダプタ103は、たとえばZigBee規格に従う無線信号を送受信する。ホームゲートウェイ104および電力情報表示端末105は、たとえばIEEE802.11規格の無線LAN(Local Area Network)方式に従って無線信号を送受信する。なお、電力測定システム201におけるこれらの通信規格は一例であり、たとえば無線LANの通信のみが行われてもよい。また、各機器間で有線通信が行われてもよい。
電気機器121は、分電盤102および図示しない電源タップを介して電力系統から受けた電力を用いて動作する。
CTセンサ101は、たとえば、分電盤102に取り付けられ、宅内におけるエアコンおよびテレビ等の電気機器121において消費される電流を測定し、測定結果に基づいて算出した電力量を示す測定情報を無線アダプタ103へ無線信号によって送信する。なお、CTセンサ101は、測定した電流を示す測定情報を無線アダプタ103へ送信してもよい。
無線アダプタ103は、通信プロトコルの変換処理を行ない、CTセンサ101から受信した測定情報をホームゲートウェイ104へ送信する。なお、無線アダプタ103に相当する機能をホームゲートウェイ104に組み込むことも可能である。
ホームゲートウェイ104は、無線アダプタ103から受信した測定情報を電力情報表示端末105、およびインターネット301経由でサーバ151へ送信する。
サーバ151は、ホームゲートウェイ104から受信した測定情報に基づいて、ホームゲートウェイ104が設置された家庭等における総消費電力量等を示す電力消費情報を作成し、ホームゲートウェイ104へ送信する。なお、サーバ151は、CTセンサ101が算出した消費電力量を示す測定情報に基づいて総消費電力量等を算出してもよいし、CTセンサ101が測定した電流を示す測定情報に基づいて総消費電力量等を算出してもよい。
ホームゲートウェイ104は、たとえば、サーバ151から受信した電力消費情報を電力情報表示端末105へ送信する。
電力情報表示端末105は、ホームゲートウェイ104から受信した電力消費情報を示す音声および映像を出力する。
なお、ホームゲートウェイ104は、電力情報処理装置として、無線アダプタ103から受信した測定情報に基づいて、宅内における総消費電力量等を示す電力消費情報を作成し、作成した電力消費情報を電力情報表示端末105、およびインターネット301経由でサーバ151へ送信する構成であってもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおけるCTセンサの詳細な使用例を示す図である。
図2を参照して、宅内には、電力系統に接続された単相三線式の電力線91,92および中性線93が配線されている。電力系統から宅内へ、電力線91経由でL1相の交流電力が供給され、電力線92経由でL2相の交流電力が供給される。L1相の交流電力およびL2相の交流電力は、たとえば逆位相である。中性線93は、たとえば接地されている。
分電盤102は、主幹ブレーカ81と、分岐ブレーカ82と、PV用ブレーカ83とを含む。
電力線91,92および中性線93には、主幹ブレーカ81および分岐ブレーカ82が接続されている。また、電力線91,92には、PV用ブレーカ83および発電装置106が接続されている。
より詳細には、主幹ブレーカ81は、電力系統からの電力線91,92および中性線93に接続され、分岐ブレーカ82は、主幹ブレーカ81を経由した電力線91,92および中性線93に接続され、PV用ブレーカ83は、分岐ブレーカ82を経由した電力線91,92に接続されている。発電装置106は、PV用ブレーカ83を経由した電力線91,92に接続されている。
分岐ブレーカ82は、複数のブレーカを含み、各ブレーカは、宅内における負荷の一例である電気機器121に接続されている。
電力測定システム201は、このように電力系統に接続された電力線91および電力線92、ならびに電力系統への発電電力の供給が可能な発電装置106が設けられた宅内において、負荷121の消費電力を測定する。
より詳細には、電力測定システム201は、2つのCTセンサ101A,101Bを備える。CTセンサ101Aは、主幹ブレーカ81および分岐ブレーカ82間の電力線91および92に接続されている。CTセンサ101Bは、主幹ブレーカ81および分岐ブレーカ82間の電力線92、ならびに分岐ブレーカ82およびPV用ブレーカ83間の電力線92に接続されている。以下、CTセンサ101A,101Bの各々をCTセンサ101と称する場合がある。
なお、CTセンサ101Aおよび101Bの接続位置は、主幹ブレーカ81およびPV用ブレーカ83の外側であってもよい。すなわち、CTセンサ101Aおよび101Bは、電力系統および主幹ブレーカ81間の電力線、またはPV用ブレーカ83および発電装置106間の電力線に接続されてもよい。
図3は、本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおけるCTセンサの測定位置等を詳細に示す図である。図3では、説明を簡単にするために、主幹ブレーカ81およびPV用ブレーカ83は図示していない。
図3を参照して、分電盤102における分岐ブレーカ82は、ブレーカ71A,71B,71Cを含む。なお、分電盤102は、少数またはさらに多数のブレーカを含む構成であってもよい。
負荷121Aは、ブレーカ71Aを介して電力線91および中性線93に接続されており、たとえば100Vの交流電圧を受ける。負荷121Bは、ブレーカ71Bを介して電力線92および中性線93に接続されており、たとえば100Vの交流電圧を受ける。負荷121Cは、ブレーカ71Cを介して電力線91および電力線92に接続されており、たとえば200Vの交流電圧を受ける。以下、負荷121A,121B,121Cの各々を負荷121と称する場合がある。
発電装置106は、電力線91,92および中性線93と負荷121との接続点に対して電気的に電力系統の反対側に設けられている。
CTセンサ101Aは、上記接続点に対する電力系統側において、電力線91および電力線92を通して流れる電流を測定し、測定結果を示す信号を無線アダプタ103経由でサーバ151へ送信する。
CTセンサ101Bは、電力系統側における電力線92を通して流れる電流と、発電装置106側における電力線92を通して流れる電流とを測定するとともに測定した各電流の位相を比較し、測定結果および比較結果を示す信号を無線アダプタ103経由でサーバ151へ送信する。
より詳細には、CTセンサ101Aは、測定位置m1を通して流れる電流および測定位置m2を通して流れる電流を測定する。測定位置m1,m2は、電力系統と分電盤102との間に設定される。具体的には、測定位置m1は、分岐ブレーカ82を介した電力線91と負荷121A,121Cとの接続点に対する電力系統側に設定される。測定位置m2は、分岐ブレーカ82を介した電力線92と負荷121B,121Cとの接続点に対する電力系統側に設定される。
CTセンサ101Cは、測定位置m3を通して流れる電流および測定位置m4を通して流れる電流を測定し、各電流の位相を比較する。測定位置m3は、電力系統と分電盤102との間に設定され、測定位置m4は、分電盤102と発電装置106との間に設定される。具体的には、測定位置m3は、分岐ブレーカ82を介した電力線92と負荷121B,121Cとの接続点に対する電力系統側に設定される。測定位置m4は、分岐ブレーカ82を介した電力線92と負荷121B,121Cとの接続点に対する発電装置106側に設定される。
ここで、電力測定システム201では、発電装置106には中性線93が接続されておらず、また、電力線91および電力線92を通して交流電力が伝送されていることから、上記接続点に対する発電装置106側における電力線91および電力線92を通して流れる交流電流は同じ電流となる。
このため、上記接続点に対する発電装置106側における電力線91および電力線92を通して流れる電流は、1つの測定位置たとえばCTセンサ101Bによる測定位置m4の電流測定結果から得ることができる。すなわち、電力測定システム201では、電力系統側の電流の位相と発電装置106側の電流の位相とを比較するCTセンサ101と、上記接続点に対する発電装置106側の電流を測定するCTセンサ101とを共用することが可能である。
図4は、本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおけるCTセンサの構成を示す図である。
図4を参照して、CTセンサ101は、電流測定部11,12と、無線送信部13と、位相比較部14と、提示部15と、電力算出部16と、アンテナ17とを備える。
電流測定部11,12は、対応の測定位置を通して流れる電流を測定し、測定結果を示す信号を電力算出部16および位相比較部14へ出力する。
電力算出部16は、電流測定部11,12から受けた信号に基づいて、各測定位置を通して流れる電流から電力を算出し、算出結果を示す信号を無線送信部13へ出力する。
位相比較部14は、電流測定部11,12から受けた信号に基づいて、電流測定部11,12によって測定された電流の位相を比較し、比較結果を示す信号を無線送信部13および提示部15へ出力する。
無線送信部13は、電流測定部11,12の測定結果および位相比較部14の比較結果を示す信号を、サーバ151へ送信する。具体的には、無線送信部13は、電力算出部16から受けた信号および位相比較部14から受けた信号を無線信号に変換し、アンテナ17経由で無線アダプタ103へ送信する。
提示部15は、位相比較部14による比較結果に基づく情報を提示する。具体的には、提示部15は、たとえばLEDを含み、位相比較部14による比較結果に応じてLEDを点灯または消灯する。なお、提示部15は、たとえば、無線送信部13経由で電力情報表示端末105へ比較結果を示す情報を送信し、電力情報表示端末105において当該情報のユーザへの提示を行なう構成であってもよい。また、提示部15は、さらにボタンを含み、ユーザが当該ボタンを押した場合に一定時間上記LEDの点灯および消灯、あるいは電力情報表示端末105への情報送信を行なう構成であってもよい。
なお、CTセンサ101は、電力算出部16を備えず、電流測定部11,12による電流の測定結果を無線アダプタ103へ送信する構成であってもよい。
また、CTセンサ101Aは、位相比較部14および提示部15を備えない構成とすることも可能である。
サーバ151は、CTセンサ101Bの比較結果に基づいて、発電装置106から電力系統への電力供給が行われているか否かを判定し、この判定結果、CTセンサ101Aの測定結果およびCTセンサ101Bの測定結果に基づいて、宅内における負荷121の消費電力を算出する。
図5は、本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおける買電状態における消費電力量の算出方法の一例を示す図である。
図5を参照して、買電状態、すなわち太陽電池112の発電電力が足りず、電力系統から電力線91,92および中性線93を介して宅内に電力が供給されている状態では、電力系統から電力線91経由で負荷121A,121Cに電流Im1が供給され、電力系統から電力線92経由で負荷121B,121Cに電流Im2が供給される。また、発電装置106から電力線91経由で負荷121A,121Cに電流Ip1が供給され、発電装置106から電力線92経由で負荷121B,121Cに電流Ip2が供給される。なお、前述のように、発電装置106には中性線93が接続されていないことから、電流Ip1および電流Ip2の大きさは同じになる。
この場合、CTセンサ101Bは、電流Im1の位相および電流Ip1の位相の関係が逆位相であると判断し、逆位相である旨を比較結果としてサーバ151へ送信する。
サーバ151は、CTセンサ101Bから受信した電流位相の比較結果から、発電装置106から電力系統への電力供給が行われていないと判定する。この場合、サーバ151は、CTセンサ101Aによって測定された電流およびCTセンサ101Bによって測定された電流の和に基づく消費電力を算出する。
具体的には、サーバ151は、宅内におけるL1相の消費電力量を、電流Ip1および電流Im1の和に基づいて算出する。また、サーバ151は、宅内におけるL2相の消費電力量を、電流Ip2および電流Im2の和に基づいて算出する。そして、サーバ151は、宅内におけるL1相の消費電力量およびL2相の消費電力量の和を、宅内における総消費電力量として算出する。
図6は、本発明の実施の形態に係る電力測定システムにおける売電状態における消費電力量の算出方法の他の例を示す図である。
図6を参照して、売電状態、すなわち太陽電池112の発電量が大きく、発電装置106から電力線91,92および中性線93を介して電力系統に電力が供給されている状態では、発電装置106から電力線91経由で電力系統に電流Ip1の分流電流Im1が供給され、かつ負荷121A,121Cに電流Ip1の分流電流(Ip1−Im1)が供給される。また、発電装置106から電力線92経由で電力系統に電流Ip2の分流電流Im2が供給され、かつ負荷121B,121Cに電流Ip2の分流電流(Ip2−Im2)が供給される。なお、前述のように、発電装置106には中性線93が接続されていないことから、電流Ip1および電流Ip2の大きさは同じになる。
この場合、CTセンサ101Bは、電流Im1の位相および電流Ip1の位相の関係が同位相であると判断し、同位相である旨を比較結果としてサーバ151へ送信する。
サーバ151は、CTセンサ101Bから受信した電流位相の比較結果から、発電装置106から電力系統への電力供給が行われていると判定する。この場合、サーバ151は、CTセンサ101Bによって測定された電流からCTセンサ101Aによって測定された電流を差し引いた値に基づく消費電力を算出する。
具体的には、サーバ151は、宅内におけるL1相の消費電力量を、電流Ip1から電流Im1を差し引いた値に基づいて算出する。また、サーバ151は、宅内におけるL2相の消費電力量を、電流Ip2から電流Im2を差し引いた値に基づいて算出する。そして、サーバ151は、宅内におけるL1相の消費電力量およびL2相の消費電力量の和を、宅内における総消費電力量として算出する。
なお、CTセンサ101Bは、電力系統側における電力線91を通して流れる電流の位相と、発電装置106側における電力線91を通して流れる電流の位相とを比較し、比較結果を示す信号をサーバ151へ送信する構成であってもよい。
この場合、サーバ151は、上記と同様に、CTセンサ101Bから受信した電流位相の比較結果が同位相を示すとき、発電装置106から電力系統への電力供給が行われていると判定する。一方、サーバ151は、CTセンサ101Bから受信した電流位相の比較結果が逆位相を示すとき、発電装置106から電力系統への電力供給が行われていないと判定する。
また、CTセンサ101Bは、電力系統側における電力線91を通して流れる電流の位相と、発電装置106側における電力線92を通して流れる電流の位相とを比較し、比較結果を示す信号をサーバ151へ送信する構成であってもよい。あるいは、CTセンサ101Bは、電力系統側における電力線92を通して流れる電流の位相と、発電装置106側における電力線91を通して流れる電流の位相とを比較し、比較結果を示す信号をサーバ151へ送信する構成であってもよい。
この場合、サーバ151は、上記とは逆に、CTセンサ101Bから受信した電流位相の比較結果が逆位相を示すとき、発電装置106から電力系統への電力供給が行われていると判定する。一方、サーバ151は、CTセンサ101Bから受信した電流位相の比較結果が同位相を示すとき、発電装置106から電力系統への電力供給が行われていないと判定する。
図7は、本発明の実施の形態に係る電力測定システムのサーバにおける測定位置テーブルの一例を示す図である。
図7を参照して、サーバ151において、図1に示す記憶部161は、識別情報と測定位置との対応関係を示す情報である測定位置テーブルを記憶する。
具体的には、測定位置テーブル61において、ID1に測定位置m1,m2が対応しており、ID2に測定位置m3,m4が対応している。
CTセンサ101における無線送信部13は、電流の測定結果および位相の比較結果に加えて、自己のCTセンサ101のIDを無線信号に含めて送信する。
サーバ151は、CTセンサ101AおよびCTセンサ101Bからの測定結果または比較結果を含む信号に含まれるIDに基づいて、信号に含まれる測定結果または比較結果が得られた測定位置を判別し、判別した測定位置に基づいて図5および図6で説明したような方法で消費電力を算出する。
ところで、たとえば太陽電池が設置された家庭における消費電力量を測定するためには、余剰電力が電力系統に供給されている売電状態なのか、あるいは発電電力が足りず、電力系統から家庭に電力が供給されている買電状態なのかを判定する必要がある。このような判定を行なうために、家庭における電流および電圧の両方を分電盤等において測定する方法が考えられる。しかしながら、このような測定をユーザが行なうことは困難であり、また、測定および測定器の設置を行なえる者が有資格者に制限されている場合が多く、高コストである。
これに対して、本発明の実施の形態に係る電力測定システムでは、CTセンサ101Aは、電力線91,92および中性線93と負荷121との接続点に対する電力系統側において、電力線91および電力線92を通して流れる電流を測定し、測定結果を示す信号をサーバ151へ送信する。そして、CTセンサ101Bは、電力系統側における電力線91および電力線92の一方を通して流れる電流と、発電装置106側における電力線91および電力線92の一方を通して流れる電流とを測定するとともに測定した各電流を比較し、測定結果および比較結果を示す信号をサーバ151へ送信する。
このような構成により、宅内における各電流、ならびに電力系統および発電装置106間の電流の向きを容易に測定することができる。
また、電力系統側の電流の位相と発電装置106側の電流の位相とを比較するCTセンサ101と、上記接続点に対する発電装置106側の電流を測定するCTセンサ101とを共用することができ、システム構成の簡易化を図ることができる。
また、1台のCTセンサ101Bを用いて電流位相を比較する構成により、たとえばCTセンサ間で電流測定タイミングについて同期をとるための回路および配線が不要となり、機器およびシステム構成の簡易化を図ることができる。
また、宅内における電流および電流の向きを測定するために、たとえばCTセンサ101より多くの電流センサを備える測定装置を用いる方法では、太陽電池を未導入の家庭は相当数存在するところ、太陽電池の導入家庭および未導入家庭で別個の装置を開発する必要があり、製造コストが増大してしまう。これに対して、上記のように2つの電流センサを備えるCTセンサ101を2つ用いる構成により、太陽電池の導入家庭用および未導入家庭用として共通の装置を開発すればよくなり、製造コストを低減することができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る電力測定システムでは、電力系統への電力供給が可能な宅内において、低コストで消費電力量を測定することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力測定システムでは、サーバ151は、CTセンサ101Bの比較結果に基づいて、発電装置106から電力系統への電力供給が行われているか否かを判定し、この判定結果、CTセンサ101Aの測定結果およびCTセンサ101Bの測定結果に基づいて、宅内における負荷121の消費電力を算出する。
このような構成により、CTセンサ101Bによる電流位相の比較結果を用いて買電状態および売電状態を判定し、宅内における消費電力量を正しく算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力測定システムでは、サーバ151は、発電装置106から電力系統への電力供給が行われていると判定した場合、CTセンサ101Bによって測定された電流からCTセンサ101Aによって測定された電流を差し引いた値に基づく消費電力を算出する。また、サーバ151は、発電装置106から電力系統への電力供給が行われていないと判定した場合、CTセンサ101Aによって測定された電流およびCTセンサ101Bによって測定された電流の和に基づく消費電力を算出する。
このような構成により、CTセンサ101Bによる電流位相の比較結果に応じた適切な計算方法で、宅内における消費電力量を正しく算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力測定システムでは、サーバ151は、CTセンサ101AおよびCTセンサ101Bからの測定結果または比較結果を含む信号に含まれる識別情報に基づいて、信号に含まれる測定結果または比較結果が得られた測定位置を判別し、判別した測定位置に基づいて消費電力を算出する。
このような構成により、各CTセンサ101から受信する電流の測定結果および電流位相の比較結果に対応する測定位置を特定することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力測定システムでは、サーバ151は、識別情報と測定位置との対応関係を示す情報を記憶するための記憶部161を備える。
このような構成により、CTセンサ101から受信する電流の測定結果および電流位相の比較結果と測定位置との対応関係を簡易な構成で取得することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力測定システムでは、CTセンサ101Bにおける提示部15は、比較結果に基づく情報を提示する。
このような構成により、現在、買電状態であるか売電状態であるかをユーザが容易に把握することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態に係るCTセンサでは、位相比較部14は、電流測定部11,12によって測定された電流の位相を比較する。そして、無線送信部13は、電流測定部11,12の測定結果および位相比較部14の比較結果を示す信号を、サーバ151へ送信する。
このような構成により、宅内における各電流、ならびに電力系統および発電装置106間の電流の向きを容易に測定することができる。
また、1つのCTセンサによって電流位相を比較することができるため、たとえばCTセンサ間で電流測定タイミングについて同期をとるための回路および配線が不要となり、機器およびシステム構成の簡易化を図ることができる。
また、宅内における電流および電流の向きを測定するために、たとえばCTセンサ101より多くの電流センサを備える測定装置を用いる方法では、太陽電池を未導入の家庭は相当数存在するところ、太陽電池の導入家庭および未導入家庭で別個の装置を開発する必要があり、製造コストが増大してしまう。これに対して、上記のように2つの電流センサを備えるCTセンサ101を用いる構成により、太陽電池の導入家庭用および未導入家庭用として共通の装置を開発すればよくなり、製造コストを低減することができる。
したがって、本発明の実施の形態に係るCTセンサでは、電力系統への電力供給が可能な宅内において、低コストで消費電力量を測定することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11,12 電流測定部
13 無線送信部
14 位相比較部
15 提示部
16 電力算出部
17 アンテナ
71A,71B,71C ブレーカ
81 主幹ブレーカ
82 分岐ブレーカ
83 PV用ブレーカ
91,92 電力線
93 中性線
101,101A,101B CTセンサ(電力測定用子機)
102 分電盤
103 無線アダプタ
104 ホームゲートウェイ
105 電力情報表示端末
106 発電装置
111 PCS
112 太陽電池
121 電気機器(負荷)
121A,121B,121C 負荷
151 サーバ(電力情報処理装置)
161 記憶部
201 電力測定システム
301 インターネット

Claims (8)

  1. 電力系統に接続された第1の電力線、第2の電力線および中性線、ならびに前記電力系統への発電電力の供給が可能な発電装置が設けられた宅内において、負荷の消費電力を測定するための電力測定システムであって、
    前記発電装置は、前記第1の電力線および前記第2の電力線に接続され、かつ前記第1の電力線、前記第2の電力線および前記中性線と負荷との接続点に対して電気的に前記電力系統の反対側に設けられ、
    前記接続点に対する前記電力系統側において、前記第1の電力線および前記第2の電力線を通して流れる電流を測定し、測定結果を示す信号を電力情報処理装置へ送信するための第1の電力測定用子機と、
    前記接続点に対する前記電力系統側における前記第1の電力線および前記第2の電力線の一方を通して流れる電流と、前記接続点に対する前記発電装置側における前記第1の電力線および前記第2の電力線の一方を通して流れる電流とを測定するとともに測定した各前記電流の位相を比較し、測定結果および比較結果を示す信号を前記電力情報処理装置へ送信するための第2の電力測定用子機とを備える、電力測定システム。
  2. 前記電力測定システムは、さらに、前記電力情報処理装置を備え、
    前記電力情報処理装置は、前記第2の電力測定用子機の比較結果に基づいて、前記発電装置から前記電力系統への電力供給が行われているか否かを判定し、判定結果、前記第1の電力測定用子機の測定結果および前記第2の電力測定用子機の測定結果に基づいて前記消費電力を算出する、請求項1に記載の電力測定システム。
  3. 前記電力情報処理装置は、前記発電装置から前記電力系統への電力供給が行われていると判定した場合、前記第2の電力測定用子機によって測定された電流から前記第1の電力測定用子機によって測定された電流を差し引いた値に基づく前記消費電力を算出し、
    前記電力情報処理装置は、前記発電装置から前記電力系統への電力供給が行われていないと判定した場合、前記第1の電力測定用子機によって測定された電流および前記第2の電力測定用子機によって測定された電流の和に基づく前記消費電力を算出する、請求項2に記載の電力測定システム。
  4. 前記電力測定システムは、さらに、前記電力情報処理装置を備え、
    前記電力情報処理装置は、前記第1の電力測定用子機および前記第2の電力測定用子機からの前記測定結果または前記比較結果を含む前記信号に含まれる識別情報に基づいて、前記信号に含まれる前記測定結果または前記比較結果が得られた測定位置を判別し、判別した測定位置に基づいて前記消費電力を算出する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力測定システム。
  5. 前記電力情報処理装置は、
    前記識別情報と前記測定位置との対応関係を示す情報を記憶するための記憶部を含む、請求項4に記載の電力測定システム。
  6. 前記第2の電力測定用子機は、
    前記比較結果に基づく情報を提示するための提示部を含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電力測定システム。
  7. 請求項1に記載の電力測定システムに用いられる電力測定用子機であって、
    2つの電流測定部と、
    各前記電流測定部によって測定された電流の位相を比較するための位相比較部と、
    前記各電流測定部の測定結果および前記位相比較部の比較結果を示す信号を、電力情報処理装置へ送信するための送信部とを備える、電力測定用子機。
  8. 電力系統に接続された第1の電力線、第2の電力線および中性線、ならびに前記電力系統への発電電力の供給が可能な発電装置が設けられた宅内において、負荷の消費電力を測定する電力測定方法であって、
    前記発電装置は、前記第1の電力線および前記第2の電力線に接続され、かつ前記第1の電力線、前記第2の電力線および前記中性線と負荷との接続点に対して電気的に前記電力系統の反対側に設けられ、
    第1の電力測定用子機が、前記接続点に対する前記電力系統側において、前記第1の電力線および前記第2の電力線を通して流れる電流を測定し、測定結果を示す信号を電力情報処理装置へ送信するステップと、
    第2の電力測定用子機が、前記接続点に対する前記電力系統側における前記第1の電力線および前記第2の電力線の一方を通して流れる電流と、前記接続点に対する前記発電装置側における前記第1の電力線および前記第2の電力線の一方を通して流れる電流とを測定するとともに測定した各前記電流の位相を比較し、測定結果および比較結果を示す信号を前記電力情報処理装置へ送信するステップとを含む、電力測定方法。
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