JP2014092132A - ターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップを抑制することができ、且つ、シャフト、コンプレッサホイール、及びタービンホイールの組み付けを容易に行うことができるターボチャージャを提供する。
【解決手段】ターボチャージャ1のコンプレッサハウジング2、タービンハウジング3、及びベアリングハウジング4は一体形成される。また、ターボチャージャ1は、タービンハウジング3の内径よりも小さい外径に形成されたタービンホイール9と、コンプレッサハウジング2の内径よりも小さい外径に形成されたコンプレッサホイール8とを備える。このため、シャフト6に固定されるタービンホイール9をタービンハウジング3内に挿入する際、タービンホイール9がタービンハウジング3に引っかかることはない。また、シャフト6に固定されるコンプレッサホイール8をコンプレッサハウジング2内に挿入する際、コンプレッサホイール8がコンプレッサハウジング2に引っかかることもない。
【選択図】図1

Description

本発明は、ターボチャージャに関する。
内燃機関に設けられるターボチャージャは、タービンハウジング内に設けられたタービンホイールと、コンプレッサハウジング内に設けられたコンプレッサホイールと、ベアリングハウジング内に回転可能に支持されてタービンホイール及びコンプレッサホイールを一体回転可能に繋ぐシャフトとを備えている。こうしたターボチャージャでは、内燃機関の排気がタービンハウジング内を通過することに伴ってタービンホイールが回転し、その回転がシャフトを介してコンプレッサホイールに伝達されることにより、同コンプレッサホイールが回転してコンプレッサハウジング内の空気を内燃機関に吐出する。
ターボチャージャの組み立ては、例えば、ベアリングハウジング内にシャフトを挿入しその後に同シャフトにコンプレッサホイール及びタービンホイールを固定し、更にコンプレッサハウジング及びタービンハウジングをベアリングハウジングに取り付けることによって実現される。なお、ターボチャージャのハウジングを上述したコンプレッサハウジング、タービンハウジング、及びベアリングハウジングに分割したものにおいては、ターボチャージャの組み立て時に各ハウジング同士を組み合わせる分だけ組み立て工数が増加したり、各ハウジング同士を締結するための締結部品を追加したりすることが必要になる。こうした組み立て工数の増加や締結部品の追加によるコストアップを避けるため、ターボチャージャにおけるコンプレッサハウジング、タービンハウジング、及びベアリングハウジングを例えば特許文献1に示されるように一体形成することが提案されている。
特表平9−510528
しかし、特許文献1に示されるように、コンプレッサハウジング、タービンハウジング、及びベアリングハウジングを一体形成した場合、それらハウジングを分割した状態でのシャフトに対するコンプレッサホイール及びタービンホイールの組み付けを行えなくなる。このため、ターボチャージャにおけるシャフト、コンプレッサホイール、及びタービンホイールの組み付けを容易には行えなくなる。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、コストアップを抑制することができ、且つ、シャフト、コンプレッサホイール、及びタービンホイールの組み付けを容易に行うことができるターボチャージャを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するターボチャージャは、コンプレッサハウジングとベアリングハウジングとが一体形成されており、上記コンプレッサハウジングの内径よりも小さい外径に形成されたコンプレッサホイールを備える。このため、コンプレッサハウジングとベアリングハウジングとが分割可能な構造である場合のように、ターボチャージャを組み立てる際に各ハウジングの組み付け工数が増大したり、同組み付けのために締結部品を追加したりする分のコストアップが生じることを抑制できる。また、ベアリングハウジング内に回転可能に支持されるシャフトに対し固定されるコンプレッサホイールを、コンプレッサハウジングの内径に対応した部分を通じて引っかかることなく、コンプレッサハウジング内に挿入することができる。このため、ターボチャージャにおける上記シャフト及び上記コンプレッサホイールの組み付けを、コンプレッサハウジングとベアリングハウジングとが一体形成されていることから影響を受けることなく、容易に行うことができる。
上記課題を解決するターボチャージャは、タービンハウジングとベアリングハウジングとが一体形成されており、上記タービンハウジングの内径よりも小さい外径に形成されたタービンホイールを備える。このため、タービンハウジングとベアリングハウジングとが分割可能な構造である場合のように、ターボチャージャを組み立てる際に各ハウジングの組み付け工数が増大したり、同組み付けのために締結部品を追加したりする分のコストアップが生じることを抑制できる。また、ベアリングハウジング内に回転可能に支持されるシャフトに対し固定されるタービンホイールを、タービンハウジングの内径に対応した部分を通じて引っかかることなく、タービンハウジング内に挿入することができる。このため、ターボチャージャにおける上記シャフト及び上記タービンホイールの組み付けを、タービンハウジングとベアリングハウジングとが一体形成されていることから影響を受けることなく、容易に行うことができる。
上記課題を解決するターボチャージャは、コンプレッサハウジング、タービンハウジング、及びベアリングハウジングが一体形成されており、上記コンプレッサハウジングの内径よりも小さい外径に形成されたコンプレッサホイール、及び上記タービンハウジングの内径よりも小さい外径に形成されたタービンホイールを備える。このため、コンプレッサハウジング、タービンハウジング、及びベアリングハウジングが分割可能な構造である場合のように、ターボチャージャを組み立てる際に各ハウジングの組み付け工数が増大したり、同組み付けのために締結部品を追加したりする分のコストアップが生じることを抑制できる。また、ベアリングハウジング内に回転可能に支持されるシャフトに対し固定されるコンプレッサホイールを、コンプレッサハウジングの内径に対応した部分を通じて、引っかかることなくコンプレッサ内に挿入することができる。更に、上記シャフトに対し固定されるタービンホイールを、タービンホイールの内径に対応した部分を通じて、引っかかることなくタービンハウジング内に挿入することもできる。このため、ターボチャージャにおける上記シャフト、上記コンプレッサホイール、及び上記タービンホイールの組み付けを、コンプレッサハウジング、タービンハウジング、及びベアリングハウジングが一体形成されていることから影響を受けることなく、容易に行うことができる。
上記ターボチャージャにおいては、コンプレッサハウジングにおける空気の入口に、コンプレッサハウジング内に設けられたコンプレッサホイールの羽根との間のチップクリアランスを調整するシュラウドピースを取り付けることが考えられる。この場合、コンプレッサハウジングにおける空気の入口に対する上記シュラウドピースの取り付けにより、コンプレッサホイールの羽根と上記シュラウドピースとの間のチップクリアランスをターボチャージャの効率を高めるうえで適切な値に調整することができる。
上記ターボチャージャのシュラウドピースは、そのシュラウドピースとコンプレッサハウジングとの一方に設けられたピンを他方に設けられた穴に挿入して位置決めされた状態のもとで、同コンプレッサハウジングに取り付けられるものとすることが好ましい。この場合、上記シュラウドピースをコンプレッサハウジングに対し位置決めされた状態で取り付けることにより、そのコンプレッサハウジングに対しシュラウドピースを適切な位置に取り付けることができる。
上記ターボチャージャにおいては、タービンハウジングにおける排気の出口に、タービンハウジング内に設けられたタービンホイールの羽根との間のチップクリアランスを調整するシュラウドピースを取り付けることが考えられる。この場合、タービンハウジングにおける排気の出口に対する上記シュラウドピースの取り付けにより、タービンホイールの羽根と上記シュラウドピースとの間のチップクリアランスをターボチャージャの効率を高めるうえで適切な値に調整することができる。
上記ターボチャージャにおいては、タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースとして、タービンハウジングを形成する材料と比較して熱膨張係数の小さい材料によって形成されるシュラウドピースを設けることが好ましい。この場合、内燃機関の排気がタービンハウジング及び上記シュラウドピースを通過することに伴って同シュラウドピースが加熱されるとき、そのシュラウドピースの熱膨張を小さく抑えることができる。従って、上記シュラウドピースの熱膨張により、同シュラウドピースとタービンホイールの羽根との間のチップクリアランスが変化することを抑制でき、その変化に伴ってターボチャージャの効率が低下することを抑制できる。
上記ターボチャージャにおいては、タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースと上記タービンハウジングとの間であって上記タービンホイールに対応する部分に空間を形成することが好ましい。この場合、内燃機関の排気がタービンハウジングを通過することに伴って同タービンハウジングが加熱されるとき、上記空間によってタービンハウジングと上記シュラウドピースとの間が断熱される。従って、タービンハウジングの熱が上記シュラウドピースに伝達されることを抑制でき、ひいては上記シュラウドピースの加熱による熱膨張を抑制できる。
上記ターボチャージャのシュラウドピースは、そのシュラウドピースとタービンハウジングとの一方に設けられたピンを他方に設けられた穴に挿入して位置決めされた状態のもとで、同ハウジングに取り付けられるものとすることが好ましい。この場合、上記シュラウドピースをタービンハウジングに対し位置決めされた状態で取り付けることにより、そのタービンハウジングに対しシュラウドピースを適切な位置に取り付けることができる。
上記ターボチャージャにおいて、タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースは、タービンハウジングに対し穴とそれに挿入されるピンとにより位置決めされた状態のもとで、同タービンハウジングに取り付けられるものとすることが考えられる。この場合、上記穴は、タービンホイールの回転中心周りに定められた間隔をおいて複数形成され、かつタービンホイールの径方向を長径とする長穴とすることが好ましい。上記穴をタービンホイールの径方向を長径とする長穴とすることにより、タービンホイールの各羽根間を通過する排気によって加熱された上記シュラウドピースが、タービンホイールの回転中心から離間する方向に熱膨張するとき、その熱膨張を上記ピンと上記穴(長穴)との相対移動を通じて許容することができる。
上記ターボチャージャにおいて、タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースは、ベアリングハウジングにおけるシャフトを支持するための孔の中心線に対し下方にずれて位置するよう、タービンハウジングに取り付けられるものとすることが考えられる。この場合、上記シュラウドピースの位置決めに用いられる上記穴及び上記ピンを、同シュラウドピースの上下方向についての熱膨張の基準位置がベアリングハウジングの上記孔の中心線よりも下方に位置するように設けることが好ましい。ここで、ベアリングハウジングの孔内に支持されるシャフトは、低回転時には自重により上記孔内の下方に位置する。一方、上記シャフトの高回転時には、上記孔内の潤滑油がシャフトの下端と上記孔の下端との間に多く巻き込まれるため、そこでの油圧が高くなってシャフトが上方に変位する。こうしたことに対応して、上記シュラウドピースのタービンハウジングに対する取り付けが、低温時且つシャフトの低回転時にタービンホイールの羽根との間のチップクリアランスが適切な値となる位置にて行われる。このように上記シュラウドピースをタービンハウジングに取り付けることにより、高温時且つシャフトの高回転時には、上述したシャフトの上方への変位に対応して上記シュラウドピースがタービンハウジングに対し上方に向けて熱膨張する。これにより、低温且つシャフトの低回転から高温且つシャフトの高回転へと状態変化する際、タービンハウジングの羽根と上記シュラウドピースとの間のチップクリアランスが適切な値からずれることを抑制できる。
ターボチャージャの構造を示す断面図。 シュラウドピースを位置決めするピン及び穴の位置を示す断面図。 ターボチャージャの組み立て工程を示す断面図。 ターボチャージャの組み立て工程を示す断面図。 ターボチャージャの組み立て工程を示す断面図。 ターボチャージャの組み立て工程を示す断面図。 ターボチャージャの構造を示す断面図。 シュラウドピースを位置決めするピン及び穴の位置を示す断面図。 ターボチャージャの組み立て工程を示す断面図。 (a)はベアリングハウジングの孔(ベアリング)とシャフトとの位置関係を示す略図、(b)はタービンホイールとシュラウドピースの調整部との位置関係を示す略図。 (a)はベアリングハウジングの孔(ベアリング)とシャフトとの位置関係を示す略図、(b)はタービンホイールとシュラウドピースの調整部との位置関係を示す略図。 シュラウドピースを位置決めするピン及び穴の位置を示す断面図。
[第1実施形態]
以下、ターボチャージャの第1実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すように、ターボチャージャ1は、コンプレッサハウジング2、タービンハウジング3、及びベアリングハウジング4を備えている。これらコンプレッサハウジング2、タービンハウジング3、及びベアリングハウジング4は、例えばアルミニウム合金によって一体形成されている。そして、各ハウジング2〜4にはそれぞれ、ターボチャージャ1を冷却するための冷却水が通過するウォータジャケット5が形成されている。また、コンプレッサハウジング2の内部は内燃機関10の吸気通路10aと繋がっており、タービンハウジング3の内部は内燃機関10の排気通路10bに繋がっている。
ベアリングハウジング4には孔4aを貫通するシャフト6が、その孔4a内に取り付けられたベアリング7によって回転可能に支持され、且つベアリング7との間の潤滑油により潤滑される。このシャフト6におけるコンプレッサハウジング2側の端部には、同コンプレッサハウジング2の内側に設けられたコンプレッサホイール8が取り付けられている。コンプレッサホイール8は、その外径の最大値がコンプレッサハウジング2における空気の入口2aに繋がる部分の内径の最小値よりも小さくなるように形成されている。また、シャフト6におけるタービンハウジング3側の端部には、同タービンハウジング3の内側に設けられたタービンホイール9が取り付けられている。タービンホイール9は、その外径の最大値がタービンハウジング3における排気の出口3aに繋がる部分の内径の最小値よりも小さくなるように形成されている。上記コンプレッサホイール8及び上記タービンホイール9はシャフト6に対し固定されている。従って、コンプレッサホイール8とタービンホイール9とはシャフト6によって一体回転可能に繋がれている。
コンプレッサハウジング2の入口2aには、各ハウジング2〜4と同一の材料(この例ではアルミニウム合金)で形成されたシュラウドピース11が取り付けられている。このシュラウドピース11は、コンプレッサハウジング2の入口2a側の端面に固定される固定部11aと、コンプレッサハウジング2の内周面であって入口2aに繋がる部分に圧入された状態のもとでコンプレッサホイール8に形成された複数の羽根8aとの間のチップクリアランスCaを調整する調整部11bとを備えている。シュラウドピース11の固定部11a及びその固定部11aに隣接する配管部品13にはボルト14が貫通しており、そのボルト14をコンプレッサハウジング2の入口2a側の端面にねじ込むことにより、上記固定部11a及び配管部品13がコンプレッサハウジング2に固定されている。
タービンハウジング3の出口3aには、タービンハウジング3を形成する材料(この例ではアルミニウム合金)よりも熱膨張係数の小さい材料、例えば鋳鉄や鋳鋼によって形成されたシュラウドピース12が取り付けられている。このシュラウドピース12は、タービンハウジング3の出口3a側の端面に固定される固定部12aと、タービンハウジング3の内周面であって出口3aに繋がる部分に対応するように位置してタービンホイール9に形成された複数の羽根9aとの間のチップクリアランスCbを調整する調整部12bとを備えている。シュラウドピース12の固定部12a及びその固定部12aに隣接する配管部品15にはボルト16が貫通しており、そのボルト16をタービンハウジング3の出口3a側の端面にねじ込むことにより、上記固定部12a及び上記配管部品15がタービンハウジング3に固定されている。上記シュラウドピース12の調整部12bとタービンハウジング3の出口3aに繋がる内周面との間であって、タービンホイール9に対応する部分には、調整部12bとタービンハウジング3とを断熱するための空間19が形成されている。
シュラウドピース12及びタービンハウジング3には、ボルト16によりシュラウドピース12をタービンハウジング3に固定する際、両者の位置決めを行うためのピン17及び穴18が設けられている。詳しくは、タービンハウジング3の出口3a側の端面にはピン17が突出形成されており、シュラウドピース12の固定部12aには上記ピン17を挿入可能な穴18が形成されている。これらピン17及び穴18は、図2に示すように、タービンホイール9の回転中心寄りに位置するよう、且つ、タービンホイール9の回転中心周りに一定の間隔をおいて複数(この例では三つずつ)形成されている。また、穴18は、タービンホイール9の径方向を長径とする長穴となっている。
図1に示すターボチャージャ1では、内燃機関10の排気が排気通路10bを介してタービンハウジング3内に流れ込み、更に同排気がタービンハウジング3内であってコンプレッサホイール8の複数の羽根9aの間を通過することに伴って、そのタービンホイール9が回転する。そして、タービンホイール9の回転がシャフト6を介してコンプレッサホイール8に伝達されることにより、同コンプレッサホイール8が回転する。コンプレッサホイール8が回転すると、同コンプレッサホイール8における複数の羽根8aにより、コンプレッサハウジング2内の空気が圧縮されて内燃機関10の吸気通路10aに吐出される。
上記ターボチャージャ1は、次のような[工程1]〜[工程5]を通じて組み立てられる。[工程1]タービンハウジング3に対するシュラウドピース12の仮組み、及び、タービンハウジング3に対するピン17を固定するための穴の加工。[工程2]シャフト6、コンプレッサホイール8、及びタービンホイール9の組み付け。[工程3]コンプレッサハウジング2に対するシュラウドピース11の圧入、及び、ピン17の組み付け。[工程4]タービンハウジング3に対するシュラウドピース12の組み付け。[工程5]コンプレッサハウジング2に対する配管部品13の組み付け、及び、タービンハウジング3に対する配管部品15の組み付け。以下、[工程1]〜[工程5]の詳細について個別に説明する。
[工程1]
図3に示すように、この工程では、タービンハウジング3に対しシュラウドピース12を仮組みするための治具20が用いられる。この治具20は、ベアリングハウジング4の孔4aに挿入される小径部20aと、その小径部20aの軸線に一致する軸線を有する大径部20bとを備えている。そして、タービンハウジング3内に治具20の大径部20bが位置するよう、治具20の小径部20aをベアリングハウジング4の孔4aに挿入する。この状態のもと、治具20の大径部20bの外周面にシュラウドピース12の調整部12bの内周面を挿入しつつ、シュラウドピース12の固定部12aをタービンハウジング3の出口3a側の端面に突き当てる。更に、シュラウドピース12の固定部12aをタービンハウジング3の出口3a側の端面に突き当てた状態で、シュラウドピース12を仮組み用のボルト21でタービンハウジング3に仮組みする。このときには、シュラウドピース12における調整部12bの中心線が治具20の軸線(孔4aの中心線に対応)と一致した状態となる。その後、シュラウドピース12の固定部12aに形成された穴18を介してのドリル等での切削加工により、タービンハウジング3の出口3a側の端面に複数のピン17(図2)を固定するための穴22がピン17の数に対応した数(図3には一つのみ図示)だけ形成される。なお、この穴22は、可能な限りタービンハウジング3の内周面に近い位置に形成される。
[工程2]
図4に示すように、この工程では、[工程1]で仮組みしたシュラウドピース12をタービンハウジング3から取り外すとともに、治具20をタービンハウジング3及びベアリングハウジング4から取り外した状態のもと、ベアリングハウジング4の孔4a内にベアリング7が嵌め込まれる。そして、タービンハウジング3側から上記孔4a内(ベアリング7内)にシャフト6が挿入されるとともに、そのシャフト6の端部に固定されたタービンホイール9がタービンハウジング3の出口3a側から同タービンハウジング3内に挿入される。タービンホイール9の外径の最大値は、タービンハウジング3における排気の出口3aに繋がる部分の内径の最小値よりも小さい。このため、上記タービンホイール9のタービンハウジング3内への挿入は、タービンハウジング3の内周面に引っかかることなく行われる。その後、コンプレッサホイール8がコンプレッサハウジング2の入口2a側から同コンプレッサハウジング2内に挿入される。コンプレッサホイール8の外径の最大値は、コンプレッサハウジング2における空気の入口2aに繋がる部分の内径の最小値よりも小さい。このため、上記コンプレッサホイール8のコンプレッサハウジング2内への挿入は、コンプレッサハウジング2の内周面に引っかかることなく行われる。こうしてコンプレッサハウジング2内に挿入されたコンプレッサホイール8は、シャフト6の端部に固定されることにより、タービンホイール9と上記シャフト6を介して一体回転可能に繋がれる。
[工程3]
図5に示すように、この工程では、コンプレッサハウジング2の内周面であって入口2aに繋がる部分にシュラウドピース11の調整部11bが圧入されるとともに、シュラウドピース11の固定部11aがコンプレッサハウジング2の入口2a側の端面に突き当てられる。このようにシュラウドピース11がコンプレッサハウジング2の入口2aに固定されたとき、シュラウドピース11の調整部11bの中心線が孔4aの中心線と一致した状態になるとともに、調整部11bとコンプレッサホイール8の羽根8aとの間のチップクリアランスCaがターボチャージャ1の効率を高めるうえで適切な値になる。すなわち、このときに調整部11bの中心線が孔4aの中心線と一致し、且つ、チップクリアランスCaが上記値となるよう、上記調整部11bが精度良く形成されている。一方、[工程1]でタービンハウジング3の出口3a側の端面に形成された各穴22には、それぞれピン17が圧入される。これにより、タービンハウジング3の出口3a側の端面に上記ピン17が突出形成される。
[工程4]
図6に示すように、この工程では、タービンハウジング3の内周面であって出口3aに繋がる部分にシュラウドピース12の調整部12bが挿入されるとともに、シュラウドピース12の固定部12aがタービンハウジング3の出口3a側の端面に突き当てられる。このときタービンハウジング3の出口3a側の端面から突出する各ピン17はそれぞれ、上記固定部12aに形成された各穴18のうちの対応する穴18に挿入される。このように各ピン17がそれぞれ対応する穴18に挿入されることにより、シュラウドピース12がタービンハウジング3に対し調整部12bの中心線とベアリングハウジング4の孔4aの中心線とを一致させるように位置決めされる。また、このときには、調整部12bとタービンホイール9の羽根9aとのチップクリアランスCbがターボチャージャ1の効率を高めるうえで適切な値になるとともに、調整部12bとタービンハウジング3の出口3aに繋がる内周面との間には空間19が形成される。すなわち、チップクリアランスCaが上記値となるよう、且つ、上記空間19が形成されるよう、上記調整部12bが精度良く形成されている。
[工程5]
この工程では、[工程3]でコンプレッサハウジング2に固定されたシュラウドピース11の固定部11aに対し、図1に示すように配管部品13を当接させる。そして、配管部品13及び固定部11aを貫通するボルト14がコンプレッサハウジング2の入口2a側の端面にねじ込まれることにより、配管部品13及び固定部11aがコンプレッサハウジング2に固定される。一方、[工程4]でタービンハウジング3に対して位置決めされたシュラウドピース12の固定部12aには配管部品15が当接される。そして、配管部品15及び固定部12aを貫通するボルト16がタービンハウジング3の出口3a側の端面にねじ込まれることにより、配管部品15及び固定部12a(シュラウドピース12)がタービンハウジング3に固定される。
次に、ターボチャージャ1の作用について説明する。
ターボチャージャ1は、コンプレッサハウジング2、タービンハウジング3、及びベアリングハウジング4が一体形成されている。このため、コンプレッサハウジング2、タービンハウジング3、及びベアリングハウジング4が分割可能な構造である場合のように、ターボチャージャ1を組み立てる際に各ハウジング2〜4の組み付け工数が増大したり、同組み付けのために締結部品を追加したりする分のコストアップが生じることを抑制できる。また、ターボチャージャ1は、タービンハウジング3の内径よりも小さい外径に形成されたタービンホイール9を備えている。このタービンホイール9の外径の最大値は、タービンハウジング3の内径の最小値よりも小さくされる。このため、シャフト6をベアリングハウジング4内の孔4a(ベアリング7)内に挿入しつつ、上記シャフト6の端部に固定されたタービンホイール9をタービンハウジング3内に出口3aから挿入する際、タービンホイール9がタービンハウジング3の内周面に引っかかることはない。更に、ターボチャージャ1は、コンプレッサハウジング2の内径よりも小さい外径に形成されたコンプレッサホイール8も備えている。このコンプレッサホイール8の外径の最大値は、コンプレッサハウジング2の内径の最小値よりも小さくされる。このため、上記シャフト6に固定されるコンプレッサホイール8をコンプレッサハウジング2内に入口2aから挿入する際、コンプレッサホイール8がコンプレッサハウジング2の内周面に引っかかることはない。従って、ターボチャージャ1におけるシャフト6、コンプレッサホイール8、及びタービンホイール9の組み付けを、コンプレッサハウジング2、タービンハウジング3、及びベアリングハウジング4が一体形成されていることから影響を受けることなく、容易に行うことができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ターボチャージャ1を製造する際のコストアップを抑制することができ、且つ、ターボチャージャ1に対するシャフト6、コンプレッサホイール8、及びタービンホイール9の組み付けを容易に行うことができる。
(2)コンプレッサハウジング2の入口2aには、コンプレッサホイール8の羽根8aとの間のチップクリアランスCaを調整するためのシュラウドピース11が取り付けられる。このシュラウドピース11により上記チップクリアランスCaをターボチャージャ1の効率を高めるうえで適切な値に調整することができる。
(3)タービンハウジング3の出口3aには、タービンホイール9の羽根9aとの間のチップクリアランスCbを調整するためのシュラウドピース12が取り付けられる。このシュラウドピース12により上記チップクリアランスCbをターボチャージャ1の効率を高めるうえで適切な値に調整することができる。
(4)タービンハウジング3に取り付けられるシュラウドピース12は、コンプレッサハウジング2、タービンハウジング3、ベアリングハウジング4、及びシュラウドピース11を形成する材料と比較して、熱膨張係数の小さい材料によって形成されている。この場合、内燃機関10の排気がタービンハウジング3及びシュラウドピース12を通過することに伴って同シュラウドピース12が加熱されるとき、そのシュラウドピース12の熱膨張を小さく抑えることができる。従って、シュラウドピース12の熱膨張により、同シュラウドピース12とタービンホイール9の羽根9aとの間の上記チップクリアランスCbが変化することを抑制でき、その変化に伴ってターボチャージャ1の効率が低下することを抑制できる。
(5)タービンハウジング3の出口3aに取り付けられたシュラウドピース12の調整部12bと上記タービンハウジング3の内周面における出口3aに繋がる部分との間であって、上記タービンホイール9に対応する部分には空間19が形成されている。このため、内燃機関10の排気がタービンハウジング3を通過することに伴って同タービンハウジング3が加熱されるとき、上記空間19によってタービンハウジング3と上記シュラウドピース12の調整部12bとの間が断熱される。従って、タービンハウジング3の熱が上記シュラウドピース12の調整部12bに伝達されることを抑制でき、ひいては上記シュラウドピース12の調整部12bの加熱による熱膨張を抑制できる。
(6)シュラウドピース12は、タービンハウジング3に対し穴18とそれに挿入されるピン17とにより位置決めされた状態のもとで、同タービンハウジング3に取り付けられる。このため、そのタービンハウジング3に対しシュラウドピース12を適切な位置に取り付ける(固定する)ことができる。
(7)シュラウドピース12をタービンハウジング3に対し位置決めするための上記ピン17及び上記穴18は、タービンホイール9の回転中心周りに一定の間隔をおいて複数形成される。また、上記穴18は、タービンホイール9の径方向を長径とする長穴とされる。これにより、タービンホイール9の各羽根9aを通過する排気によって加熱された上記シュラウドピース12が、タービンホイール9の回転中心から離間する方向に熱膨張するとき、その熱膨張を上記ピン17と上記穴18(長穴)との相対移動を通じて許容することができる。また、上記ピン17及び上記穴18により、シュラウドピース12の熱膨張時に調整部12bがタービンホイール9の回転中心から離間する方向に同心円状に拡径するため、それに伴うターボチャージャ1の効率低下を極力小さくすることができる。
(8)ピン17をタービンハウジング3の出口3a側の端面に固定するための穴22は、可能な限りタービンハウジング3の内周面に近い位置に形成される。このため、ピン17及び穴18によりタービンハウジング3に対し位置決めされるシュラウドピース12は、上記熱膨張時にタービンホイール9の回転中心に対し可能な限り近い位置にてピン17及び穴18により拘束される。このため、シュラウドピース12がタービンホイール9の回転中心から離間する方向に同心円状に熱膨張するとき、それに伴うチップクリアランスCbの変化を上記ピン17及び上記穴18によるシュラウドピース12の拘束を通じて効果的に抑制することができる。更に、そのピン17及び穴18によるシュラウドピース12の拘束により、上記シュラウドピース12が熱膨張するときに同ピース12に生じる応力を低減することができる。
(9)シュラウドピース12は、ボルト16により配管部品15とともにタービンハウジング3に固定されている。このため、シュラウドピース12及び配管部品15という二つの部品を一つの締結部品(ボルト16)によって固定することができ、それによってボルト等の締結部品の数を削減することができる。
(10)タービンハウジング3はアルミ合金という加工のしやすい材料で形成されるため、上記[工程1]でタービンハウジング3に穴22を切削加工する際、その加工が行いやすくなる。
[第2実施形態]
次に、ターボチャージャの第2実施形態について図7〜図11を参照して説明する。
図7に示すように、この実施形態のターボチャージャ1では、シュラウドピース12における調整部12bの中心線L2が、ベアリングハウジング4における孔4aの中心線L1に対し下方にずれて位置するようタービンハウジング3に取り付けられ、その位置でタービンハウジング3に固定されている。また、タービンハウジング3に対するシュラウドピース12の相対位置を決め、その相対位置にてシュラウドピース12を拘束するためのピン17及び穴18は、同シュラウドピース12の上下方向についての熱膨張の基準位置がベアリングハウジング4の孔4aの中心線よりも下方に位置するように設けられている。
図8に示すように、ピン17及び穴18は、タービンホイール9の回転中心寄りに位置するよう、且つ、タービンホイール9の回転中心周りに複数(この例では四つずつ)形成されている。これらピン17及び穴18の組のうちの二組はタービンホイール9の上方と下方とに位置しており、別の二組はタービンホイール9水平方向両側にそれぞれ位置している。タービンホイール9の上方及び下方に位置する穴18は上下方向を長径とする長穴となっており、その穴18内に挿入されたピン17は上下方向について相対移動可能かつ水平方向には相対移動不能となっている。また、タービンホイール9の水平方向両側に位置する穴18は、水平方向を長径とする長穴となっており、その穴18内に挿入されたピン17は左右方について相対移動可能かつ上下方向には相対移動不能となっている。そして、タービンホイール9の水平方向両側のピン17及び穴18の位置がシュラウドピース12の上下方向についての熱膨張の上記基準位置となる。
上記ターボチャージャ1は、第1実施形態の[工程1]〜「工程5」のうち、[工程1]を次のように変更して実行することにより組み立てられる。すなわち、[工程1]において、図9に示す治具20を用いてシュラウドピース12をタービンハウジング3に対し仮組みする。この治具20は大径部20bの軸線が小径部20aの軸線に対し下方にずれており、その状態で小径部20aがベアリングハウジング4の孔4a内に挿入されている。更に、治具20の大径部20bの外周面には、シュラウドピース12の調整部12bの内周面が挿入される。この状態のもとでは、調整部12bの中心線L2が孔4aの中心線L1に対し下方にずれている。上記[工程1]を実行した後、[工程2]〜[工程5]を順に実行することにより、図7に示す上記ターボチャージャ1が組み立てられる。
次に、上記ターボチャージャ1の作用について説明する。
ベアリングハウジング4の孔4a内(ベアリング7内)に支持されるシャフト6は、低回転時には図10(a)に示すように自重により上記孔4a内の下方に位置する。一方、上記シャフト6の高回転時には、上記孔4a内の潤滑油がシャフト6の下端と上記孔4a(正確にはベアリング7の内周面)の下端との間に多く巻き込まれるため、そこでの油圧が高くなってシャフト6が図11(a)に示すように上方に変位する。こうしたことに対応して、上記シュラウドピース12のタービンハウジング3に対する取り付けが、低温時且つシャフト6の低回転時にタービンホイール9の羽根9aと調整部12bとの間のチップクリアランスCbが適切な値となる位置にて行われる。このように上記シュラウドピース12をタービンハウジング3に取り付けることにより、高温時且つシャフト6の高回転時には、上述したシャフト6の上方への変位に対応して上記シュラウドピース12がタービンハウジング3に対し上方に向けて熱膨張する。これにより、低温且つシャフト6の低回転から高温且つシャフト6の高回転へと状態変化する際、タービンハウジング3の羽根とシュラウドピース12の調整部12bとの間のチップクリアランスCbが例えば図10(b)に示す状態から図11(b)に示す状態に変わる。こうしたチップクリアランスCbの変化が生じたとしても、その変化が小さく抑えられるため、同変化に伴ってチップクリアランスCbがターボチャージャ1の効率を保つうえで適切な値からずれることはない。
本実施形態によれば、第1実施形態における(1)〜(10)の効果に加え、以下に示す効果が得られるようになる。
(11)低温且つシャフト6の低回転から高温且つシャフト6の高回転へと状態変化する際、タービンハウジング3の羽根とシュラウドピース12の調整部12bとの間のチップクリアランスCbが適切な値からずれることを抑制できる。
[その他の実施形態]
なお、上記各実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・第1実施形態において、ピン17及び穴18の数を適宜変更してもよい。例えば図12に示すように、ピン17及び穴18をタービンホイール9の回転中心周りに一定の間隔をおいて四つずつ形成することが考えられる。また、ピン17及び穴18をタービンホイール9を五つ以上ずつ形成することも考えられる。
・第1及び第2実施形態において、空間19については必ずしも設ける必要はない。
・第1及び第2実施形態において、シュラウドピース11を形成する材料として、アルミ合金以外の材料を用いてもよい。
・第1及び第2実施形態において、シュラウドピース12を形成する材料として、鋳鉄や鋳鋼以外の材料を用いてもよい。
・第1及び第2実施形態において、ピン17と穴18との位置関係を逆にすることも可能である。
・第1及び第2実施形態において、シュラウドピース11をコンプレッサハウジング2に対しピン及び穴を用いて位置決めし、その状態のもとでボルト14によって上記コンプレッサハウジング2に固定してもよい。なお、この場合には、シュラウドピース11とコンプレッサハウジング2との一方に設けられたピンを他方に設けられた穴に挿入することにより、シュラウドピース11のコンプレッサハウジング2に対する上記位置決めが実現される。
・第1及び第2実施形態において、シュラウドピース11をコンプレッサハウジング2と一体形成し、それらシュラウドピース11及びコンプレッサハウジング2をベアリングハウジング4及びタービンハウジング3とは別体とすることも可能である。この場合、シャフト6へのコンプレッサホイール8の取り付けが行われた後、一体形成されたシュラウドピース11及びコンプレッサハウジング2がベアリングハウジング4に取り付けられる。
・第1及び第2実施形態において、シュラウドピース12をタービンハウジング3と一体形成し、それらシュラウドピース11及びタービンハウジング3をベアリングハウジング4及びコンプレッサハウジング2とは別体とすることも可能である。この場合、コンプレッサホイール8がシャフト6に固定された状態で、そのシャフト6がベアリングハウジング4の孔4a内(ベアリング7内)に挿入されるとともに上記コンプレッサホイール8がコンプレッサハウジング2内に挿入され、その状態でシャフト6へのタービンホイール9の取り付けが行われる。その後、一体形成されたシュラウドピース12及びタービンハウジング3がベアリングハウジング4に取り付けられる。
1…ターボチャージャ、2…コンプレッサハウジング、2a…入口、3…タービンハウジング、3a…出口、4…ベアリングハウジング、4a…孔、5…ウォータジャケット、6…シャフト、7…ベアリング、8…コンプレッサホイール、8a…羽根、9…タービンホイール、9a…羽根、10…内燃機関、10a…吸気通路、10b…排気通路、11…シュラウドピース、11a…固定部、11b…調整部、12…シュラウドピース、12a…固定部、12b…調整部、13…配管部品、14…ボルト、15…配管部品、16…ボルト、17…ピン、18…穴、19…空間、20…治具、20a…小径部、20b…大径部、21…ボルト、22…穴。

Claims (11)

  1. タービンハウジング内に設けられたタービンホイールと、コンプレッサハウジング内に設けられたコンプレッサホイールと、ベアリングハウジング内に回転可能に支持されて前記タービンホイール及び前記コンプレッサホイールを一体回転可能に繋ぐシャフトとを備え、内燃機関の排気が前記タービンハウジング内を通過することに伴って回転するタービンホイールの回転が前記シャフトを介して前記コンプレッサホイールに伝達され、そのタービンホイールの回転を通じて前記コンプレッサハウジング内の空気を内燃機関に吐出するターボチャージャにおいて、
    前記コンプレッサハウジングと前記ベアリングハウジングとは一体形成されており、
    前記コンプレッサホイールは、その外径が前記コンプレッサハウジングの内径よりも小さくなるように形成されている
    ことを特徴とするターボチャージャ。
  2. タービンハウジング内に設けられたタービンホイールと、コンプレッサハウジング内に設けられたコンプレッサホイールと、ベアリングハウジング内に回転可能に支持されて前記タービンホイール及び前記コンプレッサホイールを一体回転可能に繋ぐシャフトとを備え、内燃機関の排気が前記タービンハウジング内を通過することに伴って回転する前記タービンホイールの回転が前記シャフトを介して前記コンプレッサホイールに伝達され、そのタービンホイールの回転を通じて前記コンプレッサハウジング内の空気を内燃機関に吐出するターボチャージャにおいて、
    前記タービンハウジングと前記ベアリングハウジングとは一体形成されており、
    前記タービンホイールは、その外径が前記タービンハウジングの内径よりも小さくなるように形成されている
    ことを特徴とするターボチャージャ。
  3. タービンハウジング内に設けられたタービンホイールと、コンプレッサハウジング内に設けられたコンプレッサホイールと、ベアリングハウジング内に回転可能に支持されて前記タービンホイール及び前記コンプレッサホイールを一体回転可能に繋ぐシャフトとを備え、内燃機関の排気が前記タービンハウジング内を通過することに伴って回転する前記タービンホイールの回転が前記シャフトを介して前記コンプレッサホイールに伝達され、そのタービンホイールの回転を通じて前記コンプレッサハウジング内の空気を内燃機関に吐出するターボチャージャにおいて、
    前記コンプレッサハウジング、前記タービンハウジング、及び前記ベアリングハウジングは一体形成されており、
    前記コンプレッサホイールは、その外径が前記コンプレッサハウジングの内径よりも小さくなるように形成されており、
    前記タービンホイールは、その外径が前記タービンハウジングの内径よりも小さくなるように形成されている
    ことを特徴とするターボチャージャ。
  4. 前記コンプレッサハウジングにおける空気の入口には、前記コンプレッサハウジング内に設けられた前記コンプレッサホイールの羽根との間のチップクリアランスを調整するシュラウドピースが取り付けられている
    請求項1又は3記載のターボチャージャ。
  5. 前記コンプレッサハウジングにおける空気の入口に取り付けられるシュラウドピースは、そのシュラウドピースと前記コンプレッサハウジングとの一方に設けられたピンを他方に設けられた穴に挿入して位置決めされた状態のもとで、前記コンプレッサハウジングに取り付けられる
    請求項4記載のターボチャージャ。
  6. 前記タービンハウジングにおける空気の出口には、前記タービンハウジング内に設けられた前記タービンホイールの羽根との間のチップクリアランスを調整するシュラウドピースが取り付けられている
    請求項2又は3記載のターボチャージャ。
  7. 前記タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースは、前記タービンハウジングを形成する材料と比較して、熱膨張係数の小さい材料によって形成されている
    請求項6記載のターボチャージャ。
  8. 前記タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースと前記タービンハウジングとの間であって前記タービンホイールに対応する部分には、空間が形成されている
    請求項6又は7記載のターボチャージャ。
  9. 前記タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースは、そのシュラウドピースと前記タービンハウジングとの一方に設けられたピンを他方に設けられた穴に挿入して位置決めされた状態のもとで、前記タービンハウジングに取り付けられる
    請求項6〜8のいずれか一項に記載のターボチャージャ。
  10. 前記タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースは、前記タービンハウジングに対し穴とそれに挿入されるピンとにより位置決めされた状態のもとで、前記タービンハウジングに取り付けられるものであり、
    前記穴は、前記タービンホイールの回転中心周りに定められた間隔をおいて複数形成され、かつ前記タービンホイールの径方向を長径とする長穴となっている
    請求項9記載のターボチャージャ。
  11. 前記タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースは、前記ベアリングハウジングにおける前記シャフトを支持するための孔の中心線に対し下方にずれて位置するよう前記タービンハウジングに取り付けられるものであり、
    前記タービンハウジングにおける空気の出口に取り付けられるシュラウドピースを位置決めするための前記穴及び前記ピンは、同シュラウドピースの上下方向についての熱膨張の基準位置が前記ベアリングハウジングの前記孔の中心線よりも下方に位置するように設けられている
    請求項9又は10記載のターボチャージャ。
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