JP2014092067A - スタータ - Google Patents
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Abstract
【課題】モータ3の起動時に生じる車載電気機器の瞬間的な作動停止を防止でき、且つ、モータ3から発生する電気ノイズを抑制できるスタータ1を提供する。
【解決手段】スタータ1は、モータ3の起動時に流れる突入電流を抑制する抵抗体4を内蔵した電磁リレー5と、ピニオンを押し出す機能およびメイン接点を開閉する機能を備える電磁スイッチ6と、電気ノイズを抑制するノイズ抑制装置7を備え、電磁リレー5が電磁スイッチ6よりバッテリ2に近い側に配置されている。ノイズ抑制装置7は、樹脂製のパッケージに収容される少なくとも1つのコンデンサCを有し、このコンデンサCの一端側がリード端子を介して電磁リレー5のモータ端子11に接続され、他端側がアース接続部を介してモータ3のエンドフレームに電気的に接続される。
【選択図】図1
【解決手段】スタータ1は、モータ3の起動時に流れる突入電流を抑制する抵抗体4を内蔵した電磁リレー5と、ピニオンを押し出す機能およびメイン接点を開閉する機能を備える電磁スイッチ6と、電気ノイズを抑制するノイズ抑制装置7を備え、電磁リレー5が電磁スイッチ6よりバッテリ2に近い側に配置されている。ノイズ抑制装置7は、樹脂製のパッケージに収容される少なくとも1つのコンデンサCを有し、このコンデンサCの一端側がリード端子を介して電磁リレー5のモータ端子11に接続され、他端側がアース接続部を介してモータ3のエンドフレームに電気的に接続される。
【選択図】図1
Description
本発明は、モータの作動時に発生する電気ノイズを抑制するノイズ抑制装置を備えるスタータに関する。
近年、車両より排出される二酸化炭素の低減および燃費向上のために、例えば、交差点で信号停止した際に、エンジンへの燃料供給をカットしてエンジンを自動的に停止させるアイドリングストップと呼ばれる機能を搭載した車両が増加している。アイドリングストップの実施によってエンジンが停止した後、ユーザの発進操作に伴ってエンジン始動要求が発生すると、ECU(電子制御装置)の指令によりスタータを起動してエンジンを自動的に再始動させる。
しかし、整流子モータを使用するスタータは、モータの作動時にブラシと整流子との間で火花が発生し、この火花が電気ノイズの発生原因となってラジオやナビゲーション等の車載電気機器に雑音が発生する。
しかし、整流子モータを使用するスタータは、モータの作動時にブラシと整流子との間で火花が発生し、この火花が電気ノイズの発生原因となってラジオやナビゲーション等の車載電気機器に雑音が発生する。
特に、アイドリングストップ機能を搭載する車両は、同機能を搭載していない一般の車両と比較してスタータの作動回数が大幅に増加するため、スタータによりエンジンを再始動させる毎に電気ノイズが発生してユーザに不快感を与えることがある。
このような問題に対し、特許文献1では、少なくとも一つのコンデンサをモータと並列に接続したコンデンサ回路を設けることで、モータから発生するノイズを抑制する技術が開示されている。
このような問題に対し、特許文献1では、少なくとも一つのコンデンサをモータと並列に接続したコンデンサ回路を設けることで、モータから発生するノイズを抑制する技術が開示されている。
ところで、エンジンを始動するスタータは、モータの起動時に突入電流と呼ばれる大電流が流れるため、バッテリの端子電圧が大きく低下して、車載電気機器が瞬間的に作動停止する、いわゆる「瞬断」と呼ばれる現象が発生する。先に述べたように、アイドリングストップを搭載する車両では、スタータの作動回数が大幅に増加するため、エンジン始動要求の発生によりモータを起動する度に車載電気機器の瞬間的な作動停止が生じる懸念がある。今後、アイドリングストップを搭載する車両の増加が予想されるため、モータの作動時に発生する電気ノイズを低減することに加えて、車載電気機器の瞬間的な作動停止を防止できる技術が望まれている。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、モータの起動時に生じる車載電気機器の瞬間的な作動停止を防止でき、且つ、モータから発生する電気ノイズを抑制できるスタータを提供することにある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、モータの起動時に生じる車載電気機器の瞬間的な作動停止を防止でき、且つ、モータから発生する電気ノイズを抑制できるスタータを提供することにある。
(請求項1に係る発明)
本発明は、バッテリより電源ラインを通じて電力の供給を受ける整流子モータと、電源ラインに接続されてモータの起動時に流れる突入電流を抑制する抵抗体を内蔵すると共に、抵抗体をバイパスして電源ラインに設けられるリレー接点を有し、ソレノイドのオンオフ動作に応じてリレー接点を開閉する電磁リレーと、電源ラインを通ってモータに流れる電流を断続するためのメイン接点を開閉操作する電磁スイッチと、エンジンのリングギヤに噛み合ってモータの駆動トルクをリングギヤに伝達するピニオンとを備えるスタータであって、一端側が電源ラインに接続され、他端側がアース電位に接続される少なくとも1個のコンデンサを内蔵したノイズ抑制装置を備えることを特徴とする。
本発明は、バッテリより電源ラインを通じて電力の供給を受ける整流子モータと、電源ラインに接続されてモータの起動時に流れる突入電流を抑制する抵抗体を内蔵すると共に、抵抗体をバイパスして電源ラインに設けられるリレー接点を有し、ソレノイドのオンオフ動作に応じてリレー接点を開閉する電磁リレーと、電源ラインを通ってモータに流れる電流を断続するためのメイン接点を開閉操作する電磁スイッチと、エンジンのリングギヤに噛み合ってモータの駆動トルクをリングギヤに伝達するピニオンとを備えるスタータであって、一端側が電源ラインに接続され、他端側がアース電位に接続される少なくとも1個のコンデンサを内蔵したノイズ抑制装置を備えることを特徴とする。
本発明のスタータは、電磁リレーがリレー接点を開成(オフ)した状態で電磁スイッチによりメイン接点を閉成(オン)すると、バッテリから抵抗体を通ってモータに電流が流れる。これにより、モータを起動する際に流れる大電流(突入電流)を抑制できるので、ブラシと整流子との間を流れる整流電流が抑えられる。その結果、ノイズの発生原因となる整流火花の発生を抑制できるので、ノイズ抑制装置のノイズ低減効果と合わせて、電気ノイズの発生を大幅に低減できる。また、モータの突入電流が抑制されることで、バッテリの端子電圧が大きく低下することはなく、オーディオやナビゲーション等の車載電気機器の瞬間的な作動停止を防止できる。
モータの起動後は、電磁リレーがリレー接点を閉成(オン)することで、電磁リレーに抵抗体をバイパスする回路が形成されるため、バッテリの全電圧がモータに印加されて、モータが高速度で回転する。これにより、モータに発生する駆動トルクがピニオンからリングギヤに伝達されてエンジンをクランキングする。このクランキング時にモータより発生する電気ノイズ、つまり、整流火花に起因して発生する電気ノイズは、ノイズ抑制装置によって低減される。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
(実施例1)
実施例1に記載するスタータ1は、図1に示す様に、バッテリ2より電源ラインを通じて電力の供給を受けるモータ3と、このモータ3の駆動トルクをエンジンのリングギヤ(図示せず)に伝達するピニオン(図示せず)と、モータ3の起動時に流れる突入電流を抑制する抵抗体4を内蔵した電磁リレー5と、ピニオンを反モータ方向(リングギヤ側)へ押し出す機能およびモータ3への通電電流を断続するためのメイン接点(後述する)を開閉する機能を備える電磁スイッチ6と、モータ3の作動時に発生する電気ノイズを抑制するノイズ抑制装置7を備える。
なお、上記の電源ラインとは、バッテリ2からモータ3へ電流を流すための電流経路を言う。
実施例1に記載するスタータ1は、図1に示す様に、バッテリ2より電源ラインを通じて電力の供給を受けるモータ3と、このモータ3の駆動トルクをエンジンのリングギヤ(図示せず)に伝達するピニオン(図示せず)と、モータ3の起動時に流れる突入電流を抑制する抵抗体4を内蔵した電磁リレー5と、ピニオンを反モータ方向(リングギヤ側)へ押し出す機能およびモータ3への通電電流を断続するためのメイン接点(後述する)を開閉する機能を備える電磁スイッチ6と、モータ3の作動時に発生する電気ノイズを抑制するノイズ抑制装置7を備える。
なお、上記の電源ラインとは、バッテリ2からモータ3へ電流を流すための電流経路を言う。
モータ3は、永久磁石あるいは電磁石によって構成される界磁子と、軸上に整流子を組み付けた電機子と、この電機子の回転に伴って整流子の外周上を摺動するブラシ8を有する周知の整流子モータ3である。
ピニオンは、例えば、クラッチ(図示せず)と一体的に構成されて、モータ3に駆動される出力軸(図示せず)の軸上を移動可能に配置され、電磁スイッチ6のピニオン押し出し機能により反モータ方向へ押し出されてリングギヤに噛み合う。
クラッチは、出力軸の回転をピニオンに伝達する一方、エンジンの回転がピニオンから出力軸へ伝達されることを防止する一方向クラッチとして構成される。
ピニオンは、例えば、クラッチ(図示せず)と一体的に構成されて、モータ3に駆動される出力軸(図示せず)の軸上を移動可能に配置され、電磁スイッチ6のピニオン押し出し機能により反モータ方向へ押し出されてリングギヤに噛み合う。
クラッチは、出力軸の回転をピニオンに伝達する一方、エンジンの回転がピニオンから出力軸へ伝達されることを防止する一方向クラッチとして構成される。
電磁リレー5は、抵抗体4を有する第1の通電経路と、リレー接点5aを有する第2の通電経路と、リレー接点5aを開閉するソレノイドと、このソレノイドのオン/オフ動作を制御する駆動回路9とを有する。第1の通電経路と第2の通電経路は、バッテリ端子10とモータ端子11を介して電源ラインに並列に接続される。
リレー接点5aは、ソレノイドに内蔵されるリレーコイル5bが励磁されると開成(オフ)し、リレーコイル5bが非励磁の時に閉成(オン)する常閉接点型である。
駆動回路9は、図1に示すスタータリレー12がオン作動した後、予め設定された所定時間だけリレーコイル5bへ励磁電流を流すことができるタイマ機能を備える。所定時間が経過すると、スタータリレー12がオン状態であってもリレーコイル5bの励磁電流を停止する。スタータリレー12は、ECU13(電子制御装置)によってオン/オフ動作が制御される。
リレー接点5aは、ソレノイドに内蔵されるリレーコイル5bが励磁されると開成(オフ)し、リレーコイル5bが非励磁の時に閉成(オン)する常閉接点型である。
駆動回路9は、図1に示すスタータリレー12がオン作動した後、予め設定された所定時間だけリレーコイル5bへ励磁電流を流すことができるタイマ機能を備える。所定時間が経過すると、スタータリレー12がオン状態であってもリレーコイル5bの励磁電流を停止する。スタータリレー12は、ECU13(電子制御装置)によってオン/オフ動作が制御される。
電磁スイッチ6は、スタータリレー12のオン時にバッテリ2より励磁される励磁コイル14と、この励磁コイル14の内周を軸心方向に可動するプランジャ(図示せず)とを有し、プランジャの移動に連動してピニオンの押し出しとメイン接点の開閉を行う。
メイン接点は、バッテリ2側の端子ボルト(B端子ボルト15と呼ぶ)とモータ3側の端子ボルト(M端子ボルト16と呼ぶ)を介して電源ラインに接続される一組の固定接点19と、プランジャの動きに連動して一組の固定接点19間を電気的に断続する可動接点20とで構成される。
メイン接点は、バッテリ2側の端子ボルト(B端子ボルト15と呼ぶ)とモータ3側の端子ボルト(M端子ボルト16と呼ぶ)を介して電源ラインに接続される一組の固定接点19と、プランジャの動きに連動して一組の固定接点19間を電気的に断続する可動接点20とで構成される。
なお、上記の電磁リレー5は、例えば、図2に示す様に、電磁スイッチ6を取り付けるスタータハウジングにブラケット21を介して固定され、電磁リレー5のモータ端子11と電磁スイッチ6のB端子ボルト15との間がリード線22によって電気的に接続される。すなわち、実施例1の電磁リレー5は、図1に示す様に、モータ3の電源ラインにおいて、電磁スイッチ6よりバッテリ2に近い側に配置される。
次に、ノイズ抑制装置7について説明する。
ノイズ抑制装置7は、例えば、樹脂製のパッケージ23(図2参照)に収容される少なくとも1つのコンデンサCを有し、このコンデンサCの一端側がリード線24を介して電源ラインに接続され、他端側がアース接続部(図示せず)を介してモータ3のエンドフレーム25(図2参照)に接続されている。
コンデンサCは、例えば、56μFの静電容量を有し、主にAM放送で使用される電波周波数帯域(例えば、522〜1602kHz)で問題となる電気ノイズを低減できる。 パッケージ23は、図2に示す様に、モータ3のエンドフレーム25と一体に設けられた台座25aに取付けボルト(図示せず)を締め付けて固定される。
ノイズ抑制装置7は、例えば、樹脂製のパッケージ23(図2参照)に収容される少なくとも1つのコンデンサCを有し、このコンデンサCの一端側がリード線24を介して電源ラインに接続され、他端側がアース接続部(図示せず)を介してモータ3のエンドフレーム25(図2参照)に接続されている。
コンデンサCは、例えば、56μFの静電容量を有し、主にAM放送で使用される電波周波数帯域(例えば、522〜1602kHz)で問題となる電気ノイズを低減できる。 パッケージ23は、図2に示す様に、モータ3のエンドフレーム25と一体に設けられた台座25aに取付けボルト(図示せず)を締め付けて固定される。
リード線24は、パッケージ23の外部に取り出され、その先端部にターミナルを有し、このターミナルが、電磁リレー5のモータ端子11と電磁スイッチ6のB端子ボルト15とを接続する前記リード線22のターミナルと共に電磁リレー5のモータ端子11にナット26によって締め付け固定される(図2参照)。
アース接続部は、パッケージ23をエンドフレーム25の台座25aに取り付けた状態で、台座25aに直接または取付けボルトを介して間接的に接触することで、アース電位であるエンドフレーム25と電気的に接続される。
アース接続部は、パッケージ23をエンドフレーム25の台座25aに取り付けた状態で、台座25aに直接または取付けボルトを介して間接的に接触することで、アース電位であるエンドフレーム25と電気的に接続される。
次に、スタータ1の作動を説明する。
図1に示すイグニッションスイッチIGがオン操作されると、ECU13からのオン指令によってスタータリレー12がオン作動する。このスタータリレー12のオン作動により、電磁リレー5のリレーコイル5bおよび電磁スイッチ6の励磁コイル14が励磁される。
電磁リレー5は、リレーコイル5bが励磁されてリレー接点5aが開成することにより、第2の通電経路が開放されて、抵抗体4を有する第1の通電経路が形成される。
電磁スイッチ6は、励磁コイル14が励磁されてプランジャが移動することにより、ピニオンがクラッチと一体に反モータ方向へ押し出されてリングギヤに当接する。また、プランジャの移動に連動して可動接点20が一組の固定接点19に当接することでメイン接点が閉成する。
図1に示すイグニッションスイッチIGがオン操作されると、ECU13からのオン指令によってスタータリレー12がオン作動する。このスタータリレー12のオン作動により、電磁リレー5のリレーコイル5bおよび電磁スイッチ6の励磁コイル14が励磁される。
電磁リレー5は、リレーコイル5bが励磁されてリレー接点5aが開成することにより、第2の通電経路が開放されて、抵抗体4を有する第1の通電経路が形成される。
電磁スイッチ6は、励磁コイル14が励磁されてプランジャが移動することにより、ピニオンがクラッチと一体に反モータ方向へ押し出されてリングギヤに当接する。また、プランジャの移動に連動して可動接点20が一組の固定接点19に当接することでメイン接点が閉成する。
電磁リレー5のリレー接点5aが開成し、且つ、電磁スイッチ6の作動によりメイン接点が閉成すると、バッテリ2の電力が抵抗体4を有する第1の通電経路を介してモータ3に供給される。これにより、モータ3に流れる電流が抵抗体4によって抑制されるため、モータ3が低速度で回転する。モータ3の回転を受けてピニオンがリングギヤに噛み合った後、駆動回路9の働きによってリレーコイル5bへの通電が停止されると、電磁リレー5のリレー接点5aが閉成して、抵抗体4をバイパスする第2の通電経路が形成される。この場合、バッテリ2からモータ3に流れる電流が抵抗体4によって抑制されることはなく、バッテリ2の全電圧が第2の通電経路を介してモータ3に印加されるため、モータ3が高速度で回転する。このモータ3の回転がピニオンからリングギヤに伝達されてエンジンをクランキングする。
(実施例1の作用および効果)
実施例1のスタータ1は、電磁リレー5がリレー接点5aを開成し、且つ、電磁スイッチ6によりメイン接点が閉成されると、バッテリ2から抵抗体4を経由してモータ3に電流が流れる。これにより、モータ3を起動する際に流れる大電流(突入電流)が抵抗体4によって抑制されるので、ブラシ8と整流子との間を流れる整流電流が抑えられる。その結果、電気ノイズの発生原因となる整流火花の発生を抑制できるので、電気ノイズの発生を大幅に低減できる。
また、モータ3の突入電流が抑制されることで、バッテリ2の端子電圧が大きく低下することはなく、オーディオやナビゲーション等の車載電気機器の瞬間的な作動停止を防止できる。
実施例1のスタータ1は、電磁リレー5がリレー接点5aを開成し、且つ、電磁スイッチ6によりメイン接点が閉成されると、バッテリ2から抵抗体4を経由してモータ3に電流が流れる。これにより、モータ3を起動する際に流れる大電流(突入電流)が抵抗体4によって抑制されるので、ブラシ8と整流子との間を流れる整流電流が抑えられる。その結果、電気ノイズの発生原因となる整流火花の発生を抑制できるので、電気ノイズの発生を大幅に低減できる。
また、モータ3の突入電流が抑制されることで、バッテリ2の端子電圧が大きく低下することはなく、オーディオやナビゲーション等の車載電気機器の瞬間的な作動停止を防止できる。
特に、アイドリングストップ機能を搭載する車両では、同機能を搭載していない一般の車両と比較してスタータ1の作動回数が大幅に増加する。このため、モータ3の突入電流を抑制できることによる電気ノイズの低減効果、および、車載電気機器の瞬間的な作動停止を防止できる効果は大きいと言える。
また、電磁リレー5がリレー接点5aを閉成した状態、つまり、エンジンを始動するための駆動電流が電磁リレー5の第2の通電経路を通ってモータ3に流れている時は、整流火花に起因して発生する電気ノイズをノイズ抑制装置7によって低減できる。
また、電磁リレー5がリレー接点5aを閉成した状態、つまり、エンジンを始動するための駆動電流が電磁リレー5の第2の通電経路を通ってモータ3に流れている時は、整流火花に起因して発生する電気ノイズをノイズ抑制装置7によって低減できる。
なお、ノイズ抑制装置7によるノイズ低減効果は、バッテリ2からモータ3に電流が流れる電流経路からコンデンサ回路へ分岐する分岐点(図1のA点)よりモータ3側のインピーダンスとコンデンサ回路のインピーダンスとの比に関係する。実施例1のノイズ抑制装置7は、コンデンサCの一端側が接続されるリード線24のターミナルが電磁リレー5のモータ端子11に接続される。このため、電磁リレー5のモータ端子11と電磁スイッチ6のB端子ボルト15との間を接続するリード線22のインピーダンス分が電流経路側のインピーダンスに加わるため、コンデンサ回路への分岐点Aよりモータ3側のインピーダンスが増大する。言い換えると、電流経路側のインピーダンスが増加する分、分岐点Aよりコンデンサ回路側のインピーダンスが相対的に小さくなるため、ノイズ低減効果が向上する。
さらに、実施例1のノイズ抑制装置7は、エンドフレーム25に設けた台座25aにパッケージ23を取付けボルトによって締め付けることで固定でき、且つ、パッケージ23の外部にリード線24が取り出されているので、電磁リレー5のモータ端子11への接続も容易にできる。これにより、ノイズ抑制装置7をスタータ1に取り付けるために、スタータ1側の構造変更を最小限に止めることができる。つまり、エンドフレーム25に台座25aを設けるだけで良いので、ノイズ抑制装置7を取り付けていない従来スタータとの部品互換性が高く、大幅なコストアップを避けることができる。
以下、本発明に係る実施例2を説明する。
(実施例2)
なお、実施例1と同一名称の部品には、実施例1と同一の符号を付しており、詳細な説明は実施例1を参照する。
この実施例2は、図3に示す様に、ノイズ抑制装置7を電磁リレー5よりバッテリ2側に配線される電源ラインとアース電位との間に配置した一例である。
具体的には、図4に示す様に、ノイズ抑制装置7のパッケージ23を実施例1と同様に、エンドフレーム25の台座25aに取付けボルトで固定し、パッケージ23より取り出されたリード線24のターミナルを電磁リレー5のバッテリ端子10にナット26で締め付け固定する。
この場合、電磁リレー5のバッテリ端子10とモータ端子11との間の配線インダクタンスを電流経路のインピーダンスとして利用できる。つまり、電流経路側のインピーダンスとコンデンサ回路側のインピーダンスとの比を大きくできるので、ノイズ低減効果の向上を図ることが可能である。
(変形例)
(実施例2)
なお、実施例1と同一名称の部品には、実施例1と同一の符号を付しており、詳細な説明は実施例1を参照する。
この実施例2は、図3に示す様に、ノイズ抑制装置7を電磁リレー5よりバッテリ2側に配線される電源ラインとアース電位との間に配置した一例である。
具体的には、図4に示す様に、ノイズ抑制装置7のパッケージ23を実施例1と同様に、エンドフレーム25の台座25aに取付けボルトで固定し、パッケージ23より取り出されたリード線24のターミナルを電磁リレー5のバッテリ端子10にナット26で締め付け固定する。
この場合、電磁リレー5のバッテリ端子10とモータ端子11との間の配線インダクタンスを電流経路のインピーダンスとして利用できる。つまり、電流経路側のインピーダンスとコンデンサ回路側のインピーダンスとの比を大きくできるので、ノイズ低減効果の向上を図ることが可能である。
(変形例)
実施例1では、ノイズ抑制装置7のパッケージ23より取り出されたリード線24のターミナルを電磁リレー5のモータ端子11に接続しているが、電磁スイッチ6のB端子ボルト15に接続することも出来る。
また、実施例1では、コンデンサCの静電容量を56μFとしたが、この値は一例であり、適宜に変更できることは言うまでもない。
また、実施例1では、コンデンサCの静電容量を56μFとしたが、この値は一例であり、適宜に変更できることは言うまでもない。
実施例1、2では、電磁リレー5を電磁スイッチ6よりバッテリ2に近い側に配置した事例を記載しているが、電磁リレー5を電磁スイッチ6よりモータ3に近い側に配置することもできる。ここで、電磁スイッチ6と電磁リレー5との間にノイズ抑制装置7を配置する場合は、電磁スイッチ6のM端子ボルト16にリード線24のターミナルを接続することができる。一方、電磁スイッチ6よりバッテリ2側にノイズ抑制装置7を配置する場合は、電磁スイッチ6のB端子ボルト15にリード線24のターミナルを接続することができる。
実施例1で説明したスタータ1は、1つの電磁スイッチ6にピニオンを押し出す機能とメイン接点を開閉する機能とを持たせているが、ピニオンを押し出す機能と、メイン接点を開閉する機能とを別々の手段(例えば、ピニオン押し出し用のソレノイドと、メイン接点開閉用のソレノイド)で構成することもできる。
1 スタータ
2 バッテリ
3 整流子モータ
4 抵抗体
5 電磁リレー
5a リレー接点
5b リレーコイル(ソレノイド)
6 電磁スイッチ
7 ノイズ抑制装置
19 一組の固定接点(メイン接点)
20 可動接点(メイン接点)
C コンデンサ
2 バッテリ
3 整流子モータ
4 抵抗体
5 電磁リレー
5a リレー接点
5b リレーコイル(ソレノイド)
6 電磁スイッチ
7 ノイズ抑制装置
19 一組の固定接点(メイン接点)
20 可動接点(メイン接点)
C コンデンサ
Claims (5)
- バッテリ(2)より電源ラインを通じて電力の供給を受ける整流子モータ(3)と、
前記電源ラインに接続されて前記モータ(3)の起動時に流れる突入電流を抑制する抵抗体(4)を内蔵すると共に、前記抵抗体(4)をバイパスして前記電源ラインに設けられるリレー接点(5a)を有し、ソレノイドのオンオフ動作に応じて前記リレー接点(5a)を開閉する電磁リレー(5)と、
前記電源ラインを通って前記モータ(3)に流れる電流を断続するためのメイン接点を開閉操作する電磁スイッチ(6)と、
エンジンのリングギヤに噛み合って前記モータ(3)の駆動トルクを前記リングギヤに伝達するピニオンとを有するスタータ(1)であって、
一端側が前記電源ラインに接続され、他端側がアース電位に接続される少なくとも1個のコンデンサ(C)を内蔵したノイズ抑制装置(7)を備えることを特徴とするスタータ。 - 請求項1に記載したスタータ(1)において、
前記電磁リレー(5)は、前記電磁スイッチ(6)より前記バッテリ(2)に近い側に配置され、
前記ノイズ抑制装置(7)は、前記電磁リレー(5)と前記電磁スイッチ(6)との間の電流経路と前記アース電位との間に配置されることを特徴とするスタータ。 - 請求項1に記載したスタータ(1)において、
前記電磁リレー(5)は、前記電磁スイッチ(6)より前記バッテリ(2)に近い側に配置され、
前記ノイズ抑制装置(7)は、前記電磁リレー(5)より前記バッテリ(2)側の電流経路と前記アース電位との間に配置されることを特徴とするスタータ。 - 請求項1に記載したスタータ(1)において、
前記電磁リレー(5)は、前記電磁スイッチ(6)より前記モータ(3)に近い側に配置され、
前記ノイズ抑制装置(7)は、前記電磁スイッチ(6)と前記電磁リレー(5)との間の電流経路と前記アース電位との間に配置されることを特徴とするスタータ。 - 請求項1に記載したスタータ(1)において、
前記電磁リレー(5)は、前記電磁スイッチ(6)より前記モータ(3)に近い側に配置され、
前記ノイズ抑制装置(7)は、前記電磁スイッチ(6)より前記バッテリ(2)側の電流経路と前記アース電位との間に配置されることを特徴とするスタータ。
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