JP2014091738A - 害虫駆除剤ならびにこれを用いた害虫駆除方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般家庭の屋外における雨水枡、汚水槽、側溝、排水溜り、庭の窪地、廃タイヤ、植木鉢の水うけや、家屋内の排水口やユニットバスの下等の小水系を処理するにあたり、短時間の処理で害虫の発生源を駆除することができ、しかも、家屋内の小水系については、発生源自体を清潔にして害虫の発生を予防可能な害虫駆除剤ならびにこれを用いた害虫駆除方法の提供。
【課題の解決手段】殺菌剤、又はこれに界面活性剤を加えたものを有効成分として含有する害虫駆除剤。好ましくは、前記殺菌剤は、塩素系殺菌剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、グアニジン系殺菌剤、及びフェノール系殺菌剤から選ばれる1種以上である。
【選択図】なし

Description

本発明は、害虫駆除剤、特に一般家庭の屋外における雨水枡、汚水槽、側溝、排水溜り、庭の窪地、廃タイヤ、植木鉢の水うけや、家屋内の排水口やユニットバスの下等の小水系を処理するための害虫駆除剤、ならびにこれを用いた害虫駆除方法に関するものである。
害虫駆除方法には、害虫の卵や幼虫を対象とする発生源対策と成虫駆除がある。前者は、市町村や業者が中心となって害虫をトータル的に駆除しようとするもので、策定どおりいけば効率的な方法と言えるが、現実にはこの方法で卵や幼虫を完全に撲滅するのは不可能であり、発生してくる害虫の駆除を後者に委ねているのが現状である。
また、発生源対策として、例えば、浄化槽等の幼虫駆除用に幼若ホルモンが使用されているが、一般的に効果の発現が極めて遅く、一般家庭での個人防除に使い勝手のよいものではない。このように、これまで害虫の卵や幼虫を対象とした害虫駆除剤は一般家庭では馴染みの薄いものであった。
ところで、雨水枡、汚水槽、側溝、排水溜り、庭の窪地、廃タイヤ、植木鉢の水うけ等を発生源とする蚊や、排水口やユニットバスの下等に発生するチョウバエなど、一般家庭の屋内外の小水系で発生する害虫に対して、その対策が求められている。従来は、発生してきた成虫を蒸散剤や噴霧剤等を用いて駆除するのが一般的であったが、必ずしも効果的とは言えず、一方、前述のとおり、家庭用に則した発生予防薬もなかった。しかるに、本発明者らは、上記一般家庭の小水系に発生する害虫を駆除する場合、発生予防薬が有効であるとの前提にたって各種試験を実施し、その検討過程で、浄化槽を処理する場合よりも短時間で高い致死効果を得る必要があること、また、家屋内の小水系については、成虫が散発的に家屋に侵入し繁殖するのを防ぐために発生源自体を清潔にしておくことも重要である旨知見した。しかる後、殺菌剤の使用が極めて有用であることを認め本発明を完成するに至ったが、殺菌剤を微生物ではなく即効的な害虫駆除に適用するという技術思想は全く新しいものである。
例えば、特開平9−30912号公報(特許文献1)には、オゾン溶解水及び/又は過酸化水素水を土壌に灌水することによって、土壌線虫などを駆除できることが記載されている。また、特許第2811512号公報は、立ち木の幹等に材線虫が繁殖したものに対して、立ち木の所定の高さの位置に孔を開け、過酸化水素の溶液のような酸素に富んだ溶液を幹に注入することにより有害微生物等を駆除する樹木の病害虫駆除方法を開示するが、これらはいずれも長期間かけて環境改善を図ろうとするもので、本発明が目的とする即効的な害虫駆除とは技術思想が異なる。
特開平9−30912号公報 特許第2811512号公報
本発明は、一般家庭の屋外における雨水枡、汚水槽、側溝、排水溜り、庭の窪地、廃タイヤ、植木鉢の水うけや、家屋内の排水口やユニットバスの下等の小水系を処理するにあたり、短時間の処理で害虫の発生源を駆除することができ、しかも、家屋内の小水系については、発生源自体を清潔にして害虫の発生を予防可能な害虫駆除剤ならびにこれを用いた害虫駆除方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成が上記目的を達成するために優れた効果を奏することを見出したものである。
(1)殺菌剤、又はこれに界面活性剤を加えたものを有効成分として含有する害虫駆除剤。
(2)前記殺菌剤が、塩素系殺菌剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、グアニジン系殺菌剤、及びフェノール系殺菌剤から選ばれる1種以上である(1)に記載の害虫駆除剤。
(3)前記殺菌剤が、ジクロロイソシアヌル酸塩、トリクロロイソシアヌル酸、次亜塩素酸塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩、ポリアルキルアミノジエチルグリシン塩酸塩、クロルヘキシジングルコン酸塩、イソプロピルメチルフェノール、及びクレゾールから選ばれる1種以上である(2)に記載の害虫駆除剤。
(4)前記殺菌剤が、ジクロロイソシアヌル酸塩、トリクロロイソシアヌル酸、次亜塩素酸塩、及び塩化ベンザルコニウムから選ばれる1種以上である(3)に記載の害虫駆除剤。
(5)前記界面活性剤が、疎水基として、炭素数が12〜18のアルキル基を有する(1)ないし(4)のいずれか1に記載の害虫駆除剤。
(6)前記界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、カチオン系界面活性剤である塩化アルキルトリメチルアンモニウム、アニオン系界面活性剤であるα−スルホ脂肪酸メチルエステル、α−オレフィンスルホン酸塩、両性界面活性剤であるミリスチルジメチルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインから選ばれる1種以上である(5)に記載の害虫駆除剤。
(7)前記(1)ないし(6)のいずれか1に記載の害虫駆除剤を、ハエ目幼虫を駆除するために水系処理する害虫駆除方法。
本発明の害虫駆除剤は、一般家庭の屋外における雨水枡、汚水槽、側溝、排水溜り、庭の窪地、廃タイヤ、植木鉢の水うけや、家屋内の排水口やユニットバスの下等の小水系を処理するにあたり、短時間の処理で害虫の発生源を駆除することができ、しかも、家屋内の小水系については、発生源自体を清潔にして害虫の発生を予防可能なので極めて実用性が高い。そして、これを用いた害虫駆除方法も特にハエ目の害虫に対して効率的な駆除効果を奏するものである。
本発明の害虫駆除剤は、有効成分として殺菌剤を使用することを特徴とする。殺菌剤としては、塩素系殺菌剤(ジクロロイソシアヌル酸塩、トリクロロイソシアヌル酸、次亜塩素酸塩等)、カチオン系界面活性剤(塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等)、両性界面活性剤(アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩、ポリアルキルアミノジエチルグリシン塩酸塩等)、グアニジン系殺菌剤(クロルヘキシジングルコン酸塩等)、フェノール系殺菌剤(イソプロピルメチルフェノール、クレゾール等)、アルデヒド系殺菌剤(グルタールアルデヒド等)、イミダゾール系殺菌剤(ベンズイミダゾール、チアベンダゾール等)、ヨウ素系殺菌剤(ヨードホルム等)、有機酸系殺菌剤(安息香酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸等)、ヒドロキシ安息香酸エステル類(p−オキシ安息香酸メチルエステル、p−オキシ安息香酸エチルエステル、p−オキシ安息香酸プロピルエステル、p−オキシ安息香酸ブチルエステル等)、アルコール系殺菌剤(ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、クロルブタノール等)、ポリリジン等があげられるが、これらに限定されない。なかでも、塩素系殺菌剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、グアニジン系殺菌剤、フェノール系殺菌剤が性能的に好ましく、特に具体的には、ジクロロイソシアヌル酸塩、トリクロロイソシアヌル酸、次亜塩素酸塩等、及び塩化ベンザルコニウムから選ばれる1種以上を有効成分として含有すれば、優れた害虫防除効果を奏し得るものである。
殺菌剤の配合量は、用いる殺菌剤の種類にもよるが、害虫駆除剤全体量に対し0.1〜75w/v%が適当である。0.1w/v%未満では所望の駆除効果が得られず、一方、75w/v%以上配合することは、製剤の物性に影響を及ぼす可能性があり好ましくない。
本発明では、有効成分として上記殺菌剤に加え界面活性剤を含有するのが好ましい。殺菌剤のなかには、カチオン系界面活性剤(塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等)や両性界面活性剤(アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩、ポリアルキルアミノジエチルグリシン塩酸塩等)のように、界面活性剤として称されるものも含まれるが、いずれの作用をも示す限りその使用は何ら差し支えない。
界面活性剤は、殺菌剤の虫体への浸透性を向上させる作用を有するものと考えられ、分子内に疎水基として炭素数が12〜18のアルキル基を有するものが好ましい。
界面活性剤を例示すれば、ノニオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレン高級アルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、ラウリルアミンオキサイド、ステアリルアミンオキサイド等の高級脂肪酸アミンオキサイド類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等)、カチオン系界面活性剤(塩化ベンザルコニウム等)、アニオン系界面活性剤(α−スルホ脂肪酸メチルエステル、α−オレフィンスルフォン酸塩、直鎖ベンゼンスルフォン酸塩、ラウリル硫酸塩、ラウリル硫酸エステルトリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリル硫酸エステル塩等)や、両性界面活性剤(ミリスチルジメチルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド等)があげられる。
なかでも、ノニオン系界面活性剤であるポリオキシエチレンステアリルエーテル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、カチオン系界面活性剤である塩化ベンザルコニウム、アニオン系界面活性剤であるα−スルホ脂肪酸メチルエステル、α−オレフィンスルホン酸塩、両性界面活性剤であるミリスチルジメチルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインから選ばれる1種以上が性能的に優れ、本発明の目的に好適である。
なお、両性界面活性剤は、駆除効果の増強作用に加え、起泡性を付与できるというメリットを有し、また、ノニオン系界面活性剤は、後記する殺虫成分を可溶化させるうえで有用である。界面活性剤の配合量は、殺菌剤に対して0.05〜10倍程度が適当である。
本発明の害虫駆除剤は、更に必要限度の殺虫成分を配合し、殺菌剤による致死効果を補強して駆除効果を確実にすることができる。本害虫駆除剤は主に水系で使用されるため殺虫成分としては低魚毒性であることが要求され、合致するものとして、エトフェンプロックスやシラフルオフェン等のピレスロイド様化合物、あるいは、ジノテフラン、イミダクロプリド、クロチアニジン、アセタミプリド、チアメトキサム、ニテンピラムやチアクロプリド等のネオニコチノイド系化合物があげられる。
これらの化合物は、一種類を使用してもよいし、又は二種類以上の化合物を組み合わせて使用してもよい。本発明では、速効的な殺虫効果に優れたエトフェンプロックスが使いやすい。
殺虫成分の含有量は、害虫駆除剤あたり0.01〜5.0w/v%が適当である。0.01w/v%未満であると所望の効果が得られないし、一方、5.0w/v%を超えると殺菌剤の有効性に影響を及ぼすので好ましくない。
害虫駆除剤の剤型としては、スプレーの形態で用いられる液剤、乳剤、水溶剤、マイクロエマルジョンやエアゾール等の外、粉剤、錠剤、粒剤、ベイト剤等の固形剤があげられる。
スプレー形態の害虫駆除剤を調製するために用いる溶剤としては、水の外に、n−パラフィン、イソパラフィンなどの炭化水素系溶剤、エタノール、イソプロパノール(IPA)やn−プロパノール(nPA)等の炭素数が1〜3の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどの炭素数3〜6のグリコール類やグリコールエーテル類、ケトン系溶剤、エステル系溶剤などを適宜使用しても差し支えない。 なお、エアゾール形態の場合、エアゾール容器にエアゾール原液を入れ、噴射剤としてのジメチルエーテル、液化石油ガス(LPG)、圧縮ガス(窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素、圧縮空気等)等を加圧充填して製すればよい。
また、粉剤、粒剤、錠剤等の固形剤の調製には、増量や賦形を目的として、ケイ酸、カオリン、タルク等の各種鉱物質粉末、木粉、小麦粉等の各種植物質粉末、分散剤、ポリビニルアルコール、アルギン酸、カラギーナン等のゲル化剤などが適宜用いられる。基材が漂白成分に影響を及ぼさないことや、調製された固形剤は水系で処理された際、適度な水解性を有することが要求される。
本発明では、前記成分のほか、本発明の効果に支障を来たさない限りにおいて必要に応じ、ピレスロイド共力剤、発泡剤、分散剤、粘結剤、安定化剤、pH調整剤、消臭剤、着色剤等を適宜配合してもよい。
ピレスロイド共力剤としては、ピペロニルブトキサイドやN−(2−エチルヘキシル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド等があげられる。また、発泡剤としては、クエン酸や炭酸水素ナトリウム等を例示できる。
スプレー形態の害虫駆除剤が充填される容器は、その用途、使用目的、使用場面等に応じて、適宜バルブ、噴口、ノズル、散布口等の形状を選択すればよい。例えば、広角ノズル付きのトリガースプレータイプを用いれば、一度の操作で広い範囲を処理することが可能となり便利である。施用量についても適宜決定すればよいが、例えば、屋外の小水系で使用する場合、10〜100mL/m2程度が適当である。
一方、粒剤や錠剤等の固形剤にあっては、5〜50g/m2程度を目安に上記小水系で散布、もしくは載置して用いられ、水解して害虫駆除効果を発揮する。
こうして得られた本発明の害虫駆除剤は、一般家庭の屋外における雨水枡、汚水槽、側溝、排水溜り、庭の窪地、廃タイヤ、植木鉢の水うけや、家屋内の排水口やユニットバスの下等の小水系などにスプレー、もしくは散布、載置することにより、アカイエカ、チカイエカ等の蚊類、チョウバエ(オオチョウバエ、ホシチョウバエ等)、ショウジョウバエ、イエバエ等のハエ類、ゴキブリ、ユスリカ等の卵、幼虫、蛹や成虫の各ステージに対して実用的な致死効果を示し、優れた駆除処理が実現される。しかも、家屋内の処理にあっては、殺菌剤の作用で発生源自体が清潔となり、長期間にわたって成虫の発生を予防することから極めて実用的である。
次に具体的な実施例に基づき、本発明の害虫駆除剤について更に詳細に説明する。一般に市販されている界面活性剤の代表例を下記に記し、以降併記した略記号にて表記する。
(ノニオン系)
・ブラウノンEL−1507:POE(7.5)ラウリルエーテル[N−1]
・ノニオンS−207:POE(7)ステアリルエーテル[N−2]
・スタホームF:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:2型)[N−3]
・アロモックスDM10D−W:デシルジメチルアミンオキサイド[N−4]
・アロモックスDM12D−W:ラウリルジメチルアミンオキサイド[N−5]
・アロモックスDM14D−N:ミリスチルジメチルアミンオキサイド[N−6]
・アロモックスDMC−W:ヤシアルキルジメチルアミンオキサイド[N−7]
(カチオン系)
・カチオーゲンTML:塩化ラウリルトリメチルアンモニウム[K−1]
・レボンTM−16:塩化セチルトリメチルアンモニウム[K−2]
(アニオン系)
・モノゲンY−500:ラウリル硫酸ナトリウム塩[A−1]
・サンベース:α―スルホ脂肪酸メチルエステルナトリウム塩[A−2]
・リポランPB−800:α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム塩[A−3]
(両性)
・ニッサンアノンBL−SF:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン[B−1]
・リカビオンA−200:ミリスチルジメチルベタイン[B−2]
・エナジコールC−30B:ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン[B−3]
殺虫効力評価に用いた試験方法は以下のとおりである。
(1)アカイエカ幼虫に対する殺虫効力試験
プラスチック容器(860B、φ12cm×高さ10.5cm)に所定の濃度となるように調整した供試薬剤の水溶液と水を入れた(全量200mL)。そこにアカイエカ8日齢幼虫を放ち、所定時間毎に致死虫を計数し、致死率を算出した。
(2)オオチョウバエ幼虫に対する殺虫効力試験
プラスチック容器(200B、φ10cm×高さ4.4cm)に所定の濃度となるように調整した供試薬剤の水溶液と水を入れた(全量20mL)。そこにオオチョウバエ4令幼虫を放ち、所定時間毎に致死虫を計数し、致死率を算出した。
(3)ノミバエ及びカスリショウジョウバエ幼虫に対する殺虫効力試験
ガラス製シャーレ(φ4cm)に所定の濃度となるように調整した供試薬剤の水溶液と水を入れた(全量2mL)。そこにノミバエ及びカスリショウジョウバエ終令幼虫を放ち、所定時間毎に致死虫を計数し、致死率を算出した。
各種殺菌剤につき、必要ならば水溶性溶剤を用いて濃度が0.25w/v%の供試薬液を調製し、上記(1)〜(3)に示す殺虫効力試験を実施した結果を表1に示す。
試験の結果、各種殺菌剤のいずれにおいてもアカイエカ幼虫に対して高い致死率が認められ、他の昆虫の幼虫にも有効であることを示した。
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(製品名:ハイライト60G)を0.005w/v%、両性界面活性剤[B-3]を0.0025w/v%、及び水(残部)を混合し、液剤タイプの本発明の害虫駆除剤を調製した。
得られた液剤200mLをボウフラが発生した屋外の排水溜りに散布した。本剤は、およそ1週間にわたりアカイエカ等の幼虫駆除と発生予防をより効果的に実現できると共に、排水溜りの清潔化にも役立った。
実施例2に準じ、殺菌剤としてジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(製品名:ハイライト60G)0.005w/v%を選択し、各種界面活性剤0.0025w/v%を組み合わせて表2に示す液剤タイプの各種害虫駆除剤を調製した。上記(1)アカイエカ幼虫に対する殺虫効力試験を実施した結果を表2に示す。
試験の結果、殺菌剤としてジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを選択した本発明の害虫駆除剤は0.005w/v%濃度で、各種界面活性剤0.0025w/v%と組み合わせることによってアカイエカ幼虫に対し高い駆除効果を示した。なお、界面活性剤は、分子内に疎水基として炭素数が12〜18のアルキル基を有するものが概して効果的で、殺菌剤の虫体への浸透性向上に寄与してものと考えられる。
なお、殺菌剤を含まず界面活性剤単独でも、高濃度であれば有効なものもあるが、実用的とは言えない。
殺菌剤と界面活性剤の組合せにつき、その相乗効果を確認するため、実施例3に準じ、殺菌剤として次亜塩素酸ナトリウム0.0025〜0.005w/v%を、また界面活性剤としてα−スルホ脂肪酸メチルエステルナトリウム塩0.0025w/v%を選択して表3に示す液剤タイプの各種害虫駆除剤を調製した。上記(1)〜(3)に示す殺虫効力試験を実施した結果を表3に示す。
試験の結果、殺菌剤に界面活性剤を組み合わせることによって、相乗的に駆除効果が増強することが確認された。なお、この傾向は蛹よりも幼虫のステージで明瞭であった。
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(製品名:ハイライト60G)を3.5gとアニオン系界面活性剤[A-3]1.5gを混合して、錠剤タイプの本発明の害虫駆除剤を調製した。
プラスチック容器(φ25cm×12cm、容積5890cm)に屋外で汲み置いていた水を入れ、そこにアカイエカ幼虫約120匹を放った。1日毎に200B(約350mL)カップを用いて容器内のアカイエカ幼虫をすくい取り、致死虫及び健常虫を計数して致死数を算出した。その結果、3日目までに致死率が100%までに達することが認められ、ボウフラ駆除剤として極めて有用、かつ実用的であることが実証された。また、屋外で発生したヒトスジシマカ成虫の死亡虫も混入しており、本剤が蚊成虫に対しても有効であることが分かった。
本発明の害虫駆除剤は、アカイエカ、チカイエカ等の蚊類、チョウバエ、ショウジョウバエ、イエバエ等のハエ目類を対象とした、一般家庭の屋内外における小水系用だけでなく広範な害虫駆除を目的として利用することが可能である。

Claims (7)

  1. 殺菌剤、又はこれに界面活性剤を加えたものを有効成分として含有することを特徴とする害虫駆除剤。
  2. 前記殺菌剤が、塩素系殺菌剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、グアニジン系殺菌剤、及びフェノール系殺菌剤から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の害虫駆除剤。
  3. 前記殺菌剤が、ジクロロイソシアヌル酸塩、トリクロロイソシアヌル酸、次亜塩素酸塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩、ポリアルキルアミノジエチルグリシン塩酸塩、クロルヘキシジングルコン酸塩、イソプロピルメチルフェノール、及びクレゾールから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項2に記載の害虫駆除剤。
  4. 前記殺菌剤が、ジクロロイソシアヌル酸塩、トリクロロイソシアヌル酸、次亜塩素酸塩、及び塩化ベンザルコニウムから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項3に記載の害虫駆除剤。
  5. 前記界面活性剤が、疎水基として、炭素数が12〜18のアルキル基を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の害虫駆除剤。
  6. 前記界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤であるポリオキシエチレンステアリルエーテル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、カチオン系界面活性剤である塩化ベンザルコニウム、アニオン系界面活性剤であるα−スルホ脂肪酸メチルエステル、α−オレフィンスルホン酸塩、両性界面活性剤であるミリスチルジメチルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項5に記載の害虫駆除剤。
  7. 前記請求項1ないし6のいずれか1項に記載の害虫駆除剤を、ハエ目幼虫を駆除するために水系処理することを特徴とする害虫駆除方法。
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