JP2014091485A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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貴之 白石
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Abstract

【課題】タイヤ空洞部から外部への電波透過性を向上できる空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】この空気入りタイヤ1は、有機繊維材から成るカーカス層13と、スチールから成る交差ベルト141、142を有するベルト層14とを備えている。また、空気入りタイヤ1は、60[%]以上の電波反射率を有する電波反射部4をタイヤ内腔部に備えている。また、電波反射部4が、最も幅広なベルトプライ(交差ベルト141)の幅Wbの90[%]以上の領域をタイヤ空洞部側から覆って配置される。
【選択図】図1

Description

この発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、タイヤ空洞部から外部への電波透過性を向上できる空気入りタイヤに関する。
近年の乗用車用タイヤでは、スチールコードから成る交差ベルトを有するベルト層が採用されつつある。また、スチールコードから成るレインフォースがサイドウォール部からビード部に渡って配置される場合もある。
また、従来から、空気入りタイヤのタイヤ状態量(例えば、空気圧や温度など)を監視するタイヤ状態監視システムが知られている。タイヤ状態監視システムは、空気入りタイヤの空洞部に配置されてタイヤ状態量(例えば、空気圧、温度など)を取得するタイヤ状態取得装置と、このタイヤ状態取得装置からの電波を受信してタイヤ状態量を監視する監視装置とを備えている。
ここで、タイヤ状態監視システムの使用時には、タイヤ状態取得装置が空気入りタイヤの空気圧を検出して監視装置に送信する。このとき、交差ベルトおよびレインフォースがスチールコードから成る構成では、タイヤ状態取得装置からの電波がこれらの部材にて減衰あるいは吸収されて、監視装置における電波の受信率が低下するという課題がある。
なお、タイヤ内腔部に金属粉末を塗布した従来の空気入りタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2012−40890号公報
この発明は、タイヤ空洞部から外部への電波透過性を向上できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気入りタイヤは、有機繊維材から成るカーカス層と、スチールから成るベルトプライを有するベルト層とを備える空気入りタイヤであって、60[%]以上の電波反射率を有する電波反射部をタイヤ内腔部に備え、且つ、前記電波反射部が、最も幅広な前記ベルトプライの幅Wbの90[%]以上の領域をタイヤ空洞部側から覆って配置されることを特徴とする。
この発明にかかる空気入りタイヤでは、電波反射部が最も幅広なベルトプライをタイヤ空洞部側から覆って配置されるので、タイヤ状態監視システムの使用時にて、タイヤ状態取得装置からの電波が電波反射部にて反射する。これにより、ベルトプライにおける電波の損失が低減されて、タイヤの電波透過性が向上する利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図2は、図1に記載した空気入りタイヤの適用対象であるタイヤ状態監視システムを示す構成図である。 図3は、図2に記載したタイヤ状態監視システムのタイヤ状態取得装置を示すブロック図である。 図4は、図2に記載したタイヤ状態監視システムの監視装置を示すブロック図である。 図5は、図1に記載した空気入りタイヤの作用を示す説明図である。 図6は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例を示す説明図である。 図7は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例を示す説明図である。 図8は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例を示す説明図である。 図9は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[空気入りタイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、タイヤ径方向の片側領域を示している。また、同図は、空気入りタイヤの一例として、乗用車用ラジアルタイヤを示している。なお、符号CLは、タイヤ赤道面である。また、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸(図示省略)に平行な方向をいい、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に垂直な方向をいう。
この空気入りタイヤ1は、後述するタイヤ状態監視システム10に適用される。また、空気入りタイヤ1は、タイヤ回転軸を中心とする環状構造を有し、一対のビードコア11、11と、一対のビードフィラー12、12と、カーカス層13と、ベルト層14と、トレッドゴム15と、一対のサイドウォールゴム16、16と、一対のリムクッションゴム17、17と、インナーライナ18とを備える(図1参照)。
一対のビードコア11、11は、スチールから成る複数のビードワイヤを束ねて成る環状部材であり、左右のビード部のコアを構成する。一対のビードフィラー12、12は、一対のビードコア11、11のタイヤ径方向外周にそれぞれ配置されてビード部を補強する。
カーカス層13は、左右のビードコア11、11間にトロイダル状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。また、カーカス層13の両端部は、ビードコア11およびビードフィラー12を包み込むようにタイヤ幅方向外側に巻き返されて係止される。また、カーカス層13は、有機繊維材(例えば、アラミド、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなど)から成る複数のカーカスコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成され、絶対値で80[deg]以上95[deg]以下のカーカス角度(タイヤ周方向に対するカーカスコードの繊維方向の傾斜角)を有する。
ベルト層14は、一対の交差ベルト141、142と、ベルトカバー143とを積層して成り、カーカス層13の外周に掛け廻されて配置される。一対の交差ベルト141、142は、スチールから成る複数のベルトコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成され、絶対値で20[deg]以上40[deg]以下のベルト角度を有する。また、一対の交差ベルト141、142は、相互に異符号のベルト角度(タイヤ周方向に対するベルトコードの繊維方向の傾斜角)を有し、ベルトコードの繊維方向を相互に交差させて積層される(クロスプライ構造)。ベルトカバー143は、コートゴムで被覆されたスチールあるいは有機繊維材(例えば、アラミド、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなど)から成る複数のベルトコードを圧延加工して構成され、絶対値で45[deg]以上70[deg]以下のベルト角度を有する。また、ベルトカバー143は、交差ベルト141、142のタイヤ径方向外側に積層されて配置される。
トレッドゴム15は、カーカス層13およびベルト層14のタイヤ径方向外周に配置されてタイヤのトレッド部を構成する。一対のサイドウォールゴム16、16は、カーカス層13のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置されて左右のサイドウォール部を構成する。一対のリムクッションゴム17、17は、左右のビードコア11、11およびビードフィラー12、12のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置されて、左右のビード部を構成する。
インナーライナ18は、タイヤ内周面に配置されてカーカス層13を覆う帯状のゴムシートであり、カーカス層13の露出による酸化を抑制し、また、タイヤに充填された空気の洩れを防止する。
[レインフォース]
また、図1の構成では、空気入りタイヤ1が、一対のレインフォース19、19を備えている。
レインフォース19は、スチールコードから成る補強層(スチールレインフォース)であり、サイドウォール部からビード部に渡って配置されてタイヤ周方向に延在する。このレインフォース19は、例えば、複数のスチールコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成されても良いし、芯となる他の部材にスチールコードを螺旋状に巻き付けて構成されても良い(図示省略)。このレインフォース19により、ビード部およびサイドウォール部の剛性が補強されて、タイヤの耐久性および操縦安定性が向上する。
例えば、図1の構成では、単層のレインフォース19が、カーカス層13の巻き返し部と、カーカス層13の本体部およびビードフィラー12との間に挟み込まれ、カーカス層13の巻き返し部に包み込まれて配置されている。また、レインフォース19が、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側の領域に配置され、また、ビードフィラー12に沿ってタイヤ全周に渡って配置されている。
なお、レインフォース19は、必須構成要素ではなく、省略されても良い(図示省略)。また、レインフォース19に代えて、有機繊維のコード材から成る補強層が採用されても良い。また、レインフォース19は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向外側に延在しても良い。
[タイヤ状態監視システム]
図2は、図1に記載した空気入りタイヤの適用対象であるタイヤ状態監視システムを示す構成図である。図3は、図2に記載したタイヤ状態監視システムのタイヤ状態取得装置を示すブロック図である。図4は、図2に記載したタイヤ状態監視システムの監視装置を示すブロック図である。
タイヤ状態監視システム10は、空気入りタイヤ1のタイヤ状態量を監視するシステムである。タイヤ状態量とは、例えば、タイヤの空気圧や温度などをいう。ここでは、タイヤ状態監視システム10の一例として、車両に装着された空気入りタイヤ1の充填空気圧を監視するTPMS(Tire Pressure Monitoring System)について説明する。なお、この実施の形態では、車両100が四輪車両であり、各車輪に空気入りタイヤ1がそれぞれ装着されている。
このタイヤ状態監視システム10は、タイヤ状態取得装置20と、監視装置30とを備える(図2〜図4参照)。
タイヤ状態取得装置20は、空気入りタイヤ1のタイヤ状態量を取得あるいは検出する装置である(図2参照)。このタイヤ状態取得装置20は、センサユニット21と、処理ユニット22と、送信機23と、アンテナ24と、電源部25とを有する(図3参照)。センサユニット21は、タイヤの空気圧を検出して出力する空気圧センサ211と、空気圧センサ211の出力信号をアナログ/デジタル変換して出力するA/D変換器212とを有する。処理ユニット22は、例えば、所定のプログラムを格納する記憶部221と、所定のプログラムを記憶部221から読み込んで実行することにより空気圧センサ211からの出力信号に基づいて所定の空気圧データを生成して出力する中央処理部222とを有する。送信機23は、搬送波信号を生成して出力する発振回路231と、中央処理部222からの出力信号に基づいて発振回路231からの搬送波信号を変調して出力する変調回路232と、変調回路232からの出力信号を増幅して出力する増幅回路233とを有する。アンテナ24は、送信機23の増幅回路233に接続される。電源部25は、例えば、二次バッテリであり、タイヤ状態取得装置20に電力を供給する。
監視装置30は、タイヤ状態取得装置20にて取得されたタイヤ状態量を監視して、所定の処理を行う装置である(図2参照)。この監視装置30は、受信部31と、アンテナ32と、受信バッファ33と、記憶部34と、中央処理部35と、操作部361およびスイッチ362と、表示制御部37と、表示部38と、電源部39とを有する(図4参照)。受信部31は、タイヤ状態取得装置20から空気圧データ(タイヤ状態量)に関する信号をアンテナ32を介して受信し、空気圧データおよび識別情報データを取り出して出力する。アンテナ32は、受信部31に接続される。受信バッファ33は、受信部31からの空気圧データおよび識別情報データを一時的に格納する。記憶部34は、所定のプログラム、タイヤ状態取得装置20との通信方式テーブルなどを格納する。中央処理部35は、所定のプログラムを記憶部34から読み込んで実行することにより、受信バッファ33からの空気圧データおよび識別情報データに基づいて所定の処理を行う。この処理には、例えば、タイヤの空気圧の異常を判定する処理、判定結果を生成する処理、判定結果を表示部38に表示させる処理などが含まれる。操作部361は、各種情報を監視装置30に入力するための入力部である。スイッチ362は、監視装置30を起動させるためのON/OFFスイッチである。表示制御部37は、中央処理部35からの出力信号に基づいて表示部38の表示内容を制御する。表示部38は、例えば、車両100の運転席に配置されて、所定の表示内容を表示する。電源部39は、例えば、車両100のバッテリであり、監視装置30に電力を供給する。
このタイヤ状態監視システム10では、4つのタイヤ状態取得装置20が、車両100の四輪に装着された空気入りタイヤ1にそれぞれ設置される(図2参照)。そして、各タイヤ状態取得装置20が、空気入りタイヤ1の空気圧をタイヤ状態量としてそれぞれ検出する。具体的には、センサユニット21がタイヤの空気圧を検出し、この検出信号に基づいて処理ユニット22が空気圧データを生成し、この空気圧データに基づいて送信機23が送信信号を生成してアンテナ24を介して監視装置30に送信する。これにより、空気入りタイヤ1の空気圧がそれぞれ取得される。
また、監視装置30が、タイヤ状態取得装置20から取得したタイヤ状態量に基づいて異常判定を行い、判定結果を表示してドライバーに報知する。具体的には、中央処理部35が、タイヤ状態取得装置20から取得した空気圧データに基づいて異常判定を行う。このとき、タイヤの空気圧が所定の閾値以下であること、あるいは、タイヤの空気圧が短時間で急降下したことなどが判定条件として用いられる。そして、中央処理部35が、この判定結果に基づいてタイヤの空気圧に関する情報を表示部38に表示させる。このとき、タイヤの空気圧やパンク発生の有無などの情報がタイヤの装着位置に対応して表示される。これにより、タイヤ状態量が適切に監視されて、ドライバーへの報知が行われる。
[空気入りタイヤの電波反射部および電波透過部]
近年の乗用車用タイヤでは、図1の構成のように、スチールコードから成る交差ベルト141、142を有するベルト層14が採用されている。また、スチールコードから成るレインフォース19がサイドウォール部からビード部に渡って配置される場合もある。
ここで、図2のタイヤ状態監視システム10の使用時には、上記のように、タイヤ状態取得装置20が空気入りタイヤ1の空気圧を検出して監視装置30に送信する。このとき、交差ベルト141、142およびレインフォース19がスチールコードから成るため、タイヤ状態取得装置20から監視装置30への電波がこれらの部材にて減衰あるいは吸収されて、監視装置30における電波の受信率が低下するという課題がある。
そこで、この空気入りタイヤ1では、タイヤ空洞部から外部への電波透過性を向上するために、以下の構成を採用している。
この空気入りタイヤ1は、電波反射部4と、電波透過部5とを備える(図1参照)。
電波反射部4は、タイヤ状態取得装置20から監視装置30への電波を反射する層であり、60[%]以上の電波反射率を有する。また、電波反射部4は、タイヤ内腔部に配置される。この電波反射部4は、例えば、アルミナ、金属などの電波反射材料を含有する塗料あるいはシート材から成り、かかる塗料あるいはシート材をインナーライナ18に塗布あるいは貼り付けて構成される。このとき、電波反射部4は、インナーライナ18の内周面(タイヤ内腔部の露出面)に形成されても良いし、インナーライナ18の外周面(カーカス層13との接触面)に形成されても良い。また、例えば、インナーライナ18が電波反射部4を中間層として有する多層構造を有しても良い。なお、電波反射率の上限は、特に限定がなく、大きいほど好ましい。
電波反射率は、JIS R1679:2007の測定条件下にて測定される。
また、電波反射部4は、最も幅広なベルトプライ(図1では、タイヤ径方向内側にある交差ベルト141)をベルトプライ141のタイヤ径方向内側から覆って配置される。また、電波反射部4は、ベルトプライ141の幅Wbの90[%]以上の領域を覆って配置される。言い換えると、電波反射部4とベルトプライ141とのタイヤ幅方向のラップ幅が、ベルトプライ141の幅Wbの90[%]以上であることを要する。このとき、電波反射部4は、ベルトプライ141の全体(幅Wbの100[%])を覆って配置されても良い。
また、電波反射部4は、ベルトプライ141よりも幅広構造を有することにより、ベルトプライ141の端部よりもタイヤ幅方向外側に延在しても良い(図示省略)。このとき、電波反射部4の幅Wrの上限は、後述する電波透過部5が確保されることを条件として、特に限定がない。
ベルトプライの幅Wbは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に無負荷状態としたときのタイヤ幅方向の距離として測定される。
ここで、規定リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、規定内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。また、規定荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。ただし、JATMAにおいて、乗用車用タイヤの場合には、規定内圧が空気圧180[kPa]であり、規定荷重が最大負荷能力の88[%]である。
また、電波反射部4は、タイヤ全周の60[%]以上の領域を覆って配置される。すなわち、電波反射部4は、タイヤ中心角にて216[deg]以上の領域に配置される。電波反射部4のタイヤ周方向にかかる配置領域の上限は、特に限定が無く、電波反射部4がタイヤ全周(100[%])に渡って配置されても良い。
電波透過部5は、タイヤ状態取得装置20から監視装置30への電波をタイヤ空洞部から外部に透過する部分であり、40[%]以上の電波透過率を有する。また、電波透過部5は、少なくとも一方のサイドウォール部に形成される。具体的には、スチールなどのタイヤ部材(スチールから成るベルトプライ141〜143、ビードコア11、レインフォース19)や上記した電波反射部4が配置されておらず、有機繊維材から成るカーカス層13およびゴム材料15〜17のみが配置されている領域が、電波透過部5となる。
電波透過率は、JIS R1679:2007の測定条件下にて測定される。
また、電波透過部5のタイヤ径方向の高さHtが、10[mm]≦Htの範囲にある。高さHtの上限は、大きいことが好ましいため特に限定がないが、スチールなどのタイヤ部材や電波反射部4の配置位置との関係により制約を受ける。
電波透過部5の高さHtは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に無負荷状態としたときのタイヤ径方向の距離として測定される。
例えば、図1の構成では、電波反射部4が、アルミナを含有する塗料から成り、タイヤ加硫成形後にインナーライナ18の内周面に塗布されてタイヤ内周面に形成されている。しかし、これに限らず、アルミナを含有する塗料が予めインナーライナ18の内周面あるいは外周面に塗布されて、電波反射部4が形成され、その後に、このインナーライナ18を組み込んだグリーンタイヤが加硫成形されて製品タイヤが取得されても良い。
また、ベルト層14(各ベルトプライ141〜143)および電波反射部4が、タイヤ赤道面CLを中心として左右対称に配置されている。また、電波反射部4が、タイヤ周方向に一定の幅で形成されている。また、最も幅広な交差ベルト141の幅Wbと電波反射部4の幅Wrとが、0.90≦Wr/Wb≦1.05の関係を有している。これにより、電波反射部4が、タイヤ内周面側からベルトプライ141のタイヤ幅方向の略全域に渡って形成される一方で、サイドウォール部における電波反射部4の幅Wrが適正に確保されている。また、電波反射部4が、タイヤ全周に渡って形成されている。具体的には、タイヤを回転させつつ電波反射部4の塗装が行われることにより、電波反射部4がタイヤ全周に渡って途切れなく一定の幅Wrで形成されている。
また、上記のように、ビードコア11、交差ベルト141、142およびレインフォース19がスチールから成るため、タイヤ状態取得装置20からの電波を遮断する。また、電波反射部4の配置領域では、タイヤ状態取得装置20からの電波が反射される。一方で、カーカス層13が有機繊維材から成るため、タイヤ状態取得装置20からの電波を透過できる。このため、ビードコア11、交差ベルト141、142およびレインフォース19ならびに電波反射部4が配置されていない領域、図1では、レインフォース19のタイヤ径方向外側の端部から電波反射部4のタイヤ幅方向外側の端部までの高さHtの領域が、電波透過部5となっている。また、電波透過部5が、タイヤ全周に渡って残存している。
図5は、図1に記載した空気入りタイヤ1の作用を示す説明図である。同図は、リムRに装着された空気入りタイヤ1を模式的に示し、また、タイヤ状態取得装置20が電波を発振している状態を示している。
図5に示すように、タイヤ状態監視システム10の使用時には、タイヤ状態取得装置20からの電波がタイヤ空洞部から電波透過部5を透過してタイヤ外部に伝播し、この電波を車両100の車体に設置された監視装置30が受信する(図2参照)。これにより、タイヤ状態量の監視が行われる。
ここで、タイヤ状態取得装置20からの電波は、スチールから成るビードコア11、交差ベルト141、142およびレインフォース19を透過できない。この点において、図5の構成では、電波反射部4が幅広な交差ベルト141をタイヤ径方向内側から覆って配置されるので、タイヤ状態取得装置20からの電波が電波反射部4にて反射してタイヤ空洞部に拡散する。したがって、交差ベルト141に吸収される電波が減少し、また、タイヤ空洞部から電波透過部5を透過してタイヤ外部に抜ける電波が増加する。これにより、タイヤの電波透過性が向上する。
[変形例]
図6〜図8は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例を示す説明図である。これらの図において、図1〜図5に記載した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。なお、図7において、車幅方向内側および車幅方向外側とは、タイヤを車両に装着したときの車幅方向に対する向きを示している。
図6の構成では、空気入りタイヤ1が、ベルトプライ141を覆う電波反射部4に加えて、さらに、左右のレインフォース19、19を覆う電波反射部4、4を備える。このように、スチールから成るレインフォース19を有する構成では、このレインフォース19の配置位置における電波反射率を向上させるために、レインフォース19を覆う電波反射部4が配置されることが好ましい。
また、電波反射部4が、レインフォース19のタイヤ径方向の高さHrf(図1参照)の90[%]以上の領域を覆って配置される。言い換えると、電波反射部4とレインフォース19とのタイヤ径方向のラップ高さが、レインフォース19の高さHrfの90[%]以上であることを要する。このとき、電波反射部4は、レインフォース19の全体(高さHrfの100[%])を覆って配置されても良い。
また、電波反射部4は、レインフォース19よりも幅広構造を有することにより、レインフォース19の端部よりもタイヤ径方向外側に延在しても良い(図6参照)。このとき、電波反射部4の高さHrの上限は、上記した電波透過部5が確保されることを条件として、特に限定がない。
レインフォース19の高さHrfおよび電波反射部4の高さHrは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に無負荷状態としたときのタイヤ径方向の距離として測定される。
また、レインフォース19を覆う電波反射部4は、タイヤ全周の60[%]以上の領域を覆って配置される。すなわち、電波反射部4は、タイヤ中心角にて216[deg]以上の領域に配置される。電波反射部4のタイヤ周方向にかかる配置領域の上限は、特に限定が無く、電波反射部4がタイヤ全周(100[%])に渡って配置されても良い。
図7の構成では、空気入りタイヤ1が、車両装着状態にて、車幅方向外側のビード部からサイドウォール部を通ってベルトプライ141まで延在する電波反射部4と、車幅方向内側のサイドウォール部に形成された電波透過部5とを備えている。具体的には、図6の構成において、ベルトプライ141を覆う電波反射部4と車幅方向外側のレインフォース19を覆う電波反射部4とが連続して配置される。また、車幅方向内側のレインフォース19を覆う電波反射部4が、車幅方向外側の電波反射部4に対して分離しており、車幅方向内側のサイドウォール部に電波透過部5が形成されている。
タイヤ状態監視システム10の監視装置30は、上記のように、車両100の車体に設置される。このため、タイヤ状態監視システム10の使用時には、タイヤ状態取得装置20からの電波を車幅方向内側に向けて透過させることが好ましい。この点において、図7の構成では、タイヤ装着状態にて、電波反射部4がベルトプライ141から車幅方向外側の領域の略全域を覆って配置されるので、タイヤ状態取得装置20からの電波がタイヤ空洞部にて反射して車幅方向内側の電波透過部5からタイヤ外部に抜ける。これにより、車体側にある監視装置30への電波透過性が向上する。
なお、上記の構成では、空気入りタイヤ1が、電波透過部5を有する側を車幅方向内側にして車両に装着すべき指定を有することとなる。この装着方向の指定は、例えば、タイヤのサイドウォール部に付されたマークや凹凸、あるいはタイヤに添付されたカタログによって表示され得る。
また、図1の構成では、電波反射部4が、タイヤ周方向の全周に渡って配置されている(図示省略)。かかる構成では、電波反射材料を含有する塗料をタイヤ内周面に塗布して電波反射部4を形成する構成において、電波反射部4をタイヤ内周面に部分的に形成する構成と比較して、電波反射部4の形成工程が容易である点で好ましい。具体的には、タイヤを回転させつつタイヤ内周面に塗料を塗布できるので、塗料を一様かつ均一に塗布できる。
しかし、これに限らず、図8に示すように、電波反射部4がタイヤ周方向の一部の領域のみに形成されても良い。このとき、上記のように、電波反射部4が、タイヤ全周の60[%]以上の領域を覆って配置されることを要する。
また、図8の構成では、タイヤのリム組み状態にて、タイヤ状態取得装置20の送信機23が電波反射部4のタイヤ周方向の略中心(±10[%])に配置されることが好ましい。具体的には、例えば、タイヤ状態取得装置20の送信機23と電波反射部4とを位置決めするために、空気入りタイヤ1が、リムに対する装着位置の位置決め用マークを有することが好ましい。これにより、電波反射部4の機能が適正に確保される。
[効果]
以上説明したように、この空気入りタイヤ1は、有機繊維材から成るカーカス層13と、スチールから成るベルトプライ(図1では、交差ベルト141、142)を有するベルト層14とを備える(図1参照)。また、空気入りタイヤ1は、60[%]以上の電波反射率を有する電波反射部4をタイヤ内腔部に備える。また、電波反射部4が、最も幅広なベルトプライ(図1では、タイヤ径方向内側にある交差ベルト141)の幅Wbの90[%]以上の領域をタイヤ空洞部側から覆って配置される。
かかる構成では、電波反射部4が最も幅広なベルトプライ141をタイヤ空洞部側から覆って配置されるので、タイヤ状態監視システム10の使用時にて、タイヤ状態取得装置20からの電波が電波反射部4にて反射する(図5参照)。これにより、ベルトプライ141における電波の損失が低減されて、タイヤの電波透過性が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1は、40[%]以上の電波透過率を有する電波透過部5を少なくとも一方のサイドウォール部に備える(図1参照)。また、電波透過部5のタイヤ径方向の高さHtが、10[mm]≦Htの範囲にある。かかる構成では、タイヤ空洞部からタイヤ外部への電波の経路が適正に確保されるので、タイヤの電波透過性が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1は、タイヤ内周面に配置されてカーカス層13を覆うインナーライナ18を備える(図1参照)。また、電波反射部4が、インナーライナ18に形成された塗膜から成る。これにより、電波反射部4がタイヤ内腔部に適正に配置されて、タイヤの電波透過性が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1は、スチールから成るレインフォース19をサイドウォール部に備える(図6参照)。また、電波反射部4が、レインフォース19のタイヤ径方向の高さHrfの90[%]以上の領域をタイヤ空洞部側から覆って配置される。かかる構成では、電波反射部4がレインフォース19をタイヤ空洞部側から覆って配置されるので、タイヤ状態監視システム10の使用時にて、タイヤ状態取得装置20からの電波が電波反射部4にて反射する(図6参照)。これにより、レインフォース19における電波の損失が低減されて、タイヤの電波透過性が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1は、一方のビード部からサイドウォール部を通ってベルト層14まで延在する電波反射部4と、他方のサイドウォール部に形成された電波透過部5とを備える(図7参照)。また、空気入りタイヤ1は、電波透過部5側を車幅方向内側にして車両に装着すべき指定を有する。かかる構成では、タイヤ装着状態にて、電波反射部4がベルトプライ141から車幅方向外側の領域の略全域を覆って配置されるので、タイヤ状態取得装置20からの電波がタイヤ空洞部にて反射して車幅方向内側の電波透過部5からタイヤ外部に抜ける。これにより、車体側にある監視装置30への電波透過性が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、電波反射部4が、タイヤ全周の60[%]以上の領域を覆って配置される(図8参照)。これにより、タイヤ周方向にかかる電波反射部4の延在範囲が適正に確保されて、電波反射部4の機能が適正に確保される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1は、タイヤ空洞部に配置されてタイヤ状態量を取得するタイヤ状態取得装置20と、タイヤ状態取得装置20からの電波を受信する監視装置30とを備えるタイヤ状態監視システム10に適用される(図2〜図4参照)。かかるタイヤ状態監視システム10を適用対象とすることにより、電波反射部4による電波透過性の向上効果が適正に得られる利点がある。
図9は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
この性能試験では、相互に異なる複数の空気入りタイヤについて、タイヤ状態取得装置20からの電波の受信確率についての評価が行われた(図9参照)。この性能試験では、タイヤサイズ225/45R1791Wの空気入りタイヤがリムサイズ17×7.5Jのリムに組み付けられ、この空気入りタイヤにJATMA規定の最高空気圧および最大負荷が付与される。また、空気入りタイヤが、試験車両である排気量2500[cc]のセダンに装着される。また、試験車両がタイヤ状態監視システム10(図2〜図4参照)を備え、タイヤ状態取得装置20が各車輪のリムに配置され、監視装置30が車体に設置される。
受信確率の評価では、送信出力5[mW]以下のタイヤ状態取得装置が用いられ、試験車両が1日6時間ずつ1週間(7日間)公道を走行する。そして、監視装置におけるタイヤ状態取得装置からの電波の受信確率が測定されて評価が行われる。この評価は、従来例を基準(100)とした指数評価により行われ、その数値が大きいほど好ましい。
実施例1の空気入りタイヤ1は、図1の構成を有し、有機繊維材から成るカーカス層13と、スチールから成るビードコア11、交差ベルト141、142およびレインフォース19とを備え、タイヤ赤道面CLを中心とした左右対称な構造を有する。また、空気入りタイヤ1は、ベルト層14のタイヤ空洞部側に電波反射部4を備える。また、幅広なベルトプライ141の幅WbがWb=190[mm]である。実施例2〜9の空気入りタイヤ1は、実施例1の変形例である。
従来例1、2の空気入りタイヤは、図1の構成において、電波反射部4を備えていない。また、従来例1、2では、レインフォース19の高さHrfが異なることにより、電波透過部5の高さHtが相異している。
試験結果に示すように、実施例1〜9の空気入りタイヤ1では、タイヤ状態取得装置20からの電波の受信確率が向上することが分かる。
1 空気入りタイヤ、11 ビードコア、12 ビードフィラー、13 カーカス層、14 ベルト層、141、142 交差ベルト、143 ベルトカバー、15 トレッドゴム、16 サイドウォールゴム、17 リムクッションゴム、18 インナーライナ、19 レインフォース、4 電波反射部、5 電波透過部、10 タイヤ状態監視システム、20 タイヤ状態取得装置、21 センサユニット、211 空気圧センサ、212 A/D変換器、221 記憶部、222 中央処理部、22 処理ユニット、23 送信機、231 発振回路、232 変調回路、233 増幅回路、24 アンテナ、25 電源部、30 監視装置、31 受信部、32 アンテナ、33 受信バッファ、34 記憶部、35 中央処理部、361 操作部、362 スイッチ、37 表示制御部、38 表示部、39 電源部、100 車両

Claims (7)

  1. 有機繊維材から成るカーカス層と、スチールから成るベルトプライを有するベルト層とを備える空気入りタイヤであって、
    60[%]以上の電波反射率を有する電波反射部をタイヤ内腔部に備え、且つ、
    前記電波反射部が、最も幅広な前記ベルトプライの幅Wbの90[%]以上の領域をタイヤ空洞部側から覆って配置されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 40[%]以上の電波透過率を有する電波透過部を少なくとも一方のサイドウォール部に備え、且つ、
    前記電波透過部のタイヤ径方向の高さHtが、10[mm]≦Htの範囲にある請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. タイヤ内周面に配置されて前記カーカス層を覆うインナーライナを備え、且つ、
    前記電波反射部が、前記インナーライナに形成された塗膜から成る請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. スチールから成るレインフォースをサイドウォール部に備え、且つ、
    前記電波反射部が、前記レインフォースのタイヤ径方向の高さHrfの90[%]以上の領域をタイヤ空洞部側から覆って配置される請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 一方のビード部からサイドウォール部を通って前記ベルト層まで延在する前記電波反射部と、他方のサイドウォール部に形成された前記電波透過部とを備え、且つ、
    前記電波透過部側を車幅方向内側にして車両に装着すべき指定を有する請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記電波反射部が、タイヤ全周の60[%]以上の領域を覆って配置される請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  7. タイヤ空洞部に配置されてタイヤ状態量を取得するタイヤ状態取得装置と、前記タイヤ状態取得装置からの電波を受信する監視装置とを備えるタイヤ状態監視システムに適用される請求項1〜6のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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