JP2014091276A - タイヤ成型ドラム用ゴムバンド及びタイヤ成型ドラム - Google Patents

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Abstract

【課題】拡縮可能なタイヤ成型ドラムに装着するゴムバンドの、タイヤ成型ドラムの拡径時における周方向の伸びの不均一を是正して、均一なタイヤ成型ができるようにする。
【解決手段】 周面を複数のセグメント20で構成し、拡縮機構により拡縮径するタイヤ成型ドラム1の周面上に装着されるゴムバンド10であって、周方向に相対的に引張剛性の高い部分12と低い部分14とを交互に有したゴムバンドである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周面が複数のセグメントで構成されたタイヤ成型ドラムの外周面に装着するゴムバンド及び前記ゴムバンドを装着したタイヤ成型ドラムに関する。
グリーンタイヤを成型するタイヤ成型ドラムとして、その周面に複数のセグメントと、複数のセグメントをタイヤ成型ドラムの軸と直交する方向に半径方向に移動してタイヤ成型ドラムを拡縮径する駆動装置を備えたものが知られている。
このタイヤ成型ドラムを用いる場合は、例えば、その縮径位置で外周にインナーライナーやカーカスプライ等のゴム部材(プライバンド)を巻きつけて円筒状の成型体を形成し、その後、前記駆動装置によりセグメントを縮径位置から拡径位置に移動させて、その状態で前記成型体へのビードの打ち込みを行い或いはカーカスプライをビードの周りに折り返す等の成型を行い、成型後は縮径して成型されたタイヤを抜き取っている。
前記タイヤの成型では、タイヤ成型ドラムを一旦拡径してタイヤを成型した後、縮径して成型したタイヤを抜き取っているが、タイヤ成型ドラムを拡径する過程においては、ゴム部材がセグメントと接触する部分と接触しない部分とでその伸びに差が生じ、縮径時にはセグメント間の間隙にゴム部材が入り込む等の問題が生じる。
そこで、従来からタイヤ成型ドラムの拡径時におけるゴム部材の前記伸びの差を抑制し、縮径時にはゴム部材がセグメント間の間隙に入りこまないように、タイヤ成型ドラムに装着する円筒状のゴムバンドが用いられている(一例として特許文献1参照)。
図3Aは、特許文献1に記載されたタイヤ成型ドラムの断面図であり、図3Bはその側面図である。
このタイヤ成型ドラム(円筒ドラム)105は、その回転軸101の両端部にそれぞれ固定された円盤状のガイドプレート102を有している。このガイドプレート102には、内周面に回転軸を中心に放射状に延びる12本のガイド溝106が円周状に等分割に形成されており、これらのガイド溝106には大セグメント103及び小セグメント104が交互に摺動自在に取り付けられている。
大小のセグメント103、104は、円筒ドラム105の軸方向に移動可能に固定したスライダ107に、リンク108を介して連結されており、スライダ107の摺動に伴ってリンク108が揺動することでドラムの径方向に移動して、円筒ドラム105の径を可変にすると共に、円筒状のゴムバンド113を円筒ドラム105の周面に配置して、円筒ドラム105の拡径時に生じるセグメント間の隙間をカバーしている。
ところで、例えば、特許文献1に記載された円筒ドラム105を拡径する場合、ゴムバンド113は円筒ドラム105の拡径に伴い伸張されるが、セグメント103、104と接触している部分ではセグメント103、104との摩擦抵抗が作用するのに対し、セグメント103、104間、つまりセグメント103、104と非接触の部分では、セグメント103、104による摩擦抵抗が作用しない。そのため周方向においてゴムバンド113の伸張度合いに差が生じる。
ゴムバンドは周方向に均一に伸張されないと、ゴムバンド上に装着された未加硫タイヤの周上不均一が発生し、タイヤ成型ドラムを回転させたとき、タイヤ成型ドラムのセグメントによる分割数に起因する振動などの不具合が発生する等の問題が生じるだけではなく、製品タイヤとなった段階で、乗り心地やブレーキ性能などに悪影響が生じる。
そこで、例えば、ドラムの外径部に、表面に滑性を有する伸縮材料で形成されたチューブ状の調整バンドを装着し、或いはドラムの外径部に、伸縮材料で形成されたバンド本体と、このバンド本体に封入され、表面に滑性を有する伸縮材料で形成された滑性バンドとからなる調整バンド体を装着したもの(特許文献2参照)、或いはタイヤ成型ドラムのセグメントとゴムバンドとの摩擦抵抗を低減させるために、セグメントと接触する内周面の摩擦係数を小さくし、内周面をセグメントとの間に滑りが可能な摩擦係数に設定したもの(特許文献3参照)が提案されている。
しかし、特許文献2及び3に記載されたものは、いずれもセグメントとゴムバンドとの滑りを良好にするものであるから、ゴムバンドの周方向の伸びが、タイヤ成型ドラム(セグメント)との接触部分では小さくかつセグメント間の隙間部分では大きいという問題を完全には解消できていない。
特開平3−278942号公報 実開平6−7112号公報 特開2011−46164号公報
本発明の目的は、拡縮可能なタイヤ成型ドラムに装着するゴムバンドの、タイヤ成型ドラムの拡径時における周方向の伸びの不均一を是正して、周上均一なタイヤ成型ができるようにすることである。
本発明は、周面を複数のセグメントで構成し、拡縮機構により拡縮径するタイヤ成型ドラムの周面上に装着されるゴムバンドであって、周方向に相対的に引張剛性の高い部分と低い部分とを交互に有したゴムバンドである。
本発明によれば、タイヤ成型ドラムの周面上に装着されるゴムバンドにおいて、周方向に相対的に引張剛性の高い部分と低い部分とを交互に有しているため、成型されたタイヤの周上均一性が得られる。その結果、車両の乗り心地やタイヤの接地性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るゴムバンドをタイヤ成型ドラムに装着した状態を示す斜視図である。 図1に示すゴムバンドの展開図である。 ゴムバンドを装着した従来のタイヤ成型ドラムを示す図であり、図3Aはそのタイヤ成型ドラムの断面図であり、図3Bはその側面図である。
本発明のゴムバンドをその実施形態について説明する。
このゴムバンド10も既に説明した従来のものと同様に、円筒状に形成され、周知のリンク機構などにより拡縮機構に取り付けられた複数のセグメントで構成されたタイヤ成型ドラムの周面上に装着されるものである。
図1は、本発明の実施形態に係るゴムバンド10をタイヤ成型ドラム1に装着した状態を示す斜視図であり、図2は、ゴムバンド10の展開図である。
ゴムバンド10は、図示のようにその周方向にモジュラスや引張剛性の相対的に高い部分12と相対的に低い部分14が交互に並ぶように構成され、モジュラスや引張剛性の高い部分12がタイヤ成型ドラム1の周面を構成するセグメント間、つまりタイヤ成型ドラム1と接触しない部分に、また、モジュラスや引張剛性の相対的に低い部分14がセグメント20と接触する部分となるように構成されている。
このように構成されたゴムバンド10をタイヤ成型ドラム1に取り付けることにより、タイヤ成型ドラム1が拡径する際にセグメント20に接触する部分では、セグメント20との摩擦抵抗が作用してゴムバンド10が伸び難くなるため、相対的に伸びやすいゴム材料でその伸びを調整し、セグメント間はセグメント20との接触抵抗が作用しないためにその分相対的に伸び難い材料で構成することにより、ゴムバンド10の周面全体の伸びを均一化することができる。
モジュラスや引張剛性は、ゴムバンド10全体の伸び率つまり拡径する際の拡径比率により設定されるが、いずれにしても、ゴムバンド10のセグメント20との接触部分と非接触部分とで伸びが一定になるように選べばよい。
例えば、セグメント20上に取り付けるゴムバンド10部分のモジュラスを100としたとき、セグメント20との非接触部分のモジュラスを105とすると好適である。また、引張剛性についても、セグメント20間に配置される繊維入りのゴムバンド10の周方向引張剛性は、セグメント20との接触部分に配置されるゴムバンドのそれを100としたとき、105とするのが好適である。
本実施形態のゴムバンド10は、それぞれタイヤ成型ドラムを構成するセグメント20の幅に対応させて引張剛性の相対的に高い部分と低い部分とを周方向に交互に任意の方法で繋ぎ合わせることで製造することができる。
なお、異なる引張剛性の異なるゴムを繋ぎ合わせてゴムバンド10を製造することに代えて、セグメント20と接触しないゴムバンド10の部分に、有機又は無機繊維を挿入することで拡径した状態のセグメント20に対応する引張剛性の低い部分とセグメント20間に対応する引張剛性の高い部分とを周方向に交互に形成し、セグメント20を拡径したとき、セグメント20間におけるゴムバンド10の伸びを抑制することができる。
本実施形態によれば、タイヤ成型ドラム1を拡径したときのゴムバンド10の伸びがタイヤ成型ドラム1(セグメント20)との接触部分と非接触部分で一定になるため、タイヤ成型ドラム1に巻き付けて(或いは貼り付けて)成型されるタイヤ構成部材が周上均一な厚みに成型される。
そのため、製品タイヤの周上均一性が向上し、実験によれば、総合性能として、従来のゴムバンドを用いて成型したタイヤに対して、本実施形態のゴムバンド10を用いて成型したタイヤでは、乗り心地の向上、操縦性の向上、ブレーキ性能の向上、騒音低減が認められた。
具体的には、ドライバの官能検査で乗り心地では10%、操縦性で5%、ブレーキ性能では走行試験で5%、騒音では騒音測定により10%程度の向上が認められた。
このように、本発明に係るゴムバンドを使用することにより目的どおりの製品が得られた。
1・・・タイヤ成型ドラム、10・・・ゴムバンド、12・・・引張剛性の高い部分、14・・・引張剛性の低い部分、20・・・セグメント。

Claims (6)

  1. 周面を複数のセグメントで構成し、拡縮機構により拡縮径するタイヤ成型ドラムの周面上に装着されるゴムバンドであって、
    周方向に相対的に引張剛性の高い部分と低い部分とを交互に有したゴムバンド。
  2. 請求項1に記載されたゴムバンドにおいて
    前記引張剛性の低い部分をタイヤ成型ドラムの拡径時にセグメントと接触する部分に、かつ前記引張剛性の高い部分をセグメントと接触しない部分に装着するゴムバンド。
  3. 請求項2に記載されたゴムバンドにおいて、
    前記引張剛性の低い部分のモジュラスを100としたとき、前記引張剛性の高い部分のモジュラスを105としたゴムバンド。
  4. 請求項2に記載されたゴムバンドにおいて、
    前記引張剛性の低い部分はゴム材でかつ前記引張剛性の高い部分は繊維入りゴム材で形成したゴムバンド。
  5. 請求項4に記載されたゴムバンドにおいて、
    前記引張剛性の低い部分の周方向引張剛性を100としたとき、前記引張剛性の高い部分の周方向引張剛性を105としたゴムバンド。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載されたゴムバンドを装着したタイヤ成型ドラム。
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