JP2014090794A - 照明装置付き椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】着座者が利用する所要照明範囲を均一に照明するとともに、照明装置を椅子の背面にコンパクトに取り付けることができる照明装置付き椅子を提供する。
【解決手段】前席の椅子1の背面側から後席の着座者が利用する所要照明範囲Sに向けて光を照射する照明装置付き椅子1であって、前席の椅子1の背面3に取り付けられた少なくとも一つのLED光源10aと、LED光源10aの照射方向前方に配した複数のプリズム単位12bから成るプリズムシート12を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、前席の椅子の背面側から後席の着座者が利用する所要照明範囲に向けて光を照射する照明装置付き椅子に関する。
消灯あるいは照明を落として使用する、例えば多目的ホール、映画館、劇場や、講堂、あるいは夜行バス等において、着座者が一時的にパンフレットを見たり、メモ書をするために、前席の椅子の背面側から後席の着座者が利用する照明範囲に向けて光を照射する照明装置付き椅子において、光源として電球、蛍光灯等を用いた後席の着座者用照明装置を前席の椅子の背面側に設け、後席の着座者の膝元近傍(所定照明範囲)に向けて照射したものが知られている。そしてバルブ(電球)からの光を後席の着座者の膝元に向けて集光するために、所定の曲率を備えた集光レンズを備えたものがすでに開発されている(特許文献1参照)。また蛍光灯からの光を後席に設けたテーブル(メモ台)の上面に反射鏡を用いて照射したものも公知である(特許文献2参照)。
実開平6−18077号公報 特開平10−43001号公報
しかしながら、特許文献1または特許文献2に示された照明装置付き椅子にあっては、光源として電球や蛍光灯を使用しているため光が全方位に発散するため、集光レンズあるいは反射板を用いて所要照明範囲に向けて出射するようにしているが、集光レンズや反射鏡を介して着座者が利用する所要照明範囲の中心部に集光しても、光源から遠い着座者の手元側が光源に近い前席背面側より照度が低くなり、利用勝手が良くないという問題点があった。また照明装置を、電球や蛍光灯、それらの支持具、及び集光レンズや反射鏡で構成することで椅子の背面に所要の取付け空間を要した。
本発明は、上記の問題に鑑み、着座者が利用する所要照明範囲を均一に照明するとともに、照明装置を椅子の背面にコンパクトに取り付けることができる照明装置付き椅子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の照明装置付き椅子は、
前席の椅子の背面側から後席の着座者が利用する所要照明範囲に向けて光を照射する照明装置付き椅子であって、
前記前席の椅子の背面に取り付けられた少なくとも一つのLED光源と、前記LED光源の照射方向前方に配した複数のプリズム単位から成るプリズムシートを備えたことを特徴としている。
この特徴によれば、単一指向性のLED光源からの光をプリズムシートの複数のプリズム単位を介して後席の着座者に近い所要照明範囲に複数の集光単位として集光させ、各集光単位に基づく照度差を小さくできるので、LED光源からの距離による減衰を抑えて所要照明範囲の照度をより均一に近づけることができると共に、LED光源からの光を所要照明範囲にのみ照射する精度が高められ、所要照明範囲以外を照射することがないため、LED光源から出る光が照明装置の利用者以外に影響を与えることを抑えられる。更に、照明装置の主たる部分がLED光源とプリズムシートで構成されているため、照明装置全体を薄型に構成できるので設置空間を大きくとることなく椅子の背面にコンパクトに取り付け可能である。
本発明の照明装置付き椅子は、
前記プリズムシートのLED光源側に拡散フィルムを配置したことを特徴としている。
この特徴によれば、拡散フィルムにより点光源であるLED光源からの光を拡散した後にプリズムシートで複数の集光単位として集光することができるので、所要照明範囲を広く設定しても、照明ムラを抑え、照明範囲の照度の均一化を図ることができ、かつ拡散フィルムを付加したとしても、照明装置を薄型に構成できるので設置空間を大きくとることなく椅子の背面にコンパクトに取り付け可能である。
本発明の照明装置付き椅子は、
前記LED光源は所要照明範囲よりも高い位置から低い位置の所要照明範囲に向けて照射することを特徴としている。
この特徴によれば、椅子の背面に取り付けたLED光源から下方後方の所要照明範囲に向かう照射方向が斜め下方に向くので、照明装置の利用者はLED光源から出る光を直接目に受けて光の存在を感じることがない。
本発明の照明装置付き椅子は、
前記照明装置は所要照明範囲の位置を変更できる調整手段を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、椅子の背面側の傾きや形状、或いは取付け高さ等に応じて所要照明範囲に向けて的確に照射することができる。
本発明の照明装置付き椅子は、
前記所要照明範囲が前席背面あるいは後席に設けたメモ台の上面内であることを特徴としている。
この特徴によれば、所要照明範囲をメモ台上面内に限定することで後席着座者の利用勝手が良いばかりか、光による他の着座者の明かりを感じることによる不快感を抑えることができる。
実施例における椅子が前後方向に2列配置された状態を示す平面図である。 椅子のメモ台を示す背面斜視図である。 照明装置を示す正面図である。 図3におけるA−A断面図である。 図4におけるB−B断面図である。 照明装置が背板に取付けられた状態を示す側面図である。 LED光源からの光が拡散及び集光された状態を示す側断面図である。 照明装置が光を照射した状態を示す側面図である。 (a)は、光源ユニットの第1の変形例を示す正面断面図であり、(b)は、同じく側断面図である。 (a)は、光源ユニットの第2の変形例を示す正面断面図であり、(b)は、同じく側断面図である。 メモ台の変形例を示す平面図である。 (a)は、照明装置の調整手段を示す平面断面図であり、(b)は、同じく側断面図である。 (a),(b),及び(c)は、照明装置が調整手段により背板の傾斜に応じて調整された態様を示す側断面図である。 (a)は、照明装置の調整手段を示す側断面図であり、(b)は、照明装置が背板に設置された状態を示す側面図である。 (a)は、照明装置が調整手段により高さ位置を調整された側断面図であり、(b)は、同じく側面図である。
本発明に係る照明装置付き椅子を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る照明装置付き椅子につき、図1から図8を参照して説明する。図1に示される符号1は、本発明の適用された照明装置付き椅子としての椅子である。この椅子1は、消灯あるいは照明を落とす場合がある場所、例えば、多目的ホール、映画館、劇場や、講堂、あるいは夜行バス等に配置されて使用される。
図1に示されるように、椅子1は、床面に立設され左右方向に所定間隔離間して複数配置される肘掛け部2と、隣接する肘掛け部2の間に配置される背板3及び座4を有する座席部5と、から主に構成されており、この椅子1を前後方向に複数配置することで、多くの使用者が着座することができるようになっている。尚、本実施例では、椅子1は、3つの座席部5が左右方向に並設されて1セットに構成されているが、これに限らず、シート部を2つ若しくは、4つ以上複数設けてもよいし、1つのシート部を設けた椅子を用いてもよい。また、本発明をわかりやすく説明するために、本実施例では、椅子1を前後方向に2列配置した態様について説明する。
図1及び図2に示されるように、椅子1の背板3の背面側には、後列の椅子1の座席部5に向けて引出し可能なメモ台6が収容されているとともに、メモ台6に向けて光を照射可能な照明装置7がメモ台6よりも高い位置に取付けられている。より詳しく説明すると、メモ台6は、メモ台6の上面で後列の椅子1の着座者が一時的にパンフレットを見たり、メモ書をする等の作業を行うスペース及びその周辺が所要照明範囲Sとなっており、照明装置7は、この所要照明範囲Sに向けて光を照射するようになっている。
尚、この所要照明範囲Sは、所定の作業を行うスペース及びその周辺に限られず、例えば、メモ台上面内に限定してもよい。これにより、着座者がメモ台上面で作業を行い易く、利用勝手が向上されるとともに、照明装置の光により他の着座者が明かりを感じることで生じる不快感を抑えることができる。
図3及び図4に示されるように、照明装置7は、照明装置7を構成する種々の部材を収容するカバー8を備えており、このカバー8は、側断面視略台形状を成すように上下方向の両端部が所定角度傾斜するテーパ状に形成されている。そしてカバー8には、カバー8の下方側の端部に一部開口する開口部8aと、カバー8を背板3に取付けるためのボルト孔8cと、が形成されている。すなわち、この開口部8aは、テーパ状に形成されたカバー8の下方側の端部に設けられるため、メモ台6側を向くようになっている。また、カバー8は、後述する光源ユニット10の電源スイッチ14が設けられている。
この開口部8aの内周面には、アクリルやポリカーボネート等で形成され、表面にシボ加工を施された透光板9が嵌合されており、この透光板9は、透光率が高くなっているとともに、カバー8の内部に収容される光源ユニット10等の種々の部材が外部に露呈することを防止している。また、図5に示されるように、開口部8aの周縁には、前記光源ユニット10を設置する設置部8bが設けられており、設置部8bには、カバー8の表面の対抗側から一部切欠かれた切欠部8eが形成されている(図4参照)。
図3ないし図5に示されるように、光源ユニット10は、単一指向性の発光ダイオードであるLED光源10aと、LED光源10aが左右方向に複数配置されるLED基板10bと、から主に構成されている。尚、図3及び図5に示されるように、LED光源10aは、LED基板10bの左右方向に所定間隔離間して6つ設けられているが、これに限らず、LED光源がLED基板の左右方向にいくつでも設けられてもよいし、LED基板の上下方向に複数設けられてもよい。
この光源ユニット10は、設置部8bの両端に設けられた取付孔8dにボルト13等で緊締することによりカバー8に固定されている。このとき、LED光源10aは、設置部8b内に位置するように配置されている。
また、図4の拡大部に示されるように、この切欠部8eの奥端面8fには、光を集光させるプリズムシート12及び光を拡散する拡散フィルム11が切欠部8eの奥端面8fから順に取付けられている。図7に示されるように、このプリズムシート12は、シート状のシート部12aと、シート部12aの表面に複数設けられるプリズム単位12bと、から成る。本実施例におけるプリズム単位12bは、断面視略三角形状の多面体であり、シート部12aの長手方向及び短手方向に複数配置されている。更に、このプリズム単位12bは、周囲の空間と屈折率が異なる媒体で形成されており、LED光源10aから出る光を複数の集光単位として集光させることができる。尚、プリズム単位は、これに限らず、例えばシート部に沿う線形状のものでもよいし、断面視略台形のものでもよく、光を集光させることができる多面体であればよい。
図6に示されるように、光源ユニット10が取付けられたカバー8は、背板3の背面側の面におけるメモ台6よりも高い位置に配置し、図示しないビス等をボルト孔8cに緊締することにより背板3に固定設置されている。背板3においてカバー8が設置される位置には、背面側に開口する凹部3aが形成されており、凹部3aには、カバー8の外側に位置するLED基板10bやボルト13の頭部等が収容されているとともに、図示しない電源ケーブル等が収容されている。
そして、前述した電源スイッチ14を操作すると、LED基板10bに電力が供給され、LED光源10aから光が発せられるようになる。このとき、開口部8aは、前述したようにメモ台6側を向くように設けられているため、LED光源10aから発せられる光は、開口部8aの透光板9を通して所要照明範囲Sに光が照射されるとともに、照明装置7を利用する着座者は、LED光源10aから出る光を直接目に受けて光の存在を感じることがない。
より詳しく説明すると、図7及び図8に示されるように、LED光源10aから発せられる光は、先ず、拡散フィルム11により拡散される。このように、拡散フィルム11が点光源であるLED光源10aからの光を拡散することで、光が均一に分散されて均斉度が向上し、輝度ムラが減少される。
このように拡散フィルム11により拡散された光は、図7に示されるように、プリズムシート12の複数のプリズム単位12bによって複数の集光単位Xに集光され、その後、各集光単位Xが所要照明範囲Sに照射される。つまり、所要照明範囲Sに照射される光は、複数の集光単位Xの集合体によって構成される。
したがって、所要照明範囲Sを照射する光が1つである場合よりも、複数の集光単位Xの集合体によって構成される場合の方がLED光源10aからの距離による減衰を抑えられるようになっている。より具体的には、図8に示されるように、所要照明範囲Sに照射される光のうち、後席の着座者側に照射される集光単位Xaの照度と、背板3側に照射される集光単位Xbの照度とがほぼ同一となっている。
更に、拡散した後に集光単位Xが集光されていることにより、各集光単位Xの周期のずれによって所要照明範囲S内のメモ台6上に縞模様やドット模様等のモアレ模様が視覚的に生じることが防がれるばかりか、所要照明範囲Sにのみ照射する精度が高められ、所要照明範囲S以外を照射することがないため、LED光源10aから出る光が照明装置7の利用者以外に影響を与えることを防止できる。
このように、複数の集光単位Xが、LED光源10aからの距離による減衰を抑えられ、且つ集光されているため、所要照明範囲Sを広く設定しても、所要照明範囲Sの照度の均一化を図ることができるようになっている。
また、照明装置にプリズムシートが設けられない場合において、所要照明範囲Sを照射する光は、LED光源から最も近い照明装置の直下の照度が最も高くなっており、後席の着座者側に近づくにつれて照度が漸次低くなっていた(図示せず)。しかしながら、プリズムシート12が設けられた本実施例の照明装置7においては、図8に示されるように、LED光源10aから発せられる光がプリズムシート12により後席の着座者側に方向付けされており、照明装置7の直下に光束を奪われないため、前述のようにプリズムシート12により照度が均一化された光を所要照明範囲S内で最大限に発揮することができる。
尚、メモ台6の上面には、例えば、光を反射し難いシートを貼付したり、光を反射し難い塗料を塗布したりする等の低反射処理を施すことが好ましい。これによれば、所要照明範囲Sに照射される光によってメモ台6の上面が反射し、周りの着座者に反射した光が届くことを軽減できる。
以上説明したように、単一指向性のLED光源10aからの光を、照射方向前方に配した拡散フィルム11で拡散することで所要照明範囲Sを広く設定しても、照明ムラを抑えて所要照明範囲Sの照度の均一化を図ることができる。そして、拡散フィルム11で拡散した後の光を、プリズムシート12複数のプリズム単位12bを介して複数の集光単位Xとして集光させ、各集光単位Xに基づく照度差を小さくできる。つまり、LED光源10aからの距離による減衰を抑えることができるので、所要照明範囲Sの照度をより均一に近づけることができる。
更に、LED光源からの光を所要照明範囲Sにのみ照射する精度が高められ、所要照明範囲S以外を照射することがないため、LED光源10aから出る光が照明装置7の利用者以外に影響を与えることを防止できる。
また、照明装置7の主たる部分がLED光源10aとプリズムシート12とで構成されているため、照明装置7全体を薄型に構成できるので設置空間を大きくとることなく椅子の背面にコンパクトに取り付け可能である。
また、拡散フィルム11により点光源であるLED光源10aからの光を拡散した後にプリズムシート12で分散集光することができるので、所要照明範囲Sを広く設定しても、照明ムラを抑え、所要照明範囲Sの照度の均一化を図ることができる。更に、拡散フィルム11を付加したとしても、照明装置7を薄型に構成できるので設置空間を大きくとることなく椅子1の背板3にコンパクトに取り付け可能である。
また、椅子1の背板3に取り付けたLED光源10aから下方後方の所要照明範囲に向かう照射方向が斜め下方に向くので、照明装置7の利用者はLED光源10aから出る光を直接目に受けて光の存在を感じることがない。
次に、光源ユニットの第1の変形例について説明する。図9(a)に示されるように、本変形例の光源ユニット100は、設置部8bの切欠部8eに嵌合されるようになっている。図9(b)に示されるように、光源ユニット100は、LED光源100aと、LED基板100bと、LED光源100aからの光を面発光させる導光板100cと、LED光源100aからの光を反射する反射板100dと、これらの部材を収容する断面視略C字形状のケース100eと、から構成されている。
図9(b)に示されるように、LED光源100aが左右方向に取付けられたLED基板100bは、ケース100eの内周上面に固着されており、反射板100dは、ケース100eの開口と対向する面に取付けられている。また、導光板100cは、反射板100dと隣接してケース100e内に配置されており、上端面がLED光源100aの近傍に位置している。更に、ケース100eには、ケース100eの開口を塞ぐように拡散フィルム111及びプリズムシート121が取付けられている。尚、LED光源100a及びLED基板100bは、ケース100eの内周上面に固着されることに限られず、例えば、内周下面に設けられていてもよい。
LED光源100aから光が発せられると、その光を導光板100cが上端面から取込んで面発光させるようになり、面発光された光を背面側に位置する反射板100dが拡散フィルム111及びプリズムシート121に向けて反射させる。このように面発光された光を拡散フィルム111で拡散するため、極めて効率的に輝度ムラが抑えられるようになっている。更に、ケース100eにシート状のフィルム111及びプリズムシート121を用いるため、光源ユニット100の大きさをコンパクトにすることができる。
続いて、光源ユニットの第2の変形例について説明する。図10(a)に示されるように、光源ユニット110は、LED基板110bの前面に断面視略C字形状のホルダ110dが所定間隔離間して2つ取付けられており、このホルダ110dは、略筒状体の導光チューブ110cを把持している。この導光チューブ110cの背面側には、図示しない反射フィルムが貼付されている。更に、ホルダ110dの両端部には、LED光源110aの発光部分が嵌合されている。尚、ホルダは、左右方向に連続して形成され、その内周面に反射フィルムが貼付されるものでもよい。更に尚、ホルダは、3つ以上複数設けられてもよい。
LED光源110aから光が発せられると、その光を導光チューブ110cの両端部から取込んで面発光させる。導光チューブ110cの背面側には、前記反射フィルムが貼付されているため、導光チューブ110cの背面側に発光した光は、当該反射フィルムによって拡散フィルム11及びプリズムシート12に向けて反射される。また、ホルダ110dは、断面視略C字形状を成し、その開口により導光チューブ110cの面発光を遮らないようになっている。
尚、前記実施例におけるメモ台6は、背板3の背面側から後列の椅子1の座席部5に向けて引出し可能に構成されていたが、例えば、図11に示されるように、照明装置7を使用する着座者の側方に収容され、当着座者の手前まで引出し可能に構成されるメモ台61を用いてもよい。更に尚、特に図示しないが、本発明の椅子1は、メモ台が必ずしも設けられるものに限られず、例えば、特段のメモ台を設けず、着座者の膝元辺りを照らすようにするものでもよい。
次に、照明装置7の所要照明角度を変更できる調整手段17につき、図12及び図13を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図12(a)に示されるように、背板31には、背面側に開口する凹部31aが照明装置7よりも大きく形成されている。この凹部31aの底面には、照明装置7の角度を調整する調整手段17を介して照明装置7が取付けられている。
この調整手段17は、照明装置7を取付ける取付ブラケット15と、略L字形状の接続部材16,16と、接続部材16,16を取付ブラケット15に対して回転可能に枢着する枢支ネジ18と、枢支ネジ18を回動軸とした接続部材16の回動を規制する規制ネジ19と、から主に構成されている。
取付ブラケット15は、左右方向の両端が照明装置7側に延びるアーム15a,15aを備えている。接続部材16は、アーム15aに接続可能な接続部16aと、カバー8のボルト孔8c(図3参照)に接続可能な固定部16bと、を備えている。更に、図12(b)に示されるように、接続部16aの背板31側には、枢支ネジ18が螺挿されており、この枢支ネジ18により接続部材16がアーム15aに対して相対的に回転可能な状態で枢着されている。また、接続部16aの照明装置7側には、孔部51,孔部52,及び孔部53(図13参照)が所定の位置に3箇所形成されている。
これ等孔部51,孔部52,及び孔部53のうち、任意の孔部に規制ネジ19を螺挿することにより、枢支ネジ18を回動軸とした接続部材16の回動が規制され、その後、カバー8のボルト孔8c(図3参照)にボルト等を緊締し、所定の方向を向いた固定部16bに照明装置7を取付ける。つまり、規制ネジ19が螺挿される任意の孔部の位置によって、接続部材16の固定部16bが向く所定方向が変位するようになっており、換言すれば、規制ネジ19が螺挿される任意の孔部の位置によって照明装置7の角度が調整される。尚、図12(b)においては、規制ネジ19を孔部53に螺挿した状態を示している。
図13(a)に示されるように、背板31が床面に対して略垂直を向いている状態では、規制ネジ19を孔部51に螺挿して照明装置7の角度を調整する。また、図13(b)に示されるように、背板31が床面に対して略垂直の状態から背面側に所定角度傾斜した状態では、規制ネジ19を孔部52に螺挿して照明装置7の角度を調整する。また、図13(c)に示されるように、背板31が図13(b)の位置から更に所定角度背面側に傾斜した状態では、規制ネジ19を孔部53に螺挿して照明装置7の角度を調整する。
そして、図13(a)に示される態様にあっては、開口部8aがメモ台6に対して適切な方向に向く傾斜角度θに照明装置7が調整されている。また、図13(b),(c)に示される態様にあっても同様に、照明装置7が同じ傾斜角度θに調整されている。これによれば、例えば、椅子の設置作業の際に、背板31が所定の角度からずれて傾いたとしても、背板31の傾きに応じて照明装置7を調整させ、所要照明範囲Sに向けて的確に光を照射することができる。
尚、本実施例では、調整手段17は、接続部材16を枢支ネジ18によって回動させるとともに、規制ネジ19によってその回動を適宜の位置で規制することで、照明装置7の角度を調整していたが、これに限られず、例えば、ラックピニオン等を用いて照明装置を背板に回動可能に取付け、着座者が照明装置の向きを適宜変更できるようにしてもよい。これによれば、椅子の背板がリクライニング可能な場合等においても、背板のリクライニング動作に応じて照明装置を着座者が照明装置の向きを適宜調整することで、所要照明範囲に向けて的確に光を照射することができる。
次に、照明装置の高さ位置を変更できる調整手段117につき、図14から図15を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
図14(a)に示されるように、本実施例の照明装置71は、照明装置71の高さ位置を調整する調整手段117を備えている。この調整手段117は、背板32の前面側から挿入され、挿入端部20aが背板32を貫通して背面側に突出する位置決めボルト20と、照明装置71のカバー81の裏面に設けられ位置決めボルト20と螺合する螺合部21と、から構成されている。
この螺合部21は、位置決めボルト20の挿入端部20aと螺合する第1位置決め孔21a,第2位置決め孔21b,及び第3位置決め孔21cから成り、これら第1位置決め孔21a,第2位置決め孔21b,及び第3位置決め孔21cは、上方から下方に向けて順に所定距離離間して並列されている。尚、これら第1位置決め孔21a,第2位置決め孔21b,及び第3位置決め孔21cは、上下方向に3箇所設けられるものに限られず、2箇所でもよいし、4箇所以上複数設けられてもよい。
図14(b)に示されるように、第1位置決め孔21aに位置決めボルト20の挿入端部20aが螺合された場合には、照明装置71のカバー81の下端面とメモ台6の上面と間が所定間隔離間する離間距離Yとなっている。
この状態から図15(a)に示されるように、照明装置71を移動距離αの長さ上方に移動させ、位置決めボルト20の挿入端部20aを第3位置決め孔21cに螺合させると、図15(b)に示されるように、照明装置71のカバー81の下端面とメモ台6の上面と間が離間距離Yよりも移動距離αの長さ分長くなった離間距離Zとなる。これによれば、例えば、椅子の設置作業の際に、背板32への取付位置が所定の高さからずれていても、背板32の高さのずれ幅に応じて、位置決めボルト20の挿入端部20aと螺合する第1位置決め孔21a,第2位置決め孔21b,及び第3位置決め孔21cから適宜選択することで、照明装置71の高さを調整し、所要照明範囲Sに向けて的確に光を照射することができる。
尚、調整手段117は、これに限られず、例えば、背板の背面に上下方向に延びる凹溝を形成するとともに、照明装置の裏面に前記凹溝に遊嵌される突条を形成し、前記凹溝に沿って前記突条をスライド移動させることで、照明装置が上下方向の高さ調整されるように構成しても構わない。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、照明装置7の角度を調整する調整手段17、及び照明装置71の高さ位置を調整する調整手段117について別箇に説明したが、照明装置の角度を調整する調整手段と、照明装置の高さ位置を調整する調整手段とを両方設けてもよい。
また、拡散シートは、LED光源とプリズムシートとの間に必ずしも設けられるものに限られず、例えば拡散シートを特段に設けず、LED光源の光が直接プリズムシートのプリズム単位を介して複数の集光単位Xとして集光され、各集光単位Xを所要照明範囲に照射するようにしてもよい。
1 椅子(照明装置付き椅子)
3 背板
5 座席部
6 メモ台
7 照明装置
8 カバー
8a 開口部
10 光源ユニット
10a LED光源
11 拡散フィルム
12 プリズムシート
12b プリズム単位
15 取付ブラケット
16,16 接続部材
17 調整手段
18 枢支ネジ
19 規制ネジ
20 位置決めボルト
20a 挿入端部
21 螺合部
21a 第1位置決め孔
21b 第2位置決め孔
21c 第3位置決め孔
31,32 背板
51,52,53 孔部
61 メモ台
71 照明装置
100 光源ユニット
100a LED光源
110 光源ユニット
110a LED光源
111 拡散フィルム
117 調整手段
121 プリズムシート

Claims (5)

  1. 前席の椅子の背面側から後席の着座者が利用する所要照明範囲に向けて光を照射する照明装置付き椅子であって、
    前記前席の椅子の背面に取り付けられた少なくとも一つのLED光源と、前記LED光源の照射方向前方に配した複数のプリズム単位から成るプリズムシートを備えたことを特徴とする照明装置付き椅子。
  2. 前記プリズムシートのLED光源側に拡散フィルムを配置したことを特徴とする請求項1に記載の照明装置付き椅子。
  3. 前記LED光源は所要照明範囲よりも高い位置から低い位置の所要照明範囲に向けて照射することを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置付き椅子。
  4. 前記照明装置は所要照明範囲の位置を変更できる調整手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の照明装置付き椅子。
  5. 前記所要照明範囲が前席背面あるいは後席に設けたメモ台の上面内であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の照明装置付き椅子。
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