JP2014090604A - 電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信基板が発するノイズの影響を受け難い電気機器を提供する。
【解決手段】直流電力を交流電力に変換する電気機器1において、電気機器1の筐体内にノイズフィルタを実装するメイン基板20と、変換の制御を行う制御回路基板14と、メイン基板20と相対向して配置される金属製の板状の部材16と、通信モジュール70内の外部装置と通信するための通信基板と、を備え、メイン基板20、制御回路基板14、板状の部材16、及び通信基板の接地電位を筺体の電位にすると共に、メイン基板20の投影空間を通らないメイン基板20の周端の外側の空間に直流電力が流れるパワーラインを引き回したのちパワーラインをノイズフィルタの入力側に接続し、通信基板を、周端の外側の空間内でありかつパワーラインの上方の板状の部材16の位置以上の高さの位置に配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、直流電力を交流電力に変換する電気機器に関する。
近年、太陽電池、燃料電池、あるいは蓄電池などの直流電源の出力する電力を直流用パ
ワーラインから入力し、入力電力を所望の交流電力(例えば、商用電力系統と同じ周波数
の交流電力)に変換して交流用パワーラインに電力を供給するものが提供されている。
特許文献1には、複数の直流電源に対して夫々直流電力を交流電力に変換する電力変換
装置を接続して、これら電力変換装置の出力側を夫々接続することで複数の電力変換装置
を並列に動作し、負荷に電力を供給する電力変換システムが記載されている。このような
電力変換システムに利用される電力変換装置は、通信機能を有しており、マスターコント
ローラと通信を行ってマスターコントローラの指令に従い動作を行う。また、この通信に
より、マスターコントラローラで電力変換装置の動作状態を確認することもできる。
特開2006−320149号公報
しかしながら、このような通信機能が設けられる通信基板は、例えば、有線LANや無
線LANを利用すると1MHz〜5GHz程度の周波数の信号が入出力され、このような
信号はパワーラインにノイズとして重畳されることになる。ノイズが重畳された状態で、
直流電力から交流電力への電力変換が行われると電力変換装置がノイズの影響を受けて動
作不良をおこす可能性がある。
本発明は、上述の課題を鑑みて成されたものであり、通信基板が発するノイズの影響を
受け難い電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電気機器は、直流電力を交流電力に変換する電気機
器において、前記電気機器の筐体内にノイズフィルタを実装するメイン基板と、前記変換
の制御を行う制御回路基板と、前記メイン基板と相対向して配置される金属製の板条の部
材と、外部装置と通信するための通信基板と、を備え、前記メイン基板、前記制御回路基
板、前記板状の部材、及び前記通信基板の接地電位を前記筺体の電位にすると共に、前記
メイン基板の投影空間を通らない前記メイン基板の周端の外側の空間に前記直流電力が流
れるパワーラインを引き回したのち当該パワーラインを前記ノイズフィルタの入力側に接
続し、前記通信基板を、前記周端の外側の空間内でありかつ前記パワーラインの上方の前
記板状の部材の位置以上の高さの位置に配置することを特徴とする。
本発明によれば、通信基板が発するノイズの影響を受け難い電気機器を提供することが
できる。
実施形態の電力変換装置の表面パネルを外した外観斜視図である。 実施形態の電力変換装置の分解斜視図である。 実施形態の電力変換装置の回路構成図である。 筺体に回路基板取り付け用シャーシを取り付けた際の平面図である。 実施形態の電力変換装置の回路図である。 ケース及び直流変換器の取りつけ状態を示す斜視図である。 電力変換装置の周辺機器との接続関係を示す図である。 支持部材の斜視図である。 図4のA−Aの断面図である。
以下に本発明を実施するための形態を、図面を用いて詳細に説明する。ただし、以下に
示す各実施形態は、本発明の技術思想を理解するために電気機器として電力変換装置を例
示するものであって、本発明をこの電力変換装置に特定することを意図するものではなく
、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったもの
にも均しく適用し得るものである。
実施形態の電力変換装置(電気機器)の構成を図1及び図2を用いて説明する。実施形
態の電力変換装置1は、表面パネル2、背面パネル3、上面パネル4、下面主パネル5、
下面補助パネル6、右側面パネル7及び左側面パネル8からなる筺体によって周囲を覆わ
れた略直方体形状を有している。なお、この電力変換装置1は、表面パネル2側が前面(
一方の側)となるように、背面パネル3が壁面(図示省略)に取り付けられている。ただ
し、図1及び図2においては、作図の都合上、表面パネル2が上方向となるように図示し
てある。
筺体は、上面パネル4、下面主パネル5、下面補助パネル6、右側面パネル7及び左側
面パネル8が構成する枠体に、同じく鉄板等の金属で形成されている背面パネル3を枠体
の一方の端面にネジ止めや溶接等により取り付け、他方の端面に表面パネル2を取り付け
取り外しが可能なようにネジ止めにより取り付けている。
表面パネル2は、金属製又はプラスチック製である。また、表示部9が露出するような
露出孔10が設けられている。表面パネル2は、筺体を開閉できる構成であれば良く、例
えば、表面パネル2を開き戸や引き戸の様に筺体2に取り付けて筺体2から取り外しがで
きないような構成であっても良い。
下面主パネル5には通気孔5a及び通気スリット5bが形成されており、夫々上面パネ
ル4の通気孔4a及び通気スリット(図示省略)に対して冷却空気の流れを作っている。
両通気スリット間には、背面パネル3にネジ止めにより固定されたヒートシンク21が配
置され、このヒートシンク21のフィン21aの間を通気スリット5aから入った空気が
上面パネル4の通気スリットへ向かって流れるようになっている。また、下面補助パネル
6は、下面主パネル5とは独立して、単独で取り外し可能に下面主パネル5及び右側面パ
ネル7に取り付けられている。なお、右側面パネル7には、直流開閉器60のスイッチ6
1が露出するスイッチ孔7aやACコンセント7b等が設けられている。
筺体には、メイン基板20、サブ基板26、通信基板72を有する通信モジュール70
、制御回路基板14及び検出回路基板15など複数の基板が収容される。
メイン基板20は、直流電力を交流電力に変換するための基板であり、直流用リアクト
ルDCL、交流用リアクトルACL、スイッチ素子モジュール24等と接続されて、昇圧
回路36やインバータ回路37を構成する。尚、昇圧回路36やインバータ回路37につ
いては後述する。
図2、図3に示すように、メイン基板20は、ヒートシンク21上にサポート23(ス
ペーサ)を介して所定間隔で取り付けられている。
スイッチ素子モジュール24は、スイッチ素子固定用ホルダ25に複数のスイッチ素子
を内蔵して成る。スイッチ素子固定用ホルダ25を孔20cを介してヒートシンク21上
に固定することにより、スイッチ素子のヒートシンク21への放熱を可能にしている。
また、メイン基板20の左側面パネル8側には、直流用リアクトルDCLと、交流用リ
アクトルACLとが並んで配置されている。さらに、メイン基板20の右側面パネル7側
にはサブ基板26が配置されており、このサブ基板26にはメイン基板20からの交流出
力と系統との間の電気的接続及び遮断を行う連系リレーRLYが複数個、ここでは4個設
けられている。このサブ基板26も、サポート(図示省略)によって、背面パネル3に取
り付けられている。
これらの連系リレーRLY1〜RLY4は、電力変換装置1の異常時ないし系統異常時
にインバータ装置を系統から切り離したり、復旧時に感電等が生じたりしないようにする
ために設けられるものである。これらの連系リレーRLY1〜RLY4は、励磁電流が大
きいために発熱が大きいが、メイン基板20とは別のサブ基板26に連系リレーRLY1
〜RLY4が配置されているので、熱に弱い平滑コンデンサCONやスイッチ素子24が
連系リレーRLY1〜RLY4の発熱の影響を受け難くなり、信頼性の高い電力変換装置
1が得られる。
検出回路基板15は、電力変換装置1に入力、或いは出力される電流及び電圧、メイン
基板20内の所定箇所の電圧及び電流など、適宜電流センサや電圧センサにより検出され
る電流電圧を入力して制御回路基板14へ伝える。制御回路基板14は、検出回路基板1
5により検出された電流及び電圧を用いてメイン基板20やサブ基板26の動作の制御を
行う。
制御回路基板14及び検出回路基板15は、段差状に形成された金属製の回路基板取り
付け用シャーシ16(板状の部材)上に配置されている。図1、図2、図4に示すように
、回路基板取り付け用シャーシ16は、上面パネル4側及び下面主パネル5側がそれぞれ
上面パネル4及び下面主パネル5にネジ止めされている。また、このネジ止めにより、回
路基板取り付け用シャーシ16は、接地電位が筐体の電位になされている。回路基板取り
付け用シャーシ16を段差状に形成しているのは、メイン基板20のコンデンサ部分と他
の部材との高さの相違に合わせて折り曲げることにより、電力変換装置1の内部空間を有
効利用するためである。
また、図1〜図3に示すように、筺体の下面補助パネル6側には、直流入力端子17a
、17b及び交流出力端子17c、17eを有する端子台17が配置されている。端子台
17は、背面パネル3に取り付けられた端子台保持板18と右側面パネル7との間に固定
されている。この端子台17には、背面パネル3に形成された切り欠き3aを通して電力
変換装置1の内部に導入されるDC入力配線34やAC出力配線35が接続されるように
なっている。尚、DC入力配線34やAC出力配線35は、下面補助パネル6に開口を設
けてこの開口を通して端子台17に接続するようにしても良い。
実施形態の電力変換装置1における回路構成について図3、図5を用いて説明する。電
力変換装置1は、太陽電池モジュール30から供給される直流電力を昇圧する昇圧回路3
6、及び昇圧回路36が昇圧した直流電力を交流電力に変換するインバータ回路37を備
える。これらの昇圧回路36、及びインバータ回路37は主にメイン基板20上に設けら
れる。
スイッチ素子モジュール24は、それぞれトランジスタ及び還流ダイオードの並列回路
を直列接続した第1〜第3のアーム回路を3つ並列に接続したものであり、第1のノイズ
フィルタCMF1側のアーム回路の負極側のトランジスタと直流用リアクトルDCLと平
滑コンデンサCONを用いてDC/DCコンバータ36を構成し、残りの2つのアーム回
路を用いてインバータ回路37を構成している。
直流用リアクトルDCLの入力側は第1のノイズフィルタCMF1を介して太陽電池モ
ジュール30の正極に接続され、出力側はアーム回路の入力側A点(アーム回路の2つの
スイッチ素子の接続点)に接続される。また、アーム回路の両端B点、C点を平滑コンデ
ンサCONに並列に接続すると共に、このB点C点をインバータ回路37の入力側(直流
側)に接続する。また、インバータ回路37の出力点D点及びE点(交流側)はそれぞれ
交流用リアクトルACLに接続されている。
直流用リアクトルDCL及び交流用リアクトルACLは、周波数50Hzないし60H
zの低周波数交流に対するリアクタンスが大きいものが要求されるため、サイズが大きく
、重くなる。本実施形態のような家庭用の電力変換装置1(出力が4Kw〜6Kw程度)
の場合でも、それぞれ2〜3kg程度の重量を有している。同様に平滑コンデンサCON
も大容量が必要である。
また、メイン基板20には、太陽電池モジュール30の直流電力が供給される直流導体
パターン31、32と、この直流導体パターン31、32に供給される直流電力のノイズ
を減衰する第1のノイズフィルタCMF1とが設けられている。リード線19a、19b
(パワーライン)は、端子台17からメイン基板20の投影空間を通らずこのメイン基板
の周端の外側の空間(ここでは、メイン基板20の右側面パネル7側の空間)を引き回し
てメイン基板20の第1のノイズフィルタCMF1の入力側(入力端子20a、20b)
に接続される。
また、メイン基板20には、インバータ回路37の出力する交流電力が供給される交流
導体パターン38、39と、この交流導体パターン38、39に供給される交流電力のノ
イズを減衰する第2のノイズフィルタCMF2とが設けられている。そして、第2のノイ
ズフィルタCMF2の出力側とサブ基板26とがリード線42a42bにより接続されて
いる。
この様にすることで、太陽電池モジュール30からの直流電力は、DC入力配線34を
介して端子台17の直流入力端子17a、17bに入力される。また、直流入力端子17
a、17bに入力された直流電力は、リード線19a、19b及びこのリード線19a、
19bに介在する直流開閉器60を経てメイン基板20の入力端子20a、20bに入力
される。
メイン基板20に入力された直流電力は、第1のノイズフィルタCMF1を介して昇圧
回路36に入力され電圧が昇圧される。昇圧された直流電力はインバータ回路37により
直流電力から商用電力系統80と同じ周波数を有して同期する交流電力に変換され、第2
のノイズフィルタCMF2を介してサブ基板26へ出力される。サブ基板26は、メイン
基板20から出力された交流電力をリレーRLY1〜RLY4を介して端子台17の交流
出力端子17c〜17eへ出力する。交流出力端子17c〜17eに出力された交流電力
はAC出力配線35を通って商用電力系統80へ重畳されて商用電力系統80に接続され
る負荷へ供給される。
なお、これらの昇圧回路36、インバータ回路37、及び連系リレーRLYは、制御回
路ctrlからの信号によって制御されているが、これらの具体的な制御方式は汎用の方
法を用いることが可能であるため、その詳細な説明は省略する。制御回路ctrlは、制
御回路基板14、検出回路基板15、及び通信基板72からなり、これらの基板は、電力
変換装置の動作を制御するための制御基板と言える。尚、通信基板72を有する通信モジ
ュール70については後述する。
直流開閉器60は、電力変換装置1のメンテナンスを行う際等に、太陽電池モジュール
30との接続を断つために用いられるものであり、直方体形状の開閉器筐体60aの中に
電流の流れる回路やこの回路を遮断する接片が収納されたものである。図6(a)に示す
ように、開閉器筺体60aの一面には、太陽電池モジュール30の出力する直流電力を入
力する入力端子62、及び入力端子62に入力された直流電力を接片を介して出力する出
力端子63を有している。そして、開閉器筺体60aの一面の裏面にはスイッチ61が設
けられ(図2参照)、このスイッチ61を手動で動かすことにより、接片が開閉しリード
線19a、19bにより構成されるパワーラインの短絡/開放を行う。図3では、直流開
閉器60の下側に配置されているサブ基板26について、この直流開閉器60と重なって
いる領域を破線で示している。
直流開閉器60は、サブ基板26の上方(表面パネル2側)に、サブ基板26との間に
一定の隙間を設けて相対向するように右側面パネル7に取り付けられている。
次に、通信モジュール70について述べる。図1、図4、図7に示すように、通信基板
72は、表示ユニット300や他の電力変換装置1aの通信モジュール等他の機器と通信
線SLにより接続されている。通信線SLにはコネクタCN2が介在しており、通信モジ
ュール70側のコネクタCN2は端子台17の表面パネル側(端子台の端子側)に着脱自
在に支持され、他の機器側のコネクタCN2が通信モジュール70側のコネクタCN2に
嵌め合わされる。信号線SLは切り欠き3aからDC入力配線34、及びAC出力配線3
5と共に引き回されて他の機器へ接続される。
また、通信基板72と制御回路基板14とは信号線73で着脱自在に接続されている。
具体的には、信号線73にはコネクタCN2が介在しており、制御回路基板14側のコネ
クタCN2は制御回路基板14に実装され、通信基板72側のコネクタCN1が制御回路
基板14側のコネクタCN1に嵌め合わされることにより着脱自在に接続される。これに
より、電力変換装置1(制御回路基板14)は通信基板72を利用して表示ユニット30
0や他の電力変換装置1aと通信を行いながら動作することができる。
通信モジュール70は、図1、図6(b)、図8に示すように、プラスチックなどの樹
脂で作られた絶縁性のケース71の内部に通信基板72を収容している。ケース71は、
内部が空洞の直方体形状をなしており、内部に収容する通信基板72が図示していない固
定手段によって固定されている(或いは、固定されていなくとも良い)。通信基板72は
、表示ユニット300(図5参照)や、電力変換装置1aとの間で通信を行うための回路
や部品が実装されたものである。この通信基板72の通信は、有線方式であっても無線方
式であってもかまわないが、本実施形態においては有線方式により通信を行う。
表示ユニット300は、固定或いは持ち運び可能な表示装置であり、液晶モニタや操作
部で構成されている。また、表示ユニット300には通信手段が設けられており、通信手
段は電力変換装置1と有線方式で、それ以外(ルータ400や検出器500)とは無線方
式で通信を行う。尚、この通信手段は、無線方式であっても有線方式であっても構わない
表示ユニット300は、電力変換装置1、1aが備え付けられる需要家の電力状況を、
通信手段を使って収集し電力状況を液晶モニタに表示することができる。これにより、使
用者は、電力変換装置1、1aから離れた場所で需要家の電力状況を確認することができ
る。具体的に、表示ユニット300は、電力変換装置1、1aから出力される電力、需要
家内の負荷700の消費電力、及び商用電力系統80へ潮流又は逆潮流する電力を検出す
る検出器500とルータ400を介して通信しこれらの電力を表示する。また、表示ユニ
ットの記憶部にこれらのデータが蓄積されることで、月毎の発電量や使用量等を知ること
ができる。検出器500は、これら3つの電力のうち2つの電力(ここでは、電力変換装
置1、1aから出力される電力と商用電力系統80へ潮流又は逆潮流する電力)を、電流
センサCTを利用して検出する。また、表示ユニット300は、ルータ400を介してイ
ンターネット800から電力の使用料金をダウンロードして、3つの電力量を使用料金に
変換して表示することもできる。また、表示ユニット300は、電力変換装置1、1aか
ら、正常運転中、電力抑制中、或いは停止中などの運転状態の情報を収集し表示する。
本実施形態では、電力変換装置1と表示ユニット300及び他の電力変換装置1aとを
通信して利用するものを例に挙げたが、電力変換装置1は、通信せずに単体で運転するこ
ともできる。このような場合、通信モジュール70は不要になるが、本実施形態では、通
信モジュール70をコネクタCN1、CN2により電力変換装置1に着脱自在に設けてい
る。このため、電力変換装置1を単体で運転する場合に、通信モジュール70を取り外し
て運転することができ、通信モジュール70で利用する電力(数W程度)が節約できる。
次に通信モジュール70の筺体への配置について述べる。図1、図4、図6に示すよう
に、通信モジュール70は、右側面パネル7に設けられている支持部材7cによりケース
71が支持され、直流開閉器60を表面パネル2側から覆うように配置されている。図8
(a)に示すように、支持部材7cは、ケース71の表側(表面パネル2側)を支持する
表面支持部85と、ケース71の下面側(下面補助パネル6側)を支持する下面支持部8
2と、これらの支持部を右側面パネル7に取り付けるための取付部83から成る。表面支
持部85、下面支持部82、及び取付部83は、一枚の板状の部材を折り曲げ加工したも
のを用い、取付部83に設けられる貫通孔84にネジを通して右側面パネル7にネジ止め
される。
また、支持部材7cは、図8(b)に示すように、表面支持部85a、下面支持部82
a、及び取付部83aに加えて、ケース71の裏面側(背面パネル2側)を支持する裏面
支持部81aを有するようにしても良い。また、支持部材7cは、図8(c)に示すよう
に、裏面支持部81b、下面支持部82b、及び取付部83bを有するようにしても良い
し、図8(d)に示すように、下面支持部82c及び取付部83cを有するようにしても
良い。
図1、図4、図6に示すように、筺体の側面を形成する右側面パネル7、及び上面パネ
ル4の表面パネル2側は、内側に90度に折り曲げられて縁部86を成し、右側面パネル
7の縁部86に支持部材7cが取り付けられている。そして、ケース71は、縁部86よ
りも筺体の内側に入れ込まれて、支持部材7cと縁部86により筺体の隅に支持されてい
る。これにより、通信基板72はメイン基板20と略平行になるように配置されることに
なる。このように通信モジュール70のケースを配置することにより、図9(a)に示す
ように、通信モジュール70は、メイン基板20の投影空間を通らないメイン基板20の
周端の外側の空間内(ここでは、メイン基板20の右側面パネル7側の空間)でありかつリ
ード線19a、19bの上方(表面パネル2側)の回路基板取り付け用シャーシ16の位
置以上の高さの位置(図9の一点差線Vよりも表面パネル側)に配置される。
以上のように通信ユニット70が配置されるが、通信基板72は、通信規格により所定
の周波数の通信信号を生成する(例えば、有線LANであれば1MHz〜250MHz程
度、無線LANであれば数GHz程度)ものである。この通信信号は、メイン基板を流れ
る直流電力や交流電力にとってノイズとなり、このノイズは、通信基板72を中心に放射
状に発せられる。本実施形態では、メイン基板20の上方に相対向するように回路基板取
り付け用シャーシ16を配置し、通信基板72を回路基板取り付け用シャーシ16の位置
以上の高さの位置に配置している。これにより通信基盤72から放射状に発せられるノイ
ズは回路基板取り付け用シャーシ16が壁になって吸収され、メイン基板回路まで伝わり
難くなる。
また、通信基板の下方に位置するリード線19a、19bを流れる直流電力にはノイズ
が重畳されることになるが、この直流電力はリード線19a、19bを通った後メイン基
板20の第1のノイズフィルタCMF1を介してメイン基板20に入力されるため、重畳
されたノイズが減衰され、通信基板72が発するノイズの影響を受け難い電力変換装置1
を提供することができる。
また、本実施形態では、通信モジュール70を表面パネル2側に配置している。これに
より、通信モジュール70の取り付け取り外し作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態の電力変換装置1は、通信基板72をケース71に収容して直流開閉
器60を表面パネル2側から覆うように配置しているので、ケース71が通信基板72の
配置スペースと直流開閉器60を覆い、筺体の開口部側から直流開閉器60を隠している
。これにより、新たに別部材を直流開閉器60の表面パネル2側に配置して直流開閉器6
0を覆い隠す必要がなく、通信基板72を配置するスペースを確保して電力変換装置1の
小型化に寄与すると共に、メンテナンス時の直流開閉器60のショートを抑制することが
できる。通信モジュール70を用いない場合には、通信基板72を収容していないケース
71のみを用いたり、ケース71と同様の形状のものを用いたりしても構わない。
また、本実施形態では、直流開閉器60を、サブ基板26の表面パネル2側に設け、通
信モジュール70を、直流開閉器60を表面パネル2側から覆うように設けている。これ
により、サブ基板26は、直流開閉器60を挟んで通信基板72と相対向するように配置
されことになる。このようにすると、通信モジュール70から発せられるノイズが直流開
閉器60により遮蔽され、サブ基板26から出力される交流電力にノイズが重畳され難く
なる。
また、図4や図9に示しているように、直流開閉器60の上方に配置される通信モジュ
ール70の面積は、直流開閉器60の面積よりも広くなっているが、ノイズを直流開閉器
60により遮蔽するためには、通信モジュール70の面積を直流開閉器60の面積よりも
小さくすると良い。
また、本実施形態において、図8(a)、図8(b)のように裏面支持部81a、81
bを有する支持部材7cを用いること、直流開閉器60とケース71との間の隙間を一定
間隔に維持するのに良い。
また、本実施形態では、直流開閉器60とケース71との間に隙間を設けずにケース7
1を配置し、ケース71を縁部86よりも筺体の内側に入れ込んで直流開閉器60、支持
部材7c、及び縁部86により支持している。このような場合、支持部材7cとして、図
7(a)や図7(d)のように前面支持部が無いものを利用することにより、直接直流開
閉器60でケース71を支持するため、支持部材7cを小さくすることができる。
本実施形態では、図9(a)に示すように、ケース71を直流開閉器60で支持するよ
うに配置したが、ケース、図9(b)に示すように、ケース71を、ケース71と直流開
閉器60との間に隙間を設けて相対向するように配置しても良い。
この様にすることで、背面パネル3に固定されているサブ基板26の上方に隙間をあけ
て直流開閉器60を固定し、更に直流開閉器60の上方に隙間をあけてケース71を配置
することになる。直流開閉器60やサブ基板26には、数十アンペアの電流が流れるため
、非常に高温の熱が発生するが、サブ基板26と直流開閉器60によって加熱された空気
が夫々の隙間で対流することになる。このため、サブ基板20と直流開閉器60とから生
じた熱をこの対流による自然換気によって、上面パネル4の通気孔4a等を介して効率的
に外部へ排出することができる。
サブ基板26と直流開閉器60と隙間、及び直流開閉器60とケース71との隙間は、
煙突効果による空気の流れを生じさせられるような隙間に調節されていると、効率的な換
気が行える。
また、図4や図9(b)に示しているように、直流開閉器60の上方に配置される通信
モジュール70の面積は、直流開閉器60の面積よりも広い方が、自然対流を発生させる
上で好ましい。
1…電力変換装置 2…表面パネル 3…背面パネル 3a…切り欠き 4…上面パネ
ル 5…下面主パネル 6…下面補助パネル 7…右側面パネル 7c…支持部材 8…
左側面パネル 14…制御回路基板 15…検出回路基板 16…回路基板取り付け用シ
ャーシ(板部材) 17…端子台 17a、17b…直流入力端子 17c、17d…交
流出力端子 18…端子台保持板 19a、19b…リード線(パワーライン) 20…
メイン基板 26…サブ基板 30…太陽電池モジュール 60…直流開閉器 61…ス
イッチ 70…通信モジュール 71…ケース 72…通信基板 73…信号線 CMF
1…第1のノイズフィルタ CMF2…第2のノイズフィルタ

Claims (6)

  1. 直流電力を交流電力に変換する電気機器において、
    前記電気機器の筐体内に
    ノイズフィルタを実装するメイン基板と、
    前記変換の制御を行う制御回路基板と、
    前記メイン基板と相対向して配置される金属製の板状の部材と、
    外部装置と通信するための通信基板と、を備え、
    前記メイン基板、前記制御回路基板、前記板状の部材、及び前記通信基板の接地電位を
    前記筺体の電位にすると共に、前記メイン基板の投影空間を通らない前記メイン基板の周
    端の外側の空間に前記直流電力が流れるパワーラインを引き回したのち当該パワーライン
    を前記ノイズフィルタの入力側に接続し、
    前記通信基板を、前記周端の外側の空間内でありかつ前記パワーラインの上方の前記板
    状の部材の位置以上の高さの位置に配置することを特徴とする電気機器。
  2. 前記通信基板と前記制御回路基板とを信号線で着脱自在に接続することを特徴とする請
    求項1に記載の電気機器。
  3. 前記筺体の一方の側に開閉自在に表面パネルを設け、
    前記通信基板を、前記筺体の前記表面パネル側に配置することを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の電気機器。
  4. 前記パワーラインに介在し、前記パワーラインを開閉する直流開閉器と、
    前記通信基板により前記直流開閉器の前記表面パネル側に配置することを特徴とする請
    求項3に記載の電気機器。
  5. 前記交流電力が流れるサブ基板を備え、
    前記サブ基板を、前記直流開閉器を挟んで前記通信基板と相対向するように配置するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の電気機器。
  6. 前記通信基板を収容する絶縁性のケースを備えることを特徴とする請求項4又は請求項
    5に記載の電気機器。

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