JP2014090592A - アダプタ、電流計測ユニット、及び分電盤 - Google Patents

アダプタ、電流計測ユニット、及び分電盤 Download PDF

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Abstract

【課題】分電盤の製造コストを抑えつつ、分電盤から電力が供給される複数の負荷のうち、特定の負荷に流れる電流を計測することができるアダプタ、電流計測ユニット、及び分電盤を提供する。
【解決手段】商用交流電源から主幹ブレーカを通じて供給される電力を導電可能なメインバー14に対して着脱自在に接続される凹部71,72,73と、メインバー14を介した商用交流電源側から機器側への電力の供給を遮断可能とされる分岐ブレーカ15a,15bにおいて、メインバー14と接続可能に設けられたプラグイン端子55に対して着脱自在に接続される凸部76,77,78と、凹部71から凸部76に流れる電流を計測する電流センサ20と、電流センサ20の計測信号を出力する接点部90とを備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、遮断器又は開閉器と導電バーとを接続するアダプタ、このアダプタを備えた電流計測ユニット、及びこの電流計測ユニットを備えた分電盤に関するものである。
従来から、商用交流電源に接続されるメインバー(導電バー)と、メインバーに接続される複数の分岐ブレーカ(遮断器)とを有し、商用交流電源からメインバー及び複数の分岐ブレーカを経由して負荷となる各種の機器に対して電力を供給する分電盤が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、こうした分電盤における各分岐ブレーカの二次側(機器側)には、各分岐ブレーカから各機器に流れる電流を検出する電流センサが各分岐ブレーカに個別に対応して設けられている。
特開平4−340472号公報
ところで、上記の分電盤では、分岐ブレーカから電流が流れる複数の機器のうち特定の機器に流れる電流を検出する場合には、その特定の機器と個別に対応する電流センサにより電流が検出される。そして、その特定の機器以外の他の機器に流れる電流を検出する場合には、当該他の機器と個別に対応する他の電流センサにより電流が検出される。すなわち、検出対象となっている機器と個別に対応する電流センサが電流を検出しているときには検出対象から外れた機器と個別に対応する電流センサは不要となるものの、その電流センサと個別に対応する機器が検出対象となったときには必要となる。その結果、分電盤に設けられる電流センサの数が過剰となり、分電盤の製造コストが必要以上に高くなるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、分電盤の製造コストを抑えつつ、分電盤から電力が供給される複数の負荷のうち、特定の負荷に流れる電流を計測することができるアダプタ、電流計測ユニット、及び分電盤を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段について記載する。
上記課題を解決するアダプタは、電源から主幹ブレーカを通じて供給される電力を導電可能な導電バーに対して着脱自在に接続される一次側接続部と、前記導電バーを介した前記電源側から負荷側への電力の供給を遮断可能とされる遮断器又は前記導電バーを介した前記電源側から前記負荷側への電路を開閉する開閉器において、前記導電バーと接続可能に設けられた端子に対して着脱自在に接続される二次側接続部と、前記一次側接続部から前記二次側接続部に流れる電流を計測する電流センサと、前記電流センサの計測信号を出力する接点部とを備える。
また、上記アダプタにおいて、前記導電バーは、前記主幹ブレーカの第1電圧極に対して接続される第1導電バーと、前記主幹ブレーカにおいて前記第1電圧極とは異なる電圧が印加される第2電圧極に対して接続される第2導電バーと、前記主幹ブレーカの中性極に対して接続される第3導電バーとを含んで構成され、前記一次側接続部は、前記第1導電バーが接続される第1接続部と、前記第2導電バーが接続される第2接続部と、前記第3導電バーが接続される第3接続部とを含んで構成されることが好ましい。
また、上記課題を解決する電流計測ユニットは、上記構成のアダプタと、前記アダプタの前記接点部に接続される配線を有し、前記アダプタから前記接点部を通じて出力される前記電流センサの計測信号を前記配線を通じて外部機器に伝送する基板とを備える。
また、上記課題を解決する分電盤は、上記構成のアダプタと、前記アダプタの前記一次側接続部に対して接続される導電バーとを備える。
また、上記課題を解決する分電盤は、上記構成の電流計測ユニットと、前記アダプタの前記一次側接続部に対して接続される導電バーとを備える。
本発明によれば、分電盤の製造コストを抑えつつ、分電盤から電力が供給される複数の負荷のうち、特定の負荷に流れる電流を計測することができる。
実施形態における分電盤の模式図。 メインバー及び支持台の斜視断面図。 メインバー及び支持台の側断面図。 分岐ブレーカが直接接続されたメインバー及び支持台の側断面図。 分岐ブレーカがアダプタを介して接続されたメインバー及び支持台の側断面図。 別の実施形態における分電盤の模式図。 別の実施形態における分電盤の模式図。
以下、分電盤の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、分電盤10の外装を構成する筐体11には、リミッタ12、主幹ブレーカ13、導電バーとしてのメインバー14、分岐ブレーカ15a,15b、及び基板としての回路基板16が収容されている。リミッタ12は、電源としての商用交流電源17を提供する電力会社との契約に基づいて設定される制限値を超える電流が流れると自動的に回路を遮断するアンペアブレーカである。そして、リミッタ12は、電力会社の商用配電線18に接続された引込口配線19を介して商用交流電源17に接続されている。また、主幹ブレーカ13は、漏電や短絡が発生して異常な電流が流れた場合に回路を遮断する漏電遮断器である。
メインバー14は、主幹ブレーカ13を介して商用交流電源17に接続されている。そして、メインバー14には、複数(本実施形態では8個)の分岐ブレーカ15a,15bが上下両側から接続されている。各分岐ブレーカ15a,15bは、メインバー14から分岐した分岐電路の途中位置に設けられており、各分岐電路を流れる電流が所定の閾値を超えた場合に分岐電路を通じた電力の供給を遮断可能とされる遮断器として機能する。そして、各分岐ブレーカ15a,15bは、商用交流電源17からの電力が消費される負荷となる機器27に対して接続されている。
なお、本実施形態では、メインバー14に接続された複数の分岐ブレーカ15a,15bのうち、一部(本実施形態では4個)の分岐ブレーカ15a,15bは、電流センサ20を内蔵したアダプタ21を介してメインバー14に接続されている。また、アダプタ21の電流センサ20は、回路基板16に配線として形成されたプリント配線22を通じて回路基板16のIC23に対して電気的に接続されている。
回路基板16には、プリント配線22に接続された入出力ポート24が実装されている。入出力ポート24には、電力及びデータの両方を一対の線によって伝送可能な伝送線25を介して外部機器としての本体ユニット26が接続されている。そして、本体ユニット26は、外部電源から供給される電力を伝送線25を通じて回路基板16のIC23に駆動電力として伝送している。また、本体ユニット26には、アダプタ21の電流センサ20から出力された電流の計測信号が回路基板16のプリント配線22及び伝送線25を通じて伝送されている。
次に、メインバー14及びこのメインバー14を支持する支持台30の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、支持台30は、略矩形板状をなしており、その前面30aの短手方向Xの中央位置からは矩形板状をなす壁部31が垂直に突設されている。壁部31は、支持台30の前面30aにおける長手方向Yの略全域に亘って延在しており、支持台30の前面30aをその短手方向Xにおいて仕切っている。
支持台30の前面30aにおける壁部31を挟んだ短手方向Xの両端側には、段差部32がそれぞれ設けられている。各段差部32の高さは、支持台30の前面30aのうち、段差部32と壁部31との間に位置する面部位30bの高さよりも高い。また、各段差部32の高さは、壁部31の高さよりも低い。なお、各段差部32は、支持台30の前面30aの短手方向Xにおいて壁部31に対向する端面32bが支持台30の前面30aと直交している。
各段差部32の前面32aにおける壁部31から最も離れた端部には、矩形状をなす凸条33がそれぞれ設けられている。各凸条33は、支持台30の前面30aの長手方向Yの略全域に亘って延在している。なお、各凸条33は、支持台30の前面30aの短手方向Xにおいて壁部31に対向する端面33aが段差部32の前面32aと直交している。
支持台30の前面30aのうち、段差部32と壁部31との間に位置する面部位30bには、第1メインバー14A及び第2メインバー14Bがそれぞれ保持されている。各メインバー14A,14Bは、支持台30の前面30aの面部位30bと略同一形状をなす平板部35A,35Bと、平板部35A,35Bにおける支持台30の壁部31側の端部から切片状に曲げ起こされた複数の端子部37A,37B,38A,38Bとをそれぞれ有している。各端子部37A,37B,38A,38Bは、各メインバー14A,14Bの平板部35A,35Bから一体に直角に折り曲げられると共に、U字状又はクランク状となるように更に直角に折り曲げられることにより構成されている。
各メインバー14A,14Bの端子部37A,37B,38A,38Bは、支持台30の前面30aの長手方向Yに等しい間隔を隔てた複数の位置に交互に配置された第1端子部37A,37B及び第2端子部38A,38Bによってそれぞれ構成されている。第1端子部37A,37Bは、支持台30の壁部31の先端部位よりも低い位置から直角に折り曲げられることにより、支持台30の壁部31から遠ざかる方向に向けて延びている。第2端子部38A,38Bは、支持台30の壁部31の先端部位よりも高い位置から直角に折り曲げられることにより、支持台30の壁部31を乗り越えて支持台30の壁部31から遠ざかる方向に向けて延びている。
そして、第1メインバー14Aの第1端子部37Aと第2メインバー14Bの第2端子部38Bは、支持台30の前面30aの長手方向Yにおける同一位置から第1メインバー14A側に向けて互いに平行に延びている。また、第1メインバー14Aの第2端子部38Aと第2メインバー14Bの第1端子部37Bは、支持台30の前面30aの長手方向Yにおける同一位置から第2メインバー14B側に向けて互いに平行に延びている。なお、第1メインバー14Aの第1端子部37Aの先端位置と第2メインバー14Bの第2端子部38Bの先端位置は、支持台30の前面30aの短手方向Xにおいて揃っている。また、第1メインバー14Aの第2端子部38Aの先端位置と第2メインバー14Bの第1端子部37Bの先端位置は、支持台30の前面30aの短手方向Xにおいて揃っている。
支持台30の前面30aにおいて壁部31を挟んだ長手方向Yの両端には、一対の支柱40(図2及び図3では片側の支柱のみ図示)が垂直に突設されている。これらの支柱40の先端には、矩形板状をなす第3メインバー14Cが支持台30の前面30aと平行に架設されている。なお、第3メインバー14Cの短手方向の両端は端子部41A,41Bとなっている。そして、第3メインバー14Cの一方側(図3では左側)の端子部41Aは、第1メインバー14Aの第1端子部37A及び第2メインバー14Bの第2端子部38Bと平行に第1メインバー14A側に向けて延びている。また、第3メインバー14Cの他方側(図3では右側)の端子部41Bは、第1メインバー14Aの第2端子部38A及び第2メインバー14Bの第1端子部37Bと平行に第2メインバー14B側に向けて延びている。なお、第3メインバー14Cの端子部41Aの先端位置は、第1メインバー14Aの第1端子部37Aの先端位置及び第2メインバー14Bの第2端子部38Bの先端位置に対して支持台30の前面30aの短手方向Xにおいて揃っている。また、第3メインバー14Cの端子部41Bの先端位置は、第1メインバー14Aの第2端子部38Aの先端位置及び第2メインバー14Bの第1端子部37Bの先端位置に対して支持台30の前面30aの短手方向Xにおいて揃っている。
また、本実施形態の分電盤10は、単相三線式の分電盤であり、第1メインバー14Aは、主幹ブレーカ13の第1電圧極43に対してねじ44によって接続された第1導電バーとして機能する。また、第2メインバー14Bは、主幹ブレーカ13において第1電圧極43とは異なる電圧が印加される第2電圧極45(図3参照)に対してねじ(図示略)によって接続された第2導電バーとして機能する。また、第3メインバー14Cは、主幹ブレーカ13の中性極47に対してねじ48によって接続された第3導電バーとして機能する。
次に、分岐ブレーカ15a,15bの構成について説明する。
図4に示すように、分岐ブレーカ15a,15bは、略直方体状をなしており、分岐ブレーカ15a,15bにおいて各メインバー14A,14B,14Cに接続される端面51には、各メインバー14A,14B,14Cの端子部37A,37B,38A,38B,41A,41Bを個別に差込可能な3個の差込凹部52a,52b,53a,53b,54a,54bがそれぞれ形成されている。また、これらの差込凹部52a,52b,53a,53b,54a,54bのうち、差込凹部52a,53b,54a,54bには、各メインバー14A,14B,14Cの端子部37A,38A,41A,41Bに対して差込態様で接続可能な端子としてプラグイン端子55が設けられている。
具体的には、各メインバー14A,14B,14Cに対して一方側(図4では左側)から接続される分岐ブレーカ15aは、第1メインバー14Aの第1端子部37A及び第3メインバー14Cの端子部41Aが差し込まれる第1差込凹部52a及び第3差込凹部54aにプラグイン端子55が設けられている。その一方で、分岐ブレーカ15aは、第2メインバー14Bの第2端子部38Bが差し込まれる第2差込凹部53aにはプラグイン端子が設けられていない。
また、各メインバー14A,14B,14Cに対して他方側(図4では右側)から接続される各分岐ブレーカ15bは、第2メインバー14Bの第1端子部37B及び第3メインバー14Cの端子部41Bが差し込まれる第2差込凹部53b及び第3差込凹部54bにプラグイン端子55が設けられている。その一方で、分岐ブレーカ15bは、第1メインバー14Aの第2端子部38Aが差し込まれる第1差込凹部52bにはプラグイン端子が設けられていない。
そして、分岐ブレーカ15a,15bが各メインバー14A,14B,14Cに直接接続された場合には、分岐ブレーカ15a,15bの底面60は、支持台30の前面30aのうち、段差部32と壁部31との間に位置する面部位30bに位置する第1メインバー14A及び第2メインバー14Bの平板部35A,35Bに支持されている。この場合、各メインバー14A,14B,14Cに接続される端面51とは反対側の端面61は、分岐ブレーカ15a,15bの差込方向に沿う方向となる支持台30の前面30aの短手方向Xにおいて段差部32の端面32bによって係止されている。
次に、アダプタ21の構成について説明する。
図5に示すように、アダプタ21は、略直方体状をなしており、アダプタ21において各メインバー14A,14B,14Cに接続される端面70には、各メインバー14A,14B,14Cの端子部37A,37B,38A,38B,41A,41Bを個別に差込可能な3個の凹部71,72,73が一次側接続部として形成されている。これらの凹部71,72,73は、各分岐ブレーカ15a,15bの差込凹部52a,52b,53a,53b,54a,54bと同一の形状を有している。
アダプタ21において各メインバー14A,14B,14Cに接続される端面70とは反対側の端面75には、分岐ブレーカ15a,15bの各差込凹部52a,52b,53a,53b,54a,54bに対して個別に差込可能な3個の凸部76,77,78が二次側接続部として形成されている。これらの凸部76,77,78は、各メインバー14A,14B,14Cの端子部37A,37B,38A,38B,41A,41Bと同一の厚みを有している。
アダプタ21には、凹部71,72,73と凸部76,77,78とを個別に電気的に接続する伝送路80,81,82が形成されている。具体的には、第1メインバー14Aの第1端子部37A及び第2メインバー14Bの第1端子部37Bが差し込まれる第1接続部及び第2接続部としての第1凹部71は、分岐ブレーカ15aの第1差込凹部52a及び分岐ブレーカ15bの第2差込凹部53bに対して第1伝送路80を通じて電気的に接続されている。また、第1メインバー14Aの第2端子部38A及び第2メインバー14Bの第2端子部38Bが差し込まれる第1接続部及び第2接続部としての第2凹部72は、分岐ブレーカ15aの第2差込凹部53a及び分岐ブレーカ15bの第1差込凹部52bに対して第2伝送路81を通じて電気的に接続されている。また、第3メインバー14Cの両端子部41A,41Bが差し込まれる第3接続部としての第3凹部73は、分岐ブレーカ15aの第3差込凹部54a及び分岐ブレーカ15bの第3差込凹部54bに対して第3伝送路82を通じて電気的に接続されている。なお、各凹部71,72,73と該凹部71,72,73に対応した凸部76,77,78とは、アダプタ21が各メインバー14A,14B,14Cに接続された場合に互いに異なる高さに配置されており、支持台30の前面30aからの距離が互いに異なっている。
第1伝送路80の途中位置には、第1伝送路80を通じて凹部71側から凸部76側に流れる電流を計測する電流センサ20が設けられている。また、アダプタ21の底面には、電流センサ20による電流の計測信号を信号線を通じて外部に出力する接点部90が設けられている。接点部90は、図示しないコネクタを介して回路基板16のプリント配線22に対して電気的に接続されている。この場合、アダプタ21及び回路基板16は、電流センサ20による電流の計測信号を本体ユニット26に向けて伝送する電流計測ユニットを構成している。
そして、分岐ブレーカ15a,15bが各メインバー14A,14B,14Cに対してアダプタ21を介して接続された状態において、分岐ブレーカ15a,15bの底面60は、支持台30の前面30aのうち、段差部32の前面32aに支持されている。この場合、各メインバー14A,14B,14Cに接続される端面51とは反対側の端面61は、分岐ブレーカ15a,15bの差込方向に沿う方向となる支持台30の前面30aの短手方向Xにおいて凸条33の端面33aによって係止されている。
次に、上記のように構成された分電盤10の作用について説明する。
さて、分電盤10から電力が供給される機器27のうち、特定の機器27に流れる電流を計測する場合、各メインバー14A,14B,14Cに設けられた複数の端子部37A,37B,38A,38B,41A,41Bのうち、計測対象となる機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bが接続される端子部37A,37B,38A,38B,41A,41Bにアダプタ21の凹部71,72,73が差し込まれる。そして、各メインバー14A,14B,14Cの端子部37A,37B,38A,38B,41A,41Bは、各々が対応するアダプタ21の伝送路80,81,82に対して電気的に接続される。
そして次に、アダプタ21の各凸部76,77,78が、各々が対応する分岐ブレーカ15a,15bの差込凹部52a,52b,53a,53b,54a,54bに対して差し込まれる。そして、分岐ブレーカ15a,15bの差込凹部52a,53b,54a,54bに設けられたプラグイン端子55は、各々が対応するアダプタ21の伝送路80,82を通じて各メインバー14A,14B,14Cの端子部37A,37B,41A,41Bに対して電気的に接続される。
具体的には、各メインバー14A,14B,14Cに対してアダプタ21を介して一方側から接続される分岐ブレーカ15aは、第1差込凹部52aに設けられたプラグイン端子55が、アダプタ21の第1伝送路80を通じて第1メインバー14Aの第1端子部37Aに対して電気的に接続される。また、この分岐ブレーカ15aは、第3差込凹部54aに設けられたプラグイン端子55が、アダプタ21の第3伝送路82を通じて第3メインバー14Cの端子部41Aに対して電気的に接続される。そして、第1メインバー14Aの第1端子部37Aからアダプタ21の第1伝送路80を通じて分岐ブレーカ15aのプラグイン端子55に向けて流れる電流の大きさが電流センサ20によって計測される。
また、各メインバー14A,14B,14Cに対してアダプタ21を介して他方側から接続される分岐ブレーカ15bは、第2差込凹部53bに設けられたプラグイン端子55が、アダプタ21の第1伝送路80を通じて第2メインバー14Bの第1端子部37Bに電気的に接続される。また、この分岐ブレーカ15bは、第3差込凹部54bに設けられたプラグイン端子55が、アダプタ21の第3伝送路82を通じて第3メインバー14Cの端子部41Bに対して電気的に接続される。そして、第2メインバー14Bの第1端子部37Bからアダプタ21の第1伝送路80を通じて分岐ブレーカ15bのプラグイン端子55に向けて流れる電流の大きさが電流センサ20によって計測される。
続いて、電流センサ20によって検出された電流の計測信号は、アダプタ21の接点部90から回路基板16のプリント配線22及び伝送線25を通じて本体ユニット26に伝送される。なお、本体ユニット26は、各メインバー14A,14B,14Cを通じて各分岐ブレーカ15a,15bに印加される電圧の大きさを示す電圧信号を外部から取得している。そして、本体ユニット26においては、電流センサ20から伝送される電流の計測信号と、外部から取得した電圧信号とに基づいて、各メインバー14A,14B,14Cからアダプタ21及び分岐ブレーカ15a,15bを介して特定の機器27に供給される電力値が演算される。また、本体ユニット26によって演算された電力値は、本体ユニット26から外部のモニタ機器に伝送される。そのため、外部のモニタ機器によって表示される電力値が視認されることにより、分電盤10から特定の機器27に供給されている電力量が容易に把握される。
ところで、本実施形態では、分電盤10から電力が供給される複数の機器27のうち、計測対象ではない他の機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bとメインバー14A,14B,14Cとの間にはアダプタ21が介在していない。そのため、計測対象ではない他の機器27に対応して電流センサ20を内蔵したアダプタ21が設けられることはない。その結果、必要とされる電流センサ20の数に対して分電盤10に設けられる電流センサ20の数が過剰となることがなく、分電盤10の製造コストの低減が図られる。
また、本実施形態では、分電盤10から電力が供給される機器27のうち、電流の計測対象とする機器27を変更する場合には、計測対象となっていた機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bとメインバー14A,14B,14Cとの間に介在していたアダプタ21がメインバー14A,14B,14Cから取り外される。そして、メインバー14A,14B,14Cから取り外されたアダプタ21が、新たに計測対象となった機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bとメインバー14A,14B,14Cとの間に介設される。そして、新たに計測対象となった機器27に向けてメインバー14A,14B,14Cからアダプタ21及び分岐ブレーカ15a,15bを通じて流れる電流の大きさが、アダプタ21に内蔵された電流センサ20によって計測される。すなわち、分電盤10から電力が供給される機器27のうち、電流の計測対象となる機器27が、メインバー14A,14B,14Cに対するアダプタ21及び分岐ブレーカ15a,15bの着脱動作を通じて容易に変更される。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)分電盤10から電力が供給される複数の機器27のうち、特定の機器27に流れる電流を計測する場合には、計測対象となる特定の機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bとメインバー14A,14B,14Cとの間にアダプタ21を介在させる。その結果、この特定の機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bがアダプタ21を介してメインバー14A,14B,14Cに対して接続される。そして、メインバー14A,14B,14Cから分岐ブレーカ15a,15bを介して特定の機器27に流れる電流がアダプタ21に設けられた電流センサ20によって計測される。また、分電盤10から電力が供給される複数の機器27のうち、計測対象ではない他の機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bとメインバー14A,14B,14Cとの間にはアダプタ21を介在させない。そのため、計測対象ではない他の機器27に対応して電流センサ20が設けられることはなく、必要とされる電流センサ20の数に対して分電盤10に設けられる電流センサ20の数が過剰となることがない。したがって、分電盤10の製造コストを抑えつつ、分電盤10から電力が供給される複数の機器27のうち、特定の機器27に流れる電流を計測することができる。また、分電盤10から電力が供給される機器27のうち、電流の計測対象となる機器27を、メインバー14A,14B,14Cに対するアダプタ21及び分岐ブレーカ15a,15bの着脱動作を通じて容易に変更することができる。
(2)アダプタ21は、第1メインバー14Aの端子部37Aが接続される第1凹部71と、第2メインバー14Bの端子部38Bが接続される第2凹部72と、第3メインバー14Cの端子部41Aが接続される第3凹部73とを有している。そのため、単相3線式の分電盤10に対してアダプタ21を適用することができる。
(3)回路基板16に形成されたプリント配線22をアダプタ21の接点部90に接続することにより、電流センサ20の計測信号を本体ユニット26に伝送する伝送経路を簡易な施工動作を通じて形成することができる。
(4)メインバー14A,14B,14Cに対して一方側から接続される分岐ブレーカ15aとメインバー14A,14B,14Cとの間に介在されるアダプタ21は、メインバー14A,14B,14Cに対して他方側から接続される分岐ブレーカ15bとメインバー14A,14B,14Cとの間に介在されるアダプタ21と同一の構成となっている。そのため、アダプタ21の汎用性を高めることにより、分電盤10の製造コストの更なる低減を図ることができる。
(5)アダプタ21は、メインバー14A,14Cから分岐ブレーカ15aに流れる電流の大きさを計測する電流センサ20が、メインバー14B,14Cから分岐ブレーカ15bに流れる電流の大きさを計測する電流センサとして兼用されている。そのため、アダプタ21に内蔵する電流センサ20の数を低減することにより、分電盤10の製造コストの更なる低減を図ることができる。
(6)メインバー14A,14B、14Cに対して直接接続された分岐ブレーカ15a,15bの端面61は、支持台30の段差部32の端面32bによって係止されている。また、メインバー14A,14B,14Cに対してアダプタ21を介して接続された分岐ブレーカ15a,15bの端面61は凸条33の端面33aによって係止されている。そのため、分電盤10から電力が供給される複数の機器27のうち、一部の機器27に流れる電流を計測する場合に、双方の分岐ブレーカ15a,15bを分電盤10に対して安定して取り付けることができる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、図6に示すように、アダプタ21において電流センサ20からの計測信号が出力される接点部90と、本体ユニット26から延びる伝送線25に接続されたコネクタ100との間にワイヤーハーネス101が接続される構成としてもよい。
・上記実施形態において、図7に示すように、回路基板16のIC23を、電力演算機能を有する電力演算ICとして機能させてもよい。
この場合、回路基板16のIC23には、アダプタ21において電流センサ20から出力される電流の計測信号が、接点部90に対してコネクタを介して接続されたプリント配線22を通じて伝送される。また、回路基板16のIC23には、本体ユニット26が外部から取得した電圧信号が伝送線25を通じて伝送される。そして、回路基板16のIC23は、本体ユニット26から伝送される電圧信号と、電流センサ20から出力される電流の計測信号とに基づいて、メインバー14A,14B,14Cからアダプタ21及び分岐ブレーカ15a,15bを通じて各機器27に供給される電力値を演算する。
この構成では、本体ユニット26に電力演算機能を持たせる必要が無くなるため、本体ユニット26の制御構成が簡素となることにより、本体ユニット26を小型化することができる。
・上記実施形態において、支持台30に段差部32を設けることなく、支持台30の前面30aの短手方向Xの両側に凸条33を設けてもよい。
この場合、分電盤10から電力が供給される複数の機器27のうち、電流の計測対象ではない機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bとメインバー14A,14B,14Cとの間に、電流センサ20を内蔵していないアダプタ21を介在させてもよい。
この構成では、メインバー14A,14B,14Cに接続された全ての分岐ブレーカ15a,15bの端面61が凸条33の端面33aによって係止される。そのため、全ての分岐ブレーカ15a,15bを分電盤10に対して安定して取り付けることができる。
また、分電盤10から電力が供給される複数の機器27のうち、電流の計測対象ではない機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bと支持台30の凸条33との間に間詰め材を介在させてもよい。
この構成では、メインバー14A,14B,14Cに接続された分岐ブレーカ15a,15bのうち、電流の計測対象ではない機器27に対応する分岐ブレーカ15a,15bの端面61が間詰め材を介して支持台30の凸条33の端面33aによって係止される。そのため、全ての分岐ブレーカ15a,15bを分電盤10に対して安定して取り付けることができる。
・上記実施形態において、アダプタ21が適用される分電盤10は単相三線式の分電盤に限定されず、単相二線式の分電盤10にアダプタ21を適用してもよい。この場合、アダプタ21は、メインバーに接続される凹部が二箇所に設けられると共に、分岐ブレーカ15a,15bに接続される凸部が二箇所に設けられる構成としてもよい。
・上記実施形態において、分岐ブレーカ15a,15bに代えて、メインバーから分岐した分岐電路を流れる電流が所定の閾値を超えた場合であっても分岐電路を遮断する機能を有さない開閉器を設け、この開閉器によって分岐電路を必要に応じて開閉させてもよい。
10…分電盤、13…主幹ブレーカ、14…導電バーとしてのメインバー、14A…第1導電バーとしての第1メインバー、14B…第2導電バーとしての第2メインバー、14C…第3導電バーとしての第3メインバー、15a,15b…遮断器としての分岐ブレーカ、16…電流計測ユニットを構成する基板としての回路基板、17…電源としての商用交流電源、20…電流センサ、21…電流計測ユニットを構成するアダプタ、22…配線としてのプリント配線、26…外部機器としての本体ユニット、43…第1電圧極、45…第2電圧極、47…中性極、55…端子としてのプラグイン端子、71…一次側接続部を構成する第1接続部及び第2接続部としての第1凹部、72…一次側接続部を構成する第1接続部及び第2接続部としての第2凹部、73…一次側接続部を構成する第3接続部としての第3凹部、76,77,78…二次側接続部としての凸部、90…接点部。

Claims (5)

  1. 電源から主幹ブレーカを通じて供給される電力を導電可能な導電バーに対して着脱自在に接続される一次側接続部と、
    前記導電バーを介した前記電源側から負荷側への電力の供給を遮断可能とされる遮断器又は前記導電バーを介した前記電源側から前記負荷側への電路を開閉する開閉器において、前記導電バーと接続可能に設けられた端子に対して着脱自在に接続される二次側接続部と、
    前記一次側接続部から前記二次側接続部に流れる電流を計測する電流センサと、
    前記電流センサの計測信号を出力する接点部と
    を備えたことを特徴とするアダプタ。
  2. 前記導電バーは、
    前記主幹ブレーカの第1電圧極に対して接続される第1導電バーと、
    前記主幹ブレーカにおいて前記第1電圧極とは異なる電圧が印加される第2電圧極に対して接続される第2導電バーと、
    前記主幹ブレーカの中性極に対して接続される第3導電バーと
    を含んで構成され、
    前記一次側接続部は、
    前記第1導電バーが接続される第1接続部と、
    前記第2導電バーが接続される第2接続部と、
    前記第3導電バーが接続される第3接続部と
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載のアダプタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のアダプタと、
    前記アダプタの前記接点部に接続される配線を有し、前記アダプタから前記接点部を通じて出力される前記電流センサの計測信号を前記配線を通じて外部機器に伝送する基板と
    を備えたことを特徴とする電流計測ユニット。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のアダプタと、
    前記アダプタの前記一次側接続部に対して接続される導電バーと
    を備えたことを特徴とする分電盤。
  5. 請求項3に記載の電流計測ユニットと、
    前記アダプタの前記一次側接続部に対して接続される導電バーと
    を備えたことを特徴とする分電盤。
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