JP2014090259A - パケット伝送装置及びパケット伝送制御方法 - Google Patents

パケット伝送装置及びパケット伝送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パケット伝送装置及びパケット伝送制御方法に関し、現用系と予備系との切替えによりパケット伝送の信頼性向上を図る。
【解決手段】現用系と予備系との伝送路を介して伝送するパケットをそれぞれ受信処理し、現用系障害発生時に予備系に切替えて受信処理するパケット伝送装置及びパケット伝送制御方法であって、現用系と予備系との伝送路を介して受信したパケットを、SNチェック部3,4によりシーケンス番号をチェックしてバッファメモリ6,7に保持し、初期設定の読出位相に従って現用系バッファメモリからパケットを読出し、現用系バッファメモリからの読出しが不可能の時、予備系バッファメモリに切替えて読出し、現用系と予備系との両方の読出しが不可能の時、読出位相の再設定制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、現用予備の伝送路を介してパケット伝送を行い、現用系の異常時に、予備系に切替えて、パケット伝送を継続可能としたパケット伝送装置及びパケット伝送制御方法に関する。
各種の情報をパケット化して送受信するパケット伝送装置は、既に各種の構成が提案され、且つ実用化されている。又パケット伝送の信頼性向上の為に、パケット伝送装置間を接続する伝送路を現用、予備の冗長構成とした伝送システムも既に各種提案されている。例えば、図4に示すように、パケットの送受信処理機能を有する伝送装置A〜Cをリング状伝送路により接続したパケット伝送システムに於いて、例えば、伝送装置Bから伝送装置Dに対してパケットを伝送する場合、同一のパケットを右回りの伝送径路で伝送装置Aを介して送信すると共に、左回りの伝送径路で伝送装置Cを介して送信する。このパケットの受信側の伝送装置Dは、右回り伝送径路側と左回り伝送径路側との伝送径路の何れか一方を現用系、他方を予備系とし、現用系の伝送径路を介したパケットを通常は受信処理して、他方の予備系の伝送径路を介して受信したパケットは、現用系の伝送径路が正常な場合は廃棄し、現用系の伝送径路の障害発生の場合は、予備系の伝送径路に切替えてパケットの受信処理を行うことにより、パケット伝送品質の向上を図るものである。
又各伝送装置A〜Dは、それぞれ単一或は複数のクライアント(パケット送受信装置)のパケットを転送処理するものであり、従って、同一タイミングで現用系と予備系との伝送径路によってパケットを送信しても、現用系と予備系との伝送径路の距離が異なる場合が一般的であると共に、各伝送装置A〜Dに於けるパケットの合流や分岐等の制御処理及び伝送径路の周囲環境変化等によって伝送特性が変動し、現用系と予備系とのパケットの伝送遅延時間が変動することにより、現用系と予備系とのパケットは、同一のタイミングには到着しない場合が一般的である。従って、通常は、現用系と予備系とによるそれぞれの受信パケットを一旦バッファメモリに順次蓄積し、受信パケットのシーケンス番号等を基に、パケットの欠落の有無等を判定し、何れも正常な場合は、現用系のパケットをバッファメモリから読出し、パケットの宛先アドレス等を基に転送処理する。
前述のように、現用系と予備系との二重化伝送路によりそれぞれ同一データのパケットを送信し、受信側は、現用系伝送路と予備系伝送路との伝送遅延時間差を吸収するバッファメモリに一旦受信蓄積し、現用系受信データと予備系受信データとの何れか伝送エラーを含まない方を選択受信処理する伝送システムは、既に各種提案されている(例えば、特許文献1又は2参照)。又パケット送信側から送信元情報と転送順序情報とを付加した同一のパケットを複数の伝送径路に送出し、そのパケットを受信すると、パケット送信元情報とパケット伝送順序情報とを参照して、複数径路からの受信パケットについては、送信元対応に同一パケットか否かを判定し、同一のパケットの場合は、その中の何れかのパケットを選択して転送送出する。即ち、現用予備の二重化、更にはそれより多い多重化伝送径路により同一パケットを順次伝送するシステムも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−88621号公報 特開平10−294722号公報 特許第4074268号公報
現用系と予備系との冗長構成の伝送路によりパケット伝送を行うシステムは、前述のように、パケット伝送品質の向上を図ることが可能である。しかし、エラー発生や一方のみの遅延増大等による伝送状況の変化が出現するから、正常な受信側を選択する現用予備切替手段を単に適用しただけでは、パケット伝送システムの信頼性を確保することは困難である。図5は、パケット伝送装置の現用系と予備系との受信パケットを一時蓄積するバッファメモリ(以下「バッファ」として説明する)と読出位相との説明図であり、E(East)側入力パケットとW(West)側入力パケットと読出パケットとの関係を示し、1〜19等の枠内の数値は、パケットのシーケンス番号の一例を示す。図5の(A)は、E側入力パケットと、W側入力パケットと、バッファからの読出パケットと、読出位相の初期設定状態の一例を示し、E側バッファ蓄積分はシーケンス番号1〜11、W側バッファ蓄積分はシーケンス番号1〜8で、E側入力パケットに対してW側入力パケットが3パケット分遅延している状態の場合を示す。そして、E側バッファ蓄積分とW側バッファ蓄積分とが予め設定した値以上となるタイミングを読出位相として設定し、その読出位相に於けるパケットのシーケンス番号を1とすると、E側バッファとW側バッファとの両方から、シーケンス番号1のパケットを読出すことができる。それによって、E側又はW側の何れか一方の正常なパケットを選択出力することができる。又この場合の読出位相のタイミングに於いては、E側バッファには11パケット分、W側バッファには8パケット分が蓄積されているから、少なくとも8パケット分の遅延が発生しても、初期設定の読出位相に於いて伝送エラーのない方のパケットを選択受信処理することができる。
この読出位相について、従来は、前述の初期設定後は固定とする位相固定モードと、読出位相に於けるパケットの蓄積量を基に自動で再設定する自動モードとの何れか一方を適用している。図5の(B)は、W側入力パケットが、図5の(A)に示す場合より更に遅延した場合を示し、初期設定した読出位相に於けるW側バッファの蓄積分は1パケット分となり、これ以上W側入力パケットの遅延が大きくなると、設定された読出位相に於いては、W側バッファからW側入力パケットを読出すことができなくなる。即ち、位相固定モードに於いては、バッファの読出位相を、初期設定後は固定とし、想定される遅延変動範囲内では、その遅延変動によっても、バッファからのパケット読出しが可能である。又図5の(C)は、W側入力パケットが更に遅延した場合を示し、読出位相に於ける期待シーケンス番号を1とすると、W側バッファには、期待シーケンス番号1のパケットは未だ受信保持されていない状態であるが、E側バッファ蓄積分として、シーケンス番号1のパケットが受信保持されているので、このE側バッファからシーケンス番号1のパケットを読出すことができる。このような状態に於いて、E側入力パケット断(データ断)となると、図5の(D)に示すように、読出位相に於ける期待シーケンス番号のパケットは、E側バッファにもW側バッファにも保持されていない状態となり、パケット伝送は断状態となる問題がある。そこで、位相固定モードを適用した場合、図5の(C)又は図5の(D)に示す状態となると、保守者等に対する警告等に基づいて、保守者等から例えばコマンド投入などにより、読出位相の再設定制御を指示して、E側バッファとW側バッファとのパケット蓄積量を基に、読出位相の再設定制御を行わせることができる。しかし、この読出位相の再設定制御の処理過程完了までの間に於いて、パケット欠落が発生する問題がある。又この読出位相を、E側バッファとW側バッファとのパケット蓄積分が所定値以下に減少した場合に、読出位相の再設定制御を行う自動モードに於いては、システム運用過程中の予想もしていない時に、読出位相の再設定制御を行う可能性が高くなり、その読出位相の再設定制御の処理によりパケット欠落が発生する問題と共に、システム運用の管理が充分でなくなる問題も含むことになる。
又パケット伝送路が正常な場合でも、パケットの伝送遅延は変動するものであり、例えば、図6に示すように、伝送装置Aの前段の図示を省略した伝送装置からの比較的パケット長の短い入力パケットと、クライアント(例えば、パケット送受信端末装置)から比較的パケット長の長い入力パケットとを、それらのパケット長に対応した組合せとなるように合流させて伝送装置Bへ転送し、この伝送装置Bに於いて、パケットのヘッダの宛先情報を基に、クライアントに対する比較的パケット長の短いパケットを分離してクライアントに転送すると、伝送装置Bから図示を省略した次の伝送装置へ転送する比較的パケット長の長いパケットのギャップが、伝送装置Aに於いてクライアントからの受信したパケットのギャップより大きくなる。このようなパケット間ギャップの変動は、複数の伝送装置に於いて発生することにより、又現用系と予備系との伝送径路に於ける変動は相違する。従って、伝送装置に於けるパケットの到着遅延が大きく変動する場合があり、又伝送径路に沿った複数の伝送装置に於けるパケットの挿入分離が繰り返されることによって、更にパケットの伝送遅延量は大きく変動する。このような伝送遅延の変動は、バッファメモリのパケット蓄積容量を大きくすることにより、或る程度回避できるが、その場合、バッファメモリによる伝送遅延が大きくなる問題がある。
本発明は、現用系と予備系との伝送路を介して伝送するパケットをバッファメモリに一時蓄積し、その読出位相を初期設定後は固定とする位相固定モードで運用を継続し、現用系のバッファメモリの受信蓄積量が減少し、且つ予備系も減少又は受信断の状態の場合には、読出位相の再設定制御を行って、主信号(パケット)断状態の発生を回避し、且つパケット欠落の機会を低減することを目的とする。
本発明のパケット伝送装置は、現用系と予備系との伝送路を介して伝送するパケットをそれぞれ受信処理し、現用系障害発生時に予備系に切替えて受信処理するパケット伝送装置であって、現用系と予備系との伝送路を介して受信したパケットを、このパケットのシーケンス番号をチェックして一時保持する現用系と予備系とのバッファメモリと、現用系と予備系とのバッファメモリに対して予め設定した読出位相に従ってバッファメモリからパケットを読出す読出制御部とを含み、読出制御部は、読出位相に従って現用系のバッファメモリからパケットを読出し、その読出位相に於ける現用系バッファメモリにパケットが受信蓄積されていない時は、予備系のバッファメモリからパケットを読出し、その読出位相に於ける予備系のバッファメモリにもパケットが受信蓄積されていない時に、読出位相の再設定処理を行う制御手段を備えている。
本発明のパケット伝送制御方法は、現用系と予備系との伝送路を介して伝送されたパケットを受信処理するパケット伝送制御方法であって、現用系と予備系との伝送路を介して受信したパケットのシーケンス番号をチェックしてそれぞれ一時保持する現用系と予備系とのバッファメモリと、予め設定した読出位相に従ってパケットを読出す読出制御部とを含み、読出制御部により予め設定した読出位相に従って現用系のバッファメモリからパケットを読出し、読出位相に於ける現用系のバッファメモリにパケットが受信蓄積されていない時は、予備系のバッファメモリに切替えてパケットを読出し、この予備系のバッファメモリにもパケットが蓄積されていない時に、パケットの読出しが可能となる読出位相に再設定処理を行う制御過程を含むものである。
現用系と予備系との伝送路を介して受信したパケットをそれぞれ現用系と予備系とのバッファメモリに一時保持し、予め設定した読出位相に従って現用系バッファメモリからパケットを読出し、パケットの伝送遅延が大きくなって、現用系バッファメモリから読出位相に対応するパケットの読出しができない時に、予備系バッファメモリからパケットを読出し、この予備系バッファメモリからのパケット読出しもできない時に、読出位相の再設定処理を行うことにより、読出位相を初期設定後は固定とする位相固定モードによる場合の主信号断となる状態を回避し、且つ読出位相の自動モードによる読出位相再設定の頻発によるパケット欠落発生増加による伝送品質低下の問題も回避することが可能である。
本発明の実施例1の要部ブロック図である。 本発明の実施例1の読出位相再設定の説明図である。 本発明の実施例1のフローチャートである。 パケット伝送システムの説明図である。 バッファ蓄積分と読出位相との説明図である。 パケット伝送に於ける合流、分離の説明図である。
本発明のパケット伝送装置は、図1を参照すると、現用系と予備系との伝送路を介して伝送するパケットをそれぞれ受信処理し、現用系障害発生時に予備系に切替えて受信処理するパケット伝送装置であって、現用系と予備系との伝送路を介して受信したパケットを、このパケットのシーケンス番号をSNチェック部3,4によりチェックしてそれぞれ保持する現用系と予備系とのバッファメモリ6,7(E側バッファメモリ,W側バッファメモリ)と、設定した読出位相に従って、即ち、位相固定モードにより、前記バッファメモリ6,7からパケットを読出す読出制御部8とを含む構成を有し、読出制御部8は、現用系と予備系とのバッファメモリ6,7の何れもパケットの保持量が前記読出位相に対して所定値以下となったことを検出して、それ以上のパケットの減少により、パケットの読出しができなくなった時に、前記読出位相を再設定する手段を含む構成を備えている。
本発明のパケット伝送制御方法は、現用系と予備系との伝送路を介して伝送するパケットをそれぞれ受信処理し、現用系障害発生時に予備系に切替えて受信処理するパケット伝送制御方法であって、現用系と予備系との伝送路を介して受信したパケットのシーケンス番号をチェックして一時保持する現用系と予備系とのバッファメモリ6,7と、このバッファメモリ6,7から読出位相に従ってパケットを読出す読出制御部8とを含み、この読出制御部8により予め設定した読出位相に従って現用系バッファメモリ6からパケットを読出し、この読出位相の位置の現用系バッファメモリにパケットが受信蓄積されていない時は、予備系バッファメモリ7からパケットを読出し、この予備系バッファメモリ7にもパケットが蓄積されていない時、パケットの読出しが可能の読出位相に再設定処理を行う制御過程を含むものである。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1はパケット受信部、2は無瞬断制御部、3,4はSN(シーケンス番号)チェック部、5は位相判定部、6はE側バッファメモリ、7はW側バッファメモリ、8は読出制御部を示す。パケット伝送路に接続されるパケット伝送装置は、パケット受信部1と、図示を省略したパケット送信部とを含み、パケット送信部は、パケットの宛先情報に従って、次のパケット伝送装置又はクライアントのパケット送受信端末装置へ転送する機能を備えている。又SNチェック部3,4は、E側入力パケットとW側入力パケットとのそれぞれの宛先情報対応のシーケンス番号をチェックする。例えば、括弧内の数字をシーケンス番号とすると、E側入力パケット(1),(2),(3),(4),・・・に対して、W側入力パケット(1),(2),(3),・・・は2パケット分遅延しているが、それぞれSNチェック部3,4により、シーケンス番号をチェックして、連続性を有するか否かを判定し、連続性を有するパケットは、それぞれ受信径路に対応するE側バッファメモリ6とW側バッファメモリ7に入力して保持する。これらのE側バッファメモリ6及びW側バッファメモリ7は、既に知られている各種の構成を適用することができる。又位相判定部5は、SNチェック部3,4によりチェックしたシーケンス番号を基に、E側入力パケットとW側入力パケットとの受信位相を判定し、その位相情報を読出制御部8へ通知する。なお、E側入力パケットを現用系入力パケットとすると、SNチェック部3とE側バッファメモリ6は、現用系のパケットのシーケンス番号チェック部と現用系バッファメモリ、SNチェック部4とW側バッファメモリ7は、予備系のパケットのシーケンス番号チェック部と予備系バッファメモリとなる。
読出制御部8は、例えば、図5の(A)に示すように、読出位相を初期設定して、その読出位相を維持する位相固定モードにより、パケット読出制御を行うものであり、E側バッファメモリ6とW側バッファメモリ7との何れか一方を現用系、他方を予備系として、現用系正常な場合は、その現用系バッファメモリから読出位相対応のシーケンス番号のパケットを読出し、図示を省略した後段のパケット送信部へ転送し、そのパケット送信部により、パケットの宛先情報に対応して、図示を省略した次のパケット伝送装置又はクライアントのパケット送受信端末装置へ転送する。位相判定部5は、SNチェック部3,4による入力パケットのシーケンス番号のチェックにより、同一シーケンス番号のE側入力パケットとW側入力パケットとの受信位相差を判定することができる。又後続するシーケンス番号のパケットが、予め設定した最大遅延時間を超えても受信できない場合は、受信断と判定することができる。この場合、E側又はW側の何れか一方の受信断検出時に、他方の受信パケット遅延が大きくなると、読出位相に於けるバッファメモリの蓄積パケットがなくなり、主信号断の状態となる。そこで、読出位相の再設定制御を実行する。即ち、位相固定モードにより、現用系のバッファメモリからパケット読出しを行い、その読出しができない時に、予備系のバッファメモリからパケット読出しを行い、その読出しもできない時に、読出位相の再設定制御を行う。それによって、現用系又は予備系のバッファメモリからの読出しを継続することができる。この読出位相の再設定制御時に瞬断が発生したとしても、自動モードを継続する場合に比較してその頻度は非常に少なく、且つ位相固定モードを継続する場合に比較して、主信号断となる確率を低減することが可能となる。
図2は、前述の読出位相再設定の説明図であり、E側入力パケット断の状態の場合を示す。この場合の入力パケットとバッファとの関係は、前述の図5の(D)に示す状態に類似し、その時の読出位相を、旧読出位相としている。例えば、入力パケットと読出パケットとの関係が、図5の(A),(B),(C)に示すように変化し、E側入力パケット断且つW側入力パケットの遅延が大きくなって、初期設定の読出位相(旧読出位相)に於いて、E側及びW側バッファからパケットの読出しができない時に、読出位相の再設定処理を行う。図示の場合、再設定処理による新たな読出位相は、W側バッファに8パケット分蓄積された位置として示しているが、これに限定されるものではなく、バッファ容量やパケット伝送速度等を基に設定することが可能である。この場合、位相再設定による新たな読出位相に於いては、シーケンス番号を1とすると、E側バッファにはパケットが蓄積されていないが、W側バッファに8パケット分蓄積され、その先頭のシーケンス番号1のパケットを読出すことができる。例えば、W側バッファを現用側、E側バッファを予備側とすると、読出位相に従って読出すパケットが現用側バッファと予備側バッファとに受信蓄積されていないので、読出位相の再設定処理を行い、予め設定されたパケット数分が蓄積されたバッファを基に新たな読出位相を設定する。
図3は、本発明の実施例1の読出位相の再設定制御のフローチャートを示し、現用系と予備系とによるパケット伝送に於いて、例えば、前述の現用系伝送路を「片方路」、予備系伝送路を「他方路」の用語で示し、読出位相の初期設定後の位相固定モードによりパケット伝送を実行中に於いて、ステップ(a1)〜(a8)により読出位相の再設定要求を行うか否かの処理を示す。先ず、片方路にパケットが正常に入力されているか否かの判定処理を行う(a1)。この判定処理は、例えば、図1の位相判定部5に於いて、受信パケットのシーケンス番号のチェック結果を基に行うことができる。正常に入力されている場合は、その片方路のシーケンス番号をチェックする(a2)。このチェックは、シーケンス番号の連続性を基に行うことができるもので、例えば、図1のSNチェック部3又は4により行うことができる。そして、片方路の読出位相より遅延しているか否かを判定する(a3)。遅延していない場合は、処理を終了する。又遅延している場合は、他方路の入力は正常であるか否かを判定する(a4)。正常に入力されている場合は、ステップ(a7)へ移行し、正常に入力されていない場合は、読出制御部8に読出位相再設定要求を行う(a5)。又ステップ(a1)の判定処理に於いて、片方路にパケットが正常に入力されていない場合、ステップ(a6)に移行し、他方路の入力は正常に入力されているか否かを判定し、入力されていない場合は、処理を終了する。又入力されている場合は、他方路のシーケンス番号をチェックし(a7)、そのシーケンス番号が読出位相に対して遅延しているか否かを判定し(a8)、遅延している場合は、読出制御部に読出位相の再設定要求を行い、又読出位相より遅延していない場合は、処理を終了する。それによって、パケット受信部に於いては、バッファメモリの読出位相を初期設定後は固定とする位相固定モードで運用し、パケットの入力断や遅延増大等により、その読出位相に従って現用側と予備側とのバッファメモリからパケット読出しができなくなる状態となると、バッファメモリの受信蓄積パケットと読出位相との関係を基に再設定処理を行って、主信号断状態を回避し、且つ読出位相再設定に伴うパケット欠落の頻度を大幅に低減することが可能となり、パケット伝送システムの信頼性向上を図ることができる。
1 パケット受信部
2 無瞬断制御部
3,4 SNチェック部
5 位相判定部
6 E側バッファメモリ
7 W側バッファメモリ
8 読出制御部

Claims (2)

  1. 現用系と予備系との伝送路を介して伝送されたパケットを受信処理するパケット伝送装置に於いて、
    前記現用系と予備系との伝送路を介して受信したパケットを、それぞれのシーケンス番号をチェックして一時保持する現用系と予備系とのバッファメモリと、
    該現用系と予備系とのバッファメモリに対して予め設定した読出位相に従って前記パケットを読出して転送制御する読出制御部とを含み、
    前記読出制御部は、前記読出位相に従って前記現用系のバッファメモリからパケットを読出し、前記読出位相に於ける前記現用系のバッファメモリにパケットが受信蓄積されていない時は、前記予備系のバッファメモリからパケットを読出し、前記読出位相に於ける前記予備系のバッファメモリにもパケットが受信蓄積されていない時に、前記読出位相の再設定を行う制御手段を備えている
    ことを特徴とするパケット伝送装置。
  2. 現用系と予備系との伝送路を介して伝送されたパケットを受信処理するパケット伝送制御方法に於いて、
    前記現用系と予備系との伝送路を介して受信したパケットのシーケンス番号をチェックしてそれぞれ一時保持する現用系と予備系とのバッファメモリと、該バッファメモリから予め設定した読出位相に従って前記パケットを読出す読出制御部とを含み、
    前記読出制御部により前記予め設定した読出位相に従って前記現用系のバッファメモリからパケットを読出し、前記読出位相に於ける前記現用系のバッファメモリにパケットが受信蓄積されていない時は、前記予備系のバッファメモリに切替えてパケットを読出し、該予備系バッファメモリにもパケットが蓄積されていない時に、パケットの読出しが可能の読出位相に再設定処理を行う制御過程を含む
    ことを特徴とするパケット伝送制御方法。
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