JP2014089330A - 画像形成装置 - Google Patents

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Hideaki Yonekubo
秀明 米久保
Hisashi Nakahara
久司 中原
Satoru Taniguchi
悟 谷口
Hiroyuki Sakakibara
啓之 榊原
Koji Nihonyanagi
亘児 二本柳
Yasuhiro Shimura
泰洋 志村
Nozomi Nakajima
望 中嶌
Yuji Fujiwara
悠二 藤原
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Abstract

【課題】定着装置で用いられる記録材搬送方向に通電するヒータにおいて、発熱ムラの抑制と耐久性の低下を抑制する。
【解決手段】ヒータは、細長い基板14と、前記基板の上に互いに間隔を設けて前記基板の長手方向に沿って延設され前記基板の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ライン31b、31c及び第2の導体ライン31a、31dと、前記第1の導体ラインの一端に設けられた第1の電気接点部32bと、前記第2の導体ラインの端部のうち前記第1の導体ラインの他端に近い側の端部に設けられた第2の電気接点部32aと、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとの間で前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体35a、35bと、を有し、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインと前記発熱抵抗体との組で形成される発熱領域が前記基板の短手方向に2列ある。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真記録技術や静電記録技術を用いた複写機やプリンタに搭載される加熱定着装置及びこの装置に用いられるヒータに関する。
近年、クイックスタートや省エネルギーに有利な構成であるフィルム加熱方式の定着装置が実用化されている。フィルム加熱方式の定着装置は、筒状のフィルムと、フィルムの内面に接触するヒータと、ヒータと共にフィルムを介してニップ部を形成する加圧部材とを有する構成が一般的である。この定着装置は、ニップ部でトナー画像を担持した記録材を搬送しながら加熱しトナー画像を記録材に定着する。フィルム加熱方式の定着装置は、ヒータ及びフィルムに熱容量が小さい部材を用いることでオンデマンドタイプの装置を構成することができる。例えば、画像を形成する時のみヒータに通電して短時間でヒータを所定の目標温度に達するように発熱させることができる。また、プリントジョブを待つスタンバイ状態において定着装置を温めておく必要性が少ないため、スタンバイ状態の消費電力を小さくできるという利点がある。
ところで、このような定着装置を用いた画像形成装置では、小サイズ紙を連続してプリントすると、ヒータの記録材が通過しない非通紙領域が過度に昇温する非通紙部昇温という現象が生じる場合がある。
そこで、特許文献1には、非通紙領域の過昇温を抑制することができるヒータが開示されている。図8にそのヒータの一例を示す。27はヒータ基板、25及び26は導体であり、24の領域(電気接点部)に給電用のコネクタが接触する。2本の導体25、26は基板14の長手方向に沿って設けられている。28は2本の導体間に繋がれたPTC(抵抗の正の温度係数)特性を有する発熱抵抗体である。そして、導体25、26に電気接点部24から給電することにより、発熱抵抗体28が発熱する。このような記録材搬送方向に通電するヒータは、小サイズの記録材を通過させた場合の非通紙領域において、昇温するにつれて発熱抵抗体の抵抗が上昇し発熱を抑制する効果が働くため、非通紙領域の過度な温度上昇を抑制することができる。特許文献1に開示されている図8のヒータは、電気接点部24が基板の長手方向の一方の端部にのみに設けられており、給電コネクタは片側に設ければ良い構成である。このタイプのヒータを片側ヒータと呼ぶ。この片側ヒータは、図9(a)に示すように、紙を通紙していない状況でもヒータの長手方向で発熱ムラが生じる。この発熱ムラの原因は、ヒータ基板27の長手方向に沿って設けられた2本の導体の電気抵抗がゼロではないことによる。つまり、図9(b)のように導体25及び26において導体自身の電気抵抗によって電圧が降下するのである。図9(b)では、導体25にプラス極性、導体26にマイナス極性に給電されているものとしている。発熱抵抗体28の長手方向の発熱量は、導体25と導体26との間の電位差によって決まる。導体25と導体26との電位差は、図9(b)の点線に示すような分布となる。給電コネクタと接触する電気接点部24に近い側の発熱量が大きく、電気接点部24から遠い側の発熱量が小さくなる。
一方、特許文献2のヒータは、図10に示すような記録材搬送方向に通電するタイプのヒータであって、ヒータの長手方向の発熱ムラを抑制できる構成のヒータである。このヒータは、第1の導体21から発熱抵抗体15への最初に電流が流れる位置の点Aと、第2の導体22から発熱抵抗体15へ最初に電流がながれる位置である点Cと、を結んだ仮想線が発熱抵抗体15の対角線になるような構成である。以後、このタイプのヒータを対角ヒータと呼ぶ。この対角ヒータの基板の長手方向の発熱分布は、図11(a)に示すように、両端部の発熱量が中央部よりも大きい発熱分布になる。ヒータの長手方向の端部の発熱量が中央部より大きくなる理由は、電気接点部から導体の長手方向に沿って電圧降下が生じるためである。導体21と導体22との電位差は、図11(b)の点線に示すような分布になる。
ここで、図9(b)の片側ヒータの基板の長手方向の電位差分布を示した点線と、図11(b)の対角ヒータの基板の長手方向の電位差分布を示した点線と、を比較してみる。その結果、対角ヒータは片側ヒータよりも基板の長手方向の電位差のムラが小さくなり、発熱ムラが改善されていることがわかる。
しかしながら、上記の対角ヒータは、電気接点部を基板の長手方向の両端部に有するので、給電用のコネクタを両端部に設ける必要があり、ヒータの組み立て工程や給電用のコネクタの数が多くなるというデメリットがある。
そこで、特許文献2に、図12に示すように、発熱ムラが対角ヒータと同等のレベルであって、電気接点部をヒータの一方の端部のみに配置するヒータが開示されている。このヒータは、基板に設けたスルーホール23を介して基板の裏面に導体22を形成することで2つの電気接点部をヒータの片側に設けることができる構成である。
特開平5−19652号 特開2005−234540号公報
しかしながら、特許文献2の図12のヒータは、基板にスルーホールを設けているため、基板の強度が低下し耐久性が劣るという課題がある。
そこで、本発明は記録材搬送方向に通電して発熱させるヒータにおいて、ヒータの長手方向の発熱ムラが小さく、且つ、基板の強度を低下させることなく電気接点部をヒータの長手方向の一端部のみに設けたヒータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の第1の側面として、ヒータはトナー画像を担持した記録材を加熱してトナー像を記録材に定着する定着装置に用いられるヒータであって、細長い基板と、前記基板の上に互いに間隔を設けて前記基板の長手方向に沿って延設され前記基板の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ライン及び第2の導体ラインと、前記第1の導体ラインの一端に設けられた第1の電気接点部と、前記第2の導体ラインの端部のうち前記第1の導体ラインの他端に近い側の端部に設けられた第2の電気接点部と、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとの間で前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体と、を有し、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインと前記発熱抵抗体との組で形成される発熱領域が前記基板の短手方向に2列あることを特徴とする。
本発明の第2の側面として、ヒータはトナー画像を担持した記録材を加熱してトナー像を記録材に定着する定着装置に用いられるヒータであって、細長い基板と、前記基板の上に互いに間隔を設けて前記基板の長手方向に沿って延設され前記基板の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ライン及び第2の導体ラインと、前記第1の導体ラインの折り返し部に設けられた第1の電気接点部と、前記第2の導体ラインの折り返し部に設けられた第2の電気接点部と、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとの間で前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体と、を有し、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインと前記発熱抵抗体との組で形成される発熱領域が前記基板の短手方向に2列あることを特徴とする。
本発明の第3の側面として、定着装置は、筒状のフィルムと、前記フィルムの内面に接触し、通電によって発熱するヒータと、前記フィルムを介して前記ヒータと共にニップ部を形成する加圧部材と、を備え、前記ニップ部でトナー画像を担持した記録材を加熱してトナー画像を記録材に定着する定着装置において、前記ヒータは、細長い基板と、前記基板の上に互いに間隔を設けて前記基板の長手方向に沿って延設され前記基板の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ライン及び第2の導体ラインと、前記第1の導体ラインの一端に設けられた第1の電気接点部と、前記第2の導体ラインの端部のうち前記第1の導体ラインの他端に近い側の端部に設けられた第2の電気接点部と、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとの間で前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体と、を有し、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインと前記発熱抵抗体との組で形成される発熱領域が前記基板の短手方向に2列あることを特徴とする。
本発明の第4の側面として、定着装置は、筒状のフィルムと、前記フィルムの内面に接触し、通電によって発熱するヒータと、前記フィルムを介して前記ヒータと共にニップ部を形成する加圧部材と、を備え、前記ニップ部でトナー画像を担持した記録材を加熱してトナー画像を記録材に定着する定着装置において、前記ヒータは、細長い基板と、前記基板の上に互いに間隔を設けて前記基板の長手方向に沿って延設され前記基板の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ライン及び第2の導体ラインと、前記第1の導体ラインの折り返し部に設けられた第1の電気接点部と、前記第2の導体ラインの折り返し部に設けられた第2の電気接点部と、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとの間で前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体と、を有し、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインと前記発熱抵抗体との組で形成される発熱領域が前記基板の短手方向に2列あることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、記録材搬送方向に通電して発熱させるヒータにおいて、ヒータの長手方向の発熱ムラが小さく、且つ、基板の強度を低下させることなく電気接点部をヒータの長手方向の一端部のみに設けたヒータを提供することができる。
実施例1の定着装置を搭載した画像形成装置の概略構成図である。 実施例1の像加熱装置に搭載するヒータ13の平面図である。 実施例1のヒータの電気回路図である。 実施例1のヒータの発熱分布図および電位分布図である。 実施例2の定着装置に搭載するヒータ13の平面図である。 実施例2のヒータの電気回路図である。 実施例2のヒータのヒータ長手方向における発熱分布図および電位分布図である。 比較例1のヒータの平面図である。 比較例1のヒータの発熱分布図および電位分布図である。 比較例2のヒータの平面図である。 比較例2のヒータの発熱分布図および電位分布図である。 比較例2のヒータを改良したヒータの平面図である。
(実施例1)
(1)画像形成装置例
以下、図面を参照し本発明に係る実施例1について説明する。図1は実施例1の定着装置を搭載した画像形成装置の概略構成図である。1は矢印の方向に回転するドラム型の電子写真感光体である。M1はこの感光ドラム1等を駆動するメインモータである。103はモータM1のコントローラであり、CPU100によって制御される。この感光ドラム1は、帯電ローラ2により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。感光ドラム1の帯電処理された面は画像信号に応じて変調されたレーザ光Lによって走査され、感光ドラム上には画像信号に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器3から供給されるトナーによって現像される。感光ドラム上に形成されたトナー像は、転写ローラ4によって転写位置Tで記録材P上に転写される。電源7は転写ローラ4に転写バイアスを印加している。その後、トナー像を担持する記録材Pは定着装置8へ搬送され、トナー像は記録材P上に加熱定着される。定着処理された記録材Pは画像形成装置の外に出力される。なお、5は感光ドラムをクリーニングするクリーナであり、6は記録材の通過タイミングを検知するセンサである。
(2)定着装置8
実施例1の定着装置8は、モータM2によって加圧部材としての加圧ローラ18を駆動し、筒状のフィルム12が加圧ローラ18の回転に従動して回転する構成の定着装置である。定着装置8においては、フィルム12の内面に接触するヒータ13と加圧ローラ18とがフィルム12を介して定着ニップ部Nを形成している。トナー画像を担持する記録材Pは、定着ニップ部Nにおいて、搬送されながら加熱され、トナー画像が記録材Pに定着される。尚、11はヒータ13を保持するホルダである。ヒータ13は、材質がセラミックである基板14と、基板14上に印刷された発熱抵抗体35と、発熱抵抗体35を覆うガラスコート層16と、を有する。19は加圧ローラ18の芯金、20は芯金19に設けられた弾性層、17はヒータ13の温度を検知する温度検知素子である。
ヒータ13の発熱抵抗体35は、トライアック101を介してAC電源Sに接続されている。発熱抵抗体35はAC電源SからAC電圧が印加(電力供給)されると発熱する。これによりヒータ13が昇温する。ヒータ13の温度はサーミスタ17により検知されており、CPU100はサーミスタ17の検知温度が設定温度を維持するようにトライアック101を制御する。ヒータ13の制御方法として位相制御や波数制御を用いる。
定着処理中、記録材Pのサイズに拘わらずヒータ13を目標温度に保つために、サーミスタ17は、ヒータ13の長手方向において記録材Pの搬送基準付近に配置されている。なお、実施例1の画像形成装置は、記録材の幅方向の中央が画像形成装置の記録材搬送基準と一致するように記録材が搬送される。CPU100はサーミスタ17の検知温度が所定の目標温度に維持されるようにヒータ13を制御する。
(3)ヒータの構成
図2は、実施例1の定着装置に搭載するヒータ13の平面図である。図3は実施例1の定着装置8の電気回路図である。
14はアルミナ製の細長い基板である。基板14のサイズは、厚さ1mm、記録材搬送方向に直交する方向の長さ270mm、記録材搬送方向の幅が13mmである。32aは第2の電気接点部、32bは第1の電気接点部であり、例えばAgやAg/Ptなどの導電材料にガラス粉末を混ぜた材料で構成されている。なお、導電材料とガラス紛の配合を変えれば所望の体積抵抗値に調整できる。第2の電気接点部32aには定着装置に設けられた第1の給電コネクタが取り付けられ、第1の電気接点部32bには定着装置に設けられた第2の給電コネクタが取り付けられる。なお、ここで述べている第1の給電コネクタと第2の給電コネクタは、電気的に逆極性であるものを意味しており、第1の給電コネクタと第2の給電コネクタが物理的に一つの構造物に収まっていても構わない。
実施例1のヒータパターンについて説明する。基板14の上には、互いに間隔を設けて基板14の長手方向に沿って延設され基板14の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ラインと第2の導体ラインとがある。便宜上、第1の導体ラインを直線部31b及び31cと折り返し部33bとの3つの部分に分けて説明する。同様に、第2の導体ラインを直線部31a及び31dと折り返し部33aとの3つの部分に分けて説明する。
ヒータ13は、第1の導体ラインの一端に設けられた第1の電気接点部32bと、第2の導体ラインの端部のうち第1の導体ラインの他端に近い側の端部に設けられた第2の電気接点部32aと、を有する。また、ヒータ13は、第1の導体ラインの直線部31bと第2の導体ラインの直線部31aとの間で第1の導体ラインと第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体35aを有する。更に、ヒータ13は、第1の導体ラインの直線部31cと第2の導体ラインの直線部31dとの間で第1の導体ラインと第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体35bを有する。つまり、ヒータ13は、第1の導体ラインと第2の導体ラインと発熱抵抗体35aとで形成される第1の発熱領域と、第1の導体ラインと第2の導体ラインと発熱抵抗体35aとで形成される第2の発熱領域と、を有する構成である。第1の発熱領域と第2の発熱領域とは、基板14の短手方向で2列になっている。このように基板14の上の発熱領域を基板の短手方向に2列にすることで、発熱領域が基板の短手方向の中央部に1列だけある場合よりも基板の短手方向の温度分布の高低差を小さくすることができる。その結果、基板14に生じる熱応力が小さくなりヒータの割れに対して有利な構成となる。尚、2つの発熱抵抗体35a、35bは、いずれもPTC特性であり、TCRは500ppm/℃である。
第1の導体ラインの直線部31b及び直線部31c、第2の導体ラインの直線部31a及び直線部31dの基板の短手方向の幅はいずれも1mmである。直線部31aと直線部31bとの間隔及び直線部31cと直線部31dとの間隔は2mm、直線部31bと直線部31cの間隔は3mmに設定してある。また、第2の導体ラインの折り返し部33aの基板の長手方向の幅は4mmで、第1の導体ラインの折り返し部33bの基板の長手方向の幅は1.5mmである。発熱抵抗体35a及び35bの基板の長手方向の長さは約220mmである。
ここで、折り返し部33aの基板の短手方向の幅を折り返し部33bの基板の短手方向の幅よりも広くした理由を説明する。第2の導体ラインの長さは、第1の導体ラインよりも長いので、第2の導体ラインの方が第1の導体ラインよりも電圧降下が大きくなる。そこで、第2の導体ラインの折り返し部33aの基板の短手方向の幅を折り返し部33bの基板の短手方向の幅よりも広くすることで、第2の導体ラインの電圧降下を緩和しているのである。尚、基板14上の導体ラインの幅は、定着装置に要求される性能に合わせて適宜設定すれば良い。
実施例1のヒータ13の製造方法を説明する。前述した電気接点部と、導体ラインと、発熱抵抗体とは、いずれも厚さ調整が容易であるスクリーン印刷によって基板14の上に形成する。導体ラインと、電気接点部とは、同じ材料のペーストを用いて基板14上にスクリーン印刷する。また、2つの発熱抵抗体35a及び35bは、共に同じ材料のペーストを用いて基板14上にスクリーン印刷する。発熱抵抗体35a及び35bの材料は、酸化ルテニウムや、Ag/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料にガラス粉末などを混ぜた材料が用いられる。これらの材料の配合を変えることで発熱抵抗体の体積抵抗値を変えることができる。本実施例ではAg/Pd(銀パラジウム)を採用している。基板14上に、まず、電気接点部32a及び第2の導体ラインのペーストと、電気接点部32b及び第1の導体ラインのペーストと、を同時にスクリーン印刷する。その後、発熱抵抗体35a及び35bを導体ラインの上に重ねてスクリーン印刷している。この後、発熱抵抗体35a及び35bを覆うように保護層としてのガラス層をスクリーン印刷する。
次に、実施例1のヒータ13の基板の長手方向の発熱分布について説明する。発熱抵抗体35aと第2の導体ラインの直線部31aとの接触領域うち電気的に最も第1の電気接点部32aに近い位置はA1である。また、発熱抵抗体35aと第1の導体ラインの直線部31bとの接触領域のうち電気的に最も第2の電気接点部32bに近い位置はB1である。A1とB1を結ぶ仮想線は発熱抵抗体の35aの対角線になっている。同様に、A2とB2を結ぶ仮想線は発熱抵抗体の35bの対角線になっている。
また、ヒータ13は、図3のように第2の導体ラインの直線部31aと第1の導体ラインの直線部31bとの間には無数の抵抗が並列に繋がっているとみなすことができる。同様に、第1の導体ラインの直線部31cと第2の導体ラインの直線部31dとの間には無数の抵抗が並列に繋がっているとみなすことができる。
仮に導体ラインの電気抵抗がゼロ或いは発熱抵抗体の電気抵抗に対して無視できるほど小さい場合は、それぞれの導体ラインはその長手方向に亘って電気接点部と同電位になるので発熱抵抗体は基板の長手方向でほぼ一様に発熱する。しかしながら、現実的には、導体ラインの電気抵抗はゼロではなく、発熱抵抗体の電気抵抗に対して無視できるほどではない場合が多い。従って、ヒータ13は、導体ラインに沿って電圧降下し、基板の長手方向で発熱ムラが発生する。この発熱ムラは、基板14上の導体や電気接点部のパターンによって異なる。
そこで、表1にヒータパターン毎の発熱ムラのレベルを示す。図8に示した比較例1のヒータパターンであって、基板上の長手方向の一方の端部にのみ電気接点部が設けられているものをパターンAとする。図10に示した比較例2のヒータパターンであって、基板上で2つの電気接点部の配置が対角になるように設けられたものをパターンB1とする。図12に示したパターンB1を改良したものであって、基板にスルーホールを設けて電気接点部を基板の一方の端部のみに設けるものをパターンB2とする。
比較例1及び比較例2のヒータはアルミナ製の基板を有する。比較例1及び比較例2の基板のサイズは、厚さ1mm、記録材搬送方向に直交する方向の長さ270mm、記録材搬送方向の幅13mmである。また、比較例1及び比較例2における導体ラインの基板の短手方向の幅を1mm、発熱抵抗体の基板の短手方向の幅を4mmとした。
比較例1、比較例2、及び、実施例1のヒータの総抵抗値を全て20Ωとして、発熱ムラのレベルを比較した。発熱ムラは、図9(a)に示すように、ヒータに800Wの電力を供給し、ヒータの表面温度の最高値が200℃となった瞬間において、発熱抵抗体が形成された領域におけるヒータの表面温度の最高値と最低値との差分により評価した。
また、比較例1のヒータと、比較例2のヒータと、実施例1のヒータと、を用いて、小サイズ記録材(紙幅104.8mmのCOMサイズ紙)を50枚連続プリントし、加圧ローラ18の長手方向の端部の非通紙領域の表面温度の最高値をモニタした。この温度と、基板の長手方向に通電する従前のヒータを用いた際の加圧ローラ18の非通紙領域が達した表面温度の最高値からの差分を、非通紙部昇温抑制の効果として表に示した。
比較例1(パターンA)のヒータは、基板の長手方向の一方の端部のみに電気接点部を設けることができるものの、発熱ムラが23℃となり大きい。比較例2(パターンB1)のヒータは、発熱ムラが10℃となり、発熱ムラの抑制効果は大きい。しかしながら、基板の長手方向の両端部に電気接点部を設けているので、ヒータの組み立て工程数や給電用コネクタの数が増えるというデメリットがある。また、比較例2(パターンB2)のヒータは、基板にスルーホールを設けて基板の長手方向の一方の端部にのみ電気接点部を設けているので比較例2(パターンB1)のデメリットはない。しかしながら、基板にスルーホールを設けることで基板の強度が低下するのでヒータの耐久性が低下するという課題がある。
次に、実施例1(パターンC)のヒータについて説明する。図4(a)に、実施例1(パターンC)のヒータの基板の長手方向の発熱分布を示す。実施例1のヒータの表面温度が最高値となる部分は、ヒータの長手方向で電気接点部32a及び32bのある側のヒータの一端であり、ヒータの他端の表面温度は最低値となる。なぜなら、図4(b)に示すように、第2の導体ラインの直線部31a及び第1の導体ラインの直線部31bのそれぞれにおいて電圧降下が生じるためである。その結果、直線部31aと直線部31bとの間の電位差は、図4(b)の点線に示すような分布となる。また、第1の導電ラインの直線部31cと第2の導体ラインの直線部31dとの間の電圧分布については、直線部31aと直線部31bとの間の電圧分布と同様である。
実施例1(パターンC)の電位差分布である図4(b)の点線と、比較例1(パターンA)のヒータの電位差分布である図9(b)の点線と、を比較すると、実施例1の方が比較例1よりも基板の長手方向の電位差のムラが小さくなっている。従って、実施例1(パターンC)のヒータの基板の長手方向の発熱ムラは、比較例1(パターンA)よりも良化している。そのため、実施例1のヒータは、基板の長手方向の発熱ムラを小さくすることができて、且つ、基板の強度を低下させることなく基板の長手方向の一方の端部のみに電気接点部を設けることができる。
以上述べたように、実施例1によれば、記録材搬送方向に通電して発熱させるヒータにおいて、ヒータの長手方向の発熱ムラが小さく、且つ、基板の強度を低下させることなく電気接点部をヒータの長手方向の一端部のみに設けたヒータを提供することができる。
(実施例2)
実施例2における画像形成装置および定着装置8の構成は実施例1と同様の構成であるので説明を省略する。実施例2のヒータ13は、基板の長手方向の一方の端部にのみ電気接点部を配置し、記録材搬送方向に通電するヒータである。実施例2のヒータ13は実施例1と同等の発熱ムラの抑制効果が得られるヒータであるが、ヒータパターンは実施例1と異なる。
以下に、実施例2のヒータ13の構成について説明する。図5は、実施例2の定着装置8に搭載するヒータ13の平面図である。図6は実施例2の定着装置8の電気回路図である。
14は材質がアルミナである基板であり、厚さ1mm、長さ270mm、記録材搬送方向の幅13mmのサイズである。42aは第2の電気接点部、42bは第1の電気接点部であり、AgやAg/Ptなどの電気導電材料(導体)にガラス粉末を混ぜた材料で構成されている。なお、電気導電材料とガラス紛の配合を変えれば所望の体積抵抗値に調整できる。第2の電気接点部42aには定着装置に設けられた第1の給電コネクタが取り付けられ、第1の電気接点部42bには定着装置に設けられた第2の給電コネクタが取り付けられる。尚、ここで述べている第1の給電コネクタと第2の給電コネクタは、電気的に逆極性であるものを意味しており、第1の給電コネクタと第2の給電コネクタが物理的に一つの構造物に纏まっていても構わない。
基板14の上には、互いに間隔を設けて基板14の長手方向に沿って延設され基板14の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ラインと第2の導体ラインとがある。
便宜上、第1の導体ラインを直線部41b及び41cと折り返し部42bとの3つの部分に分けて説明する。同様に、第2の導体ラインを直線部41a及び41dと折り返し部42aとの3つの部分に分けて説明する。
実施例2のヒータ13は、第1の導体ラインの折り返し部42bを第1の電気接点部として、第2の導体ラインの折り返し部42aを第2の電気接点部とする。また、ヒータ13は、第1の導体ラインの直線部41bと第2の導体ラインの直線部41aとの間で第1の導体ラインと第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体45aを有する。更に、ヒータ13は、第1の導体ラインの直線部41cと第2の導体ラインの直線部41dとの間で第1の導体ラインと第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体45bを有する。つまり、ヒータ13は、第1の導体ラインと第2の導体ラインと発熱抵抗体45aとで形成される第1の発熱領域と、第1の導体ラインと第2の導体ラインと発熱抵抗体45bとで形成される第2の発熱領域と、を有する構成である。第1の発熱領域と第2の発熱領域とは、基板14の短手方向で2列になっている。このように基板14の上の発熱領域を基板の短手方向に2列にすることで、発熱領域が基板の短手方向の中央部に1列だけある場合よりも基板の短手方向の温度分布の高低差を小さくすることができる。その結果、基板14に生じる熱応力が小さくなり基板の割れに対して有利な構成となる。尚、二つの発熱抵抗体45a、45bは、いずれもPTC特性であり、TCRは500ppm/℃である。
第1の導体ラインの直線部41b及び41c、第2の導体ラインの直線部41a及び41dの幅はいずれも1mmである。第2の導体ラインの直線部41aと第1の導体ラインの直線部41bとの基板の短手方向の間隔及び第1の導体ラインの直線部41cと第2の導体ラインの直線部41dとの基板の短手方向の間隔は2mmである。第1の導体ラインの直線部41bと直線部41cとの基板の短手方向の間隔は3mmに設定してある。
電気接点部42bの基板の長手方向の幅は、電気接点部42aの基板の長手方向の幅よりも広くしている。なぜなら、電気接点部として必要な面積を確保する必要があるためである。図5に示すように、電気接点部42bは、第2の導体ラインに挟まれた領域に設ける必要があるため、電気接点部42bの基板の短手方向の長さは電気接点部42aの基板の短手方向の長さよりも短くなる。そこで、電気接点部42bの基板の長手方向の幅を電気接点部42aの基板の長手方向の幅よりも広くすることで、電気接点部42aと同等の必要な面積を確保しているのである。その結果、電気接点部におけるコネクタとの接触不良の発生を抑制できる。尚、上述した基板14の上のパターンのサイズは、定着装置に要求される性能に合わせて適宜設定すれば良い。
また、電気接点部42、導体ライン41、発熱抵抗体45の形成方法やペーストの材料は実施例1と同様である。
図5及び図6において、発熱抵抗体45aは第1の導体ラインの直線部41aと第2の導体ラインの直線部41bとの間を流れる電流により発熱する。同様に、発熱抵抗体45bは、第1の導体ラインの直線部41cと第2の導体ラインの直線部41dとの間を流れる電流により発熱する。また、発熱抵抗体45aと発熱抵抗体45bとは、第1の電気接点部42aと第2の電気接点部42bに対して、電気的に並列に接続されている。
また、図6のように第1の導体ラインの直線部41aと第2の導体ラインの直線部41bとの間には無数の抵抗体が並列に繋がっているとみなすことができる。同様に、第1の導体ラインの直線部41cと第2の導体ラインの直線部41dとの間には無数の抵抗体が並列に繋がっているとみなすことができる。
表2に、実施例のヒータと、比較例1及び比較例2のヒータと、でヒータの基板の長手方向の発熱ムラの比較を行った。比較例1及び比較例2のヒータの構成は実施例1と同じであるので説明を省略する。図7は実施例2のヒータの基板の長手方向における発熱分布図を示している。第1の導体ライン及び第2の導体ライン自身の電気抵抗による電圧降下が生じている。そのため、ヒータ13の電気接点部42a及び42bの近傍の発熱量が大きくなり、基板の長手方向で電気接点部42a及び42bが設けられている側と反対側の発熱量が小さくなる。
発熱ムラは図7に示すように、ヒータに800Wの電力を供給し、ヒータの表面温度の最高値が200℃となった瞬間において、発熱抵抗体が形成された領域におけるヒータ表面温度の最低値との温度差により評価した。
また、比較例1、比較例2、実施例2をヒータとして用いた際、小サイズ紙(紙幅104.8mmのCOMサイズ紙)を50枚連続プリントし、加圧ローラ18の非通紙領域の表面温度の最高値をモニタした。この温度と、従前の基板の長手方向に通電するヒータを用いた際の加圧ローラ18の非通紙領域が達した表面温度の最高値と、の差分を、非通紙部昇温の抑制効果として表に示した。
比較例1及び比較例2のヒータパターン、発熱ムラ、及び、給電位置については、実施例1で説明したものと同じであるので説明を省略する。
図7(a)は実施例2(パターンD)のヒータの基板の長手方向の発熱分布図を示している。実施例2のヒータは、図7(a)に示すように、基板の長手方向で電気接点部42a及び42bが設けられている側の一端を最高値とし、それとは反対側の他端を最低値とする発熱分布となる。なぜなら、図7(b)に示すように、第2の導体ラインの直線部41a及び第1の導体ラインの直線部41bのそれぞれにおいて電圧降下が生じるためである。その結果、実施例2では、直線部41aと直線部41bとの間の基板の長手方向の電位差が図7(b)の点線に示すような分布となる。また、第2の導体ラインの直線部41と第1の導体ラインの直線部41dとの間の基板の長手方向の電圧分布は、直線部41aと直線部41bとの間の電位分布と同じである。
比較例1のパターンAの電位差分布である図9(b)の点線と、実施例2の電位差分布である図7(b)の点線を比較すると、実施例2は比較例1よりも基板の長手方向の電位差のムラが小さくなる。従って、実施例2のヒータの基板の長手方向の発熱ムラは、比較例1よりも小さい。なぜなら、実施例2の発熱抵抗体45a及び45bは電気的に並列に繋がれているため、ヒータの総抵抗値を合わせた場合、比較例1パターンAよりも発熱抵抗体45a、45bの電気抵抗を高くすることができるからである。つまり、発熱抵抗体45a及び45bの電気抵抗を高くすることで導体ラインの電気抵抗の影響を小さくすることができるのである。
以上述べたことから、実施例2によれば、記録材搬送方向に通電して発熱させるヒータにおいて、ヒータの長手方向の発熱ムラが小さく、且つ、基板の強度を低下させることなく電気接点部をヒータの長手方向の一端部のみに設けたヒータを提供することができる。
8 定着装置
12 フィルム
13 ヒータ
14 基板
16 保護層
17 サーミスタ
18 加圧ローラ
31 導体ライン
32 電気接点部
33 導体ラインの一部(折り返し部)
35 発熱抵抗体
41 導体ライン
42 電気接点部
45 発熱抵抗体
N ニップ部
P 記録材

Claims (8)

  1. トナー画像を担持した記録材を加熱してトナー像を記録材に定着する定着装置に用いられるヒータであって、
    細長い基板と、
    前記基板の上に互いに間隔を設けて前記基板の長手方向に沿って延設され前記基板の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ライン及び第2の導体ラインと、
    前記第1の導体ラインの一端に設けられた第1の電気接点部と、前記第2の導体ラインの端部のうち前記第1の導体ラインの他端に近い側の端部に設けられた第2の電気接点部と、
    前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとの間で前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体と、
    を有し、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインと前記発熱抵抗体との組で形成される発熱領域が前記基板の短手方向に2列あることを特徴とするヒータ。
  2. 前記第2の導体ラインは、前記第1の導体ラインより前記基板の縁に近い側に設けられており、前記第2の導体ラインの折り返し部の前記基板の長手方向の幅は、前記第1の導体ラインの折り返し部の前記基板の長手方向の幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載のヒータ。
  3. トナー画像を担持した記録材を加熱してトナー像を記録材に定着する定着装置に用いられるヒータであって、
    細長い基板と、
    前記基板の上に互いに間隔を設けて前記基板の長手方向に沿って延設され前記基板の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ライン及び第2の導体ラインと、
    前記第1の導体ラインの折り返し部に設けられた第1の電気接点部と、前記第2の導体ラインの折り返し部に設けられた第2の電気接点部と、
    前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとの間で前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体と、
    を有し、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインと前記発熱抵抗体との組で形成される発熱領域が前記基板の短手方向に2列あることを特徴とするヒータ。
  4. 前記第2の導体ラインは、前記第1の導体ラインより前記基板の縁に近い側に形成されており、前記第1の電気接点部の前記基板の長手方向の幅は、前記第2の電気接点部の前記基板の長手方向の幅よりも広いことを特徴とする請求項3に記載のヒータ。
  5. 筒状のフィルムと、
    前記フィルムの内面に接触し、通電によって発熱するヒータと、
    前記フィルムを介して前記ヒータと共にニップ部を形成する加圧部材と、
    を備え、前記ニップ部でトナー画像を担持した記録材を加熱してトナー画像を記録材に定着する定着装置において、
    前記ヒータは、細長い基板と、前記基板の上に互いに間隔を設けて前記基板の長手方向に沿って延設され前記基板の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ライン及び第2の導体ラインと、前記第1の導体ラインの一端に設けられた第1の電気接点部と、前記第2の導体ラインの端部のうち前記第1の導体ラインの他端に近い側の端部に設けられた第2の電気接点部と、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとの間で前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体と、を有し、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインと前記発熱抵抗体との組で形成される発熱領域が前記基板の短手方向に2列あることを特徴とする定着装置。
  6. 前記第2の導体ラインは、前記第1の導体ラインより前記基板の縁に近い側に設けられており、前記第2の導体ラインの折り返し部の前記基板の長手方向の幅は、前記第1の導体ラインの折り返し部の前記基板の長手方向の幅よりも広いことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 筒状のフィルムと、
    前記フィルムの内面に接触し、通電によって発熱するヒータと、
    前記フィルムを介して前記ヒータと共にニップ部を形成する加圧部材と、
    を備え、前記ニップ部でトナー画像を担持した記録材を加熱してトナー画像を記録材に定着する定着装置において、
    前記ヒータは、細長い基板と、前記基板の上に互いに間隔を設けて前記基板の長手方向に沿って延設され前記基板の長手方向の端部近傍で折り返された第1の導体ライン及び第2の導体ラインと、前記第1の導体ラインの折り返し部に設けられた第1の電気接点部と、前記第2の導体ラインの折り返し部に設けられた第2の電気接点部と、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとの間で前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインとに電気的に接続された発熱抵抗体と、を有し、前記第1の導体ラインと前記第2の導体ラインと前記発熱抵抗体との組で形成される発熱領域が前記基板の短手方向に2列あることを特徴とする定着装置。
  8. 前記第2の導体ラインは、前記第1の導体ラインより前記基板の縁に近い側に形成されており、前記第1の電気接点部の前記基板の長手方向の幅は、前記第2の電気接点部の前記基板の長手方向の幅よりも広いことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
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