JP2014088160A - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力を回生可能な電力変換装置において、回生中の冷却能力に依存せず回生電力の最大値制限を解消または緩和できるものを提供する。
【解決手段】インバータ13およびモータジェネレータ11は、運動エネルギーを電気エネルギーとして回生する発熱体である。ファン12は発熱体を冷却する。制御手段30は、発熱体の温度に基づいて最大回生電力を求め、この最大回生電力と、発熱体との温度とに基づいて、ファン12の駆動を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明はハイブリッド車両の駆動装置に関する。
ハイブリッド車両において減速時の運動エネルギーを電気エネルギーとして回生する機器として、インバータやモータ等が用いられる。これらのインバータやモータは回生に伴って発熱するので、ファンを用いてこれらを冷却する構成が知られている。たとえば特許文献1にはモータにファンを取り付けてインバータを冷却する構成が記載されている。
特開2007−37262号公報
しかしながら、ファンによる冷却では、インバータ又はモータ回生中の冷却能力が回生に伴う発熱量に追いつかない場合がある。このため、従来の構成では、発熱を抑えるために回生電力の最大値を制限しなければならないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、回生電力の最大値制限を解消または緩和できるハイブリッド車両の駆動装置を提供することを目的とする。
上述の問題を解決するため、この発明に係る電力を回生可能なハイブリッド車両の駆動装置は、内燃機関と、運動エネルギーを電気エネルギーとして回生する、インバータおよびモータジェネレータと、発熱体としてのインバータまたはモータジェネレータの温度を測定する手段と、インバータまたはモータジェネレータの温度を測定する手段と、発熱体を冷却するファンと、ファンの駆動を制御する制御手段とを備え、制御手段は、車速またはインバータまたはモータジェネレータの温度に基づいて、最大回生電力を求める機能と、最大回生電力と、インバータまたはモータジェネレータの温度とに基づいて、ファンの駆動を制御する機能とを有する。
このような構成によれば、温度制限を有する機器の温度に基づいて最大回生電力が定まり、この最大回生電力と発熱体の温度とに基づいてファンの駆動が制御される。
制御手段は、ファンの駆動を制御する機能の一部として、回生によって発熱体の温度が上昇する予測温度差分を求める機能と、発熱体の温度と予測温度差分とに基づいて予測温度を求める機能と、予測温度と所定の閾値温度との差に基づいて、要求されるファンの駆動力の増加分を求める機能と、要求されるファンの駆動力の増加分に基づいて、ファンの駆動を制御する機能とを有してもよい。
ファンは内燃機関に連結されて駆動され、制御手段は、ファンの駆動を制御する機能の一部として、要求されるファンの駆動力の増加分に基づいて、内燃機関の回転数を制御する機能を有してもよい。
制御手段は、ファンの駆動を制御する機能の一部として、要求されるファンの駆動力の増加分に基づいて、内燃機関における燃料消費量の増加分を求める機能と、燃料消費量の増加分が所定の消費量閾値より大きい場合には、要求されるファンの駆動力の増加分に代えて、消費量閾値に応じたファンの駆動力の増加分に基づいて内燃機関の回転数を制御する機能とを有してもよい。
制御手段は、ファンの駆動を制御する機能の一部として、内燃機関の回転数を上昇させた場合の、発熱体の温度低下による回生電力の増加分と、内燃機関における摩擦損失による回生電力の低下分とに基づき、回生電力を最大とする回転数を算出する機能と、内燃機関の回転数を、回生電力を最大とする回転数に変更する機能とを有してもよい。
ファンは電力によって駆動され、制御手段は、ファンの駆動を制御する機能の一部として、要求されるファンの駆動力の増加分に基づいて、電力を制御する機能を有してもよい。
制御手段は、ファンの駆動を制御する機能の一部として、要求されるファンの駆動力の増加分に基づいて、ファンの駆動に係る電気負荷の増加分を求める機能と、電気負荷の増加分が所定の負荷閾値より大きい場合には、要求されるファンの駆動力の増加分に代えて、負荷閾値に応じたファンの駆動力の増加分に基づいて電力を制御する機能とを有してもよい。
制御手段は、ファンの駆動を制御する機能の一部として、ファンの駆動に係る電力を増加させた場合の、発熱体の温度低下による回生電力の増加分と、ファンの駆動に係る電気的損失による回生電力の低下分とに基づき、回生電力を最大とする電力を算出する機能と、ファンの駆動に係る電力を、回生電力を最大とする電力に変更する機能とを有してもよい。
制御手段は、道路情報に応じて消費量閾値または負荷閾値を決定する機能を有してもよい。
制御手段は、アクセルがオフである場合には、ファンの駆動を制御する機能を実行し、アクセルがオンである場合には、ファンの駆動を制御する機能を実行しないものであってもよい。
制御手段は、ブレーキがオンである場合には、ファンの駆動を制御する機能を実行し、ブレーキがオフである場合には、ファンの駆動を制御する機能を実行しないものであってもよい。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置によれば、想定される最大回生電力と、発熱体の温度とに基づいてファンを制御するので、想定される最大回生電力に応じてあらかじめ発熱体を冷却しておくことができ、回生中の冷却能力に依存せず回生電力の最大値制限を解消または緩和することができる。
本発明の実施の形態1に係るハイブリッド車両の駆動装置の構成の例を示す図である。 図1の制御手段の処理の流れの例を示すフローチャートである。 車速とインバータの予測温度差分との関係を表すマップの例である。 温度超過分とエンジン回転数の上昇分との関係を表すマップの例である。 エンジンの回転数と燃料消費量との関係を表すマップの例である。 実施の形態2に係る制御手段の処理の流れの一部を示すフローチャートである。 電力超過分と温度超過分との関係を表すマップの例である。 エンジンの回転数とエンジンフリクションとの関係を表すマップの例である。 実施の形態3に係る制御手段の処理の流れの例を示すフローチャートである。 温度超過分とファン回転数の上昇分との関係を表すマップの例である。 ファンの回転数とファンの電気負荷との関係を表すマップの例である。 実施の形態4に係る制御手段の処理の流れの一部を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るハイブリッド車両の駆動装置の構成の例を示す図である。 図13の制御手段の処理の流れの例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るハイブリッド車両の駆動装置の構成の例を示す図である。 図15の制御手段の処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、本発明の実施の形態1に係るハイブリッド車両の駆動装置100の構成の例を示す。ハイブリッド車両の駆動装置100は車両用のものであり、車両に搭載される。
ハイブリッド車両の駆動装置100は、燃料を燃焼させて運動エネルギーを得る内燃機関であるエンジン10を備える。また、ハイブリッド車両の駆動装置100は、運動エネルギーと電気エネルギーとを相互に変換するモータジェネレータ11(モータ)を備える。エンジン10とモータジェネレータ11とは、補機ベルト20によって連結され、相互に運動エネルギーを伝達可能である。
また、ハイブリッド車両の駆動装置100は、モータジェネレータ11が発電した電力を貯蓄しまたはモータジェネレータ11に電力を供給するバッテリ14と、モータジェネレータ11およびバッテリ14の間で交流電力および直流電力を相互に変換するインバータ13とを備える。
モータジェネレータ11およびインバータ13は、たとえば車両の減速時に、運動エネルギーを電気エネルギーとして回生することができる。すなわち、ハイブリッド車両の駆動装置100は電力を回生可能な装置である。本実施形態では、インバータ13を発熱体として扱う。また、インバータ13は、温度制限を有する機器である。インバータ13は、たとえば電力を回生する際に発熱する。
モータジェネレータ11のロータ部分には、インバータ13を冷却するファン12が取り付けられており、ロータ部分と一体に回転して流体(たとえば空気)を流動させる。インバータ13は、この流体の流れの中に配置されており、流体によって冷却される。モータジェネレータ11、ファン12およびインバータ13の具体的な構成および位置関係は、たとえば特許文献1に記載されている。
ハイブリッド車両の駆動装置100は、エンジン10の回転数を測定する手段である回転数センサ40と、モータジェネレータ11の温度を測定する手段であるモータ温度センサ41と、インバータ13の温度を測定する手段であるインバータ温度センサ43と、車速を測定する手段である車速センサ45とを備える。
ハイブリッド車両の駆動装置100は、ハイブリッド車両の駆動装置100の動作を制御する制御手段30を備える。制御手段30は、回転数センサ40、モータ温度センサ41、インバータ温度センサ43、車速センサ45に接続されており、これらから出力される信号を受信することにより情報を取得する機能を有する。また、制御手段30は、エンジン10の動作を制御するエンジン制御装置31と、モータジェネレータ11およびインバータ13の動作を制御する電動発電機制御装置32とを含む。制御手段30は、エンジン10の回転数を制御することにより、補機ベルト20を介して間接的にモータジェネレータ11の回転数を制御し、モータジェネレータ11のロータ部分と一体に回転するファン12の駆動を制御することができる。
以上のように構成されるハイブリッド車両の駆動装置100における、制御手段30の動作を、以下に説明する。
図2は、制御手段30の処理の流れの例を示すフローチャートである。制御手段30は、図2の各ステップに示される処理を実行する機能を有する。図2の処理は、たとえば定期的に、たとえば10ミリ秒ごとに実行される。なお、図1に示すように制御手段30はエンジン制御装置31および電動発電機制御装置32を含むが、これらのいずれが図2に示す個々の処理を実行するかは当業者が適宜決定可能である。
まず、制御手段30は様々な情報を取得する(ステップS1)。具体的には、車速センサ45から車速を取得し、インバータ温度センサ43からインバータ13の温度(Tinv)を取得し、モータ温度センサ41からモータジェネレータ11の温度を取得し、回転数センサ40からエンジン10の回転数を取得する。
次に、制御手段30は最大回生電力を算出する(ステップS2)。最大回生電力とは、その時点で回生できる最大電力を表す値であり、たとえば、ハイブリッド車両の駆動装置100またはその構成要素(ただし本実施形態における冷却対象であるインバータ13を除く)の設計仕様上、回生が許容される最大限度の電力として定義される。たとえば設計仕様は温度制限を含む。具体例として、モータジェネレータ11の温度が高い場合には、モータジェネレータ11が設計仕様を超えて加熱することを避けるために、大電力を回生する動作は禁止される。すなわち、最大回生電力はモータジェネレータ11の温度によって制限されることになる。
本実施形態では、モータジェネレータ11が温度制限を有する機器であり、すなわちインバータ13の最大回生電力を制限する機器である。制御手段30は、モータジェネレータ11の温度に基づく最大回生電力を計算し、その値をハイブリッド車両の駆動装置100の最大回生電力として決定する。なお、各機器の温度から最大回生電力を求める方法は、当業者であれば関数やマッピング等により適宜実現可能である。
次に、制御手段30は、車速に基づいて予測温度差分ΔTを算出する(ステップS3)。予測温度差分ΔTは、現在の車速から最大減速が行われたと仮定して、最大回生電力を超えない範囲で最大限の回生を行った場合に、その回生によってインバータ13の温度がどれだけ上昇するかという差分を表す。予測温度差分ΔTは、たとえば図3に示すマップを用いて決定可能である。図3のマップによれば、最大回生電力の制限がない場合には車速に応じて予測温度差分ΔTが単調に上昇するが、最大回生電力が2kW、4kWまたは6kWの場合には、予測温度差分ΔTの最大値がそれぞれ最大回生電力に応じた値に抑制されることになる。
次に、制御手段30は、最大回生電力の制限のもとで最大限の回生を行ったと仮定して、回生直後のインバータ13の予測温度(Test)を算出する(ステップS4)。この算出は、インバータ13の温度Tinvと予測温度差分ΔTとに基づいて、たとえばこれらを単純に合計することによって行われる。
次に、制御手段30は、予測温度Testが所定の閾値温度X1未満であるか否かを判定する(ステップS5)。予測温度Testが閾値温度X1未満である場合、制御手段30は図2の処理を終了する。この分岐は、これ以上インバータ13を冷却しておかなくともハイブリッド車両の駆動装置100が最大回生電力に相当する電力を回生できる場合に相当する。
予測温度Testが所定の温度X1以上となる場合、制御手段30は以下のステップS6〜S11の処理によりファン12の駆動を制御する。この分岐は、インバータ13の温度が高いため、そのままでは最大回生電力未満の電力しか回生できない場合に相当する。
予測温度Testが所定の温度X1以上となる場合、制御手段30は温度超過分Tdroを算出する(ステップS6)。たとえば温度超過分Tdroは予測温度Testから閾値温度X1を減算することによって求められる。
次に、制御手段30は、温度超過分Tdroを満足するファン12の駆動力の増加分を求める(ステップS7)。本実施形態では、ファン12は補機ベルト20およびモータジェネレータ11を介してエンジン10に連結され、エンジン10によって駆動可能であるので、ファン12の駆動力の増加分は、エンジン10の回転数の上昇分をもって充てることができ、これらは等価なものとして扱うことができる。この回転数の上昇分を、回転数上昇分ΔNe1とする。回転数上昇分ΔNe1は、たとえば図4に示すマップを用いて決定可能である。
このようにして、制御手段30は、温度超過分Tdro(すなわち、予測温度Testと、閾値温度X1との差)に基づいて、要求されるファン12の駆動力の増加分を求める。
次に、制御手段30は、要求されるファン12の駆動力の増加分に基づき、エンジン10の回転数を回転数上昇分ΔNe1だけ上昇させたと仮定して、エンジン10における燃料消費量の増加分ΔF1を算出する(ステップS8)。燃料消費量の増加分ΔF1は、たとえば図5に示すマップを用いて、回転数センサ40によって測定される回転数および回転数上昇分ΔNe1に基づいて決定可能である。
次に、制御手段30は、燃料消費量の増加分ΔF1が所定の消費量閾値X3以下であるか否かを判定する(ステップS9)。増加分ΔF1が消費量閾値X3以下である場合には、制御手段30は、要求されるファン12の駆動力の増加分に基づいてエンジン10の回転数を変更するよう制御する(ステップS10)。すなわち、エンジン10の回転数をΔNe1だけ上昇させるよう制御する。
一方、増加分ΔF1が消費量閾値X3より大きい場合には、制御手段30は、燃料消費量の増加分が消費量閾値X3となるようにエンジン10の回転数を変更するよう制御する(ステップS11)。燃料消費量の増加分が消費量閾値X3となるようなエンジン10の回転数(またはその増加分)は、図5に示すマップ等を用いて決定可能である。
ステップS10の処理は、温度超過分Tdroによって要求されるファン12の駆動力の増加分に基づいて、エンジン10の回転数を制御する処理であるということができる。また、ステップS11の処理は、燃料消費量の増加分ΔF1が消費量閾値X3より大きい場合に、消費量閾値X3に応じたファン12の駆動力の増加分に基づいてエンジン10の回転数を制御する処理であるということができる。これらの処理は、いずれも、ファン12の駆動を制御する処理に該当する。
以上のように、本発明の実施の形態1に係るハイブリッド車両の駆動装置100によれば、最大回生電力と、インバータ13の温度とに基づいて、エンジン10の回転数が上昇するので、これによってファン12の回転数も上昇してインバータ13に対する冷却性能が高まり、インバータ13の温度が低下する。したがって、想定される最大回生電力に応じてあらかじめインバータ13を冷却しておくことができ、回生中の冷却能力に依存せず回生電力の最大値制限を解消または緩和することができる。また、これに伴い、得られる回生電力がより大きくなるので燃費が向上する。
上述の実施の形態1において、以下のような変形を施すことができる。
制御手段30は、消費量閾値X3を動的に変更してもよい。たとえば、道路情報に応じて決定してもよい。道路情報とは、車両が現在走行中の道路の状況を表す情報である。たとえば、車両が減速または停止する可能性が低い道路(たとえば高速道路)を走行中である場合には消費量閾値X3を増加させ、車両が減速または停止する可能性が高い道路(たとえば市街地)を走行中である場合には消費量閾値X3を減少させるよう制御してもよい。このようにすると、回生動作が発生する可能性が高い場合には燃費よりもインバータ13の冷却を優先することができ、より効率的に回生を行うことができる。
また、インバータ13の温度を経時的に監視し、結果に応じて消費量閾値X3を決定してもよい。たとえば、ステップS11が実行された後、所定の時間(たとえば図2の処理が実行される間隔よりも長い時間)が経過した時点でインバータ13の温度を測定し、ステップS5と同様の計算を行って予測温度Testが閾値温度X1よりも低くなっているか否かを確認してもよい。また、ここで予測温度Testが閾値温度X1以上のままである場合には、消費量閾値X3を所定量(たとえばエンジン10の回転数に換算して50rpmの上昇に相当する量)だけ増加してもよい。このようにすると、車両の走行状況に合わせた回生を行うことができる。
実施の形態1では、モータジェネレータ11が最大回生電力を制限する機器であるが、他の機器が最大回生電力を制限する機器であってもよい。また、インバータ13自身が最大回生電力を制限する機器であってもよい。この場合、制御手段30は、インバータ13の温度Tinvに基づいて最大回生電力を算出し、最大限の電力を回生できるようにファン12の駆動を制御することになる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、インバータ13に温度制限を設け、インバータ13の温度に応じて制御内容を変更するものである。
図6は、実施の形態2に係る制御手段30の処理の流れのうち、実施の形態1とは異なる部分の例を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップS1(図2)の実行後、制御手段30は、ハイブリッド車両の駆動装置100に関する所定の温度制限が発動中であるか否かを判定する(ステップS20)。この温度制限は、図2および図6には示さない処理によって、独立に発動または解除されるものであり、インバータ13の温度Tinvに応じて回生可能な最大電力を規定する。たとえば、インバータ13の温度Tinvが所定の閾値T1未満である間は温度制限を発動せず、回生可能な最大電力は定数W1であるが、インバータ13の温度Tinvが閾値T1以上になると温度制限が発動され、回生可能な最大電力は関数W2(Tinv)に制限される。ここで、関数W2は常に定数W1より小さい値を与え、Tinvの増加とともに単調に減少する。インバータ13の温度Tinvが閾値T1未満になると、この温度制限は解除される。
温度制限が発動中でない場合、処理は図2のステップS2に分岐する。この場合、これ以降の処理は実施の形態1と同様である。
温度制限が発動中である場合、制御手段30は、現時点での回生電力Presを算出する(ステップS21)とともに、最大回生電力Pallを算出する(ステップS22)。ここで、最大回生電力Pallは、温度制限が発動中でない場合すなわちインバータ13の温度が十分に低いと仮定した場合の最大回生電力であり、たとえば図2のステップS2と同様にして求めることができる。
次に、制御手段30は、温度制限を有する機器(最大回生電力を制限する機器)の温度制限により回生できない電力超過分Pabを算出する(ステップS23)。電力超過分Pabは、たとえば最大回生電力Pallから現時点での回生電力Presを減算することにより算出できる。
次に、制御手段30は、電力超過分Pabに対応する温度超過分Tabを算出する(ステップS24)。温度超過分Tabは、たとえば図7に示すマップを用いて決定可能である。
次に、制御手段30は、温度超過分Tabだけインバータ13を冷却するのに要求されるファン12の駆動力の増加分を求める(ステップS25)。ここで、上述のように、本実施形態では、ファン12の駆動力の増加分とエンジン10の回転数の上昇分とは等価である。この回転数の上昇分を、回転数上昇分ΔNe2とする。回転数上昇分ΔNe2は、たとえば実施の形態1と同様に図4に示すマップを用いて決定可能である。
次に、制御手段30は、エンジン10におけるエンジンフリクションを考慮し、エンジン10の回転数の最適値を算出する(ステップS26)。エンジン10の回転数が増加すると、インバータ13が冷却されて回生可能な電力が増大する可能性があるが、一方でエンジンフリクションが増加し、摩擦損失によって運動エネルギーが失われるため回生可能な電力が減少する可能性がある。制御手段30は、これらの要因を考慮した計算を行い、回生可能な電力を最大とするエンジン10の回転数の最適値を決定する。
この最適値の計算はどのように行われてもよいが、たとえばステップS261〜S263に示すようなループ計算によって行うことができる。この例では、制御手段30はまず、エンジン10の回転数をある値に上昇させた場合の、インバータ13の温度低下による回生電力の増加分を算出する(ステップS261)。これはたとえばステップS20において述べた関数W2(Tinv)を用いて計算することができる。
次に、制御手段30は、エンジン10の回転数をその値に上昇させた場合の、エンジンフリクションによる回生電力の低下分を算出する(ステップS262)。エンジンフリクションによる回生電力の低下分は、たとえば図8に示すマップにおけるΔF2として決定可能である。
次に、制御手段30は、ステップS261で得た増加分と、ステップS262で得た低下分とを比較し、正味の回生電力の変動分を算出する(ステップS263)。
制御手段30は、上述のステップS361〜S263の処理を異なる回転数について実行し、正味の回生電力の変動分を最大とする回転数(すなわち、回生電力を最大とする回転数)を最適値として選択する。
ステップS26の後、制御手段30は、エンジン10の回転数を最適値に変更するよう制御する(ステップS27)。
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、インバータ13の温度だけでなくエンジン10のエンジンフリクションまで考慮してエンジン10の回転数の最適値を算出するので、より確実に回生電力を増加させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1において、ファンを電動とするものである。実施の形態3に係るハイブリッド車両の駆動装置の構成はとくに図示しないが、ファンがモータジェネレータの回転ではなく別途供給される電力によって駆動される点を除けば、図1と同様である。したがって、実施の形態3における制御手段は、実施の形態1における制御手段30のようにエンジン10の回転数を制御するのではなく、ファン12の回転数を制御する。
図9は、実施の形態3における制御手段の処理の流れの例を示すフローチャートである。ステップS1〜S6の処理は実施の形態1(図2)と同様である。
ステップS6の後、制御手段は、温度超過分Tdroを満足するファン12の回転数上昇分ΔNf1を求める(ステップS37)。本実施形態では、この回転数上昇分ΔNf1がファン12の駆動力の増加分に相当する。回転数上昇分ΔNf1は、たとえば図10に示すマップを用いて決定可能である。
このようにして、制御手段は、温度超過分Tdro(すなわち、予測温度Testと、閾値温度X1との差)に基づいて、要求されるファン12の駆動力の増加分を求める。
次に、制御手段は、要求されるファン12の駆動力の増加分に基づき、ファン12の回転数を回転数上昇分ΔNf1だけ上昇させたと仮定して、ファン12の駆動電力における電気負荷の増加分ΔL1を算出する(ステップS38)。電気負荷の増加分ΔL1は、たとえば図11に示すマップを用いて決定可能である。なおファン12の回転数は、エンジン10の回転数等に基づいて算出可能である。
次に、制御手段は、電気負荷の増加分ΔL1が所定の負荷閾値X4以下であるか否かを判定する(ステップS39)。増加分ΔL1が負荷閾値X4以下である場合には、制御手段は、要求されるファン12の駆動力の増加分に基づいてファン12の駆動に係る電力を変更するよう制御する(ステップS40)。すなわち、ファン12の回転数をΔNf1だけ上昇させるよう制御する。
一方、増加分ΔL1が負荷閾値X4より大きい場合には、制御手段は、電気負荷の増加分が負荷閾値X4となるようにファン12の回転数を変更するよう制御する(ステップS41)。電気負荷の増加分が負荷閾値X4となるようなファン12の回転数(またはその増加分)は、図11に示すマップ等を用いて決定可能である。
ステップS40の処理は、温度超過分Tdroによって要求されるファン12の駆動力の増加分に基づいて、ファン12の駆動に係る電力を制御する処理であるということができる。また、ステップS41の処理は、電気負荷の増加分ΔL1が負荷閾値X4より大きい場合に、負荷閾値X4に応じたファン12の駆動力の増加分に基づいてファン12の回転数を制御する処理であるということができる。
以上のように、本発明の実施の形態3に係るハイブリッド車両の駆動装置によれば、最大回生電力と、インバータ13の温度とに基づいて、ファン12の回転数が上昇するので、これによってインバータ13に対する冷却性能が高まり、インバータ13の温度が低下する。したがって、想定される最大回生電力に応じてあらかじめインバータ13を冷却しておくことができ、回生電力の最大値制限を解消または緩和することができる。
上述の実施の形態3において、実施の形態1について説明したものと同様の変形を施すことができる。すなわち、制御手段が負荷閾値X4を動的に変更してもよい。また、インバータ13の温度を経時的に監視し、結果に応じて負荷閾値X4を決定してもよい。また、モータジェネレータ11、インバータ13およびその他の機器のいずれかが最大回生電力を制限する機器であってもよい。
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態3において、インバータ13に温度制限を設け、インバータ13の温度に応じて制御内容を変更するものである。すなわち、実施の形態1に対する実施の形態2と同様の変更を、実施の形態3に加えるものである。
図12は、実施の形態4に係る制御手段の処理の流れのうち、実施の形態3とは異なる部分の例を示すフローチャートである。ステップS20〜S24の処理は実施の形態2(図6)と同様である。
ステップS24の後、制御手段は、温度超過分Tabだけインバータ13を冷却するのに要求されるファン12の回転数上昇分ΔNf2を求める(ステップS55)。回転数上昇分ΔNe2は、たとえば実施の形態3と同様に図10に示すマップを用いて決定可能である。
次に、制御手段は、ファン12の駆動電力における電気負荷の増加分を考慮し、ファン12の回転数の最適値を算出する(ステップS56)。ファン12の回転数が増加すると、インバータ13が冷却されて回生可能な電力が増大する可能性があるが、一方で電気負荷の増加によって回生電力が減少する可能性がある。制御手段は、これらの要因を考慮した計算を行い、回生可能な電力を最大とするファン12の駆動電力の最適値を決定する。
この最適値の計算はどのように行われてもよいが、たとえばステップS561〜S563に示すようなループ計算によって行うことができる。この例では、制御手段はまず、ファン12の駆動電力をある値に増加させた場合の、インバータ13の温度低下による回生電力の増加分を算出する(ステップS561)。これはたとえば図6のステップS20において述べた関数W2(Tinv)を用いて計算することができる。
次に、制御手段は、ファン12の駆動電力をその値に上昇させた場合の、電気負荷の増加による回生電力の低下分を算出する(ステップS562)。回生電力の低下分は、たとえば図11に示すマップにおけるΔL2として決定可能である。
次に、制御手段は、ステップS561で得た増加分と、ステップS562で得た低下分とを比較し、正味の回生電力の変動分を算出する(ステップS563)。
制御手段は、上述のステップS561〜S563の処理を異なる駆動電力について実行し、正味の回生電力の変動分を最大とする駆動電力(すなわち、回生電力を最大とする駆動電力)を最適値として選択する。
なお、本実施形態ではステップS56においてファン12の駆動電力を基準として計算を行っているが、ファン12の回転数を基準として計算を行ってもよい。
ステップS56の後、制御手段は、ファン12の駆動電力を最適値に変更するよう制御する(ステップS57)。
以上のように、本発明の実施の形態4によれば、インバータ13の温度だけでなくファン12の駆動電力による電気負荷まで考慮してファン12の回転数の最適値を算出するので、より確実に回生電力を増加させることができる。
上述の実施の形態1〜4ではインバータ13を発熱体として扱い、ファン12はインバータ13を冷却するよう制御される。変形例として、モータジェネレータ11を発熱体として扱い、ファン12はモータジェネレータ11を冷却するよう制御されてもよい。上述のようにファン12はモータジェネレータ11のロータ部分に取り付けられているので、ファン12の回転に伴ってモータジェネレータ11が冷却される構成とすることは容易である。また、この場合、ステップS2において計算される最大回生電力を規定する温度制限を有する機器は、インバータ13であってもよい。
実施の形態5.
実施の形態5は、実施の形態1〜4において、ファン12の駆動を制御するか否かを、アクセル開度に基づいて決定するものである。以下では、実施の形態1と組み合わせた場合を例にとって説明するが、実施の形態2〜4とも同様に組み合わせることができる。
図13に、実施の形態5に係るハイブリッド車両の駆動装置101の構成の例を示す。ハイブリッド車両の駆動装置101において、制御手段30にはアクセルペダルの踏み込み量などからアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段46(アクセル開度センサ等)が接続されており、制御手段30はアクセル開度を取得可能である。
図14は、実施の形態5に係るハイブリッド車両の駆動装置101を制御する制御手段30の処理の流れの例を示すフローチャートである。図2のステップS1に代えて、制御手段30はステップS1aおよびS1bを実行する。
制御手段30は、ステップS1で取得すべき様々な情報に加え、さらにアクセル開度を取得する(ステップS1a)。次に、制御手段30は、アクセル開度が0であるか否かを判定する(ステップS1b)。アクセル開度が0である場合(すなわちアクセルがオフである場合)には、制御手段30は実施の形態1と同様にステップS2以降を実行し、これによってファン12の駆動を制御する。
一方、アクセル開度が0でない場合(すなわちアクセルがオンである場合)には、制御手段30は処理を終了する。この場合には、実施の形態1で実行したようなファン12の駆動の制御は行われないことになる。
ここで、一般的な運転操作の流れとして、減速直前にはアクセルがオフになることが多い。したがって、アクセルがオンであるかオフであるかを知ることにより、直後に減速操作が行われる可能性が高いか否かを判別することができると言える。
以上のように、本実施の形態5に係るハイブリッド車両の駆動装置101によれば、アクセルがオフである場合、すなわち直後に減速操作が行われる可能性が比較的高い場合には、エンジンの回転数を上昇させてファン12の駆動を制御し、あらかじめインバータ13を冷却しておくことができる。一方、アクセルがオンである場合、すなわち直後に減速操作が行われる可能性が比較的低い場合には、エンジンの回転数をとくに上昇させないので、不要な燃料の消費を回避して燃費を向上させることができる。
実施の形態6.
実施の形態6は、実施の形態5において、アクセル開度に替えてブレーキ開度を判定基準に用いるものである。以下では、実施の形態1と組み合わせた場合を例にとって説明するが、実施の形態2〜4とも同様に組み合わせることができる。
図15に、実施の形態5に係るハイブリッド車両の駆動装置102の構成の例を示す。ハイブリッド車両の駆動装置102において、制御手段30にはブレーキペダルの踏み込み量などからブレーキ開度を検出するブレーキ開度検出手段47(ブレーキ開度センサ等)が接続されており、制御手段30はブレーキ開度を取得可能である。
図16は、実施の形態6に係るハイブリッド車両の駆動装置102を制御する制御手段30の処理の流れの例を示すフローチャートである。図2のステップS1に代えて、制御手段30はステップS1cおよびS1dを実行する。
制御手段30は、ステップS1で取得すべき様々な情報に加え、さらにブレーキ開度を取得する(ステップS1c)。次に、制御手段30は、ブレーキ開度が0より大きいか否かを判定する(ステップS1d)。ブレーキ開度が0より大きい場合(すなわちブレーキがオンである場合)には、制御手段30は実施の形態1と同様にステップS2以降を実行し、これによってファン12の駆動を制御する。
一方、ブレーキ開度が0である場合(すなわちブレーキがオフである場合)には、制御手段30は処理を終了する。この場合には、実施の形態1で実行したようなファン12の駆動の制御は行われないことになる。
ここで、一般的な運転操作の流れとして、ブレーキを大きく踏み込む直前に、ある程度軽くブレーキを踏む場合がある。このような場合、ブレーキがオンであるかオフであるかを知ることにより、直後により大きな減速操作が行われる可能性が高いか否かを判別することができると言える。
以上のように、本実施の形態6に係るハイブリッド車両の駆動装置102によれば、ブレーキがオンである場合、すなわち直後により大きな減速操作が行われる可能性が比較的高い場合には、エンジンの回転数を上昇させてファン12の駆動を制御し、あらかじめインバータ13を冷却しておくことができる。一方、ブレーキがオフである場合、すなわち直後に減速操作が行われる可能性が比較的低い場合には、エンジンの回転数をとくに上昇させないので、不要な燃料の消費を回避して燃費を向上させることができる。
なお、実施の形態5および6において、ステップS1bおよびステップS1dでは、アクセルやブレーキがオンであるか否かを、開度が0であるか否かに基づいて判定しているが、異なる判定方法を用いてもよい。たとえば、アクセル開度が所定の閾値以上である場合にはアクセルがオンであると判定し、この閾値未満である場合にはアクセルがオフであると判定してもよい。ブレーキ開度についても同様である。
また、実施の形態1〜6では、最大回生電力をインバータ13やモータジェネレータ11の温度に基づいて求めているが、最大回生電力はこれらの温度に依存しないものであってもよく、また車速に基づいて最大回生電力を求めてもよい。たとえば、これらの温度に関わらず車速に基づいて最大回生電力を求める場合には、図3の「最大回生電力の制限がない場合」の値をそのまま最大回生電力として用いることができる。
10 エンジン(内燃機関)、11 モータジェネレータ(発熱体)、12 ファン、13 インバータ(発熱体)、14 バッテリ、20 補機ベルト、30 制御手段(31 エンジン制御装置、32 電動発電機制御装置)、40 回転数センサ、41 モータ温度センサ(発熱体としてのモータの温度を測定する手段)、43 インバータ温度センサ(発熱体としてのインバータの温度を測定する手段)、45 車速センサ、46 アクセル開度センサ、47 ブレーキ開度センサ、100 電力変換装置、
Tdro 温度超過分、Test 予測温度、Tinv インバータの温度(発熱体の温度)、X1 閾値温度、X3 消費量閾値、X3 消費量閾値、X4 負荷閾値、ΔF1 燃料消費量の増加分、ΔL1 電気負荷の増加分、ΔNe1 エンジンの回転数上昇分(ファンの駆動力の増加分)、ΔNe2 エンジンの回転数上昇分(ファンの駆動力の増加分)、ΔNf1 ファンの回転数上昇分(ファンの駆動力の増加分)、ΔNf2 ファンの回転数上昇分(ファンの駆動力の増加分)、ΔT 予測温度差分。

Claims (11)

  1. 電力を回生可能なハイブリッド車両の駆動装置であって、
    内燃機関と、
    運動エネルギーを電気エネルギーとして回生する、インバータおよびモータジェネレータと、
    発熱体としてのインバータまたはモータジェネレータの温度を測定する手段と、
    インバータまたはモータジェネレータの温度を測定する手段と、
    前記発熱体を冷却するファンと、
    前記ファンの駆動を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    車速または前記インバータまたはモータジェネレータの前記温度に基づいて、最大回生電力を求める機能と、
    前記最大回生電力と、前記インバータまたはモータジェネレータの温度とに基づいて、前記ファンの駆動を制御する機能と
    を有する、ハイブリッド車両の駆動装置。
  2. 前記制御手段は、前記ファンの駆動を制御する前記機能の一部として、
    回生によって前記発熱体の温度が上昇する予測温度差分を求める機能と、
    前記発熱体の温度と前記予測温度差分とに基づいて予測温度を求める機能と、
    前記予測温度と所定の閾値温度との差に基づいて、要求される前記ファンの駆動力の増加分を求める機能と、
    前記要求される前記ファンの駆動力の前記増加分に基づいて、前記ファンの駆動を制御する機能と
    を有する、請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  3. 前記ファンは前記内燃機関に連結されて駆動され、
    前記制御手段は、前記ファンの駆動を制御する前記機能の一部として、
    前記要求される前記ファンの駆動力の前記増加分に基づいて、前記内燃機関の回転数を制御する機能
    を有する、請求項2に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  4. 前記制御手段は、前記ファンの駆動を制御する前記機能の一部として、
    前記要求される前記ファンの駆動力の前記増加分に基づいて、前記内燃機関における燃料消費量の増加分を求める機能と、
    前記燃料消費量の増加分が所定の消費量閾値より大きい場合には、前記要求される前記ファンの駆動力の前記増加分に代えて、前記消費量閾値に応じた前記ファンの駆動力の増加分に基づいて前記内燃機関の回転数を制御する機能と
    を有する、請求項3に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  5. 前記制御手段は、前記ファンの駆動を制御する前記機能の一部として、
    前記内燃機関の回転数を上昇させた場合の、前記発熱体の温度低下による回生電力の増加分と、前記内燃機関における摩擦損失による回生電力の低下分とに基づき、回生電力を最大とする回転数を算出する機能と、
    前記内燃機関の回転数を、前記回生電力を最大とする前記回転数に変更する機能と
    を有する、請求項3または4に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  6. 前記ファンは電力によって駆動され、
    前記制御手段は、前記ファンの駆動を制御する前記機能の一部として、
    前記要求される前記ファンの駆動力の前記増加分に基づいて、前記電力を制御する機能
    を有する、請求項2に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  7. 前記制御手段は、前記ファンの駆動を制御する前記機能の一部として、
    前記要求される前記ファンの駆動力の前記増加分に基づいて、前記ファンの駆動に係る電気負荷の増加分を求める機能と、
    前記電気負荷の増加分が所定の負荷閾値より大きい場合には、前記要求される前記ファンの駆動力の前記増加分に代えて、前記負荷閾値に応じた前記ファンの駆動力の増加分に基づいて前記電力を制御する機能と
    を有する、請求項6に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  8. 前記制御手段は、前記ファンの駆動を制御する前記機能の一部として、
    前記ファンの駆動に係る電力を増加させた場合の、前記発熱体の温度低下による回生電力の増加分と、前記ファンの駆動に係る電気的損失による回生電力の低下分とに基づき、回生電力を最大とする電力を算出する機能と、
    前記ファンの駆動に係る電力を、前記回生電力を最大とする前記電力に変更する機能と
    を有する、請求項6または7に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  9. 前記制御手段は、道路情報に応じて前記消費量閾値または前記負荷閾値を決定する機能を有する、請求項4または7に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  10. 前記制御手段は、
    アクセルがオフである場合には、前記ファンの駆動を制御する前記機能を実行し、
    アクセルがオンである場合には、前記ファンの駆動を制御する前記機能を実行しない、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  11. 前記制御手段は、
    ブレーキがオンである場合には、前記ファンの駆動を制御する前記機能を実行し、
    ブレーキがオフである場合には、前記ファンの駆動を制御する前記機能を実行しない、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
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