JP2014088075A - 車両室内用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】グラデーション効果が高い間接照明を実現できるとともに、乗員から導光体が直接見えてしまうことを抑制できる車両室内用照明装置を提供する。
【解決手段】本装置は、天井材2の車両幅方向Qの側部に配設される車両室内用照明装置であって、天井材2の車両幅方向の側部に車両前後方向に延びて配設される被覆材5と、被覆材5と天井材2との間で被覆材5の延設方向に沿って並設される棒状の第1導光体6及び第2導光体7と、を備える。被覆材5の車両幅方向の外側端部5aには、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向の外側に向かって第1導光体6の光を照射するための第1開口部15が形成され、被覆材5の車両幅方向の内側端部には、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向の内側に向かって第2導光体7の光を照射するための第2開口部16が形成され、第2開口部16は、第1開口部15より狭い開口幅を有している。
【選択図】図3
【解決手段】本装置は、天井材2の車両幅方向Qの側部に配設される車両室内用照明装置であって、天井材2の車両幅方向の側部に車両前後方向に延びて配設される被覆材5と、被覆材5と天井材2との間で被覆材5の延設方向に沿って並設される棒状の第1導光体6及び第2導光体7と、を備える。被覆材5の車両幅方向の外側端部5aには、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向の外側に向かって第1導光体6の光を照射するための第1開口部15が形成され、被覆材5の車両幅方向の内側端部には、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向の内側に向かって第2導光体7の光を照射するための第2開口部16が形成され、第2開口部16は、第1開口部15より狭い開口幅を有している。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両室内用照明装置に関し、さらに詳しくは、グラデーション効果が高い間接照明を実現できるとともに、乗員から導光体が直接見えてしまうことを抑制できる車両室内用照明装置に関する。
従来の車両室内用照明装置として、例えば、天井材の側部に配設されるものが一般に知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。この特許文献1には、例えば、図5(a)に示すように、単一の導光体106aにより天井材102aの被覆材105aを挟んで車両幅方向Qの外側を照明する照明装置101aが開示されている。また、特許文献2には、例えば、図5(b)に示すように、単一の導光体106bにより天井材102bの被覆材105bを挟んで車両幅方向Qの内側(すなわち、天井中央側)を照明する照明装置101bが開示されている。
しかし、上記特許文献1及び2の技術では、単一の導光体106a、106bにより天井材102a、102bの被覆材105a、105bを挟んで車両幅方向Qのどちらか一方側のみを照明するように構成されているので、天井材102a、102bの表面に明暗のコントラストが生じて間接照明としてのグラデーション感が損なわれてしまう。また、特許文献2の技術では、天井材102bの被覆材105bを挟んで車両幅方向Qの内側を照明しているので、特に天井が低い車両の場合に乗員から導光体106bが直接見えてしまい易い。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、グラデーション効果が高い間接照明を実現できるとともに、乗員から導光体が直接見えてしまうことを抑制できる車両室内用照明装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、天井材の車両幅方向の側部に配設される車両室内用照明装置であって、前記天井材の車両幅方向の側部に車両前後方向に延びて配設される被覆材と、前記被覆材と前記天井材との間で前記被覆材の延設方向に沿って並設される棒状の第1導光体及び第2導光体と、を備え、前記被覆材の車両幅方向の外側端部には、前記天井材の前記被覆材を挟んで車両幅方向の外側に向かって前記第1導光体の光を照射するための第1開口部が形成され、前記被覆材の車両幅方向の内側端部には、前記天井材の前記被覆材を挟んで車両幅方向の内側に向かって前記第2導光体の光を照射するための第2開口部が形成され、前記第2開口部は、前記第1開口部より狭い開口幅を有していることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記第2導光体は、前記第1導光体より小さな縦断面積を有していることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又2記載において、前記第2導光体は、前記被覆材の車両幅方向の内側端部より奥側となる奥側部に配設され、前記第1導光体は、前記被覆材の車両幅方向の外側端部に配設されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項記載において、前記被覆材は、前記天井材の車両幅方向の側部に設けられたアシストグリップの車両幅方向の内側で車両前後方向に延びて配設されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記第2導光体は、前記第1導光体より小さな縦断面積を有していることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又2記載において、前記第2導光体は、前記被覆材の車両幅方向の内側端部より奥側となる奥側部に配設され、前記第1導光体は、前記被覆材の車両幅方向の外側端部に配設されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項記載において、前記被覆材は、前記天井材の車両幅方向の側部に設けられたアシストグリップの車両幅方向の内側で車両前後方向に延びて配設されていることを要旨とする。
本発明の車両室内用照明装置によると、天井材の車両幅方向の側部に車両前後方向に延びて配設される被覆材と、被覆材と天井材との間で被覆材の延設方向に沿って並設される棒状の第1導光体及び第2導光体と、を備える。そして、被覆材の車両幅方向の外側端部には、天井材の被覆材を挟んで車両幅方向の外側に向かって第1導光体の光を照射するための第1開口部が形成され、被覆材の車両幅方向の内側端部には、天井材の被覆材を挟んで車両幅方向の内側に向かって第2導光体の光を照射するための第2開口部が形成され、第2開口部は、第1開口部より狭い開口幅を有している。これにより、第1導光体及び第2導光体によって天井材の被覆材を挟んで車両幅方向の外側及び内側のそれぞれが照明され、グラデーション効果が高い間接照明を実現できる。また、第2開口部の開口幅は比較的狭いので、第2開口部を介して乗員から第2導光体が直接見えてしまうことを抑制することができる。また、被覆材の車両幅方向の外側端部に形成された第1開口部を介して乗員から第1導光体が直接見えにくいため、第1開口部の開口幅を比較的広くでき、第1導光体により天井材の外側を十分な光量でより明るく照明することができる。
また、前記第2導光体が、前記第1導光体より小さな縦断面積を有している場合は、乗員から第2導光体をより直接見えにくくできるとともに、第1導光体により天井材の外側を十分な光量でより明るく照明できる。
また、前記第2導光体が、前記被覆材の車両幅方向の内側端部より奥側となる奥側部に配設され、前記第1導光体が、前記被覆材の車両幅方向の外側端部に配設されている場合は、乗員から第2導光体をより直接見えにくくできるとともに、第1導光体により天井材の外側を十分な光量でより明るく照明できる。
さらに、前記被覆材が、前記天井材の車両幅方向の側部に設けられたアシストグリップの車両幅方向の内側で車両前後方向に延びて配設されている場合は、第1導光体により天井材の外側とともにアシストグリップを照明できる。
また、前記第2導光体が、前記第1導光体より小さな縦断面積を有している場合は、乗員から第2導光体をより直接見えにくくできるとともに、第1導光体により天井材の外側を十分な光量でより明るく照明できる。
また、前記第2導光体が、前記被覆材の車両幅方向の内側端部より奥側となる奥側部に配設され、前記第1導光体が、前記被覆材の車両幅方向の外側端部に配設されている場合は、乗員から第2導光体をより直接見えにくくできるとともに、第1導光体により天井材の外側を十分な光量でより明るく照明できる。
さらに、前記被覆材が、前記天井材の車両幅方向の側部に設けられたアシストグリップの車両幅方向の内側で車両前後方向に延びて配設されている場合は、第1導光体により天井材の外側とともにアシストグリップを照明できる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る車両室内照明装置を備える車両天井を車室内側から見上げた状態の模式図である。
図1のII−II線断面拡大図である。
図2の要部拡大図である。
上記車両室内用照明装置の分解斜視図である。
従来の車両室内用照明装置を説明するための説明図であり、(a)は天井材の外側を照明する照明装置の縦断面図を示し、(b)は天井材の内側を照明する照明装置の縦断面図を示す。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.車両室内用照明装置
本実施形態1.に係る車両室内用照明装置は、天井材(2)の車両幅方向(Q)の側部に配設される車両室内用照明装置(1)であって、天井材の車両幅方向の側部に車両前後方向(P)に延びて配設される被覆材(5)と、被覆材と天井材との間で被覆材の延設方向に沿って並設される棒状の第1導光体(6)及び第2導光体(7)と、を備える(例えば、図1〜図3等参照)。そして、被覆材(5)の車両幅方向(Q)の外側端部(5a)には、天井材(2)の被覆材を挟んで車両幅方向の外側に向かって第1導光体(6)の光を照射するための第1開口部(15)が形成され、被覆材(5)の車両幅方向(Q)の内側端部(5b)には、天井材(2)の被覆材を挟んで車両幅方向の内側に向かって第2導光体(7)の光を照射するための第2開口部(16)が形成され、第2開口部(16)は、第1開口部(15)より狭い開口幅を有していることを特徴とする。
本実施形態1.に係る車両室内用照明装置は、天井材(2)の車両幅方向(Q)の側部に配設される車両室内用照明装置(1)であって、天井材の車両幅方向の側部に車両前後方向(P)に延びて配設される被覆材(5)と、被覆材と天井材との間で被覆材の延設方向に沿って並設される棒状の第1導光体(6)及び第2導光体(7)と、を備える(例えば、図1〜図3等参照)。そして、被覆材(5)の車両幅方向(Q)の外側端部(5a)には、天井材(2)の被覆材を挟んで車両幅方向の外側に向かって第1導光体(6)の光を照射するための第1開口部(15)が形成され、被覆材(5)の車両幅方向(Q)の内側端部(5b)には、天井材(2)の被覆材を挟んで車両幅方向の内側に向かって第2導光体(7)の光を照射するための第2開口部(16)が形成され、第2開口部(16)は、第1開口部(15)より狭い開口幅を有していることを特徴とする。
本実施形態1.に係る車両室内用照明装置としては、例えば、上記第2導光体(7)は、第1導光体(6)より小さな縦断面積を有している形態(例えば、図3等参照)を挙げることができる。
本実施形態1.に係る車両室内用照明装置としては、例えば、上記第2導光体(7)は、被覆材(5)の車両幅方向(Q)の内側端部(5b)より奥側となる奥側部(5c)に配設され、第1導光体(6)は、被覆材(5)の車両幅方向(Q)の外側端部(5a)に配設されている形態(例えば、図3等参照)を挙げることができる。
本実施形態1.に係る車両室内用照明装置としては、例えば、上記被覆材(5)は、天井材(2)の車両幅方向(Q)の側部に設けられたアシストグリップ(3a、3b)の車両幅方向(Q)の内側で車両前後方向(P)に延びて配設されている形態(例えば、図1等参照)を挙げることができる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)車両室内用照明装置の構成
本実施例に係る車両室内用照明装置1は、図1及び図2に示すように、天井材2の車両幅方向Qの両側部のそれぞれに配設されている。この照明装置1は、以下に述べる被覆材(「ベゼル」とも称される。)5、第1導光体6及び第2導光体7を備えている。なお、上記天井材2の車両幅方向Qの両側部には、前席用アシストグリップ3a及び後席用アシストグリップ3bが設けられている。
本実施例に係る車両室内用照明装置1は、図1及び図2に示すように、天井材2の車両幅方向Qの両側部のそれぞれに配設されている。この照明装置1は、以下に述べる被覆材(「ベゼル」とも称される。)5、第1導光体6及び第2導光体7を備えている。なお、上記天井材2の車両幅方向Qの両側部には、前席用アシストグリップ3a及び後席用アシストグリップ3bが設けられている。
上記被覆材5は、天井材2の車両幅方向Qの側部において前席用アシストグリップ3a及び後席用アシストグリップ3bの車両幅方向Qの内側で車両前後方向Pに延びて配設されている。この被覆材5は、天井材2の両側部の湾曲状部位2a(図2参照)に配設されている。また、上記第1導光体6及び第2導光体7のそれぞれは、被覆材5に覆われるように、被覆材5と天井材2との間で被覆材2の延設方向(すなわち、被覆材2の長手方向)に沿って配設されている。なお、上記天井材2は、繊維層等からなる弾性層を有している。また、上記被覆材5は、非透光性を有する樹脂、金属等からなされている。
上記被覆材5の表面には、図3及び図4に示すように、第1導光体6を支持する第1支持壁8と第2導光体7を支持する第2支持壁9とが被覆材5の長手方向に沿って並設されている。これら第1及び第2支持壁8、9の上端部には、第1及び第2導光体6、7の上面側に係止して仮保持する複数の係止片10が被覆材5の長手方向に沿って所定間隔で形成されている。また、被覆材5の表面には、第1及び第2支持壁8、9の間の位置に複数の取付ボス11が被覆材5の長手方向に沿って所定間隔で形成されている。これら各取付ボス11を天井材2に形成された取付孔13に挿入してネジ12止め(図3参照)することで、天井材2に対して被覆材5が取り付けられるとともに、被覆材5に仮保持された各導光体6、7が被覆材5と天井材2との間で挟持される。
図3に示すように、上記被覆材5の車両幅方向Qの外側端部5aと天井材2との間には、第1開口部15が形成されている。この第1開口部15は、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの外側に向かって第1導光体6の光を照射するためのものであり、被覆材5の長手方向に沿って形成されている。また、被覆材5の車両幅方向Qの内側端部5bと天井材2との間には、第2開口部16が形成されている。この第2開口部16は、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの内側(すなわち、天井中央側)に向かって第2導光体7の光を照射するためのものであり、被覆材5の長手方向に沿って形成されている。また、第2開口部16は、第1開口部15より狭い開口幅(すなわち、高さ方向の開口幅)を有している。
上記第1導光体6及び第2導光体7のそれぞれは、図4に示すように、縦断面略円形に形成されている。この第1導光体6の一端側には、発光ダイオード等からなる第1光源18が配設され、第2導光体7の一端側には、発光ダイオード等からなる第2光源19が配設されている。そして、各光源18、19から一端側に光が導入されることで各導光体6、7は全長にわたって径方向に光を照射する。なお、上記光源18、19は、同等の発光能力を有しており、大径の第1導光体6が小径の第2導光体7より大きな光量で光を照射するようになっている。また、上記第1及び第2支持壁7、8によって、第1導光体6からの光が第2開口部16から漏れること及び第2導光体7からの光が第1開口部15から漏れることが抑制される。
上記第2導光体7は、図3に示すように、第1導光体6より小さな直径(すなわち、縦断面積)を有している。また、第2導光体7は、被覆材5の車両幅方向Qの内側端部5bより奥側となる奥側部5c(すなわち、被覆材5の第2開口部16から離間した部位5c)に配設されている。また、第1導光体6は、被覆材5の車両幅方向Qの外側端部5a(すなわち、被覆材5の第1開口部15の近傍の部位5a)に配設されている。
(2)車両室内用照明装置の作用
次に、上記構成の車両室内用照明装置1の作用について説明する。第1及び第2光源18、19を点灯させて第1及び第2導光体6、7の一端側から光が導入されると、図1〜図3中に破線で示すように、第1導光体6の光は、第1開口部15を介して天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの外側(両アシストグリップ3a、3bも含む部位)に向かって照射される。一方、第2導光体7の光は、第2開口部16を介して天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの内側(すなわち、天井中央側)に向かって照射される。その結果、天井材2において被覆材5を挟んで車両幅方向Qの外側及び内側が間接照明(すなわち、雰囲気照明)されることとなる。
次に、上記構成の車両室内用照明装置1の作用について説明する。第1及び第2光源18、19を点灯させて第1及び第2導光体6、7の一端側から光が導入されると、図1〜図3中に破線で示すように、第1導光体6の光は、第1開口部15を介して天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの外側(両アシストグリップ3a、3bも含む部位)に向かって照射される。一方、第2導光体7の光は、第2開口部16を介して天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの内側(すなわち、天井中央側)に向かって照射される。その結果、天井材2において被覆材5を挟んで車両幅方向Qの外側及び内側が間接照明(すなわち、雰囲気照明)されることとなる。
また、上記車両室内用照明装置1による照明状態においては、第1開口部15は被覆材5の車両幅方向Qの外側端部5aに形成されているため、第1開口部15を介して乗員から第1導光体6が直接見えにくい。また、第1開口部15の開口幅は比較的広いので、天井材2の外側は十分な光量でより明るく照明される。さらに、第2開口部16の開口幅は比較的狭いので、第2開口部16を介して乗員から第2導光体7が直接見えにくい。
(3)実施例の効果
本実施例の車両室内用照明装置1によると、天井材2の車両幅方向Qの側部に車両前後方向Pに延びて配設される被覆材5と、被覆材5と天井材2との間で被覆材5の延設方向に沿って並設される棒状の第1導光体6及び第2導光体7と、を備える。そして、被覆材5の車両幅方向Qの外側端部5aには、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの外側に向かって第1導光体6の光を照射するための第1開口部15が形成され、被覆材5の車両幅方向Qの内側端部5bには、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの内側に向かって第2導光体7の光を照射するための第2開口部16が形成され、第2開口部16は、第1開口部15より狭い開口幅を有している。これにより、第1導光体6及び第2導光体7によって天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの外側及び内側のそれぞれが照明され、グラデーション効果が高い間接照明を実現できる。また、第2開口部16の開口幅は比較的狭いので、第2開口部16を介して乗員から第2導光体7が直接見えてしまうことを抑制することができる。また、被覆材5の車両幅方向Qの外側端部5aに形成された第1開口部15を介して乗員から第1導光体6が直接見えにくいため、第1開口部15の開口幅を比較的広くでき、第1導光体6により天井材2の外側を十分な光量でより明るく照明することができる。
本実施例の車両室内用照明装置1によると、天井材2の車両幅方向Qの側部に車両前後方向Pに延びて配設される被覆材5と、被覆材5と天井材2との間で被覆材5の延設方向に沿って並設される棒状の第1導光体6及び第2導光体7と、を備える。そして、被覆材5の車両幅方向Qの外側端部5aには、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの外側に向かって第1導光体6の光を照射するための第1開口部15が形成され、被覆材5の車両幅方向Qの内側端部5bには、天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの内側に向かって第2導光体7の光を照射するための第2開口部16が形成され、第2開口部16は、第1開口部15より狭い開口幅を有している。これにより、第1導光体6及び第2導光体7によって天井材2の被覆材5を挟んで車両幅方向Qの外側及び内側のそれぞれが照明され、グラデーション効果が高い間接照明を実現できる。また、第2開口部16の開口幅は比較的狭いので、第2開口部16を介して乗員から第2導光体7が直接見えてしまうことを抑制することができる。また、被覆材5の車両幅方向Qの外側端部5aに形成された第1開口部15を介して乗員から第1導光体6が直接見えにくいため、第1開口部15の開口幅を比較的広くでき、第1導光体6により天井材2の外側を十分な光量でより明るく照明することができる。
また、本実施例では、第2導光体7は、第1導光体6より小さな縦断面積を有しているので、乗員から第2導光体7をより直接見えにくくできるとともに、第1導光体6により天井材2の外側を十分な光量でより明るく照明できる。
また、本実施例では、第2導光体7は、被覆材5の車両幅方向Qの内側端部5bより奥側となる奥側部5cに配設され、第1導光体6は、被覆材5の車両幅方向Qの外側端部5aに配設されているので、乗員から第2導光体7をより直接見えにくくできるとともに、第1導光体6により天井材2の外側を十分な光量でより明るく照明できる。
また、本実施例では、被覆材5は、天井材2の車両幅方向Qの側部に設けられたアシストグリップ3a、3bの車両幅方向Qの内側で車両前後方向Pに延びて配設されているので、第2導光体7により天井材2の外側とともにアシストグリップ3a、3bを照明できる。
さらに、本実施例では、第1導光体6の軸端側に光を導入する第1光源18と、第2導光体7の軸端側に光を導入する第2光源19と、を備えるので、第1導光体6による照明と第2導光体7による照明とを独立してON/OFF制御することができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、被覆材5と天井材2との間に形成される第1開口部15及び第2開口部16を例示したが、これに限定されず、例えば、被覆材のみで第1及び第2開口部を形成してもよい。また、上記実施例における第1及び第2開口部15、16に光を拡散等するレンズを設けてもよい。
また、上記実施例では、車両前後方向Pに延びる略直線状の部位のみからなる被覆材5を例示したが、これに限定されず、例えば、車両前後方向Pに延びる略直線状の第1部位と、この第1部位の端側から車両幅方向Qに延びる第2部位と、を備える被覆材としてもよい。この場合、例えば、被覆材は、平面略L字状、平面略U字状に形成されることができる。
また、上記実施例では、天井材2の前席用及び後席用アシストグリップ3a、3bの車両幅方向Qの内側で車両前後方向Pに延びて配設される被覆材5を例示したが、これに限定されず、例えば、天井材2の前席用及び後席用アシストグリップ3a、3bの間で車両前後方向Pに延びる被覆材としてもよい。
また、上記実施例では、導光体6、7の一端側にのみ光源18、19を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、導光体6、7の両端側のそれぞれに光源を設け、導光体6、7の両端側から光源の光を導入するようにしてもよい。
また、上記実施例では、第1及び第2導光体6、7のそれぞれに対応して第1及び第2光源18、19を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、第1及び第2導光体6、7に対して共通の単一の光源を設けるようにしてもよい。この場合、通常、第1及び第2導光体6、7による照明は同時にON/OFFされる。
また、上記実施例では、第1導光体6より小さな縦断面積を有する第2導光体7を例示したが、これに限定されず、例えば、第1導光体と略同じ縦断面積を有する第2導光体としたり、第1導光体より大きな縦断面積を有する第2導光体としたりしてもよい。
また、上記実施例では、被覆材5の車両幅方向Qの内側端部5bより奥側となる奥側部5cに配設される第2導光体7を例示したが、これに限定されず、例えば、被覆材5の車両幅方向Qの内側端部5bに配設される第2導光体としてもよい。
また、上記実施例では、被覆材5と天井材2との間で導光体6、7を挟持させるようにしたが、これに限定されず、例えば、被覆材に設けた取付部に導光体を取り付けるようにしたり、天井材に導光体を取り付けるようにしたりしてもよい。
さらに、上記実施例では、縦断面略円形の導光体6、7を例示したが、これに限定されず、例えば、縦断面略多角形、異形状の導光体としてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などの車両室内を照明する技術として広く利用される。
1;車両室内用照明装置、2;天井材、3a,3b;アシストグリップ、5;被覆材、5a;外側端部、5b;内側端部、5c;奥側部、6;第1導光体、7;第2導光体、15;第1開口部、16;第2開口部、P;車両前後方向、Q;車両幅方向。
Claims (4)
- 天井材の車両幅方向の側部に配設される車両室内用照明装置であって、
前記天井材の車両幅方向の側部に車両前後方向に延びて配設される被覆材と、
前記被覆材と前記天井材との間で前記被覆材の延設方向に沿って並設される棒状の第1導光体及び第2導光体と、を備え、
前記被覆材の車両幅方向の外側端部には、前記天井材の前記被覆材を挟んで車両幅方向の外側に向かって前記第1導光体の光を照射するための第1開口部が形成され、
前記被覆材の車両幅方向の内側端部には、前記天井材の前記被覆材を挟んで車両幅方向の内側に向かって前記第2導光体の光を照射するための第2開口部が形成され、
前記第2開口部は、前記第1開口部より狭い開口幅を有していることを特徴とする車両室内用照明装置。 - 前記第2導光体は、前記第1導光体より小さな縦断面積を有している請求項1記載の車両室内用照明装置。
- 前記第2導光体は、前記被覆材の車両幅方向の内側端部より奥側となる奥側部に配設され、前記第1導光体は、前記被覆材の車両幅方向の外側端部に配設されている請求項1又は2記載の車両室内用照明装置。
- 前記被覆材は、前記天井材の車両幅方向の側部に設けられたアシストグリップの車両幅方向の内側で車両前後方向に延びて配設されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両室内用照明装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012238368A JP2014088075A (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 車両室内用照明装置 |
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---|---|
JP2014088075A true JP2014088075A (ja) | 2014-05-15 |
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ID=50790398
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015009663A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | トヨタ紡織株式会社 | 照明装置 |
CN106476684A (zh) * | 2015-08-27 | 2017-03-08 | 林天连布有限公司 | 一种用于汽车的光导杆的保持结构 |
EP3978312A1 (en) * | 2020-09-30 | 2022-04-06 | Inalfa Roof Systems Group B.V. | Open roof construction for a vehicle |
-
2012
- 2012-10-29 JP JP2012238368A patent/JP2014088075A/ja active Pending
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