JP2014087809A - 肉盛溶接装置及び原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】入熱量を増やすことなく、炉内構造物への溶込みを最適にすることで、融合不良等の欠陥が生じることがない肉盛溶接装置及び原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法を提供する。
【解決手段】肉盛溶接装置8の先端部に取り付けられた溶接ヘッド9と、前記溶接ヘッド9を被溶接部11に沿って移動させる駆動装置と、前記溶接ヘッド9の先端に設けられ前記被溶接部11にシールドガス15を噴射するためのノズル17と、前記被溶接部11に溶接ワイヤ14を供給する溶接ワイヤ供給部7と、前記被溶接部11にレーザ光12を照射するための集光光学系5と、前記溶接ヘッド9の先端部に取り付けられ前記被溶接部11を気相に保持するシールドガスカバー18と、を備えた肉盛溶接装置8において、前記ノズル17にガス流のはく離層が形成されたガス流はく離層形成手段17a、17bを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】肉盛溶接装置8の先端部に取り付けられた溶接ヘッド9と、前記溶接ヘッド9を被溶接部11に沿って移動させる駆動装置と、前記溶接ヘッド9の先端に設けられ前記被溶接部11にシールドガス15を噴射するためのノズル17と、前記被溶接部11に溶接ワイヤ14を供給する溶接ワイヤ供給部7と、前記被溶接部11にレーザ光12を照射するための集光光学系5と、前記溶接ヘッド9の先端部に取り付けられ前記被溶接部11を気相に保持するシールドガスカバー18と、を備えた肉盛溶接装置8において、前記ノズル17にガス流のはく離層が形成されたガス流はく離層形成手段17a、17bを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、原子炉炉内構造物等の構造物を改質するための肉盛溶接装置及び原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法に関する。
従来、原子炉の炉内構造物、例えば給水ノズル、制御棒ハウジング等の耐食性、耐摩耗性の向上を図るために、肉盛溶接によって炉内構造物の改質処理を行うことが知られている。この肉盛溶接作業では例えばレーザ光を用いた溶接装置が用いられるが、原子炉内に水が満たされた状態で行われるため、溶接箇所から水を排除して溶接作業が行われる(特許文献1)。
このような溶接装置8は、図9に示すように、原子炉圧力容器1の外部に設置されたレーザ発振器2、シールドガス供給部3、制御部4に接続され、遠隔操作装置(図示せず)により溶接対象の炉内構造物10に設置される。溶接装置8の先端に取り付けられた溶接ヘッド9は、図1に示すように、レンズ等からなる集光光学系5と、シールドガス導入部6と、溶接ワイヤ14を被溶接部11に供給する溶接ワイヤ供給部7と、シールドガス15を被溶接部11に噴射するノズル17と、被溶接部11を気相に保持するシールドカバー18とから構成され、溶接ヘッド9は駆動手段(図示せず)により所定の速度(溶接速度)で被溶接部11を移動する。
溶接の際は、シールドガス15がノズル17から被溶接部11に噴射されてシールドカバー18内の水を排除して気相状態とし、溶接ヘッド9を被溶接部11に沿って移動させながら、被溶接部11をレーザ光で照射するとともに、溶接ワイヤ14及びシールドガス15を供給して溶接を行っている。
上述した従来の溶接手段では、耐食性を改善するために溶接ワイヤ14を多量に供給する必要があるが、これにより炉内構造物10の被溶接部11への溶込みが不足し、融合不良が発生するという課題がある。
また、被溶接部11に混入した不純物の成分量が多い場合、入熱量を大きくする必要があるが、入熱量を大きくすると溶接割れが発生する恐れがあるため入熱量を増やすことができない。これにより融合不良の発生リスクが高まるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、入熱量を増やすことなく、炉内構造物への溶込み深さを最適にすることで、融合不良等の欠陥が生じることがない肉盛溶接装置及び原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る肉盛溶接装置は、肉盛溶接装置の先端部に取り付けられた溶接ヘッドと、前記溶接ヘッドを被溶接部に沿って移動させる駆動装置と、前記溶接ヘッドの先端に設けられ前記被溶接部にシールドガスを噴射するためのノズルと、前記被溶接部に溶接ワイヤを供給する溶接ワイヤ供給部と、前記被溶接部にレーザ光を照射するための集光光学系と、前記溶接ヘッドの先端部に取り付けられ前記被溶接部を気相に保持するシールドガスカバーと、を備えた肉盛溶接装置において、前記ノズルにガス流のはく離層が形成されたガス流はく離層形成手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明に係る原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法は、肉盛溶接装置の先端部に取り付けられた溶接ヘッドと、前記溶接ヘッドを被溶接部に沿って移動させる駆動装置と、前記溶接ヘッドの先端に設けられ前記被溶接部にシールドガスを噴射するためのノズルと、前記被溶接部に溶接ワイヤを供給する溶接ワイヤ供給部と、前記被溶接部にレーザ光を照射するための集光光学系と、前記溶接ヘッドの先端部に取り付けられ前記被溶接部を気相に保持するシールドガスカバーと、を備えた肉盛溶接装置によって炉内構造物の被溶接部を肉盛溶接する原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法において、前記溶接ヘッドの溶接速度を0.3〜0.5m/分とし、前記ノズルから噴射される前記シールドガスのガス速度を6〜14m/秒とすることを特徴とする。
本発明によれば、被溶接部への溶接金属の溶込み深さを最適にすることで、入熱条件を変えることなく、融合不良等の欠陥の発生を抑制することが可能な肉盛溶接装置及び方法を提供することができる。
以下、本発明に係る肉盛溶接装置及び原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法の実施形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る肉盛溶接装置及び方法を図1乃至4により説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る肉盛溶接装置及び方法を図1乃至4により説明する。
(構成)
本実施形態に係る溶接ヘッド9は、図1に示ように、レンズ、ミラー等からなる集光光学系5と、シールドガス導入部6と、溶接ワイヤ14を被溶接部11に供給する溶接ワイヤ供給部7と、シールドガス15を被溶接部11に噴射するノズル17と、被溶接部11を気相に保持するシールドカバー18とから構成され、駆動手段(図示せず)により所定の速度(溶接速度)で被溶接部11に沿って移動する。
本実施形態に係る溶接ヘッド9は、図1に示ように、レンズ、ミラー等からなる集光光学系5と、シールドガス導入部6と、溶接ワイヤ14を被溶接部11に供給する溶接ワイヤ供給部7と、シールドガス15を被溶接部11に噴射するノズル17と、被溶接部11を気相に保持するシールドカバー18とから構成され、駆動手段(図示せず)により所定の速度(溶接速度)で被溶接部11に沿って移動する。
ここで、本実施形態に係る肉盛溶接の対象となる炉内構造物(母材)10は、600合金、オーステナイト系ステンレス鋼304、304L、316、316L等の材料から構成され、溶接ワイヤ14は、690合金、オーステナイト系ステンレス鋼308L等が用いられる。図2(a)は、690合金(溶接ワイヤ)及び600合金(炉内構造物)の成分組成表である。
肉盛溶接の際は、溶接ヘッド9を肉盛溶接対象の炉内構造物10の被溶接部11に位置決めし、シールドガス15をノズル17から被溶接部11に噴射してシールドカバー18内の水を排除して気相状態とする。次に、その状態でシールドガス15を所定のガス流速でノズル17から噴出させながら、レーザ光で被溶接部11を照射するとともに溶接ワイヤ14を供給することで溶融池を形成して肉盛溶接を行う。
この肉盛溶接作業は溶接ヘッド9を移動させながら被溶接部全体にわたって行われるが、その際、溶接ヘッド9の溶接速度は0.3〜0.5m/分、ノズル17から噴射されるシールドガス15のガス速度は6〜14m/秒に調整される。
本実施形態では、前記ガス速度を得るためにノズル先端部の径が3〜8mmに調整されている。
本実施形態では、前記ガス速度を得るためにノズル先端部の径が3〜8mmに調整されている。
(実施例)
このように構成された肉盛溶接装置を用いて、図2(b)に示す溶接条件で溶接試験を行った。
炉内構造物(母材) 600合金
溶接ワイヤ 690合金
溶接ワイヤ径 1.1mm
溶接ワイヤ供給速度 0.6〜1.5m/分
レーザ波長(YAGレーザ発振器) 1.06μm
レーザ出力(YAGレーザ発振器) 2〜3kW
溶接速度 0.3〜0.5m/分
ガス流速 1〜15m/秒
このように構成された肉盛溶接装置を用いて、図2(b)に示す溶接条件で溶接試験を行った。
炉内構造物(母材) 600合金
溶接ワイヤ 690合金
溶接ワイヤ径 1.1mm
溶接ワイヤ供給速度 0.6〜1.5m/分
レーザ波長(YAGレーザ発振器) 1.06μm
レーザ出力(YAGレーザ発振器) 2〜3kW
溶接速度 0.3〜0.5m/分
ガス流速 1〜15m/秒
図3はガス流速に対する肉盛溶接後の中央部における溶込み深さの関係図であり、図4はガス流速が1〜3m/秒、6〜14m/秒の場合の、溶込み形状、溶込み深さ及び肉盛溶接中の溶融池の挙動を示す模式図である。
図4の溶融池の挙動からわかるように、ガス流速が大きくなるにつれて、溶融池がシールドガスにより後方に押し流され、レーザ光は母材に近い位置に照射されるため、溶込み深さが増加する。
ここで溶込み深さが0.15〜0.7mm(ガス流速6〜14m/秒)、好ましくは0.3〜0.7mm(ガス流速8〜14m/秒)であれば、融合不良や溶接割れの発生を抑制できることが確認された。溶込み深さ0.1mm以下の深さでは、融合不良が発生する可能性が高く、0.7mm以上では、ガス流速を15m/秒以上とする必要があり、溶融池が被溶接部11の表面より深く掘り込まれるため、ビード形成が不安定となりビードの表面凹凸が増え(図示せず)、安定した肉盛溶接を行うことができない。
(効果)
本実施形態によれば、ノズル17先端部の径を小さくすることで適切なガス流速を有するシールドガスを被溶接部に噴射させ、これにより、入熱条件を変えることなく、適切な溶込み深さを有する肉盛溶接を行うことができる。このようにして形成された肉盛溶接部は融合不良や溶接割れ等の欠陥の発生が抑制されるため、炉内構造物の耐食性、耐摩耗性等を改善することができる。
本実施形態によれば、ノズル17先端部の径を小さくすることで適切なガス流速を有するシールドガスを被溶接部に噴射させ、これにより、入熱条件を変えることなく、適切な溶込み深さを有する肉盛溶接を行うことができる。このようにして形成された肉盛溶接部は融合不良や溶接割れ等の欠陥の発生が抑制されるため、炉内構造物の耐食性、耐摩耗性等を改善することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る肉盛溶接装置を図5により説明する。なお、上記実施形態の肉盛溶接装置と同一又は類似の構成には同一の符号を付し、重複説明は省略する。
第2の実施形態に係る肉盛溶接装置を図5により説明する。なお、上記実施形態の肉盛溶接装置と同一又は類似の構成には同一の符号を付し、重複説明は省略する。
本第2の実施形態では、ノズル17の内面に凹凸部17aを設けたことを特徴とする。
これにより、シールドガス15がノズル17を通るときに、内面の凹凸部17aにより抵抗が大きくなり、ほとんどガスの流れがないはく離層が形成されるため、実質的にシールドガスの通過流が小さくなり、これによりガス流速を大きくすることができる。このようにガス流はく離形成手段として凹凸部17aを有するノズル17を使用することで、同じガス流速を得るためのガス流量を減少させることができる。
これにより、シールドガス15がノズル17を通るときに、内面の凹凸部17aにより抵抗が大きくなり、ほとんどガスの流れがないはく離層が形成されるため、実質的にシールドガスの通過流が小さくなり、これによりガス流速を大きくすることができる。このようにガス流はく離形成手段として凹凸部17aを有するノズル17を使用することで、同じガス流速を得るためのガス流量を減少させることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る肉盛溶接装置を図6により説明する。なお、上記実施形態の肉盛溶接装置と同一又は類似の構成には同一の符号を付し、重複説明は省略する。
第3の実施形態に係る肉盛溶接装置を図6により説明する。なお、上記実施形態の肉盛溶接装置と同一又は類似の構成には同一の符号を付し、重複説明は省略する。
本第3の実施形態では、ノズル17の先端部まで大きい内径とし、ノズル17の先端部に段部を形成して絞り部17bとし小さい内径とすることを特徴とする。
これにより、ノズル17の先端部近傍の絞り部17bでほとんどガスの流れがないはく離層が形成され、実質的にシールドガス15の通過流域が小さくなることでガス流速を大きくすることができる。このようにガス流はく離形成手段として先端部を絞り部17bにより細くしたノズル17を使用することで、同じガス流速を得るためのガス流量を減少させることができる。
これにより、ノズル17の先端部近傍の絞り部17bでほとんどガスの流れがないはく離層が形成され、実質的にシールドガス15の通過流域が小さくなることでガス流速を大きくすることができる。このようにガス流はく離形成手段として先端部を絞り部17bにより細くしたノズル17を使用することで、同じガス流速を得るためのガス流量を減少させることができる。
また、図7は本実施形態の変形例を示すもので、ノズル17の先端部近傍に環状部材19を挿入し、シールドガス15の通過流域を小さくする。これにより、上記実施形態体と同様な作用効果が得られる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態に係る肉盛溶接装置を図8により説明する。なお、上記実施形態の肉盛溶接装置と同一又は類似の構成には同一の符号を付し、重複説明は省略する。
第4の実施形態に係る肉盛溶接装置を図8により説明する。なお、上記実施形態の肉盛溶接装置と同一又は類似の構成には同一の符号を付し、重複説明は省略する。
本第4の実施形態では、ノズル17の側部に流通孔20を設け、一旦、ノズル17から噴出されたシールドガス15を再度流通孔20を通して被溶接部11に供給する。これにより、被溶接部11に噴射されるガス流量を実質的に増やすことで、ガス流速を高めることができる。この流通孔20を有するノズル17を使用することで、同じガス流速を得るためのガス流量を減少させることができる。
以上説明したように、上述した実施形態に係る肉盛溶接装置及び方法によれば、ガス流速を高めることで溶込み形状を改善し、これにより、入熱条件を変えることなく、融合不良等の欠陥の発生を抑制することができる肉盛溶接が可能となる。その結果、原子炉炉内構造物の改質処理を的確かつ効率的に行うことができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、組み合わせ、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…原子炉圧力容器、2…レーザ発振器、3…シールドガス供給部、4…制御部、5…集光光学系、6…シールドガス導入部、7…溶接ワイヤ供給部、8…肉盛溶接装置、9…溶接ヘッド、10…炉内構造物、11…被溶接部、12…レーザ光、14…溶接ワイヤ、15…シールドガス、17…ノズル、17a…凹凸部、17b…絞り部、18…シールドガスカバー、19…環状部材、20…流通孔。
Claims (7)
- 肉盛溶接装置の先端部に取り付けられた溶接ヘッドと、前記溶接ヘッドを被溶接部に沿って移動させる駆動装置と、前記溶接ヘッドの先端に設けられ前記被溶接部にシールドガスを噴射するためのノズルと、前記被溶接部に溶接ワイヤを供給する溶接ワイヤ供給部と、前記被溶接部にレーザ光を照射するための集光光学系と、前記溶接ヘッドの先端部に取り付けられ前記被溶接部を気相に保持するシールドガスカバーと、を備えた肉盛溶接装置において、前記ノズルにガス流のはく離層が形成されたガス流はく離層形成手段を設けたことを特徴とする肉盛溶接装置。
- 前記ガス流はく離層形成手段は、前記ノズルの内面に形成された凹凸部であることを特徴とする請求項1記載の肉盛溶接装置。
- 前記ガス流はく離層形成手段は、前記ノズルの先端部の内部に設けられた環状部材であることを特徴とする請求項1記載の肉盛溶接装置。
- 肉盛溶接装置の先端部に取り付けられた溶接ヘッドと、前記溶接ヘッドを被溶接部に沿って移動させる駆動装置と、前記溶接ヘッドの先端に設けられ前記被溶接部にシールドガスを噴射するためのノズルと、前記被溶接部に溶接ワイヤを供給する溶接ワイヤ供給部と、前記被溶接部にレーザ光を照射するための集光光学系と、前記溶接ヘッドの先端部に取り付けられ前記被溶接部を気相に保持するシールドガスカバーと、を備えた肉盛溶接装置において、
前記ノズルの側部に前記被溶接部に噴射されたシールドガスが再流入する流通孔を設けたことを特徴とする肉盛溶接装置。 - 前記被溶接部は600合金又はオーステナイト系ステンレス鋼からなり、前記溶接ワイヤは690合金又はオーステナイト系ステンレス鋼からなることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の肉盛溶接装置。
- 肉盛溶接装置の先端部に取り付けられた溶接ヘッドと、前記溶接ヘッドを被溶接部に沿って移動させる駆動装置と、前記溶接ヘッドの先端に設けられ前記被溶接部にシールドガスを噴射するためのノズルと、前記被溶接部に溶接ワイヤを供給する溶接ワイヤ供給部と、前記被溶接部にレーザ光を照射するための集光光学系と、前記溶接ヘッドの先端部に取り付けられ前記被溶接部を気相に保持するシールドガスカバーと、を備えた肉盛溶接装置によって炉内構造物の被溶接部を肉盛溶接する原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法において、
前記溶接ヘッドの溶接速度を0.3〜0.5m/分とし、前記ノズルから噴射される前記シールドガスのガス速度を6〜14m/秒とすることを特徴とする原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法。 - 請求項1乃至5いずれか1項に記載の肉盛溶接装置によって炉内構造物の被溶接部を肉盛溶接する原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法において、
前記溶接ヘッドの溶接速度を0.3〜0.5m/分とし、前記ノズルから噴射される前記シールドガスのガス速度を6〜14m/秒とすることを特徴とする原子炉炉内構造物の肉盛溶接方法。
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Cited By (1)
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EP3075484A1 (en) * | 2015-04-02 | 2016-10-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Laser welding head |
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2012
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JP2016196011A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 株式会社東芝 | レーザ溶接ヘッド |
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