JP2014086914A - 記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常再生に復帰した直後においても確実に字幕等を表示する。
【解決手段】実施形態の記録再生装置は、映像パケットとこの映像パケットに関連するパケットとが時分割で多重されたトランスポートストリームを記録する番組記録部と、前記映像パケットに関連するパケットに基づく表示の表示期間を検出すると共に、前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記映像パケットに関連するパケットの記録位置と前記検出した表示期間に対応するパケットが記録された記録位置とを検出する検出部と、前記検出部の検出結果の情報を記録する情報記録部と、前記番組記録部によって記録されたパケットの再生が指示されると、前記情報記録部によって記録された情報に基づいて、前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記指定された再生開始位置の映像パケットに関連するパケットの記録位置から再生を開始する再生制御部とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態の記録再生装置は、映像パケットとこの映像パケットに関連するパケットとが時分割で多重されたトランスポートストリームを記録する番組記録部と、前記映像パケットに関連するパケットに基づく表示の表示期間を検出すると共に、前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記映像パケットに関連するパケットの記録位置と前記検出した表示期間に対応するパケットが記録された記録位置とを検出する検出部と、前記検出部の検出結果の情報を記録する情報記録部と、前記番組記録部によって記録されたパケットの再生が指示されると、前記情報記録部によって記録された情報に基づいて、前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記指定された再生開始位置の映像パケットに関連するパケットの記録位置から再生を開始する再生制御部とを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、記録再生装置に関する。
従来、地上デジタル放送、衛星デジタル放送のサービスが行われている。日本におけるデジタル放送システムは、ARIB(Association of Radio Industries and Business)の標準規格によって、伝送方式、符号化方式、受信機方式等の各種方式が規定されている。
日本の地上デジタル放送においては、ISDB−T方式が採用されている。ISDB−T方式においては、MPEG2規格で規定されたTS(トランスポートストリーム)によって、番組を伝送する。トランスポートストリームは、1バイトの同期信号を含む188バイトの固定長のパケット(トランスポートパケット)によって構成されており、ビデオデータ、音声データ及びその他のデータを含む複数のプログラムを1つのストリームで伝送することができる。
ところで、放送信号中に字幕データが挿入されることがある。受信機内のデマルチプレクサは、トランスポートストリームから字幕パケットを抽出して字幕デコーダに供給する。字幕デコーダは、字幕の表示データ(字幕表示データ)を生成する。この字幕表示データが映像デコーダからの映像信号に重畳されて、字幕付きの画像がモニタ上に映出される。
ところが、放送信号を記録再生装置に記録し再生する場合において、早送りや巻戻し再生、スキップ再生等が行われると、これらの特殊再生から復帰した直後の通常再生において、字幕パケットがデコードされず、次の字幕が表示されるまでの期間に字幕が表示されないことがあるという問題があった。
本発明の実施形態は、通常再生に復帰した直後においても確実に字幕等を表示することができる記録再生装置を提供することを目的とする。
実施形態の記録再生装置は、映像パケットとこの映像パケットに関連するパケットとが時分割で多重されたトランスポートストリームを記録する番組記録部と、前記映像パケットに関連するパケットに基づく表示の表示期間を検出すると共に、前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記映像パケットに関連するパケットの記録位置と前記検出した表示期間に対応するパケットが記録された記録位置とを検出する検出部と、前記検出部の検出結果の情報を記録する情報記録部と、前記番組記録部によって記録されたパケットの再生が指示されると、前記情報記録部によって記録された情報に基づいて、前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記指定された再生開始位置の映像パケットに関連するパケットの記録位置から再生を開始する再生制御部とを具備する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置が組み込まれたテレビジョン受信機を示すブロック図である。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置が組み込まれたテレビジョン受信機を示すブロック図である。
本実施の形態における記録再生装置は、デジタル放送された字幕付き番組を記録し再生することができる。上述したように、従来、特殊再生から通常再生への復帰時において、本来字幕が表示されるべき期間(以下、字幕表示期間という)において、字幕が表示されないことがある。
図2はこの例を説明するための説明図であり、連続して入力されるパケットを種別毎に区画して示している。例えば、図2の例では、字幕1のパケットに続けて映像1のパケット、音声1のパケット、映像2のパケット、音声2のパケット、字幕消去パケット、映像3のパケット、…が入力されることを示している。各字幕パケットに基づく字幕表示期間は、次の字幕パケットの入力又は字幕消去パケットの入力によって終了する。
即ち、図2の例では、字幕1のパケットに基づく字幕は、映像1及び映像2のパケットに基づく映像表示期間に表示される。字幕2のパケットに基づく字幕は、映像4及び映像5のパケットに基づく映像表示期間に表示され、字幕3のパケットに基づく字幕は、映像6のパケットに基づく映像表示期間に表示される。
仮に、図2のタイミングA、即ち、音声1のパケット以降に入力されるパケットを用いて番組の表示を行うと、映像2のパケットに基づく映像表示期間には字幕1のパケットに基づく字幕は表示されない。同様に、タイミングB、即ち、音声4のパケット以降に入力されるパケットを用いて番組の表示を行うと、映像5のパケットに基づく映像表示期間には字幕2のパケットに基づく字幕は表示されない。
例えば会話シーンのように、人物が何かを話している場面で字幕が表示されない場合には、視聴者はその場面の理解が困難となることがある。なお、特殊再生から通常再生に復帰する場合に限らず、番組の途中から再生する場合において、字幕表示期間に対応する位置から再生が開始される場合には、同様の問題が発生する。
そこで、これらの通常再生へ復帰時に、必ず字幕パケットの位置から再生を開始するように制御する方法が考えられる。しかしながら、番組中において、字幕表示期間以外の期間、即ち、字幕が表示されないようになっている字幕非表示期間が長時間続くことがある。通常再生への復帰時において、このような比較的長い字幕非表示期間に対応するタイミングで特殊再生が終了すると、通常再生への復帰が長時間行われない可能性がある。
そこで、本実施の形態においては、記録時において、字幕表示期間を検出して字幕情報として記録することで、特殊再生から通常再生に切換る場合等の通常再生への復帰時に、字幕情報を用いて、字幕表示期間以外の期間に対応するデータから再生を開始するようになっている。これにより、通常再生への復帰直後において、字幕が本来表示されるべき場面において字幕が表示されないという不具合を改善することができる。
図1のテレビジョン受信機10において、アンテナ11には、デジタル放送信号が誘起する。デジタル放送信号の送信側では、映像又は音声等の符号化単位のデータ、映像データの場合には例えば1フレーム分の符号化データにヘッダ情報を付加したPES(Pecketized Elementary Stream Packet )パケットを構成し、このPESパケットを複数のTSパケットによって分割伝送する。
図1のアンテナ11からのデジタル放送信号はチューナ12に供給される。チューナ12はユーザの選局操作に基づくチャンネルを選局し、選局した信号をデジタル放送変調方式に対応した復調を施して、複数種別のTSパケットによって構成されるトランスポートストリームを得る。チューナ12が取得したトランスポートストリームには、所定の番組の映像、音声及び例えば字幕データ等のその他のデータのパケットが含まれている。
チューナ12からのトランスポートストリームは、記録のために、字幕表示期間検出部13を介して番組記録再生部14に出力されると共に、表示のためにMPEG2−TS分離部21にも出力される。
番組記録再生部14は、HDD(Hard Disk Drive)あるいはSSD(Solid State Drive)に対する記録が可能である。例えば、番組記録再生部14は、情報を記録再生するためのインターフェースが搭載されており、該インターフェースを介してHDDあるいはSSDに放送番組等を録画し、また再生する。
なお、番組記録再生部14は、テレビジョン受信機10に内蔵されていてもよく、図示しないUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)、あるいはeSATA(external Serial ATA(AT Attachment))等の外部インターフェースによって接続される外部記録装置であってもよい。
字幕表示期間検出部13は、チューナ12からのトランスポートストリームが与えられて、字幕表示期間を検出し字幕情報を作成する。MPEG2規格では、各パケットには各パケットを識別するPID(パケットID)が付加されており、字幕表示期間検出部13は、このPIDを用いてトランスポートストリームから映像パケット及び字幕パケットを検出する。また、字幕データ及び映像データにはPTS(Presentation Time Stamp)と呼ばれる表示時刻を示す情報が含まれる。
字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケットを検出すると、字幕パケットに含まれるPTSによって、その字幕パケットに基づく字幕の字幕表示期間の開始時刻Tsを検出する。字幕表示期間検出部13は、この開始時刻Tsの情報を字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
また、字幕表示期間検出部13は、PIDによって次の字幕パケット又は字幕消去パケットを検出すると、これらのパケットに含まれるPTSによって、前の字幕パケットに基づく字幕の字幕表示期間の終了時刻Tpを検出する。字幕表示期間検出部13は、この終了時刻Tpの情報を字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
なお、字幕表示期間検出部13は、開始時刻Ts及び終了時刻Tpとして、例えば字幕パケット(字幕消去パケットを含む)に含まれるPTS値をそのまま用いてもよい。
字幕表示期間検出部13は、PIDによって映像パケットを検出する。そして、字幕表示期間検出部13は、検出した映像パケットのうち、字幕パケットから検出した開始時刻Tsに一致するPTSを有する映像パケットを検出する。字幕表示期間検出部13は、この映像パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を読み出し禁止の開始位置Pvに設定する。字幕表示期間検出部13は、求めた読み出し禁止の開始位置Pvの情報を字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
なお、字幕表示期間検出部13は、番組記録再生部14による記録媒体への番組記録の記録先頭位置を基準に、各映像、字幕又は字幕消去パケットの記録開始位置を、例えばバイト単位で求める。
字幕表示期間検出部13は、次の字幕パケット又は字幕消去パケットを検出すると、これらの字幕パケット又は字幕消去パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を、前の字幕に対する読み出し禁止の終了位置Pjに設定する。字幕表示期間検出部13は、求めた読み出し禁止の終了位置Pjの情報を字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
字幕情報記録部15は、字幕表示期間検出部13からの字幕情報を記録ファイルに対応付けて記録する。各記録ファイルの字幕情報は各字幕パケット毎の情報を有する。即ち、字幕情報記録部15は、字幕情報として、字幕パケットのID、その字幕パケットに基づく字幕の表示開始時刻Ts、表示終了時刻Tp、表示開始時刻Tsと一致するPTS値を有する映像パケットの記録開始位置である読み出し禁止の開始位置Pv、及び、次の字幕パケット(字幕消去パケット)の記録開始位置である読み出し禁止の終了位置Pjを記録する。
なお、字幕情報記録部15は、例えば、映像を記録するHDDやSSDの記録領域に字幕情報を記録してもよく、映像を記録する記録媒体とは異なる記録媒体に字幕情報を記録してもよい。例えば、字幕情報記録部15は、テレビジョン受信機10に内蔵された半導体メモリに字幕情報を記録するようにしてもよい。
番組記録再生部14は、再生制御部14aの制御に従って記録した番組を再生して、番組のトランスポートストリームをMPEG2−TS分離部21に出力することができる。本実施の形態においては、再生制御部14aは、字幕情報記録部15に記録された字幕情報に基づいて再生を制御するようになっている。即ち、再生制御部14aは、通常再生への復帰時には、読み出し禁止の開始位置Pvから読み出し禁止の終了位置Pjまでの記録位置を除く位置から再生を開始するようになっている。
MPEG2−TS分離部21には、チューナ12又は番組記録再生部14からトランスポートストリームが入力され、入力されたトランスポートをPIDを参照することでデマルチプレクス処理して、映像PESストリーム、音声PESストリーム及び字幕PESストリームに分離する。MPEG2−TS分離部21は、分離した映像PESストリーム、音声PESストリーム及び字幕PESストリームを夫々映像デコーダ22、音声デコーダ23又は字幕デコーダ24に出力する。
映像デコーダ22は、映像PESストリームをデコードして映像信号を表示制御部25に出力する。音声デコーダ23は、音声PESストリームをデコードして音声信号を音声制御部26に出力する。字幕デコーダ24は、字幕PESストリームをデコードして字幕信号を表示制御部25に出力する。
字幕デコーダ24は、字幕PESストリームのデコード毎に、前の字幕信号を消去して新たな字幕信号を生成する。字幕デコーダ24は、字幕消去パケットの再生信号が入力されると、それまで表示に用いた字幕信号を消去するようになっている。
表示制御部25は、映像デコーダ22からの映像信号に字幕デコーダ24からの字幕信号を重畳して、表示用の映像信号をモニタ27に出力する。音声制御部26は、音声デコーダ23からの音声信号をスピーカ28に与える。こうして、モニタ27において、字幕付きの映像が表示され、スピーカ28において、モニタ27の表示に対応する音声が音響出力される。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図3乃至図5を参照して説明する。図3は番組記録再生部14に記録される番組を図2と同様の表記によって示す説明図であり、図4は字幕情報記録部15に記録される字幕情報の一例を示す説明図であり、図5は第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。
アンテナ11に誘起したデジタル放送の高周波信号はチューナ12に供給され、所定のチャンネルの信号が選局される。チューナ12は選局したチャンネルの信号を復調してトランスポートストリームを得る。
いま、ユーザが選局した番組についての録画操作が行われていたものとする。この場合には、チューナ12からのトランスポートストリームは、字幕表示期間検出部13を介して番組記録再生部14に供給される。番組記録再生部14は、番組のトランスポートストリームを記録する。
字幕表示期間検出部13は、順次入力されるTSパケットから、表示開始時刻Ts、表示終了時刻Tp、読み出し禁止の開始位置Pv及び読み出し禁止の終了位置Pjの情報を求めて、各字幕パケットID情報と共に字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
いま、番組記録再生部14によって記録される番組が図3に示すパケット配列を有するものとする。なお、上述したように、図3の各枠は同一種別の1又は複数のパケットを示している。図3のTs1〜Ts3、Tp1〜Tp3は、各字幕パケット又は字幕消去パケット内のPTS値に対応する時刻を示している。また、図3のPv1〜Tv3は映像パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を示し、Pj1〜Pj3は、字幕又は字幕消去パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を示している。
図3の字幕1のパケットが字幕表示期間検出部13に入力されると、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケットであることを検出する。字幕表示期間検出部13は、字幕パケットに含まれるPTSによって、その字幕パケットに基づく字幕の字幕表示期間の開始時刻Ts1を検出する。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって映像1のパケットを検出する。字幕表示期間検出部13は、このパケット内のPTSに字幕パケットから検出した開始時刻Ts1が含まれるか否かを判定する。図3に示すように、本来、映像1のパケットに基づく映像期間には字幕1のパケットに基づく字幕が表示されるようになっているので、字幕表示期間検出部13は、この映像1のパケットの番組記録再生部14における記録開始位置Pv1を読み出し禁止期間の開始位置Pv1とする。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケット又は字幕消去パケットを検出する。図3の字幕消去パケットが字幕表示期間検出部13に入力されると、字幕表示期間検出部13は、この字幕消去パケットに含まれるPTSを、字幕1のパケットに基づく字幕の字幕表示期間の終了時刻Tp1とする。また、字幕表示期間検出部13は、この字幕消去パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を、読み出し禁止期間の終了位置Pj1とする。
字幕表示期間検出部13は、求めた表示開始時刻Ts1、表示終了時刻Tp1、読み出し禁止の開始位置Pv1及び読み出し禁止の終了位置Pj1を、字幕1のIDと共に字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
次に、図3の字幕2のパケットが字幕表示期間検出部13に入力されると、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケットであることを検出し、この字幕パケットに含まれるPTSによって、この字幕パケットに基づく字幕の字幕表示期間の開始時刻Ts2を検出する。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって映像4のパケットを検出する。字幕表示期間検出部13は、このパケット内のPTSに字幕パケットから検出した開始時刻Ts2が含まれるか否かを判定する。図3に示すように、本来、映像4のパケットに基づく映像期間には字幕2のパケットに基づく字幕が表示されるようになっているので、字幕表示期間検出部13は、この映像4のパケットの番組記録再生部14における記録開始位置Pv2を読み出し禁止期間の開始位置Pv2とする。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケット又は字幕消去パケットを検出する。図3の字幕3のパケットが字幕表示期間検出部13に入力されると、字幕表示期間検出部13は、この字幕3のパケットに含まれるPTSを、字幕2のパケットに基づく字幕の字幕表示期間の終了時刻Tp2とする。また、字幕表示期間検出部13は、この字幕3のパケットの番組記録再生部14による記録開始位置を、読み出し禁止期間の終了位置Pj2とする。
字幕表示期間検出部13は、求めた表示開始時刻Ts2、表示終了時刻Tp2、読み出し禁止の開始位置Pv2及び読み出し禁止の終了位置Pj2を、字幕2のIDと共に字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
また、字幕表示期間検出部13は、字幕3のパケットに含まれるPTSを、この字幕3のパケットに基づく字幕の字幕表示期間の開始時刻Ts3とする。即ち、字幕2のパケットの表示終了時刻Tp2=字幕3のパケットの表示開始時刻Ts3である。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって映像6のパケットを検出する。字幕表示期間検出部13は、このパケット内のPTSに字幕パケットから検出した開始時刻Ts3が含まれるか否かを判定する。図3に示すように、本来、映像6のパケットに基づく映像期間には字幕3のパケットに基づく字幕が表示されるようになっているので、字幕表示期間検出部13は、この映像6のパケットの番組記録再生部14における記録開始位置Pv3を読み出し禁止期間の開始位置Pv3とする。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕消去パケットを検出し、この字幕消去パケットに含まれるPTSを、字幕3のパケットに基づく字幕の字幕表示期間の終了時刻Tp3とする。また、字幕表示期間検出部13は、この字幕消去パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を、読み出し禁止期間の終了位置Pj3とする。
字幕表示期間検出部13は、求めた表示開始時刻Ts3、表示終了時刻Tp3、読み出し禁止の開始位置Pv3及び読み出し禁止の終了位置Pj3を、字幕3のIDと共に字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。こうして、図4の字幕情報が記録される。
次に、図5を参照して再生時の動作について説明する。
いま、ステップS1においてスキップ再生がユーザによって指示されたものとする。再生制御部14aは、通常再生途中において、スキップ指示に従って再生を停止し、ステップS2において、指定されているスキップ時間に応じて、スキップ先の再生位置を算出する。
次に、再生制御部14aは、ステップS3において、字幕情報記録部15に記録されている字幕情報を読み出す。再生制御部14aは、スキップ先の再生位置が読み出し禁止期間内であるか否かを判定する(ステップS4)。即ち、再生制御部14aは、読み出し禁止の開始位置Pvと読み出し禁止の終了位置Pjとの間の位置に、算出したスキップ先の再生位置が存在するか否かを判定する。再生制御部14aは、スキップ先の再生位置が読み出し禁止期間内でない場合には、処理をステップS5に移行して、算出したスキップ先から再生を再開する。例えば、スキップ先の位置が図3のタイミングBに対応する位置であった場合には、番組記録再生部14は、この位置から再生を再開する。
スキップ先の再生位置が読み出し禁止期間内である場合には、再生制御部14aは、処理をステップS6に移行する。例えば、図3のタイミングA,Cに対応する位置にスキップ先が設定された場合には、これらのスキップ先は、夫々字幕1,2についての読み出し禁止期間内に存在する。この場合には、番組記録再生部14は、ステップS6において、読み出し禁止の終了位置にスキップして再生を再開する。例えば、算出したスキップ先がタイミングAの位置の場合には、読み出し禁止の終了位置Pj1にスキップさせ、算出したスキップ先がタイミングCの位置の場合には、読み出し禁止の終了位置Pj2にスキップさせる。
このように、スキップ先が図3のタイミングA〜Cのいずれの位置になった場合でも、本来字幕が表示されるべき字幕表示期間の映像パケットに先立って字幕パケットが番組記録再生部14から再生される。番組記録再生部14から読み出されたパケットは、MPEG2−TS分離部21に与えられ、映像PESストリーム、音声PESストリーム及び字幕PESストリームに分離される。映像デコーダ22、音声デコーダ23及び字幕デコーダ24は、これらの映像PESストリーム、音声PESストリーム及び字幕PESストリームを夫々デコードする。
表示制御部25は、映像デコーダ22からの映像信号に、字幕デコーダ24からの字幕信号を重畳してモニタ27に出力する。これにより、モニタ27の表示画面上には、字幕付きの映像が映出される。特殊再生から通常再生の復帰時や番組途中からの再生時等においても、字幕表示期間の映像パケットに先立って対応する字幕パケットが再生されており、字幕表示期間に対応する映像には字幕が確実に表示される。
このように本実施の形態においては、記録時において、字幕表示期間を検出して字幕情報として記録し、この字幕情報を用いることで、字幕表示期間に対応するパケットから再生が行われることを禁止すると共に、映像パケットに先立って対応する字幕パケットの再生を開始するようになっている。これにより、通常再生の再開(復帰)直後において、字幕が本来表示されるべき場面においては必ず字幕が表示されるようにすることができ、ユーザが表示された場面を理解しにくいという状態を回避することができる。
(第2の実施の形態)
図6は本発明の第2の実施の形態を説明するための説明図である。図6は番組記録再生部14に記録される番組を図3と同様の表記によって示している。本実施の形態のハードウェア構成は第1の実施の形態と同様である。本実施の形態は、字幕表示期間検出部13の字幕情報の作成方法及び字幕情報を用いた再生制御部14aの再生制御が第1の実施の形態と異なるのみである。
図6は本発明の第2の実施の形態を説明するための説明図である。図6は番組記録再生部14に記録される番組を図3と同様の表記によって示している。本実施の形態のハードウェア構成は第1の実施の形態と同様である。本実施の形態は、字幕表示期間検出部13の字幕情報の作成方法及び字幕情報を用いた再生制御部14aの再生制御が第1の実施の形態と異なるのみである。
第1の実施の形態においては、記録時に読み出し禁止期間の情報を取得しておき、通常再生の復帰時には、読み出し禁止期間以外の期間に対応するパケットから再生を行った。これに対し、本実施の形態は、通常再生の復帰時の再生位置が、読み出し禁止期間に対応するパケットからであった場合には、この読み出し禁止期間に対応する字幕パケットを先に読み出した後、指定された再生位置から再生を行うものである。
本実施の形態においては、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケットを検出すると、字幕パケットに含まれるPTSによって、その字幕パケットに基づく字幕の字幕表示期間の開始時刻Tsを検出する。字幕表示期間検出部13は、この開始時刻Tsの情報を字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
更に、本実施の形態においては、字幕表示期間検出部13は、字幕パケットの番組記録再生部14による記録の先頭記録位置Pjs及び字幕パケットのサイズSBを検出して、字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
また、字幕表示期間検出部13は、PIDによって次の字幕パケット又は字幕消去パケットを検出すると、これらのパケットに含まれるPTSによって、前の字幕パケットに基づく字幕の字幕表示期間の終了時刻Tpを検出する。字幕表示期間検出部13は、この終了時刻Tpの情報を字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
なお、本実施の形態においても、字幕表示期間検出部13は、開始時刻Ts及び終了時刻Tpとして、例えば字幕パケット(字幕消去パケットを含む)に含まれるPTS値をそのまま用いてもよい。
字幕表示期間検出部13は、PIDによって映像パケットを検出する。そして、字幕表示期間検出部13は、検出した映像パケットのうち、字幕パケットから検出した開始時刻Tsに一致するPTSを有する映像パケットを検出する。字幕表示期間検出部13は、この映像パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を読み出し禁止の開始位置Pvに設定する。字幕表示期間検出部13は、求めた読み出し禁止の開始位置Pvの情報を字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
なお、本実施の形態においても、字幕表示期間検出部13は、番組記録再生部14による記録媒体への番組記録の記録先頭位置を基準に、各映像、字幕又は字幕消去パケットの記録開始位置を、例えばバイト単位で求める。
字幕表示期間検出部13は、次の字幕パケット又は字幕消去パケットを検出すると、これらの字幕パケット又は字幕消去パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を、前の字幕に対する読み出し禁止の終了位置Pjfに設定する。字幕表示期間検出部13は、求めた読み出し禁止の終了位置Pjfの情報を字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
字幕情報記録部15は、字幕表示期間検出部13からの字幕情報を各字幕パケット毎に記録する。即ち、字幕情報記録部15は、第1の実施の形態と同様に、字幕情報として、字幕パケットのID、その字幕パケットに基づく字幕の表示開始時刻Ts、表示終了時刻Tp、表示開始時刻Tsと一致するPTS値を有する映像パケットの記録開始位置である読み出し禁止の開始位置Pv、及び、次の字幕パケット(字幕消去パケット)の記録開始位置である読み出し禁止の終了位置Pjfを記録する。
更に、本実施の形態においては、字幕情報記録部15は、各字幕パケットの先頭記録位置Pjs及び各字幕パケットのサイズSBについても記録するようになっている。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図6乃至図8を参照して説明する。図7は字幕情報記録部15に記録される字幕情報の一例を示す説明図であり、図8は第2の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。
字幕表示期間検出部13は、順次入力されるTSパケットから、表示開始時刻Ts、表示終了時刻Tp、読み出し禁止の開始位置Pv及び読み出し禁止の終了位置Pjfの情報、字幕パケットの先頭記録位置Pjs及び字幕パケットのサイズSBを求めて、各字幕パケットID情報と共に字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
いま、番組記録再生部14によって記録される番組が図6に示すパケット配列を有するものとする。図6のTs1〜Ts3、Tp1〜Tp3は、各字幕パケット又は字幕消去パケット内のPTS値に対応する時刻を示している。また、図6のPv1〜Tv3は映像パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を示し、Pjf1〜Pjf3は、字幕又は字幕消去パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を示し、Pjs1〜Pjs3は、字幕パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を示し、SB1〜SB3は、各字幕パケットのサイズを示している。
図6の字幕1のパケットが字幕表示期間検出部13に入力されると、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケットであることを検出する。字幕表示期間検出部13は、字幕パケットに含まれるPTSによって、その字幕パケットに基づく字幕の字幕表示期間の開始時刻Ts1を検出する。更に、字幕表示期間検出部13は、字幕1のパケットの先頭記録位置Pjs1及びパケットサイズSB1を検出する。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって映像1のパケットを検出する。字幕表示期間検出部13は、このパケット内のPTSに字幕パケットから検出した開始時刻Ts1が含まれるか否かを判定する。図6に示すように、本来、映像1のパケットに基づく映像期間には字幕1のパケットに基づく字幕が表示されるようになっているので、字幕表示期間検出部13は、この映像1のパケットの番組記録再生部14における記録開始位置Pv1を読み出し禁止期間の開始位置Pv1とする。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケット又は字幕消去パケットを検出する。図6の字幕消去パケットが字幕表示期間検出部13に入力されると、字幕表示期間検出部13は、この字幕消去パケットに含まれるPTSを、字幕1のパケットに基づく字幕の字幕表示期間の終了時刻Tp1とする。また、字幕表示期間検出部13は、この字幕消去パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を、読み出し禁止期間の終了位置Pjf1とする。
字幕表示期間検出部13は、求めた表示開始時刻Ts1、表示終了時刻Tp1、読み出し禁止の開始位置Pv1及び読み出し禁止の終了位置Pjf1と、先頭記録位置Pjs1及びサイズSB1とを、字幕1のIDと共に字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
次に、図6の字幕2のパケットが字幕表示期間検出部13に入力されると、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケットであることを検出し、この字幕パケットに含まれるPTSによって、この字幕パケットに基づく字幕の字幕表示期間の開始時刻Ts2を検出する。更に、字幕表示期間検出部13は、字幕2のパケットの先頭記録位置Pjs2及びパケットサイズSB2を検出する。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって映像4のパケットを検出する。字幕表示期間検出部13は、このパケット内のPTSに字幕パケットから検出した開始時刻Ts2が含まれるか否かを判定する。図6に示すように、本来、映像4のパケットに基づく映像期間には字幕2のパケットに基づく字幕が表示されるようになっているので、字幕表示期間検出部13は、この映像4のパケットの番組記録再生部14における記録開始位置Pv2を読み出し禁止期間の開始位置Pv2とする。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕パケット又は字幕消去パケットを検出する。図6の字幕3のパケットが字幕表示期間検出部13に入力されると、字幕表示期間検出部13は、この字幕3のパケットに含まれるPTSを、字幕2のパケットに基づく字幕の字幕表示期間の終了時刻Tp2とする。また、字幕表示期間検出部13は、この字幕3のパケットの番組記録再生部14による記録開始位置を、読み出し禁止期間の終了位置Pjf2とする。
字幕表示期間検出部13は、求めた表示開始時刻Ts2、表示終了時刻Tp2、読み出し禁止の開始位置Pv2及び読み出し禁止の終了位置Pjf2と、先頭記録位置Pjs2及び記録サイズSB2とを、字幕2のIDと共に字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。
また、字幕表示期間検出部13は、字幕3のパケットに含まれるPTSを、この字幕3のパケットに基づく字幕の字幕表示期間の開始時刻Ts3とする。即ち、字幕2のパケットの表示終了時刻Tp2=字幕3のパケットの表示開始時刻Ts3である。更に、字幕表示期間検出部13は、字幕1のパケットの先頭記録位置Pjs3及びパケットサイズSB3を検出する。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって映像6のパケットを検出する。字幕表示期間検出部13は、このパケット内のPTSに字幕パケットから検出した開始時刻Ts3が含まれるか否かを判定する。図6に示すように、本来、映像6のパケットに基づく映像期間には字幕3のパケットに基づく字幕が表示されるようになっているので、字幕表示期間検出部13は、この映像6のパケットの番組記録再生部14における記録開始位置Pv3を読み出し禁止期間の開始位置Pv3とする。
次に、字幕表示期間検出部13は、PIDによって字幕消去パケットを検出し、この字幕消去パケットに含まれるPTSを、字幕3のパケットに基づく字幕の字幕表示期間の終了時刻Tp3とする。また、字幕表示期間検出部13は、この字幕消去パケットの番組記録再生部14による記録開始位置を、読み出し禁止期間の終了位置Pjf3とする。
字幕表示期間検出部13は、求めた表示開始時刻Ts3、表示終了時刻Tp3、読み出し禁止の開始位置Pv3及び読み出し禁止の終了位置Pjf3と、先頭記録位置Pjs3及び記録サイズSB3とを字幕3のIDと共に字幕情報として字幕情報記録部15に与えて記録させる。こうして、図7の字幕情報が記録される。
次に、図8を参照して再生時の動作について説明する。図8において図5と同一の手順には同一符号を付して説明を省略する。
通常再生への復帰時に、字幕情報を読み出してスキップ先が読み出し禁止範囲内であるか否かを判定するまでの処理は図5と同様である。再生制御部14aは、ステップS4において、スキップ先の再生位置が読み出し禁止期間内であるか否かを判定する。再生制御部14aは、スキップ先の再生位置が読み出し禁止期間内でない場合には、処理をステップS9に移行して、算出したスキップ先から再生を再開する。例えば、スキップ先の位置が図6のタイミングBに対応する位置であった場合には、番組記録再生部14は、この位置から再生を再開する。
本実施の形態においては、スキップ先の再生位置が読み出し禁止期間内である場合には、再生制御部14aは、処理をステップS8に移行する。例えば、図6のタイミングA,Cに対応する位置にスキップ先が設定された場合には、これらのスキップ先は、夫々字幕1,2についての読み出し禁止期間内に存在する。この場合には、番組記録再生部14は、ステップS8において、読み出し禁止期間に対応する字幕パケットの読み出しを行う。
例えば、算出したスキップ先がタイミングAの位置の場合には、字幕1のパケットの先頭記録位置Pjs1にスキップさせ、算出したスキップ先がタイミングCの位置の場合には、字幕2のパケットの先頭記録位置Pjs2にスキップさせる。再生制御部14aは、字幕パケットのサイズに基づいて字幕パケットを読み出した後、算出されたスキップ先から再生を再開する(ステップS9)。これにより、算出したスキップ先がタイミングAの位置の場合には、字幕1のパケットが読み出された後、タイミングAに対応するパケットから再生が再開され、算出したスキップ先がタイミングCの位置の場合には、字幕2のパケットが読み出された後、タイミングCに対応するパケットから再生が再開される。
このように、スキップ先が図6のタイミングA〜Cのいずれの位置になった場合でも、本来字幕が表示されるべき字幕表示期間の映像パケットに先立ってこの映像パケットに対応する字幕パケットが番組記録再生部14から再生され、その後算出されたスキップ先から再生が再開される。他の作用は第1の実施の形態と同様であり、特殊再生から通常再生の復帰時や番組途中からの再生時等において、字幕表示期間内の映像パケットが再生開始位置として指定された場合でも、字幕を確実に表示することができる。
このように本実施の形態においても、通常再生の再開(復帰)直後において、字幕が本来表示されるべき場面においては必ずその字幕を表示させるようにすることができ、ユーザが表示された場面を理解しにくくなるという状態を回避することができる。
(第3の実施の形態)
図9は本発明の第3の実施の形態を示すブロック図である。図9において第1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図9は本発明の第3の実施の形態を示すブロック図である。図9において第1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態は、字幕表示期間検出部13及び字幕情報記録部15を省略すると共に、番組記録再生部14に代えてタイマ34の出力を利用する番組記録再生部31を採用した点が図1の実施の形態と異なる。
上記各実施の形態においては、番組の記録時に、字幕情報を取得する例について説明した。これに対し、本実施の形態は番組再生時に字幕パケットを検索することで、番組記録時の字幕情報の取得を省略可能にしたものである。
図9において、番組記録再生部31には、チューナ12からトランスポートストリームが入力される。番組記録再生部31は、図1の番組記録再生部14と同一の機能を達成する図示しない回路部の外に、検索位置指定部32、字幕パケット検出部33及び再生制御部31aを有している。検索位置指定部32は、タイマ34から時間情報が与えられ、再生復帰時に指定された再生開始位置から所定の表示時間、例えば、数秒〜10秒程度の時間に対応する記録位置まで戻した位置(以下、検索開始位置という)を指定するものである。字幕パケット検出部33は、検索位置指定部32によって指定された検索開始位置から再生復帰時に指定された再生開始位置までに記録されたパケットから字幕パケットを検索する処理を行う。
再生復帰時に指定された再生開始位置の映像パケットに基づく映像が字幕表示期間の映像であるか否かを、この映像パケットから判定することはできない。しかし、1つの字幕が表示される期間は最大でも数秒〜10秒程度である。従って、その映像パケットの記録位置から表示時間で数秒〜10秒程度前に表示される映像パケットの記録位置まで再生位置を戻して字幕パケットを検索すると、再生開始位置の映像パケットに基づく映像が字幕表示期間の映像である場合には、字幕パケット検出部33は、必ず字幕パケットを検出することになる。
番組記録再生部31の再生制御部31aは、検索開始位置から再生復帰時の再生開始位置までの間に字幕パケットが存在すれば、その字幕パケットから再生を再開する。また、再生制御部31aは、検索開始位置から再生復帰時の再生開始位置までの間に字幕パケットが存在しなければ、指定された再生開始位置から再生を再開する。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図10のフローチャートを参照して説明する。図10において図5及び図8と同一の手順には同一符号を付して説明を省略する。
通常再生への復帰時に、字幕情報を読み出してスキップ先の再生開始位置を算出するまでの処理は図5及び図8と同様である。本実施の形態においては、番組記録再生部31の検索位置指定部32は、ステップS11において、指定された再生開始位置から再生時間で例えば数秒前に対応する記録位置を検索開始位置として算出する。字幕パケット検出部33は、検索開始位置から最大で指定された再生開始位置までの間、字幕パケットを検索する。
字幕パケット検出部33の検索によって、検索開始位置から指定された再生開始位置までの間に字幕パケットが存在しないことが示された場合には、再生制御部31aは、再生開始位置の映像パケットに基づく映像には、字幕が設定されていないものと判定し、再生開始位置にスキップして映像パケットの再生を開始する(ステップS14)。
字幕パケット検出部33の検索によって、検索開始位置から指定された再生開始位置までの間に字幕パケットが存在することが示された場合には、再生制御部31aは、存在する字幕パケットの記録位置以降のパケットを再生する(ステップS13)。
他の作用は第1及び第2の実施の形態と同様であり、特殊再生から通常再生の復帰時や番組途中からの再生時等において、字幕表示期間内の映像パケットが再生開始位置として指定された場合でも、この映像パケットに対応する字幕パケットを検出して、字幕の表示を可能にする。
このように本実施の形態においても、通常再生の再開(復帰)直後において、字幕が本来表示されるべき場面においては必ずその字幕を表示させるようにすることができ、ユーザが表示された場面を理解しにくくなるという状態を回避することができる。
なお、検索開始位置と指定された再生開始位置との間に複数の字幕パケットが存在することも考えられる。そこで、検索された字幕パケットのうち指定された再生開始位置に記録位置が最も近い字幕パケットから再生を再開するようにしてもよい。
上記各実施の形態においては、字幕パケットを確実に再生する例について説明したが、字幕パケットに限らず、データ放送等のデータパケットについて適用可能であり、再生を再開する位置の映像パケットに対応するデータパケットが存在する場合に、このデータパケットを再生することなく映像パケットのみが再生されることを防止することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
12…チューナ、13…字幕表示期間検出部、14…番組記録再生部、14a…再生制御部、15…字幕情報記録部、21…MPEG2−TS分離部、22…映像デコーダ、23…音声デコーダ、24…字幕デコーダ、25…表示制御部、27…モニタ。
Claims (4)
- 映像パケットとこの映像パケットに関連するパケットとが時分割で多重されたトランスポートストリームを記録する番組記録部と、
前記映像パケットに関連するパケットに基づく表示の表示期間を検出すると共に、前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記映像パケットに関連するパケットの記録位置と前記検出した表示期間に対応するパケットが記録された記録位置とを検出する検出部と、
前記検出部の検出結果の情報を記録する情報記録部と、
前記番組記録部によって記録されたパケットの再生が指示されると、前記情報記録部によって記録された情報に基づいて、前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記指定された再生開始位置の映像パケットに関連するパケットの記録位置から再生を開始する再生制御部と
を具備する記録再生装置。 - 映像パケットとこの映像パケットに関連するパケットとが時分割で多重されたトランスポートストリームを記録する番組記録部と、
前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記映像パケットに関連するパケットに基づく表示の表示期間以外の期間に対応するパケットから再生を開始する再生制御部と
を具備する記録再生装置。 - 前記映像パケットに関連するパケットに基づく表示の表示期間を検出し、前記番組記録部によって記録されたパケットのうち、前記検出した表示期間に対応するパケットが記録された記録位置を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果の情報を記録する情報記録部と、
前記再生制御部は、前記情報記録部によって記録された情報に基づいて、前記再生を開始するパケットの記録位置を求める
ことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。 - 前記番組記録部によって記録されたパケットの再生が指示されると、指定された再生開始位置から所定の表示時間に対応する前の記録位置を検察開始位置に設定する検索位置指定部と、
前記検索開始位置から前記指示された再生開始位置までの間において前記映像パケットに関連するパケットを検索する検索部とを備え、
前記再生制御部は、前記検索部によって前記映像パケットに関連するパケットが見つかった場合には見つかったパケットから再生を開始し、見つからなかった場合には前記再生開始位置から再生を開始する
ことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012234950A JP2014086914A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | 記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012234950A JP2014086914A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | 記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014086914A true JP2014086914A (ja) | 2014-05-12 |
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Family Applications (1)
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JP2012234950A Pending JP2014086914A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | 記録再生装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014086914A (ja) |
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2012
- 2012-10-24 JP JP2012234950A patent/JP2014086914A/ja active Pending
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