JP2014086680A - 積層コンデンサおよびその実装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部構造と実装構造とを含めて省スペース化と低ESL化との両立が図れると共に、部品の高密度実装化に対応し得る積層コンデンサおよびその実装構造を提供する。
【解決手段】 電源ラインに重畳するノイズ電流は、ホット側外部電極52a,52bを通じてコンデンサ内部に流れ込み、各層54,55,56の中心部を貫通する芯状導体57に接続されたホット側内部電極層54、およびこれに対向するグランド側内部電極層55を経由し、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dを介して、コンデンサ外部へ流れ出る。この際、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dは、芯状導体57を中心に複数配置されているので、電源ラインからグランドに還流するノイズ電流の経路は複数形成される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電圧が印加されるホット側内部電極層と接地されるグランド側内部電極層とが誘電体層を介して積層されて構成される積層コンデンサ、およびその実装構造に関するものである。
従来、この種の積層コンデンサの実装構造としては、例えば、特許文献1に開示された図1に示す断面構造をしたものがある。
積層コンデンサには3端子コンデンサ1が用いられている。3端子コンデンサ1は、セラミック素体2の両端面に第1外部端子3および第2外部端子4、側面に第3外部端子5が設けられている。セラミック素体2の内部には貫通電極6と内部電極7とが設けられている。貫通電極6は、第1外部端子3および第2外部端子4が両端に接続され、内部電極7は第3外部端子5が接続されている。この3端子コンデンサ1は回路基板10の表面に実装されており、第1外部端子3および第2外部端子4がそれぞれホット側接続ランド11および12に、第3外部端子5がグランド側接続ランド13に接続されている。
回路基板10の内部には、ホット側導体パターン14,15とグランド側導体パターン16とが異なる層に形成されており、ホット側導体パターン14,15はスルーホール17,18を介してホット側接続ランド11,12に、グランド側導体パターン16はスルーホール19を介してグランド側接続ランド13に接続されている。ホット側導体パターン14,15の他端に接続されたスルーホール20,21は、グランド側導体パターン16に設けられた大径の穴22を挿通することにより、グランド側導体パターン16とのショートが防がれている。
3端子コンデンサ1の中を図の右に向かって流れるノイズ電流Iaと、図の左に向かって流れるノイズ電流Ibとによってそれぞれ発生する磁界の一部は、互いに打ち消し合う。また、ホット側接続ランド11の中を流れるノイズ電流Icと、ホット側導体パターン14のホット側接続ランド11と対向する部分の中を流れるノイズ電流Ie1とによってそれぞれ発生する磁界は、互いに打ち消し合う。また、ノイズ電流Iaの残りと、ホット側導体パターン14のホット側接続ランド11と対向しない部分の中を流れるノイズ電流Ie2とによってそれぞれ発生する磁界は、互いに打ち消し合う。
同様に、ホット側接続ランド12の中を流れるノイズ電流Idと、ホット側導体パターン15のホット側接続ランド12と対向する部分の中を流れるノイズ電流If1とによってそれぞれ発生する磁界は、互いに打ち消し合う。また、ノイズ電流Idの残りと、ホット側導体パターン15のホット側接続ランド12と対向しない部分の中を流れるノイズ電流If2とによってそれぞれ発生する磁界は、互いに打ち消し合う。さらに、ノイズ電流Ie2の残りとノイズ電流If2の残りとによってそれぞれ発生する磁界は、互いに打ち消し合う。
この結果、3端子コンデンサ1と回路基板10とのトータルのESL(等価直列インダクタンス)を小さくすることができる。従って、図2(a)に外観斜視図を示すような2端子積層コンデンサ31を回路基板10に多数個並列に実装しなくても、高速IC(高集積化回路)の電源ラインで使用されるノイズ電流除去用の積層コンデンサのESLを小さくすることができる。一般的に、2端子積層コンデンサ31は、セラミック素体32の両端面に外部接続電極33a,33bを備え、同図(b)の平面図に示す、外部接続電極33aに接続される第1内部電極層34aと、外部接続電極33bに接続される第2内部電極層34bとが、誘電体層35を挟んで交互に積層されて、構成されている。
特開2003−282348号公報
特許文献1に開示された上記従来の積層コンデンサの実装構造では、3端子コンデンサ1の部品周辺だけで考えた場合、ESLが上記のように小さくなる。しかし、一方で、3端子コンデンサ1が実装される回路基板10には、図1のように3端子コンデンサ1の周辺にある程度の占有面積が必要とされ、その下方の内層領域にも占有領域が必要とされる。このため、ICの電源ピンから3端子コンデンサ1までの距離が遠くなり、ICの電源ピンから見たループインピーダンスは高くなり得る。
また、これに加えて、スルーホール20,21を層間に挿通するため、グランド側導体パターン16に大径の穴22を設けたりして、各層でプレーンをくり抜くようにビアを複数箇所配置する必要がある。このため、上記従来の積層コンデンサの実装構造では、配線パターンのレイアウト設計が容易ではない。
また、一般的に3端子コンデンサ1は、図3(a)の平面図に示すように、回路基板の表面に形成されたグランド側ランドパターン41に第3外部端子5が接続され、ホット側ランドパターン42a,42bに第1外部端子3および第2外部端子4が接続される。回路基板の内層には、例えば、同図(b)に示すように、グランドパターン43の両側に電源パターン44a,44bが形成される。グランドパターン43はビア45を介してグランド側ランドパターン41に接続され、電源パターン44a,44bは、それぞれビア46a,46bを介してホット側ランドパターン42a,42bに接続される。また、回路基板の内層には、例えば、同図(c)に示すように、電源プレーン47が一部くり抜かれて形成され、電源プレーン47がビア46a,46bを介してホット側ランドパターン42a,42bに接続される場合もある。くり抜かれた部分にはグランド側ランドパターン41に接続するためのビア45が形成される。
しかし、同図(b)に示すように回路パターンをレイアウトすると、電源パターン44a,44bがグランドパターン43によって分断された形になる。このため、このレイアウトでは、これら電源パターン44a,44bを別の層でつなぐ必要が生じ、レイアウト設計が容易でなくなる。また、同図(c)に示すように回路パターンをレイアウトすると、ビア45を通すために電源プレーン47をくり抜く必要が生じ、特許文献1に開示された上記従来の積層コンデンサの実装構造と同様、やはり、回路パターンのレイアウト設計が容易ではなくなる。また、電源プレーン47を設けるスペースを回路基板の内層に確保することも、容易ではない。
一方で、近年、スマートフォンに代表されるように、端末の多機能化が進んでいる。そのため、配線の過密化、および電源電流の増加によるノイズの増加が問題となる懸念がある。従って、内層領域を含めて部品実装の占有面積を極力小さくすることと、回路パターン設計の簡易化が求められている。これに合わせ、ノイズ抑制のために電源ラインインピーダンスの低減化、つまり、ESLの低減化も要求される。また、端末の多機能化によって部品実装の高密度化が進んでおり、コンデンサ等の電子部品から発生する漏れ磁束が、隣接する電子部品に干渉する可能性がある。以上のことから、積層コンデンサの内部構造と実装構造とを含めて、省スペース化と低ESL化との両立を図る技術が求められる。同時に、実装したコンデンサ等の電子部品から発生する漏れ磁束を抑制して、高密度に隣接する実装部品の特性を損なわせない技術も求められる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
電圧が印加されるホット側内部電極層と接地されるグランド側内部電極層とが誘電体層を介して積層されて構成され、ホット側内部電極層に接続されてコンデンサ外部に露出するホット側外部電極と、グランド側内部電極層に接続されてコンデンサ外部に露出するグランド側外部電極とを備える積層コンデンサにおいて、
ホット側内部電極層が、各層の中心部を貫通する芯状導体によって接続され、
グランド側内部電極層が、芯状導体を囲んで芯状導体から離れて形成され、
グランド側外部電極が、芯状導体を中心に配置されて形成されている
ことを特徴とする。
本構成によれば、電源ラインに重畳するノイズ電流は、ホット側外部電極を通じてコンデンサ内部に流れ込み、各層の中心部を貫通する芯状導体に接続されたホット側内部電極層、およびこれに対向するグランド側内部電極層を経由し、グランド側外部電極を介して、コンデンサ外部へ流れ出る。この際、グランド側外部電極は、芯状導体を中心に配置されているので、電源ラインからグランドに還流するノイズ電流の経路は芯状導体を中心に複数形成される。従って、従来のように多くのコンデンサを並列接続することなく、電源ラインおよびグランド間にノイズ電流の経路が並列に複数形成される。このため、その合成インダクタンス値は並列に形成される経路数に応じて小さくなって、ESLの低減化が図られる。
また、このESLの低減化は、積層コンデンサの構造によって部品単体で行われ、従来のように、積層コンデンサの実装部分における回路基板の構成に依存しないので、内層領域を含めて占有面積を極力小さく、回路基板に積層コンデンサを実装することが可能となる。よって、ICの電源ピンから距離を極端に離すことなく、積層コンデンサを実装することができ、ICの電源ピンから見たループインピーダンスを低減することが可能になる。
また、電源ラインからグランドに還流するノイズ電流は、複数の各経路において、芯状導体を中心に芯状導体から互いに離れる方向に向かう。このため、各経路のノイズ電流によって形成される磁束は互いに弱め合う。また、接地されるグランド側外部電極が芯状導体を中心にコンデンサ周囲に配置されるので、グランド側外部電極によって電磁遮蔽効果が発揮される。また、ノイズ電流はコンデンサ中心の芯状導体およびコンデンサ周囲のグランド側外部電極を通り、離れて対向する外部電極間を通る2端子コンデンサに比較して電流経路が短くなるので、ノイズ電流の発生する総磁束は小さくなる。これらの結果、積層コンデンサから発生する漏れ磁束は抑制されることとなる。
また、本発明は、
ホット側外部電極が、芯状導体に接触してコンデンサ側面の中央部に形成され、
グランド側外部電極が、コンデンサ側面において端部が延出して形成されている
ことを特徴とする。
本構成によれば、一つのコンデンサ側面にホット側外部電極およびグランド側外部電極が露出する。このため、このコンデンサ側面を回路基板表面に向けて積層コンデンサを載置して実装することで、ホット側外部電極およびグランド側外部電極は、回路基板表面に形成された配線パターンによって配線される。
また、本発明は、グランド側外部電極が、芯状導体の中心に対称に複数配置されている、例えば、正方形状に形成された対向するコンデンサ側面の各辺の中心もしくは各辺の等分割箇所またはコンデンサ側面の各角をつなぐ側面周囲に形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、芯状導体からその周囲のグランド側外部電極へ向けて流れるノイズ電流は、芯状導体を中心に互いに逆向きに流れる。従って、これら各ノイズ電流によって形成される磁束は、グランド側外部電極が芯状導体の中心に対称に配置されていない場合よりも、効果的に互いに打ち消し合う。このため、ESLの低減化がさらに図れると共に、積層コンデンサから発生する漏れ磁束がさらに抑制される。
また、本発明は、グランド側外部電極が、芯状導体を囲む側面周囲に形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、グランド側外部電極によって奏される電磁遮蔽効果が高まり、積層コンデンサから発生する漏れ磁束が効果的に抑制される。
また、本発明は、
一つのコンデンサ側面にホット側外部電極およびグランド側外部電極が露出する積層コンデンサの実装構造であって、
ホット側外部電極が、回路基板の表面に形成されたホット側ランドパターンに接触し、グランド側外部電極が、ホット側ランドパターンを中心に配置されて回路基板の表面に形成されたグランド側ランドパターンに接触して、積層コンデンサが回路基板に表面実装され、
ホット側外部電極が、ホット側ランドパターンに接触してホット側ランドパターン直下の回路基板に形成されたホット側ビアを介して、回路基板の内層に形成された電源パターンに接続され、
グランド側外部電極が、グランド側ランドパターンに接触してグランド側ランドパターン直下の回路基板に形成されたグランド側ビアを介して、回路基板の内層に形成されたグランドパターンに接続される
ことを特徴とする。
本構成によれば、電源ラインに重畳するノイズ電流は、電源パターンからホット側ビアおよびホット側ランドパターンを介してホット側外部電極に流れ込み、積層コンデンサ内部に入る。また、積層コンデンサ内部に入ってグランド側外部電極から流れ出るノイズ電流は、グランド側ランドパターンおよびグランド側ビアを介してグランドパターンに還流する。このため、ホット側ビアとグランド側ビアとには逆の向きにノイズ電流が流れ、これら各ノイズ電流によって形成される磁束は、互いに打ち消し合う。このため、ホット側ビアおよびグランド側ビアの有するESLが見掛け上小さくなり、実装構造を含めるとインダクタンス値はより小さくなる。
また、積層コンデンサを配線するために回路基板に形成される回路パターンやビアは、積層コンデンサが占有する回路基板表面の下方領域内にほぼ収まる。従って、ICの電源ピンから積層コンデンサまでの距離を極力短くでき、ICの電源ピンから見たループインピーダンスは低減される。また、従来のように、各層でプレーンをくり抜くようにビアを複数箇所配置したり、電源プレーンを設けるスペースを回路基板の内層に確保する必要もなく、積層コンデンサを配線でき、回路パターンのレイアウト設計は容易になる。
また、本発明は、上記の積層コンデンサの実装構造において、電源パターンが、グランドパターンと同じ層においてグランドパターンに囲まれてグランドパターンから離れて形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、回路基板の内層に形成される電源パターンは、従来のようにグランドパターンによって分断されず、一箇所だけに配置される。このため、従来のように、分断された電源パターンを別の層でつなげる必要がなくなり、回路パターンのレイアウト設計は容易になる。
本発明によれば、積層コンデンサの内部構造と実装構造とを含めて、省スペース化と低ESL化との両立が図れると共に、回路パターンのレイアウト設計が簡易化される。さらに、実装した積層コンデンサから発生される漏れ磁束が抑制されて、高密度に隣接する実装部品の特性が損なわれなくなる。
従来の積層コンデンサの実装構造を示す断面図である。 (a)は、従来の2端子積層コンデンサの外観斜視図、(b)は、その積層構造を示す平面図である。 (a)は、従来の3端子コンデンサが実装される回路基板の表面に形成されるランドパターンの平面図、(b)は、その回路基板の内部に形成される第1の内層パターン例を示す平面図、(c)は、第2の内層パターン例を示す平面図である。 (a)は、本発明の一実施の形態による積層コンデンサの外観斜視図、(b)は、その平面図である。 (a)〜(e)は、図4に示す一実施の形態による積層コンデンサを構成する各層の平面図である。 図4に示す一実施の形態による積層コンデンサのインダクタンス値の周波数特性の計算結果を、従来の2端子コンデンサと比較して示すグラフである。 図4に示す一実施の形態による積層コンデンサのインピーダンスの周波数特性の計算結果を、従来の2端子コンデンサと比較して示すグラフである。 (a)は従来の2端子コンデンサから発生する漏れ磁束、(b)は一実施の形態による積層コンデンサから発生する漏れ磁束、(c)は第3の変形例による積層コンデンサから発生する漏れ磁束、(d)は漏れ磁束の観測面、(e)は漏れ磁束の磁界分布の磁界強度を示す図である。 図4に示す一実施の形態による積層コンデンサの実装構造を示す断面図である。 (a)は、図4に示す一実施の形態による積層コンデンサが実装される回路基板の表面に形成されるランドパターンの平面図、(b)は、その回路基板の内部に形成される内層パターンを示す平面図である。 (a)は一実施形態の第1の変形例による積層コンデンサの外観斜視図、(b)はその平面図、(c)はその内部に積層されるグランド側内部電極層の平面図である。 (a)は一実施形態の第2の変形例による積層コンデンサの外観斜視図、(b)はその平面図、(c)はその内部に積層されるグランド側内部電極層の平面図である。 (a)は一実施形態の第3の変形例による積層コンデンサの外観斜視図、(b)はその平面図、(c)はその内部に積層されるグランド側内部電極層の平面図である。
次に、本発明の一実施の形態による積層コンデンサおよびその実装構造について説明する。
図4は、本実施形態による積層セラミック・チップ・多端子コンデンサ51を示し、同図(a)はその外観斜視図、同図(b)はその平面図である。
多端子コンデンサ51は、直方体状をしており、図の上下で対向するコンデンサ側面51a,51bが正方形状、コンデンサ側面51a,51b間にあって周囲を囲むコンデンサ側面51c,51d,51e,51fが長方形状をしている。コンデンサ側面51a,51bの各中央部には、電圧が印加されるホット側外部電極52a,52b(52a:図9参照)が円形状に設けられている。また、コンデンサ側面51c,51d,51e,51fには、対向するコンデンサ側面51a,51bの上下の各辺の中心をつなぐグランド側外部電極53a,53b,53c,53dが帯状に4箇所設けられている。グランド側外部電極53a,53b,53c,53dは、正方形状に形成されたコンデンサ側面51a,51bの各辺の中心からホット側外部電極52a,52bへ向けて、ホット側外部電極52a,52bを中心に端部53a1,53b1,53c1,53d1が延出して形成されており、接地される。
図5(a)〜(e)は、多端子コンデンサ51を構成する各層の平面図である。
多端子コンデンサ51は、同図(d)に示す電圧が印加されるホット側内部電極層54と、同図(b)に示す接地されるグランド側内部電極層55とが、同図(a),(c),(e)に示すセラミック体から成る誘電体層56を介して、積層されて構成されている。つまり、多端子コンデンサ51は、同図(a)に示す誘電体層56、同図(b)に示すグランド側内部電極層55、同図(c)に示す誘電体層56、および同図(d)に示すホット側内部電極層54がこの順に積み重ねられ、その後、同図(e)に示す誘電体層56が再び積まれて、グランド側内部電極層55、誘電体層56、およびホット側内部電極層54の積み重ねが繰り返されて、構成されている。
ホット側内部電極層54は、コンデンサ側面51a,51bの正方形状より一回り小さな正方形状をしており、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dとの間に距離が確保されて、これらとの接触が避けられている。また、グランド側内部電極層55は、正方形状の四隅が面取りされた八角形状をしており、正方形状の各辺の中央部のみがコンデンサ側面51c,51d,51e,51fに露出してグランド側外部電極53a,53b,53c,53dと接触するように形成されている。従って、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dは、グランド側内部電極層55に接続されて、コンデンサ外部に露出している。
また、ホット側内部電極層54は、各層54,55,56の中心部を貫通する芯状導体57によって接続されている。ホット側外部電極52a,52bは、この芯状導体57によってホット側内部電極層54に接続されて、コンデンサ側面51a,51bの中央部においてコンデンサ外部に露出している。また、グランド側内部電極層55は、同図(b)に示すように、芯状導体57を囲んで芯状導体57から離れて形成され、ホット側内部電極層54との接触が避けられている。グランド側外部電極53a,53b,53c,53dは、この芯状導体57の中心に対称に複数配置されて形成されている。
このような本実施の形態による多端子コンデンサ51によれば、電源ラインに重畳するノイズ電流は、ホット側外部電極52a,52bを通じてコンデンサ内部に流れ込み、各層54,55,56の中心部を貫通する芯状導体57に接続されたホット側内部電極層54、およびこれに対向するグランド側内部電極層55を経由し、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dを介して、コンデンサ外部へ流れ出る。この際、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dは、芯状導体57を中心に複数配置されているので、電源ラインからグランドに還流するノイズ電流の経路は芯状導体57を中心に複数形成される。従って、従来のように多くのコンデンサ31(図2参照)を並列接続することなく、電源ラインおよびグランド間にノイズ電流の経路が並列に複数形成される。このため、その合成インダクタンス値は並列に形成される経路数に応じて小さくなって、ESLの低減化が図られる。
また、このESLの低減化は、多端子コンデンサ51の構造によって部品単体で行われ、従来のように、コンデンサ1の実装部分における回路基板10の構成(図1参照)に依存しないので、内層領域を含めて占有面積を極力小さく、回路基板に多端子コンデンサ51を実装することが可能となる。よって、ICの電源ピンから距離を極端に離すことなく、多端子コンデンサ51を実装することができ、ICの電源ピンから見たループインピーダンスを低減することが可能になる。
また、電源ラインからグランドに還流するノイズ電流は、複数の各経路において、芯状導体57を中心に芯状導体57から互いに離れる方向に向かう。このため、各経路のノイズ電流によって形成される磁束は互いに弱め合う。また、接地されるグランド側外部電極53a,53b,53c,53dが芯状導体57を中心にコンデンサ周囲に配置されるので、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dによって電磁遮蔽効果が発揮される。また、ノイズ電流はコンデンサ中心の芯状導体57およびコンデンサ周囲のグランド側外部電極53a,53b,53c,53dを通り、図2に示すように離れて対向する外部接続電極33a,33b間を通る2端子コンデンサ31に比較して電流経路が短くなるので、ノイズ電流の発生する総磁束は小さくなる。これらの結果、多端子コンデンサ51から発生する漏れ磁束は抑制されることとなる。
また、本実施の形態による多端子コンデンサ51によれば、一つのコンデンサ側面51aまたは51bに、ホット側外部電極52aまたは52bおよびグランド側外部電極53a,53b,53c,53dが露出する。このため、このコンデンサ側面51aまたは51bを回路基板表面に向けて多端子コンデンサ51を載置して実装することで、ホット側外部電極52aまたは52bおよびグランド側外部電極53a,53b,53c,53dは、回路基板表面に形成された配線パターンによって配線される。
また、本実施の形態による多端子コンデンサ51では、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dが、芯状導体57の中心に対称に配置されている。このため、芯状導体57からその周囲のグランド側外部電極53a,53b,53c,53dへ向けて流れるノイズ電流は、芯状導体57を中心に互いに逆向きに流れる。従って、これら各ノイズ電流によって形成される磁束は、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dが芯状導体57の中心に対称に配置されていない場合よりも、効果的に互いに打ち消し合う。このため、ESLの低減化がさらに図れると共に、多端子コンデンサ51から発生する漏れ磁束がさらに抑制される。
図6は、本実施の形態による多端子コンデンサ51のインダクタンス値の周波数特性の計算結果を、従来の2端子コンデンサと比較して示すグラフである。同グラフの横軸は周波数[MHz]、縦軸はインダクタンス値[pH]を表す。また、図7は、本実施の形態による多端子コンデンサ51のインピーダンスの周波数特性の計算結果を、従来の2端子コンデンサと比較して示すグラフである。同グラフの横軸は周波数[MHz]、縦軸はインピーダンス[Ω]を表す。これら各グラフで、比較に用いた2端子コンデンサは、1.0[mm]×0.5[mm]のサイズの図2に示すような積層セラミック・チップ・コンデンサである。また、従来品の特性は点線、本実施品の特性は実線で示している。
これら各グラフから、本実施の形態による多端子コンデンサ51のインダクタンス値およびインピーダンスは、共に、従来の2端子コンデンサと比較して低減されていることが確認される。特に、図6に示すように、インダクタンス値は従来の2端子コンデンサの1/8となっていることが確認される。なお、一般に、2端子コンデンサと比較したインダクタンス値は、3端子コンデンサでは1/10、長さLと幅Wが逆になったLW逆転コンデンサでは1/3程度であり、本実施品はこれらの中間程度に位置する。
図8(a)は従来の2端子コンデンサ31から発生する漏れ磁束、同図(b)は本実施の形態による多端子コンデンサ51から発生する漏れ磁束、同図(c)は後述する本実施形態の変形例による多端子コンデンサ51Cから発生する漏れ磁束の計算結果を示す。これらの漏れ磁束は、同図(d)に示すようにコンデンサ31,51,51Cを2分する観測面71におけるものであり、ノイズ電流周波数を1[GHz]としたときの計算結果である。同図(e)は、同図(a)〜(c)に示す磁界分布の各分布領域についての磁界強度[A/m]を示す。最下段に示す黒色に最も近い分布領域は磁界強度が1.0000×10−2と最も低く、黒色が薄くなって白色に近づくのに連れて磁界強度は増し、最上段に示す白色に最も近い分布領域は2.5000×10+2と最も高い。
同図(a)および(b)に示すように、コンデンサ31,51の周囲から離れるのに従って磁界分布の各領域の色は順に濃くなって黒色に近づいており、部品から離れるのに従って磁界強度が弱まっていることが分かる。しかし、同図(b)に示す本実施の形態による多端子コンデンサ51では、同図(a)に示す従来の2端子コンデンサ31に比べて、部品周囲の領域の色が濃くて黒色に近く、部品から発生する漏れ磁束の強度が弱いことが分かる。この計算結果から、本実施の形態による多端子コンデンサ51では、発生する漏れ磁束が抑制されることを確認することができる。
図9は、図4に示す本実施の形態による多端子コンデンサ51の実装構造を示す断面図であり、図10(a)は、多端子コンデンサ51が実装される回路基板60の表面に形成されるランドパターンの平面図である。なお、図9および図10において図4および図5と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
多端子コンデンサ51は、回路基板60に半田等で表面実装されており、ホット側外部電極52aが回路基板60の表面に形成されたホット側ランドパターン61に接触し、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dが回路基板60の表面に形成されたグランド側ランドパターン62a,62b,62c,62dに接触している。グランド側ランドパターン62a,62b,62c,62dはホット側ランドパターン61を中心に複数配置されている。
図10(b)は、回路基板60の内層に形成された電源パターン64およびグランドパターン66の平面図である。電源パターン64は正方形状をし、グランドパターン66は、この電源パターン64を囲む正方形状をして、電源パターン64とその余白を含む正方形部分が中抜きになっている。つまり、電源パターン64は、グランドパターン66と同じ層においてグランドパターン66に囲まれて、グランドパターン66から離れて形成されている。
また、ホット側ビア63は、ホット側ランドパターン61に接触してホット側ランドパターン61の直下、グランド側ビア65は、グランド側ランドパターン62a,62b,62c,62dに接触してグランド側ランドパターン62a,62b,62c,62dの直下の回路基板60に形成されている。従って、ホット側外部電極52aは、ホット側ビア63を介して、回路基板60の内層に形成された電源パターン64に接続され、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dは、グランド側ビア65を介して、回路基板60の内層に形成されたグランドパターン66に接続されている。
このような本実施の形態による多端子コンデンサ51の実装構造によれば、電源ラインに重畳するノイズ電流は、図9の矢印Aに示すように、電源パターン64からホット側ビア63およびホット側ランドパターン61を介してホット側外部電極52aに流れ込み、多端子コンデンサ51の内部に入る。また、多端子コンデンサ51の内部に入ってグランド側外部電極53a,53b,53c,53dから流れ出るノイズ電流は、矢印Bに示すように、グランド側ランドパターン62a,62b,62c,62dおよびグランド側ビア65を介してグランドパターン66に還流する。このため、ホット側ビア63とグランド側ビア65とには逆の向きにノイズ電流が流れ、これら各ノイズ電流によって形成される磁束は、互いに打ち消し合う。このため、ホット側ビア63およびグランド側ビア65の有するESLが見掛け上小さくなり、実装構造を含めるとインダクタンス値はより小さくなる。
また、多端子コンデンサ51を配線するために回路基板60に形成される回路パターン61,62a,62b,62c,62dやビア63,65は、多端子コンデンサ51が占有する回路基板60の表面の下方領域内にほぼ収まる。従って、ICの電源ピンから多端子コンデンサ51までの距離を極力短くでき、ICの電源ピンから見たループインピーダンスは低減される。また、従来のように、各層でプレーンをくり抜くようにビアを複数箇所配置したり、電源プレーンを設けるスペースを回路基板60の内層に確保する必要もなく、回路基板60の内層から電源パターン64にビア63を通すだけで多端子コンデンサ51を配線でき、回路パターンのレイアウト設計は容易になる。また、回路基板60の内層に形成される電源パターン64は、従来のようにグランドパターン66によって分断されず、一箇所だけに配置される。このため、従来のように、分断された電源パターンを別の層でつなげる必要がなくなり、この点からも、回路パターンのレイアウト設計は容易になる。
なお、上述した本実施形態による多端子コンデンサ51では、コンデンサ側面51a,51bを正方形状とし、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dを各辺の中央部に設ける場合について、説明した。しかし、コンデンサ側面51a,51bは正方形状に限られることはなく、その他の多角形状や円形状などであってもよい。また、グランド側外部電極53a,53b,53c,53dは、各辺の中央部ではなく、正方形の各角などに設けてもよく、また、その個数も4個に限られることはない。また、芯状導体57も円柱状に限らず、四角柱状などをしていてもよい。
図11は、本実施形態の第1の変形例による多端子コンデンサ51Aを示し、同図(a)はその外観斜視図、同図(b)はその平面図、同図(c)はその内部に積層されるグランド側内部電極層55aの平面図である。なお、同図において図4と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。この多端子コンデンサ51Aは、対向するコンデンサ側面51a,51bの各角をつなぐ側面周囲にグランド側外部電極53e,53f,53g,53hが帯状に形成されている。これらグランド側外部電極53e,53f,53g,53hは、コンデンサ内部でグランド側内部電極層55aの各角に接続されている。グランド側内部電極層55aは、図5(b)に示すような八角形状ではなく、正方形の辺中央部が正方形の中央部側に後退した同図(c)に示す形状となる。
図12は、本実施形態の第2の変形例による多端子コンデンサ51Bを示し、同図(a)はその外観斜視図、同図(b)はその平面図、同図(c)はその内部に積層されるグランド側内部電極層55bの平面図である。なお、同図において図4と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。この多端子コンデンサ51Bは、対向するコンデンサ側面51a,51bの各辺の3分割箇所をつなぐ側面周囲にグランド側外部電極53m,53n,53o,53p,53q,53r,53s,53tがスリット状に形成されている。これらグランド側外部電極53m〜53tは、コンデンサ内部でグランド側内部電極層55bの各辺に接続されている。グランド側内部電極層55bは、グランド側外部電極53m〜53tに接しない正方形の辺部が正方形の中央部側に後退した同図(c)に示す形状となる。
図13は、本実施形態の第3の変形例による多端子コンデンサ51Cを示し、同図(a)はその外観斜視図、同図(b)はその平面図、同図(c)はその内部に積層されるグランド側内部電極層55cの平面図である。なお、同図において図4と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。この多端子コンデンサ51Cは、芯状導体57の周りを囲む側面全周囲にグランド側外部電極53vが形成されている。このグランド側外部電極53vは、コンデンサ内部でグランド側内部電極層55cの各辺に接続されている。グランド側内部電極層55cは正方形の同図(c)に示す形状となり、その4辺でグランド側外部電極53vに接触する。
また、本実施の形態、並びに第1および第2の変形例における各グランド側外部電極を適宜組み合わせる等して、グランド側外部電極を構成するようにしてもよい。
第3の変形例による多端子コンデンサ51Cにおいても、グランド側外部電極53vが芯状導体57を中心に配置されているので、電源ラインからグランドに還流するノイズ電流の経路は芯状導体57を中心に複数形成される。従って、多端子コンデンサ51Cの合成インダクタンス値は小さくなってESLの低減化が図られ、本実施の形態の多端子コンデンサ51と同様な作用効果が奏される。また、グランド側外部電極53vは芯状導体57の周りを囲む側面全周囲に形成されているので、グランド側外部電極53vによって奏される電磁遮蔽効果が高まり、多端子コンデンサ51Cから発生する漏れ磁束は効果的に抑制される。
このことは、図8(c)に示す磁界分布の計算結果に現れている。つまり、同図(c)に示す第3の変形例による多端子コンデンサ51Cの磁界分布では、同図(b)に示す本実施の形態による多端子コンデンサ51に比べて、部品周囲の領域の色がさらに濃くて黒色に近く、部品から発生する漏れ磁束の強度がさらに弱まっていることが分かる。この第3の変形例による多端子コンデンサ51Cの漏れ磁束は、同図(a)に示す従来の2端子コンデンサ31に比べて1/8程度となっている。
また、第1,第2,および第3の変形例による多端子コンデンサ51A,51B,および51Cによっても、図9に示す本実施の形態の多端子コンデンサ51の実装構造と同様に回路基板60に実装されることで、ホット側ビア63とグランド側ビア65とには逆の向きにノイズ電流が流れ、各ノイズ電流によって形成される磁束は互いに打ち消し合う。このため、第1,第2,および第3の変形例による多端子コンデンサ1A,51B,および51Cによっても、多端子コンデンサ51の実装構造と同様な作用効果が奏される。
本実施形態による多端子コンデンサ51およびその実装構造は、スマートフォンに代表される端末の多機能化に伴う、配線の過密化、および電源電流の増加によるノイズの増加、並びに部品の高密度実装化に対応し得る積層コンデンサおよびその実装構造として、利用可能性を有する。
51…多端子コンデンサ(積層コンデンサ)
51a,51b,51c,51d,51e,51f…コンデンサ側面
52a,52b…ホット側外部電極
53a,53b,53c,53d…グランド側外部電極
53a1,53b1,53c1,53d1…グランド側外部電極53a,53b,53c,53dの端部
54…ホット側内部電極層
55…グランド側内部電極層
56…誘電体層
57…芯状導体
60…回路基板
61…ホット側ランドパターン
62a,62b,62c,62d…グランド側ランドパターン
63…ホット側ビア
64…電源パターン
65…グランド側ビア
66…グランドパターン

Claims (7)

  1. 電圧が印加されるホット側内部電極層と接地されるグランド側内部電極層とが誘電体層を介して積層されて構成され、前記ホット側内部電極層に接続されてコンデンサ外部に露出するホット側外部電極と、前記グランド側内部電極層に接続されてコンデンサ外部に露出するグランド側外部電極とを備える積層コンデンサにおいて、
    前記ホット側内部電極層は、各前記層の中心部を貫通する芯状導体によって接続され、
    前記グランド側内部電極層は、前記芯状導体を囲んで前記芯状導体から離れて形成され、
    前記グランド側外部電極は、前記芯状導体を中心に配置されて形成されている
    ことを特徴とする積層コンデンサ。
  2. 前記ホット側外部電極は、前記芯状導体に接触してコンデンサ側面の中央部に形成され、
    前記グランド側外部電極は、前記コンデンサ側面において端部が延出して形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサ。
  3. 前記グランド側外部電極は、前記芯状導体の中心に対称に複数配置されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層コンデンサ。
  4. 前記コンデンサ側面は正方形状に形成され、
    前記グランド側外部電極は、対向する前記コンデンサ側面の各辺の中心もしくは各辺の等分割箇所または前記コンデンサ側面の各角をつなぐ側面周囲に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の積層コンデンサ。
  5. 前記グランド側外部電極は、前記芯状導体を囲む側面周囲に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層コンデンサ。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の積層コンデンサの実装構造であって、
    前記ホット側外部電極が、回路基板の表面に形成されたホット側ランドパターンに接触し、前記グランド側外部電極が、前記ホット側ランドパターンを中心に配置されて前記回路基板の表面に形成されたグランド側ランドパターンに接触して、前記積層コンデンサが前記回路基板に表面実装され、
    前記ホット側外部電極は、前記ホット側ランドパターンに接触して前記ホット側ランドパターン直下の前記回路基板に形成されたホット側ビアを介して、前記回路基板の内層に形成された電源パターンに接続され、
    前記グランド側外部電極は、前記グランド側ランドパターンに接触して前記グランド側ランドパターン直下の前記回路基板に形成されたグランド側ビアを介して、前記回路基板の内層に形成されたグランドパターンに接続される
    ことを特徴とする積層コンデンサの実装構造。
  7. 前記電源パターンは、前記グランドパターンと同じ層において前記グランドパターンに囲まれて前記グランドパターンから離れて形成されていることを特徴とする請求項6に記載の積層コンデンサの実装構造。
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