JP2014084846A - 電動ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】作動時における振動を抑制できる電動ポンプを得る。
【解決手段】ロータコア21の外周部に複数のマグネット48が一方の磁極を外側に向けて等間隔に配置されるとともに、各マグネット48の間におけるロータコア21の一部がそれぞれ突極49とされ、各突極49が他方の磁極として機能するように構成されたロータ20と、突極数の倍数と異なる枚数の羽根44を有し、ロータ20と一体に回転して流体を圧送する羽根部材18と、を備えた電動ポンプ10とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動ポンプに関する。
ディスクの外周縁に複数の永久磁石が一方の磁極を外側に向けて等間隔に配置され、各永久磁石の間におけるディスクの一部(突極)が他方の磁極として機能するように構成したモータは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−273214号公報
しかしながら、このようなモータを、流体を圧送するための羽根部材又はポンプロータを備えた電動ポンプに適用した場合、突極では自ら磁束を発しないため、その回転に伴って磁気変動が生じ、不安定な磁束を発生させてしまうおそれがある。特に、羽根部材における羽根の枚数やポンプロータにおけるインナロータの歯数が、突極数の倍数と同一数になっていると、不安定な磁束と羽根又はインナロータとが共振し、羽根部材やポンプロータの振動が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、作動時における振動を抑制できる電動ポンプを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の電動ポンプは、ロータコアの外周部に複数のマグネットが一方の磁極を外側に向けて等間隔に配置されるとともに、前記各マグネットの間における前記ロータコアの一部がそれぞれ突極とされ、該各突極が他方の磁極として機能するように構成されたロータと、前記突極数の倍数と異なる枚数の羽根を有し、前記ロータと一体に回転して流体を圧送する羽根部材と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ロータの突極数の倍数と羽根部材における羽根の枚数とが異なっている。したがって、ロータの回転に伴う磁気変動により、突極から不安定な磁束が発生しても、その不安定な磁束と羽根とが共振せず、羽根部材の振動を抑制することができる。つまり、本発明によれば、電動ポンプの作動時における振動を抑制することができる。
また、本発明に係る請求項2に記載の電動ポンプは、ロータコアの外周部に複数のマグネットが一方の磁極を外側に向けて等間隔に配置されるとともに、前記各マグネットの間における前記ロータコアの一部がそれぞれ突極とされ、該各突極が他方の磁極として機能するように構成されたロータと、外周部に前記突極数の倍数と異なる歯数の外歯が形成されたインナロータと、内周部に前記外歯に噛み合う複数の内歯が形成されたアウタロータと、を有し、前記インナロータを前記ロータと一体に回転させて流体を圧送するポンプロータと、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、ロータの突極数の倍数とポンプロータにおけるインナロータの外歯の歯数とが異なっている。したがって、ロータの回転に伴う磁気変動により、突極から不安定な磁束が発生しても、その不安定な磁束とインナロータとが共振せず、ポンプロータの振動を抑制することができる。つまり、本発明によれば、電動ポンプの作動時における振動を抑制することができる。
また、請求項3に記載の電動ポンプは、請求項1又は請求項2に記載の電動ポンプであって、前記各マグネットは、互いに180度反対側に位置するように前記ロータコアの外周部に配置されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、各マグネットが、互いに180度反対側に位置するようにロータコアの外周部に配置されている。つまり、各突極が、互いに180度反対側に位置するようにロータコアの外周部に配置されている。したがって、各突極から発生する不安定な磁束を互いに打ち消し合わせることができ、電動ポンプの作動時における振動をより一層抑制することができる。
第1実施形態に係る電動ポンプの側断面図である。 第1実施形態に係るインペラ部材とロータアセンブリの分解斜視図である。 第1実施形態に係るインペラ部材とロータアセンブリとが一体化されてなるインペラアセンブリの側断面図である。 第1実施形態に係るロータコアの平面図である。 第1実施形態に係るインペラ部材の平面図である。 第2実施形態に係る電動ポンプの側断面図である。 第2実施形態に係るロータコアの平面図である。 第2実施形態に係るポンプロータの斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを上方向とし、電動ポンプ10の軸方向を上下方向と平行な方向とする。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態について説明する。図1に示されるように、第1実施形態に係る電動ポンプ(電動ウォーターポンプ)10は、ポンプハウジング12と、モータハウジング14と、エンドハウジング16と、羽根部材としてのインペラ部材18と、ロータアセンブリ20と、ステータ22と、モータシャフト24と、回路基板26と、を備えている。
ポンプハウジング12は、後述するモータハウジング14側に開口する凹状のポンプ室28を有している。このポンプ室28は、ポンプハウジング12に形成された吸入口30及び排出口32の各々と連通されており、ポンプ室28における吸入口30側には、傾斜部34が形成されている。この傾斜部34は、ポンプ室28の径方向内側へ行くに従って吸入口30側に向かうように、ポンプ室28の径方向に対して傾斜して形成されている。
モータハウジング14は、ポンプハウジング12と、電動ポンプ10の軸方向に並んで設けられており、ポンプハウジング12に固定されている。このモータハウジング14は、電動ポンプ10の軸方向に沿って延在するモータ室36と、そのモータ室36を構成する底部37と、を有している。つまり、このモータ室36は、ポンプハウジング12側に開口しており、ポンプ室28と連通されている。
また、このモータハウジング14の底部37には、モータ室36の開口側に向けて突出する筒状のシャフト支持部38が一体に形成されている。そして、このシャフト支持部38には、モータシャフト24の下端部が圧入等によって支持されている。また、モータ室36のポンプ室28側には、モータ室36よりも拡径された拡径部40が形成されている。
エンドハウジング16は、モータハウジング14を挟んでポンプハウジング12と反対側に配置されており、モータハウジング14に固定されている。このエンドハウジング16は、モータハウジング14との間に収容空間42を形成しており、この収容空間42には、回路基板26が収容されている。そして、回路基板26に設けられた駆動回路が、後述するステータ22に電流を供給する構成とされている。
インペラ部材18は、放射状に延びる複数枚(例えば13枚)の羽根44(図2、図5参照)を有しており、ポンプ室28に回転可能に収容されている。つまり、このインペラ部材18は、回転に伴って、吸入口30から流体を吸入してポンプ室28に搬送するとともに、ポンプ室28に搬送された流体を排出口32から排出する構成とされている。なお、後述するように、このインペラ部材18は、ロータアセンブリ20と樹脂材で一体化されるようになっている。
図2〜図4に示されるように、ロータアセンブリ20は、環状に形成されたホルダ部材46と、このホルダ部材46に保持され、インペラ部材18及びモータシャフト24と同軸となる円周上に等間隔で配置された複数個、例えば4個のロータマグネット48と、を有するロータコア21を備えている。
ホルダ部材46とロータマグネット48とを含むロータコア21は、モータ室36に回転可能に収容されるようになっており、ホルダ部材46は、磁性鋼板を積層したヨークとしての機能を有するようになっている。また、各ロータマグネット48は、矩形平板状に形成されており、表裏一方の壁面がN極とされ、他方の壁面がS極とされている。
そして、本実施形態に係る4個のロータマグネット48は、ホルダ部材46の外周部に90度間隔で、かつ一方の磁極(例えばN極)を径方向外側に向けて配置されるようになっている。つまり、各ロータマグネット48は、ホルダ部材46の外周部に、互いに180度反対側に位置するように配置される構成になっている。
また、各ロータマグネット48の両側方(周方向両側)におけるホルダ部材46の外周部には、各ロータマグネット48の両側壁をそれぞれ露出させるための貫通孔46Bが軸方向に沿って形成されている。このような貫通孔46Bを形成することにより、各ロータマグネット48の両端部で磁気回路が生じることによる磁力の低下が抑制又は防止されるようになっている。
また、各ロータマグネット48の間におけるホルダ部材46の外周部の一部が、それぞれ突極49となっている。各突極49は、他方の磁極(この場合はS極)として機能するようになっており、本実施形態におけるロータコア21では、突極49の個数が、ロータマグネット48と同じ個数(この場合は4個)となっている。そして、インペラ部材18の羽根44の枚数が、この突極49の個数の倍数と異なる枚数となっている。
また、このホルダ部材46の軸心部に形成された貫通孔46Aにおける内周面には、軸方向に延在する被係合部としての係合凹部47が周方向に等間隔に複数(例えば4個)形成されている。この係合凹部47には、後述するボス部52の貫通孔46A内への挿入に伴い、後述する係合凸部53が係合(嵌合)するようになっている。
また、ロータアセンブリ20は、ホルダ部材46の貫通孔46Aに挿通される円筒状のボス部52と、このボス部52の下端部(一端部)側における外周面(外壁面)に径方向外側へ張り出すように一体に形成され、ホルダ部材46を軸方向下側から支持する(ホルダ部材46に対して軸方向の位置決めをする)環状のフランジ部54と、を有するカラー部材50を備えている。
そして、このボス部52のホルダ部材46から突出されない外周面には、軸方向に延在する係合部としての係合凸部53が周方向に等間隔に複数(例えば4個)形成されている。このカラー部材50における係合凸部53が、ホルダ部材46における係合凹部47に係合(嵌合)することにより、ホルダ部材46とカラー部材50との周方向における位置決めがなされる(周方向への相対回転が規制される)ようになっている。
また、このボス部52の上端部(他端部)には、切欠状の凹部55が形成されている。この凹部55は、互いに対向する位置に2個形成されており、後述する軸受部材56における各凸部59がそれぞれ嵌合されるようになっている。また、このボス部52のホルダ部材46から突出された上端部(他端部)側の外周面には、径方向外側へ張り出す(突出する)環状の突起部52Aが形成されている。
また、ロータアセンブリ20は、ボス部52の上端部(他端部)側から、ボス部52の内側に挿入される円筒部57を有する軸受部材56を備えている。そして、この円筒部57の内側に、モータシャフト24が挿通されるようになっている。つまり、これにより、ロータアセンブリ20は、軸受部材56を介してモータシャフト24に回転可能に支持されるようになっている。
また、この軸受部材56(円筒部57)の上端部(ボス部52に対する挿入方向上流側端部)には、径方向外側へ張り出す(突出する)環状の係止部58が形成されている。したがって、軸受部材56の円筒部57が、ボス部52の内側に挿入されたときには、その係止部58の下面が、ボス部52の上端部(上端面)に当接し、これによって軸受部材56がカラー部材50に係止されるようになっている。つまり、これにより、軸受部材56とカラー部材50とが軸方向に位置決めされるようになっている。
そして更に、その係止部58の下面には、下方(ボス部52側)へ向かって突出する凸部59が形成されている。この凸部59は、互いに対向する位置に2個形成されており、カラー部材50の上端部に形成された各凹部55にそれぞれ嵌合されるようになっている。これにより、軸受部材56とカラー部材50との周方向における位置決めがなされる(周方向への相対回転が規制される)ようになっている。
ステータ22は、モータ室36の径方向外側に設けられており、モータハウジング14に保持されている。このステータ22は、ロータアセンブリ20と共にブラシレスモータを構成するようになっており、回路基板26に設けられた駆動回路から電流が供給されたときに、ロータアセンブリ20に対して回転磁界を形成するようになっている。
また、図1に示されるように、拡径部40には、インペラ部材18におけるモータ室36側の軸方向端面18Aと軸方向に隙間を空けて対向する対向面40Aが形成されており、傾斜部34には、インペラ部材18における羽根44と隙間を空けて対向する傾斜面34Aが形成されている。そして、後述する被覆部60の外周面60Aは、モータ室36の内周面36Aと、径方向に隙間を空けて対向するようになっている。なお、これらの各面の間の隙間は、例えば1.0mm以下の微小隙間とされている。
また、ロータアセンブリ20とインペラ部材18とは、PCやABSなどの樹脂材によって一体化されている。すなわち、ロータアセンブリ20の外表面が、インペラ部材18の軸心部として形成される円筒状の首部45と、その首部45から連続する被覆部60によって被覆されるように(カラー部材50の突起部52Aが首部45の内壁に埋設されるように)、ロータアセンブリ20がインペラ部材18にインサート成形されて一体化されている。
これにより、ロータアセンブリ20とインペラ部材18とが一体的に結合されたインペラアセンブリ62が構成されるようになっている。すなわち、ステータ22に電流が供給されることによって形成された回転磁界により、ロータアセンブリ20とインペラ部材18とが一体的に回転駆動されるようになっている。そして、このインペラアセンブリ62(インペラ部材18)が回転することにより、流体(例えば、水等の液体)が、吸入口30から吸入されてポンプ室28へ搬送され、排出口32から排出されるようになっている。
以上のような構成の第1実施形態に係る電動ポンプ10において、次にその作用について説明する。
上記したように、インペラ部材18の羽根44の枚数は、ロータコア21における突極49の個数の倍数と異なる枚数とされている。具体的に数値の一例を挙げて説明すると、図4、図5に示されるように、本実施形態では、突極49の個数が4個(偶数)とされ、羽根44の枚数が13枚(奇数)とされている。
したがって、ロータコア21の回転に伴う磁気変動により、突極49から不安定な磁束が発生しても、その不安定な磁束と羽根44とが共振することはなく、インペラ部材18の回転方向における振動を抑制することができる。つまり、これによれば、電動ポンプ10の作動時における振動を抑制することができ、電動ポンプ10を安定して作動させることができる。
しかも、各ロータマグネット48が、互いに180度反対側に位置するようにホルダ部材46(ロータコア21)の外周部に配置されていることにより、各突極49も、互いに180度反対側に位置するようにホルダ部材46(ロータコア21)の外周部に配置されている。したがって、各突極49から発生する不安定な磁束を互いに打ち消し合わせることができ、電動ポンプ10の作動時における振動をより一層抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図6に示されるように、第2実施形態に係る電動ポンプ(電動オイルポンプ)10は、モータハウジング14内にロータコア21及びステータ22を備えるとともに、ポンプハウジング12内にポンプロータ70を備えて構成されている。なお、エンドハウジング16内には、回路基板26が収容されており、エンドハウジング16の外壁部には、ベントフィルタ66が設けられている。
図7に示されるように、ロータコア21は、環状に形成されたホルダ部材46と、このホルダ部材46に保持され、後述するインナロータ74及びモータシャフト24と同軸となる円周上に等間隔で配置された複数個、例えば4個のロータマグネット48と、を有している。そして、ホルダ部材46の軸心部に形成された貫通孔46Aには、モータシャフト24が挿通されて固定されるようになっている。
ホルダ部材46とロータマグネット48とを含むロータコア21は、モータハウジング14のモータ室36に回転可能に収容されるようになっており、ホルダ部材46は、磁性鋼板を積層したヨークとしての機能を有するようになっている。また、各ロータマグネット48は、矩形平板状に形成されており、表裏一方の壁面がN極とされ、他方の壁面がS極とされている。
そして、本実施形態に係る4個のロータマグネット48は、ホルダ部材46の外周部に90度間隔で、かつ一方の磁極(例えばN極)を径方向外側に向けて配置されるようになっている。つまり、各ロータマグネット48は、ホルダ部材46の外周部に、互いに180度反対側に位置するように配置される構成になっている。
また、各ロータマグネット48の両側方(周方向両側)におけるホルダ部材46の外周部には、平面視略「V」字状の切欠部64が軸方向に沿って形成されている。このような切欠部64を形成することにより、各ロータマグネット48の両端部で磁気回路が生じることによる磁力の低下が抑制又は防止されるようになっている。
また、各ロータマグネット48の間におけるホルダ部材46の外周部の一部が、それぞれ突極49となっている。各突極49は、他方の磁極(この場合はS極)として機能するようになっており、本実施形態におけるロータコア21では、突極49の個数が、ロータマグネット48と同じ個数(この場合は4個)となっている。そして、後述するインナロータ74の外歯74Aの歯数が、この突極49の個数の倍数と異なる歯数となっている。
図8に示されるように、ポンプロータ70は、内周部に複数(例えば7歯)の内歯72Aが形成されたアウタロータ72と、アウタロータ72内に設けられ、外周部に内歯72Aに噛み合う複数(例えば6歯)の外歯74Aが形成されたインナロータ74と、を有している。そして、インナロータ74の軸心部に形成されている貫通孔74Bに、モータシャフト24が挿通されて固定されるようになっている。
これにより、ロータコア21とインナロータ74とが一体に回転される構成になっている。すなわち、ロータコア21が回転することによりインナロータ74が回転し、アウタロータ72が偏心しつつ回転するようになっている。このアウタロータ72の回転により、流体(例えば、油等の液体)が吸入口30から吸入されて排出口32から排出されるようになっている。
以上のような構成の第2実施形態に係る電動ポンプ10において、次にその作用について説明する。
上記したように、インナロータ74の外歯74Aの歯数は、ロータコア21における突極49の個数の倍数と異なる歯数とされている。具体的に数値の一例を挙げて説明すると、図7、図8に示されるように、本実施形態では、突極49の個数が4個とされ、インナロータ74の外歯74Aの歯数が6歯とされている。
したがって、ロータコア21の回転に伴う磁気変動により、突極49から不安定な磁束が発生しても、その不安定な磁束とインナロータ74とが共振することはなく、ポンプロータ70の回転方向における振動を抑制することができる。つまり、これによれば、電動ポンプ10の作動時における振動を抑制することができ、電動ポンプ10を安定して作動させることができる。
しかも、各ロータマグネット48が、互いに180度反対側に位置するようにホルダ部材46(ロータコア21)の外周部に配置されていることにより、各突極49も、互いに180度反対側に位置するようにホルダ部材46(ロータコア21)の外周部に配置されている。したがって、各突極49から発生する不安定な磁束を互いに打ち消し合わせることができ、電動ポンプ10の作動時における振動をより一層抑制することができる。
以上、本実施形態に係る電動ポンプ10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る電動ポンプ10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、各ロータマグネット48は、ホルダ部材46の外周部にS極を径方向外側に向けて配置してもよい。この場合、各突極49はN極として機能するようになる。
10・・・電動ポンプ、12・・・ポンプハウジング、14・・・モータハウジング、16・・・エンドハウジング、18・・・インペラ部材(羽根部材)、18A・・・軸方向端面、20・・・ロータアセンブリ(ロータ)、21・・・ロータコア、22・・・ステータ、24・・・モータシャフト、26・・・回路基板、28・・・ポンプ室、30・・・吸入口、32・・・排出口、34・・・傾斜部、34A・・・傾斜面、36・・・モータ室、36A・・・内周面、37・・・底部、38・・・シャフト支持部、40・・・拡径部、40A・・・対向面、42・・・収容空間、44・・・羽根、45・・・首部、46・・・ホルダ部材、46A・・・貫通孔、46B・・・貫通孔、47・・・係合凹部、48・・・ロータマグネット、49・・・突極、50・・・カラー部材、52・・・ボス部、52A・・・突起部、53・・・係合凸部、54・・・フランジ部、55・・・凹部、56・・・軸受部材、57・・・円筒部、58・・・係止部、59・・・凸部、60・・・被覆部、60A・・・外周面、62・・・インペラアセンブリ、64・・・切欠部、66・・・ベントフィルタ、70・・・ポンプロータ、72・・・アウタロータ、72A・・・内歯、74・・・インナロータ、74A・・・外歯、74B・・・貫通孔

Claims (3)

  1. ロータコアの外周部に複数のマグネットが一方の磁極を外側に向けて等間隔に配置されるとともに、前記各マグネットの間における前記ロータコアの一部がそれぞれ突極とされ、該各突極が他方の磁極として機能するように構成されたロータと、
    前記突極数の倍数と異なる枚数の羽根を有し、前記ロータと一体に回転して流体を圧送する羽根部材と、
    を備えたことを特徴とする電動ポンプ。
  2. ロータコアの外周部に複数のマグネットが一方の磁極を外側に向けて等間隔に配置されるとともに、前記各マグネットの間における前記ロータコアの一部がそれぞれ突極とされ、該各突極が他方の磁極として機能するように構成されたロータと、
    外周部に前記突極数の倍数と異なる歯数の外歯が形成されたインナロータと、内周部に前記外歯に噛み合う複数の内歯が形成されたアウタロータと、を有し、前記インナロータを前記ロータと一体に回転させて流体を圧送するポンプロータと、
    を備えたことを特徴とする電動ポンプ。
  3. 前記各マグネットは、互いに180度反対側に位置するように前記ロータコアの外周部に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動ポンプ。
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