JP2014084245A - カーボンナノチューブの切断方法および切断装置 - Google Patents

カーボンナノチューブの切断方法および切断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の表面に且つ層状に形成されたカーボンナノチューブの長さを全面に亘って均一にし得るカーボンナノチューブの切断方法を提供する。
【解決手段】所定方向に移動され且つ垂直配向性のカーボンナノチューブ層Cが形成された基板Kの移動経路Rの途中に設けられた円筒状の案内ローラ35により、当該基板Kの移動方向を90度を超える角度でもって屈曲させるとともに、このカーボンナノチューブ層Cの屈曲部Mに案内ローラ35の軸心と直交する方向でレーザ光Lを照射させて、カーボンナノチューブ層Cの外側先端部を基板Kの移動方向と直交する幅方向に沿ってレーザ切断する方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、カーボンナノチューブの切断方法および切断装置に関するものである。
垂直配向性のカーボンナノチューブを基板の表面に連続的に形成する装置としては、ロール・トゥ・ロール方式のものがある。
この方式のものは、炉本体内に、例えば前処理室、反応室(加熱室、CVD室ともいう)、後処理室などが順番に配置されたものである。例えば、前処理室では基板の表面に鉄などの触媒が付着され、反応室ではアセチレンガスなどの原料ガスが供給されて基板の表面に垂直配向性のカーボンナノチューブ層が形成され、後処理室では冷却などが行われる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、基板の表面に且つ所定幅でもって形成されたカーボンナノチューブ層については、厚さつまりカーボンナノチューブの長さを揃える必要があり、例えばレーザ光を用いることが考えられる。
通常、レーザ光を用いて、カーボンナノチューブの長さを揃える場合、カーボンナノチューブ層の一側方から他側方に向かってレーザ光が照射される(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−148659号公報 特開2004−106168号公報
しかし、レーザ光を一側方から他側方に向かって、つまりカーボンナノチューブ層を横切るようにレーザ光を照射すると、どうしても、レーザ光が一端側から他端側に向かって拡がり、幅方向においてカーボンナノチューブの長さが均一にならないという問題が生じる。
そこで、本発明は、基板の表面に且つ層状に形成されたカーボンナノチューブの長さを全面に亘って均一にし得るカーボンナノチューブの切断方法および切断装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係るカーボンナノチューブの切断方法は、所定方向に移動され且つ垂直配向性のカーボンナノチューブ層が形成された基板の移動経路の途中に設けられた円筒状の案内回転体により、当該基板の移動方向を90度を超える角度でもって屈曲させるとともに、当該カーボンナノチューブ層の屈曲部に上記案内回転体の軸心と直交する方向でレーザ光を照射させて、カーボンナノチューブ層の外側先端部を当該基板の移動方向と直交する幅方向に沿ってレーザ切断する方法である。
また、請求項2に係るカーボンナノチューブの切断方法は、請求項1に記載の切断方法の屈曲部におけるレーザ光の照射側とは反対側に配置されたレーザ光遮蔽手段によりカーボンナノチューブ層の外側先端部を通過したレーザ光を遮蔽するとともに、レーザ切断により発生したカーボンナノチューブの切断滓を切断滓吸引手段により吸引する方法である。
また、本発明の請求項3に係るカーボンナノチューブの切断装置は、所定方向に移動され且つ垂直配向性のカーボンナノチューブ層が形成された基板の移動方向を90度を超える角度でもって屈曲させる案内回転体と、この案内回転体により屈曲されるカーボンナノチューブ層の外側先端部に上記案内回転体の軸心と直交する方向でレーザ光を照射させて基板の移動方向と直交する幅方向に沿ってレーザ切断するレーザ光照射手段とを具備したものである。
また、請求項4に係るカーボンナノチューブの切断装置は、請求項3に係る切断装置の屈曲部におけるレーザ光の照射側とは反対側に、カーボンナノチューブ層の外側先端部を通過したレーザ光を遮蔽するレーザ光遮蔽手段を配置するとともにカーボンナノチューブの切断滓を吸引する切断滓吸引手段を配置したものである。
さらに、請求項5に係るカーボンナノチューブの切断装置は、請求項3または4に記載の切断装置の屈曲部の上手側にカーボンナノチューブ層の厚さを計測する厚さ計測器を設けるとともに、この厚さ計測器による計測厚さをレーザ光照射手段に設けられたレーザ光の照射位置制御部に入力させるようにしたものである。
上記カーボンナノチューブの切断方法および切断装置によると、基板の移動経路の途中に、カーボンナノチューブ層を屈曲させる案内回転体を設けるとともに、その屈曲部におけるカーボンナノチューブ層の外側先端部に案内回転体の回転軸心と直交する方向でレーザ光を照射させて、その全幅に亘って、カーボンナノチューブを所定長さに切断するようにしたので、従来のように、カーボンナノチューブ層の真上からレーザ光を照射する場合、または基板の幅方向の一方からレーザ光を照射する場合に比べて、カーボンナノチューブの長さが不揃いになるのを防止することができる。特に、連続的に、カーボンナノチューブの長さをコントロールすることができるので、製造の高速化を図ることができ、延いては、製造コストの低減化を図ることができる。
本発明の実施例1に係るカーボンナノチューブの切断装置を含む製造装置の概略断面図である。 同実施例1に係るカーボンナノチューブの切断方法を含む製造方法を説明する要部拡大斜視図である。 本発明の実施例2に係るカーボンナノチューブの製造装置の概略断面図である。
以下、本発明の実施例1に係るカーボンナノチューブの切断方法および切断装置について説明する。
なお、本実施例1(実施例2も同様である)では、カーボンナノチューブの切断方法および切断装置を含むカーボンナノチューブの製造方法および製造装置について説明する。
まず、カーボンナノチューブの製造装置について説明する。
このカーボンナノチューブの製造装置は、帯状の基板を、順次、反応室内に移動させて、当該基板の上面に連続的に多数の垂直配向性のカーボンナノチューブ(カーボンナノチューブ群)を層状に、つまりカーボンナノチューブ層をCVD法[化学気相成長法、より正確には、熱化学気相成長法(熱CVD法)]を用いて形成するものである。
本実施例1においては、カーボンナノチューブ層を形成する帯状の基板として、ステンレス製の薄鋼板、すなわちステンレス鋼板(薄板材の一例であり、例えば箔材の場合は20〜300μm程度の厚さのものが用いられ、ステンレス箔ということもできる。また、板材である場合には、300μm〜数mm程度の厚さのものが用いられる。)を用いるようにしたもので、しかも、このステンレス鋼板としては、所定幅で長いもの、つまり帯状のものが用いられる。したがって、このステンレス鋼板はロールに巻き付けられており、カーボンナノチューブ層の形成に際しては、このロールから引き出されて連続的にカーボンナノチューブ層が形成されるとともに、このカーボンナノチューブ層が形成されたステンレス鋼板は、やはり、ロールに巻き取るようにされている。すなわち、一方の巻出しロールからステンレス鋼板を引き出し、この引き出されたステンレス鋼板の表面にカーボンナノチューブ層を形成(生成)した後、このカーボンナノチューブ層が形成されたステンレス鋼板を他方の巻取りロールに巻き取るようにされている。
以下、上述した帯状のステンレス鋼板(以下、主として、基板と称す)の表面に、CVD法を用いてカーボンナノチューブ層を形成するための製造装置について説明する。
この製造装置には、図1に示すように、炉本体2内にカーボンナノチューブ層を形成するための細長い処理用空間部が設けられて成る加熱炉1が具備されており、この炉本体2内に設けられた処理用空間部は、所定間隔おきに配置された区画壁3により、複数の、例えば6つの部屋に区画されて(仕切られて)いる。
すなわち、この炉本体2内には、前処理が施されたステンレス鋼板つまり基板Kが巻き取られた巻出しロール5が配置される基板供給室11と、この巻出しロール5から引き出された(以下、基板Kの引き出し方向を前後方向という)基板Kを導きその表面に予め形成された金属粒子などの触媒を微粒化する触媒微粒化室14と、この触媒微粒化室14で触媒が微粒化されてなる基板Kを導きその表面にカーボンナノチューブを層状に形成するための反応室15と、この反応室15で層状にカーボンナノチューブが形成された基板Kを導きその長さすなわちカーボンナノチューブ層の厚さをレーザ光を用いて所定値に切断する(揃える)ための切断装置19が具備された切断室(厚さ制御室ともいえる)16と、この切断室16でカーボンナノチューブ層の厚さが所定値にされた基板Kを導いてその厚さを計測するとともに冷却などの処理を行うための後処理室17と、この後処理室17で後処理が施された基板Kを巻き取るための巻取りロール6が配置された基板回収室(製品回収室ということもできる)18とが具備されている。なお、上記各ロール5,6の回転軸心は水平方向にされており、したがって反応室15内に引き込まれる(案内される)基板Kは水平面内を移動するとともに、その上面(表面)に多数(複数)の垂直配向性のカーボンナノチューブが、すなわちカーボンナノチューブ層Cが形成される。勿論、上記各ロール5,6は電動機(図示せず)により回転される。
上記巻出しロール5により巻き取られている基板Kは前処理が施されるとともに、その表面に鉄粒子などの触媒が塗布されたものである。なお、前処理として、基板Kの表面に、二酸化ケイ素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)などの保護膜(金属酸化膜)が形成される。
また、触媒としては、鉄、コバルト、ニッケルなどがあるが、ここでは鉄が用いられ、上記触媒微粒化室14にて微粒化が行われる。
すなわち、触媒微粒化室14には触媒の微粒化を行う触媒微粒化手段21が設けられている。
この触媒微粒化手段21は、触媒微粒化室14内の基板Kの移動経路Rの下方に配置されて当該基板Kを加熱するための複数の棒状発熱体22aおよびその発熱用電源(図示せず)からなる加熱手段22と、触媒微粒化室13内の基板Kの移動経路Rの上方に配置されて当該基板Kの表面に触媒微粒化ガスを供給するための箱状の微粒化ガス供給ノズル23と、この微粒化ガス供給ノズル23に微粒化ガス供給管24を介して触媒微粒化ガス(例えば、水素ガス、または水素ガスに不活性ガスである窒素ガスが加えられたものが用いられる)を供給する微粒化ガス供給源(ガスボンベなど)25とから構成されている。
また、上記反応室15には、基板Kの表面に垂直配向性の多数のカーボンナノチューブCを層状に、つまりカーボンナノチューブ層Cを生成するためのアセチレンガスなどの原料ガス(例えば、アセチレンガス、メタンガス、若しくはこれらのガスに不活性ガスである窒素ガスが混合されたもの、またはヘリウムガス若しくは窒素ガスなどの不活性ガス(キャリアガス)にメタノールやエタノールなどのアルコール類が希釈された混合ガスが用いられる)を供給するための箱状の原料ガス供給ノズル26と、この原料ガス供給ノズル26に原料ガス供給管27を介して原料ガスを供給する原料ガス供給源(ガスボンベなど)28と、この原料ガス供給ノズル26の上方に配置されて当該原料ガス供給ノズル26内の原料ガスを加熱するための複数の棒状発熱体29aおよびその発熱用電源(図示せず)からなる加熱手段29と、基板Kの移動経路Rの下方に配置されて当該基板Kを加熱するための複数の棒状発熱体30aおよびその発熱用電源(図示せず)からなる加熱手段30とから構成されている。
また、上記切断装置19は、上記反応室15から出た基板の移動方向を90度を超える角度でもって水平から下方に屈曲させる移動経路変更手段31と、この移動経路変更手段31により屈曲されるカーボンナノチューブ層Cの先端部(遊端部ともいえる)にレーザ光Lを上方から下方に照射してカーボンナノチューブCの先端部を所定長さにつまりカーボンナノチューブ層Cを所定厚さに切断するためのレーザ光照射手段32と、上記水平から下方に屈曲する基板Kの屈曲部Mの下方に、カーボンナノチューブ層Cの先端部を通過したレーザ光を遮蔽するレーザ光遮蔽手段33と、上記レーザ光により切断されたカーボンナノチューブの滓(以下、切断滓という)を吸引する切断滓吸引手段34とが配置されている。
上記移動経路変更手段31は、鉛直面内で基板Kの移動方向を変更させるもので、基板Kの移動経路Rを水平から上方に変更させる円筒状の案内回転体である第1案内ローラ35(A)と、この第1案内ローラ35(A)にて上方に変更された移動経路Rを水平に変更させる円筒状の案内回転体である第2案内ローラ35(B)と、この第2案内ローラ35(B)にて水平に変更された移動経路Rを90度を超える角度θ(例えば、105〜136度の範囲、好ましくは120度程度)でもって水平から下方に且つ後側(移動方向の上手側)に屈曲させる円筒状の案内回転体である第3案内ローラ35(C)と、この第3案内ローラ35(C)にて下方に且つ後側に屈曲された移動経路Rを水平に且つ前側(移動方向の下手側)に変更させる円筒状の案内回転体である第4案内ローラ35(B)とから構成されている。なお、カーボンナノチューブ層側を案内する案内ローラ35(A),35(D)については、図2に示すように、当該案内ローラ35の表面がカーボンナノチューブ層Cに接触しないように(逃がすために)、カーボンナノチューブ層の幅を超える寸法でもって凹状の環状溝部35aが形成されている。
上記レーザ光照射手段32は、炉本体2の外方に配置されたレーザ光発振器36と、このレーザ光発振器36から出射されたレーザ光を炉本体2の上壁部2aに設けられた透光性の第1窓部材37を介して基板Kの屈曲部Mに上方から下方に導くためのレーザ光走査器38とから構成されている。このレーザ光走査器38としては、レーザ光を基板Kの表面に形成されたカーボンナノチューブ層Cの全幅に亘って往復移動(揺動、スキャン)させるためのガルバノミラー39と、このガルバノミラー39の往復移動を制御する、すなわちレーザ光の照射位置、移動速度などを制御するための照射位置制御部(ミラー制御部ともいえる)40とから構成されている。
また、切断室16には、屈曲部Mの手前のカーボンナノチューブ層Cの厚さを計測する第1厚さ計測器41が設けられており、この第1厚さ計測器41で計測された厚さが上記照射位置制御部40に入力されている。この厚さ計測器41は計測用レーザ光を用いるもので、炉本体2の上壁部2aに設けられた透光性の第2窓部材42を介してレーザ光を屈曲部M手前の基板Kの表面に照射することにより、カーボンナノチューブの長さ、すなわちカーボンナノチューブ層Cの厚さを計測するものである。この第1厚さ計測器41は、基板Kの幅方向において複数箇所でもって、例えば少なくとも3箇所(左右位置および中央位置)に配置されて、それぞれでチェックが行われる。
上記レーザ光遮蔽手段33は、レーザ光Lが下方位置で移動する基板Kの表面に到達するのを防止するためのものである。すなわち、このレーザ光遮蔽手段33は、図2に示すように、基板Kの屈曲部Mの下方、つまり第3案内ローラ35(C)の下方に配置されるとともに上面に切断滓を通過させ得る網状部材(例えば、ステンレス製の金網が用いられる)45が設けられて当該切断滓を保持し得る薄い箱状体46により構成されている。
また、上記切断滓吸引手段34は、レーザ光Lにより切断された切断滓を吸引するためのものである。すなわち、この切断滓吸引手段34は、上記箱状体46に接続されて上記網状部材45を通過しその内部に落下した切断滓を吸引するための吸引管47と、この吸引管47を介して切断滓を吸引するための真空ポンプなどの排気装置48とから構成されている。
ところで、本実施例では、レーザ光遮蔽手段33と切断滓吸引手段34とを一体的に設けたものとして説明したが、それぞれ完全に独立した構成にしてもよい。この場合、レーザ光遮蔽手段を基板Kの屈曲部Mの下方に配置するとともに、切断滓吸引手段については、屈曲部Mの近傍に配置される。この他、切断滓吸引手段については、レーザ光遮蔽手段の上方に配置してもよい。
また、上記後処理室17に対応する位置には、冷却手段などの他に、切断されたカーボンナノチューブの長さすなわちカーボンナノチューブ層Cの厚さを計測しチェックするための第2厚さ計測器51が配置されている。
この第2厚さ計測器51は、やはり、レーザ光を用いるもので、後処理室17における基板Kの移動経路Rに対応する炉本体2の上壁部2aに設けられた透光性の第2窓部材52を介してレーザ光を導いて基板Kの表面に形成されたカーボンナノチューブ層Cの厚さを計測するものである。勿論、この第2厚さ計測器51についても、第1厚さ計測器41と同様に、基板Kの幅方向において複数箇所でもって、例えば少なくとも3箇所(左右位置および中央位置)に配置されている。この第2厚さ計測器51は、切断された(揃えられた)カーボンナノチューブの長さをチェックするためのものであるが、必要に応じて、計測値をレーザ光照射手段32の照射位置制御部40に、フィードバックさせるようにしてもよい。このように、計測値をフィードバックさせた場合、カーボンナノチューブの長さをより正確に揃えることができる。
ところで、この製造装置は、CVD法を用いるため、当然ながら、炉本体2の反応室14および触媒微粒化室13が所定の真空下または減圧下[例えば、20Pa〜100000Pa(大気圧)に維持され、好ましくは、100Pa〜100000Pa(大気圧)に維持される]にされる。すなわち、触媒微粒化室14および反応室15に対応する炉本体2の下壁部2bには、真空ポンプなどの排気装置55に接続された排気管56が接続されるとともに、その上壁部2aにも、不要なガスを排出するためにやはり真空ポンプなどの排気装置(ここでは、レーザ光遮蔽手段33の排気装置48が兼用されている)に接続されたガス排気管58が挿通して設けられている。
なお、後処理室17では、基板Kの冷却と、基板Kの表面、すなわち上面に形成されたカーボンナノチューブの検査とが行われる。
また、基板回収室18では、基板Kの下面(裏面)に保護フィルムが貼り付けられ、この保護フィルムが貼り付けられたステンレス鋼板である基板Kが巻取りロール6に巻き取られる。
上述したように、炉本体2内には、区画壁3により6つの部屋が形成されており、当然ながら、各区画壁3には、基板Kを水平方向で通過させ得る連通用開口部(スリットともいう)3aがそれぞれ形成されている。なお、反応室15の内壁面には断熱材(図示せず)が設けられており、当然に、断熱材にも、基板Kを通過させ得る連通用開口部が形成されている。また、反応室15以外で断熱を必要とする部屋、例えば触媒微粒化室14などにも断熱材が設けられる。
勿論、上記反応室15においては、CVD法により、基板K上に垂直配向性のカーボンナノチューブ層が形成される。
次に、上記垂直配向性のカーボンナノチューブ層の切断方法を含む製造方法の全体について説明する。
まず、準備として、巻出しロール5から触媒が塗布された基板Kを引き出し、触媒微粒化室14、反応室15および切断室16、後処理室17における各区画壁3の連通用開口部3aを挿通させ、その先端を巻取りロール6に巻き取らせる。したがって、切断室16内では、当該基板Kが各案内ローラ35(A)〜35(D)に巻回されて側面視がZ字形状の屈曲部Mが形成されることになる。
次に、製造工程として、触媒微粒化室14内では、巻出しローラ5から引き出された基板Kの表面に触媒微粒化ガスが供給され、予め、触媒として塗布されている鉄粒子の微粒化が行われる。
次に、この基板Kが反応室15内に移動されるとともに当該反応室15内で原料ガスが供給されて垂直配向性のカーボンナノチューブ層Cが形成される。勿論、反応室15内は所定の真空度に維持されるとともに所定温度に加熱されて、CVD法(熱CVD法)が行われる。
そして、基板Kの表面に形成されたカーボンナノチューブ層Cは切断室16内に導かれ、ここで、4つの案内ローラ35(A)〜35(D)を通過することにより、屈曲部Mが得られる。
すなわち、第1案内ローラ35(A)および第2案内ローラ35(B)により、上方に移動された後、水平に移動され、そして第3案内ローラ35(C)により、下方に且つ上手に変更されて屈曲部Mが得られ、さらに第4案内ローラ35(D)により前方且つ水平に変更される。そして、基板Kが屈曲部Mを通過する際に、切断装置19により、言い換えれば、レーザ光照射手段32にてレーザ光Lが基板Kの幅方向で移動されて照射が行われ、カーボンナノチューブCの屈曲部Mにおける外側先端部(遊端部ともいう)が所定長さでもって切断される。
ところで、カーボンナノチューブ層Cの切断時においては、第1厚さ計測器41により切断前にその厚さが計測されており、この厚さがレーザ光照射手段32の照射位置制御部40に入力されて、レーザ光の照射位置が制御されている。例えば、厚さが長すぎる箇所については、その長い分についてレーザ光により切断され、逆に、厚さが適正な箇所については、レーザ光の照射が中断される。
また、この切断時においては、排気装置48により箱状体46内が吸引されているため、切断滓は箱状体46および吸引管47を介して外部に吸引される。
そして、後処理室17内では、冷却などの後処理が行われるとともに、第2厚さ計測器51により、カーボンナノチューブ層Cの厚さが計測されてチェックが行われている。なお、この計測値をレーザ光照射手段32の照射位置制御部40にフィードバックさせるようにしてもよい。
そして、最後に、所定厚さのカーボンナノチューブ層Cが形成された基板Kは基板回収室18内に入り、巻取りローラ6により巻き取られる。
ここで、レーザ光を幅方向で移動(スキャン)させた際に基板がローラの周囲を移動することによる、両側縁部におけるカーボンナノチューブ層の厚さ(カーボンナノチューブの長さ)の誤差について説明しておく。なお、基板の幅を40cm、またレーザ光のスキャン速度を0.5m/sec(一般的に、スキャン速度は、0.1〜10m/secの範囲である)とした場合について説明する。この場合、1回のスキャン時間は0.8秒となり、また基板の移動速度を0.5m/分(カーボンナノチューブの生成速度範囲は、例えば0.01〜1m/分である)とすると、その間の基板の移動距離は0.64cmとなる。
そして、案内ローラ35の径を15cmとした場合、1回のスキャンで、案内ローラ35は5度回転することになる。したがって、カーボンナノチューブの厚さ揃え線(基準切断線ともいえる)に対して前後±2.5度の範囲でレーザ光の照射位置がずれる、つまり変化することになる。この変化量を求めると4μmであり、またカーボンナノチューブの長さを200μmとした場合、その形成時のばらつきは20μm程度であるので、4μmの変化は支障がない範囲となる。
このように、炉本体2における基板Kの移動経路Rの途中に、カーボンナノチューブ層Cを屈曲させる移動経路変更手段31である案内回転体35を設けるとともに、その屈曲部Mにおけるカーボンナノチューブ層Cの外側先端部に案内回転体35の回転軸心と直交する方向でレーザ光Lを照射させて、その全幅に亘って、カーボンナノチューブCを所定長さに切断するようにしたので、従来のように、カーボンナノチューブ層の真上からレーザ光を照射する場合、または基板の幅方向の一方からレーザ光を照射する場合に比べて、カーボンナノチューブの長さが不揃いになるのを防止することができる。特に、連続的に、カーボンナノチューブの長さ(カーボンナノチューブ層の厚さ)をコントロールすることができるので、製造の高速化を図ることができ、延いては、製造コストの低減化を図ることができる。
なお、本発明に係る切断方法および切断装置を含めたカーボンナノチューブの製造方法および製造装置の構成を示すと下記のようになる。
すなわち、カーボンナノチューブの製造方法は、所定方向に移動される基板の表面に垂直配向性のカーボンナノチューブ層を形成した後、このカーボンナノチューブ層が形成された基板の移動経路の途中に設けられた円筒状の案内回転体により、当該基板の移動方向を90度を超える角度でもって屈曲させるとともに、当該カーボンナノチューブ層の屈曲部に上記案内回転体の軸心と直交する方向でレーザ光を照射させて、カーボンナノチューブ層の外側先端部を当該基板の移動方向と直交する幅方向に沿ってレーザ切断する方法であり、
さらに上記屈曲部におけるレーザ光の照射側とは反対側に配置されたレーザ光遮蔽手段によりカーボンナノチューブ層の外側先端部を通過したレーザ光を遮蔽するとともに、レーザ切断により発生したカーボンナノチューブの切断滓を切断滓吸引手段により吸引する方法である。
また、カーボンナノチューブの製造装置は、所定方向に移動される基板を導くとともにカーボンを含む反応ガスを導き当該基板の表面に垂直配向性のカーボンナノチューブ層を形成する反応室と、この反応室から出た基板の移動方向を90度を超える角度でもって屈曲させる案内回転体と、この案内回転体により屈曲されるカーボンナノチューブ層の外側先端部に上記案内回転体の軸心と直交する方向でレーザ光を照射させて基板の移動方向と直交する幅方向に沿ってレーザ切断するレーザ光照射手段とを具備したものであり、
また上記屈曲部におけるレーザ光の照射側とは反対側に、カーボンナノチューブ層の外側先端部を通過したレーザ光を遮蔽するレーザ光遮蔽手段を配置するとともにカーボンナノチューブの切断滓を吸引する切断滓吸引手段を配置したものであり、
さらに上記屈曲部の上手側にカーボンナノチューブ層の厚さを計測する厚さ計測器を設けるとともに、この厚さ計測器による計測厚さをレーザ光照射手段に設けられたレーザ光の照射位置制御部に入力させるようにしたものである。
次に、本発明の実施例2に係るカーボンナノチューブの切断方法および切断装置について説明する。勿論、本実施例2に係るカーボンナノチューブの切断方法および切断装置についても、カーボンナノチューブの切断方法および切断装置を含むカーボンナノチューブの製造方法および切断装置について説明する。
上述の実施例1においては、カーボンナノチューブの製造工程全体を炉本体の内部に、つまり外部と遮断された真空空間または減圧空間に配置したが、本実施例2では、基板の巻出しロールおよび巻取りロールを、大気圧下である炉本体の外部に配置するとともに、基板の保護などを行うための前処理工程および基板に触媒を形成するための触媒塗布工程を炉本体の内部で行うようにしたものである。
実施例1と異なる箇所が、基板に対する前処理工程および触媒塗布工程であるため、本実施例2においては、この部分に着目して説明するとともに、実施例1と同じ構成部材については、同一の部材番号を付してその説明を省略または簡単に行うものとする。
すなわち、図3に示すように、基板Kの巻出しロール5および巻取りロール6が、炉本体2の外側に配置されるとともに、炉本体2の巻出しロール5側である上手側には、順番に、前処理工程部12および触媒塗布工程部13が配置され、さらにその下手側には、実施例1と同様に、順番に、触媒微粒化室14、反応室15、切断室16、後処理室17が配置されている。なお、図示しないが、巻出しロール5および巻取りロール6については、大気圧下の格納室、つまり真空下にまたは減圧下にされない格納室に配置される。
上記前処理工程部12では、炉本体2の外部(大気圧下)で保護膜溶液が塗布されるとともに、炉本体2の内部で乾燥および焼成が行われる。すなわち、炉本体2の外部には、基板Kの表面に保護膜溶液を塗布する保護膜溶液塗布手段(ノズル部63a、溶液供給管63bなどからなる)63が配置されるとともに、炉本体2の内部には、上手側から順番に乾燥室61および焼成室62が配置されている。そして、これら乾燥室61および焼成室62には、それぞれ棒状発熱体64a,65aからなる加熱手段64,65が基板Kの移動経路Rの上下に配置されている。
また、上記触媒塗布工程部13では、炉本体2の内部で触媒溶液が塗布されるとともに、炉本体2の内部で且つ減圧下で乾燥・焼成および加熱が行われる。すなわち、炉本体2内には、上記焼成室62の下手側に、触媒溶液の塗布室71と、乾燥・焼成室72と、複数の例えば3つの加熱室73(73a,73b,73c)とが順番に配置されている。なお、これら各室71〜73についても、区画壁3を介して形成されている。上記塗布室71には、触媒塗布溶液を塗布する触媒溶液塗布手段(ノズル部74a、溶液供給管74bなどからなる)74が設けられ、乾燥・焼成室72および加熱室73(73a,73b,73c)には、それぞれ棒状発熱体81a,82aからなる加熱手段81,82が基板Kの移動経路Rの上下に配置され、さらにこれら乾燥・焼成室72および加熱室73(73a,73b,73c)内を減圧下にするために、排気装置75に接続された排気管76が炉本体2の下壁部2bにそれぞれ接続されている。
上記触媒塗布工程部13の後続の構成、すなわち加熱室73より下手側の構成については、実施例1で説明したものと同一であるため、その説明を省略する。
この製造装置の構成において、巻取りロール5からの基板Kの表面に、保護膜溶液塗布手段63にて保護膜溶液が塗布された後、乾燥室61で乾燥が行われた後、焼成室62で焼成が行われて、酸化膜などの保護膜が形成される。
そして、この保護膜が形成された基板Kが触媒溶液の塗布室71に移動され、ここで触媒溶液塗布手段74にて触媒溶液が塗布された後、乾燥・焼成室72にて且つ減圧下で乾燥および焼成が行われ、さらに加熱室73(73a,73b,73c)に移動されてやはり減圧下で加熱が行われる。
そして、触媒が形成された基板Kは、触媒微粒化室14に移動されて触媒が微粒化された後、反応室15に移動されて、ここで、垂直配向性のカーボンナノチューブすなわちカーボンナノチューブ層Cが形成される。
この後、切断室16に移動されて、切断装置19により、カーボンナノチューブCが所定長さ(カーボンナノチューブ層が所定厚さ)に揃えられ、後処理室17を経て、炉本体2の外部に配置された巻取りロール6に巻き取られる。
この製造装置および製造方法においても、実施例1の場合と同様の効果が得られる。
ところで、上述の実施例1においては、巻出しロールおよび巻取りロールを炉本体の内部に配置したが、実施例2と同様に、巻出しロールおよび巻取りロールを炉本体の外部に配置してもよい。また、逆に、上述の実施例2において、巻出しロールおよび巻取りロールを炉本体の外部に配置したが、実施例1と同様に、巻出しロールおよび巻取りロールを炉本体の内部に配置してもよい。
さらに、上述の各実施例においては、レーザ光を上方から下方に向かって照射するようにしたが、例えば下方から上方に向かって照射するように、各構成機器を配置することもできる。勿論、この場合には、基板の移動経路の途中に設けられる屈曲部が当該移動経路の下側に形成されるとともに、レーザ光照射手段についても下方に配置される。また、場合によっては、基板を水平姿勢で移動させるようにしたが、鉛直姿勢で移動させるようにしてもよい。この場合、基板の移動経路の途中に設けられる屈曲部は当該移動経路の左右のいずれかに突出するように形成される。
C カーボンナノチューブ(層)
K 基板
M 屈曲部
L レーザ光
R 移動経路
1 加熱炉
2 炉本体
3 区画壁
5 巻出しローラ
6 巻取りローラ
12 前処理室
13 触媒形成室
14 触媒微粒化室
15 反応室
16 切断室
19 切断装置
21 触媒微粒化手段
22 加熱手段
31 移動経路変更手段
32 レーザ光照射手段
33 レーザ光遮蔽手段
34 切断滓吸引手段
35 案内ローラ
36 レーザ発振器
37 第1窓部材
38 レーザ光走査器
39 ガルバノミラー
40 照射位置制御部
41 第1厚さ計測器
45 網状部材
46 箱状体
47 吸引管
48 排気装置
51 第1厚さ計測器
61 乾燥室
62 焼成室
63 保護膜溶液塗布手段
71 塗布室
72 乾燥・焼成室
73 加熱室
74 触媒溶液塗布手段

Claims (5)

  1. 所定方向に移動され且つ垂直配向性のカーボンナノチューブ層が形成された基板の移動経路の途中に設けられた円筒状の案内回転体により、当該基板の移動方向を90度を超える角度でもって屈曲させるとともに、当該カーボンナノチューブ層の屈曲部に上記案内回転体の軸心と直交する方向でレーザ光を照射させて、カーボンナノチューブ層の外側先端部を当該基板の移動方向と直交する幅方向に沿ってレーザ切断することを特徴とするカーボンナノチューブの切断方法。
  2. 屈曲部におけるレーザ光の照射側とは反対側に配置されたレーザ光遮蔽手段によりカーボンナノチューブ層の外側先端部を通過したレーザ光を遮蔽するとともに、レーザ切断により発生したカーボンナノチューブの切断滓を切断滓吸引手段により吸引することを特徴とする請求項1に記載のカーボンナノチューブの切断方法。
  3. 所定方向に移動され且つ垂直配向性のカーボンナノチューブ層が形成された基板の移動方向を90度を超える角度でもって屈曲させる案内回転体と、この案内回転体により屈曲されるカーボンナノチューブ層の外側先端部に上記案内回転体の軸心と直交する方向でレーザ光を照射させて基板の移動方向と直交する幅方向に沿ってレーザ切断するレーザ光照射手段とを具備したことを特徴とするカーボンナノチューブの切断装置。
  4. 屈曲部におけるレーザ光の照射側とは反対側に、カーボンナノチューブ層の外側先端部を通過したレーザ光を遮蔽するレーザ光遮蔽手段を配置するとともにカーボンナノチューブの切断滓を吸引する切断滓吸引手段を配置したことを特徴とする請求項3に記載のカーボンナノチューブの切断装置。
  5. 屈曲部の上手側にカーボンナノチューブ層の厚さを計測する厚さ計測器を設けるとともに、この厚さ計測器による計測厚さをレーザ光照射手段に設けられたレーザ光の照射位置制御部に入力させるようにしたことを特徴とする請求項3または4に記載のカーボンナノチューブの切断装置。
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