JP2014083902A - 無線列車制御システムの地上装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信によって車上装置が自列車の位置を地上装置へ送信する列車制御システムにおいて、列車の在線検知を確実且つ安全に行えるようにする。
【解決手段】無線列車制御システムでは、車上装置から受信した車上位置信号をもとに、地上装置30において、位置検知区間Sを単位とした在線検知を行う。地上装置30が有する論理検知部200では、車上装置からの車上位置信号が受信されなくなった場合にも、検知対象の位置検知区間Sに対応する軌道回路の軌道リレーによって、当該位置検知区間Sの在線/非在線をフェールセーフに検知する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線列車制御システムの地上装置に関する。
列車の運行においては、事故発生の防止及び安全確保のため、信号機や軌道回路、転てつ機といった地上設備間に相互関係を持たせ、一定の順序で地上設備を動作させる連動制御が行われる。従来の連動制御は主に地上側の装置で実現・構成されており、連動制御の基礎となる列車の在線検知は軌道回路によって実施されていた。軌道回路によれば、在線及び非在線の両方を検知できるが、その設置や保守に手間や費用がかかるという問題があった。
一方、近年では、軌道回路を不要とし、車上装置で計測した列車位置情報を地上装置に無線通信することで、地上側で列車位置を検知して列車を制御するCBTC(Communication Based Train Control)システムの開発が進められている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−116212号公報
しかしながら、CBTCシステムにおける列車位置検知そのものは、原理的に軌道回路方式に比較して信頼性が低くなり得るという問題があった。すなわち、CBTCシステムは、車上装置において正確な列車位置が検知されているとともに、列車位置が確実に地上側に伝達されていることが前提のいわゆる開電路方式(Normal Open)のシステムである。このため、例えば車上装置の故障等によって無線通信が途絶えた場合には在線検知ができず、また無線通信装置を搭載していない保守車両等の在線検知はできない。特に問題であるのは、軌道回路では可能であった“非在線”の検知ができないことである。つまり、CBTCシステムにおける位置検知を軌道回路による在線検知に置き換えようとした場合、安全確保が実現されないという問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、無線通信によって車上装置が自列車の位置を地上装置へ送信する列車制御システムにおいて、列車の在線検知を確実且つ安全に行えるようにすることである。
上記課題を解決するための第1の発明は、
分岐区間に第1の軌道回路が設置された軌道上を走行する列車の車上装置(例えば、図1の車上装置10)から車上位置信号を無線通信によって受信し、当該車上位置信号に基づいて列車制御を行う無線列車制御システムの地上装置(例えば、図3の地上装置30)であって、
前記分岐区間に対応して設定された第1の位置検知区間(例えば、図2の位置検知区間5S,7S)の列車の存否を前記車上位置信号に基づいて判定する第1の列車存否判定手段(例えば、図3の車上信号受信部110)と、
前記第1の軌道回路の検知結果及び前記第1の列車存否判定手段の判定結果を用いて、前記分岐区間の在線を検知する第1の論理検知手段(例えば、図3の論理検知部200)と、
前記第1の論理検知手段の検知結果を用いて前記分岐区間に係る転てつ機を転換させる制御を行う転換制御手段(例えば、図3の連動制御部130)と、
を備えた地上装置である。
この第1の発明によれば、車上装置から無線通信によって送信される車上位置信号を受信して列車制御を行う無線列車制御システムにおいて、車上位置信号に基づく列車の存否の判定結果、及び、軌道回路の検知結果に基づくことで、分岐区間の在線検知を確実且つ安全に行うことができる。そして、確実且つ安全になされた在線検知結果を用いて、分岐区間に係る転てつ機を安全に転換することができる。
また、第2の発明として、第1の発明の地上装置であって、
前記第1の論理検知手段は、1)前記車上位置信号に基づく列車位置が前記第1の位置検知区間内の場合に開成し、前記第1の位置検知区間外の場合に閉成する落下接点(例えば、図7の落下接点2SR)と、2)位置記憶リレーの復旧を保持する記憶保持用扛上接点(例えば、図7の扛上接点2SM)、及び、前記第1の軌道回路の検知結果が在線の場合に開成し、非在線の場合に閉成する扛上接点(例えば、図7の扛上接点2TR)が並列接続された並列回路とを、前記位置記憶リレー(例えば、図7の位置記憶リレー2SM)と直列接続して有する、
地上装置を構成しても良い。
また、第3の発明として、第1又は第2の発明の地上装置であって、
前記第1の位置検知区間を少なくとも含む区間に対する進路要求を受信する第1の進路要求受信手段(例えば、図3の処理部100)と、
前記第1の論理検知手段の検知結果が非在線であり、且つ、前記第1の位置検知区間が解錠されている場合に、前記第1の進路要求受信手段の受信に応じて前記第1の位置検知区間を鎖錠する第1の鎖錠手段(例えば、図3の連動制御部130)と、
を更に備えた地上装置を構成しても良い。
この第3の発明によれば、列車の車上装置から、分岐区間を少なくとも含む区間に対する進路要求を受信すると、当該分岐区間が非在線且つ解錠されている場合に、当該分岐区間を鎖錠することができる。この分岐区間の鎖錠は、当該列車が進出し且つ非在線の場合に解錠される。従って、分岐区間の鎖錠/解錠を安全且つ確実に実行することができる。
また、第4の発明として、第1〜第3の何れかの発明の地上装置であって、
前記軌道には前記分岐区間に挟まれた両方向運転区間が含まれ、当該両方向運転区間には第2の軌道回路が設置されており、
前記両方向運転区間に対応して設定された第2の位置検知区間(例えば、図2の位置検知区間6S)の列車の存否を前記車上位置信号に基づいて判定する第2の列車存否判定手段(例えば、図3の車上信号受信部110)と、
前記第2の軌道回路の検知結果及び前記第2の列車存否判定手段の判定結果を用いて、前記両方向運転区間の在線を検知する第2の論理検知手段(例えば、図3の論理検知部200)と、
前記第2の位置検知区間を少なくとも含む区間に対する進路要求を受信する第2の進路要求受信手段(例えば、図3の処理部100)と、
前記第2の論理検知手段の検知結果が非在線であり、且つ、前記第2の位置検知区間が解錠されている場合に、前記第2の進路要求受信手段の受信に応じて前記第2の位置検知区間を所定方向に鎖錠する第2の鎖錠手段(例えば、図3の連動制御部130)と、
を更に備えた地上装置を構成しても良い。
この第4の発明によれば、車上装置から、分岐区間に挟まれた両方向運転区間を少なくとも含む区間に対する進路要求を受信すると、当該両方向運転区間が非在線且つ解錠されている場合に、当該両方向運転区間を所定方向に鎖錠することができる。この両方向運転区間の鎖錠は、当該列車が進出し且つ非在線の場合に解錠される。従って、両方向運転区間の鎖錠/解錠を安全且つ確実に実行することができる。
また、第5の発明として、第1〜第4の何れかの発明の地上装置であって、
前記分岐区間の分岐先となる複数の軌道にはそれぞれ第3の軌道回路が設置され、
前記車上位置信号には当該列車の走行軌道の識別情報が含まれており、
前記車上位置信号に含まれる当該列車の走行軌道の識別情報に基づいて当該列車の走行軌道を管理する走行軌道管理手段であって、前記車上位置信号に基づく列車位置が前記第3の軌道回路の設置位置(例えば、図2の位置検知区間2S,4S,8S,10S)となった列車の走行軌道を、当該第3の軌道回路の検知結果に基づいて確認する手段を有する走行軌道管理手段(例えば、図3の走行軌道管理部140)、
を更に備えた地上装置を構成しても良い。
車軸に取り付けられた速度発電機が検出する回転数の計測値にもとづいて車上位置信号が算出される場合、地上側では、分岐器により進路が分かれるときに経路が特定できない等、車上位置信号を発信した列車が走行している軌道を確認できない場合が起こり得る。特に、分岐区間の進出を確実に判定するためには、走行軌道を確認することも重要である。この第5の発明によれば、車上位置信号に基づく列車位置が、分岐区間の分岐先の軌道に設置された第3の軌道回路上となった場合に、当該第3の軌道回路の検知結果に基づいて、当該列車の走行軌道が正しいことを地上側で確認することができる。
無線列車制御システムの構成図。 位置検知区間の設定例。 地上装置の構成図。 列車位置情報のデータ構成例。 軌道回路在線情報のデータ構成例。 区間構成情報のデータ構成例。 論理検知部の回路構成図。 論理検知部の動作説明図。 在線検知情報のデータ構成例。 転てつ機鎖錠情報のデータ構成例。 進路鎖錠情報のデータ構成例。 列車制御処理のフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、本発明の適用可能な実施形態がこれに限定されるものではない。
[システム構成]
図1は、本実施形態の無線列車制御システム1の構成図である。この無線列車制御システム1は、軌道Rを走行する列車20に搭載される車上装置10と、地上装置30とを備えて構成される。車上装置10と地上装置30とは、所与の無線通信回線を介した無線通信が可能となっている。
ここで、無線通信回線は、図1に破線で示すように、その通信エリアが連続して軌道Rを含むように設置された複数の無線基地局44で構成されることとしても良いし、或いは、軌道Rに沿って敷設されたループアンテナや漏洩同軸ケーブル(LCX)によって構成することとしても良い。
また、軌道Rには、線路を分割した軌道回路検知区間Tそれぞれに軌道回路が設置され、各軌道回路の境界には、地上装置30の制御に従って軌道回路信号を軌道回路と送受信する送受信器42が接続されている。軌道回路は、軌道Rの左右のレールが列車20の鉄輪及び車軸によって短絡されることで列車を検知する仕組みになっている。
車上装置10は、自列車の列車IDや列車位置、走行軌道情報等を含む車上位置信号を地上装置30へ送信する。列車位置は、例えば、車軸に取り付けられた速度発電機が検出する回転数の計測値をもとに算出する。更に、軌道Rに沿って設置された位置補正用の地上子の通過時に、当該地上子と無線通信を行うことで当該地上子の設置位置(絶対位置)を取得し、これによって列車位置を補正する。また、走行軌道情報は、当該列車の走行区間に関する情報であり、進行方向(上り/下りの別)や、停車駅及び停車番線(ホーム)等を含む。
地上装置30は、例えば中央司令所に設置され、車上装置10との無線通信を行うことで各列車の運行を制御する。具体的には、車上装置10から受信した車上位置信号をもとに、位置検知区間Sを単位とした列車の位置検知を行う。そして、検知した各列車の位置をもとに、転てつ機48や信号機46に相互関係を持たせて列車進路を構成する連動制御を行う。なお、各転てつ機48での実際の転換動作は、それぞれに対応する転てつ機制御装置49が駆動制御し、各信号機46の現示は、それぞれに対応する信号機制御装置47が変更制御する。地上装置30は、連動制御において、各転てつ機制御装置49及び各信号機制御装置47に制御信号を送信することで各転てつ機48の転換及び各信号機46の現示を制御する。
更に、地上装置30は、検知した各列車の位置に基づいて各列車に速度照査パターンの指示等を送信して、各列車を制御する。また、地上装置30は、各送受信器42と軌道回路信号の送受信を行うことで、軌道回路検知区間Tを単位とした列車の在線/非在線の検知を行うこともできる。
本実施形態においては、説明の簡明化のため、路線は単線として図示・説明する。しかし、これは勿論一例であって、複線の上り線/下り線のそれぞれに本発明を適用することも可能であるし、複々線の路線等に本発明を適用することも可能である。
[位置検知区間の設定]
図2は、位置検知区間の設定の説明図である。本実施形態の無線列車制御システム1は、閑散線区等の単線区間に適用される。図2に示すように、各駅には、上り方向の列車と下り方向の列車とがすれ違うための上り線(上り線ホーム)及び下り線(下り線ホーム)が設けられている。
そして、位置検知区間Sが次のように設定されている。すなわち、各駅において、上り番線及び下り番線に分岐する分岐器を含む分岐区間(てっ査区間)それぞれが、位置検知区間S(5S、7S)として設定されている。また、この分岐区間に挟まれた両方向走行区間が、位置検知区間S(6S)として設定されている。また、分岐区間の分岐先となる複数の軌道それぞれに、列車の走行軌道を確認するための走行軌道確認区間として位置検知区間S(2S,4S,8S,10S)が設定されている。また、各駅の上下線それぞれにおいて、走行軌道確認区間に挟まれた停止位置を含む区間が、位置検知区間S(1S,3S,9S,11S)として設定されている。そして、位置検知区間Sそれぞれに対応するように、軌道回路が設置されている。
[地上装置の構成]
図3は、地上装置30の構成図である。図3によれば、地上装置30は、処理部100と、記憶部300とを有する。なお、本実施形態は各列車の位置検知及び連動制御が主な特徴であり、検知した列車位置に基づく各列車に対する走行制御については、従来技術を適用可能であるため説明を省略する。
処理部100は、例えばCPUやDSP等の演算装置で実現され、記憶部300に記憶されたプログラムやデータ、車上装置10や送受信器42からの受信データ等に基づいて、地上装置30の全体制御を行う。また、本実施形態では、処理部100は、車上信号受信部110と、軌道回路信号受信部120と、論理検知部200と、連動制御部130と、走行軌道管理部140とを有する。
車上信号受信部110は、位置検知区間nS(n=1,2,・・)それぞれに対応する位置検知リレーnSRを有する。そして、車上装置10から受信した車上位置信号をもとに、位置検知区間Sを単位として各列車の位置を判断し、列車位置を含むと判断した位置検知区間Sに対応する位置記憶リレーnSMを動作させる。
車上信号受信部110による列車位置の検知結果は、列車位置情報330として記憶される。図4は、列車位置情報330のデータ構成の一例を示す図である。図4によれば、列車位置情報330は、列車ID331毎に、列車位置332を対応付けて格納している。
軌道回路信号受信部120は、軌道回路検知区間Tそれぞれに対応する軌道リレーnTRを有する。そして、送受信器42から受信した軌道回路信号をもとに、軌道回路検知区間Tを単位として列車の在線/非在線を判断し、在線と判断した軌道回路検知区間Tに対応する軌道リレーnTRを動作させる。
軌道回路信号受信部120による在線/非在線の判断結果は、軌道回路在線情報340として記憶される。図5は、軌道回路在線情報340のデータ構成の一例を示す図である。図5によれば、軌道回路在線情報340は、軌道回路検知区間341毎に、在線/非在線を示す在線情報342を対応付けて格納している。
位置検知区間S毎の設定情報については区間構成情報320として定められている。図6は、区間構成情報320のデータ構成の一例を示す図である。図6によれば、区間構成情報320は、位置検知区間321それぞれに、始端位置322と、終端位置323と、進行方向324と、区間種別325と、設置された軌道回路検知区間326とを対応付けて格納している。なお、本実施形態では、1つの軌道回路検知区間Tに1つの位置検知区間Sが対応することとして説明するが、1つの軌道回路検知区間Tに1以上の位置検知区間Sを含めるように構成してもよい。
論理検知部200は、位置検知区間Sそれぞれに対応して設けられ、位置検知リレーnSR及び軌道リレーnTRの動作状態をもとに、対応する位置検知区間Sにおける在線/非在線を検知する。
図7は、論理検知部200の回路構成図である。なお、図7においては、論理検知部200はリレーによって構成されることとしたが、デジタル信号処理による電子回路を用いて実現されることにしても良い。また、図7では、具体例として、位置検知区間2Sに対応する論理検知部200の回路構成を示している。この位置検知区間2Sの手前方(進入側)には位置検知区間1Sが隣接し、前方(進出側)には位置検知区間3Sが隣接している。また、位置検知区間2Sに対応する軌道回路検知区間は2Tである。
論理検知部200は、電源端子202と出力端子204との間に、1)検知対象の位置検知区間2Sの位置検知リレー2SRの落下接点2SRと、2)位置記憶リレー2SMの扛上接点2SM、前方の位置検知区間3Sの位置検知リレー3SRの扛上接点3SR、検知対象の位置検知区間2Sに対応する軌道回路検知区間2Tの軌道リレー2TRの扛上接点2TR、及び、手前方の位置検知区間1Sの位置検知リレー1SRの扛上接点1SRが並列接続された並列回路と、が直列接続されて構成されている。更に、出力端子204には位置記憶リレー2SMが接続されている。なお、位置検知区間Sと軌道回路検知区間Tとが1対1に対応しているため、位置検知区間2Sから位置検知区間3Sへの列車の進出は、軌道回路検知区間2Tからの列車の進出に相当する。
論理検知部200は、出力端子204に接続されている位置記憶リレー2SMの動作/復旧によって、検知対象の位置検知区間2Sの非在線/在線を決定する。
なお、論理検知部200の回路構成は一例であり、更なる接点を追加しても良いことは勿論である。例えば、軌道回路検知区間Tへのチェックイン、チェックアウトの信号に基づき動作する接点を、2)並列回路に更に並列接続させることとしても良い。
(A)通常時の動作
図8は、通常時における論理検知部200の動作の説明図である。図8では、具体例として、図7に示した位置検知区間2Sに対応する論理検知部200の動作を示している。また、右方向を列車の進行方向として、上から順に、列車の位置と、車上位置検知条件となる位置検知リレー1SR,2SR,3SRの動作状態と、位置記憶リレー2SMの動作状態と、軌道回路条件となる軌道リレー2TRの動作状態と、を示している。リレーの動作状態は、「H」が動作、「L」が復旧を示している。
先ず、列車が位置検知区間1Sに位置している状態では(a)、位置検知リレー1SR、及び、軌道リレー2TRは動作し、位置検知リレー2SR,3SRは復旧している。つまり、扛上接点1SR,2TR、及び、落下接点2SRは閉成し、扛上接点3SRは開成している。従って、電源端子202と出力端子204との間が導通し、位置記憶リレー2SMは動作して非在線を出力する。また、扛上接点2SMは閉成する。
次いで、列車が位置検知区間2Sに進入すると(b)、位置検知リレー2SRが動作して落下接点2SRが開成する。これにより、電源端子202と出力端子204との間が断絶し、位置記憶リレー2SMが復旧して在線を出力する。また、扛上接点2SMが開成する。なおこのとき、位置検知リレー1SRは動作しており、扛上接点1SRは閉成している。また、位置検知リレー3SRは復旧しており、扛上接点3SRは開成している。また、軌道リレー2TRは復旧し、扛上接点2TRは開成する。
続いて、列車が、位置検知区間1Sから完全に進出して位置検知区間2Sに進入すると(c)、位置検知リレー1SRが復旧して扛上接点1SRが開成する。しかし、位置検知リレー2SRは動作しており、落下接点2SRは開成のままである。従って、位置記憶リレー2SMは復旧のままであり、在線を出力している。なおこのとき、位置検知リレー3SR、及び、軌道リレー2TRは復旧しており、扛上接点3SR,2TRは開成している。
その後、列車が位置検知区間3Sに進入すると(d)、位置検知リレー3SRが動作し、扛上接点3SRが閉成する。しかし、位置検知リレー2SRは動作しており、落下接点2SRは開成のままである。従って、位置記憶リレー2SMが復旧のままであり、在線を出力している。
そして、列車が、位置検知区間2Sから完全に進出すると(e)、位置検知リレー2SRが復旧して、落下接点2SRが閉成する。従って、電源端子202と出力端子204とが導通し、位置記憶リレー2SMが動作して非在線を出力する。また、扛上接点2SMは閉成する。また、軌道リレー2TRが動作して扛上接点2TRが閉成する。
(B)車上装置の故障時の動作
停電や故障等によって、列車からの車上位置信号が受信されなくなった場合について説明する。列車が位置検知区間2Sに位置する状態で(図8の(c))、当該列車からの車上位置信号が受信されなくなった場合を考える。以下、この列車を「故障列車」という。この場合、位置検知リレー2SRが復旧して落下接点2SRが閉成となる。しかし、扛上接点2SM,1SR,3SR,2TRの全てが開成していることから、位置記憶リレー2SMは動作せずに復旧のままであり、扛上接点2SMは開成のままである。従って、在線が保持される。
次いで、車上位置信号が受信されない状態のまま、故障列車が位置検知区間3Sに進入し始めると(図8の(d))、位置検知リレー3SRは依然として動作せずに復旧のままであるため、扛上接点3SRは開成のままである。従って位置記憶リレー2SMは復旧のままであり、位置検知区間2Sの在線が保持される。
続いて、車上位置信号が受信されないまま、故障列車が位置検知区間2Sから完全に進出すると(図8の(e))、位置検知区間2Sに対応する軌道回路検知区間2Tの軌道リレー2TRが動作して扛上接点2TRが閉成となることで、位置記憶リレー2SMが動作し、位置検知区間2Sは非在線となる。このとき、扛上接点2SMが閉成する。
このように、列車が存在するが、車上装置10の故障等によって車上位置信号が受信されなくなった場合、位置検知リレー2SRが復旧してしまうが、位置記憶リレー2SMの扛上接点2SMが開成となっている他、扛上接点1SR,3SR,2TRも開成となっていることで、在線の出力が保持される。そして、故障列車が位置検知区間2Sを完全に進出した時点で、この位置検知区間2Sに対応する軌道回路検知区間2Tの軌道リレー2TRが動作して扛上接点2TRが閉成することで、位置記憶リレー2SMが動作して位置検知区間2Sの非在線を出力する。従って、論理検知部200によって、検知対象の位置検知区間S内に故障列車が存在するとしても、その故障列車が当該位置検知区間Sを含む軌道回路検知区間T内に存在する限り、当該位置検知区間Sを在線として出力・保持する。そして、その故障列車が当該位置検知区間Sを含む軌道回路検知区間Tから進出すると、当該位置検知区間Sを非在線と検知する。
(C)電源投入直後の動作
例えば営業日の始発前の時点等の地上装置30の電源投入直後における論理検知部200の動作について説明する。電源投入前の状態としては、位置検知リレー1SR,2SR,3SR、位置記憶リレー2SM、及び、軌道リレー2TRの全てのリレーが復旧している。つまり、落下接点2SRは閉成し、扛上接点1SR,3SR,2SM,2TRは、全て開成となっている。そして、この初期状態から電源投入した時の動作を考える。
すなわち、位置検知区間2Sに列車が存在しない場合には、軌道リレー2TRが動作して扛上接点2TRが閉成する。従って、電源端子202と出力端子204とが導通し、位置記憶リレー2SMが動作して非在線を出力する。また、扛上接点2SMが閉成する。
例えば、列車が位置検知区間1Sに存在するが位置検知区間2S,3Sに存在しない場合には、位置検知リレー2SRが復旧して落下接点2SRが閉成するとともに、位置検知リレー1SR、及び、軌道リレー2TRが動作して扛上接点1SR,2TRが閉成する。従って、電源端子202と出力端子204とが導通して位置記憶リレー2SMが動作して非在線を出力する。また、扛上接点2SMが閉成する。
また、列車が位置検知区間3Sに存在するが位置検知区間1S,2Sに存在しない場合には、位置検知区間1Sに存在するが位置検知区間2S,3Sに存在しない場合と同様に、位置検知リレー3SR、及び、軌道リレー2TRが動作して、扛上接点3SR,2TRが閉成し、位置記憶リレー2SMが動作して非在線を出力する。
また、列車が位置検知区間2Sに存在する場合には、位置検知リレー2SRが動作して落下接点2SRが開成する。従って、位置記憶リレー2SMが復旧のままとなって在線を出力する。
このように、電源投入直後においても、検知対象の位置検知区間Sでの列車の在線を正しく検知することができる。
本実施形態の論理検知部200によれば、検知対象の位置検知区間Sに列車が存在している場合、車上装置10の故障等によって車上位置信号が受信されない場合や電源投入直後においても、在線を出力する。そして、検知対象の位置検知区間Sを含む軌道回路検知区間Tの非在線が検知されることによって、確実に位置検知区間Sの非在線が出力される。
なお、在線検知においては、フェールセーフの原則から非在線の検知が重要である。すなわち、実際には列車が存在しているのに非在線として検知することは、絶対に避けなければならない。逆に、システムの故障等により、実際には列車が存在していなくとも在線と検知することは許容される。安全側の動作だからである。
論理検知部200による在線/非在線の判断結果は、在線検知情報350として記憶される。図9は、在線検知情報350のデータ構成の一例を示す図である。図9によれば、在線検知情報350は、位置検知区間351それぞれに、在線/非在線を示す在線情報352を対応付けて格納している。
連動制御部130は、位置検知区間Sそれぞれを1つの閉そく区間とした進路構成を行って連動制御を実行する。連動制御部130の機能は、例えば、鉄道に関する技術上の基準を定める省令の第56の解釈基準の第4項に記載された、(1)てっ査鎖錠、(2)進路鎖錠又は進路区分鎖錠、(3)接近鎖錠又は保留鎖錠、(4)信号制御の機能を有する。ただし、本実施形態では、これらのうち、代表しててっ査鎖錠及び進路鎖錠を中心に説明するが、他の機能も実現できることは、本明細書に触れた当業者であれば理解可能である。
具体的に連動制御部130の機能を説明する。地上装置30が進路要求部12から進路要求を受信すると、連動制御部130が進路構成を行う。すなわち、要求経路に関係する全ての位置検知区間Sの在線状態を判断する。そして、列車が非在線で鎖錠されていない転てつ機48については、定められた方向へ転換させる制御を行い、鎖錠する。鎖錠されている転てつ機48については、解錠されるまで待機し、解錠された後に所定方向へ転換させる制御を行い、鎖錠する。要求経路に関係する全ての転てつ機48の鎖錠が完了すると、続いて進路鎖錠を行う。
なお、進路要求部12は車上装置10が具備することとするが、駅装置等に進路要求部12を内蔵させ、車上装置10からの信号に基づいて駅装置が進路要求を発することとしても良い。この場合、地上措置30内に進路要求部12が有ることになる。
すなわち、要求経路を構成する全ての位置検知区間Sそれぞれについて、鎖錠有無及び在線状態を判断する。在線状態は、在線検知情報350を参照して判断する。そして、鎖錠されておらず、且つ非在線の位置検知区間Sについては、鎖錠する。このとき、必要であれば、信号機46の現示を変更制御する。鎖錠されている、或いは、在線となっている位置検知区間Sについては、解錠されるまで、或いは、非在線となるまで待機し、解錠され且つ非在線となった後に鎖錠する。
要求経路に関係する全ての転てつ機48の鎖錠が完了し、且つ、要求経路を構成する全ての位置検知区間Sの鎖錠が完了すると、進路構成が完了したと判断して、進路開通を確定する。
ここで、転てつ機48の鎖錠に関しては、転てつ機鎖錠情報360として記憶され、位置検知区間Sの鎖錠に関しては、進路鎖錠情報370として記憶されている。
図10は、転てつ機鎖錠情報360のデータ構成の一例を示す図である。図10によれば、転てつ機鎖錠情報360は、転てつ機ID361毎に、定位/反位の転てつ機の鎖錠の向きを示す鎖錠情報362を対応付けて格納している。鎖錠情報362が格納されていない転てつ機ID361は、解錠されていることを示す。
図11は、進路鎖錠情報370のデータ構成の一例を示す図である。図11によれば、進路鎖錠情報370は、位置検知区間371毎に、鎖錠された進路名を示す鎖錠情報ID372を対応付けて格納している。鎖錠情報372が格納されていない位置検知区間371は、解錠されていることを示す。
走行軌道管理部140は、走行軌道確認区間である位置検知区間Sに列車が進入すると、当該列車から受信した車上位置信号に含まれる走行軌道情報をもとに、当該列車の走行軌道を確認する。具体的には、列車から受信した車上位置信号に含まれる列車位置(走行距離)や走行軌道情報(進行方向や停車駅、停車番線等)をもとに、当該列車が走行軌道確認区間へ進入したか否かを判断する。走行軌道確認区間への進入を判断すると、軌道回路在線情報340を参照して、進入したと判断される走行軌道確認区間に対応する軌道回路検知区間Tが在線となっているか否かを判断する。在線となっているならば正常と判断し、非在線となっているならば、異常発生と判断して所定の異常報知を行う。
記憶部300は、ROMやRAM、ハードディスク等の記憶装置で実現され、処理部100が地上装置30を統合的に制御するためのシステムプログラムや、各種機能を実現するためのプログラムやデータ等を記憶しているとともに、処理部100の作業領域として用いられ、処理部100が実行した演算結果や、車上装置10からの受信データ等が一時的に格納される。本実施形態では、記憶部300には、列車制御プログラム310と、区間構成情報320と、列車位置情報330と、軌道回路在線情報340と、在線検知情報350と、転てつ機鎖錠情報360と、進路鎖錠情報370とが記憶される。
[処理の流れ]
図12は、地上装置30において実行される列車処理を説明するフローチャートである。この処理は、処理部100が列車制御プログラム310を実行することで実現される。なお、本実施形態の特徴である連動制御に関する処理のみを示している。
進路要求部12から進路要求を受信したならば(ステップA1:YES)、連動制御部130が、要求経路の進路に関係する転てつ機48の転換方向、及び、進路内の各位置検知区間Sの列車在線の有無を判断する。転てつ機48が設置された位置検知区間Sの列車が非在線の場合には(ステップA3:YES)、転てつ機48の転換・鎖錠を行って、要求経路の進路構成を行う(ステップA5)。次いで、要求経路の進路鎖錠を行う(ステップA7)。すなわち、全ての位置検知区間Sの列車が非在線となった段階で走行方向を鎖錠する。要求経路の進路構成及び進路鎖錠が完了して進路構成条件が満たされたならば(ステップA9:YES)、進路開通を確定する(ステップA11)。
[作用効果]
このように、本実施形態の無線列車制御システム1では、車上装置10から受信した車上位置信号をもとに、地上装置30において、位置検知区間Sを単位とした在線検知を行う。地上装置30が有する論理検知部200では、車上装置10からの車上位置信号が受信されなくなった場合にも、検知対象の位置検知区間Sに対応する軌道回路の軌道リレーによって、当該位置検知区間Sの在線/非在線をフェールセーフに検知することができる。そして、この論理検知部200の在線検知結果を用いて、安全な連動制御が実現される。
具体的には、例えば、分岐器を含む分岐区間の在線/非在線を確実且つ安全に検知できることから、この分岐区間に列車が在線している状態での分岐器の転換を防止できる。
更に、論理検知部200の在線検知結果を用いた連動制御として、対向進路の設定や進路鎖錠、接近鎖錠及び保留鎖錠、信号制御を行うことができる。
また、車上位置信号に含まれる列車位置が車軸に取り付けられた速度発電機が検出する回転数の計測値にもとづいて算出される場合、地上側では、分岐器により進路が分かれるときに経路が特定できない等、車上位置信号を発信した列車が走行している軌道を確認できない事態が起こり得る。特に、分岐区間の進出を確実に判定するためには、走行軌道を確認することも重要である。本実施形態によれば、車上位置信号に基づく列車位置が、分岐区間の分岐先である走行軌道確認区間となった場合に、その走行軌道確認区間の軌道回路の検知結果に基づいて、当該列車の走行軌道が正しいことを地上側で確認することができる。誤って異なる軌道を走行している場合には、異常と判定され、例えば緊急停止等の措置が執られる。
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
1 無線列車制御システム
10 車上装置
30 地上装置
100 処理部
110 車上信号受信部、nSR 位置検知リレー
120 軌道回路信号受信部、nTR 軌道リレー
130 連動制御部、140 走行軌道管理部
200 論理検知部
300 記憶部
310 列車制御プログラム、320 区間構成情報
330 列車位置情報、340 軌道回路在線情報、350 在線検知情報
360 転てつ機鎖錠情報、370 進路鎖錠情報
nS 位置検知区間、nT 軌道回路検知区間
R 軌道
20 列車
42 送受信器
44 無線基地局
46 信号機、47 信号機制御装置
48 転てつ機、49 転てつ機制御装置
車上信号受信部110は、位置検知区間nS(n=1,2,・・)それぞれに対応する位置検知リレーnSRを有する。そして、車上装置10から受信した車上位置信号をもとに、位置検知区間Sを単位として各列車の位置を判断し、列車位置を含むと判断した位置検知区間Sに対応する位置検知リレーnSRを動作させる。

Claims (5)

  1. 分岐区間に第1の軌道回路が設置された軌道上を走行する列車の車上装置から車上位置信号を無線通信によって受信し、当該車上位置信号に基づいて列車制御を行う無線列車制御システムの地上装置であって、
    前記分岐区間に対応して設定された第1の位置検知区間の列車の存否を前記車上位置信号に基づいて判定する第1の列車存否判定手段と、
    前記第1の軌道回路の検知結果及び前記第1の列車存否判定手段の判定結果を用いて、前記分岐区間の在線を検知する第1の論理検知手段と、
    前記第1の論理検知手段の検知結果を用いて前記分岐区間に係る転てつ機を転換させる制御を行う転換制御手段と、
    を備えた地上装置。
  2. 前記第1の論理検知手段は、1)前記車上位置信号に基づく列車位置が前記第1の位置検知区間内の場合に開成し、前記第1の位置検知区間外の場合に閉成する落下接点と、2)位置記憶リレーの復旧を保持する記憶保持用扛上接点、及び、前記第1の軌道回路の検知結果が在線の場合に開成し、非在線の場合に閉成する扛上接点が並列接続された並列回路とを、前記位置記憶リレーと直列接続して有する、
    請求項1に記載の地上装置。
  3. 前記第1の位置検知区間を少なくとも含む区間に対する進路要求を受信する第1の進路要求受信手段と、
    前記第1の論理検知手段の検知結果が非在線であり、且つ、前記第1の位置検知区間が解錠されている場合に、前記第1の進路要求受信手段の受信に応じて前記第1の位置検知区間を鎖錠する第1の鎖錠手段と、
    を更に備えた請求項1又は2に記載の地上装置。
  4. 前記軌道には前記分岐区間に挟まれた両方向運転区間が含まれ、当該両方向運転区間には第2の軌道回路が設置されており、
    前記両方向運転区間に対応して設定された第2の位置検知区間の列車の存否を前記車上位置信号に基づいて判定する第2の列車存否判定手段と、
    前記第2の軌道回路の検知結果及び前記第2の列車存否判定手段の判定結果を用いて、前記両方向運転区間の在線を検知する第2の論理検知手段と、
    前記第2の位置検知区間を少なくとも含む区間に対する進路要求を受信する第2の進路要求受信手段と、
    前記第2の論理検知手段の検知結果が非在線であり、且つ、前記第2の位置検知区間が解錠されている場合に、前記第2の進路要求受信手段の受信に応じて前記第2の位置検知区間を所定方向に鎖錠する第2の鎖錠手段と、
    を更に備えた請求項1〜3の何れか一項に記載の地上装置。
  5. 前記分岐区間の分岐先となる複数の軌道にはそれぞれ第3の軌道回路が設置され、
    前記車上位置信号には当該列車の走行軌道の識別情報が含まれており、
    前記車上位置信号に含まれる当該列車の走行軌道の識別情報に基づいて当該列車の走行軌道を管理する走行軌道管理手段であって、前記車上位置信号に基づく列車位置が前記第3の軌道回路の設置位置となった列車の走行軌道を、当該第3の軌道回路の検知結果に基づいて確認する手段を有する走行軌道管理手段、
    を更に備えた請求項1〜4の何れか一項に記載の地上装置。
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