JP2014081364A - 放射線画像検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンチレータの破損を防止することができるISS型の放射線画像検出装置を提供する。
【解決手段】筐体14内に、X線の入射側から、光電変換パネル21、シンチレータ20、緩衝層27、回路基板12が順に収容されている。シンチレータ20は、ヨウ化セシウムを含有し、X線を可視光に変換するものであり、光電変換パネル21に蒸着されている。光電変換パネル21には、可視光を光電変換して電荷を生成する複数の画素が形成されている。回路基板12には、光電変換パネルにより生成された電荷に基づく画像データを生成する信号処理部12aが搭載されている。緩衝層27は、粘弾性を有する高分子材料等で形成され、シンチレータ20に生じた異常成長結晶20dの先端部20eを保護している。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射線撮影に用いられる放射線画像検出装置に関する。
近年、医療分野において、画像診断を行うために、放射線源から被写体(患者)の撮影部位に向けて放射し、撮影部位を透過した放射線(例えば、X線)を電荷に変換して放射線画像を生成する放射線画像検出装置が用いられている。この放射線画像検出装置には、放射線を直接電荷に変換する直接変換方式のものと、放射線を一旦可視光に変換し、この可視光を電荷に変換する間接変換方式のものがある。
間接変換方式の放射線画像検出装置は、放射線を吸収して可視光に変換するシンチレータ(蛍光体層)と、可視光を検出して電荷に変換する光電変換パネルとを有する。シンチレータには、ヨウ化セシウム(CsI)やガドリニウムオキサイドサルファ(GOS)が用いられている。光電変換パネルは、ガラス製の絶縁性基板の表面に薄膜トランジスタ及びフォトダイオードがマトリクス状に配列されたものである。
CsIは、GOSに比べて製造コストが高いが、放射線から可視光への変換効率が高い。また、CsIは、柱状結晶構造を有し、光ガイド効果により画像データのSN比が向上することから、特にハイエンド向けの放射線画像検出装置のシンチレータとして用いられている。
CsIをシンチレータとする放射線画像検出装置には、貼り付け方式と直接蒸着方式とが知られている。貼り付け方式では、シンチレータが蒸着された蒸着基板と、光電変換パネルは、シンチレータが光電変換パネルに対向するように粘着層を介して貼り付けられている。貼り付け方式は、CsIの柱状結晶の先端部が光電変換パネルに近接しており、この先端部から放出された可視光が効率良く光電変換パネルに入射するため、高解像度の放射線画像が得られる。しかし、貼り付け方式は、蒸着基板を用いることにより、製造工程数が多く、高コストである。
一方、直接蒸着方式では、シンチレータが光電変換パネルに直接蒸着されている。この直接蒸着方式は、蒸着基板が不要であるので、製造工程数が少なく、低コストである。この直接蒸着方式では、CsIの柱状結晶の先端部が光電変換パネルとは反対側に配置されるため、放射線画像の画質は、貼り付け方式の場合よりはやや劣るが、シンチレータをGOSで形成する場合よりは優れる。このため、直接蒸着方式は、性能面とコスト面とのバランスが良い。
しかし、直接蒸着方式では、シンチレータを光電変換パネルに蒸着する際に、一部の箇所で柱状結晶が異常成長し、この異常成長した柱状結晶(以下、異常成長結晶という)の先端部が、シンチレータの表面から大きく突出することがある(特許文献1参照)。この異常成長結晶は、光電変換パネルの表面上に凸状等に局所的に変形した欠陥等を起点として柱状結晶が成長したものであり、光電変換パネルから離れるに連れて、起点の欠陥等の大きさよりも大きく広がる。
特許文献1に記載の放射線画像検出装置では、シンチレータは、光電変換パネルより放射線源側に配置されている。シンチレータには、柱状結晶の先端部側から放射線が入射し、先端部の付近で放射線が吸収されて可視光の発光が生じる。このように、光電変換パネルより放射線源側にシンチレータを配置する構成は、PSS(Penetration Side Sampling)型と呼ばれている。
このPSS型では、柱状結晶の先端部側から放射線が入射するため、異常成長結晶が存在する場合には、異常成長結晶の先端部で発光が生じる。異常成長結晶の先端部は、大きく広がっているため、発光量が大きく、放射線画像に画像欠陥が生じる。このため、光電変換パネルにシンチレータを蒸着した後、異常成長結晶の先端部を加圧等の方法で押しつぶすことにより、画像欠陥の低減が図られている。
このPSS型とは逆に、直接蒸着方式であって、光電変換パネルをシンチレータより放射線源側に配置したISS(Irradiation Side Sampling)型の放射線画像検出装置が知られている(特許文献2〜4参照)。このISS型では、放射線源から放射された放射線は、光電変換パネルを透過してシンチレータに入射し、シンチレータは、放射線入射側の光電変換パネルに近い領域で発光するため、光電変換パネルでの受光効率が向上する。このように、ISS型では、画質及び輝度に優れる放射線画像が得られる。
特開2006−052980号公報 特開2012−105879号公報 特開2001−330677号公報 特開2012−145537号公報
直接蒸着方式のISS型の放射線画像検出装置では、光電変換パネル側からシンチレータに放射線が入射するため、異常成長結晶が存在する場合には、異常成長結晶の基端側から放射線が入射し、異常成長結晶の先端部までは放射線が届きにくい。このため、異常成長結晶の先端部での発光量は小さい。したがって、ISS型では、異常成長結晶の画像への影響が小さいため、異常成長結晶の先端部を敢えて押しつぶす必要はない。
しかしながら、異常成長結晶の先端部を押しつぶさずに、シンチレータ及び光電変換パネルを筐体に収容すると、異常成長結晶の先端部はシンチレータの表面から突出しているため、筐体に荷重が加わった場合に、異常成長結晶の先端部が筐体等に接触して破損し、この周囲に存在する正常な柱状結晶も破損してしまうという問題がある。特に、ISS型では、シンチレータに対向して、画像データの生成を行う信号処理部を搭載した回路基板等が配置されるため、異常成長結晶の先端部は、回路基板等と接触して破損しやすい。
本発明は、シンチレータの破損を防止することができるISS型の放射線画像検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の放射線画像検出装置は、ヨウ化セシウムを含有し、放射線を可視光に変換するシンチレータと、シンチレータが蒸着され、可視光を光電変換して電荷を生成する複数の画素が形成された光電変換パネルと、シンチレータの表面に設けられ、シンチレータの表面に生じた突起を保護する緩衝層と、撮影時に放射線源から放射線が入射する側から、光電変換パネル、シンチレータ、緩衝層の順番に配置されている。
緩衝層のシンチレータとは反対側に支持基板が設けられていることが好ましい。この支持基板は、光電変換パネルにより生成された電荷に基づいて画像データを生成する信号処理部が設けられた回路基板であることが好ましい。
光電変換パネル、シンチレータ、緩衝層、支持基板は、モノコック構造の筐体に収容されていることが好ましい。
光電変換パネルと支持基板との間を支持するスペーサを備えることが好ましい。このスペーサは、シンチレータの周囲を覆っていてもよい。
緩衝層のシンチレータ側の面に粘着層が形成されていることが好ましい。この粘着層のシンチレータ側の面の粘着力は、緩衝層側の面の粘着力より弱いことが好ましい。
緩衝層は、粘弾性を有することが好ましい。この緩衝層は、高分子材料またはカーボンナノチューブで形成されていることが好ましい。この緩衝層は、導電性を有することが好ましい。
シンチレータは、非柱状結晶層と、この非柱状結晶層上に形成された複数の柱状結晶とを有し、非柱状結晶層は光電変換パネルに密着しており、突起は、異常成長した柱状結晶の先端部であることが好ましい。
シンチレータの周囲を覆う封止膜を備えることが好ましい。緩衝層は、一端が支持基板に接着され、他端が封止膜に押し当てられていることが好ましい。
複数の柱状結晶の先端部から放出された可視光を反射する光反射膜を備えることが好ましい。複数の柱状結晶の先端部を覆う保護膜を備え、光反射膜は保護膜上に形成されており、封止膜は光反射膜上を覆っていることが好ましい。
画素は、可視光を電荷に変換するフォトダイオードと、フォトダイオードにより生成された電荷を読み出すためのスイッチング素子とを有することがこのましい。
光電変換パネルの放射線の入射側とは反対側に、可視光を透過させる透光性基板を備え、シンチレータは、透光性基板に蒸着されていることが好ましい。この透光性基板は、OPSフィルムであることが好ましい。
本発明の放射線画像検出装置によれば、シンチレータの表面に生じた突起を保護する緩衝層を備えるので、シンチレータの破損を防止することができる。
X線画像検出装置の一部破断斜視図である。 X線画像検出装置の断面図である。 FPDの断面図である。 光電変換パネルの構成を示す回路図である。 X線画像検出装置の使用状態を説明する説明図である。 X線画像検出装置の第1の変形例を示す断面図である。 X線画像検出装置の第2の変形例を示す断面図である。 X線画像検出装置の第3の変形例を示す断面図である。 X線画像検出装置の第4の変形例を示す断面図である。 粘着層の第1の例を示す斜視図である。 粘着層の第2の例を示す斜視図である。 粘着層の第3の例を示す斜視図である。 柱状結晶の先端部に形成した金属薄膜を示す断面図である。 モジュールを示す断面図である。 真空貼合装置を示す図である。 真空貼合装置の動作を説明する図である。 凹凸形状が形成された積層シートを示す断面図である。 第2の光電変換パネルを設けた例を示す断面図である。
図1において、X線画像検出装置10は、フラットパネル検出器(FPD:Flat Panel Detector)11と、回路基板12と、制御ユニット13と、これらを収容する筐体14により構成されている。筐体14は、X線の透過性が高く、軽量で耐久性の高い炭素繊維強化樹脂(カーボンファイバー)により一体形成されたモノコック構造である。
筐体14の1つの側面には開口(図示せず)が形成され、この開口を塞ぐように蓋部材(図示せず)が形成されている。X線画像検出装置10の製造時には、この開口からFPD11、回路基板12、制御ユニット13が筐体14内に挿入される。
この筐体14の上面14aは、撮影時にX線源60(図5参照)から放射され、被写体(患者)61(図5参照)を透過したX線が照射される照射面である。
X線画像検出装置10は、従来のX線フィルムカセッテと同程度のサイズであり、X線フィルムカセッテに代えて用いることが可能であるため、電子カセッテと称されている。
筐体14内には、撮影時にX線が照射される照射面14a側から順に、FPD11、回路基板12が配置されている。回路基板12は、信号処理等を行う集積回路(IC)チップが搭載されており、筐体14に固定されている。制御ユニット13は、筐体14内の短手方向に沿った一端側に配置されている。
制御ユニット13は、マイクロコンピュータやバッテリ(いずれも図示せず)を収容している。このマイクロコンピュータは、有線または無線の通信部(図示せず)を介して、X線源60と接続されたコンソール(図示せず)と通信して、FPD11の動作を制御する。
図2において、FPD11は、X線を可視光に変換するシンチレータ20と、この可視光を電荷に変換する光電変換パネル21を有している。X線画像検出装置10は、ISS(Irradiation Side Sampling)型であり、撮影時にX線が入射する側(照射面14a側)から、光電変換パネル21は、シンチレータ20よりX線の入射側に配置されている。シンチレータ20は、光電変換パネル21を透過したX線を吸収して可視光を発生する。光電変換パネル21は、シンチレータ20から放出された可視光を受光し、光電変換を行って電荷を生成する。
光電変換パネル21は、そのX線入射側が、ポリイミド等からなる接着層22を介して筐体14の照射面14a側に貼り付けられている。
シンチレータ20は、光電変換パネル21の表面21a上にタリウム賦活ヨウ化セシウム(CsI:Tl)を蒸着することにより形成されている。シンチレータ20は、複数の柱状結晶20aと非柱状結晶層20bとを有し、光電変換パネル21側に非柱状結晶層20bが形成されている。柱状結晶20aは、非柱状結晶層20bから結晶成長したものであり、非柱状結晶層20bとは反対側に先端部20cを有する。
柱状結晶20aは、非柱状結晶層20b上に複数形成されており、各柱状結晶20aは、隣接する柱状結晶20aと空気層を介して離間している。柱状結晶20aは、屈折率が約1.81と、空気層の屈折率(約1.0)より大きいため、光ガイド効果を有する。この光ガイド効果により、各柱状結晶20a内で発生した可視光の大部分は、発生した柱状結晶20a内を伝搬し、非柱状結晶層20bを介して光電変換パネル21に入射する。
光電変換パネル21の表面21aに凸状等に局所的に変形した欠陥23が存在する場合には、この欠陥23上に蒸着されるCsI:Tlは、蒸着中に異常成長し、径及び長さが正常な柱状結晶20aより大きい異常成長結晶20dとなる。異常成長結晶20dの先端部(突起)20eは、シンチレータ20の表面から光電変換パネル21とは反対側の方向に突出する。
各柱状結晶20aの先端部20c及び異常成長結晶20dの先端部20eを覆うように、保護膜24が形成されている。この保護膜24は、ホットメルト樹脂により形成されている。ホットメルト樹脂は、水や溶剤を含まず、室温で固体であり、100%不揮発性の熱可塑性材料からなる接着性樹脂である。保護膜24は、光反射性微粒子(図示せず)を含有している。この光反射性微粒子としては、金、銀、アルミニウム、ニッケル等の金属微粒子や、酸化チタン(TiO)、酸化珪素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)等の金属酸化物である。保護膜24は、例えば、光反射性微粒子を分散させたホットメルト樹脂を溶融し、これを塗布装置を用いてシンチレータ20の表面に塗布することにより形成される。
保護膜24の表面には、アルミニウム(Al)等の金属で形成された光反射膜25が設けられている。この光反射膜25は、ラミネート等の方法で保護膜24上に貼り付けられている。保護膜24及び光反射膜25は、柱状結晶20aの先端部20cから放出された可視光を反射して、柱状結晶20a内に戻すため、X線の電荷への変換効率を向上させる。
この光反射膜25上及びシンチレータ20の側面を覆うように、熱CVD(Chemical Vapor Deposition)法により封止膜26が形成されている。この封止膜26は、光電変換パネル21との間で、シンチレータ20を封止している。封止膜26は、防湿性を有するポリパラキシレンにより形成されている。このポリパラキシレンとしては、例えば、パリレンC(日本パリレン株式会社製の商品名;「パリレン」は登録商標)を用いることができる。
回路基板12は、シンチレータ20のX線入射側とは反対側に、緩衝層27を介して配置されている。回路基板12は、筐体14の側部14bに固設された固定部28にビスや接着剤等で固着されている。
回路基板12と光電変換パネル21とは、フレキシブルプリント基板29を介して電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板29は、いわゆるTAB(Tape Automated Bonding)ボンディング法により、光電変換パネル21の端部に設けられた外部端子21bに接続されている。
フレキシブルプリント基板29には、光電変換パネル21を駆動するためのゲートドライバ29aや、光電変換パネル21から出力された電荷を電圧信号に変換するチャージアンプ29bがICチップとして搭載されている。回路基板12には、チャージアンプ29bにより変換された電圧信号に基づいて画像データを生成する信号処理部12aや、画像データを記憶する画像メモリ12bがICチップとして搭載されている。
緩衝層27は、接着層27aを介して回路基板12に接着されている。すなわち、回路基板12は、緩衝層27を支持する支持基板でもある。緩衝層27と、シンチレータ20の封止膜26との間は非接着であり、緩衝層27は、封止膜26に押し当てられている。緩衝層27は、異常成長結晶20dの先端部20eを押しつぶさない程度の弾性を有し、先端部20eを包み込んで保護している。
緩衝層27の材料としては、粘弾性を有する高分子材料(例えば、アイソタクチックポリプロピレンや、ポリ−α−メチルスチレン)であることが好ましい。粘弾性とは、弾性と粘性とが組み合わさった性質である。具体的には、粘弾性を有する物質は、荷重が加わると、弾性体より遅い速度で変形し、荷重がなくなると、弾性体より遅い速度で元の形状に復元するといった低反発性を有する。高分子材料は、結晶相と非晶相とから構成されているため粘弾性を有する。緩衝層27を粘弾性体とすると、筐体14から回路基板12を介して緩衝層27に荷重が加わった際に、緩衝層27はゆっくりと変形した後、ゆっくりと復元する。これにより、緩衝層27は、シンチレータ20への衝撃を和らげ、シンチレータ20の損傷を防止する。
また、緩衝層27は、シンチレータ20を光電変換パネル21側に向けて支持しているおり、シンチレータ20が光電変換パネル21から剥がれるのを防止している。
図3において、光電変換パネル21は、無アルカリガラス等のガラスで形成された絶縁性基板30と、この上に配列された複数の画素31を有する。絶縁性基板30の厚みは、X線透過性を向上させるために、0.5mm以下であることが好ましい。
各画素31は、薄膜トランジスタ(TFT)32と、このTFT32に接続されたフォトダイオード(PD)33とを有する。PD33は、シンチレータ20により生成された可視光を光電変換して電荷を発生し、これを蓄積する。TFT32は、PD33に蓄積された電荷を読み出すためのスイッチング素子である。
TFT32は、ゲート電極32g、ソース電極32s、ドレイン電極32d、及び活性層32aを有する。このTFT32は、ゲート電極32gがソース電極32s及びドレイン電極32dより下層に配置された逆スタガ型である。ゲート電極32gは、絶縁性基板30上に形成されている。また、絶縁性基板30上には、各画素31の電荷の蓄積容量を増加させるために、電荷蓄積用電極34が形成されている。この電荷蓄積用電極34には、グランド電圧が付与されている。
絶縁性基板30上には、ゲート電極32g及び電荷蓄積用電極34を覆うように、窒化シリコン(SiN)等からなる絶縁膜35が形成されている。この絶縁膜35上には、ゲート電極32gに対向するように、活性層32aが配置されている。ソース電極32s及びドレイン電極32dは、活性層32a上に所定間隔だけ離して配置されている。ドレイン電極32dは、その一部が絶縁膜35上に延在し、絶縁膜35を介して電荷蓄積用電極34と対向して、キャパシタ34aを構成している。
ゲート電極32g、ソース電極32s、ドレイン電極32d、電荷蓄積用電極34は、アルミニウム(Al)や銅(Cu)で形成されている。活性層32aは、アモルファスシリコンで形成されている。そして、ソース電極32s、ドレイン電極32d、及び活性層32aを覆うように、絶縁膜35上には、窒化シリコン(SiN)等からなるTFT保護膜36が形成されている。
このTFT保護膜36上には、TFT32による凹凸構造をなくすように、表面が平坦な第1の平坦化膜37が形成されている。この第1の平坦化膜37は、有機材料を塗布することにより形成されたものである。第1の平坦化膜37及びTFT保護膜36には、ドレイン電極32dと対向する位置にコンタクトホール38が形成されている。PD33は、コンタクトホール38を介してTFT32のドレイン電極32dに接続している。PD33は、下部電極33a、半導体層33b、上部電極33cにより形成されている。
下部電極33aは、コンタクトホール38内を覆い、かつTFT32上を覆うように、第1の平坦化膜37上に形成されており、ドレイン電極32dに接続されている。この下部電極33aは、アルミニウム(Al)や酸化スズインジウム(ITO)で形成されている。半導体層33bは、下部電極33a上に積層されている。半導体層33bは、PIN型のアモルファスシリコンであり、下から順にn層、i層、p層が積層されたものである。上部電極33cは、半導体層33b上に形成されている。この上部電極33cは、酸化スズインジウム(ITO)や酸化亜鉛インジウム(IZO)などの透光性の高い材料で形成されている。
このPD33及び第1の平坦化膜37上には、PD33による凹凸構造をなくすように、表面が平坦な第2の平坦化膜39が形成されている。この第2の平坦化膜39は、第1の平坦化膜37と同様に、有機材料を塗布することにより形成されたものである。
第2の平坦化膜39には、上部電極33cを露呈させるようにコンタクトホール40が形成されている。そして、このコンタクトホール40を介して上部電極33cに共通電極配線41が接続されている。共通電極配線41は、各PD33の上部電極33cに共通に接続されており、バイアス電圧を上部電極33cに印加するために用いられる。上部電極33cは、アルミニウム(Al)や銅(Cu)で形成されている。
第2の平坦化膜39及び共通電極配線41上には、保護絶縁膜42が形成されている。保護絶縁膜42は、TFT保護膜36と同様に、窒化シリコン(SiN)等で形成されている。
第2の平坦化膜39の外側の絶縁性基板30上には、前述の外部端子21bが設けられている。外部端子21bは、絶縁性基板30上に形成された端子電極43と、絶縁膜35及びTFT保護膜36に形成されたコンタクトホール44を覆うように設けられた金属膜45とで構成されている。
シンチレータ20は、第2の平坦化膜39の平坦面上に、保護絶縁膜42を介して形成されている。具体的には、保護絶縁膜42上に、非柱状結晶層20bが真空蒸着により蒸着されている。この非柱状結晶層20bは、複数の粒子状の結晶からなり、結晶間の空隙が少ない(空間充填率が高い)ため、保護絶縁膜42との間で高い密着性を有する。柱状結晶20aは、非柱状結晶層20bを基礎として真空蒸着により結晶成長されたものである。柱状結晶20aの径は、その長手方向に沿ってほぼ均一であり、6μm程度である。
シンチレータ20の厚みは、X線の吸収率を向上させるために、400μm以上とすることが好ましく、500μm〜650μmの範囲であることがより好ましい。
前述のように、光電変換パネル21の表面に欠陥23が存在する場合には、この欠陥23上に異常成長結晶20dが生じる。
前述のように、各柱状結晶20aの先端部20c及び異常成長結晶20dの先端部20eを覆うように、保護膜24が形成されており、この保護膜24の表面上に光反射膜25が形成されている。そして、シンチレータ20の周囲には、封止膜26が形成されている。
図4において、画素31は、絶縁性基板30上に2次元マトリクス状に配列されている。各画素31には、前述のように、TFT32、PD33、及びキャパシタ34aが含まれている。各画素31は、ゲート配線50とデータ配線51とに接続されている。ゲート配線50は、行方向に延在し、列方向に複数配列されている。データ配線51は、列方向に延在し、ゲート配線50と交わるように、行方向に複数配列されている。ゲート配線50は、TFT32のゲート電極32gに接続されている。データ配線51は、TFT32のドレイン電極32dに接続されている。
ゲート配線50の一端は、ゲートドライバ29aに接続されている。データ配線51の一端は、チャージアンプ29bに接続されている。ゲートドライバ29aは、各ゲート配線50に順にゲート駆動信号を与え、各ゲート配線50に接続されたTFT32をオンさせる。TFT32がオンすると、PD33及びキャパシタ34aに蓄積された電荷がデータ配線51に出力される。
チャージアンプ29bは、データ配線51に出力された電荷を積算して電圧信号に変換する。信号処理部12aは、チャージアンプ29bから出力された電圧信号にA/D変換やゲイン補正処理等を施して画像データを生成する。画像メモリ12bは、フラッシュメモリなどからなり、信号処理部12aにより生成された画像データを記憶する。画像メモリ12bに記憶された画像データは、有線や無線の通信部(図示せず)を介して外部に読み出し可能である。
次に、X線画像検出装置10の作用を説明する。X線画像検出装置10を用いて撮影を行うには、図5に示すように、撮影者(例えば、放射線技師)は、X線画像検出装置10上に被写体61を載置し、被写体61に対向するようにX線源60を配置する。
撮影者は、コンソールを操作してX線源60及びX線画像検出装置10に撮影開始を指示する。そうすると、X線源60からX線が射出され、被写体61を透過したX線がX線画像検出装置10の照射面14aに照射される。照射面14aに照射されたX線は、接着層22、光電変換パネル21を順に通過して、シンチレータ20に入射する。
シンチレータ20は、入射したX線を吸収して可視光を発生する。シンチレータ20での可視光の発生は、主に、柱状結晶20a内の非柱状結晶層20b側で生じる。柱状結晶20a内で発生した可視光は、光ガイド効果により、各柱状結晶20a内を伝搬し、非柱状結晶層20bを通過して光電変換パネル21に入射する。また、柱状結晶20a内を先端部20cの方向に伝搬し、先端部20cから射出された可視光は、保護膜24及び光反射膜25によって反射されて柱状結晶20a内に戻り、非柱状結晶層20bを通過して光電変換パネル21に入射する。
光電変換パネル21に入射した可視光は、画素31毎にPD33により電荷に変換され、PD33及びキャパシタ34aに電荷が蓄積される。X線源60からのX線照射が終了すると、ゲートドライバ29aにより、ゲート配線50を介してTFT32のゲート電極32gに順にゲート駆動信号が印加される。これにより、行方向に並んだTFT32が列方向に順にオンとなり、オンとなったTFT32を介してPD33及びキャパシタ34aに蓄積された電荷がデータ配線51に出力される。
データ配線51に出力された電荷は、チャージアンプ29bにより電圧信号に変換されて信号処理部12aに入力される。信号処理部12aにより、全画素31分の電圧信号に基づいて画像データが生成され、画像メモリ12bに記憶される。
この撮影の際に、図5において二点鎖線で示すように、X線画像検出装置10が被写体61からの荷重によって僅かに撓むことがある。筐体14は、モノコック構造であり、軽量化に優れる反面、耐荷重性が低いため、撓みやすい。X線画像検出装置10は、ISS型であり、光電変換パネル21が照射面14a側に配置されているため、被写体61からの荷重は、筐体14を介して光電変換パネル21に作用する。
光電変換パネル21が撓むとシンチレータ20も撓むが、シンチレータ20は、緩衝層27によって保護されているため、回路基板12に接触して破損することはない。また、緩衝層27は、回路基板12側から加わる荷重を緩和することにより、シンチレータ20を保護している。さらに、緩衝層27は、異常成長結晶20dの先端部20eを保護しており、先端部20eの破損を防止している。このため、画像欠陥の少ないX線画像が得られる。
なお、上記実施形態では、図2に示すように、光電変換パネル21のX線入射側のほぼ全体を、接着層22を介して筐体14に貼り付けているが、図6に示すように、光電変換パネル21のX線入射側の周辺部のみを接着層70を介して筐体14に貼り付けてもよい。この接着層70は、シンチレータ20より外側に設けられている。シンチレータ20に向かうX線が接着層70で吸収されることがないため、シンチレータ20へのX線入射量が向上する。また、接着層70に代えて、ビス等で光電変換パネル21を筐体14に固定してもよい。
また、図7に示すように、光電変換パネル21と回路基板12との間に、支持体としてのスペーサ71を設けてもよい。このスペーサ71は、例えば、ゴム等の弾性体で形成されている。スペーサ71は、シンチレータ20の周囲を取り囲むように、光電変換パネル21及び回路基板12の周縁部に配置されている。
具体的には、スペーサ71は、下端が回路基板12に接着されており、上端が光電変換パネル21の表面21a上のシンチレータ20の形成領域と外部端子21bとの間に接着されている。スペーサ71の上端の接着領域を確保するために、封止膜72としてアルミニウム等の金属膜を用い、封止膜72の端部を折らずに表面21a上に接着層73を介して接着している。この接着層73の材料として紫外線硬化型接着剤を用いることが好ましい。この場合、封止膜72の端部に紫外線硬化型接着剤を塗布して光電変換パネル21の表面21aに当接させ、この状態を保ったまま光電変換パネル21を介して紫外線を照射することで、封止膜72の端部を光電変換パネル21に接着させることができる。
このようにスペーサ71の上端及び下端を光電変換パネル21及び回路基板12のそれぞれに接着した場合には、シンチレータ20が、光電変換パネル21と回路基板12とスペーサ71とので囲まれた空間に封止されるため、シンチレータ20の防湿性がさらに向上する。この場合には、封止膜72を省略することも可能である。さらに、この場合には、接着層22を省略し、回路基板12とスペーサ71で光電変換パネル21を支持することも可能である。
また、スペーサ71の上端及び下端を光電変換パネル21及び回路基板12のそれぞれに接着すると、温度変化等で回路基板12に反りが生じた場合に、この反りの影響が光電変換パネル21に影響するため、回路基板12の熱膨張率が光電変換パネル21の熱膨張率と同程度であることが好ましい。両者の熱膨張率が同程度であれば、温度変化により回路基板12に反りが生じた場合に、光電変換パネル21にも同程度の反りが生じるため、互いに及ぼす影響は小さい。また、スペーサ71の上端及び下端の一方を非接着とすることにより、反りの影響を防止してもよい。
また、接着層73を、紫外線等の照射により接着性が低下する解体性接着剤により形成してもよい。この場合には、補修等の際に、光電変換パネル21からシンチレータ20を容易に剥がすことができる。
また、上記実施形態では、光電変換パネル21にシンチレータ20を直接蒸着しているが、図8に示すように、光電変換パネル21の放射線入射側とは反対側に透光性基板80を貼り付け、この透光性基板80上にシンチレータ20を蒸着してもよい。透光性基板80は、接着層81を介して光電変換パネル21に貼り付けられている。
シンチレータ20で発生された可視光は、透光性基板80及び接着層81を通過して光電変換パネル21に入射するため、透光性基板80及び接着層81は、可視光に対して高い透光性を有することが好ましい。透光性基板80の材料として、透明ポリイミド、ポリアルレート樹脂、OPS(Oriented Polystyrene Sheet)フィルム、アラミドなどを用いることができる。また、透光性基板80は、シンチレータ20の蒸着基板として用いられるため、蒸着温度に耐えうる耐熱性を有するものが好ましい。OPSフィルムは、250℃程度の耐熱性を有しているため、透光性基板80の材料として最も好ましい。また、接着層81の材料としては、透光性のエポキシ樹脂やアクリル樹脂などを用いることができる。
接着層81は、補修の際などに、光電変換パネル21と、シンチレータ20が蒸着された透光性基板80とを容易に分離可能なように粘着材や解体性接着剤で形成してもよい。さらに、接着層81を設けず、透光性基板80を光電変換パネル21に押し当てた状態として、筐体14などに固定してもよい。
また、上記実施形態では、緩衝層27を、粘弾性を有する高分子材料で形成しているが、これに代えて、緩衝層27を、粘弾性を有するカーボンナノチューブで形成してもよい。カーボンナノチューブは導電性を有するため、緩衝層27をカーボンナノチューブで形成した場合には、これをグランドに接続することで、緩衝層27の帯電を防止し、シンチレータ20の静電破壊を防止することができる。
このように、緩衝層27に帯電防止機能を持たせるために、緩衝層27の表面に、表面固有抵抗値が10Ω以下の帯電防止シートを積層してもよい。この帯電防止シートは、緩衝層27とシンチレータ20との間と、緩衝層27と回路基板12との間との両方またはいずれか一方に設ける。この帯電防止シートとしては、帯電防止性シリコーンゴム、ウレタンフォームの一種のポロン(登録商標)、スチレン系エラストマーの架橋発泡体である帯電防止低反発スポンジなどを用いることができる。また、これらの材料で緩衝層27を形成してもよい。また、緩衝層27を導電性とすることで、熱伝導性が向上し、放熱性が得られる。
また、上記実施形態では、緩衝層27の上面をシンチレータ20の封止膜26に押し当てているが、図9に示すように、緩衝層27の上面に粘着層90を設けることも好ましい。これにより、緩衝層27に衝撃が加わった際に、緩衝層27がシンチレータ20に対して横方向に大きくずれることが防止され、緩衝層27の横ずれによる異常成長結晶20dの先端部20eの破損を防止することができる。
この粘着層90は、シンチレータ20側の面の粘着力が弱く、緩衝層27側の粘着力が強いことが好ましい。この粘着層90としては、例えば、住友スリーエム社製の4591HL(弱粘着側:0.2N/cm、強粘着側:4.3N/cm)のように、一方の面と他方の面とで粘着力が異なる両面テープを用いることができる。弱粘着側の粘着力は1N/cm未満、強粘着側の粘着力は1N/cm以上であることが好ましい。このように、粘着層90のシンチレータ20側の面の粘着力を弱くすることで、補修等の際に、粘着層90をシンチレータ20の封止膜72から容易に剥がすことができる。
また、図10に示すように、粘着面積の異なる第1の粘着面91aと第2の粘着面91bとを有する粘着層91を用いてもよい。第1の粘着面91aは、緩衝層27の上面とほぼ同一の面積を有する粘着テープにより形成され、緩衝層27の上面に粘着される。第2の粘着面91bは、短冊状の粘着テープを各辺に沿って設けることで形成されており、シンチレータ20の封止膜72に粘着されている。第2の粘着面91bは、第1の粘着面91aより面積が小さいため、粘着力が弱い。第2の粘着面91bの面積は、第1の粘着面91aより面積の半分以下であることが好ましい。
また、図11に示すように、平面状の第1の粘着面92aと、3つの短冊状の粘着テープを平行に並べることにより形成された第2の粘着面92bとを有する粘着層92を用いてもよい。この中央の粘着テープの面積を両側の各粘着テープの面積より小さくして、中央部の粘着力を低下させることで、粘着層92は封止膜72からより剥がしやすくなる。
また、図12に示すように、平面状の第1の粘着面93aと、小さな正方形状の粘着テープを四隅と中央部とに設けることで形成された第2の粘着面93bとを有する粘着層93を用いてもよい。なお、第2の粘着面の形状及び配置は、図10〜図12で示した例以外に限られず、適宜変更してもよい。
また、上記実施形態において、緩衝層27の材料として、粘弾性を有するゲルやオイルを用いてもよい。このゲルは、シリコン樹脂やエポキシ樹脂を主原料とするものであり、例えば、タイカ社製のアルファゲル(登録商標)を用いることができる。また、このオイルは、例えばシリコンオイルである。アルファゲルは、表面に粘着性を有さないが、凹凸に対する追従性がよいため、緩衝層27の横ずれを防止することができる。また、アルファゲルは、シンチレータ20の封止膜72からの剥離性や、放熱性、帯電防止性などにも優れる。
また、上記実施形態では、シンチレータ20の保護膜24上に光反射膜25を形成し、この光反射膜25上に封止膜26を形成しているが、これに代えて、保護膜24上に封止膜を形成し、この封止膜上に光反射膜を形成してもよい。また、図13に示すように、柱状結晶20aの先端部20cに、光反射性を有するアルミニウム等の金属薄膜90を蒸着し、この金属薄膜90が形成された先端部20cを覆うようにホットメルト樹脂で保護膜91を形成してもよい。
また、上記実施形態では、回路基板12を固定部28に固着させているが、筐体14内に挿入レール(図示せず)を設け、筐体14の側面に設けられた開口(図示せず)から挿入レールを用いて回路基板12を筐体14内に挿入させ、この挿入レール上の所定位置に回路基板12を固定してもよい。この固定方法として、開口に対向する筐体14内の部分に位置決め部材を設け、この位置決め部材で回路基板12を位置決めしたうえで固定することが好ましい。同様に、光電変換パネル21とシンチレータ20を筐体14内に挿入して固定してもよい。
また、上記実施形態では、緩衝層27をシンチレータ20の封止膜26に押し当てているが、図14に示すように、緩衝層27の上面を、接着層100を介してシンチレータ20の封止膜26に接着してもよい。これにより、FPD11、緩衝層27、回路基板(支持基板)12、フレキシブルプリント基板29が一体化されたモジュール101となり、ハンドリング性が向上する。このように、モジュール101とすることで、筐体14内への挿入等が容易となる。
また、シンチレータ20の厚みは、使用用途によって変更されることがあるが、シンチレータ20の厚みに合わせて緩衝層27の厚みを調整することで、モジュール101の厚みWを一定とすることができる。緩衝層27は、モジュール101内の最も軽い材料であることと、粘弾性(低反発)であり形状を一定に保ちやすいことから、厚みを調整用として好ましい。このようにモジュール101の厚みTを一定とすることで、シンチレータ20の厚みに依らず同一の筐体14を用いることができ、製造が効率化する。
例えば、シンチレータ20の厚みは、X線吸収性が高い被写体を撮影する場合の高圧撮影の用途の場合には、前述の500μm〜650μmよりも大きな厚み(例えば、800μm)とされる。この場合には、シンチレータ20を厚くした分だけ緩衝層27を薄くすればよい。
また、使用用途に応じて、光電変換パネル21の絶縁性基板30の厚みが変更されることがあるので、FPD11全体の厚みを考慮して緩衝層27を調整することが好ましい。モジュール101の厚みTは、種使用用途で想定されるFPD11の厚みのうちの最大値の場合でも、緩衝層27が異常成長結晶20dの先端部20eを十分に保護可能な厚みに設定することが好ましい。
また、回路基板12が高剛性であるのに対して、光電変換パネル21は、絶縁性基板30の厚みが0.5mm以下と薄く、反りが生じやすい。緩衝層27は、被写体61からの荷重等により生じる光電変換パネル21の反りの影響を吸収するという作用も奏する。また、この光電変換パネル21の反りにより、シンチレータ20と緩衝層27とが面方向にずれることが考えられるため、緩衝層27は、確実にシンチレータ20の表面を覆うように、シンチレータ20の面積より大きいことが好ましい。
また、モジュール101の厚みTを設定するために、図7で示したスペーサ71をモジュール101内の光電変換パネル21と回路基板12との間に配置してもよい。さらに、緩衝層27を支持する支持基板を、回路基板12とは別に設けてもよい。
また、上記実施形態では、ポリパラキシレンにより形成された封止膜26を用いているが、PETやアルミニウムにより封止膜を用いてもよい。この場合には、封止膜がシンチレータ20を覆い、かつ、封止膜の端部が第2の平坦化膜39のテーパ状の端部よりも内側に位置するように形成することが好ましい。この封止膜の形成には、マスクを用いた蒸着法や、ホットメルト法を用いることができる。
また、上記実施形態では、保護膜24、光反射膜25、封止膜26をそれぞれ個別に形成しているが、これらを積層して1枚のシート状としたうえで、真空貼合装置を用いてシンチレータ20の表面に貼り付けてもよい。具体的には、図15に示すように、貼合せ装置110は、上側ステージ111と、下側ステージ112と、押圧部材113とを備えている。
上側ステージ111は、シンチレータ20が蒸着形成された光電変換パネル21をエア吸引によって保持している。シンチレータ20は、光電変換パネル21より下側に配置されている。下側ステージ112は、上側ステージ111の下方に配置されている。押圧部材113は、下側ステージ112上に設けられ、上側ステージ111と対向している。押圧部材113は、平面状の表面に凹凸形状を有する弾性材(例えば、独立気泡構造のスポンジ)で形成されている。この押圧部材113上には、保護膜24、光反射膜25、封止膜26が積層された3層構造の積層シート114が載置される。
保護膜24は、30μm〜100μmの厚みを有する粘着剤やホットメルト樹脂で形成されている。粘着剤としては、例えばパナクリーンPD−R5(パナック株式会社;「パナクリーン」は登録商標)や、DAITAC ZB7032W(DIC株式会社;「DAITAC」は登録商標)など、シート状の粘着剤が用いられる。また、ホットメルト樹脂としては、ポリエスターSP170(日本合成化学工業株式会社;「ポリエスター」は登録商標)、ヒロダイン7589(ヤスハラケミカル株式会社)、アロンメルトPES−111EE(東亜合成株式会社;「アロンメルト」は登録商標)などが用いられる。
光反射膜25は、5μm〜50μmの厚みを有するアルミニウムで形成されている。封止膜26は、10μm〜100μmの厚みを有するポリエチレンテレフタレート(PET)やナイロンで形成されている。
貼合せ装置110は、図16に示すように、昇降機構(図示せず)によって下側ステージ112を上側ステージ111に向けて上昇させる。押圧部材113は、シンチレータ20及び光電変換パネル21の形状に合わせて変形し、積層シート114を均等の力で押圧する。これにより、積層シート114がシンチレータ20及び光電変換パネル21の表面に密着する。この後、下側ステージ112が昇降機構により下降され、積層シート114によりシンチレータ20が被覆された光電変換パネル21が、貼合せ装置110から取り出される。
押圧部材113が独立気泡構造のスポンジの場合には、押圧部材113のシンチレータ20及び光電変換パネル21に対する加圧圧力は、0.1Mpa〜0.8Mpa程度であることが好ましい。この独立気泡構造のスポンジとしては、FR−200、FR−350(サンポリマー株式会社)、FR335、FR235(タイガースポリマー株式会社)、FSB735N(クレハエラストマー株式会社)などを用いることができる。
このように、積層シート114を押圧部材113で押圧してシンチレータ20及び光電変換パネル21の表面に貼り付けることにより、図17に示すように、積層シート114の表面に凹凸形状が形成される。この積層シート114の表面の凹凸形状は、押圧部材113の表面に存在する凹凸形状に対応している。この凹凸形状の凹部間の間隔Sは、柱状結晶20aの柱径D以上で、かつ積層シート114の光電変換パネル21の表面21aへの接触部分の幅Wより小さい範囲(D≦S≦W)となるように設定されている。また、凹凸形状の凹凸量(凹部と凸部との高さの差)Hは、5μm〜30μmとなるように設定されている。
もし、「D>S」であると、積層シート114をシンチレータ20に対して押圧したときに、柱状結晶20aの各先端部20cにそれぞれ異なる方向に力が加わってしまう。これにより、各先端部20cが隣接する柱状結晶20aに接触するなどして、破損する恐れがある。しかし、「D≦S」とすることで、少なくとも隣接する先端部20cにはほぼ均一な方向に力が加わるため、隣接する柱状結晶20a間の接触が防止され、各先端部20cの破損が防止される。
また、「S≦W」としているので、積層シート114の光電変換パネル21の表面21aへの接触部分には、少なくとも1つの凹部が生じている。この凹部は、凸部よりも光電変換パネル21の表面21aに対して強い力で密着する。このため、積層シート114の周縁部を、ホットプレス等の処理を別途行うことなく、押圧部材113による押圧力のみで光電変換パネル21の表面21aに密着させることができる。
また、積層シート114の表面の凹凸形状は、積層シート114上に配置される緩衝層27の衝撃等による位置ズレを防止する作用も奏する。
また、上記実施形態では、緩衝層27を、粘弾性を有する高分子材料やカーボンナノチューブで形成しているが、緩衝層27を透光性材料で形成してもよい。この透光性材料としては、アクリルゲルの透明シート(例えば、共同技研化学株式会社製のメークリンゲル(登録商標))や帯電防止性極薄シリコーンゴム(例えば、株式会社扶桑ゴム産業製のシリウス)が挙げられる。
このように緩衝層27を透光性とする場合には、図18に示すように、緩衝層27のシンチレータ20とは反対側に、第2の光電変換パネル120を設けることが可能となる。ここで、前述の光反射膜25は除去している。第2の光電変換パネル120は、前述の光電変換パネル(第1の光電変換パネル)21と同一の構成である。第2の光電変換パネル120は、シンチレータ20で発生され、緩衝層27を透過した可視光を光電変換して電荷を生成する。第1の光電変換パネル21に基づく画像データと、第2光電変換パネル120に基づく画像データとを合成することにより、高感度な画像が得られる。
また、上記実施形態では、TFT32の活性層32aをアモルファスシリコンにより形成しているが、これに代えて、非晶質酸化物(例えば、In−O系)、有機半導体材料、カーボンナノチューブなどにより形成してもよい。
また、上記実施形態では、PD33の半導体層33bをアモルファスシリコンにより形成しているが、これに代えて、有機光電変換材料(例えば、キナクリドン系有機化合物やフタロシアニン系有機化合物)により形成してもよい。アモルファスシリコンは、幅広い吸収スペクトルを持つが、有機光電変換材料は、可視域にシャープな吸収スペクトルを持つため、シンチレータ20で発光された可視光以外の電磁波を吸収することが殆どなく、ノイズを抑制することができる。
なお、上記した各変形例は、適宜組み合わせて用いてもよい。また、上記実施形態では、放射線としてX線を用いているが、γ線やα線等、X線以外の放射線を用いてもよい。さらに、上記実施形態では、可搬型の放射線画像検出装置である電子カセッテを例に挙げて本発明を説明しているが、本発明は、立位型や臥位型の放射線画像検出装置や、マンモグラフィ装置等にも適用可能である。
10 X線画像検出装置
20 シンチレータ
20a 柱状結晶
20b 非柱状結晶層
20d 異常成長結晶
21 光電変換パネル
24 保護膜
25 光反射膜
26 封止膜
27 緩衝層
27a 接着層
31 画素
71 スペーサ
72 封止膜
80 透光性基板
90,91,92,93 粘着層

Claims (19)

  1. ヨウ化セシウムを含有し、放射線を可視光に変換するシンチレータと、
    前記シンチレータが蒸着され、前記可視光を光電変換して電荷を生成する複数の画素が形成された光電変換パネルと、
    前記シンチレータの表面に設けられ、前記シンチレータの表面に生じた突起を保護する緩衝層と、
    撮影時に放射線源から放射線が入射する側から、前記光電変換パネル、前記シンチレータ、前記緩衝層の順番に配置されていることを特徴とする放射線画像検出装置。
  2. 前記緩衝層の前記シンチレータとは反対側に支持基板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像検出装置。
  3. 前記支持基板は、前記光電変換パネルにより生成された電荷に基づいて画像データを生成する信号処理部が設けられた回路基板であることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像検出装置。
  4. 前記光電変換パネル、前記シンチレータ、前記緩衝層、前記支持基板は、モノコック構造の筐体に収容されていることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像検出装置。
  5. 前記光電変換パネルと前記支持基板との間を支持するスペーサを備えることを特徴とする請求項2から4いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  6. 前記スペーサは、前記シンチレータの周囲を覆っていることを特徴とする請求項5に記載の放射線画像検出装置。
  7. 前記緩衝層の前記シンチレータ側の面に粘着層が形成されていることを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  8. 前記粘着層の前記シンチレータ側の面の粘着力は、前記緩衝層側の面の粘着力より弱いことを特徴とする請求項7に記載の放射線画像検出装置。
  9. 前記緩衝層は、粘弾性を有することを特徴とする請求項1から8いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  10. 前記緩衝層は、高分子材料またはカーボンナノチューブで形成されていることを特徴とする請求項9に記載の放射線画像検出装置。
  11. 前記緩衝層は、導電性を有することを特徴とする請求項9または10に記載の放射線画像検出装置。
  12. 前記シンチレータは、非柱状結晶層と、この非柱状結晶層上に形成された複数の柱状結晶とを有し、前記非柱状結晶層は前記光電変換パネルに密着しており、前記突起は、異常成長した前記柱状結晶の先端部であることを特徴とする請求項1から11いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  13. 前記シンチレータの周囲を覆う封止膜を備えることを特徴とする請求項12に記載の放射線画像検出装置。
  14. 前記緩衝層は、一端が前記支持基板に接着され、他端が前記封止膜に押し当てられていることを特徴とする請求項13に記載の放射線画像検出装置。
  15. 前記複数の柱状結晶の先端部から放出された可視光を反射する光反射膜を備えることを特徴とする請求項13または14に記載の放射線画像検出装置。
  16. 前記複数の柱状結晶の先端部を覆う保護膜を備え、
    前記光反射膜は前記保護膜上に形成されており、前記封止膜は前記光反射膜上を覆っていることを特徴とする請求項15に記載の放射線画像検出装置。
  17. 前記画素は、可視光を電荷に変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードにより生成された電荷を読み出すためのスイッチング素子とを有することを特徴とする請求項1から16いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  18. 前記光電変換パネルの放射線の入射側とは反対側に、可視光を透過させる透光性基板を備え、
    前記シンチレータは、前記透光性基板に蒸着されていることを特徴とする請求項1から17いずれか1項に記載の放射線画像検出装置。
  19. 前記透光性基板は、OPSフィルムであることを特徴とする請求項18に記載の放射線画像検出装置。
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