JP2014080875A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の圧縮機では、マフラ部材の剛性が低いために、マフラ部材の振動が大きくなり、騒音が発生する問題がある。
【解決手段】圧縮機は、フロントヘッド50(ヘッド部材)と、フロントヘッド50に取り付けられたマフラ部材40とを備える。フロントヘッド50は、シリンダの一端面に配置された本体部51と、本体部51からシリンダと反対側に突出した筒状の軸受け部52とを有する。マフラ部材40は、本体部51に固定された環状のシール部41と、シール部41からシリンダと反対側に延在してフロントヘッド50との間にマフラ空間Aを形成するマフラ空間形成部42とを有する。そして、フロントヘッド50が、マフラ空間A内においてマフラ部材40と当接する支持部材55、56を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッド部材と、ヘッド部材に取り付けられたマフラ部材とを備える圧縮機に関する。
従来から、圧縮機では、圧縮された冷媒が吐出される吐出孔を有するヘッド部材に、吐出孔を覆うようにマフラ部材を取り付けてマフラ空間を形成し、吐出孔からの吐出に伴って発生する騒音を低減させている(例えば、特許文献1参照)。また、近年の圧縮機開発においては、圧縮機の大きさを変更せずに、モータの回転数を増加させて、圧縮される冷媒の容量を増大させる傾向にある。
特許4911147号公報
圧縮される冷媒の容量が増大する場合、それに合わせてマフラ空間の容積を増加させる必要がある。しかしながら、マフラ部材の高さを高くするなどしてマフラ部材を大型化すると、マフラ部材の剛性が低下して、マフラ部材の振動が大きくなり、騒音が発生する問題がある。
そこで、本発明は、マフラ部材の振動を低減することができる圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明に係る圧縮機は、ヘッド部材と、前記ヘッド部材に取り付けられたマフラ部材とを備え、前記ヘッド部材は、シリンダの一端面に配置された本体部と、前記本体部から前記シリンダと反対側に突出した筒状の軸受け部とを有し、前記マフラ部材は、前記本体部に固定された環状のシール部と、前記シール部から前記シリンダと反対側に延在して前記ヘッド部材との間にマフラ空間を形成するマフラ空間形成部とを有し、前記ヘッド部材及び前記マフラ部材の一方が、前記マフラ空間内において他方と当接する支持部材を有していることを特徴とする。
この圧縮機では、ヘッド部材及びマフラ部材の一方が、マフラ空間内において他方と当接する支持部材を有しているので、この支持部材によってマフラ空間形成部を支持することができる。その結果、マフラ部材の振動を低減することが可能となる。
第2の発明に係る圧縮機は、第1の発明において、前記マフラ空間形成部が、前記シール部から前記軸受け部の外周面と対向するように延在した筒状の側面部と、前記側面部の端部から前記本体部と対向するように延在した平面部とを有し、前記支持部材が、前記ヘッド部材の一部であって、前記マフラ空間内において前記平面部と当接することを特徴とする。
この圧縮機では、支持部材がマフラ空間内においてマフラ部材の平面部と当接しているので、マフラ空間形成部のうち特に振動が大きい平面部を支持部材によって支持することができる。その結果、マフラ部材の振動を効果的に低減することが可能となる。また、支持部材がヘッド部材の一部であるので、支持部材がマフラ部材の一部である場合に比べて、成形が容易となる。
第3の発明に係る圧縮機は、第2の発明において、前記軸受け部が、前記平面部に形成された軸受け孔に挿通されており、前記支持部材が、板状部材であって、前記軸受け部の外周面及び前記本体部から延在すると共に前記側面部及び前記平面部に当接しており、前記支持部材が配置された断面の一部において前記マフラ空間が周方向に解放されていることを特徴とする。
この圧縮機では、支持部材が、マフラ空間内において軸受け部の外周面及び本体部から延在すると共に側面部及び平面部に当接しているので、支持部材の剛性を向上できると共に、支持部材によってマフラ空間形成部を支持する面積を大きくすることができる。その結果、マフラ部材の振動をより効果的に低減することが可能となる。
また、支持部材が配置された断面の一部においてマフラ空間が周方向に解放されているので、周方向に冷媒を通過させることができると共に、当該断面の一部が流路断面積を狭める絞り通路となる。その結果、従来技術(例えば、特許文献1)のように絞り通路を形成するための絞り部をマフラ部材に形成する必要がなく、簡易な構造によりマフラ部材から吐出される冷媒による騒音を低減できる。また、絞り通路を形成するための絞り部を形成する場合に比べて、絞り通路の流路断面積の精度を向上できる。
第4の発明に係る圧縮機では、第3の発明において、前記断面の一部が、前記支持部材の前記マフラ部材側の端部に形成された切欠きによって構成されていることを特徴とする。
この圧縮機では、支持部材のうちマフラ部材側の端部に形成された切欠きによって、上記断面の一部が構成されているので、支持部材を有するヘッド部材を金属粉を焼結することにより製造できる。その結果、ヘッド部材の製造が容易となる。
第5の発明に係る圧縮機では、第3の発明において、前記断面の一部が、前記支持部材の内側に配置された孔によって構成されていることを特徴とする。
この圧縮機では、支持部材が配置された断面において、支持部材をマフラ空間内における軸受け部の外周面及び本体部の上面の面全体から突出させると共に、マフラ部材の側面部及び平面部の面全体と当接させることができる。そのため、支持部材の剛性をさらに向上できると共に、支持部材によってマフラ空間形成部を支持する面積をさらに大きくすることができる。その結果、マフラ部材の振動をより効果的に低減することが可能となる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、ヘッド部材及びマフラ部材の一方が、マフラ空間内において他方と当接する支持部材を有しているので、この支持部材によってマフラ空間形成部を支持することができる。その結果、マフラ部材の振動を低減することが可能となる。
第2の発明では、支持部材がマフラ空間内においてマフラ部材の平面部と当接しているので、マフラ空間形成部のうち特に振動が大きい平面部を支持部材によって支持することができる。その結果、マフラ部材の振動を効果的に低減することが可能となる。また、支持部材がヘッド部材の一部であるので、支持部材がマフラ部材の一部である場合に比べて、成形が容易となる。
第3の発明では、支持部材が、マフラ空間内において軸受け部の外周面及び本体部から延在すると共に側面部及び平面部に当接しているので、支持部材の剛性を向上できると共に、支持部材によってマフラ空間形成部を支持する面積を大きくすることができる。その結果、マフラ部材の振動をより効果的に低減することが可能となる。
また、支持部材が配置された断面の一部においてマフラ空間が周方向に解放されているので、周方向に冷媒を通過させることができると共に、当該断面の一部が流路断面積を狭める絞り通路となる。その結果、従来技術(例えば、特許文献1)のように絞り通路を形成するための絞り部をマフラ部材に形成する必要がなく、簡易な構造によりマフラ部材から吐出される冷媒による騒音を低減できる。また、絞り通路を形成するための絞り部を形成する場合に比べて、絞り通路の流路断面積の精度を向上できる。
第4の発明では、支持部材のうちマフラ部材側の端部に形成された切欠きによって、上記断面の一部が構成されているので、支持部材を有するヘッド部材を金属粉を焼結することにより製造できる。その結果、ヘッド部材の製造が容易となる。
第5の発明では、支持部材が配置された断面において、支持部材をマフラ空間内における軸受け部の外周面及び本体部の上面の面全体から突出させると共に、マフラ部材の側面部及び平面部の面全体と当接させることができる。そのため、支持部材の剛性をさらに向上できると共に、支持部材によってマフラ空間形成部を支持する面積をさらに大きくすることができる。その結果、マフラ部材の振動をより効果的に低減することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る圧縮機の縦断面図である。 図1に示した圧縮機のII−II線断面図である。 図2のIII−III線におけるヘッド部材とマフラ部材の断面図である。 図1に示すマフラ部材の平面図である。 図1に示すヘッド部材の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧縮機の図3に示す断面図に相当する断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧縮機の図2に示す断面図に相当する断面図である。 図7のVIII−VIII線におけるヘッド部材とマフラ部材の断面図である。 図7に示すヘッド部材の平面図である。 本発明の第4実施形態に係る圧縮機の図3に示す断面図に相当する断面図である。 本発明の第5実施形態に係る圧縮機の図3に示す断面図に相当する断面図である。 図11に示すヘッド部材の平面図である。 本発明の第6実施形態に係る圧縮機の図3に示す断面図に相当する断面図である。 本発明の第7実施形態に係る圧縮機の縦断面図である。 本発明の第7実施形態に係る圧縮機の図3に示す断面図に相当する断面図である。 本発明の支持部材におけるヘッド部材側の端部を示すためのヘッド部材の参考断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための形態について説明する。
[第1実施形態]
[圧縮機1]
まず、図1〜図5を参照しつつ本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態にかかる圧縮機1は、図1に示すように、密閉ケーシング10と、密閉ケーシング10内に配置される駆動機構20及び圧縮機構30とを備えている。この圧縮機1は、導入管11から導入された冷媒(本実施形態では、CO2)を圧縮して、排出管12から排出する。また、この圧縮機1は、例えば空調装置などの冷凍サイクルに組み込まれて使用され、図1に示す向き、即ち、シャフト22の向きが上下方向となる向きに設置される。なお、図1においては、ハッチングの一部を省略して表示している。
密閉ケーシング10の上部には、圧縮された冷媒を排出するための排出管12と、駆動機構20の後述する固定子21bのコイルに電流を供給するためのターミナル端子13が設けられている。密閉ケーシング10の側部には、冷媒を圧縮機1に導入するための導入管11が設けられている。また、密閉ケーシング10の下部には、圧縮機構30の摺動部の動作を滑らかにするための潤滑油14が貯留されている。
[駆動機構20]
駆動機構20は、圧縮機構30を駆動するために設けられており、駆動源となるモータ21と、モータ21に取り付けられるシャフト22とを備えている。
モータ21は、密閉ケーシング10の内面に固定されている略円筒状の固定子21bと、この固定子21bの径方向内側にエアギャップを介して配置される回転子21aとを備えている。回転子21aは磁石を有し、固定子21bはコイルを有している。ターミナル端子13からケーブル(図示省略)を介して固定子21bのコイルに電流が供給されると、電磁力が発生し、この電磁力によって回転子21aは回転する。また、固定子21bの外周面は、図示しない切欠が形成され、固定子21bと密閉ケーシング10との間には、上下方向に貫通した隙間(図示省略)が形成されている。
シャフト22は、駆動機構20の駆動力を圧縮機構30に伝達するために設けられている。シャフト22は、回転子21aの内周面に固定されており、回転子21aと一体的に回転する。また、シャフト22には、後述するシリンダ60のシリンダ室60a内に位置するように、偏心部22aが設けられている。偏心部22aは、略円柱形状であって、その軸心がシャフト22の回転中心から偏心している。偏心部22aの外周面には、後述するローラ61aが装着されており、シャフト22を回転させることにより、偏心部22aおよびローラ61aが偏心回転運動する。
[圧縮機構30]
圧縮機構30は、導入管11から導入された冷媒を圧縮するために設けられている。圧縮機構30は、シャフト22の回転軸方向に沿って上から下に向かって、マフラ部材40と、フロントヘッド50(ヘッド部材)と、シリンダ60及びピストン61と、リアヘッド70とを備えている。
[マフラ部材40]
マフラ部材40は、フロントヘッド50の上側に取り付けられており、フロントヘッド50との間にマフラ空間Aを形成している。この構成により、冷媒の吐出に伴う騒音の低減を図っている。マフラ部材40は、フロントヘッド50の後述する本体部51の上面51aに固定されるシール部41と、シール部41の内側端部41a(図3参照)から上方に突出するように延在してフロントヘッド50との間にマフラ空間Aを形成するマフラ空間形成部42とから構成されている。このマフラ部材40は、板金(金属平板)を絞り加工等することで製造されている。但し、マフラ部材40は、絞り加工以外の方法で製造されていてもよい。
図2〜図4に示すように、マフラ空間形成部42は、シール部41の内側端部41aから後述する軸受け部52の外周面52aと対向するように延在した略円筒状の側面部43と、側面部43の端部43aから本体部51の上面51aと対向するように径方向内側に延在した略円環円盤状の平面部44とを有する。この平面部44には、軸受け部52が貫通する軸受け孔44aと、マフラ空間Aから冷媒を外部に吐出するための2つの吐出口44b、44cが形成されている。2つの吐出口44b、44cは、図2に示すように、上方から見て、シャフト22を中心とした対称な位置(180°ずれた位置)に形成され、かつ、フロントヘッド50の後述する吐出ポート53cと90°異なる位置に形成されている。
シール部41は、円環状であって、側面部43の下端(即ち、内側端部41a)から径方向外側に延在している。シール部41には、ボルト孔41d、41eがそれぞれ形成された締結部41b、41cが設けられている。図2に示すように、このボルト孔41d、41eに挿通されるボルト45、45によって、マフラ部材40はフロントヘッド50に取り付けられている。
このマフラ部材40は、従来のマフラ部材(例えば、特許文献1に記載のマフラ部材)と比較して、その高さが高くされている。具体的には、側面部43の上下方向の長さが、従来のマフラ部材に比べて長くされている。その結果、マフラ部材40のマフラ空間Aは、従来のマフラ空間に比べて容量が大きい。但し、マフラ部材40の形状及びマフラ空間Aの容量は、適宜定められればよく、マフラ部材40の形状が従来のマフラ部材の形状と同じであってもよい。
[フロントヘッド50]
フロントヘッド50(ヘッド部材)は、シリンダ60の上面に配置され、シリンダ60のシリンダ室60aの上方の開口を閉塞する。このフロントヘッド50は、図3及び図5に示すように、シャフト22が回転可能に内挿される軸受け孔51bが形成された環状円盤状の本体部51と、軸受け孔51bを囲むように本体部51から上方に突出し、かつマフラ部材40の平面部44に形成された軸受け孔44aに挿通された円筒状の軸受け部52と、軸受け部52及び本体部51から突出した2つの支持部材55、56とから構成されている。
本体部51の上面51aには、凹部53が形成されている。この凹部53は、平面視が扇状の扇状凹部53aと、扇状凹部53aの径方向の一辺から延在する弁収容凹部53bとから構成されている。扇状凹部53aの底面には、後述するシリンダ室60aと連通し、シリンダ室60aにおいて圧縮された冷媒が吐出される吐出孔53cが形成されている。
また、凹部53内には、吐出孔53cの出口を開閉する吐出弁54aと、この吐出弁54aの上面に配置され、吐出弁54aの開放を規制する押さえ部材54bとが配置されている。この吐出弁54aと押さえ部材54bの基端部は、弁収容凹部53bの底面に形成されたピン嵌合孔53dに嵌め込まれたピン(図示省略)によって固定されている。シリンダ室60aから吐出孔53cに送られた冷媒の圧力により、吐出弁54の先端部(図5中右端部)が上方に押し上げられて、吐出孔53cから冷媒が吐出される。
また、本体部51には、マフラ部材40のボルト孔41d、41eに対応する位置に、ボルト孔51c、51dが形成されている。ボルト45はこのボルト孔51c、51dに螺合されている。
支持部材55、56は、板状部材であって、図3に示すように、マフラ空間A内における軸受け部52の外周面52a及び本体部51の上面51aから突出し(径方向外側及び上方に延在し)、マフラ空間A内において、マフラ部材40の側面部43及び平面部44と当接している。支持部材55、56は、図2に示すように、上方から見て、吐出ポート53cと2つの吐出口44b、44cとの間に配置されている。
支持部材55は、支持部材55が配置された断面(図3の右片側断面)において、マフラ空間A内における外周面52a及び上面51aの面全体から突出している。一方、支持部材56は、支持部材56が配置された断面(図3の左片側断面)において、上面51aのうち弁収容凹部53bを形成する部分には配置されないようになっている。この支持部材56は、吐出弁54aの開放を規制する押さえ部材54bよりも上方に配置されており、吐出弁54aの開閉の妨げとはならない。
支持部材55、56には、その角(側面部43及び平面部44との近接部分)に切欠き57、57が各々形成されている。この切欠き57、57は、マフラ空間Aを、支持部材55、56が配置された断面の一部において、周方向(図3において紙面と直交する方向)に解放する役割を果たしている。また、切欠き57、57によって、冷媒の流路断面積を狭める絞り通路58、58が形成される。
上記のように構成されたフロントヘッド50は、金属粉を焼結することで製造されるが、鋳造や削り出し加工等の焼結以外の方法で製造されていてもよい。
[シリンダ60]
図1および図2に示すように、シリンダ60は、略円筒形状の部材であって、その外周面が密閉ケーシング10の内周面に固定されている。シリンダ60には、水平断面が略円形状のシリンダ室60aと、このシリンダ室60aに連通し、導入管11が内嵌される導入路60bとが形成されている。シリンダ室60a内には、ピストン61が配置されている。上述したように、シリンダ室60aは吐出孔53cを介してマフラ空間Aと連通している。
ピストン61は、偏心部22aの外周面に回転可能に装着された円筒状のローラ61aと、このローラ61aの外周面からに径方向外側に延在し、先端がシリンダ60に揺動可能かつ前記延在方向に進退可能に支持されたブレード(図示省略)とから構成されている。シャフト22の回転により、ローラ61aはシリンダ室60aの内周面に接しつつ偏心回転運動する。これにより、ローラ61aの外周面とブレードとシリンダ室60aとによって囲まれる空間の容積が変化するため、シリンダ室60a内に導入された冷媒が圧縮される。
[リアヘッド70]
リアヘッド70は、シリンダ60の下面に固定され、シリンダ60のシリンダ室60aの下方の開口を閉塞している。また、リアヘッド70には、シャフト22が回転可能に内挿されている。
[圧縮機1の動作]
次に、圧縮機1の動作について説明する。
この圧縮機1では、導入管11および導入路60bを介してシリンダ室60aに冷媒を導入してから、モータ21の駆動によりローラ61aを偏心回転させることによって、シリンダ室60a内において冷媒を圧縮する。シリンダ室60aで圧縮された冷媒は、フロントヘッド50の吐出孔53cからマフラ空間A内に吐出された後、絞り通路58、58を通過し、その後、マフラ部材40の吐出口44b、44cを介して圧縮機構30の外部に吐出される。圧縮機構30から吐出された冷媒は、固定子21bと回転子21aとの間のエアギャップ等を通過した後、排出管12から排出される。
[第1実施形態の圧縮機の特徴]
第1実施形態の圧縮機1には、以下の特徴がある。この圧縮機1では、フロントヘッド50(ヘッド部材)が、マフラ空間A内において、マフラ部材40のマフラ空間形成部42と当接する支持部材55、56を有している。そのため、この支持部材55、56によってマフラ空間形成部42を支持することができる。その結果、マフラ部材40の振動を低減することが可能となる。
また、第1実施形態の圧縮機1では、支持部材55、56が、マフラ空間A内において、平面部44と当接している。そのため、支持部材55、56によって、マフラ空間形成部42のうち特に振動が大きい平面部44を支持することができる。その結果、マフラ部材40の振動を効果的に低減することが可能となる。また、支持部材55、56がフロントヘッド50の一部であるので、支持部材55、56がマフラ部材40の一部である場合に比べて、その成形が容易となる。即ち、マフラ部材40が支持部材を有さないので、マフラ部材を従来と同様、絞り加工により製造できる。
また、第1実施形態の圧縮機1では、支持部材55、56が、マフラ空間A内において、外周面52a及び上面51aから延在すると共に側面部43及び平面部44に当接している。そのため、支持部材55、56の剛性を向上できると共に、支持部材55、56によってマフラ空間形成部42を支持する面積を大きくすることができる。その結果、マフラ部材40の振動をより効果的に低減することが可能となる。
また、第1実施形態の圧縮機1では、支持部材55、56の角(マフラ部材40側の端部(詳細は後述))に切欠き57、57が形成されることによって、支持部材55、56が配置された断面の一部(絞り通路58、58)において、マフラ空間Aが周方向に解放されている。そのため、周方向に冷媒を通過させることができると共に、切欠き57、57によって流路断面積を狭める絞り通路58、58を形成することができる。その結果、従来技術(例えば、特許文献1)のように絞り通路を形成するための絞り部をマフラ部材40に形成する必要がなく、簡易な構造によりマフラ部材40の吐出口44b、44cから吐出される冷媒による騒音を低減できる。また、絞り通路を形成するための絞り部を形成する場合に比べて、絞り通路の流路断面積の精度を向上できる。
また、第1実施形態の圧縮機1では、支持部材55、56が、軸受け部52の外周面52a及び本体部51の上面51aから延在しているので、フロントヘッド50の軸受け部52の剛性を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、図6を参照しつつ本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態の圧縮機1では、支持部材55、56の角に形成された切欠き57、57によって、マフラ空間Aが周方向に解放されている。一方、第2実施形態の圧縮機は、図6に示すように、支持部材155、156の各々内側に形成された孔157、157によって、マフラ空間Aが周方向に解放されている。第2実施形態は、上記の点で第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態と同様である。なお、第2実施形態の圧縮機のうち第1実施形態の圧縮機と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
支持部材155は、支持部材155が配置された断面(図6の右片側断面)において、マフラ空間Aを孔157以外の部分で閉鎖するように配置されている。一方、支持部材156は、支持部材156が配置された断面(図6の左片側断面)において、マフラ空間Aを孔157及び弁収容凹部53b以外の部分で閉鎖するように配置されている。
支持部材155、156には、その内側に上述した孔157、157が各々形成されている。この孔157、157は、円形である(但し、円形に限られるものではない)。ここで、本願でいう「支持部材の内側に形成された孔」とは、支持部材によって画定され、かつ、マフラ空間A内において周方向に開口した孔を言う。また、この孔157、157は、マフラ空間Aを、支持部材155、156が配置された断面の一部において、周方向(図6において紙面と直交する方向)に解放する役割を果たし、孔157、157によって、冷媒の流路断面積を狭める絞り通路158、158が形成される。
上記のように構成されたフロントヘッド150は、鋳造や削り出し加工等の焼結以外の方法で製造されるが、焼結により製造してもよい。但し、焼結により製造する場合、孔157、157を後加工する必要がある。
[第2実施形態の圧縮機の特徴]
第2実施形態の圧縮機には、以下の特徴がある。第2実施形態の圧縮機では、支持部材155、156の内側に各々形成された孔157、157によって、上記断面の一部(絞り通路158、158)が構成されている。よって、支持部材155、156が配置された断面において、支持部材155、156をマフラ空間A内における軸受け部52の外周面52a及び本体部51の上面51aの面全体から突出させると共に、マフラ部材40の側面部43及び平面部44の面全体と当接させることができる。その結果、支持部材155、156の剛性を向上できると共に、第1実施形態の支持部材55、56に比べて、支持部材155、156がマフラ空間形成部42を支持する面積を大きくすることができる。したがって、マフラ部材40の振動をより効果的に低減することが可能となる。
[第3実施形態]
次に、図7〜図9を参照しつつ本発明の第3実施形態について説明する。第1実施形態の圧縮機1では、図2及び図3に示すように、支持部材56が、凹部53の弁収容凹部53bの上方を閉塞するように配置されている。一方、第3実施形態の圧縮機では、図9に示すように、支持部材256が弁収容凹部53bの長手方向に沿って配置され、支持部材256が凹部53の弁収容凹部53bの上方を閉塞しないようになっている。第3実施形態は、上記の点で第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態と同様である。なお、第3実施形態の圧縮機のうち第1実施形態の圧縮機と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
[第3実施形態の圧縮機の特徴]
第3実施形態の圧縮機には、以下の特徴がある。第3実施形態の圧縮機では、支持部材256が弁収容凹部53bの長手方向に沿って配置され、支持部材256が弁収容凹部53bの上方を閉塞しないようになっている。よって、第1実施形態のように、焼結により支持部材を有するフロントヘッドを製造した後に、弁収納凹部53bを後加工する必要がない。その結果、支持部材を有するフロントヘッドをさらに容易に製造することができる。
[第4実施形態]
次に、図10を参照しつつ本発明の第4実施形態について説明する。第1実施形態の圧縮機1では、図2及び図3に示すように、凹部53の弁収容凹部53bの上方を閉塞するように支持部材56が配置されている。一方、第4実施形態の圧縮機では、図10に示すように、支持部材356が凹部53の弁収容凹部53bの上方を閉塞しないように配置されている。第4実施形態は、上記の点で第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態と同様である。なお、第4実施形態の圧縮機のうち第1実施形態の圧縮機と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
第4実施形態にかかる支持部材356は、2つの支持部材356a、356bとからなる。支持部材356aは、支持部材356が配置された断面(図10の左片側断面)において、マフラ空間A内における外周面52aの面全体及び上面51aの一部から突出し、平面部44の一部に当接している。一方、支持部材356bは、上面51aの一部から突出し、側面部43の一部に当接している。これら、支持部材356a、356bは、上方から見て、弁収容凹部53bを閉塞しないように配置されている。また、支持部材356a、356bによって絞り通路358が形成される。なお、支持部材356bは、支持部材356が配置された断面(図10の左片側断面)において、マフラ空間A内における側面部43の面全体、及び平面部44の一部に当接していてもよい。
[第4実施形態の圧縮機の特徴]
第4実施形態の圧縮機には、以下の特徴がある。第4実施形態の圧縮機では、支持部材356が凹部53の弁収容凹部53bの上方を閉塞しないように配置されている。よって、第1実施形態のように、焼結により支持部材を有するフロントヘッドを製造した後に、弁収納凹部53bを後加工する必要がない。その結果、支持部材を有するフロントヘッドをさらに容易に製造することができる。
[第5実施形態]
次に、図11及び図12を参照しつつ本発明の第5実施形態について説明する。第4実施形態の圧縮機1では、凹部53の弁収容凹部53bの上方を閉塞しないように支持部材356が配置されている。一方、第5実施形態の圧縮機では、図11に示すように、支持部材456が、3つの支持部材456a、456b、及び456cから構成されている。第5実施形態は、上記の点で第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態と同様である。なお、第5実施形態の圧縮機のうち第1実施形態の圧縮機と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
第5実施形態にかかる支持部材456は、3つの支持部材456a、456b、及び456cからなる。支持部材456aは、支持部材456が配置された断面(図11の左片側断面)において、マフラ空間A内における外周面52aの面全体及び上面51aの一部から突出し、平面部44の一部に当接している。一方、支持部材456bは、マフラ空間A内における上面51aの一部から突出し、側面部43の一部に当接している。これら支持部材456a、456bは、上方から見て、弁収容凹部53bを閉塞しないように配置されている。
一方、支持部材456cは、支持部材456a及び456bに着脱自在に支持されており、側面部43及び平面部44の一部と当接している。支持部材456cと支持部材456a及び456bとの連結は、図12に示すように、支持部材456a、456bに各々形成された溝456d、456eに、支持部材456cに形成された2つの突起456f、456gを各々係合することにより行われる。また、支持部材456a、456b、及び456cにより絞り通路458が形成されている。
[第5実施形態の圧縮機の特徴]
第5実施形態の圧縮機には、以下の特徴がある。第5実施形態の圧縮機では、支持部材456a、456bが凹部53の弁収容凹部53bの上方を閉塞しないように配置されている。また、支持部材456cが支持部材456a及び支持部材456bに着脱自在に支持されている。よって、支持部材456a、456cを有するフロントヘッドを製造した後に、支持部材456cを取り付けることにより支持部材456を有するフロントヘッドを製造できるので、第1実施形態のように焼結により支持部材を有するフロントヘッドを製造した後に、弁収納凹部53bを後加工する必要がない。また、支持部材456cにより、第4実施形態に比べて、流路断面積を十分に狭めた絞り通路458を形成でき、かつ、ヘッド部材によってマフラ空間形成部42を支持する面積を大きくできる。その結果、マフラ部材40の振動を十分に低減したフロントヘッドを容易に製造できる。
[第6実施形態]
次に、図13を参照しつつ本発明の第6実施形態について説明する。第1実施形態の圧縮機では、フロントヘッド50が支持部材を有している。一方、第6実施形態の圧縮機では、図13に示すように、マフラ部材が支持部材を有している。第6実施形態は、上記の点で第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態と同様である。なお、第6実施形態の圧縮機のうち第1実施形態の圧縮機と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
支持部材545、546は、マフラ部材540に一体に成形されている。この支持部材545、546は、板状部材であって、第1実施形態と同様、吐出ポート53cと2つの吐出口44b、44cとの間に配置されている。支持部材545、546は、支持部材545、546が配置された断面において(図13に示す断面)、マフラ部材40の側面部43及び平面部44の面全体から突出し(径方向内側及び下方のに延在し)、軸受け部52の外周面52a及び本体部51の上面51aに当接している。
支持部材545、546には、その角(本体部51及び軸受け部52との近接部分)に切欠き547、547が各々形成されている。この切欠き547、547は、マフラ空間Aを、支持部材545、546が配置された断面の一部において、周方向(図13において紙面と直交する方向)に解放する役割を果たしている。また、切欠き547、547によって、冷媒の流路断面積を狭める絞り通路548、548が形成される。
このマフラ部材540は、金属粉を焼結することで製造されるてもよいし、鋳造や削り出し加工等の焼結以外の方法で製造されていてもよい。
[第6実施形態の圧縮機の特徴]
第6実施形態の圧縮機には、以下の特徴がある。第6実施形態の圧縮機は、マフラ部材540が支持部材545、546を有し、支持部材545、546がフロントヘッド50の軸受け部52の外周面52a及び本体部51の上面51aに当接している。よって、支持部材545、546がフロントヘッド50に当接することにより、フロントヘッド50によってマフラ部材540を間接的に支持することができる。よって、マフラ部材540が支持部材545、546を有する場合においても、マフラ部材540の振動を低減することができる。
[第7実施形態]
次に、図14及び図15を参照しつつ本発明の第7実施形態について説明する。第1〜第6実施形態の圧縮機では、1シリンダ型の圧縮機のマフラ部材とフロントヘッドとによって形成されるマフラ空間A内に支持部材を配置した例について説明した。一方、第7実施形態の圧縮機601では、図14及び図15に示すように、2シリンダ型の圧縮機のリアヘッド670(ヘッド部材)側のマフラ部材680とリアヘッド670とによって形成されるマフラ空間A内に支持部材675、676を配置した。第7実施形態は、上記の点で第1実施形態と異なる。なお、2シリンダ型の圧縮機の詳細な構成については、公知なものであるためその説明を省略する。また、2シリンダ型の圧縮機のフロントヘッド650(ヘッド部材)とマフラ部材640とによって形成されるマフラ空間B内にも支持部材を配置してもよい。
マフラ部材680は、リアヘッド670の下側に取り付けられており、リアヘッド670との間にマフラ空間Aを形成している。この構成により、冷媒の吐出に伴う騒音の低減を図っている。図15に示すように、マフラ部材680は、リアヘッド670の本体部671の側面671bに固定された環状のシール部681と、シール部681から下方に延在してリアヘッド670との間にマフラ空間Aを形成するマフラ空間形成部682とから構成されている。このマフラ部材680は、板金(金属平板)を絞り加工等することで製造されている。但し、マフラ部材680は、絞り加工以外の方法で製造されていてもよい。
マフラ空間形成部682は、シール部681からリアヘッド670の軸受け部672の外周面672aと対向するように延在した略円筒状の側面部683と、側面部683の端部683aから本体部671の下面671aと対向するように径方向内側に延在した略円環円盤状の平面部684とを有する。平面部684は、フロントヘッド670の軸受け部672の下端にボルト685、685によって固定されている。また、平面部684には、シャフト622が挿通されるための挿通孔684aが形成されている。
支持部材675、676は、リアヘッド670に一体に成形されている。この支持部材675、676は、板状部材であって、下方から見て、リアヘッド670に形成された吐出ポート(図示省略)と、当該吐出ポートからマフラ空間Aに吐出された冷媒をマフラ空間Bに合流させる貫通孔(図示省略)との間に配置されている。上記貫通孔(図示省略)は、リアヘッド670、フロントヘッド650、及びシリンダ660のうちシリンダ室660aよりも外周側の領域を貫通し、かつシャフト622の軸方向から見て、シャフト622に対して、上記吐出ポート(図示省略)と略180°異なる位置に形成されている。
支持部材675、676は、板状部材であって、支持部材675、676が配置された断面(図15に示す断面)において、マフラ空間A内における軸受け部672の外周面672a及び本体部671の下面671aの面全体から突出し(径方向外側及び下方に延在し)、マフラ部材680の側面部683及び平面部684と当接している。
支持部材675、676には、その角(側面部683及び平面部684との近接部分)に切欠き677、677が各々形成されている。この切欠き677、677は、マフラ空間Aを、支持部材675、676が配置された断面の一部において、周方向(図15において紙面と直交する方向)に解放する役割を果たしている。また、切欠き677、677によって、冷媒の流路断面積を狭める絞り通路678、678が形成される。
[第7実施形態の圧縮機の特徴]
第7実施形態の圧縮機には、以下の特徴がある。第7実施形態の圧縮機は、リアヘッド670とマフラ部材680とによって形成されたマフラ空間A内に支持部材675、676が配置されている。よって、支持部材をリアヘッド側にも適用できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、具体的な構成は、上記各実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記各実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態の支持部材は、軸受け部52の外周面52a及び本体部51の上面51aの双方から突出しているが、外周面52a及び上面51aのいずれか一方から突出したものであってもよい。また、上記実施形態の支持部材は、側面部43及び平面部44の双方に当接しているが、側面部43及び平面部44のいずれか一方に当接していればよい。
また、上記実施形態では、マフラ空間形成部42が、シール部41の内側端部41aから軸受け部52の外周面52aと対向するように延在した筒状の側面部43と、側面部43の端部43aから本体部51と対向するように延在した平面部44を有する。しかし、マフラ空間形成部42は、フロントヘッドとの間にマフラ空間Aを形成するようシール部41の内側端部41aからシリンダ60とは反対側に突出したものであれば、上記形状に限られるものではない。
上記実施形態の支持部材は、2つからなるが、支持部材の数は1つでもよいし、3つ以上であってもよい。また、上記各実施形態の支持部材は、上方から見て、吐出ポート53cと2つの吐出口44b、44cとの間に配置されているが、支持部材は、マフラ空間A内であればどこに配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、支持部材55、56の角に切欠き57、57が形成されているが、切欠き57、57は、マフラ部材40側の端部を含む部分であればどこに形成されていてもよい。ここで、本願でいう「マフラ部材側の端部」とは、図16(マフラ部材側の端部を示すためのフロントヘッドの参考断面図)に示すように、マフラ空間形成部(図16では図示せず)と対向する領域H(図16のハッチング部分)を指す。なお、図16においては、断面のハッチングは、省略して図示している。
また、上記実施形態では、支持部材155、156の内側に孔157、157が形成されているが、孔の位置は、支持部材の内側に限られるものではない。例えば、孔が支持部材と軸受け部52の外周面52aと本体部51の上面51aとによって形成されていてもよい。また、孔が支持部材と外周面52aとによって形成されていてもよいし、孔が支持部材と上面51aとによって形成されていてもよい。
また、上記実施形態の支持部材は、ヘッド部材又はマフラ部材に一体成形されているが、支持部材を別体で製造し、ヘッド部材又はマフラ部材に取り付けたものであってもよい。
また、上記実施形態の支持部材は、板状部材としたが、支持部材の形状は様々な形状とすることができる。
本発明を利用すれば、マフラ部材の振動を低減することができる
1、601 圧縮機
40、680 マフラ部材
41、681 シール部
42、682 マフラ空間形成部
43、683 側面部
43a、683a 端部
44、684 平面部
44a 軸受け孔
50 フロントヘッド(ヘッド部材)
670 リアヘッド(ヘッド部材)
51、671 本体部
52、672 軸受け部
52a、672a 外周面
55、56、155、156、255、256、356、456、545、546、675、676 支持部材
57、547、677 切欠き
60 シリンダ
157 孔

Claims (5)

  1. ヘッド部材と、前記ヘッド部材に取り付けられたマフラ部材とを備え、
    前記ヘッド部材は、
    シリンダの一端面に配置された本体部と、
    前記本体部から前記シリンダと反対側に突出した筒状の軸受け部とを有し、
    前記マフラ部材は、
    前記本体部に固定された環状のシール部と、
    前記シール部から前記シリンダと反対側に延在して前記ヘッド部材との間にマフラ空間を形成するマフラ空間形成部とを有し、
    前記ヘッド部材及び前記マフラ部材の一方が、前記マフラ空間内において他方と当接する支持部材を有していることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記マフラ空間形成部が、
    前記シール部から前記軸受け部の外周面と対向するように延在した筒状の側面部と、
    前記側面部の端部から前記本体部と対向するように延在した平面部とを有し、
    前記支持部材が、前記ヘッド部材の一部であって、前記マフラ空間内において前記平面部と当接することを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記軸受け部が、前記平面部に形成された軸受け孔に挿通されており、
    前記支持部材が、板状部材であって、前記軸受け部の外周面及び前記本体部から延在すると共に前記側面部及び前記平面部に当接しており、
    前記支持部材が配置された断面の一部において前記マフラ空間が周方向に解放されていることを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記断面の一部が、前記支持部材の前記マフラ部材側の端部に形成された切欠きによって構成されていることを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記断面の一部が、前記支持部材の内側に形成された孔によって構成されていることを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
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