JP2014080231A - 基板収納容器収容袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸着部を有する吸着移動装置を用いて基板収納容器収納袋に収容された状態の基板収納容器を吸着部により吸着させて移動させるのに適した構造を有する基板収納容器収容袋を提供する。
【解決手段】容器収容部110に連通し基板収納容器1を導入可能な容器導入開口部150を備える基板収納容器収容袋101であって、基板収納容器収容袋101は、基板収納容器1が容器収容部110に収容された状態で、吸着移動装置Qにおける吸着部Q1により吸着されて移動されるものであり、容器収容部110には、基板収納容器1が容器収容部110に収容された状態において、基板収納容器1の蓋体3に沿う天面部111と、基板収納容器1の周壁(23−26)に沿う周面部112と、が形成され、天面部111及び/又は周面部112は、被吸着領域141を有し、被吸着領域141は、その周りの領域よりも高い剛性を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体ウェーハ等の基板を収納する基板収納容器を収容する基板収納容器収容袋であって、吸着されて搬送される基板収納容器収容袋に関する。
工場で作製された半導体ウェーハ等の基板は、輸送中における損傷、汚染などを防止するため、一般的に、容器本体と蓋体とを備える基板収納容器に収納される。容器本体は、一端部に容器本体開口部が形成され、他端部が閉塞された筒状の壁部を有する。容器本体内には基板収納空間が形成されている。基板収納空間は、壁部により取り囲まれて形成されており、複数の基板を収納可能である。蓋体は、容器本体開口部に対して着脱可能であり、容器本体開口部を閉塞可能である。
基板が収納された基板収納容器は、基板収納容器収容袋に収容され、ヒートシールにより密封される(例えば、下記特許文献1参照)。これにより、輸送中において、外部の埃、水分、ガス等が基板収納容器内に侵入することを一層防止できる。基板収納容器収容袋を密封する際には、併せて脱気を行うことも多い。
基板収納容器が収容された基板収納容器収容袋は、さらに梱包材を介して段ボール箱などの輸送用箱に収納される。このような基板が収納された基板収納容器が収容された基板収納容器収容袋を輸送用箱などに収納する作業は、一般的に手作業で行われていた。
しかし、近年の基板の大径化(例えば、直径450mm化)に伴って、基板が収納された基板収納容器の重量が大きくなっている。そのため、基板が収納された基板収納容器が収容された基板収納容器収容袋を輸送用箱などに収納する作業の機械化が望まれている。
基板収納容器が収容された基板収納容器収容袋を輸送用箱などに収納する作業を機械化する場合、吸着部を有する吸着移動装置を用い、基板収納容器が収容された基板収納容器収容袋を吸着部により吸着させて移動させる方法が簡便である。
特開2002−68216号公報
しかしながら、従来の基板収納容器収容袋においては、吸着部を有する吸着移動装置を用いて基板収納容器が収容された基板収納容器収容袋を吸着部により吸着させて移動させるのに適した構造を有していない。そのため、それに適した構造を有する基板収納容器収容袋が望まれている。
本発明は、吸着部を有する吸着移動装置を用いて基板収納容器収納袋に収容された状態の基板収納容器を吸着部により吸着させて移動させるのに適した構造を有する基板収納容器収容袋を提供することを目的とする。
本発明は、基板収納容器を収容可能な容器収容部と、前記容器収容部に連通し前記基板収納容器を導入可能な容器導入開口部と、を備える基板収納容器収容袋であって、前記基板収納容器は、一端部に容器本体開口部が形成され他端部が閉塞された筒状の壁部であって、奥壁及び周壁を有し前記周壁の一端部によって前記容器本体開口部が形成された壁部を備え、前記周壁の内面及び前記奥壁の内面によって、複数の基板を収納可能であり前記容器本体開口部に連通する基板収納空間が形成された容器本体と、前記容器本体開口部に対して着脱可能であり、前記容器本体開口部を閉塞可能な蓋体と、を備え、前記基板収納容器収容袋は、前記基板収納容器が前記容器収容部に収容された状態で、吸着部を有する吸着移動装置における前記吸着部により吸着されて移動されるものであり、前記容器収容部には、前記基板収納容器が前記容器収容部に収容された状態において、前記蓋体に沿う天面部と、前記周壁に沿う周面部と、前記奥壁に沿う底面部と、が形成され、前記天面部及び/又は前記周面部は、前記吸着移動装置の前記吸着部により吸着される被吸着領域を有し、前記被吸着領域は、その周りの領域よりも高い剛性を有する基板収納容器収容袋に関する。
また、前記基板収納容器の前記周壁には、前記基板収納容器を吊り下げる際に用いられる吊り下げ用部材が設けられており、前記被吸着領域は、前記吊り下げ用部材に対応する前記周面部に設けられることが好ましい。
また、前記被吸着領域は、前記天面部、前記周面部、前記底面部、前記周面部及び前記天面部を順次経る線状に延びていることが好ましい。
前記容器収容部は、1枚の折り返したシートからなり一対の側部シール部を備える二方シール袋から構成されることが好ましい。
本発明によれば、吸着部を有する吸着移動装置を用いて基板収納容器収納袋に収容された状態の基板収納容器を吸着部により吸着させて移動させるのに適した構造を有する基板収納容器収容袋を提供することができる。
実施形態の基板収納容器収容袋に収容される基板収納容器を示す斜視図である。 実施形態の基板収納容器収容袋に収容される基板収納容器について蓋体を開いた状態を示す分解斜視図である。 第1実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。 (A)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第1実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。(B)は、吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第1実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。 第2実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。 (A)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第2実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。(B)は、吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第2実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。 (A)は、第3実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。(B)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第3実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。 (A)は、第1例の吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第3実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。(B)は、第2例の吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第3実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。 (A)は、第4実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。(B)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第4実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。 (A)は、吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第4実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。(B)は、第4実施形態の基板収納容器収容袋の天面部が上を向いた状態で吸着移動装置の吸着部に吸着された状態を示す側面図である。(C)は、第4実施形態の基板収納容器収容袋の天面部が横を向いた状態で吸着移動装置の吸着部に吸着された状態を示す側面図である。 (A)は、第5実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。(B)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第5実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。 (A)は、吸着移動装置の吸着部が第5実施形態の基板収納容器収容袋を吸着しようとする動作を示す斜視図である。(B)は、吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第5実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。 (A)は、第5実施形態の基板収納容器収容袋の天面部が上を向いた状態で吸着移動装置の吸着部に吸着された状態を示す側面図である。(B)は、第5実施形態の基板収納容器収容袋の天面部が横を向いた状態で吸着移動装置の吸着部に吸着された状態を示す側面図である。 (A)は、第6実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。(B)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第6実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。 第7実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。 第8実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器収容袋101についての説明に先立ち、基板収納容器収容袋101に収容される基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態の基板収納容器収容袋に収容される基板収納容器を示す斜視図である。図2は、実施形態の基板収納容器収容袋に収容される基板収納容器について蓋体を開いた状態を示す分解斜視図である。
基板収納容器1に収納される基板W(図2参照)は、円盤状のシリコンウェーハ、ガラスウェーハ、サファイアウェーハ等であり、産業に用いられる薄いものである。基板Wは、例えば、直径450mm以上のシリコンウェーハであり、本実施形態における基板Wは、直径450mmのシリコンウェーハである。
図1及び図2に示すように、基板収納容器1は、容器本体2と、蓋体3と、シール部材4と、基板支持板状部5と、奥側基板支持部(図示せず)と、フロントリテーナ(図示せず)とを有している。
容器本体2は、一端部に容器本体開口部21が形成され、他端部が閉塞された筒状の壁部20を有する。容器本体2内には基板収納空間27が形成されている。基板収納空間27は、壁部20により取り囲まれて形成されている。壁部20の部分であって基板収納空間27を形成している部分には、基板支持板状部5及び奥側基板支持部(図示せず)が配置されている。基板収納空間27には、複数の基板W(図2参照)を収納可能である。
基板支持板状部5は、基板収納空間27内において対をなすように壁部20に設けられている。基板支持板状部5は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されていないときに、隣接する基板W同士を所定の間隔で離間させて並列させた状態で、複数の基板Wの縁部を支持可能である。奥側基板支持部(図示せず)は、基板支持板状部5の奥側に設けられている。奥側基板支持部は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに、複数の基板Wの縁部の後部を支持可能である。
蓋体3は、容器本体開口部21に対して着脱可能であり、容器本体開口部21を閉塞可能である。フロントリテーナ(図示せず)は、蓋体3の部分であって蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに基板収納空間27に対向する部分に設けられている。フロントリテーナは、奥側基板支持部と対をなすように配置されている。
フロントリテーナは、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに、複数の基板Wの縁部の前部を支持可能である。フロントリテーナは、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに、奥側基板支持部と協働して複数の基板Wを支持することにより、隣接する基板W同士を所定の間隔で離間させて並列させた状態で、複数の基板Wを保持する。
容器本体2の壁部20は、奥壁22と上壁23と下壁24と第1側壁25と第2側壁26とを有する。奥壁22、上壁23、下壁24、第1側壁25、及び第2側壁26は、プラスチック材等により構成されており、本実施形態では、ポリカーボネートにより一体成形されて構成されている。
第1側壁25と第2側壁26とは対向しており、上壁23と下壁24とは対向している。上壁23と第1側壁25と下壁24と第2側壁26とは、周壁(23−26)を形成する。上壁23の後端、下壁24の後端、第1側壁25の後端、及び第2側壁26の後端は、全て奥壁22に接続されている。上壁23の前端、下壁24の前端、第1側壁25の前端、及び第2側壁26の前端は、奥壁22に対向する位置関係を有し、略長方形状をした容器本体開口部21を形成する開口周縁部28を構成する。
開口周縁部28は、容器本体2の一端部に設けられており、奥壁22は、容器本体2の他端部に位置している。壁部20の外面により形成される容器本体2の外形は箱状である。壁部20の内面、即ち、奥壁22の内面、上壁23の内面、下壁24の内面、第1側壁25の内面、及び第2側壁26の内面は、これらによって取り囲まれた基板収納空間27を形成している。開口周縁部28に形成された容器本体開口部21は、壁部20により取り囲まれて容器本体2の内部に形成された基板収納空間27に連通している。基板収納空間27には後述のように、最大で25枚の基板Wを収納可能である。
上壁23及び下壁24の部分であって、開口周縁部28の近傍の部分には、基板収納空間27の外方へ向かって窪んだラッチ係合凹部231A、231B、241A、241Bが形成されている。ラッチ係合凹部231A、231B、241A、241Bは、上壁23及び下壁24の左右両端部近傍に1つずつ、計4つ形成されている。
上壁23の外面においては、リブ233及びフランジ固定部が、上壁23と一体成形されて設けられている。リブ233は、上壁23の外面から突出し、複数設けられている。フランジ固定部には、吊り下げ用部材としてのトップフランジ235が固定される。トップフランジ235は、周壁(23−26)の一つである上壁23に固定され、AMHS(自動ウェーハ搬送システム)、PGV(ウェーハ基板搬送台車)等において基板収納容器1を吊り下げる際に、基板収納容器1において掛けられて吊り下げられる部分となる部材である。
下壁24の外面には、容器本体脚部243が設けられている。容器本体脚部243は、下壁24の左右両端縁に設けられている。容器本体脚部243は、下壁24を下側として容器本体2を水平な平坦面上に載置したときに、当該平坦面に当接して、容器本体2を安定して支持する。
蓋体3は、容器本体2の開口周縁部28の形状と略一致する略長方形状を有している。蓋体3は容器本体2の開口周縁部28に対して着脱可能であり、開口周縁部28に蓋体3が装着されることにより、蓋体3は、容器本体開口部21を閉塞可能である。蓋体3には、弾性変形可能なPOE(ポリオキシエチレン)製、PEEをはじめとするポリエステル系、ポリオレフィン系など各種熱可塑性エラストマー製、フッ素ゴム製、シリコンゴム製等の環状のシール部材4が、嵌め込まれている。シール部材4は、蓋体3の外周縁部を一周するように配置されている。
シール部材4は、容器本体開口部21を形成している容器本体2の部分である開口周縁部28に当接可能である。シール部材4は、開口周縁部28と蓋体3との間に介在して開口周縁部28に密着して当接することにより、蓋体3によって容器本体開口部21を気密の状態で閉塞可能である。
また、開口周縁部28から蓋体3が取り外されることにより、容器本体2内の基板収納空間27に対して、基板Wを出し入れ可能となる。
蓋体3においては、ラッチ機構が設けられている。ラッチ機構は、蓋体3の左右両端部近傍に設けられており、蓋体3の上辺から突出可能な2つの上側ラッチ部32A、32Bと、蓋体3の下辺から突出可能な2つの下側ラッチ部(図示せず)と、を備えている。2つの上側ラッチ部32A、32Bは、蓋体3の上辺の左右両端近傍に配置されており、2つの下側ラッチ部は、蓋体3の下辺の左右両端近傍に配置されている。
蓋体3の外面においては操作部33が設けられている。操作部33を蓋体3の前側から操作することにより、上側ラッチ部32A、32B、下側ラッチ部を蓋体3の上辺、下辺から突出させることができ、また、上辺、下辺から突出しない状態とさせることができる。上側ラッチ部32A、32Bが蓋体3の上辺から突出して、容器本体2のラッチ係合凹部231A、231Bに係合し、且つ、下側ラッチ部が蓋体3の下辺から突出して、容器本体2のラッチ係合凹部241A、241Bに係合することにより、蓋体3は、容器本体2の開口周縁部28に固定される。
次に、第1実施形態の基板収納容器収容袋101について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。図4(A)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第1実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。図4(B)は、吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第1実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。
図3及び図4に示すように、第1実施形態の基板収納容器収容袋101は、内袋102の外側に配置される外袋である。内袋102の内部に、基板が収納された基板収納容器1が収納される。そして、基板収納容器1が収容された内袋102が、第1実施形態の基板収納容器収容袋101に収容される。つまり、第1実施形態の基板収納容器収容袋101は、内袋102を介して、基板が収納された基板収納容器1を収容する。
基板収納容器収容袋101は、基板収納容器1を収容可能な容器収容部110と、容器収容部110に連通し基板収納容器1を導入可能な容器導入開口部150と、を備える。
基板収納容器収容袋101は、容器収容部110に基板収納容器1を収容可能であり、また、容器導入開口部150から基板収納容器1を導入可能であれば、その構成、形状は制限されない。第1実施形態の基板収納容器収容袋101は、ガゼット袋からなり、詳細には、四方柱ガゼット袋、四方柱シール袋などと呼ばれる袋からなる。
第1実施形態においては、容器収容部110には、基板収納容器1が容器収容部110に収容された状態において、蓋体3に沿う天面部111と、周壁(23−26)に沿う周面部112と、奥壁22に沿う底面部113と、が形成される。
基板収納容器収容袋101は、基板収納容器1が容器収容部110に収納される前において、一端部に容器導入開口部150が形成され他端部が閉塞された筒状となっている。そして、閉塞された他端部及びその周辺領域が所定の折り畳まれ方で折り畳まれることで、周壁(23−26)に沿う周面部112と、奥壁22に沿う底面部113と、が形成される。
周面部112は、上壁23に沿う第1平坦側面部123と、下壁24に沿う第2平坦側面部124と、第1側壁25に沿う第1マチ側面部125と、第2側壁26に沿う第2マチ側面部126と、を有する。
第1平坦側面部123と第2平坦側面部124と第1マチ側面部125と第2マチ側面部126とは、それぞれ別体のシート材から形成されており、四方柱の柱状シール部131によって接合されている。柱状シール部131は、天面部111及び底面部113にも亘って延びている。
底面部113には、柱状シール部131と直交する方向に延びる底部シール部132も形成されている。基板収納容器1が容器収容部110に収納された状態において、底面部113は、全体視で略矩形状に形成される。
基板収納容器1が容器収容部110に収納された状態において、容器導入開口部150の周辺領域は、ヒートシール部151により密封される。密封された容器導入開口部150の周辺領域は、適宜折り畳まれる。また、基板収納容器収容袋を密封する際には、併せて脱気が行われる。そのため、容器収容部110は、天面部111と、周面部112(第1平坦側面部123、第2平坦側面部124、第1マチ側面部125及び第2マチ側面部126)と、底面部113と、からなる略直方体形状に形成される。
基板収納容器収容袋101及び内袋102の素材としては、例えば、各種の合成樹脂(ポリアミド系樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンなど)製のシート若しくは各種の金属(アルミニウムなど)製のシート、又はそれらの積層シートや、金属蒸着シートを採用することができる。
本実施形態においては、基板収納容器収容袋101は、アルミニウム蒸着シートからなる。内袋102は、合成樹脂製のシートからなる。
なお、外袋である基板収納容器収容袋101の素材として金属を含むシートを用いる理由は、金属のバリア性(水分、ガスの侵入防止性)が高いからである。また、金属を含む外袋とは別に、合成樹脂製のシートからなる内袋を用いる理由は、例えば、合成樹脂製のシートによれば、クッション性及び伸縮性が高くエッジで切れにくいこと、基板収納容器1に金属イオンが付着しにくいこと、基板収納容器1へ金属イオンが侵入しくいこと等である。合成樹脂製のシートとしては、放出されるアウトガスが少ないものが好ましい。
また、天面部111、第1平坦側面部123、第2平坦側面部124、第1マチ側面部125、第2マチ側面部126及び底面部113は、それぞれ基板収納容器1における蓋体3、上壁23、下壁24、第1側壁25、第2側壁26及び奥壁22に対向する。上壁23にはトップフランジ235が固定されているため、第1平坦側面部123は、トップフランジ235にも対向する。
基板収納容器収容袋101は、基板収納容器1が容器収容部110に収容された状態で、吸着部Q1を有する吸着移動装置Qにおける吸着部Q1により吸着されて移動されるものである。
吸着移動装置Qは、吸着部Q1と、吸着部Q1を支持するアーム部Q2と、アーム部Q2を移動させる(回転させることを含む)移動機構部(図示せず)と、吸着部Q1における吸引力を発生させる吸引力発生部(図示せず)と、を備える。吸着移動装置Qは、吸引力発生部により吸引力を発生させて、吸着部Q1により基板収納容器収容袋101を吸着させながら、移動機構部によりアーム部Q2を移動させて、吸着部Q1により吸着された基板収納容器収容袋101を移動させることができる。
天面部111は、吸着移動装置Qの吸着部Q1により吸着される天面被吸着領域141を有する。天面被吸着領域141は、容器導入開口部150を挟んで、1個ずつ計2個設けられる。天面被吸着領域141は、円状である。
天面被吸着領域141は、その周りの領域よりも高い剛性を有する。剛性を高める手段に制限はない。例えば、天面部111を形成するシートの外面(基板収納容器1を収容した状態における外面)及び/又は内面に、剛性の高い別体のシートを接合して形成することができ、また、天面部111を形成する積層シートの間に、剛性の高い別体のシートを挟んで形成することもできる。天面部111を形成するシートを製造する際に、部分的に厚さが厚い領域を形成し、その領域を天面被吸着領域141とすることもできる。また、天面被吸着領域141は、吸着部Q1により吸着される領域よりも広い領域として形成されている。より厳密には、天面被吸着領域141は、吸着部Q1の吸着能力を発揮する領域よりも広い領域に形成されていれば良く、必ずしも吸着部Q1の外形よりも広い領域に形成されている必要はない。
この天面被吸着領域141についての説明は、後述の周面被吸着領域142及び(線状の)被吸着領域143の説明にも援用される。
第1実施形態の基板収納容器収容袋101は、図4(B)に示すように、天面被吸着領域141が吸着移動装置Qの吸着部Q1により吸着されて、吸着移動装置Qにより移動されることができる。
第1実施形態の基板収納容器収容袋101によれば、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態の基板収納容器収容袋101の容器収容部110に形成された天面部111は、吸着移動装置Qの吸着部Q1により吸着される天面被吸着領域141を有し、天面被吸着領域141は、その周りの領域よりも高い剛性を有する。そのため、天面被吸着領域141が吸着移動装置Qの吸着部Q1により吸着されて、吸着移動装置Qにより移動される場合にも、天面部111が破損しにくい。そのため、基板収納容器1を収容した状態で吸着移動装置Qにより移動される基板収納容器収容袋101として、非常に好適である。
次に、他の実施形態について説明する。他の実施形態においては、主として、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同様な構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。他の実施形態において、特に説明しない点は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。また、他の実施形態においても、第1実施形態と同様な効果が奏される。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。図6(A)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第2実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。図6(B)は、吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第2実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。
図5及び図6に示すように、第2実施形態の基板収納容器収容袋101Aは、第1実施形態と比べて、天面被吸着領域141が容器導入開口部150を挟んで2個ずつ計4個設けられる点が主として異なる。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
吸着移動装置Qの吸着部Q1及びアーム部Q2は、4個の天面被吸着領域141に対応して、4個ずつ設けられる。4個の天面被吸着領域141は、長方形の頂点を形成するように配置される。
第2実施形態の基板収納容器収容袋101Aは、4個の天面被吸着領域141が吸着移動装置Qの4個の吸着部Q1により吸着されて、吸着移動装置Qにより移動されることができる。そのため、第1実施形態と比べて、吸着されて持ち上げられた際の安定感が高い。また、本実形態によれば、各吸着部Q1の吸着力を低く設定できるので、天面被吸着領域141や基板収納容器収容袋101Aの強度を低くすることができ、低コスト化をはかることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。図7(A)は、第3実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。図7(B)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第3実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。図8(A)は、第1例の吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第3実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。図8(B)は、第2例の吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第3実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。
図7及び図8に示すように、第3実施形態の基板収納容器収容袋101Bは、第1実施形態と比べて、密封された容器導入開口部150が延びる方向に沿って、天面被吸着領域141が延びた形状を有する点が主として異なる。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図8(A)に示すように、第3実施形態の基板収納容器収容袋101Bにおいては、天面被吸着領域141が長くなっている。そのため、2個の吸着部Q1を有する吸着移動装置Qを用いた場合に、吸着部Q1の吸着位置の自由度が高い。また、図8(B)に示すように、第3実施形態の基板収納容器収容袋101Bは、4個の吸着部Q1を有する吸着移動装置Qを用いることが容易である。
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。図9(A)は、第4実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。図9(B)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第4実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。図10(A)は、吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第4実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。図10(B)は、第4実施形態の基板収納容器収容袋の天面部が上を向いた状態で吸着移動装置の吸着部に吸着された状態を示す側面図である。図10(C)は、第4実施形態の基板収納容器収容袋の天面部が横を向いた状態で吸着移動装置の吸着部に吸着された状態を示す側面図である。
図9及び図10に示すように、第4実施形態の基板収納容器収容袋101Cは、第1実施形態と比べて、被吸着領域が、天面部111に設けられる天面被吸着領域141と、周面部112に設けられる周面被吸着領域142と、を有する点が主として異なる。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
周面被吸着領域142は、周面部112のうち第1平坦側面部123と第2平坦側面部124とにそれぞれ1個ずつ計2個設けられる。第1平坦側面部123は、吊り下げ用部材としてのトップフランジ235に対応する周面部である。
図10(A)に示すように、第4実施形態の基板収納容器収容袋101Cを吸着して移動させる吸着移動装置Qは、天面部111に設けられる天面被吸着領域141を吸着する吸着部Q1と、周面部112(第1平坦側面部123)に設けられる周面被吸着領域142を吸着する吸着部Q1と、を備える。このような吸着移動装置Qは、図10(B)に示すように、天面部111が上を向いた状態、即ち、基板収納容器収容袋101Cに収容された基板収納容器1の蓋体3(容器本体開口部21)が上を向いた状態の基板収納容器収容袋101Cを、天面被吸着領域141及び周面被吸着領域142において吸着することができる。そして、吸着移動装置Qは、図10(C)に示すように、基板収納容器収容袋101Cを、天面部111が横を向いた状態、即ち、基板収納容器収容袋101Cに収容された基板収納容器1の蓋体3(容器本体開口部21)が横を向いた状態に容易にすることができる。これにより、基板収納容器1を基板収納容器収容袋101Cから取り出し、蓋体3(容器本体開口部21)が横を向いた状態の基板収納容器1のトップフランジ235を用いて、直接、AMHS(自動ウェーハ搬送システム)、PGV(ウェーハ基板搬送台車)等により基板収納容器1を搬送することができる。
[第5実施形態]
第5実施形態について説明する。図11(A)は、第5実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋と、基板収納容器収容袋に導入される前の基板収納容器とを示す斜視図である。図11(B)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第5実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。図12(A)は、吸着移動装置の吸着部が第5実施形態の基板収納容器収容袋を吸着しようとする動作を示す斜視図である。図12(B)は、吸着移動装置の吸着部に吸着された状態の第5実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。図13(A)は、第5実施形態の基板収納容器収容袋の天面部が上を向いた状態で吸着移動装置の吸着部に吸着された状態を示す側面図である。図13(B)は、第5実施形態の基板収納容器収容袋の天面部が横を向いた状態で吸着移動装置の吸着部に吸着された状態を示す側面図である。
図11及び図12に示すように、第5実施形態の基板収納容器収容袋101Dは、第4実施形態と比べて、被吸着領域が、天面部111に設けられておらず、周面部112のみに設けられている点が主として異なる。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
具体的には、図11に示すように、第5実施形態の基板収納容器収容袋101Dは、周面部112のうち、第1平坦側面部123及び第2平坦側面部124にそれぞれ1個、計2個設けられている。
図12に示すように、第5実施形態の基板収納容器収容袋101Dを吸着して移動させる吸着移動装置Qは、第1平坦側面部123に設けられる周面被吸着領域142を吸着する吸着部Q1と、第2平坦側面部124に設けられる周面被吸着領域142を吸着する吸着部Q1と、を備える。図13に示すように、第5実施形態の基板収納容器収容袋101Dは、第1平坦側面部123に設けられる周面被吸着領域142を吸着する吸着部Q1と、第2平坦側面部124に設けられる周面被吸着領域142とにおいて、吸着移動装置Qの吸着部Q1、Q1により容易に挟まれて把持される。そして、このような吸着移動装置Qは、図13(A)に示すように、天面部111が上を向いた状態、即ち、基板収納容器収容袋101Dに収容された基板収納容器1の蓋体3(容器本体開口部21)が上を向いた状態の基板収納容器収容袋101Dを、反対側に位置する2個の周面被吸着領域142において吸着することができる。そして、吸着移動装置Qは、図13(B)に示すように、基板収納容器収容袋101Dを、天面部111が横を向いた状態、即ち、基板収納容器収容袋101Dに収容された基板収納容器1の蓋体3(容器本体開口部21)が横を向いた状態に容易にすることができる。
[第6実施形態]
第6実施形態について説明する。図14(A)は、第6実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。図14(B)は、基板収納容器を収容し密封した状態の第6実施形態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。
図14に示すように、第6実施形態の基板収納容器収容袋101Eは、第4実施形態及び第5実施形態と比べて、被吸着領域143が、天面部111、周面部112、底面部113、周面部112及び天面部111を順次経る線状に延びている点が主として異なる。その他の構成は、第4実施形態及び第5実施形態と同様である。
具体的には、図13に示すように、第6実施形態の基板収納容器収容袋101Eは、容器導入開口部150、天面部111、第1平坦側面部123、底面部113、第2平坦側面部124、天面部111及び容器導入開口部150を順次経る帯状に延びている。
第6実施形態の基板収納容器収容袋101Eにおいては、被吸着領域143は、天面部111、周面部112、底面部113、周面部112及び天面部111を順次経る線状に延びている。そのため、第6実施形態の基板収納容器収容袋101Eによれば、吸着移動装置Qが被吸着領域143を吸着して基板収納容器収容袋101Eを移動させる場合に、基板収納容器収容袋101Eに加わる負荷の大部分を被吸着領域143で負担することになる。そのため、基板収納容器収容袋101Eの破れなどの破損を抑制することができる。
[第7実施形態]
第7実施形態について説明する。図15は、第7実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。
前述の通り、第1実施形態〜第6実施形態の基板収納容器収容袋は、四方柱ガゼット袋から構成される。これに対して、図15に示すように、第7実施形態の基板収納容器収容袋101Fは、一対の側部シール部133,133と底部シール部132とを備える三方シール袋から構成される。
三方シール袋から構成される基板収納容器収容袋101Fは、四方柱ガゼット袋から構成される基板収納容器収容袋と比べて、構造が簡易であり、製造が容易である。
[第8実施形態]
第8実施形態について説明する。図16は、第8実施形態の開口状態の基板収納容器収容袋を示す斜視図である。
図16に示すように、第8実施形態の基板収納容器収容袋101Gは、1枚の折り返したシートからなり一対の側部シール部133,133を備える二方シール袋から構成される。
二方シール袋から構成される基板収納容器収容袋101Gは、三方シール袋から構成される基板収納容器収容袋101Fと比べて、構造が更に簡易である。また、第1実施形態〜第7実施形態の基板収納容器収納袋に比べて、基板収納容器収納袋の底面部の底部シール部が無いことから、基板収納容器を収容した状態の基板収納容器収納袋を吸着移動装置Qにより移動する際に、シール部のシール不足や強度不足による基板収納容器収容袋のシール部からの破れ等の破損をさらに抑制することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。
例えば、前記実施形態においては、本発明を外袋のみに適用している。しかし、本発明は、外袋及び内袋の両方に適用することができ、あるいは、内袋のみに適用することができる。また、前記実施形態においては、内袋を用いた場合についてのみ述べているが、必ずしも内袋は必要ではない。必要に応じて内袋を省略するこができる。
1 基板収納容器
2 容器本体
3 蓋体
20 壁部
21 容器本体開口部
22 奥壁
23−26 周壁
27 基板収納空間
28 開口周縁部
101,101A,101B,101C,101D,101E,101F,101G 基板収納容器収容袋
102 内袋
110 容器収容部
111 天面部
112 周面部
113 底面部
123 第1平坦側面部
124 第2平坦側面部
125 第1マチ側面部
126 第2マチ側面部
131 柱状シール部
132 底部シール部
133 側部シール部
141 天面被吸着領域(被吸着領域)
142 周面被吸着領域 (被吸着領域)
143 被吸着領域
150 容器導入開口部
151 ヒートシール部
Q 吸着移動装置
Q1 吸着部

Claims (4)

  1. 基板収納容器を収容可能な容器収容部と、前記容器収容部に連通し前記基板収納容器を導入可能な容器導入開口部と、を備える基板収納容器収容袋であって、
    前記基板収納容器は、一端部に容器本体開口部が形成され他端部が閉塞された筒状の壁部であって、奥壁及び周壁を有し前記周壁の一端部によって前記容器本体開口部が形成された壁部を備え、前記周壁の内面及び前記奥壁の内面によって、複数の基板を収納可能であり前記容器本体開口部に連通する基板収納空間が形成された容器本体と、前記容器本体開口部に対して着脱可能であり、前記容器本体開口部を閉塞可能な蓋体と、を備え、
    前記基板収納容器収容袋は、前記基板収納容器が前記容器収容部に収容された状態で、吸着部を有する吸着移動装置における前記吸着部により吸着されて移動されるものであり、
    前記容器収容部には、前記基板収納容器が前記容器収容部に収容された状態において、前記蓋体に沿う天面部と、前記周壁に沿う周面部と、前記奥壁に沿う底面部と、が形成され、
    前記天面部及び/又は前記周面部は、前記吸着移動装置の前記吸着部により吸着される被吸着領域を有し、前記被吸着領域は、その周りの領域よりも高い剛性を有する
    基板収納容器収容袋。
  2. 前記基板収納容器の前記周壁には、前記基板収納容器を吊り下げる際に用いられる吊り下げ用部材が設けられており、
    前記被吸着領域は、前記吊り下げ用部材に対応する前記周面部に設けられる
    請求項1に記載の基板収納容器収容袋。
  3. 前記被吸着領域は、前記天面部、前記周面部、前記底面部、前記周面部及び前記天面部を順次経る線状に延びている
    請求項1又は2に記載の基板収納容器収容袋。
  4. 前記容器収容部は、1枚の折り返したシートからなり一対の側部シール部を備える二方シール袋から構成されることを特徴とする
    請求項1に記載の基板収納容器収容袋。
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