JP2014080045A - 車載機器操作装置 - Google Patents

車載機器操作装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014080045A
JP2014080045A JP2012227171A JP2012227171A JP2014080045A JP 2014080045 A JP2014080045 A JP 2014080045A JP 2012227171 A JP2012227171 A JP 2012227171A JP 2012227171 A JP2012227171 A JP 2012227171A JP 2014080045 A JP2014080045 A JP 2014080045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation unit
sub
vehicle
main
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012227171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6144027B2 (ja
Inventor
Ryosuke Yamazaki
亮輔 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U Shin Ltd
Original Assignee
Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuhshin Co Ltd, Yuhshin Seiki Kogyo KK filed Critical Yuhshin Co Ltd
Priority to JP2012227171A priority Critical patent/JP6144027B2/ja
Publication of JP2014080045A publication Critical patent/JP2014080045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6144027B2 publication Critical patent/JP6144027B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Abstract

【課題】走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまっても、その誤作動を未然に防止する。
【解決手段】車両のステアリングホイール100の表面に設けられ、車両に搭載された各種機器を操作する主操作部110と、車両のステアリングホイール100の裏面に設けられ、主操作部110への入力を許可するための副操作部120と、これら主操作部110および副操作部120を制御する制御部と、を備える。制御部は、副操作部120が所定時間操作されたときに、主操作部110の操作を有効とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された各種機器を操作する車載機器操作装置に関する。
従来から、ステアリングホイールにスイッチ等を設け、車両に搭載された各種機器を操作する技術が知られている。これは、例えば、操作指で押圧された際の領域を検出する複数のスイッチを有するマトリクススイッチ、タッチトレーサ及びタッチパネルをステアリングホイールのスポーク上に配置し、更に、車両搭載機器の動作や操作状態を示す表示機器としてモニタやヘッドアップディスプレイを用いたものである(例えば、特許文献1参照。)。
また、運転者による操作が容易となるように、車両のステアリングホイール上に、多数の車載機器機能の操作入力が可能となる操作部を設けて美観を損ねることを防ぐために、配置車両のステアリングホイールのリング部に対電極を設けるとともに、対電極をなす双方の電極の一方に操作信号を出力し、その操作信号に基づいて対電極の電極間インピーダンスを反映した信号を検出し、さらに、その検出信号に基づいて、制御部が対電極への所定操作の有無を判定して、所定操作があったと判定した場合には、予め定められた制御内容を実行する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−71809号公報 特開2009−248687号公報
しかしながら、上記のような従来の技術では、ステアリングホイールに操作手段としてのスイッチ等が設けられているために、走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまうと誤作動を生じてしまうという問題があった。一方、運転者が意識して操作を行った結果として、誤った操作を行った場合には、特許文献1のように、表示機器の表示により、その誤操作に気づく場合もあるが、運転者が無意識に操作手段に触れてしまう場合には、運転者が操作をした意識をもっていないため、特許文献1のように、表示機器があっても、その表示内容に着目しないまま、誤った操作が実行される可能性が高い。
また、特許文献2に開示された技術では、ステアリングホイールの環状の把持部に対電極を設け、運転者の手が対電極をなす双方の電極に同時接触した両電極同時接触により検知信号が生じるように構成されているが、対電極は近接して設けられており、運転者が無意識に操作手段に触れる構成となっていることから、通常の走行中のステアリング操作によるタッチ操作が有効となり、誤った操作が実行される可能性がある。この特許文献2では、タッチ操作後に対電極へのタッチ操作を確定する構成が設けられているが、タッチ操作自体は有効に入力されるため、誤ったタッチ操作を取り消さないと誤作動を起こす危険性が高いという問題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまっても、その誤作動を未然に防止する車載機器操作装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(1)本発明は、車両のステアリングホイール(例えば、図1のステアリングホイール100に相当)の表面に設けられ、前記車両に搭載された各種機器を操作する主操作部(例えば、図1の主操作部110に相当)と、前記車両のステアリングホイールの裏面に設けられ、前記主操作部への入力を許可するための副操作部(例えば、図1の副操作部120に相当)と、を備えたことを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、車両に搭載された各種機器を操作する主操作部と、これとは別体に主操作部への入力を許可するための副操作部が、車両のステアリングホイールに設けられていることから、副操作部を操作しなければ、主操作部の操作が受け付けられない。そのため、走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまっても、その誤作動を未然に防止することができる。一方で、主操作部と副操作部とが、車両のステアリングホイールの外表面に設けられていることから、操作性がよい。
また、この発明によれば、主操作部への入力を許可するための副操作部が、車両のステアリングホイールの裏面に設けられている。このため、動作においてステアリングホイールそのものが壁になるため、明確な意図に基づかなければ、副操作部を操作できない構造であり、より確実に、主操作部の誤作動を防止することができる。
(2)本発明は、(1)の車載機器操作装置について、前記主操作部(例えば、図1の主操作部110に相当)が、前記ステアリングホイールのグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲内に配置されていることを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、主操作部が、ステアリングホイールのグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲内に配置されていることから、ステアリングホイールを把持した状態で、スムーズに主操作部を操作することができる。
(3)本発明は、(1)の車載機器操作装置について、前記副操作部(例えば、図5の副操作部120に相当)、主操作部(例えば、図5の主操作部110に相当)および前記各種機器を制御する制御部(例えば、図5の制御部400に相当)を備え、前記制御部は、前記副操作部が、所定時間、操作されたときに、前記主操作部の操作を予め定められた時間内有効とすることを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、制御部は、副操作部が、所定時間、操作されたときに、主操作部の操作を予め定められた時間内有効とする。したがって、副操作部および主操作部を意識的に操作し、その後、誤って、主操作部に触れたとしても、主操作部の誤操作を防止することができる。
(4)本発明は、(1)から(3)の車載機器操作装置について、前記主操作部が、タッチセンサ(例えば、図3のタッチセンサに相当)により形成されていることを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、主操作部が、タッチセンサにより形成されていることから、運転者が気づかない、ちょっとした接触でも反応してしまうが、副操作部を操作するといった一定の条件を満たさなければ、主操作部の操作を有効としないため、主操作部の誤操作を防止することができる。
(5)本発明は、(1)から(4)の車載機器操作装置について、前記副操作部の操作時に、前記主操作部において操作可能な操作対象メニューを表示する表示部(例えば、図5の表示部300に相当)を備えたことを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、表示部が、副操作部の操作時に、主操作部において操作可能な操作対象メニューを表示することから、運転者は、進行方向から目を逸らすことなく、主操作部の操作を意思通りに行うことができる。
(6)本発明は、(5)の車載機器操作装置について、前記表示部が、さらに、前記主操作部の操作有効時間が経過した旨を表示することを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、表示部が、さらに、主操作部の操作有効時間が経過した旨を表示することから、運転者に主操作部の操作有効時間の経過を知らせることができる。
本発明によれば、主操作部に運転者が誤って触れてしまった場合でも、副操作部の操作がなければ、主操作部からの入力は無効化されるため、主操作部の誤動作を防止することができるという効果がある。また、副操作部が車両のステアリングホイールの裏面に設けられていることにより、動作においてステアリングホイールそのものが壁になるため、明確な意図に基づかなければ、副操作部を操作できない構造であり、より確実に、主操作部の誤動作を防止することができるという効果がある。
本発明の実施形態に係る車載機器操作装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る主操作部と副操作部の配置関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る主操作部がタッチセンサである場合を例示した図である。 本発明の実施形態に係る主操作部がタッチパネルである場合を例示した図である。 本発明の実施形態に係る車載機器操作装置の電気的構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る車載機器操作装置の処理を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<実施形態>
図1から図6を用いて、本発明に係る車載機器操作装置について説明する。
<車載機器操作装置の全体構成>
図1から図4を用いて、本実施形態に係る車載機器操作装置の全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車載機器操作装置は、ステアリングホイール100と、車載機器200と、表示部300とから構成され、ステアリングホイール100には、主操作部110と、副操作部120とが設けられている。
ここで、車載機器200は、例えば、エアコンやオーディオ機器、ナビゲーション装置等である。なお、本実施形態では、後述する主操作部110による車載機器200の操作を例示しているが、例えば、リヤデフォッガ、ATスノーホールド、クルーズメインSW、ワイパーデアイサ、フォグランプ、トラクションコントロール、パワーウィンドウ、リモコンドアミラー、サンルーフ等の操作を含めてもよい。
表示部300は、主操作部110で操作できる操作メニューや操作状況を表示する。なお、表示部300としては、フロントガラスに配設されるヘッドアップディスプレイ(HUD:heads−up display)を用いて、走行方向から運転者が視線を外さずに、表示部300の表示内容を視認するようにしてもよい。また、操作対象や操作状況を瞬時に判断できるように、操作対象や操作項目等が指示された場合には、これらの例えば、アイコン部が反転表示されたり、バー表示部分の表示形態がその操作度合いに応じて、変化して表示されたりすることが好ましい。
主操作部110は、ステアリングホイール100の表面に設けられ、車両に搭載された各種機器(車載機器200)を操作する。主操作部110は、図2に示すように、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲内に配置されていることが望ましい。このような位置に配置することにより、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で、スムーズに主操作部110を操作することができる。
また、主操作部110は、複数のメカニカルなスイッチで構成してもよいが、タッチセンサあるいはタッチパネルで構成することが好ましい。特に、多くの車載機器200を操作する場合や、個々の車載機器200について、細かい操作をさせる場合には、メカニカルスイッチでは、相当数のスイッチが必要となるが、ステアリングホイール100に配置することを考えると、配置エリアの大きさに制限があるため、タッチパネルを用いるのが好適である。
図3は、主操作部110として、特定箇所に例えば銅板等で構成された電極を内部に備えたタッチセンサを用いた場合を例示している。この場合は、タッチセンサの機能および配置エリアの大きさを考慮し、操作対象を限定する場合に適している。図3では、エアコンとオーディオ機器とを操作対象とした場合を例示している。後述するように、本発明では、副操作部120が操作されたことが条件となるが、この場合は、上記条件を充足する動作を行った後、操作対象(エアコンまたはオーディオ)をタッチすることにより選択し、例えば、予め、エアコンについては温度調整のみが操作対象であり、オーディオについては、音量調整のみが操作対象である場合には、下部の操作バーを指でなぞることにより、エアコンの温度を上下させたり、オーディオの音量を調整したりすることができる。なお、図示していないが、温度や音量等の調整量を図化した表示(専用マーク)を設けてもよい。
図4は、主操作部110として、例えば表面に液晶表示部を有し、内部に接触を検知するセンサ部を有するタッチパネルを用いた場合を例示している。この場合は、配置エリアの大きさを考慮しつつ、細かい操作を行う場合に適している。この例では、図4(A)において、副操作部120を操作した後に、液晶表示部に表示されている操作対象(エアコンまたはオーディオ)のアイコンをタッチすることにより選択する。このとき、例えば、エアコンを選択すると、タッチパネルの液晶表示部の画面が図4(B)のように遷移し、温度あるいは風速のいずれかを選択することができる。
ここで、タッチパネルは、複数個のスイッチが設けられ接触圧力を複数段階に検出可能なセンサ構造を備えたタッチパネル、例えば、超音波方式、ピエゾ圧電方式等が使用される。そして、その接触圧力等に応じた信号を後述する制御部に出力する。
なお、タッチパネルに設けられた複数個のスイッチが接触圧力を1段階に検出可能であっても、この検出可能な接触圧力よりも高い所定の接触圧力で触れられたときに導通と非道通とが切替わる他のスイッチが設けられていれば、このようなタッチパネルも使用可能である。このようなタッチパネルとしては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式及び静電容量方式等のタッチパネルが挙げられる。また、このような他のスイッチとしては、例えば、タッチパネルの裏面に設けられたストローク機能を有するスイッチが挙げられる。
また、例えば、タッチパネルのセンサ構造が接触圧力を2段階に検出可能である場合、制御部はタッチパネルが、第1の所定値以上の接触圧力で触れられると、その位置に設けられたスイッチが、選択されていることを検出し、その旨をスイッチ入力情報として出力する。更に、タッチパネルが、前記第1の所定値よりも高い第2の所定値以上の接触圧力で触れられると、その位置に設けられたスイッチの入力が確定されたことを検出し、その旨をスイッチ入力情報として出力する。
また、主操作部110として、表示部300にポインタを表示し、そのポインタやアイコンを操作する平面状のタッチパッドとしてもよい。但し、この場合には、表示部300を操作時に見なければならないため、走行時の安全性を鑑みると好ましくはないが、タッチパッド上への操作軌跡を後述する制御部400が検知して、その操作内容に応じた制御を行うものとすれば、表示部300を操作時に見ずに操作が可能となる。
副操作部120は、ステアリングホイール100の裏面に設けられ、主操作部110への入力を許可するための機能を有する。副操作部120は、図2に示すように、いわゆるパドル式のスイッチであり、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の人差し指、中指、薬指、または小指の少なくともいずれかの可動範囲内に配置されている。このような位置に配置することにより、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で、スムーズに副操作部120を操作することができる。
また、副操作部120は、メカニカルなスイッチで構成してもよいが、タッチセンサで構成してもよい。なお、副操作部120は、ステアリングホイール100の裏面に設けられているため、意識的に操作しないと操作されないようになっている。そのため、副操作部120の操作を検出した場合に、主操作部110の入力を有効とすることによって、誤操作を十分に防止することができる。しかし、副操作部120の配置や操作態様によっては、瞬時でも、副操作部120の操作を検出した場合に、主操作部110の入力を有効としてしまうと、運転者がステアリングホイールを操作する際などに、無意識に副操作部120を操作してしまったときに、誤動作を生じる可能性も考えられるため、予め定めた所定の時間、副操作部120が操作された場合に、主操作部110の入力を有効とするのが好適である。
さらに、主操作部110の入力を誤動作なく、有効とするために、副操作部120の操作が要件となるが、副操作部120を操作すれば、実際には、主操作部110の操作が完了しているにも関わらず、この状態が継続してしまうと、主操作部110の誤動作を誘発する可能性がある。そのため、主操作部110の操作を予め定められた時間内に限定することが好ましい。また、主操作部110の操作有効時間が経過した場合には、その旨を表示部300に表示することが好ましい。
<車載機器操作装置の電気的構成>
図5を用いて、本実施形態に係る車載機器操作装置の電気的構成について説明する。
図5に示すように、本実施形態に係る車載機器操作装置は、主操作部110と、副操作部120と、車載機器200と、表示部300と、制御部400とから構成されている。なお、制御部400以外の構成要素については、上記と説明が重複するため、その詳細な説明は省略する。
制御部400は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成され、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶素子に格納された制御プログラムに応じて、車載機器操作装置全体の動作を制御する。なお、制御部400は、車載機器操作装置固有に設けられてもよいし、車両全体の動作を制御するCPU等で制御してもよい。
具体的には、副操作部120の操作信号を入力し、タイマを起動して、予め定めた所定の時間が経過する前の主操作部110からの操作信号を無効とし、予め定めた所定の時間が経過した後の主操作部110からの操作信号を入力する。
制御部400は、主操作部110からの操作信号に基づいて、操作対象となる車載機器200に制御信号を出力するとともに、表示部300に、表示信号を出力する。一方で、予め定めた所定の時間の経過した後に、再び、タイマを起動し、予め定められた主操作部110の操作有効期間の以降の主操作部110の操作信号を無効とする。
<車載機器操作装置の処理>
図6を用いて、本実施形態に係る車載機器操作装置の処理について説明する。なお、本実施形態では、副操作部120へのタッチ操作が所定時間入力されたときに、主操作部110の操作を許可するようになっている。
まず、制御部400は、入力信号により副操作部120が操作されたか否かを確認する(ステップS101)。このとき、副操作部120の操作が確認できない場合(ステップS101の「No」)には、もとに戻る。
一方で、副操作部120の操作が確認できた場合(ステップS101の「Yes」)には、副操作部120の操作が所定時間継続されたかを確認する(ステップS102)。このとき、副操作部120の操作が所定時間継続されていないと確認できた場合(ステップS102の「No」)には、ステップS101に戻る。なお、この間に、主操作部110からの操作信号を入力しても、これを無効とするように処理を行う。
一方で、副操作部120の操作が所定時間継続されていると確認できた場合(ステップS102の「Yes」)に、主操作部110からの操作信号を入力した場合には、この操作信号を有効とし(ステップS103)、この操作信号に応じて、操作対象となる車載機器200に制御信号を出力するとともに(ステップS105)、表示部300に、表示信号を出力する(ステップS104)。
そして、主操作部110からの操作信号を有効としてから所定時間が経過したか否かを判断し(ステップS106)、所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS106の「No」)には、ステップS103に戻り、一方、所定時間が経過していると判断した場合(ステップS106の「Yes」)には、これ以降の主操作部110からの操作信号を無効とする。
以上、説明したように、本実施形態によれば、車両に搭載された各種機器を操作する主操作部110と、これとは別体に主操作部110への入力を許可するための副操作部120が、車両のステアリングホイール100に設けられていることから、副操作部120を操作しなければ、主操作部110の操作が受け付けられない。そのため、走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまっても、その誤作動を未然に防止することができる。また、副操作部120が車両のステアリングホイール100の裏面に設けられていることにより、動作においてステアリングホイール100そのものが壁になるため、明確な意図に基づかなければ、副操作部120を操作できない構造であり、より確実に、主操作部110の誤差動を防止することができる。また、主操作部110と副操作部120とが、車両のステアリングホイール100に設けられていることから、操作性がよい。
なお、車載機器操作装置の制御部の処理をコンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを車載機器操作装置の制御部に読み込ませ、実行することによって本発明の車載機器操作装置を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、本実施形態においては、主操作部110をタッチセンサ、タッチパネルで構成する例について説明したが、操作項目が少なく、操作項目ごとに割り付けをおこなってもステアリングホイール100の所定エリアに配置可能の場合や、操作項目は、比較的多いが、長押しや所定期間内の複数操作を利用することにより、操作項目を割り付け可能である場合には、例えば、プッシュスイッチ等のメカニカルスイッチにより、主操作部110を構成してもよい。つまり、主操作部110の配置エリアとメカニカルスイッチのサイズから配置できるメカニカルスイッチの配置個数以内に操作項目がおさまれば、操作項目ごとにメカニカルスイッチを配置し、メカニカルスイッチの配置個数よりも操作項目が多い場合には、長押しや所定期間内の複数操作を利用して、操作項目を割りつけることにより、メカニカルスイッチを用いて、主操作部110を構成することも可能である。
また、本実施形態の図2では、副操作部120は、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の人差し指、中指、薬指、または小指の少なくともいずれかの可動範囲内に配置されるものとしたが、これに限らない。例えば、副操作部120は、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の人差し指、中指、薬指、および小指の全ての可動範囲の外側に配置されるものとしてもよい。これによれば、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態でのスムーズな副操作部120の操作は、阻害されることになってしまうが、副操作部120を誤って操作してしまう可能性を低減できるので、より確実に、主操作部110の誤作動を防止することができる。
また、本実施形態の図2では、運転者が主として、右手で主操作部110および副操作部120を操作することを想定して、ステアリングホイール100の表面右側に主操作部110および副操作部120を配置した場合の配置関係について説明したが、運転者が主として、左手で主操作部110および副操作部120を操作する場合には、ステアリングホイール100の表面左側に、図2に示すような配置関係で主操作部110および副操作部120を配置してもよい。さらに、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の右手の人差し指、中指、薬指、または小指の少なくともいずれかの可動範囲内に副操作部120を配置し、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の左手親指の可動範囲内に主操作部110を配置してもよいし、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の左手の人差し指、中指、薬指、または小指の少なくともいずれかの可動範囲内に副操作部120を配置し、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の右手親指の可動範囲内に主操作部110を配置してもよい。つまり、実施形態で説明した配置関係に関わらず、上記のように、主操作部110と副操作部120とをステアリングホイール100の両側に分離して配置してもよい。
また、本実施形態の図2では、副操作部120は、いわゆるパドル式のスイッチであるものとしたが、これに限らず、例えば、ステアリングホイール100のスポーク部の裏側に配置し、プッシュ式のスイッチや、タッチセンサで構成されるものであってもよい。
100;ステアリングホイール
110;主操作部
120;副操作部
200;車載機器
300;表示部
400;制御部

Claims (6)

  1. 車両のステアリングホイールの表面に設けられ、前記車両に搭載された各種機器を操作する主操作部と、
    前記車両のステアリングホイールの裏面に設けられ、前記主操作部への入力を許可するための副操作部と、
    を備えたことを特徴とする車載機器操作装置。
  2. 前記主操作部が、前記ステアリングホイールのグリップを把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車載機器操作装置。
  3. 前記副操作部、主操作部および前記各種機器を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記副操作部が、所定時間、操作されたときに、前記主操作部の操作を予め定められた時間内有効とすることを特徴とする請求項1に記載の車載機器操作装置。
  4. 前記主操作部が、タッチセンサにより形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の車載機器操作装置。
  5. 前記副操作部の操作時に、前記主操作部において操作可能な操作対象メニューを表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の車載機器操作装置。
  6. 前記表示部が、さらに、前記主操作部の操作有効時間が経過した旨を表示することを特徴とする請求項5に記載の車載機器操作装置。
JP2012227171A 2012-10-12 2012-10-12 車載機器操作装置 Expired - Fee Related JP6144027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012227171A JP6144027B2 (ja) 2012-10-12 2012-10-12 車載機器操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012227171A JP6144027B2 (ja) 2012-10-12 2012-10-12 車載機器操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014080045A true JP2014080045A (ja) 2014-05-08
JP6144027B2 JP6144027B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=50784680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012227171A Expired - Fee Related JP6144027B2 (ja) 2012-10-12 2012-10-12 車載機器操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6144027B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3033759A1 (fr) * 2015-09-28 2016-09-23 Continental Automotive France Volant de conduite avec capteurs sur les branches
CN111290656A (zh) * 2018-12-10 2020-06-16 大众汽车有限公司 使用户界面投入运行的方法和交通工具的用户界面

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11115465A (ja) * 1997-10-21 1999-04-27 Calsonic Corp 車両用コントローラ
JP2006096295A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Tokai Rika Co Ltd ステアリングホイールスイッチ装置
US20060241818A1 (en) * 2005-04-22 2006-10-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha In-vehicle display device
JP2006347215A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Toyota Motor Corp タッチスイッチ
US20110040455A1 (en) * 2009-02-03 2011-02-17 Lathrop William Brian Motor vehicle
JP2011063103A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Denso Corp 車載機器操作システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11115465A (ja) * 1997-10-21 1999-04-27 Calsonic Corp 車両用コントローラ
JP2006096295A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Tokai Rika Co Ltd ステアリングホイールスイッチ装置
US20060241818A1 (en) * 2005-04-22 2006-10-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha In-vehicle display device
JP2006347215A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Toyota Motor Corp タッチスイッチ
US20110040455A1 (en) * 2009-02-03 2011-02-17 Lathrop William Brian Motor vehicle
JP2011063103A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Denso Corp 車載機器操作システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3033759A1 (fr) * 2015-09-28 2016-09-23 Continental Automotive France Volant de conduite avec capteurs sur les branches
CN111290656A (zh) * 2018-12-10 2020-06-16 大众汽车有限公司 使用户界面投入运行的方法和交通工具的用户界面

Also Published As

Publication number Publication date
JP6144027B2 (ja) 2017-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014061761A (ja) 車載機器操作装置
US10120567B2 (en) System, apparatus and method for vehicle command and control
EP2699444B1 (en) Input/output device for a vehicle and method for interacting with an input/output device
US20160195989A1 (en) Method and apparatus for inputting data with two types of input and haptic feedback
JP6035828B2 (ja) 表示操作装置および表示システム
JP2007106353A (ja) 車両用情報表示装置及び車両用情報表示システム
JP5456899B2 (ja) 車両用操作装置
JP5876013B2 (ja) 入力装置
WO2016051440A1 (ja) 車両及びステアリングユニット
JP2014061753A (ja) 車載機器操作装置
CN108698626B (zh) 具有双面透明触摸感应壁的驾驶方向盘
JP6144027B2 (ja) 車載機器操作装置
JP2014211690A (ja) タッチ入力方法およびタッチ入力装置
JP2009298380A (ja) 入力装置
JP2017030746A (ja) 車両及びステアリングユニット
JP6311439B2 (ja) 操作装置
JP6026193B2 (ja) 車載機器操作装置
JP2014058293A (ja) 車載機器操作装置
WO2017145746A1 (ja) 車両用コントロールユニット
JP2014172413A (ja) 操作支援システム、操作支援方法及びコンピュータプログラム
JP2014058234A (ja) パドルスイッチ
JP4910484B2 (ja) 車載操作システム
JP2014061760A (ja) 車載機器操作装置
CN108693981A (zh) 车辆用输入装置
JP7529380B2 (ja) 車両用操作制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6144027

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees