JP2014058293A - 車載機器操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまっても、その誤作動を未然に防止する。
【解決手段】車両のステアリングホイール100に設けられた操作部110と、操作部110を制御する制御部と、を備える。操作部110は、車両に搭載された各種機器を操作する主操作部120と、主操作部120の下部に設けられて主操作部120への入力を許可するための副操作部130と、を備える。制御部は、副操作部130が操作されている期間に、主操作部120の操作を有効とする。
【選択図】図2
【解決手段】車両のステアリングホイール100に設けられた操作部110と、操作部110を制御する制御部と、を備える。操作部110は、車両に搭載された各種機器を操作する主操作部120と、主操作部120の下部に設けられて主操作部120への入力を許可するための副操作部130と、を備える。制御部は、副操作部130が操作されている期間に、主操作部120の操作を有効とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両に搭載された各種機器を操作する車載機器操作装置に関する。
従来から、ステアリングホイールにスイッチ等を設け、車両に搭載された各種機器を操作する技術が知られている。これは、例えば、操作指で押圧された際の領域を検出する複数のスイッチを有するマトリクススイッチ、タッチトレーサ及びタッチパネルをステアリングホイールのスポーク上に配置し、更に、車両搭載機器の動作や操作状態を示す表示機器としてモニタやヘッドアップディスプレイを用いたものである(例えば、特許文献1参照。)。
また、運転者による操作が容易となるように、車両のステアリングホイール上に、多数の車載機器機能の操作入力が可能となる操作部を、設けて美観を損ねることを防ぐために、配置車両のステアリングホイールのリング部に対電極を設けるとともに、対電極をなす双方の電極の一方に操作信号を出力し、その操作信号に基づいて対電極の電極間インピーダンスZを反映した信号を検出し、さらに、その検出信号に基づいて、制御部が対電極への所定操作の有無を判定して、所定操作があったと判定した場合には予め定められた制御内容を実行する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、上記のような従来の技術では、ステアリングホイールに操作手段としてのスイッチ等が設けられているために、走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまうと誤作動を生じてしまうという問題があった。特に、運転者が意識して操作を行った結果として、誤った操作を行った場合には、特許文献1のように、表示機器の表示により、その誤操作に気づく場合もあるが、運転者が無意識に操作手段に触れてしまう場合には、運転者が操作をした意識をもっていないため、特許文献1のように、表示機器があっても、その表示内容に着目しないまま、誤った操作が実行される可能性が高い。
また、特許文献2に開示された技術では、ステアリングホイール上に設けられた操作部に接触することで操作がなされることから、走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまうと誤作動を生じてしまうという可能性がさらに高まるという危険性がある。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまっても、その誤作動を未然に防止する車載機器操作装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(1)本発明は、車両のステアリングホイール(例えば、図1のステアリングホイール100に相当)の表面に設けられ、前記車両に搭載された各種機器を操作する上面に配置された主操作部(例えば、図2の主操作部120に相当)と、前記主操作部の下部に所定の間隔をおいて設けられた機械的なスイッチからなる副操作部(例えば、図2の副操作部130に相当)と、からなる操作部(例えば、図1や図2の操作部110に相当)と、前記主操作部を所定の押下力で押下したときに、前記副操作部を形成する機械的なスイッチが押下されることにより、前記主操作部の入力を有効とする制御部(例えば、図7の制御部400に相当)と、を備えたことを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、車両のステアリングホイールの表面に、主操作部及び副操作部からなる操作部を設けた。主操作部は、車両に搭載された各種機器を操作するものであり、操作部の上面に配置されるものとした。また、副操作部は、主操作部の下部に所定の間隔をおいて設けられた機械的なスイッチからなるものとした。さらに、主操作部が所定の押下力で押下されたときに、副操作部を形成する機械的なスイッチが押下されることにより、主操作部の入力を有効とする制御部を設けた。このため、操作部が2階建て構造となっており、主操作部を所定の押下力で押下しないと、主操作部の入力が有効にならない。すなわち、運転者が明確な意志をもって主操作部を押下しないと、主操作部の操作が受け付けられない構造になっているため、走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作部に触れてしまっても、その誤作動を未然に防止することができる。また、主操作部の下部に副操作部が設けられているため、運転者の指の移動距離を小さくすることができるので、運転中でも違和感なく操作することができる。
(2)本発明は、(1)の車載機器操作装置について、前記主操作部を保持するロック機構を備え、前記主操作部が所定の押下力で押下されると、前記副操作部を形成する機械的なスイッチが押下されるとともに、前記主操作部が前記ロック機構により押下位置(例えば、図3参照)で保持されることを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、主操作部を所定の押下力で押下すると、副操作部を形成する機械的なスイッチが押下されるとともに、主操作部がロック機構により押下位置でロックされる。このため、主操作部を所定の押下力で押下すると、副操作部を形成する機械的なスイッチを押下した状態で主操作部がロックされる。したがって、主操作部を所定の押下力で押下した後に主操作部を操作している際に、副操作部を形成する機械的なスイッチの押下が解除されてしまうのを防止できるので、主操作部の操作性を向上させることができる。
(3)本発明は、(2)の車載機器操作装置について、前記ロック機構は、前記主操作部が前記押下位置で保持されている状態でさらに押下されると前記ロックが解除されるオルタネイト機構を有することを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、主操作部が上述の押下位置で保持されている状態でさらに押下されると、主操作部のロックをオルタネイト機構が解除する。このため、ロックされた状態の主操作部をさらに押下すれば、以後の主操作部の入力を無効にすることができるので、主操作部の誤操作を防止することができる。
(4)本発明は、(1)〜(3)の車載機器操作装置について、前記主操作部は、前記ステアリングホイール上でかつ前記ステアリングホイールのグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲内に配置されていることを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、ステアリングホイール上で、かつ、ステアリングホイールのグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲内に、主操作部が配置されていることから、ステアリングホイールのグリップ部を把持した状態で、スムーズに主操作部を操作することができる。
(5)本発明は、(1)〜(4)の車載機器操作装置について、前記主操作部が、タッチセンサにより形成されていることを特徴とする車載機器操作装置を提案している。
この発明によれば、主操作部が、タッチセンサにより形成されていることから、運転者が気づかない、ちょっとした接触でも反応してしまうが、副操作部を操作するといった一定の条件を満たさなければ、主操作部の操作を有効としないため、主操作部の誤操作を防止することができる。
本発明によれば、主操作部に運転者が誤って触れてしまった場合でも、副操作部の操作がなければ、主操作部からの入力は無効化されるため、主操作部の誤動作を防止することができるという効果がある。また、主操作部を所定の押下力で押下しないと、すなわち運転者が明確な意志をもって主操作部を押下しないと、副操作部の操作が行われず、主操作部の操作が受け付けられないため、より確実に、主操作部の誤動作を防止することができるという効果がある。また、主操作部の下部に副操作部が設けられているため、運転者の指の移動距離を小さくすることができるので、運転中でも違和感なく操作することができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<実施形態>
図1から図7を用いて、本発明に係る車載機器操作装置について説明する。
図1から図7を用いて、本発明に係る車載機器操作装置について説明する。
<車載機器操作装置の全体構成>
図1から図6を用いて、本実施形態に係る車載機器操作装置の全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車載機器操作装置は、ステアリングホイール100と、車載機器200と、表示部300とから構成され、ステアリングホイール100には、操作部110が設けられている。
図1から図6を用いて、本実施形態に係る車載機器操作装置の全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車載機器操作装置は、ステアリングホイール100と、車載機器200と、表示部300とから構成され、ステアリングホイール100には、操作部110が設けられている。
ここで、車載機器200は、例えば、エアコンやオーディオ機器、ナビゲーション装置等である。なお、本実施形態では、後述する主操作部120による車載機器200の操作を例示しているが、例えば、リヤデフォッガ、ATスノーホールド、クルーズメインSW、ワイパーデアイサ、フォグランプ、トラクションコントロール、パワーウィンドウ、リモコンドアミラー、サンルーフ等の操作を含めてもよい。
表示部300は、主操作部120で操作できる操作メニューや操作状況を表示する。なお、表示部300としては、フロントガラスに配設されるヘッドアップディスプレイ(HUD:heads−up display)を用いて、走行方向から運転者が視線を外さずに、表示部300の表示内容を視認するようにしてもよい。また、操作対象や操作状況を瞬時に判断できるように、操作対象や操作項目等が指示された場合には、これらの例えば、アイコン部が反転表示されたり、バー表示部分の表示形態がその操作度合いに応じて、変化して表示されたりすることが好ましい。
操作部110は、ステアリングホイール100の表面に設けられ、主操作部120、副操作部130、ロック機構(図示省略)、及びオルタネイト機構(図示省略)を備える。図2に示すように、主操作部120は、操作部110の上面に配置され、副操作部130は、主操作部120の下部に所定間隔をおいて設けられる。
主操作部120は、車両に搭載された各種機器(車載機器200)を操作するための機能を有する。図2及び後述の図3では、主操作部120としてタッチセンサを用いた場合を例示しており、主操作部120は、複数の電極121を備えている。
副操作部130は、主操作部120への入力を許可するための機能を有する。この副操作部130は、機械的なスイッチからなり、この機械的なスイッチは、図3に示すように主操作部120が所定の押下力で押下されると、主操作部120により押下される。
なお、副操作部130を形成する機械的なスイッチの下部には、台座140が設けられている。この台座140の高さを調節することで、副操作部130を形成する機械的なスイッチを主操作部120により押下するために必要な上述の所定の押下力を、適宜設定することができる。また、主操作部120を押下する押下力が所定の押下力より小さい場合には、図示しない復帰機構により、主操作部120を図2の初期位置に戻す。この復帰機構は、例えばバネで形成される。
ロック機構は、図3に示すように、主操作部120が所定の押下力で押下されて、副操作部130を形成する機械的なスイッチが主操作部120により押下されると、主操作部120をこの押下位置で保持する。このため、主操作部120が所定の押下力で押下されると、ロック機構により、副操作部130を形成する機械的なスイッチを押下した状態で、主操作部120がロックされる。
オルタネイト機構は、例えば係合ピンがカム溝に係合するハートカム機構等によって構成されるものであり、上述の押下位置で保持されている状態の主操作部120がさらに押下されると、ロック機構による主操作部120のロックを解除する。このため、ロックされた状態の主操作部120がさらに押下されると、副操作部130を形成する機械的なスイッチを主操作部120が押下している状態が、オルタネイト機構により解除される。主操作部120のロックが解除されると、主操作部120は、上述の復帰機構により図2の初期位置に戻される。
上述の主操作部120は、図4に示すように、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲内に配置されていることが望ましい。このような位置に配置することにより、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で、スムーズに主操作部120を操作することができる。
また、主操作部120は、複数のメカニカルなスイッチで構成してもよいが、タッチセンサあるいはタッチパネルで構成することが好ましい。特に、多くの車載機器200を操作する場合や、個々の車載機器200について、細かい操作をさせる場合には、メカニカルスイッチでは、相当数のスイッチが必要となるが、ステアリングホイール100に配置することを考えると、配置エリアの大きさに制限があるため、タッチパネルを用いるのが好適である。
図5は、主操作部120として、特定箇所に例えば銅板等で構成された電極を内部に備えたタッチセンサを用いた場合を例示している。この場合は、タッチセンサの機能および配置エリアの大きさを考慮し、操作対象を限定する場合に適している。図5では、エアコンとオーディオ機器とを操作対象とした場合を例示している。後述するように、本発明では、副操作部130が操作されたことが条件となるが、この場合は、上記条件を充足する動作を行った後、操作対象(エアコンまたはオーディオ)をタッチすることにより選択し、例えば、予め、エアコンについては温度調整のみが操作対象であり、オーディオについては、音量調整のみが操作対象である場合には、下部の操作バーを指でなぞることにより、エアコンの温度を上下させたり、オーディオの音量を調整したりすることができる。なお、図示していないが、温度や音量等の調整量を図化した表示(マーク)を設けてもよい。
図6は、主操作部120として、例えば表面に液晶表示部を備えるとともに内部に接触を検知するセンサ部を備えたタッチパネルを用いた場合を例示している。この場合は、配置エリアの大きさを考慮しつつ、細かい操作を行う場合に適している。この例では、図6(A)において、副操作部130を操作した後に、操作対象(エアコンまたはオーディオ)をタッチすることにより選択する。このとき、例えば、エアコンを選択すると、タッチパネルの画面が図6(B)のように遷移し、温度あるいは風速のいずれかを選択することができる。
ここで、タッチパネルは、複数個のスイッチが設けられ接触圧力を複数段階に検出可能なセンサ構造を備えたタッチパネル、例えば、超音波方式、ピエゾ圧電方式等のタッチパネルが使用される。そして、その接触圧力等に応じた信号を後述する制御部に出力する。
なお、タッチパネルに設けられた複数個のスイッチが接触圧力を1段階に検出可能であっても、この検出可能な接触圧力よりも高い所定の接触圧力で触れられたときに導通と非道通とが切替わる他のスイッチが設けられていれば、このようなタッチパネルも使用可能である。このようなタッチパネルとしては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式及び静電容量方式等のタッチパネルが挙げられる。また、このような他のスイッチとしては、例えば、タッチパネルの裏面に設けられたストローク機能を有するスイッチが挙げられる。
また、例えば、タッチパネルのセンサ構造が接触圧力を2段階に検出可能である場合、制御部はタッチパネルが、第1の所定値以上の接触圧力で触れられると、その位置に設けられたスイッチが、選択されていることを検出し、その旨をスイッチ入力情報として出力する。更に、タッチパネルが、前記第1の所定値よりも高い第2の所定値以上の接触圧力で触れられると、その位置に設けられたスイッチの入力が確定されたことを検出し、その旨をスイッチ入力情報として出力する。
また、操作部110として、表示部300にポインタを表示し、そのポインタやアイコンを操作する平面状のタッチパッドを用いることもできる。ただし、この場合には、表示部300を操作時に見なければならないため、走行時の安全性を鑑みると好ましくはないが、タッチパッド上への操作軌跡を後述する制御部400が検知して、その操作内容に応じた制御を行うものとすれば、表示部300を操作時に見ずに操作が可能となる。
<車載機器操作装置の電気的構成>
図7を用いて、本実施形態に係る車載機器操作装置の電気的構成について説明する。
図7に示すように、本実施形態に係る車載機器操作装置は、操作部110に設けられた主操作部120及び副操作部130と、車載機器200と、表示部300と、制御部400とから構成されている。なお、制御部400以外の構成要素については、上記と説明が重複するため、その詳細な説明は省略する。
図7を用いて、本実施形態に係る車載機器操作装置の電気的構成について説明する。
図7に示すように、本実施形態に係る車載機器操作装置は、操作部110に設けられた主操作部120及び副操作部130と、車載機器200と、表示部300と、制御部400とから構成されている。なお、制御部400以外の構成要素については、上記と説明が重複するため、その詳細な説明は省略する。
制御部400は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成され、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶素子に格納された制御プログラムに応じて、車載機器操作装置全体の動作を制御する。なお、制御部400は、車載機器操作装置固有に設けられてもよいし、車両全体の動作を制御するCPU等で制御してもよい。
具体的には、副操作部130の操作信号が入力されている期間、すなわち副操作部130を形成する機械的なスイッチが主操作部120により押下されている期間にのみ、主操作部120からの操作信号の入力を有効とする。一方、副操作部130の操作信号が入力されていない期間、すなわち副操作部130を形成する機械的なスイッチが主操作部120により押下されていない期間では、主操作部120からの操作信号の入力を無効とする。
制御部400は、主操作部120からの操作信号に基づいて、操作対象となる車載機器200に制御信号を出力するとともに、表示部300に、表示信号を出力する。
<車載機器操作装置の処理>
図8を用いて、本実施形態に係る車載機器操作装置の処理について説明する。
図8を用いて、本実施形態に係る車載機器操作装置の処理について説明する。
まず、制御部400は、副操作部130を形成する機械的なスイッチが主操作部120により押下されているか否かを、入力信号により確認する(ステップS101)。このとき、副操作部130を形成する機械的なスイッチが主操作部120により押下されていることを確認できない場合(ステップS101の「No」)には、もとに戻る。
一方で、副操作部130を形成する機械的なスイッチが主操作部120により押下されていることを確認できた場合(ステップS101の「Yes」)に、主操作部120からの操作信号を入力した場合には、この操作信号を有効とし(ステップS102)、この操作信号に応じて、操作対象となる車載機器200に制御信号を出力するとともに(ステップS104)、表示部300に、表示信号を出力する(ステップS103)。
そして、制御部400は、副操作部130を形成する機械的なスイッチの押下が解除されたか否かを、入力信号により確認する(ステップS105)。このとき、解除されたことを確認できない場合(ステップS105の「No」)には、ステップS102に戻り、一方、解除されたことを確認できた場合(ステップS105の「Yes」)には、これ以降の主操作部120からの操作信号を無効とする。
以上、説明したように、本実施形態によれば、車両に搭載された各種機器を操作する主操作部120と、主操作部120への入力を許可するための副操作部130が、車両のステアリングホイール100に設けられていることから、副操作部130を操作しなければ、主操作部120の操作が受け付けられない。そのため、走行中のステアリング操作により、運転者が無意識に操作手段に触れてしまっても、その誤作動を未然に防止することができる。また、主操作部120の下部に副操作部130が設けられているため、運転者の指の移動距離を小さくすることができるので、運転中でも違和感なく操作することができる。
また、主操作部120を所定の押下力で押下しないと、すなわち運転者が明確な意志をもって主操作部120を押下しないと、副操作部130を形成する機械的なスイッチが主操作部120により押下されず、主操作部120の操作が受け付けられないため、より確実に、主操作部120の誤動作を防止することができる。
また、主操作部120が所定の押下力で押下されると、ロック機構により、副操作部130を形成する機械的なスイッチを押下した状態で、主操作部120がロックされる。このため、主操作部120を所定の押下力で押下した後に主操作部120を操作している際に、副操作部130を形成する機械的なスイッチの押下が解除されてしまうのを防止できるので、主操作部120の操作性を向上させることができる。
また、ロックされた状態の主操作部120がさらに押下されると、副操作部130を形成する機械的なスイッチを主操作部120が押下している状態が、オルタネイト機構により解除される。このため、ロックされた状態の主操作部120をさらに押下すれば、以後の主操作部120の入力を無効にすることができるので、主操作部120の誤動作を防止することができる。
なお、車載機器操作装置の制御部の処理をコンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを車載機器操作装置の制御部に読み込ませ、実行することによって本発明の車載機器操作装置を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、本実施形態においては、主操作部120をタッチセンサ、タッチパネルで構成する例について説明したが、操作項目が少なく、操作項目ごとに割り付けをおこなってもステアリングホイール100の所定エリアに配置可能の場合や、操作項目は、比較的多いが、長押しや所定期間内の複数操作を利用することにより、操作項目を割り付け可能である場合には、例えば、プッシュスイッチ等のメカニカルスイッチにより、主操作部120を構成してもよい。つまり、主操作部120の配置エリアとメカニカルスイッチのサイズから配置できるメカニカルスイッチの配置個数以内に操作項目がおさまれば、操作項目ごとにメカニカルスイッチを配置し、メカニカルスイッチの配置個数よりも操作項目が多い場合には、長押しや所定期間内の複数操作を利用して、操作項目を割りつけることにより、メカニカルスイッチを用いて、主操作部120を構成することも可能である。
また、本実施形態の図4では、主操作部120は、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲内に配置されるものとしたが、これに限らない。例えば、主操作部120は、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲の外側に配置されるものとしてもよい。これによれば、ステアリングホイール100のグリップ部を把持した状態でのスムーズな主操作部120の操作は、阻害されることになってしまうが、主操作部120を誤って操作してしまう可能性を低減できるので、より確実に、主操作部120の誤作動を防止することができる。
また、本実施形態の図4では、運転者が主として、右手で主操作部120を操作することを想定して、ステアリングホイール100の表面右側に主操作部120を配置した場合の配置関係について説明したが、運転者が主として、左手で主操作部120を操作する場合には、ステアリングホイール100の表面左側に主操作部120を配置してもよい。
100;ステアリングホイール
110;操作部
120;主操作部
130;副操作部
200;車載機器
300;表示部
400;制御部
110;操作部
120;主操作部
130;副操作部
200;車載機器
300;表示部
400;制御部
Claims (5)
- 車両のステアリングホイールの表面に設けられ、
前記車両に搭載された各種機器を操作する上面に配置された主操作部と、
前記主操作部の下部に所定の間隔をおいて設けられた機械的なスイッチからなる副操作部と、からなる操作部と、
前記主操作部を所定の押下力で押下したときに、前記副操作部を形成する機械的なスイッチが押下されることにより、前記主操作部の入力を有効とする制御部と、
を備えたことを特徴とする車載機器操作装置。 - 前記主操作部を保持するロック機構を備え、
前記主操作部が所定の押下力で押下されると、前記副操作部を形成する機械的なスイッチが押下されるとともに、前記主操作部が前記ロック機構により押下位置で保持されることを特徴とする請求項1に記載の車載機器操作装置。 - 前記ロック機構は、前記主操作部が前記押下位置で保持されている状態でさらに押下されると前記ロックが解除されるオルタネイト機構を有することを特徴とする請求項2に記載の車載機器操作装置。
- 前記主操作部は、前記ステアリングホイール上でかつ前記ステアリングホイールのグリップ部を把持した状態で操作可能な運転者の親指の可動範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の車載機器操作装置。
- 前記主操作部が、タッチセンサにより形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の車載機器操作装置。
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