JP2014079766A - 鋳型製造方法及び鋳型 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋳型を短時間で作成することができる鋳型製造方法及び鋳型を提供すること。
【解決手段】鋳物の製造に用いる鋳型を製造する鋳型製造方法であって、鋳物に対応するろう型を製造するろう型作製工程と、ろう型に第1スラリーを塗布するスラリー塗布工程と、第1スラリーが付着されたろう型を乾燥させる工程と、乾燥したろう型を、ろう型の周囲を覆う外部箱の中に設置する設置工程と、ろう型が設置された外部箱に第2スラリーを注入する第2スラリー注入工程と、外部箱に注入した第2スラリーを固化する固化工程と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、鋳型製造方法及び鋳型に関するものである。
鋳物を製造する鋳造方法には、鋳物を高い精度で製造する場合に用いられる精密鋳造方法がある。精密鋳造方法は、特許文献1に記載されているように、成形部品と同一形状の消失性模型(ワックス型)の周囲にスラリーを塗布し、その後、初層スタッコ(フラワー)を付着させ、乾燥させる。その後、スラリーの塗布、スタッコの付着、乾燥の3つの工程を繰り返し行い、鋳物の外側を覆う型(外側鋳型)を作製する。
特開2001−18033号公報
特許文献1に記載の装置では、スラリーの塗布、スタッコの付着、乾燥の3つの工程を繰り返し行うことで、所望の厚さの外側鋳型を作成し、所望の強度の外側鋳型を作成する。ここで、スラリーの塗布、スタッコの付着、乾燥の工程は、1回の処理で半日から1日かかる。このため、この3つの工程を複数回繰り返し行い、鋳型を作製する方法は、鋳型の作製に時間がかかる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、鋳型を短時間で作成することができる鋳型製造方法及び鋳型を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、鋳物の製造に用いる鋳型を製造する鋳型製造方法であって、鋳物に対応するろう型を製造するろう型作製工程と、前記ろう型に第1スラリーを塗布するスラリー塗布工程と、前記第1スラリーが付着された前記ろう型を乾燥させる工程と、乾燥した前記ろう型を、前記ろう型の周囲を覆う外部箱の中に設置する設置工程と、前記ろう型が設置された前記外部箱に第2スラリーを注入する第2スラリー注入工程と、前記外部箱に注入した前記第2スラリーを固化する固化工程と、を有することを特徴とする。
また、前記第2スラリーは、デルタアルミナと水との混合物であることが好ましい。
また、前記第2スラリーは、耐火物粒子と界面活性剤となるポリカルボン酸とが混合され、前記界面活性剤により前記耐火物粒子が分散されており、前記固化工程は、前記第2スラリーにアルカリ化合物を投入する処理であることが好ましい。
また、前記耐火物粒子は、ムライトであることが好ましい。
また、前記外部箱は、内周面が前記ろう型の外周に沿った形状であることが好ましい。
また、前記第1スラリーは、シリカゾル、アルミナ、ジルコニアのいずれか1つの粒子を含むことが好ましい。
また、前記外部箱は、前記ろう型との間の空間5mm以上30mm以下であることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、鋳型であって、上記のいずれかに記載の鋳型製造方法で製造されたことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、鋳物の製造に用いる鋳型であって、前記鋳物の内部の空洞部分に対応する形状のコアと、前記鋳物の外周面の形状に対応する外側鋳型と、を有し、前記外側鋳型は、内周面に形成された第1層と、前記第1層の外側に形成された第2層と、の2層構造であることを特徴とする。
本発明は、鋳型を短時間で作成することができ、鋳物を効率よく製造することができるという効果を奏する。
図1は、鋳造方法の工程の一例を示すフローチャートである。 図2は、鋳型製造方法の工程の一例を示すフローチャートである。 図3は、コアの製造工程を模式的に示す説明図である。 図4は、金型の一部を模式的に示す斜視図である。 図5は、ろう型の製造工程を模式的に示す説明図である。 図6は、ろう型にスラリーを塗布する構成を模式的に示す説明図である。 図7は、外側鋳型の製造工程を模式的に示す説明図である。 図8は、鋳型製造方法の一部工程を模式的に示す説明図である。 図9は、鋳造方法の一部工程を模式的に示す説明図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
図1は、鋳造方法の工程の一例を示すフローチャートである。以下、図1を用いて、鋳造方法について説明する。ここで、図1に示す処理は、全自動で実行してもよいし、オペレータが各工程を実行する装置を操作して実行してもよい。本実施形態の鋳造方法は、鋳型を作製する(ステップS1)。鋳型は、予め作製しておいてもよいし、鋳造を実行する毎に作製してもよい。
以下、図2から図8を用いて、ステップS1の工程で実行する本実施形態の鋳型製造方法について説明する。図2は、鋳型製造方法の工程の一例を示すフローチャートである。ここで、図2に示す処理は、全自動で実行してもよいし、オペレータが各工程を実行する装置を操作して実行してもよい。
鋳型製造方法は、コア(中子)を作製する(ステップS12)。コアは、鋳型で作製する鋳物の内部の空洞に対応する形状である。つまり、コアは、鋳物の内部の空洞に対応する部分に配置されることで、鋳造時に鋳物となる金属が流れ込むことを抑制する。以下、図3を用いて、コアの製造工程について説明する。図3は、コアの製造工程を模式的に示す説明図である。鋳型製造方法は、図3に示すように金型12を準備する(ステップS101)。金型12は、コアに対応する領域が空洞となっている。コアの空洞となる部分が凸部12aとなる。なお、図3では、金型12の断面で示しているが、金型12は、空間に材料を注入する開口や空気を抜く穴以外は、基本的にコアに対応する領域の全周を覆う空洞となっている。鋳型鋳造方法は、矢印14に示すようにセラミックスラリー16を、金型12の空間に材料を注入する開口から金型12の内部に注入する。具体的には、セラミックスラリー16を金型12の内部に噴射する、いわゆる射出成形でコア18を作製する。鋳型製造方法は、金型12の内部にコア18を作製したら、金型12からコア18を取り外し、取り外したコア18を焼成炉20に設置し、焼成させる。これにより、セラミックで形成されたコア18を焼き固める(ステップS102)。鋳型鋳造方法は、以上のようにしてコア18を作製する。なお、コア18は、鋳物が固まった後に化学処理等の脱コア処理で取り除ける材料で形成される。
鋳型製造方法は、コア18を作製したら、外部金型の作製を行う(ステップS14)。外部金型は、内周面が鋳物の外周面に対応した形状となる。金型は、金属で形成してもよいし、セラミックで形成してもよい。図4は、金型の一部を模式的に示す斜視図である。図4に示す金型22aは、内周面に形成された凹部が鋳物の外周面に対応している。なお、図4では、金型22aのみを示したが、金型22aに対応し、内周面に形成された凹部を塞ぐ向きに金型22aに対応する金型も作製する。鋳型製造方法は、2つの金型を合わせることで、内周面が鋳物の外周面に対応した型となる。
鋳型製造方法は、外部金型を作製したら、ろう型(ワックス型)の作製を行う(ステップS16)。以下、図5を用いて説明する。図5は、ろう型の製造工程を模式的に示す説明図である。鋳型製造方法は、金型22aの所定位置にコア18を設置する(ステップS110)。その後、金型22aに対応する金型22bを、金型22aの凹部が形成されている面に被せ、コア18の周囲を金型22a、22bで囲み、コア18と金型22a、22bとの間に空間24を形成する。鋳型製造方法は、矢印26に示すように、空間24と連結された配管から空間24の内部に向けてWAX28の注入を開始する(ステップS112)。WAX28は、所定の温度以上に加熱されると溶ける(融点が比較的低温)の物質、例えばろうである。鋳型製造方法は、空間24の全域にWAX28を充填させる(ステップS113)。その後、WAX28を固化させることで、コア18の周囲をWAX28が囲んだろう型30を形成する。ろう型30は、基本的にWAX28で形成される部分が製造する目的の鋳物と同じ形状となる。その後、鋳物製造方法は、ろう型30を金型22a、22bから分離し、湯口32を取り付ける(ステップS114)。湯口32は、鋳造時に溶けた金属である溶湯が投入される口である。鋳型製造方法は、以上のようにして、内部にコア18を含み、鋳物と同一の形状のWAX28で形成されたろう型30を作製する。
鋳型製造方法は、ろう型30を作製したら、スラリー塗布を行う(ステップS18)。図6は、ろう型にスラリーを塗布する構成を模式的に示す説明図である。鋳型製造方法は、図6に示すように、スラリー(第1スラリー)40が貯留された貯留部41にろう型30を浸漬させ、取り出す。これにより、ろう型30の表面にスラリー層(第1スラリー層)42を形成することができる。ここで、ステップS18で塗布するスラリー(第1スラリー)は、ろう型30に直接塗布されるスラリーである。この第1スラリー40は、粒径の小さい粒子が分散されたスラリーを用いる。第1スラリーには、例えば、粒径0.3μmのジルコニアを分散させたスラリーや、粒径20nmのシリカゾル、粒径0.5μmのアルミナが分散されたスラリーを用いることができる。また第1スラリー40には、フラワーとして350メッシュ程度の耐火性の微粒子、例えばジルコニアを用いることが好ましい。また、第1スラリーにアルミナ、ジルコニアを用いる場合、分散剤としてポリカルボン酸を用いることが好ましい。また、第1スラリーには、消泡剤(シリコン系の物質)や、濡れ性改善剤を微量、例えば0.01%添加することが好ましい。濡れ性改善剤を添加することで、スラリーのろう型への付着性を向上させることができる。
鋳型製造方法は、スラリー塗布を行ったら、塗布して形成したスラリー層42を乾燥させる(ステップS20)。鋳型製造方法は、スラリー層を乾燥させたら、作製した型を外部箱の中に設置する(ステップS22)。次いで、外部箱内にスラリーを注入し(ステップS24)、外部箱の内部に注入したスラリーを固化させる(ステップS26)。以下、図7を用いて説明する。図7は、外側鋳型の製造工程を模式的に示す説明図である。
鋳型製造方法は、表面にスラリー層42が形成されたろう型30を、外部箱50の内部に設置する(ステップS120)。ここで外部箱50は、ろう型30(スラリー層42が形成されたろう型30)の周囲を囲う空間が内部に形成された箱である。本実施形態の外部箱50は、内周面の形状がろう型30に沿った形状、具体的には、ろう型30を一回り(10mm程度)大きくした形状である。ろう型30は、外部箱50の内周面とろう型30との間に空間52が形成された状態で外部箱50の内部に設置される。
鋳型製造方法は、外部箱50の内部にろう型30を配置したら、矢印53に示すように、空間52に内部に向けてスラリー(第2スラリー)54の注入を開始する(ステップS121)。鋳型製造方法は、空間52にスラリーが充填されるまで、スラリー(第2スラリー)54を注入し、該注入したスラリー(第2スラリー)54を固化することで、ろう型30の表面のスラリー層(第1スラリー層)42の表面にスラリー層(第2スラリー層)55を形成する(ステップS122)。以上の工程で、鋳型製造方法は、ろう型30の表面に第1スラリー層42と第2スラリー層55とが形成された鋳型を形成する。なお、鋳型は、第1スラリー層42と第2スラリー層55とが外側鋳型61となる。
ここで、第2スラリー54は、空間52に投入した後、短時間で固まるスラリーを用いることが好ましい。第2スラリー54としては、デルタアルミナと水との混合物を用いることができる。デルタアルミナとは、δ相のアルミナ(水酸化アルミニウム、Al(OH))である。デルタアルミナは、水と混合されることでスラリーとなり、その後一定時間経過すると固化する。また、第2スラリーとしては、耐火物粒子と界面活性剤となるポリカルボン酸とを混合し、界面活性剤により前記耐火物粒子が分散したスラリーを用いることができる。この場合、耐火物粒子としては、ムライトを用いることができる。ムライトとは、単鎖構造を持つアルミノケイ酸塩鉱物、すなわち酸化アルミニウムと二酸化ケイ素の化合物(3Al23・2SiO2から2Al23・SiO2、またはAl613Si2)である。第2スラリーに界面活性剤としてポリカルボン酸を用いる場合、第2スラリーを外部箱50に投入した後、第2スラリーにアルカリ化合物を投入することで、第2スラリーを固化することができる。アルカリ化合物は、第2スラリーを外部箱に投入する前に混合擦ることが好ましい。第2スラリーとしては、珪酸ソーダ(珪酸ナトリウム、Na2SiO3、Na4SiO4、Na2Si25、Na2Si49等)の溶液も用いることができる。この場合も第2スラリー54を外部箱50に投入した後、第2スラリー54にアルカリ化合物を投入することで、第2スラリーを固化することができる。アルカリ化合物としては、石灰石(CaCO)や消石灰(Ca(OH))、アルミナセメント(カルシウムアルミネート)、ポルトランドセメント(カルシウムシリケート)などを用いることができる。また、第2スラリーとしては、ケイ酸ソーダを主体としたスラリーなどを用いることができる。第2スラリー54は、第1スラリー40で分散されている粒子よりも粒径が大きい粒子を用いることが好ましい。これにより、第2スラリー54によって形成される第2スラリー層55を安価に形成することができる。
鋳型製造方法は、スラリーを固化させたら、当該型に対して熱処理を行う(ステップS28)。具体的には、外側鋳型とコアとの間にあるワックスを除去し、さらに外側鋳型とコアとを焼成させる。以下、図8を用いて説明する。図8は、鋳型製造方法の一部工程を模式的に示す説明図である。鋳型製造方法は、ステップS130に示すように、第1スラリー層42及び第2スラリー層55で構成される外側鋳型61を設けたろう型をオートクレーブ60の内部に入れ、加熱する。オートクレーブ60は、内部を加圧蒸気で満たすことで、外側鋳型61を設けたろう型を加熱する。これにより、ろう型を構成するWAXが溶け、溶けたWAX62が外側鋳型61で囲まれた空間64から排出される。鋳型製造方法は、溶けたWAX62を空間64から排出することで、ステップS131に示すように、外側鋳型61と、コア18との間のWAXが充填されていた領域に空間64が形成された鋳型72が作製される。その後、鋳型製造方法は、ステップS132に示すように、外側鋳型61とコア18との間に空間64が形成された鋳型72を、焼成炉70で加熱する。これにより、鋳型72は、外側鋳型61に含まれる水成分や不要な成分が除され、さらに、焼成されることで硬化される。鋳物製造方法は、以上のようにして鋳型72を作製する。
図1と図9を用いて、鋳造方法の説明を続ける。図9は、鋳造方法の一部工程を模式的に示す説明図である。鋳造方法は、ステップS1で鋳型を作製したら、鋳型の予熱を行う(ステップS2)。例えば、鋳型を炉(真空炉、焼成炉)内に配置し、800℃以上900℃以下まで加熱する。予熱を行うことで、鋳物の製造時に鋳型に溶湯(溶けた金属)を注入した際に鋳型が損傷することを抑制することができる。
鋳造方法は、鋳型を予熱したら、注湯を行う(ステップS3)。つまり、図9のステップS140に示すように、溶湯80、つまり溶解した鋳物の原料(例えば鋼)を鋳型72の開口から外側鋳型61とコア18との間に注入する。
鋳造方法は、鋳型72に注いだ溶湯を固化させたら、外側鋳型61を除去する(ステップS4)。つまり、図9のステップS141に示すように、鋳型72の内部で溶湯が固まって鋳物90となったら、外側鋳型61を粉砕して破片61aとして、鋳物90から取り外す。
鋳造方法は、外側鋳型61を鋳物90から除去したら、脱コア処理を行う(ステップS5)。つまり、図9のステップS142に示すように、オートクレーブ92の内部に鋳物90を入れ、脱コア処理を行うことで、鋳物90の内部のコア18を溶解し、溶解したコア94を鋳物90の内部から排出する。具体的にはオートクレーブ92の内部で鋳物90をアルカリ溶液に投入し、加圧、減圧を繰り返すことで、鋳物90から溶解したコア94を排出する。
鋳造方法は、脱コア処理を行ったら、仕上げ処理を行う(ステップS6)。つまり、鋳物90の表面や内部に仕上げ加工を行う。また、鋳造方法では、仕上げ処理とともに鋳物の検品を行う。これにより、図9のステップS143に示すように、鋳物100を製造することができる。
本実施形態の鋳造方法は、以上のように、WAX(ワックス)を用いたロストワックス鋳造法を用いて鋳型を作製し、鋳物を作製する。ここで、本実施形態の鋳型製造方法、鋳造方法及び鋳型は、鋳型の外側の部分である外側鋳型を、内周面となる第1スラリー層(初層)と、第1スラリー層(初層)の外部に設けられた第2スラリー層(強度保持用の鋳型、強度保持層)の2層とする。これにより、外側鋳型の層構成を簡単にすることができる。具体的には、スラリーの塗布、スタッコ(耐火性粒子)の吹きつけ、乾燥の3工程を繰り返す必要がなく、外側鋳型の層を作製する工程を2回(第1スラリー層の形成と第2スラリー層の形成)とすることができる。これにより、鋳型の作製時間を短くすることができる。
本実施形態の鋳型製造方法、鋳造方法及び鋳型は、外部箱を用い、外部箱と第1スラリー層との間に第2スラリーを充填し、当該第2スラリーを固化することで、第2スラリー層を形成している。これにより、外部箱の形状を調整することで、種々の厚みの第2スラリー層を形成することができる。これにより、スラリーを塗布して耐火性粒子(スタッコ)を吹き付け、乾燥させる工程よりも、効率よく厚い層を形成することができる。これにより強度の高い外側鋳型を短時間で作製することができる。
また、鋳型製造方法は、第2スラリーとして、固まりやすいまたは所定の処理を行うと固化する材料を用いることで、第2スラリーを厚くした場合でも、スラリーを乾燥させるよりも短い時間で第2スラリー層を形成することができる。例えば、第2スラリーとして、デルタアルミナと水との混合物を用いることで、製造時にデルタアルミナに水を加えてスラリー化させ、その後、迅速に外部箱と第1スラリー層との間に投入することで、短い時間で固化させることができる。また、界面活性剤としてポリカルボン酸を用いて第2スラリーを作製することで、スラリーにアルカリを投入すれば、当該スラリーを固化させることができる。このように、鋳型製造方法は、固まりやすいまたは所定の処理を行うと固化する材料を第2スラリーとして用いることで、短時間で第2スラリー層を形成することができる。
外部箱は、ろう型との間の空間を5mm以上30mm以下とすることが好ましい。これにより、使用する第2スラリーの量を少なくしつつ、外側鋳型の強度を適正な範囲とすることができる。
また、上記実施形態では、第2スラリーを効率よく使用することができるため、外部箱の内周面を、ろう型に沿った形状としたがこれに限定されない。外部箱の内周面は、ろう型に沿っていない形状、例えば矩形形状としてもよい。
(実施例)
以下、実施例を用いて、本実施形態の鋳型製造方法及び鋳造方法について説明する。なお、以下の実施例では、外側鋳型が形成される前のろう型を幅30mm、厚さ8mm、長さ300mmの部材とし、このろう型に第1スラリー層、第2スラリー層を形成して鋳型を作製した。
(実施例1)
まず、高純度超微粒のジルコニア(YSZ、比表面積20m/g、粒径約0.3μm)を、分散剤をポリカルボン酸としてボールミルを用いて24時間混練してスラリー化した。このスラリーは、固形分濃度は50wt%である。また、スラリーでは、分散処理の結果、ジルコニア粒子は0.3μmに単一分散されていることが確認された。具体的には、レーザ回折法粒度分布測定装置を用いて粒度分布の計測を行い、粒度分布が平均0.3ミクロン(0.2−0.4ミクロン)となっていることを確認した。
作製したジルコニアを含むスラリーに、350メッシュのジルコン粉を添加した。さらに、ジルコン粉を添加したスラリーに消泡剤としてシリコン系物質を0.01%、濡れ性改善剤を0.01%添加して第1スラリーを作製した。
作製した第1スラリーにろう型を浸漬した後引き上げることで、ろう型の表面(ワックス表面)にスラリーを付着させる。その後、余分なスラリーを落下させ、乾燥させることで、ろう型の表面(ワックス表面)に第1スラリー層(スラリーの第一乾燥膜)を形成した。次に、ろう型との間隔が約10mm、つまり第2スラリー層の厚さがほぼ10mmになるように設計した外部箱を作成し、当該外部箱に第1スラリー層を形成したろう型を設置する。
次に、デルタアルミナに水を加えてスラリー化し第2スラリーを作製した。作製した第2スラリーを外部箱と第1スラリー層を形成したろう型との空間に流し込み、1時間静置した。1時間静置した結果、第2スラリーは、軽い発熱を伴い、固化していた。固化した後、第1スラリー層と第2スラリー層が形成されたろう型を外部箱から取り出し、乾燥した後、1000℃で熱処理することで、鋳型を作製した。作製した鋳型は、スラリーと耐火性粉体を繰り返し付加した鋳型と同様の性能であった。このように、鋳型を作製することで、鋳型の製造工数を大幅に低減することができた。
(実施例2)
まず、市販のシリカゾル(SiO、粒径20nm、固形分濃度30wt%)を準備し、このシリカゾルに、350メッシュのジルコン粉を添加した。さらに、ジルコン粉を添加したスラリーに消泡剤としてシリコン系物質を0.01%、濡れ性改善剤を0.01%添加して第1スラリーを作製した。
作製した第1スラリーにろう型を浸漬した後引き上げることで、ろう型の表面(ワックス表面)にスラリーを付着させる。その後、余分なスラリーを落下させ、乾燥させることで、ろう型の表面(ワックス表面)に第1スラリー層(スラリーの第一乾燥膜)を形成した。次に、ろう型との間隔が約10mm、つまり第2スラリー層の厚さがほぼ10mmになるように設計した外部箱を作成し、当該外部箱に第1スラリー層を形成したろう型を設置する。
次に、界面活性剤としてポリカルボン酸を用いて、粒径50μmのムライトを分散し、スラリー化することで、第2スラリーを作製した。この第2スラリーに1wt%のセメント粉を添加して、すばやく攪拌した後、外部箱と第1スラリー層を形成したろう型との空間に流し込み、1時間静置した。1時間静置した結果、第2スラリーは、軽い発熱を伴い、固化していた。固化した後、第1スラリー層と第2スラリー層が形成されたろう型を外部箱から取り出し、乾燥した後、1000℃で熱処理することで、鋳型を作製した。作製した鋳型は、スラリーと耐火性粉体を繰り返し付加した鋳型と同様の性能であった。このように、鋳型を作製することで、鋳型の製造工数を大幅に低減することができた。
また、第2スラリーを固化させる材料として、セメント粉の代わりに1wt%の消石灰(Ca(OH))を添加しても同様に1時間程度で第2スラリーが固化した。
(実施例3)
まず、高純度超微粒のアルミナ(Al、比表面積10m2/g、粒径約0.5μm)を、分散剤をポリカルボン酸としてボールミルを用いて24時間混練してスラリー化した。このスラリーは、固形分濃度は50wt%である。また、スラリーでは、分散処理の結果、アルミナ粒子は0.5μmに単一分散されていることが確認された。作製したアルミナを含むスラリーに、350メッシュのジルコン粉を添加した。さらに、ジルコン粉を添加したスラリーに消泡剤としてシリコン系物質を0.01%、濡れ性改善剤を0.01%添加して第1スラリーを作製した。
作製した第1スラリーにろう型を浸漬した後引き上げることで、ろう型の表面(ワックス表面)にスラリーを付着させる。その後、余分なスラリーを落下させ、乾燥させることで、ろう型の表面(ワックス表面)に第1スラリー層(スラリーの第一乾燥膜)を形成した。次に、ろう型との間隔が約10mm、つまり第2スラリー層の厚さがほぼ10mmになるように設計した外部箱を作成し、当該外部箱に第1スラリー層を形成したろう型を設置する。
次に、デルタアルミナに水を加えてスラリー化し第2スラリーを作製した。作製した第2スラリーを外部箱と第1スラリー層を形成したろう型との空間に流し込み、1時間静置した。1時間静置した結果、第2スラリーは、軽い発熱を伴い、固化していた。固化した後、第1スラリー層と第2スラリー層が形成されたろう型を外部箱から取り出し、乾燥した後、1000℃で熱処理することで、鋳型を作製した。作製した鋳型は、スラリーと耐火性粉体を繰り返し付加した鋳型と同様の性能であった。このように、鋳型を作製することで、鋳型の製造工数を大幅に低減することができた。このように、第1スラリーとしてアルミナを用いた場合も実施例1と同様の効果を得ることができた。
12、22a、22b 金型
12a 凸部
14、26、53 矢印
16 スラリー
18 コア(中子)
20、70 焼成炉
24、52、64 空間
28 WAX(ろう)
30 ろう型
32 湯口
40 スラリー(第1スラリー)
42 スラリー層(第1スラリー層)
50 外部箱
54 スラリー(第2スラリー)
54a 破片
55 スラリー層(第2スラリー層)
60、92 オートクレーブ
62 溶融WAX
72 鋳型
80 溶湯
90、100 鋳物
94 溶融コア

Claims (9)

  1. 鋳物の製造に用いる鋳型を製造する鋳型製造方法であって、
    鋳物に対応するろう型を製造するろう型作製工程と、
    前記ろう型に第1スラリーを塗布するスラリー塗布工程と、
    前記第1スラリーが付着された前記ろう型を乾燥させる工程と、
    乾燥した前記ろう型を、前記ろう型の周囲を覆う外部箱の中に設置する設置工程と、
    前記ろう型が設置された前記外部箱に第2スラリーを注入する第2スラリー注入工程と、
    前記外部箱に注入した前記第2スラリーを固化する固化工程と、を有することを特徴とする鋳型製造方法。
  2. 前記第2スラリーは、デルタアルミナと水との混合物であることを特徴とする請求項1に記載の鋳型製造方法。
  3. 前記第2スラリーは、耐火物粒子と界面活性剤となるポリカルボン酸とが混合され、前記界面活性剤により前記耐火物粒子が分散されており、
    前記固化工程は、前記第2スラリーにアルカリ化合物を投入する処理であることを特徴とする請求項1に記載の鋳型製造方法。
  4. 前記耐火物粒子は、ムライトであることを特徴とする請求項3に記載の鋳型製造方法。
  5. 前記外部箱は、内周面が前記ろう型の外周に沿った形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の鋳型製造方法。
  6. 前記外部箱は、前記ろう型との間の空間が5mm以上30mm以下であることを特徴とする請求項5に記載の鋳造製造方法。
  7. 前記第1スラリーは、シリカゾル、アルミナ、ジルコニアのいずれか1つの粒子を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の鋳型製造方法。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の鋳型製造方法で製造されたことを特徴とする鋳型。
  9. 鋳物の製造に用いる鋳型であって、
    前記鋳物の内部の空洞部分に対応する形状のコアと、
    前記鋳物の外周面の形状に対応する外側鋳型と、を有し、
    前記外側鋳型は、内周面に形成された第1層と、前記第1層の外側に形成された第2層と、の2層構造であることを特徴とする鋳型。
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