JP2014078668A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化しても十分な強度を確保することができる太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール1は、複数の太陽電池セル121と、封止部材13と、表面保護部材11と、支持部材15と、を備える。封止部材13は、複数の太陽電池セル121を封止し、表面保護部材11の主面上に設けられる。支持部材15は、光入射面の法線方向から見た平面視において複数の太陽電池セル121間に設けられ、表面保護部材11を支持する。また、支持部材15は封止部材13よりも高い耐熱性を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は太陽電池モジュールに関する。
住宅の屋根の上及び建物の屋上などに設置される太陽電池モジュールでは、更なる軽量化が求められている。太陽電池モジュールでは、たとえば特許文献1のように、表面保護部材にガラスが用いられることが多いため、太陽電池モジュールの重量の多くは表面保護部材が占めている。そのため、軽量化を実現する手法の1つとしては、表面保護部材をより薄くする方法がある。
特開2005−317714号公報
しかしながら、太陽電池モジュールは一般に屋外に設置されるため、風などによって太陽電池モジュールに荷重が掛かることがある。そのため、表面保護部材を薄くすると、太陽電池モジュールが破損し易くなるという問題がある。
一方、たとえば特許文献1では、太陽電池セル間に配置する封止樹脂シート片で表面保護部材を支持することにより、太陽電池セルを封止樹脂シートで封止する際に太陽電池モジュールが破損しないようにしている。ところが、加熱・加圧条件下で太陽電池セルを封止する際、封止樹脂シート片は溶融し、封止樹脂シートと一体化する。そのため、封止工程を経た太陽電池モジュールでは、封止樹脂シート片により表面保護部材を十分に支持することができない。従って、特許文献1では、上述の問題を解決することはできない。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、軽量化しても十分な強度を確保することができる太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セルと、前記複数の太陽電池セルを封止する封止部材と、前記封止部材が主面上に設けられる表面保護部材と、光入射面の法線方向から見た平面視において前記複数の太陽電池セル間に設けられ、前記表面保護部材を支持する支持部材と、を備え、前記支持部材は前記封止部材よりも高い耐熱性を有することを特徴とする。
上記構成において、前記支持部材は、前記表面保護部材と着脱可能に当接してもよい。
また、上記構成において、前記封止部材には、前記支持部材を配置するための嵌入部が形成され、前記嵌入部は孔部及び切れ目のうちの少なくとも一方であってもよい。
また、上記構成において、各太陽電池セルは矩形であり、前記支持部材は、前記複数の太陽電池セルの角部間の位置の少なくとも一部に設けられてもよい。
また、上記構成において、前記支持部材は、前記複数の太陽電池セルの縁部に沿う位置の少なくとも一部に設けられてもよい。
本発明によれば、軽量化しても十分な強度を確保することができる太陽電池モジュールを提供することができる。
第1実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す断面構造図である。 第1実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す透視平面図である。 封止樹脂層に形成される嵌入部の一例を示す概略平面図である。 封止樹脂層に形成される嵌入部の他の一例を示す概略平面図である。 太陽電池モジュール本体の製造工程の一例を説明するための図である。 第2実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す透視平面図である。 第3実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す透視平面図である。 第4実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す透視平面図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態では、太陽光が入射する太陽電池モジュール1の主面を光入射面1aと呼び、光入射面1aと反対側の主面を裏面1bと呼ぶ。また、以下に参照する図面において、X方向及びY方向は光入射面1aの略平面方向を示し、Z方向は光入射面1aの略法線方向を示している。X方向、Y方向、及びZ方向はそれぞれ直交している。
<第1実施形態>
まず、太陽電池モジュール1の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す断面構造図である。図2は、第1実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す透視平面図である。なお、図1は、図2のY方向の一点鎖線Y−Yでの断面を示している。図1及び図2に示すように、太陽電池モジュール1は、太陽電池モジュール本体10と、枠体20と、を備える。また、太陽電池モジュール本体10は、基板11と、太陽電池ストリングス12と、第1及び第2封止層131、132を含んで構成される封止樹脂層13と、バックフィルム14と、スペーサ15と、を含んで構成される。
基板11は透光性を有する板状の表面保護部材である。この基板11には、たとえばガラス又は樹脂材料(アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂など)が用いられる。基板11の一方(裏面1b側)の主面上には、第1封止層131、太陽電池ストリングス12、第2封止層132、及びバックフィルム14が順に配置されている。
太陽電池ストリングス12は、複数の略矩形の太陽電池セル121と、インターコネクタ122と、を含んで構成される太陽電池構造体である。各太陽電池セル121は、たとえば結晶系のシリコン太陽電池セルである。或いは、太陽電池セル121は、薄膜系シリコン太陽電池であってもよいし、GaAs系、Cu−In−Se系(CIS)、Cu−In−Ga−Se系(CIGS)、又はCdTe系などの材料を用いた化合物半導体太陽電池セルであってもよい。若しくは、色素増感型太陽電池セルであってもよい。各太陽電池セル121において、図1の上側(光入射面1a側)を向く一方の主面は受光面である。
また、インターコネクタ122は、各太陽電池セル121間を電気的に直列接続する配線部材である。また、インターコネクタ122は、太陽電池セル121を図示しない端子ボックスと電気的に接続している。この端子ボックスは、太陽電池ストリングス12の出力電流を外部に出力するための出力インターフェース部である。
なお、図2では、X方向に4列且つY方向に3行のマトリクス状に配置された12個の太陽電池セル121がインターコネクタ122により直列接続されているが、太陽電池セル121の数及びその配列は図2の例に限定されない。また、各太陽電池セル121間の接続には、インターコネクタ122の一部又は全部に代えて、配線シートを配線部材として用いてもよい。この配線シートは、可撓性の基体上に、太陽電池セル121の電極パターン(不図示)と電気的に接続される配線パターンが形成されている。
封止樹脂層13は透光性材料で形成される封止部材である。封止樹脂層13の第1及び第2封止層131、132は太陽電池ストリングス12を挟んで封止している。本実施形態では、第1及び第2封止層131、132は、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)で形成されている。なお、第1及び第2封止層131、132の材料は、本実施形態に限定されない。他の材料(たとえば、アイオノマー樹脂、ポリオレフィン樹脂、PVB、その他の透明な樹脂材料)が用いられてもよい。
また、封止樹脂層13(第1及び第2封止層131、132)の主面には、後述するスペーサ15を配置するための嵌入部133が形成される。図3Aは、封止樹脂層に形成される嵌入部の一例を示す概略平面図である。また、図3Bは、封止樹脂層に形成される嵌入部の他の一例を示す概略平面図である。なお、図3A及び図3Bでは、嵌入部133とスペーサ15との位置関係を理解し易くするために、スペーサ15が嵌入される位置を破線で示している。図3A及び図3Bに示すように、封止樹脂層13には、嵌入部133として、孔部133a及び切れ目133bのうちの少なくとも一方が形成される。こうすれば、太陽電池モジュール1の製造工程(後述する各構成部材の載置工程)において、嵌入部133にスペーサ15を嵌入することにより、スペーサ15を容易に配置することができる。
なお、嵌入部133(たとえば孔部133a、切れ目133b)の形状及びサイズは、特に限定しない。これらは、スペーサ15の形状及びサイズに応じて設定することができる。また、図1及び図3Aでは、嵌入部133(特に孔部133a)とスペーサ15との間に隙間ができているが、その隙間ができない構成としてもよい。すなわち、Z方向からに見た平面視において、嵌入部133(特に孔部133a)のサイズはスペーサ15のサイズと略同じとしてもよい。
バックフィルム14は、太陽電池モジュール本体10の裏面を保護するための裏面保護部材である。バックフィルム14は、たとえば、PETなどの樹脂材料を用いて形成される。また、バックフィルム14は、金属材料(たとえばAl)などを用いて形成されるバリア層を含んで構成されていてもよい。
スペーサ15は、Z方向から見た平面視において複数の太陽電池セル121間に設けられ、基板11を支持する支持部材である。このスペーサ15は、基板11とバックフィルム14との間において、複数の太陽電池セル121の角部間に設けられている。なお、図1及び図2では、複数の太陽電池セル121間において、スペーサ15が、複数の太陽電池セル121の角部間の全ての位置に設けられているが、本発明の適用範囲はこの例に限定されない。スペーサ15は、複数の太陽電池セル121の角部間の位置の少なくとも一部に設けられていればよい。こうすれば、各太陽電池セル121間の電気的な接続を妨げることなく、スペーサ15を配置することができる。
スペーサ15のZ方向の長さは、基板11の裏面1b側の主面とバックフィルム14の光入射面1a側の主面との間の最短距離(或いは封止樹脂層13の厚さ)とほぼ同じである。また、スペーサ15は基板11と着脱可能に当接している。そのため、スペーサ15は位置ずれをし難くなっている。
また、スペーサ15は、封止樹脂層13の封止温度(たとえば約130℃)以上の耐熱性を有している。そのため、太陽電池モジュール1の製造工程(特に、後述する封止工程)の加熱・加圧条件下においてもスペーサ15は溶融しないので、封止工程後においても、スペーサ15は基板11を十分に支持することができる。従って、たとえば基板11の厚さを薄くするなどの軽量化の工夫をしても、荷重の負荷などに起因する太陽電池モジュール1の破損を防止することができる。よって、太陽電池モジュール1は、軽量化しても十分な強度を確保することができる。
なお、スペーサ15に用いる材料は、封止樹脂層13(第1及び第2封止層131、132)よりも高い耐熱性を有する材料であれば、特に限定しない。さらに、絶縁性を有する材料であれば、より望ましい。たとえば、ゴムなどの弾性材料、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂などの樹脂材料を用いてスペーサ15を形成することができる。
また、スペーサ15の形状は、Z方向に立設され、基板11を支持することができる形状であれば、特に限定しない。たとえば、スペーサ15は柱形状又は錐台形状であってもよい。また、Z方向に垂直な断面は、たとえば、略円形(正円、楕円など)、多角形(正方形を含む矩形、六角形など)、星形、十字形状、又はH形状などであってもよい。
枠体20は、太陽電池モジュール本体10の外周縁に嵌め込まれて取り付けられる枠状部材である。枠体20は、たとえばAlを用いて、押し出し加工によりその断面形状が枠状となるように形成されている。
次に、太陽電池モジュール本体10の製造工程について説明する。図4は、太陽電池モジュール本体の製造工程の一例を説明するための図である。なお、図4は、図2の一点鎖線Y−Yに沿う断面構造(図1)に対応しているが、図1とは上下方向が逆となっている。たとえば、図4の上側は裏面1b側となり、下側は光入射面1a側となっている。
太陽電池モジュール本体10の製造工程は、封止樹脂層13の加工工程と、各構成部材の載置工程と、ラミネート処理による封止工程と、を含んで構成されている。
封止樹脂層13の加工工程では、第1及び第2封止層131、132に嵌入部133が形成される。なお、図4では、嵌入部133の一例として、封止樹脂層13に孔部133a(図3A参照)を形成しているが、孔部133aの一部又は全部に代えて、切れ目133b(図3B参照)を形成してもよい。
載置工程では、図4に示すように、基板11の一方の主面の上に、第1封止層131、太陽電池ストリングス12、及び第2封止層132が順に載置される(第1載置工程)。第1及び第2封止層131、132に形成された嵌入部133(孔部133a)には、スペーサ15が嵌入されて配置される(スペーサ15の配置工程)。その後、第2封止層132上に、バックフィルム14が載置される(第2載置工程)。
なお、図4では、載置工程において、基板11の主面上に各構成部材が載置されるが、図4とは逆の順に、バックフィルム14の主面上に各構成部材が載置されてもよい。その場合、第1封止層131が載置された後に、スペーサ15の配置工程が行われる。
封止工程では、ラミネート装置を用いて、加熱・加圧条件下で脱気しながら、第1封止層131と第2封止層132とを互いに隙間なく密着させることにより、太陽電池ストリングス12を封止樹脂層13(第1及び第2封止層131、132)で封止する。また、封止樹脂層13は基板11及びバックフィルム14とも隙間なく密着する。なお、封止樹脂層13がEVAを用いて形成されている場合には、この後にさらなる加熱処理を施すことによって、EVAの架橋反応を進めるためのキュア処理を行う。
次に、本発明の第2〜第4実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明する。また、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
<第2実施形態>
まず、第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す透視平面図である。
図5に示すように、第2実施形態では、スペーサ15は、Z方向から見た平面視において、複数の太陽電池セル121の角部間の位置に代えて、複数の太陽電池セル121の縁部に沿う位置に設けられる。なお、図5では、複数の太陽電池セル121間において、スペーサ15が、複数の太陽電池セル121の縁部に沿う全ての位置に設けられているが、本発明の適用範囲はこの例に限定されない。スペーサ15は複数の太陽電池セル121の縁部に沿う位置の少なくとも一部に設けられていればよい。こうすれば、スペーサ15と基板11との当接面積を広くすることができるので、たとえば第1実施形態よりも、スペーサ15は、太陽電池モジュール1に負荷される荷重を分散させて、より均一に基板11を支持することができる。
また、第2実施形態では、スペーサ15に、各太陽電池セル121を電気的に接続するインターコネクタ122が挿通される溝部(不図示)及び貫通孔(不図示)のうちの少なくとも一方が形成される。或いは、各スペーサ15間の隙間にインターコネクタ122が挿通されてもよい。こうすれば、インターコネクタ122は、スペーサ15に妨げられることなく、各太陽電池セル121間を電気的に接続することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。図6は、第3実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す透視平面図である。
図6に示すように、第3実施形態では、スペーサ15は、Z方向から見た平面視において、複数の太陽電池セル121の角部間の位置、及び、それらの縁部に沿う位置に設けられる。なお、図6では、複数の太陽電池セル121間において、スペーサ15が、複数の太陽電池セル121の角部間の全ての位置、及び、それらの縁部に沿う全ての位置に設けられているが、本発明の適用範囲はこの例に限定されない。スペーサ15は、複数の太陽電池セル121の角部間の位置の少なくとも一部と、複数の太陽電池セル121の縁部に沿う位置の少なくとも一部と、に設けられていればよい。こうすれば、スペーサ15と基板11との当接面積をさらに広くすることができるので、たとえば第1及び第2実施形態よりも、スペーサ15は、太陽電池モジュール1に負荷される荷重をさらに分散させて、より均一に基板11を支持することができる。
また、第3実施形態では、スペーサ15には、各太陽電池セル121を電気的に接続するインターコネクタ122が挿通される溝部(不図示)及び貫通孔(不図示)のうちの少なくとも一方が形成される。こうすれば、インターコネクタ122は、スペーサ15に妨げられることなく、各太陽電池セル121間を電気的に接続することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。図7は、第4実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す透視平面図である。
図7に示すように、第4実施形態では、スペーサ15は、Z方向から見た平面視において、複数の太陽電池セル121間に加えて、複数の太陽電池セル121(太陽電池ストリングス12)の周囲にも設けられる。なお、図7では、複数の太陽電池セル121間において、スペーサ15が、複数の太陽電池セル121(太陽電池ストリングス12)の周囲全てに設けられているが、本発明の適用範囲はこの例に限定されない。スペーサ15は複数の太陽電池セル121(太陽電池ストリングス12)の周囲の少なくとも一部に設けられていればよい。
こうすれば、スペーサ15は基板11をより多くの支点でより均一に支持することができる。従って、基板11を薄くするなどの軽量化の工夫をしても、太陽電池モジュール1(特に基板11)の割れを防止し、太陽電池モジュール1の強度をより向上させることができる。
なお、図7では、第1実施形態の構成(図2)に加えて、複数の太陽電池セル121(太陽電池ストリングス12)の周囲にもスペーサ15が設けられている。同様に、第2及び第3実施形態の構成(図5、図6)に加えて、複数の太陽電池セル121(太陽電池ストリングス12)の周囲にもスペーサ15が設けられてもよいことは言うまでもない。
以上に説明したように、太陽電池モジュール1は、複数の太陽電池セル121と、複数の太陽電池セル121を封止する封止樹脂層13と、封止樹脂層13が主面上に設けられる基板11と、光入射面1aの法線方向(たとえばZ方向)から見た平面視において複数の太陽電池セル121間に設けられ、基板11を支持するスペーサ15と、を備え、スペーサ15は封止樹脂層13よりも高い耐熱性を有する。
そのため、太陽電池モジュール1の製造工程(特に封止工程)の加熱・加圧条件下においてもスペーサ15は溶融しないので、封止工程後においても、スペーサ15は基板11を十分に支持することができる。従って、たとえば基板11の厚さを薄くするなどの軽量化の工夫をしても、荷重の負荷などに起因する太陽電池モジュール1の破損を防止することができる。よって、太陽電池モジュール1は、軽量化しても十分な強度を確保することができる。
上記構成において、スペーサ15は、基板11と着脱可能に当接してもよい。こうすれば、スペーサ15の位置ずれをし難くすることができる。
また、上記構成において、封止樹脂層13には、スペーサ15を配置するための嵌入部133が形成され、嵌入部133は孔部133a及び切れ目133bのうちの少なくとも一方であってもよい。こうすれば、太陽電池モジュール1の製造工程(各構成部材の載置工程)において、嵌入部133にスペーサ15を嵌入することにより、スペーサ15を容易に配置することができる。
また、上記構成において、各太陽電池セル121は矩形であり、スペーサ15は、複数の太陽電池セル121の角部間の位置の少なくとも一部に設けられてもよい。或いは、スペーサ15は、複数の太陽電池セル121の角部間の全ての位置に設けられてもよい。こうすれば、各太陽電池セル121間の電気的な接続を妨げることなく、スペーサ15を配置することができる。
また、上記構成において、スペーサ15は、複数の太陽電池セル121の縁部に沿う位置の少なくとも一部に設けられてもよい。或いは、スペーサ15は、複数の太陽電池セル121の縁部に沿う全ての位置に設けられてもよい。こうすれば、スペーサ15と基板11との当接面積を広くすることができるので、スペーサ15は、太陽電池モジュール1に負荷される荷重を分散させて、より均一に基板11を支持することができる。
さらに、上記構成において、スペーサ15には、複数の太陽電池セル121を電気的に直列接続するためのインターコネクタ122が挿通される溝部(不図示)及び貫通孔(不図示)のうちの少なくとも一方が形成されてもよい。こうすれば、インターコネクタ122は、スペーサ15に妨げられることなく、各太陽電池セル121間を電気的に接続することができる。
また、上記構成において、スペーサ15はさらに、光入射面1aの法線方向(たとえばZ方向)から見た平面視において複数の太陽電池セル121の周囲に設けられてもよい。こうすれば、スペーサ15は基板11をより多くの支点でより均一に支持することができる。従って、基板11を薄くするなどの軽量化の工夫をしても、太陽電池モジュール1(特に基板11)の割れを防止し、太陽電池モジュール1の強度をより向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 太陽電池モジュール
1a 光入射面
1b 裏面
10 太陽電池モジュール本体
11 基板
12 太陽電池ストリングス
121 太陽電池セル
122 インターコネクタ
13 封止樹脂層
131 第1封止層
132 第2封止層
133 嵌入部
133a 孔部
133b 切れ目
14 バックフィルム
15 スペーサ
20 枠体

Claims (5)

  1. 複数の太陽電池セルと、
    前記複数の太陽電池セルを封止する封止部材と、
    前記封止部材が主面上に設けられる表面保護部材と、
    光入射面の法線方向から見た平面視において前記複数の太陽電池セル間に設けられ、前記表面保護部材を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材は前記封止部材よりも高い耐熱性を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記支持部材は、前記表面保護部材と着脱可能に当接することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記封止部材には、前記支持部材を配置するための嵌入部が形成され、
    前記嵌入部は孔部及び切れ目のうちの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 各太陽電池セルは矩形であり、
    前記支持部材は、前記複数の太陽電池セルの角部間の位置の少なくとも一部に設けられることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記支持部材は、前記複数の太陽電池セルの縁部に沿う位置の少なくとも一部に設けられることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
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