JP2014078141A - 起動制御装置、画像処理装置、起動制御方法及び起動制御プログラム - Google Patents

起動制御装置、画像処理装置、起動制御方法及び起動制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、起動による周辺機器への電源電圧の変動を考慮した起動制御を行う。
【解決手段】起動管理ネットワークシステム1は、マスタ機器MKが、外部電源電力を利用するマスタ機器MK及びスレーブ機器SK1〜SKnの起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を取得するとともに、外部電源電力の電源電圧の変動を検出し、検出した電源電圧における前記電圧変動量が、予め設定されている電圧変動許容値の範囲内であるか否か判断して、該判断結果に基づいて外部電源電力を利用したマスタ機器MK及びスレーブ機器SK1〜SKnの起動を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、起動制御装置、画像処理装置、起動制御方法及び起動制御プログラムに関し、詳細には、起動による自機及び周辺機器への電源電圧の変動を考慮した起動制御を行う起動制御装置、画像処理装置、起動制御方法及び起動制御プログラムに関する。
ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ装置、複合装置等の画像処理装置及びコンピュータ等の情報処理装置等の外部電源電力を利用する機器は、電源スイッチがONされることで、電源部が、外部電源電力を取り込んで、該外部電源電力に対して整流/電圧調整等の処理を施し、必要な各部に電源電力を供給して、各種動作処理を行なっている。
ところが、機器は、電源がOFFの状態から電源スイッチがONされて、外部電源電力の供給が開始されると、外部電源電力の電圧が低下するという電圧変動が発生する。
この電圧変動は、該外部電源電力から電源電力の供給を受けている機器にとって、その動作処理に影響が発生する範囲と影響の発生しない範囲とがあり、この影響の発生しない電源変動許容範囲は、該外部電源電力から電力供給を受けている機器によっても異なるが、一般的な電源変動許容範囲は、分かっている。
例えば、電子写真方式の画像形成装置の場合、定着部を立ち上げると、大電力が短時間に必要となり、外部電源電力の電源電圧が該短時間の間、変動する。
一般的には、1台の画像形成装置等の機器が起動しても、外部電源電力の電圧変動は、上記電源変動許容範囲内である。
ところが、停電後の外部電源電力の復帰による複数機器の同時起動、タイマ設定による複数機器の同時起動等が発生すると、外部電源電力の電圧変動が、電源変動許容範囲を超えて、外部電源電力から電力供給を受けている機器に、動作異常等の動作不具合を発生させるおそれがある。
そこで、従来から、起動動作実行中である旨の信号を送信する実行中信号送信手段と、電力線を介して互いに電気的に接続された他の電気機器の実行中信号送信手段が送信した起動動作実行中である旨の信号を受信したかどうかを判定する実行中信号受信手段と、を備えた電気機器が提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、この従来技術は、他の電気機器が起動動作中であることを示す信号を、電力線を介して相互に接続された他の機器に送信して、1台ずつ起動する等の起動制御を行うことで、過大電力の消費の抑制を図っている。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、同じ外部電源電力に接続されている機器を、1台ずつ起動させることで、過大電力の消費の抑制を図っているだけであるため、同じ外部電源電力の供給を受けている機器の数が多いほど、全ての機器の起動が完了するまでに、長時間を必要とし、利用性が悪いだけでなく、順次起動させる各機器の起動時に、外部電源電力の電源電圧が電源変動許容範囲であるか否かについては、検証されておらず、機器の動作不具合が発生するおそれがあった。
そこで、本発明は、電源変動許容範囲内において速やかに起動を行うことを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の起動制御装置は、外部電源電力を利用する機器の起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する電圧変動量取得手段と、前記外部電源電力の前記電源電圧の変動を検出する電圧変動検出手段と、前記電圧変動検出手段の検出する前記電源電圧における前記電圧変動量取得手段の取得する前記電圧変動量が、予め設定されている電圧変動許容範囲内であるか否か判断し、該判断結果に基づいて前記外部電源電力を利用した起動を制御する起動制御手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、電源変動許容範囲内において速やかに起動を行うことができる。
本発明の一実施例を適用した起動管理ネットワークシステムの構成図。 マスタ機器の要部概略構成図。 エンジン制御部の機能ブロック構成図。 マスタ機器における基本起動制御処理を示すフローチャート。 外部電源電圧変動検知処理を示すフローチャート。 起動モードが1つの場合の起動モード選択制御処理を示すフローチャート。 起動モードが複数の場合の起動モード選択制御処理を示すフローチャート。 起動モードの一例を示す図。 マスタ機器による基本起動制御処理を示すフローチャート。 スレーブ機器による基本起動制御処理を示すフローチャート。 マスタ機器による外部電源電圧変動検知処理を示すフローチャート。 マスタ機器による電圧変動量受信処理を示すフローチャート。 マスタ機器による初回起動機器決定処理を示すフローチャート。 マスタ機器によるマスタ側起動制御処理を示すフローチャート。 マスタ機器によるマスタ側起動完了制御処理を示すフローチャート。 マスタ機器による2回目以降の起動機器決定処理を示すフローチャート。 スレーブ機器による起動モード選択処理を示すフローチャート。 スレーブ機器による電圧変動量送信処理を示すフローチャート。 スレーブ機器による起動制御処理を示すフローチャート。 スレーブ機器による起動完了制御処理を示すフローチャート。 外部電源電圧の電圧値と電圧変動許容値の関係を示す図。 電圧変動許容値更新処理を示すフローチャート。 外部電源電圧変動検出処理を示すフローチャート。 電圧変動許容値算出処理を示すフローチャート。 スレーブ機器起動電圧変動量検出・更新処理を示すフローチャート。 スレーブ機器電圧変動量検出処理を示すフローチャート。 電圧変動量算出処理を示すフローチャート。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図27は、本発明の起動制御装置、画像処理装置、起動制御方法及び起動制御プログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の起動制御装置、画像処理装置、起動制御方法及び起動制御プログラムの一実施例を適用した起動管理ネットワークシステム1のシステム構成図である。
図1において、起動管理ネットワークシステム1は、LAN(Local Area Network)等のネットワークNWに、起動管理の対象となる起動管理対象機器群1aに属する機器MK、SK1〜SKnと、起動管理の対象とはなっていない非管理対象機器群1bに属する非管理対象機器HKと、が接続されており、これらの起動管理対象機器群1aに属する機器MK、SK1〜SKn及び非管理対象機器群1bに属する機器HKは、図示しないが、全て同じ外部電源電力を利用して駆動・動作する。なお、図1では、非管理対象機器群1bは、1台の機器HKのみが記載されているが、複数台が接続されていてもよい。
起動管理ネットワークシステム1は、機器MKが、マスタとなり、機器SK1〜SKnがスレーブとなって、機器MKが、自機及び機器SK1〜SKnの起動を制御する。したがって、以下、機器MKを、マスタ機器MK、機器SK1〜SKnを、スレーブ機器SK1〜SKnという。
起動管理対象機器群1aのスレーブ機器SK1〜SKnは、例えば、複合装置、プリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、コンピュータ等の機器であって、マスタ機器MKと同じ外部電源電力を利用して起動して動作する機器であり、電源OFFの状態からの起動が機器MKによって制御される。
スレーブ機器SK1〜SKnは、上記機器としての基本ハードウェアと基本プログラムが搭載されているとともに、本発明の起動管理対象の機器(起動管理対象機器)として必要な起動管理対象機器側起動制御プログラムを搭載して、後述するマスタ機器MKの制御下で起動制御される。
非管理対象機器群1bの非管理対象機器HKは、複合装置、プリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、コンピュータ等の機器であって、マスタ機器MKと同じ外部電源電力を利用しているが、マスタ機器MKによる起動制御の管理対象とはなっていない。
マスタ機器MKは、例えば、複合装置、プリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、コンピュータ等の機器を用いることができるが、本実施例では、図2に示すように、複合装置が用いられており、コントローラ部11、エンジン制御部12、プリンタエンジン13、スキャナエンジン14、電圧変動検知部15、AC電源部16及びDC電源部17等を備えているとともに、図示しないが、ネットワークI/F(インターフェイス)、操作表示部等のマスタ機器MKとして必要な各部を備えている。
電圧変動検知部15は、先端にプラグ18の接続されている電源コード19が接続され、プラグ18が、AC(交流)の外部電源電力(例えば、商用電源電力)の電源供給ラインに設けられているコンセントに差し込まれることで、所定の電源電圧(例えば、AC100V)の外部電源電力が供給される。
電圧変動検知部15は、プラグ18が差し込まれたコンセントに供給されている外部電源電力の外部電源電圧を、適宜のタイミングで検出して、検出結果をエンジン制御部12に出力し、また、供給される外部電源電力をAC電源部16に供給する。したがって、電圧変動検知部15は、電圧変動検出手段として機能している。
AC電源部16は、電圧変動検知部15を通して供給される外部電源電力を、交流電源電力を必要とする各部、例えば、プリンタエンジン13の定着部13a等に供給し、また、DC電源部17に供給する。
DC電源部17は、整流器等を備え、AC電源部16から供給される外部電源電力を、整流するとともに、平滑化して各種電圧値に電圧調整して、マスタ機器MKの各部に各種電圧値のDC(直流)電源電力を供給する。
エンジン制御部12には、プリンタエンジン13とスキャナエンジン14等が接続されているとともに、コントローラ部11が接続されており、エンジン制御部12は、コントローラ部11の制御下で、プリンタエンジン13及びスキャナエンジン14の動作制御を行う。
プリンタエンジン13は、電子写真方式で用紙やフィルム等のシート状の被記録媒体(以下、単に、用紙という。)に画像を形成するプリンタエンジンであり、図示しないが、電子写真方式で用紙に画像データに基づいて画像を記録出力するのに必要な部品、例えば、感光体、帯電部、光書き込み部、現像部、転写部、クリーニング部及び定着部13a等を備えている。プリンタエンジン13は、エンジン制御部12から渡されるビデオ信号及び制御信号により光書き込み部を動作させて、帯電部によって一様に帯電されている感光体上に静電潜像を形成し、現像部によりトナーを感光体上に供給して静電潜像を現像してトナー画像を形成する。プリンタエンジン13は、給紙部から用紙を感光体と転写部との間に給紙して、転写部によって感光体上のトナー画像を用紙に転写させ、トナー画像の転写された用紙を定着部13aに搬送して、定着部13aで加熱・加圧して用紙上のトナー画像を定着させることで、画像を形成する。
定着部13aは、図示しないが、例えば、回転駆動される定着ローラ、定着ローラに所定の当接圧で当接されて定着ローラとともに連れ周りする加圧ローラ、通電されることで発熱して定着ローラを加熱する定着ヒータ、定着ローラの表面温度を検出するサーミスタ及び電源制御部等を備えており、定着ヒータによって所定の定着温度に加熱されている定着ローラと加圧ローラとの間に用紙を挟んで、加熱・加圧しつつ搬送することで、用紙上のトナー画像を用紙に定着させる。
エンジン制御部12は、定着部13aの電源制御部による定着ヒータへの通電を、サーミスタが検出する定着ローラの表面温度に基づいて制御することで、定着動作時には、定着ローラを所定の定着温度に制御し、待機時には、予め設定されている待機温度に制御する。
そして、この定着部13aの電源制御部には、AC電源部16から外部電源電力がそのまま供給され、AC電源部16は、マスタ機器MKの電源スイッチがONされると、外部電源電力をそのまま電源制御部に供給する。この電源制御部は、後述するように、エンジン制御部12によって定着部13aの起動が制御され、また、定着部13aの定着ヒータへの通電が制御される。
また、スキャナエンジン14は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を利用したラインイメージセンサ、アナログ/デジタル(A/D)変換回路及びこれらを駆動する駆動回路等を備えており、一般的にADFを備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナエンジン14の原稿読み取り位置に送給する。スキャナエンジン14は、エンジン制御部13の制御下で動作して、ADFから搬送されてきた原稿を主走査及び副走査して原稿の濃淡情報から画像を所定の解像度で読み取って、例えば、RGB各所定ビット(例えば、各8ビット)の画像データを作成してエンジン制御部12に出力する。なお、スキャナエンジン14は、CCDを用いたものに限るものではなく、例えば、CIS(Contact Image Sensor:密着イメージセンサ)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )を用いたものであってもよい。
コントローラ部11は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等の不揮発性メモリ等を備えており、ROM内のプログラムに基づいて、RAMをワークメモリとして利用して、マスタ機器MKの各部を制御して、マスタ機器MKとしての動作処理を行なわせる。
エンジン制御部12は、図示しないが、エンジンCPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ等を備え、ROM内のプログラムに基づいて、RAMをワークメモリとして利用しつつ、プリンタエンジン13、スキャナエンジン14及びファクシミリ部を備えているときには、ファクシミリ部等を制御して、画像処理に係る各種動作処理を実行する。
そして、エンジン制御部12は、本発明の起動制御プログラムがROM等に導入されることで、図3に示すような、起動制御機能部(起動制御装置)20が構築され、起動制御機能部20は、大きく分けて、電力制御機能部30と記憶機能部40を有している。
すなわち、マスタ機器MKは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の起動制御方法を実行する起動制御プログラムを読み込んでROMや不揮発性メモリに導入することで、後述する電源変動許容範囲内において速やかに起動を行う起動制御方法を実行する起動制御装置としてのエンジン制御部12を搭載した画像処理装置として構築されている。この起動制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
なお、上記説明では、起動制御機能部20は、エンジン制御部12に構築されているが、エンジン制御部12に構築される場合に限るものではなく、例えば、コントローラ部11に構築されていてもよい。なお、以下の説明では、エンジン制御部12に構築されているものとして説明する。また、図3は、マスタ機器MKのエンジン制御部3に構築される起動制御機能部20を示しているが、スレーブ機器SK1〜SKnにおいても、本発明の起動管理対象のスレーブ機器SK1〜SKnとして必要な被起動管理対象機器側起動制御プログラムが導入されることで、同様の起動制御機能部20が構築される。ただし、スレーブ機器SK1〜SKnは、マスタ機器MKによって起動が管理されるため、被管理機器として必要な機能部のみが構築される。
図3において、電力制御機能部30は、CPU等で構築され、電圧値変換機能部31、優先順位制御機能部32、起動許可信号送受信機能部33、起動信号送受信機能部34及び優先順位信号送受信機能部35等が構築される。
記憶機能部40は、不揮発性メモリ等で構築され、優先順位41、モード別電圧変動量42、非制御周辺機器電圧変動量43、電圧変動許容値44及び現電源電圧値45等を記憶する。
すなわち、電力制御機能部30の電圧値変換機能部31は、電圧変動検知部15が検知して入力されてくるアナログの外部電源電圧値を、起動制御機能部20内で取り扱うことのできるデジタルの電圧値への変換(アナログ値をデジタル値に変換等)を行う。したがって、電圧変動検知部15と電圧値変換機能部31は、全体として、外部電源電力の電源電圧の変動を検出する電圧変動検出手段として機能している。また、電圧変動検知部15は、外部電源電力を利用するマスタ機器MK及びスレーブ機器SK1〜SKnの起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を検出し、電圧値変換機能部31は、このアナログの電圧変動量を起動制御機能部20内で取り扱うことのできるデジタルの電圧変動量への変換(アナログ値をデジタル値に変換等)を行う。したがって、電圧変動検知部15と電圧値変換機能部31は、全体として、外部電源電力を利用するマスタ機器MK及びスレーブ機器SK1〜SKnの起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する電圧変動量取得手段として機能している。
優先順位制御機能部32は、上記電圧値変換機能部31が変換した電圧変動値と、後述するマスタ機器MKの複数の起動モード毎に記憶機能部40に記憶されているモード別電圧変動量42と、に基づいて、起動モード及び起動機器の優先順位を制御して、マスタ機器MK及びスレーブ機器SK1〜SKnの起動を制御する。したがって、優先順位制御機能部32は、起動制御手段として機能している。
起動許可信号送受信機能部33は、ネットワークNWに接続されている起動管理を行うマスタ機器MKと起動管理対象であるスレーブ機器SK1〜SKnとの間で、起動許可信号を送受信する。すなわち、マスタ機器MKは、起動許可信号送受信機能部33によって起動許可信号を送信し、スレーブ機器SK1〜SKnは、自機の起動許可信号送受信機能部33によって起動許可信号を受信する。この起動許可信号は、マスタ機器MKが起動を許可するスレーブ機器SK1〜SKnに対してネットワークNWを介して送信する信号であり、スレーブ機器SK1〜SKnは、起動許可信号を受信すると、決定している起動モードで外部電源電力を利用して起動を行う。
起動信号送受信機能部34は、スレーブ機器SK1〜SKnが、上記起動許可信号を受信して起動を開始するときに、ネットワークNWを介してマスタ機器MKへ起動信号の送信を開始して、起動が完了すると、マスタ機器MKへの起動信号の送信を終了し、マスタ機器MKが、この起動信号を受信することで、起動許可したスレーブ機器SK1〜SKnが起動中であることを認識する。
優先順位信号送受信機能部35は、優先順位制御機能部32が決定した起動モードの優先順位情報や各スレーブ機器SK1〜SKnが保有している起動モードとその優先順位情報及び該起動モードにおける電圧変動量を、マスタ機器MKとスレーブ機器SK1〜SKnとの間で交換する。したがって、優先順位信号送受信機能部35は、スレーブ機器SK1〜SKnから電圧変動量を取得する電圧変動量取得手段としても機能している。
記憶機能部40は、上述のように、優先順位41、モード別電圧変動量42、非制御周辺機器電圧変動量43、電圧変動許容値44及び現電源電圧値45の各情報を領域を分けて記憶している。
優先順位41は、マスタ機器MKでは、マスタ機器MK自身及びスレーブ機器SK1〜SKnの有している起動モードとその起動における優先順位の情報であり、スレーブ機器SK1〜SKnでは、自機の有している起動モードとその起動における優先順位の情報である。優先順位については、後で詳細に説明する。
モード別電圧変動量42は、各起動モードにおいて外部電源電力の電源電圧に与える電圧変動量の情報であり、マスタ機器MKでは、マスタ機器MK自身の各起動モードにおける電源電圧の電圧変動量と各スレーブ機器SK1〜SKnの各起動モードにおける電源電圧の電圧変動量の情報、スレーブ機器SK1〜SKnでは、そのスレーブ機器SK1〜SKnの各起動モードにおける電源電圧の電圧変動量の情報である。
非管理対象機器電圧変動量43は、非管理対象機器群1bの各機器HKが起動時に電源電力の電源電圧に与える電圧変動量である。
電圧変動許容値44は、マスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKn及び非管理対象機器HKが、起動したときにマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKn及び非管理対象機器HKに対して不具合を発生させることのない電圧変動の許容値である。
現電源電圧値45は、現在の外部電源電力の電源電圧値、すなわち、電圧変動検知部15が検知してデジタル変換した電圧変動値が安定するのを待って、電圧値変換機能部31がデジタル変換した現電源電圧値である。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、電源変動許容範囲内において速やかにマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動を行う。
まず、マスタ機器MK自身における起動制御について、図4〜図8に基づいて説明する。
まず、マスタ機器MKにおける基本起動制御処理について、図4に基づいて説明する。マスタ機器MKは、外部電源電力の電源電圧(以下、適宜、単に、外部電源電圧ともいう。)の変動を検知する外部電源電圧変動検知処理を行ない(ステップS101)、次に、起動モード制御処理を行う(ステップS102)。マスタ機器MKは、起動モード制御処理を完了すると、該起動モードでの起動を行なって、起動制御処理を終了する(ステップS103)。
そして、マスタ機器MKは、上記ステップS101の外部電源電圧変動検知処理を、図5に示すように実行する。
すなわち、マスタ機器MKは、電圧変動検知部15によって外部電源電圧の検知を開始し(ステップS201)、エンジン制御部12に構築されている電圧値変換機能部31が、電圧変動検知部15が検知して入力されてくるアナログの外部電源電圧値を、起動制御機能部20内で取り扱うことのできるデジタルの電圧値への変換して、該電圧値が安定したか、すなわち、電圧値の変動幅が所定の範囲内に安定したか、チェックする(ステップS202)。
マスタ機器MKは、電圧変動検知部15が検知して変換した電圧値が安定するのを待って(ステップS202)、電圧値が安定すると、該電圧値を、記憶機能部40に現電源電圧値45として記憶する。
また、マスタ機器MKは、図4のステップS102の起動モード選択制御処理を、図6または図7に示すように実行する。
まず、マスタ機器MKは、起動モードが1つだけのときには、起動モード選択制御処理を、図6に示すように実行する。
すなわち、マスタ機器MKは、起動モードが1つのみであるときには、図6に示すように、図4のステップS101の外部電源電圧変動検知処理で取得した現電源電圧値45のときに、該起動モードでの起動を行ったときの外部電源電圧の変動が、記憶機能部40に記憶されている電圧変動許容値44の範囲内であるかチェックし(ステップS301)、外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内でないとき(ステップS301で、NOのとき)には、該現電源電圧値45において、該起動モードでの起動を行うと、同じ外部電源電力を利用している自機及び周囲の機器に不具合が発生するおそれがあるとして、起動許可を出さない。
マスタ機器MKは、ステップS301で、外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内であると(ステップS301で、YESのとき)、該現電源電圧値45において、該起動モードでの起動を行っても、不具合が発生するおそれがないとして、該起動モードでの起動を開始する。
また、マスタ機器MKは、起動モードが複数あるときには、起動モード選択制御処理を、図7に示すように実行する。
なお、いま、マスタ機器MKは、例えば、図8に示すような複数の起動モードを備えており、フル起動モードm1と複数の省電力起動モードm2〜mnを備えている。フル起動モードm1は、マスタ機器MKの最も電力を要する定着部13aを含めて直ぐに全ての動作を行うことができるように全てのユニットを同時に起動させる起動モードであり、省電力起動モードm2〜mnは、マスタ機器MKの有するユニットのうち、一部のユニットを起動せずに必要なユニットから起動する起動モードであって、その起動電力量が省電力起動モードmnから省電力起動モードm2へ向かって多くなる。なお、マスタ機器MKは、省電力起動モードm2〜mnとして、上記説明では、複数の起動モードを有していることとなっているが、他の要因等から1つの省電力起動モードしか有していない場合もある。また、スレーブ機器SK1〜SKnは、本実施例では、マスタ機器MKと同様の起動モードm1〜mnを有しているものとする。
また、起動モードm1〜mnの選択は、ユーザによる設定、管理者による一括設定等によって予め設定され、スレーブ機器SK1〜SKnの起動モードm1〜mnについては、マスタ機器MKから一括して設定してもよい。
さらに、省電力起動モードm2〜mnは、スレーブ機器SK1〜SKnの起動を制御する場合に、短時間により多くのスレーブ機器SK1〜SKnを起動させる起動モードとなっている。
マスタ機器MKは、このような起動モードm1〜mnを備えている状態で、図4のステップS102の起動モード選択制御処理に入ると、まず、起動モードが省電力起動モードm2〜mnであるかチェックし(ステップS401)、省電力起動モードm2〜mnではなく、フル起動モードm1であると(ステップS401で、NOのとき)、図4のステップS101の外部電源電圧変動検知処理で取得した現電源電圧値45のときに、該フル起動モードm1での起動を行ったときの外部電源電圧の変動が、記憶機能部40に記憶されている電圧変動許容値44の範囲内であるかチェックする(ステップS402)。マスタ機器MKは、この現電源電圧値45のときにおける外部電源電圧の電圧変動量を、記憶機能部40のモード別電圧変動量42を参照することで判断する。
マスタ機器MKは、ステップS402で、該現電源電圧値45における該フル起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内でないとき(ステップS402で、NOのとき)には、該現電源電圧値45において、該起動モードでの起動を行うと、不具合が発生するおそれがあるとして、起動許可を出さず、現電源電圧値45が、該フル起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内となるまで待つ。
マスタ機器MKは、ステップS402で、該現電源電圧値45における該フル起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内であると(ステップS402で、YESのとき)、該現電源電圧値45において、該フル起動モードでの起動を行っても、不具合が発生するおそれがないとして、該フル起動モードを起動モードとして選択して、起動モード選択制御処理を終了する(ステップS403)。
マスタ機器MKは、ステップS401で、起動モードが省電力起動モードm2〜mnであると(ステップS401で、YESのとき)、省電力起動モードm2〜mnのうち、最も起動電力量の少ない省電力起動モードmnから順次起動電力量が増えていく順に省電力起動モードm2〜mnの優先順位を決定して(ステップS404)、最優先の省電力起動モードmn(起動時に必要な電力量が最も少ない省電力起動モード)が、図4のステップS101の外部電源電圧変動検知処理で取得した現電源電圧値45のときに、該最優先の省電力起動モードmnでの起動を行ったときの外部電源電圧の変動が、記憶機能部40に記憶されている電圧変動許容値44の範囲内であるかチェックする(ステップS405)。
例えば、マスタ機器MKは、省電力起動モードの優先順位を、図8の場合、省電力起動モードm2〜mnのうち、省電力起動モードm2が最も起動電力量の多い起動モードで、優先順位が最下位の省電力起動モード、省電力起動モードmnが最も起動電力量が少なく優先順位が最上位の省電力起動モードとして決定する。なお、図7では、省電力起動モードとして、省電力起動モードが、m2、m3、m4の3つである場合が示されているが、省電力起動モードm2〜mnは、3つに限るものではなく、3つ以上備えていても、同様に処理することができる。
マスタ機器MKは、ステップS405で、該現電源電圧値45における最優先の省電力起動モード(図7では、省電力起動モードm4)での起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内でないとき(ステップS405で、NOのとき)には、該現電源電圧値45において、最優先の省電力起動モードで起動を行うと、不具合が発生するおそれがあるとして、また、最優先の省電力起動モードよりも起動時の外部電源電力量の少ない省電力起動モードが存在しないため、該起動許可を出さず、現電源電圧値45が、最優先の省電力起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内となるまで待つ。
マスタ機器MKは、ステップS405で、該現電源電圧値45における最優先の省電力起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内であると(ステップS405で、YESのとき)、該現電源電圧値45において、最優先の省電力起動モードでの起動を行っても、不具合が発生するおそれがないとして、最優先の省電力起動モードの次に優先順位の低い省電力起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内であるかチェックし(ステップS406)、次に優先順位の低い省電力起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内でないとき(ステップS406で、NOのとき)には、最優先の省電力起動モードを起動モードとして選択して、起動モード選択制御処理を終了する(ステップS407)。
マスタ機器MKは、ステップS406で、最優先の次に優先順位の低い省電力起動モード(図7では、省電力起動モードm3)での起動による外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内であると(ステップS406で、YESのとき)には、該現電源電圧値45において、最優先の次に低い優先順位の省電力起動モードでの起動を行っても、不具合が発生するおそれがないとして、最優先よりも2つ優先順位の低い省電力起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内であるかチェックし(ステップS408)、最優先よりも2つ優先順位の低い省電力起動モード(図7では、省電力起動モードm2)での起動による外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内でないとき(ステップS408で、NOのとき)には、最優先の次に低い優先順位の省電力起動モードを起動モードとして選択して、起動モード選択制御処理を終了する(ステップS409)。
マスタ機器MKは、ステップS408で、最優先よりも2つ優先順位の低い省電力起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内であるとき(ステ408で、YESのとき)には、最優先よりも2つ優先順位の低い該省電力起動モードよりも優先順位が低い省電力起動モードが存在しないため、最優先よりも2つ優先順位の低い該省電力起動モードを起動モードとして選択して、起動モード選択制御処理を終了する(ステップS410)。
すなわち、図7では、マスタ機器MKは、図8の省電力起動モードm2〜mnのうち、省電力起動モードm2、m3、m4を備えているものとして、優先順位をm4→m3→m2と決定し、最上位の優先順位の省電力起動モードm4から順次現電源電圧値45における起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内であるか否かに基づいて、起動モードとして、省電力起動モードm4、m3、m2のいずれかを選択する。
起動管理ネットワークシステム1は、上述のように、マスタ機器MKが、自機の起動を制御するだけでなく、マスタとなって、起動管理対象機器群1aに属するスレーブ機器SK1〜SKnをスレーブとして、これらのスレーブ機器SK1〜SKnの起動をも制御する。以下、図9〜図27に基づいて、スレーブ機器SK1〜SKnの起動制御について説明する。
そして、スレーブ機器SK1〜SKnの起動制御においては、マスタ機器MKとスレーブ機器SK1〜SKnが、それぞれ、図9及び図10に示す基本起動制御処理を実行する。
まず、マスタ機器MKにおける基本起動制御処理について、図9に基づいて説明する。図9において、マスタ機器MKは、外部電源電圧の変動を検知する外部電源電圧変動検知処理を行なうとともに(ステップS1000)、スレーブ機器SK1〜SKnから該スレーブ機器SK1〜SKnにおける起動モードと該起動モードにおける外部電源電圧に与える電圧変動量を受信する電圧変動量受信処理を行い(ステップS1100)、初回に同時に起動を許可するスレーブ機器SK1〜SKnを決定する初回起動機器決定処理を行う(ステップS1200)。
マスタ機器MKは、初回起動機器決定処理を行うと、決定したスレーブ機器SK1〜SKnに対して起動許可を行うマスタ側起動制御処理を行ない(ステップS1300)、起動させたスレーブ機器SK1〜SKnの起動完了を制御するマスタ側起動完了制御処理を行う(ステップS1400)。
マスタ機器MKは、初回起動を完了すると、2回目以降に同時に起動するスレーブ機器SK1〜SKnを決定する2回目以降の起動機器決定処理を行なって(ステップS1500)、同様に、マスタ側起動制御処理(ステップS1300)とマスタ側起動完了制御処理(ステップS1400)を行う処理(機器同時起動制御処理)を、全てのスレーブ機器SK1〜SKnの起動が完了するまで、繰り返し行い、全てのスレーブ機器SK1〜SKnの起動が完了すると、基本起動制御処理を終了する。
次に、スレーブ機器SK1〜SKnにおける基本起動制御処理について、図10に基づいて説明する。図10において、スレーブ機器SK1〜SKnは、まず、起動モードを選択する起動モード選択処理を行い(ステップS2000)、選択した起動モードでの外部電源電圧の電圧変動量を、その記憶機能部に記憶されているモード別電圧変動量から取得してマスタ機器MKへ送信する電圧変動量送信処理を行う(ステップS2100)。
スレーブ機器SK1〜SKnは、次に、起動制御処理を行い(ステップS2200)、起動制御処理に従って、選択した起動モードで機器の起動を行う(ステップS2300)。
スレーブ機器SK1〜SKnは、起動を完了すると、起動処理を完了させる起動完了制御処理を行う(ステップS2400)。
そして、マスタ機器MKは、上記図9のステップS1000の外部電源電圧変動検知処理を、図11に示すように実行する。
すなわち、マスタ機器MKは、電圧変動検知部15によって外部電源電圧値の検知を開始し(ステップS1001)、エンジン制御部12に構築されている電圧値変換機能部31が、電圧変動検知部15が検知して入力されてくるアナログの外部電源電圧値を、起動制御機能部20内で取り扱うことのできるデジタルの電圧値へ変換して、該電圧値の変動が安定したか、すなわち、電圧値の変動幅が所定の範囲内に安定したか、チェックする(ステップS1002)。
マスタ機器MKは、電圧変動検知部15が検知して変換した電圧値が安定するのを待って(ステップS1002)、電圧値が安定すると、該電圧値を取得して、記憶機能部40に現電源電圧値45として記憶する。
また、マスタ機器MKは、上記図9のステップS1100の電圧変動量受信処理を、図12に示すように実行する。
すなわち、マスタ機器MKは、スレーブ機器SK1〜SKnから電圧変動量の受信要求が送られてくると、まず、送信元を確認し(ステップS1101)、起動モード及び電圧変動量を受信する(ステップS1102)。
マスタ機器MKは、起動モードと電圧変動量を受信すると、記憶機能部40のモード別電圧変動量42に、該スレーブ機器SK1〜SKnと関連付けて該起動モード及び電圧変動量を記憶して、処理を終了する(ステップS1103)。
さらに、マスタ機器MKは、上記図9のステップS1200の初回起動機器決定処理を、図13に示すように実行する。
すなわち、マスタ機器MKは、スレーブ機器SK1〜SKnの起動優先順位を、予め機能記憶部40の優先順位41に記憶しており、初回起動機器決定処理に移行すると、優先順位41に記憶されている優先順位1番目のスレーブ機器SK1〜SKnに対してモード別電圧変動量42に記憶されている電圧変動量のうち、電圧変動量受信処理で受信した起動モードにおける電圧変動量を読み出して、図4のステップS101の外部電源電圧変動検知処理(図9のステップS1000)で取得した現電源電圧値45のときに、該優先順位1番目のスレーブ機器SK1〜SKnを該起動モードで起動させときの外部電源電圧の電圧変動が、記憶機能部40に記憶されている電圧変動許容値44の範囲内であるかチェックする(ステップS1201)。
マスタ機器MKは、ステップS1201で、該現電源電圧値45における優先順位1番目のスレーブ機器SK1〜SKnの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内でないとき(ステップS1201で、NOのとき)には、該現電源電圧値45において、優先順位1番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動させると、不具合が発生するおそれがあるとして、起動許可を出さず、検出する現電源電圧値45が、最優先の省電力起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内となるまで待つ。
マスタ機器MKは、ステップS1201で、図4のステップS101の外部電源電圧変動検知処理(図9のステップS1000)で取得する現電源電圧値45における優先順位1番目のスレーブ機器SK1〜SKnを上記起動モードで起動させたときの外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内であると(ステップS1201で、YESのとき)、該現電源電圧値45において、優先順位1番目のスレーブ機器SK1〜SKnを選択の起動モードで起動させても、不具合が発生するおそれがないとして、上記同様に、優先順位2番目のスレーブ機器SK1〜SKnに対してモード別電圧変動量42に記憶されている該スレーブ機器SK1〜SKnの電圧変動量うち、電圧変動量受信処理で受信した起動モードにおける電圧変動量を読み出して、外部電源電圧変動検知処理で取得した現電源電圧値45において優先順位1番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動させた残りの外部電源電圧で、該優先順位2番目のスレーブ機器SK1〜SKnを該優先順位2番目のスレーブ機器SK1〜SKnから受信した起動モードで起動させたときの外部電源電圧の電圧変動が、記憶機能部40に記憶されている電圧変動許容値44の範囲内であるかチェックする(ステップS1202)。
マスタ機器MKは、ステップS1202で、優先順位2番目のスレーブ機器SK1〜SKnを該起動モードで起動させたときの、上記優先順位1番目を起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内でないとき(ステップS1202で、NOのとき)には、優先順位1番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動機器として選択・決定して、初回起動機器決定処理を終了する(ステップS1203)。
マスタ機器MKは、ステップS1202で、優先順位2番目のスレーブ機器SK1〜SKnを該起動モードで起動させたときの、上記優先順位1番目を起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内であると(ステップS1202で、YESのとき)には、優先順位1番目を起動させた残りの現電源電圧値において、優先順位が2番目のスレーブ機器SK1〜SKnを該スレーブ機器SK1〜SKnから受信した起動モードで起動させても、不具合が発生するおそれがないとして、優先順位3番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動させたときの、上記優先順位1番目及び優先順位2番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内であるかチェックする(ステップS1204)。
マスタ機器MKは、ステップS1204で、優先順位3番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動させたときの、上記優先順位1番目及び優先順位2番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内でないとき(ステップS1204で、NOのとき)には、優先順位1番目と優先順位2番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動機器として選択・決定して、初回起動機器決定処理を終了する(ステップS1205)。
マスタ機器MKは、ステップS1204で、優先順位3番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動させたときの、上記優先順位1番目及び優先順位2番目のスレーブ機器SK1〜SKnを起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内であるとき(ステップS1204で、YESのとき)には、優先順位1番目から優先順位3番目までのスレーブ機器SK1〜SKnを起動機器として選択・決定して、初回起動機器決定処理を終了する(ステップS1206)。
なお、図13では、優先順位3番目のスレーブ機器SK1〜SKnまでを、起動可能か否か判断して初回に同時起動させるスレーブ機器K1〜Knを決定しているが、優先順位3番目までに限るものではなく、可能な範囲すべてを判断して、起動させるスレーブ機器SK1〜SKnを決定する。
マスタ機器MKは、上述のようにして起動させるスレーブ機器K1〜Knを決定すると、図14に示すように、図9のステップS1300のマスタ側起動制御処理を行う。すなわち、マスタ機器MKは、マスタ側起動制御処理に入ると、図14に示すように、上記起動機器決定処理で起動決定したスレーブ機器SK1〜SKnへ、起動許可信号を送信して、マスタ側起動制御処理を終了する(ステップS1301)。
マスタ機器MKは、起動決定したスレーブ機器SK1〜SKnへ起動許可信号を送信して起動させると、図9のステップS1400のマスタ側起動完了処理を行う。すなわち、マスタ機器MKは、マスタ側起動完了制御処理に入ると、図15に示すように、マスタ側起動制御処理で起動許可信号を送信したスレーブ機器SK1〜SKnから、後述するように、起動を開始すると送られてくる起動信号を停止させる旨の起動信号の送信停止を受信すると、該スレーブ機器SK1〜SKnでの起動が完了したと判断して、起動完了を確認する(ステップS1401)。
そして、マスタ機器MKは、初回起動機器決定処理で起動決定されなかったスレーブ機器SKm〜SKnに対する2回目以降の起動機器決定処理を、図16に示すように実行する。
すなわち、マスタ機器MKは、図9の2回目以降の起動機器決定処理に入ると、図16に示すように、まず、起動待ちのスレーブ機器SKm〜SKnがあるかチェックし(ステップS1500)、起動待ちのスレーブ機器SKm〜SKnがないとき(ステップS1501で、NOのとき)には、全てのスレーブ機器SK1〜SKnの起動を完了したと判断して、2回目以降起動機器決定処理を終了する。
マスタ機器MKは、ステップS1501で、起動待ちのスレーブ機器SKm〜SKnがあるとき(ステップS1501で、YESのとき)には、初回起動で起動されずに残っているスレーブ機器SKm〜SKnのうち、優先順位1番目のスレーブ機器SKm〜SKnに対して該スレーブ機器SKm〜SKnの上記起動モードで起動したときの外部電源電圧の電圧変動が、上記外部電源電圧変動検知処理(図9のステップS1000)で取得した現電源電圧値45のときに、記憶機能部40に記憶されている電圧変動許容値44の範囲内であるかチェックする(ステップS1502)。
マスタ機器MKは、ステップS1502で、該現電源電圧値45における2回目以降で優先順位1番目の上記起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内でないとき(ステップS1502で、NOのとき)には、該現電源電圧値45において、優先順位1番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動させると、不具合が発生するおそれがあるとして、起動許可を出さず、検出する現電源電圧値45が、最優先の省電力起動モードでの起動による外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内となるまで待つ。
マスタ機器MKは、ステップS1502で、上記現電源電圧値45における2回目以降で優先順位1番目のスレーブ機器SKm〜SKnを、上記起動モードで起動させたときの外部電源電圧の変動が電圧変動許容値44の範囲内であると(ステップS1502で、YESのとき)、該現電源電圧値45において、2回目以降で優先順位1番目のスレーブ機器SKm〜SKnを選択の起動モードで起動させても、不具合が発生するおそれがないとして、上記同様に、2回目以降で優先順位2番目のスレーブ機器SKm〜SKnに対して上記起動モードにおける電圧変動量を読み出して、上記現電源電圧値45において優先順位1番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動させた残りの外部電源電圧で、該優先順位2番目のスレーブ機器SKm〜SKnを該優先順位2番目のスレーブ機器SKm〜SKnから受信した起動モードで起動させたときの外部電源電圧の変動が、記憶機能部40に記憶されている電圧変動許容値44の範囲内であるかチェックする(ステップS1503)。
マスタ機器MKは、ステップS1503で、2回目以降で優先順位2番目のスレーブ機器SKm〜SKnを該起動モードで起動させたときの、上記優先順位1番目を起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内でないとき(ステップS1503で、NOのとき)には、2回目以降で優先順位1番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動機器として選択・決定して、2回目以降の起動機器決定処理を終了する(ステップS1203)。
マスタ機器MKは、ステップS1503で、2回目以降で優先順位2番目のスレーブ機器SKm〜SKnを該起動モードで起動させたときの、上記優先順位1番目を起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内であると(ステップS1503で、YESのとき)には、該優先順位1番目を起動させた残りの現電源電圧値において、2回目以降で優先順位が2番目のスレーブ機器SKm〜SKnを該スレーブ機器SKm〜SKnから受信した起動モードで起動させても、不具合が発生するおそれがないとして、2回目以降で優先順位3番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動させたときの、上記優先順位1番目及び優先順位2番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内であるかチェックする(ステップS1505)。
マスタ機器MKは、ステップS1505で、2回目以降で優先順位3番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動させたときの、上記優先順位1番目及び優先順位2番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内でないとき(ステップS1505で、NOのとき)には、2回目以降で優先順位1番目と優先順位2番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動機器として選択・決定して、2回目以降の起動機器決定処理を終了する(ステップS1506)。
マスタ機器MKは、ステップS1505で、2回目以降で優先順位3番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動させたときの、上記優先順位1番目及び優先順位2番目のスレーブ機器SKm〜SKnを起動させた残りの現外部電源電圧における外部電源電圧の変動が電圧許容値44の範囲内であるとき(ステップS1505で、YESのとき)には、2回目以降で優先順位1番目から優先順位3番目までのスレーブ機器SKm〜SKnを起動機器として選択・決定して、2回目以降の起動機器決定処理を終了する(ステップS1507)。
なお、図16では、2回目以降で優先順位3番目のスレーブ機器SK1〜SKnまでを、起動可能か否か判断して起動させるスレーブ機器K1〜Knを決定しているが、優先順位3番目までに限るものではなく、可能な範囲すべてを判断して、起動させるスレーブ機器SK1〜SKnを決定してもよい。
そして、各スレーブ機器SK1〜SKnは、図10に示した起動モード選択処理、電圧変動量送信処理、起動制御処理及び起動完了制御処理を、図17〜図20に示すように行う。
まず、スレーブ機器SK1〜SKnは、起動モード選択処理を、図17に示すように行う。すなわち、スレーブ機器SK1〜SKnは、起動モード選択処理に入ると、そのスレーブ機器SK1〜SKnで要求されている、あるいは、設定されている起動モードが、省電力起動モードm2〜mnであるかチェックし(ステップS2001)、省電力起動モードm2〜mnでないとき(ステップS2001で、NOのとき)には、起動モードとしてフル起動モードm1を選択して、起動モード選択処理を終了する(ステップS2002)。
スレーブ機器SK1〜SKnは、ステップS2001で、そのスレーブ機器SK1〜SKnで要求されている、あるいは、設定されている起動モードが、省電力起動モードm2〜mnであるとき(ステップS2001で、YESのとき)には、そのスレーブ機器SK1〜SKnで要求されている、あるいは、設定されている起動モードに応じて、複数の省電力起動モードm2〜mnのうち適宜の省電力起動モードm2〜mnを起動モードとして選択して、起動モード選択処理を終了する(ステップS2003)。
次に、スレーブ機器SK1〜SKnは、電圧変動量送信処理を、図18に示すように行う。すなわち、スレーブ機器SK1〜SKnは、電圧変動量送信処理に入ると、起動モード選択処理で選択された起動モードを確認し(ステップS2101)、該起動モードに対して予め記憶されている自機の外部電源電圧に対する変動量である電圧変動量を取得して、該起動モードと該電圧変動量をマスタ機器MKへ送信する(ステップS2102)。この電圧変動量は、スレーブ機器SK1〜SKn毎に、予め起動モード毎に実際に起動させたときの外部電源電圧の変動量を測定する等の方法で、取得して、それぞれのスレーブ機器SK1〜SKnのメモリ等に起動モードと対応させて記憶されている。
次に、スレーブ機器SK1〜SKnは、起動制御処理を、図19に示すように行う。すなわち、スレーブ機器SK1〜SKnは、起動制御処理に入ると、図19に示すように、マスタ機器MKから起動許可信号を受信したかチェックし(ステップS2201)、起動許可信号を受信していないとき(ステ2201で、NOのとき)には、所定時間毎に起動許可信号を受信したかチェックする。
ステップS2201で、起動許可信号を受信すると、スレーブ機器SK1〜SKnは、上記起動モードで、外部電源電力を利用して起動を開始し、マスタ機器MKへ起動を開始していて起動中であることを示す起動信号を送信して、起動制御処理を終了する(ステ2202)。
そして、スレーブ機器SK1〜SKnは、起動完了制御処理を、図20に示すように行う。すなわち、スレーブ機器SK1〜SKnは、起動が完了して起動完了制御処理に入ると、図20に示すように、マスタ機器MKへの起動信号の送信を停止(起動信号送信停止)して、起動が完了したことをマスタ機器MKへ通知し、起動完了制御処理を終了する(ステップS2401)。
なお、マスタ機器MKは、上述のように、この起動信号をスレーブ機器SK1〜SKnから受信することで、スレーブ機器SK1〜SKnが起動を開始したことを確認し、起動信号送信停止によって、スレーブ機器SK1〜SKnでの起動が完了したことを確認することができる。
そして、上記説明においては、電圧変動許容値44が、固定の電圧変動許容値であるとして説明して、図21に示すように、現電源電圧値45において、起動を行ったとしたときの外部電源電圧(Vで示している曲線)の電圧変動が、電圧変動許容値44の範囲ΔVを越えると、マスタ機器MKが、起動を不可とし、外部電源電圧の電圧変動が、電圧変動許容値44の範囲ΔV内であると、起動を許可している。
ところが、この電圧変動許容値44は、は、マスタ機器MK及びスレーブ機器SK1〜SKnが起動する際の現電源電圧値45、すなわち、マスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKn及び非管理対象機器HKの起動状態や動作状態による電圧状態及び外部電源電力の電源設備の状態による電圧状態を考慮して、該外部電源電力を利用している全ての機器の動作に不具合が発生しない電圧変動許容値として設定されているが、起動管理ネットワークシステム1の設置されている環境や動作状態等に依存する値であるため、その環境等での電圧変動を実測して、電圧変動許容値44を更新することで、最適化を図ってもよい。
すなわち、マスタ機器MKは、図22に示すように、適宜のタイミングで、電圧変動許容値更新処理を行う。マスタ機器MKは、電圧変動許容値更新処理に入ると、まず、電圧変動検知部15による外部電源電圧を検出する外部電源電圧変動検出処理を行い(ステップS3000)、検出した該外部電源電圧に基づく電圧変動許容値算出処理を行う(ステップS3100)。マスタ機器MKは、電圧変動許容値を算出すると、算出した電圧変動許容値で記憶機能部40の電圧変動許容値44を更新して格納して、電圧変動許容値更新処理を終了する(ステップS3200)。
そして、マスタ機器MKは、上記ステップS3000における外部電源電圧変動検出処理を、図23に示すように実行する。すなわち、マスタ機器MKは、図23に示すように、いずれかのスレーブ機器SK1〜SKnから起動信号を受信しているかチェックする(ステップS3001)。すなわち、本実施例では、マスタ機器MKは、電圧変動許容値更新処理を行う適宜のタイミングとして、スレーブ機器SK1〜SKnが起動処理を行っていないタイミングを設定しており、ステップS3001では、この起動信号を全てのスレーブ機器SK1〜SKnから受信していないタイミングを検出している。
マスタ機器MKは、ステップS3001で、いずれのスレーブ機器SK1〜SKnからも起動信号を受信していないとき(ステップS3001で、NOのとき)、電圧変動検知部15によって外部電源電圧を検出して、電圧値変換機能部31で、電圧変動検知部15の検知したアナログの外部電源電圧を、起動制御機能部20内で取り扱うことのできるデジタルの電圧値へ変換し、該電圧値から外部電源電圧の電圧変動値を検知し(ステップS3002)、検知した電圧変動値を記憶機能部40に蓄積する(ステップS3003)。
次に、マスタ機器MKは、外部電源電圧変動検出処理で検出した電圧変動値に基づいて電圧変動許容値を算出する電圧変動許容値算出処理を、図24に示すように実行する。すなわち、マスタ機器MKは、図24に示すように、電圧変動許容値算出処理に入ると、外部電源電圧変動検出処理で取得した電圧変動値に基づいて、外部電源電圧の変動量を予測し(ステップS3101)、該外部電源電圧変動量予測結果から現在の電圧変動許容値に変更が必要であるか判断する(ステップS3102)。
マスタ機器MKは、ステップS3102で、現在の電圧変動許容値に変更が必要であると(ステップS3102で、YESのとき)、該外部電源電圧変動量に基づいて新たな電圧変動許容値を算出し(ステップS3103)、上記ステップS3200で、記憶機能部40の電圧変動許容値44を、該新たな電圧変動許容値によって更新する。
マスタ機器MKは、ステップS3102で、現在の電圧変動許容値に変更が必要でないとき(ステップS3102で、NOのとき)には、新たな電圧変動許容値を算出することなく、そのまま電圧変動許容値算出処理を終了する。
さらに、上記説明においては、各スレーブ機器SK1〜SKnの起動モードと該起動モードでの外部電源電圧の変動量を、スレーブ機器SK1〜SKnからマスタ機器MKへ送信しているが、この外部電源電圧変動量を、図25〜図27に示すように、マスタ機器MKが、検知して適宜更新するようにしてもよい。
すなわち、マスタ機器MKは、図25に示すように、適宜のタイミングで、スレーブ機器SK1〜SKnの起動による外部電源電圧の変動量を検出するスレーブ機器電圧変動検知処理を行い(ステップS4000)、該スレーブ機器電圧変動検知処理で検出した外部電源電圧変動量に基づいて電圧変動量更新処理を行なって(ステップS4100)、更新処理したデータをモード別電圧変動量42として記憶機能部40に格納するとともに、対応するスレーブ機器SK1〜SKnへ送信する(ステップS4200)。
このモード別電圧変動量(モード別電圧変動量)は、スレーブ機器SK1〜SKnが、ある起動モードで起動する際に外部電源電圧を変動させる電圧変動量であるが、スレーブ機器SK1〜SKnが起動する際の現電源電圧値45、すなわち、マスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKn及び非管理対象機器HKの起動状態や動作状態による電圧状態及び外部電源電力の電源設備状態等の起動管理ネットワークシステム1の設置されている環境や動作状態等に依存する値であるため、図25から図27に示すように、その環境等での電圧変動を実測して、モード別電圧変動量42を更新することで、最適化を図ってもよい。
すなわち、マスタ機器MKは、図25に示すように、適宜のタイミングで、スレーブ機器起動電圧変動量検出・更新処理を行う。マスタ機器MKは、スレーブ機器起動電圧変動量検出・更新処理に入ると、まず、電圧変動検知部15によるスレーブ器起動時の外部電源電圧の変動量を検出するスレーブ機器電圧変動量検知処理を行い(ステップS4000)、検出した該外部電源電圧変動量に基づいて、該スレーブ機器SK1〜SKnの該起動モードでの電圧変動量を算出する電圧変動量算出処理を行う(ステップS4100)。マスタ機器MKは、電圧変動量算出処理を行うと、算出した電圧変動量及び起動モードを記憶機能部40のモード別電圧変動量42に格納することで更新するとともに、該データを該当するスレーブ機器SK1〜SKnへ送信して、該スレーブ機器SK1〜SKnの電圧変動量を更新して、スレーブ機器起動電圧変動量検出・更新処理を終了する(ステップS4200)。
そして、マスタ機器MKは、上記ステップS4000におけるスレーブ機器電圧変動量検出処理を、図26に示すように実行する。すなわち、マスタ機器MKは、図26に示すように、いずれかのスレーブ機器SK1〜SKnから起動信号を受信しているかチェックする(ステップS4001)。すなわち、本実施例では、マスタ機器MKは、スレーブ機器起動電圧変動量検出・更新処理を行う適宜のタイミングとして、スレーブ機器SK1〜SKnが起動処理を行っているタイミングを設定しており、ステップS4001では、この起動信号をいずれかのスレーブ機器SK1〜SKnから受信しているタイミングを検出している。
マスタ機器MKは、ステップS4001で、いずれかのスレーブ機器SK1〜SKnからも起動信号を受信すると(ステップS4001で、YESのとき)、電圧変動検知部15によって外部電源電圧を検出して、電圧値変換機能部31で、電圧変動検知部15の検知したアナログの外部電源電圧値を、起動制御機能部20内で取り扱うことのできるデジタルの電圧値へ変換し、該電圧値から該スレーブ機器SK1〜SKnの起動時における外部電源電圧の電圧変動量を検知し(ステップS4002)、検知した電圧変動量を記憶機能部40に蓄積する(ステップS4003)。
次に、マスタ機器MKは、スレーブ機器電圧変動量検出処理で検出した電圧変動量に基づいて該スレーブ機器SK1〜SKnの該起動モードでの電圧変動量を算出する電圧変動量算出処理を、図27に示すように実行する。すなわち、マスタ機器MKは、図27に示すように、電圧変動量算出処理に入ると、スレーブ機器電圧変動量検出処理で算出した電源電圧の電圧変動量に基づいて、該スレーブ機器SK1〜SKnの該起動モードでの電圧変動量を予測し(ステップS4101)、該電圧変動量予測結果から現在の電圧変動量に変更が必要であるか判断する(ステップS4102)。
マスタ機器MKは、ステップS4102で、現在の電圧変動量に変更が必要であると(ステップS4102で、YESのとき)、該電圧変動量に基づいて新たな電圧変動量を算出し(ステップS4103)、上記ステップS4200で、記憶機能部40のモード別電圧変動量42のうち、該当するスレーブ機器SK1〜SKnの該当する起動モードの電圧変動量を、該新たな電圧変動量によって更新する。
マスタ機器MKは、ステップS4102で、現在の電圧変動量に変更が必要でないとき(ステップS4102で、NOのとき)には、新たな電圧変動量を算出することなく、そのままスレーブ機器電圧変動量検出処理を終了する。
このように、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、マスタ機器MKの起動制御機能部20が、外部電源電力を利用するマスタ機器MK及びスレーブ機器SK1〜SKnの起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する優先順位信号送受信機能部(電圧変動量取得手段)35と、外部電源電力の電源電圧の変動を検出する電圧値変換機能部(電圧変動検出手段)31等と、該電圧変動検出手段の検出する前記電源電圧における前記電圧変動量が、予め設定されている電圧変動許容値44の範囲内であるか否か判断し、該判断結果に基づいて前記外部電源電力を利用した起動を制御する優先順位制御機能部(起動制御手段)32と、を備えている。
したがって、現電源電圧におけるマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動時の電圧変動量が電圧変動許容値44の範囲内であることを条件として、画像処理装置(複合装置)であるマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動を行うことができ、電源変動許容値44の範囲内において速やかにマスタ機器MK及び起動管理対象のスレーブ機器SK1〜SKnを起動することができる。
また、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、マスタ機器MKが、画像処理を行う複合装置等の画像処理装置であって、上記起動制御機能部20を備えている。
したがって、現電源電圧におけるマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動時の電圧変動量が電圧変動許容値44の範囲内であることを条件として、マスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動を行うことができ、電源変動許容値44の範囲内において速やかにマスタ機器MK及び起動管理対象のスレーブ機器SK1〜SKnを起動することができる。
さらに、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、マスタ機器MKの起動制御機能部20が、外部電源電力を利用する機器の起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する電圧変動量取得処理ステップと、前記外部電源電力の前記電源電圧の変動を検出する電圧変動検出処理ステップと、前記電圧変動検出処理ステップで検出される前記電源電圧における前記電圧変動量取得処理ステップで取得される前記電圧変動量が、予め設定されている電圧変動許容値44の範囲内であるか否か判断し、該判断結果に基づいて前記外部電源電力を利用した起動を制御する起動制御処理ステップと、を有する起動制御方法を実行している。
したがって、現電源電圧におけるマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動時の電圧変動量が電圧変動許容値44の範囲内であることを条件として、マスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動を行うことができ、電源変動許容値44の範囲内において速やかにマスタ機器MK及び起動管理対象のスレーブ機器SK1〜SKnを起動することができる。
また、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、マスタ機器MKの起動制御機能部20が、CPU等の制御プロセッサに、外部電源電力を利用する機器の起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する電圧変動量取得処理と、前記外部電源電力の前記電源電圧の変動を検出する電圧変動検出処理と、前記電圧変動検出処理で検出される前記電源電圧における前記電圧変動量取得処理で取得される前記電圧変動量が、予め設定されている電圧変動許容値44の範囲内であるか否か判断し、該判断結果に基づいて前記外部電源電力を利用した起動を制御する起動制御処理と、を実行させる起動制御プログラムを搭載している。
したがって、現電源電圧におけるマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動時の電圧変動量が電圧変動許容値44の範囲内であることを条件として、マスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動を行うことができ、電源変動許容値44の範囲内において速やかにマスタ機器MK及び起動管理対象のスレーブ機器SK1〜SKnを起動することができる。
さらに、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、マスタ機器MKの電圧変動量取得手段としての電圧値変換機能部31が、マスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnが有している複数の起動モードのそれぞれにおける前記電圧変動量を取得し、前記起動制御手段としての優先順位制御機能部32が、複数の前記起動モードのうち、いずれの起動モードで起動されるのかを検出して、現電源電圧値における該起動モードの電圧変動量が、電圧変動許容値44の範囲内であるか否か判断し、該判断結果に基づいて該外部電源電力を利用した起動を制御する。
したがって、マスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動モードを考慮して、現電源電圧値で電圧変動許容値44の範囲内において、起動することができ、電源変動許容値44の範囲内において速やかにかつ適切にマスタ機器MK及び起動管理対象のスレーブ機器SK1〜SKnを起動することができる。
また、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、マスタ機器MKの電圧変動量取得手段としての電圧値変換機能部31が、前記起動モードとして、マスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnが電源電力を必要とする全てのユニットに電力を供給するフル起動モード(全起動モード)m1と、該全ユニットのうち、電力を供給するユニットが順次増加する複数の省電力起動モードm2〜mnとのそれぞれにおける前記電圧変動量を取得し、前記起動制御手段としての優先順位制御機能部32が、省電力起動モードm2〜mnでの起動においては、複数の省電力起動モードm2〜mnのうち、該省電力起動モードm2〜mnの電圧変動量が電圧変動許容値44の範囲内であって、最も電力供給量の多い省電力起動モードm2〜mnで起動させている。
したがって、起動モードを複数備えているマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnにおける起動を、該起動モードを考慮して、電圧変動許容値44の範囲内においてより多くのユニットを起動させることができ、電圧変動許容値44の範囲内においてより一層速やかにマスタ機器MK及び起動管理対象のスレーブ機器SK1〜SKnを起動することができる。
さらに、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、マスタ機器MKの起動制御機能部20が、マスタ機器MKと同じ外部電源電力に接続されている他の機器であるスレーブ機器SK1〜SKn及び非管理対象機器HKを検出する電力制御機能部(機器検出手段)30と、検出したスレーブ機器SK1〜SKn及び非管理対象機器HKのうち、起動制御対象とするスレーブ機器(起動制御対象機器)SK1〜SKnそれぞれについて前記電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する電圧値変換機能部(機器電圧変動量取得手段)31と、をさらに備え、前記起動制御手段としての優先順位制御機能部32が、電圧値変換機能部31の検出する前記電源電圧における各スレーブ機器SK1〜SKnの前記電圧変動量と前記電圧変動許容値44の範囲に基づいて、該各スレーブ機器SK1〜SKnの起動を制御している。
したがって、マスタ機器MKの利用している外部電源電力を利用しているスレーブ機器SK1〜SKnの起動を、現電源電圧におけるスレーブ機器SK1〜SKnの起動時の電圧変動量が電圧変動許容値44の範囲内であることを条件として、スレーブ機器SK1〜SKnの起動を行うことができ、電源変動許容値44の範囲内において速やかにスレーブ機器SK1〜SKnを起動することができる。
また、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、前記起動制御手段としての優先順位制御機能部32が、スレーブ機器SK1〜SKnのうち、所定の優先順位で、スレーブ機器SK1〜SKnの前記電圧変動量の合計が電圧変動許容値44の範囲内となる数のスレーブ機器SK1〜SKnを、同時に起動させる機器同時起動制御処理を、全てのスレーブ機器SK1〜SKnの起動が完了するまで繰り返し実行している。
したがって、電圧変動許容値44の範囲において、より多くのスレーブ機器SK1〜SKnを同時に起動させることができ、電圧変動許容値44の範囲内においてより一層速やかにスレーブ機器SK1〜SKnを起動することができる。
さらに、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、起動制御機能部20の電圧値変換機能部31が、適宜のタイミングで外部電源電力の電源電圧を検出して、検出した該電源電圧に基づいて前記電圧変動許容値44を設定する許容範囲設定手段として機能している。
したがって、電圧変動許容値44を、起動管理ネットワークシステム1の設置環境に応じて更新することができ、より一層適切にマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動制御を行うことができる。
また、本実施例の起動管理ネットワークシステム1は、起動制御機能部20の起動制御手段としての優先順位制御機能部32が、スレーブ機器SK1〜SKnの起動処理中における外部電源電圧の変動を電圧値変換機能部(電圧変動検出手段)31に検出させ、検出された該電源電圧の変動量に基づいて、記憶機能部40の該スレーブ機器SK1〜SKnのモード別電圧変動量42を更新している。
したがって、各スレーブ機器SK1〜SKnのモード別電圧変動量42を、起動管理ネットワークシステム1の設置環境に応じて更新することができ、より一層適切にマスタ機器MK、スレーブ機器SK1〜SKnの起動制御を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 起動管理ネットワークシステム
NW ネットワーク
1a 起動管理対象機器群
MK マスタ機器
SK1〜SKn スレーブ機器
1b 非管理対象機器群
HK 非管理対象機器
11 コントローラ部
12 エンジン制御部
13 プリンタエンジン
13a 定着部
14 スキャナエンジン
15 電圧変動検知部
16 AC電源部
17 DC電源部
18 プラグ
19 電源コード
20 起動制御機能部
30 電力制御機能部
31 電圧値変換機能部
32 優先順位制御機能部
33 起動許可信号送受信機能部
34 起動信号送受信機能部
35 優先順位信号送受信機能部
40 記憶機能部
41 優先順位
42 モード別電圧変動量
43 非制御周辺機器電圧変動量
44 電圧変動許容値
45 現電源電圧値
特開2008−154356号公報

Claims (10)

  1. 外部電源電力を利用する機器の起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する電圧変動量取得手段と、
    前記外部電源電力の前記電源電圧の変動を検出する電圧変動検出手段と、
    前記電圧変動検出手段の検出する前記電源電圧における前記電圧変動量取得手段の取得する前記電圧変動量が、予め設定されている電圧変動許容範囲内であるか否か判断し、該判断結果に基づいて前記外部電源電力を利用した起動を制御する起動制御手段と、
    を備えていることを特徴とする起動制御装置。
  2. 前記電圧変動量取得手段は、
    前記機器が有している複数の起動モードのそれぞれにおける前記電圧変動量を取得し、
    前記起動制御手段は、
    複数の前記起動モードのうち、いずれの起動モードで起動されるのかを検出して、前記電源電圧における該起動モードの前記電圧変動量が、前記電圧変動許容範囲内であるか否か判断し、該判断結果に基づいて前記外部電源電力を利用した起動を制御することを特徴とする請求項1記載の起動制御装置。
  3. 前記電圧変動量取得手段は、
    前記起動モードとして、前記機器が電源電力を必要とする全てのユニットに電力を供給する全起動モードと、該全ユニットのうち、電力を供給するユニットが順次増加する複数の省電力起動モードとのそれぞれにおける前記電圧変動量を取得し、
    前記起動制御手段は、
    前記省電力起動モードでの起動においては、複数の前記省電力起動モードのうち、該省電力起動モードの前記電圧変動量が前記電圧変動許容範囲内であって、最も電力供給量の多い省電力起動モードで起動させることを特徴とする請求項2記載の起動制御装置。
  4. 前記起動制御装置は、
    前記機器と同じ前記外部電源電力に接続されている他の機器を検出する機器検出手段と、
    前記機器検出手段の検出した前記他の機器のうち、前記起動制御手段による起動制御対象とする起動制御対象機器それぞれについて前記電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する機器電圧変動量取得手段と、
    をさらに備え、
    前記起動制御手段は、
    前記電圧変動検出手段の検出する前記電源電圧における前記電圧変動量取得手段の取得する前記各起動制御対象機器の前記電圧変動量と前記電圧変動許容範囲に基づいて、該各起動制御対象機器の起動を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の起動制御装置。
  5. 前記起動制御手段は、
    前記起動制御対象機器のうち、所定の優先順位で、該起動制御対象機器の前記電圧変動量の合計が前記電圧変動許容範囲内となる数の該起動制御対象機器を、同時に起動させる機器同時起動制御処理を、全ての該起動制御対象機器の起動が完了するまで繰り返し実行することを特徴とする請求項4記載の起動制御装置。
  6. 前記起動制御装置は、
    前記電圧検出手段に適宜のタイミングで前記外部電源電力の前記電源電圧を検出させ、検出された該電源電圧に基づいて前記電圧変動許容範囲を設定する許容範囲設定手段を、さらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の起動制御装置。
  7. 前記起動制御手段は、
    前記起動制御対象機器の起動処理中における前記電源電圧の変動を前記電圧変動検出手段に検出させ、検出された該電源電圧の変動量に基づいて、該起動制御対象機器の前記電圧変動量を更新することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の起動制御装置。
  8. 起動制御部によって外部電源電力の取り込みを制御して、該起動制御部によって取り込まれた該外部電源電力を利用して画像データに対して必要な画像処理を施す画像処理装置であって、
    前記起動制御部として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の起動制御装置を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  9. 外部電源電力を利用する機器の起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する電圧変動量取得処理ステップと、
    前記外部電源電力の前記電源電圧の変動を検出する電圧変動検出処理ステップと、
    前記電圧変動検出処理ステップで検出される前記電源電圧における前記電圧変動量取得処理ステップで取得される前記電圧変動量が、予め設定されている電圧変動許容範囲内であるか否か判断し、該判断結果に基づいて前記外部電源電力を利用した起動を制御する起動制御処理ステップと、
    を有していることを特徴とする起動制御方法。
  10. 制御プロセッサに、
    外部電源電力を利用する機器の起動時に該外部電源電力の電源電圧に対して与える電圧変動量を取得する電圧変動量取得処理と、
    前記外部電源電力の前記電源電圧の変動を検出する電圧変動検出処理と、
    前記電圧変動検出処理で検出される前記電源電圧における前記電圧変動量取得処理で取得される前記電圧変動量が、予め設定されている電圧変動許容範囲内であるか否か判断し、該判断結果に基づいて前記外部電源電力を利用した起動を制御する起動制御処理と、
    を実行させることを特徴とする起動制御プログラム。
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