JP2014078080A - クラウドコンピュータ選択システム、およびクラウドコンピュータ選択用プログラム - Google Patents

クラウドコンピュータ選択システム、およびクラウドコンピュータ選択用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによるクラウドコンピュータの選択判断を支援するための情報システムを提供する。
【解決手段】ユーザが指定した対象プロバイダについて、ハードウェア情報データベース11を参照してハードウェア情報を取得し(S12)、ユーザが指定した要求マシンスペックを満たすとき、必要ノード数を計算する(S13,S14)。この必要ノード数を用いて、混雑度情報データベース12を参照して、ユーザが指定した必要占有期間間使用可能になる占有開始日時を取得し(S15)、利用料金データベース13を参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用する場合の利用金額を計算する(S17)。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザが、利用するクラウドコンピュータを選択する際に、その判断を支援するための情報システムに関するものである。
クラウドコンピューティングとは、「クラウド=雲(インターネット)」の向こう側にあるコンピューティングリソースを、ネットワーク経由でサービスとして利用する形態である。近年、流体解析や構造解析等のHPC(High-Performance Computing:ハイエンドの科学技術計算)の分野で、このクラウドコンピューティングを利用するケースが増えている。
特許文献1には、パソコンに不慣れなユーザであってもクラウドコンピュータシステムを用いて容易に自身が要望するサービスを得ると共に、信頼性が高いサービスを得ることができるクラウド型のサービス情報提供方法について開示されている。
特開2012−93846号公報
最近、HPCクラウドコンピュータのサービスを提供する事業者が増えている。このような環境下において、ユーザは、提供されている各クラウドコンピュータの性能、コスト、空き状態等を考慮して、その都度、最適なクラウドコンピュータを選択する必要がある。しかしながら、一般のユーザにとって、計算を実行しようとするたびに、どのクラウドコンピュータを選択すればよいかを判断することは容易ではなく、その困難性は、サービス提供者が増加するにつれて益々高まることが予想される。
本発明は、ユーザによるクラウドコンピュータの選択判断を支援するための情報システムを提供することを目的とする。
本発明は、クラウドコンピュータの選択支援を行うクラウドコンピュータ選択システムとして、クラウドコンピュータのハードウェア情報を格納するハードウェア情報データベースと、クラウドコンピュータの混雑度情報を格納する混雑度情報データベースと、クラウドコンピュータの利用料金に関する情報を格納する利用料金データベースとを備え、コンピュータが、ユーザの端末機器に、対象プロバイダと、コア数、メモリ容量およびハードディスク容量を少なくとも含む要求マシンスペックと、必要占有期間とを入力させる画面を提示するステップaと、ユーザが指定した対象プロバイダについて、前記ハードウェア情報データベースを参照して、ハードウェア情報を取得するステップbと、取得したハードウェア情報が、ユーザが指定した要求マシンスペックを満たすか否かを判断し、要求マシンスペックを満たすとき、前記ハードウェア情報と、前記要求マシンスペックとを基にして、必要ノード数を計算するステップcと、計算した必要ノード数を用いて、前記混雑度情報データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用可能となる時である占有開始日時を取得するステップdと、計算した必要ノード数を用いて、前記利用料金データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用する場合の利用金額を計算するステップeと、前記ユーザの端末機器に、利用金額および占有開始日時を出力するステップfとを実行するものである。
また、本発明は、コンピュータに、クラウドコンピュータの選択支援処理を実行させるためのプログラムとして、対象プロバイダと、コア数、メモリ容量およびハードディスク容量を少なくとも含む要求マシンスペックと、必要占有期間とを入力させる画面を提示するステップaと、ユーザが指定した対象プロバイダについて、クラウドコンピュータのハードウェア情報を格納するハードウェア情報データベースを参照して、ハードウェア情報を取得するステップbと、取得したハードウェア情報が、ユーザが指定した要求マシンスペックを満たすか否かを判断し、要求マシンスペックを満たすとき、前記ハードウェア情報と、前記要求マシンスペックとを基にして、必要ノード数を計算するステップcと、計算した必要ノード数を用いて、クラウドコンピュータの混雑度情報を格納する混雑度情報データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用可能となる時である占有開始日時を取得するステップdと、計算した必要ノード数を用いて、クラウドコンピュータの利用料金に関する情報を格納する利用料金データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用する場合の利用金額を計算するステップeと、利用金額および占有開始日時を出力するステップfとをコンピュータに実行させるものである。
この発明によると、ユーザが、対象プロバイダと、要求マシンスペックと、必要占有期間とを入力すると、当該対象プロバイダが要求マシンスペックを満たすとき、その利用金額および占有開始日時が出力される。このため、ユーザは、クラウドコンピュータを選択する際に、有益な情報を得ることができる。
本発明によると、ユーザは、クラウドコンピュータを選択する際に、有益な情報を得ることができる。
実施形態に係るクラウドコンピュータ選択システムの全体構成図 実施形態における処理の第1例を示すフローチャート 検索条件の入力画面の例 ハードウェア情報データベースの構成例を示す図 混雑度情報データベースに格納された混雑度情報の例を示す図 利用料金データベースの構成例を示す図 実施形態における処理の第2例を示すフローチャート 利用条件に合うプロバイダの表示画面の例 利用条件に合うプロバイダの表示画面の他の例 実施形態における処理の第3例を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は実施形態に係るクラウドコンピュータ選択システムの全体構成図である。図1において、本システムは、後述する処理を実行するシステムサーバ1と、この処理に必要となるクラウドコンピュータ情報を格納する、ハードウェア情報データベース11、混雑度情報データベース12、および利用料金データベース13とを備えている。ユーザは、ノートPC等の端末機器5を利用してインターネット6を介してシステムサーバ1にアクセスして、本システムが提供するサービスを利用することができる。
ハードウェア情報データベース11、混雑度情報データベース12、および利用料金データベース13には、クラウドコンピューティングサービスを提供する各プロバイダ(図1ではプロバイダA〜D)から、定期的に情報が収集、入力される。この情報収集および入力の方法には様々なものが考えられる。例えば、事業者のウェブにアップロードされたファイルを定期的にダウンロードしてもよいし、事業者からのeメールによって最新情報を入手してもよい。あるいは、FAXや電話を用いて情報を入手してもよい。入手した情報は、プログラムによって、または手操作やOCRの利用によって、データベースに格納すればよい。
また、対象とするクラウドコンピュータは、商用のものに限定されず、例えば、ユーザの自社やグループ会社が所有しているコンピュータであってもよい。
(第1例)
図2は実施形態における処理の第1例を示すフローチャートである。図2の処理では、ユーザが1つの対象プロバイダを指定するものとしている。そして、当該プロバイダが利用条件に合えば、利用金額および占有開始日時が出力される。
図2において、まず、システムサーバ1は、ユーザの端末機器5に検索条件を入力するための画面を表示し、ユーザは、端末機器5から検索条件を入力する(S11)。図3は検索条件の入力画面の例である。ここでは検索条件として、対象プロバイダ、要求マシンスペック(コア数、メモリ容量、ハードディスク容量)、および必要占有期間を入力させるものとする。また、オプションとして、許容待ち期間、および予算を入力することができるが、これらは必ずしも必須ではない。なお、許容待ち期間の代わりに、例えば、利用希望期間の開始日および終了日を入力させるようにしてもよい。また、優先指標については、後述する第2例において説明する。
検索条件が入力されると、システムサーバ1は、ハードウェア情報データベース11を参照して、ユーザが指定したプロバイダのハードウェア情報を取得する(S12)。ここでは、プロバイダAが指定されたものとする。
図4はハードウェア情報データベース11の構成例を示す図である。図4の構成では、各プロバイダのサーバー毎に、ノード数、1ノード当たりのコア数、総コア数、メモリ容量、および空きハードディスク容量の情報が格納されている。例えばプロバイダAのサーバーNo.1は、ノード数:4、1ノード当たりのコア数:8、総コア数:32、メモリ容量:128GB、空きハードディスク容量:2TB、となっている。
次に、システムサーバ1は、指定されたプロバイダが、ユーザが入力したスペックを満たすサーバーを備えているか否かを判断する(S13)。ここでは、必要コア数と各サーバーの総コア数との比較、必要メモリ容量と各サーバーのメモリ容量との比較、および、必要ハードディスク容量と各サーバーの空きハードディスク容量との比較を行う。そして、スペックを満たすサーバーがあるときは、以降の処理に進む。一方、そうでないときは、例えば、指定されたプロバイダはスペックを満たさないために利用できない旨をユーザに通知し、処理を終了する。
次に、システムサーバ1は、必要ノード数を計算する(S14)。必要ノード数の計算は、S13でスペックを満たすと判定されたサーバーに対して行い、例えば、ユーザが検索条件として与えた必要コア数と、当該サーバーの1ノード当たりのコア数とを用いて行う。一例として、ユーザが必要コア数:48を入力していたとすると、必要ノード数は、プロバイダAのサーバNo.1では6(=48/8)、サーバNo.2,3では4(=48/12)、サーバNo.4では3(=48/16)となる。
次に、システムサーバ1は、混雑度情報データベース12を参照して、ステップS14で求めた必要ノード数を基にして、サーバーが必要占有期間に相当する期間使用可能になる時である占有開始日時、およびそれまでの待ち期間を取得する(S15)。
図5は混雑度情報データベース12に格納された混雑度情報の例を示す図である。図5の混雑度情報は、あるプロバイダの1つのサーバーにおける混雑度を示すものであり、縦軸に日付、横軸に時間(図では1時間毎)をとり、各時間帯における予約状況を示している。ハッチの入った時間帯は全ノード予約済みであり、数字は空きノード数を示している。図5のような混雑度情報が、各プロバイダの各サーバー毎に(さらにはジョブクラス毎に)、混雑度情報データベース12に保存されている。
ここで、図5の混雑度がプロバイダAのサーバーNo.1のものであるとし、現在、4月1日の3:00であるものとする。この場合に、ステップS14において必要ノード数:1が算出されているものとすると、ユーザが入力した必要占有期間が「2時間」のときは、占有開始日時は4月1日4:00、待ち期間は1時間である。ユーザが入力した必要占有期間が「4時間」のときは、占有開始日時は4月1日13:00、待ち期間は10時間である。必要占有期間が「16時間」のときは、占有開始日時は4月2日0:00、待ち期間は21時間である。同様に、ステップS14において必要ノード数:4が算出されているものとすると、必要占有期間が「4時間」のときは、占有開始日時は4月7日5:00、待ち期間は6日間と2時間となる。
次に、システムサーバ1は、取得した待ち期間と、ユーザが入力した許容待ち期間とを比較する(S16)。そして、許容待ち期間が取得した待ち期間以上であるときは、以降の処理に進む。一方、待ち期間が許容待ち期間よりも長いときは、例えば、指定されたプロバイダは許容待ち期間内では利用できない旨をユーザに通知し、処理を終了する。なお、許容待ち期間が入力されていない場合は、このステップS16は省略される。
次に、システムサーバ1は、利用料金データベース13を参照して、ステップS14で求めた必要ノード数を基にして、利用金額を計算する(S17)。
図6は利用料金データベース13の構成例を示す図である。図6の構成では、各プロバイダのサーバー毎に、ノードあたり、1時間あたりの利用料金の情報が格納されている。また、プロバイダによっては、利用ノード数に応じて利用料金が異なっている。例えばプロバイダAのサーバーNo.1では、利用ノード数が1のときは100円(/hour/ノード)、利用ノード数が2のときは80円(/hour/ノード)、利用ノード数が3以上のときは60円(/hour/ノード)になっている。
次に、システムサーバ1は、計算した利用金額と、ユーザが入力した予算とを比較する(S18)。そして、予算が計算した利用金額以上であるときは、以降の処理に進む。一方、利用金額が予算を超えているときは、例えば、指定されたプロバイダは予算超過により利用できない旨をユーザに通知し、処理を終了する。なお、予算が入力されていない場合は、このステップS18は省略される。
そして、システムサーバ1は、ステップS17で得られた利用金額と、ステップS15で得られた占有開始日時とを、ユーザの端末機器5の画面に出力し(S19)、処理を終了する。
このような処理によって、ユーザは、指定した対象プロバイダについて、利用金額および占有開始日時を知ることができるので、クラウドコンピュータを選択する際に、有益な情報を得ることができる。また、クラウドコンピュータがスペックを満たさないとき、許容待ち期間内には利用できないとき、または、利用金額が予算を超過しているときには、その旨を知ることができるので、クラウドコンピュータを選択する際に、非常に有益である。
なお、上の処理では、待ち期間が許容待ち期間を超えたとき、または、利用金額が予算を超えたときは、利用金額および占有開始日時を出力しないものとしたが、これに限られるものではない。例えば、そのような場合には、利用金額および占有開始日時を参考情報として出力した上で、許容待ち期間を超えている、あるいは、予算を超えている、との旨を併せて表示するようにしてもよい。
(第2例)
図7は実施形態における処理の第2例を示すフローチャートである。図7の処理では、ユーザが複数の対象プロバイダを指定するものとしている。そして、利用条件に合うプロバイダについて、利用金額および占有開始日時が出力されるが、このとき、ユーザが指定する優先指標に則ってソート処理を実行し、優先度の高い順にプロバイダを表示する。
図7において、まず、システムサーバ1は、ユーザの端末機器5に検索条件を入力するための画面を表示し、ユーザは、端末機器5から検索条件を入力する(S21)。ここでは検索条件として、対象プロバイダ、要求マシンスペック(コア数、メモリ容量、ハードディスク容量)、および必要占有期間、オプションとしての許容待ち期間、および予算に加えて、優先指標を入力させる。優先指標の例としては、利用金額、占有開始日時あるいは待ち期間、さらには、CPU処理速度等のマシンスペック等が考えられる。
検索条件が入力されると、システムサーバ1は、ユーザが指定した1つめのプロバイダを処理対象プロバイダとし(S22)、利用金額の算定処理を実行する(S23)。この利用金額の算定処理は、上述した第1例における処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。そして、ユーザが指定した全てのプロバイダについて、利用金額の算定処理を実行する(S24,S25)。
その後、ユーザが指定した優先指標に則って、処理結果についてソート処理を実行し、優先度の高い順にプロバイダを表示する(S26)。ユーザが優先指標を変更したときは(S27)、変更後の優先指標に則ってソート処理を行い、その優先指標における優先度の高い順にプロバイダを表示する。
図8は利用条件に合うプロバイダの表示画面の一例であり、利用金額によってソートされている。図9は利用条件に合うプロバイダの表示画面の他の例であり、占有開始日時によってソートされている。このような表示画面を出力することによって、ユーザはプロバイダの選択判断が容易になるため、ユーザの利便性がより高まる。
(第3例)
図10は実施形態における処理の第3例を示すフローチャートである。図10の処理は、ステップS31〜S34は、図2におけるS11〜S14と同様であり、ここではその説明を省略する。ただし、図10の処理では、占有開始日時を取得するステップS35において、ステップS34で計算された必要ノード数における占有開始日時の他に、他のノード数における占有開始日時についても取得する。
すなわち、「ノード数×占有期間」が同じ値になる場合、理想的には、同等の処理を実現できるものと推定される。例えば、4ノードで6日間を必要とする処理は、2ノードで12日実行する処理や8ノードで3日実行する処理によって、ほぼ同等の演算を実行できると考えられる。そこで、図10のステップS35では、ステップS34で計算された必要ノード数とユーザが指定した必要占有期間との組み合わせについて占有開始期間を取得するだけでなく、当該組み合わせと同等の処理を実現できるものと推定される、他のノード数と占有期間との組み合わせについても、占有開始期間を取得する。すなわち、占有開始日時が、ノード数ごとに取得される。そして、ステップS36では、ステップS35で占有開始期間を取得したノード数と占有期間との各組み合わせについて、利用金額を計算する。ステップS37では、利用金額および占有開始日時が、ノード数毎に、出力される。
これにより、ユーザにとって、クラウドコンピュータの利用形態における別の選択肢がシステムから提示されることになり、ユーザの利便性がより高まる。
なお、この第3例において、図2のS16やS18と同様の処理を追加して、許容待ち期間や予算を満たすか否かの判断を行ってもかまわない。また、この第3例を第2例と組み合わせて、複数の対象プロバイダについて実行してももちろんかまわない。
なお、上記の実施形態の説明では、要求マシンスペックとして、コア数、メモリ容量、およびハードディスク容量をユーザに入力させるものとしたが、これらに限られるものではない。この他にも例えば、CPUの処理速度やクロック周波数、あるいは、ノード間通信環境等を入力させるようにしてもよい。
なお、上記の実施形態の説明では、システムサーバ1が、クラウドコンピュータの選択処理を実行するコンピュータとして機能するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、上述した処理をユーザの端末機器5で実行させてもよい。この場合は、ユーザに、クラウドコンピュータの選択処理を実行するためのプログラムを提供すればよい。このとき、各データベース11,12,13へのアクセスは、インターネット6経由で行われる。
本発明は、ユーザがクラウドコンピューティングサービスを利用する場合に、有用である。
1 システムサーバ
5 端末機器
11 ハードウェア情報データベース
12 混雑度情報データベース
13 利用料金データベース
本発明は、ユーザが、利用するクラウドコンピュータを選択する際に、その判断を支援するための情報システムに関するものである。
クラウドコンピューティングとは、「クラウド=群や雲(インターネット)」の向こう側にあるコンピューティングリソースを、ネットワーク経由でサービスとして利用する形態である。近年、流体解析や構造解析等のHPC(High-Performance Computing:ハイエンドの科学技術計算)の分野で、このクラウドコンピューティングを利用するケースが増えている。
特許文献1には、パソコンに不慣れなユーザであってもクラウドコンピュータシステムを用いて容易に自身が要望するサービスを得ると共に、信頼性が高いサービスを得ることができるクラウド型のサービス情報提供方法について開示されている。
特開2012−93846号公報
最近、HPCクラウドコンピュータのサービスを提供する事業者が増えている。このような環境下において、ユーザは、提供されている各クラウドコンピュータの性能、コスト、空き状態等を考慮して、その都度、最適なクラウドコンピュータを選択する必要がある。しかしながら、一般のユーザにとって、計算を実行しようとするたびに、どのクラウドコンピュータを選択すればよいかを判断することは容易ではなく、その困難性は、サービス提供者が増加するにつれて益々高まることが予想される。
本発明は、ユーザによるクラウドコンピュータの選択判断を支援するための情報システムを提供することを目的とする。
本発明は、クラウドコンピュータの選択支援を行うクラウドコンピュータ選択システムとして、クラウドコンピュータのハードウェア情報を格納するハードウェア情報データベースと、クラウドコンピュータの混雑度情報を格納する混雑度情報データベースと、クラウドコンピュータの利用料金に関する情報を格納する利用料金データベースとを備え、コンピュータが、ユーザの端末機器に、対象プロバイダと、求マシンスペックと、必要占有期間とを入力させる画面を提示するステップaと、ユーザが指定した対象プロバイダについて、前記ハードウェア情報データベースを参照して、ハードウェア情報を取得するステップbと、取得したハードウェア情報が、ユーザが指定した要求マシンスペックを満たすか否かを判断し、要求マシンスペックを満たすとき、前記ハードウェア情報と、前記要求マシンスペックとを基にして、必要ノード数を計算するステップcと、計算した必要ノード数を用いて、前記混雑度情報データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用可能となる時である占有開始日時を取得するステップdと、計算した必要ノード数を用いて、前記利用料金データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用する場合の利用金額を計算するステップeと、前記ユーザの端末機器に、利用金額および占有開始日時を出力するステップfとを実行するものである。
また、本発明は、コンピュータに、クラウドコンピュータの選択支援処理を実行させるためのプログラムとして、対象プロバイダと、求マシンスペックと、必要占有期間とを入力させる画面を提示するステップaと、ユーザが指定した対象プロバイダについて、クラウドコンピュータのハードウェア情報を格納するハードウェア情報データベースを参照して、ハードウェア情報を取得するステップbと、取得したハードウェア情報が、ユーザが指定した要求マシンスペックを満たすか否かを判断し、要求マシンスペックを満たすとき、前記ハードウェア情報と、前記要求マシンスペックとを基にして、必要ノード数を計算するステップcと、計算した必要ノード数を用いて、クラウドコンピュータの混雑度情報を格納する混雑度情報データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用可能となる時である占有開始日時を取得するステップdと、計算した必要ノード数を用いて、クラウドコンピュータの利用料金に関する情報を格納する利用料金データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用する場合の利用金額を計算するステップeと、利用金額および占有開始日時を出力するステップfとをコンピュータに実行させるものである。
この発明によると、ユーザが、対象プロバイダと、要求マシンスペックと、必要占有期間とを入力すると、当該対象プロバイダが要求マシンスペックを満たすとき、その利用金額および占有開始日時が出力される。このため、ユーザは、クラウドコンピュータを選択する際に、有益な情報を得ることができる。
本発明によると、ユーザは、クラウドコンピュータを選択する際に、有益な情報を得ることができる。
実施形態に係るクラウドコンピュータ選択システムの全体構成図 実施形態における処理の第1例を示すフローチャート 検索条件の入力画面の例 ハードウェア情報データベースの構成例を示す図 混雑度情報データベースに格納された混雑度情報の例を示す図 利用料金データベースの構成例を示す図 実施形態における処理の第2例を示すフローチャート 利用条件に合うプロバイダの表示画面の例 利用条件に合うプロバイダの表示画面の他の例 実施形態における処理の第3例を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は実施形態に係るクラウドコンピュータ選択システムの全体構成図である。図1において、本システムは、後述する処理を実行するシステムサーバ1と、この処理に必要となるクラウドコンピュータ情報を格納する、ハードウェア情報データベース11、混雑度情報データベース12、および利用料金データベース13とを備えている。ユーザは、ノートPC等の端末機器5を利用してインターネット6を介してシステムサーバ1にアクセスして、本システムが提供するサービスを利用することができる。
ハードウェア情報データベース11、混雑度情報データベース12、および利用料金データベース13には、クラウドコンピューティングサービスを提供する各プロバイダ(図1ではプロバイダA〜D)から、定期的に情報が収集、入力される。この情報収集および入力の方法には様々なものが考えられる。例えば、事業者のウェブにアップロードされたファイルを定期的にダウンロードしてもよいし、事業者からのeメールによって最新情報を入手してもよい。あるいは、FAXや電話を用いて情報を入手してもよい。入手した情報は、プログラムによって、または手操作やOCRの利用によって、データベースに格納すればよい。
また、対象とするクラウドコンピュータは、商用のものに限定されず、例えば、ユーザの自社やグループ会社が所有しているコンピュータであってもよい。
(第1例)
図2は実施形態における処理の第1例を示すフローチャートである。図2の処理では、ユーザが1つの対象プロバイダを指定するものとしている。そして、当該プロバイダが利用条件に合えば、利用金額および占有開始日時が出力される。
図2において、まず、システムサーバ1は、ユーザの端末機器5に検索条件を入力するための画面を表示し、ユーザは、端末機器5から検索条件を入力する(S11)。図3は検索条件の入力画面の例である。ここでは検索条件として、対象プロバイダ、要求マシンスペック(コア数、メモリ容量、ハードディスク容量)、および必要占有期間を入力させるものとする。また、オプションとして、許容待ち期間、および予算を入力することができるが、これらは必ずしも必須ではない。なお、許容待ち期間の代わりに、例えば、利用希望期間の開始日および終了日を入力させるようにしてもよい。また、優先指標については、後述する第2例において説明する。
検索条件が入力されると、システムサーバ1は、ハードウェア情報データベース11を参照して、ユーザが指定したプロバイダのハードウェア情報を取得する(S12)。ここでは、プロバイダAが指定されたものとする。
図4はハードウェア情報データベース11の構成例を示す図である。図4の構成では、各プロバイダのサーバー毎に、ノード数、1ノード当たりのコア数、総コア数、メモリ容量、および空きハードディスク容量の情報が格納されている。例えばプロバイダAのサーバーNo.1は、ノード数:4、1ノード当たりのコア数:8、総コア数:32、メモリ容量:128GB、空きハードディスク容量:2TB、となっている。
次に、システムサーバ1は、指定されたプロバイダが、ユーザが入力したスペックを満たすサーバーを備えているか否かを判断する(S13)。ここでは、必要コア数と各サーバーの総コア数との比較、必要メモリ容量と各サーバーのメモリ容量との比較、および、必要ハードディスク容量と各サーバーの空きハードディスク容量との比較を行う。そして、スペックを満たすサーバーがあるときは、以降の処理に進む。一方、そうでないときは、例えば、指定されたプロバイダはスペックを満たさないために利用できない旨をユーザに通知し、処理を終了する。
次に、システムサーバ1は、必要ノード数を計算する(S14)。必要ノード数の計算は、S13でスペックを満たすと判定されたサーバーに対して行い、例えば、ユーザが検索条件として与えた必要コア数と、当該サーバーの1ノード当たりのコア数とを用いて行う。一例として、ユーザが必要コア数:48を入力していたとすると、必要ノード数は、プロバイダAのサーバNo.1では6(=48/8)、サーバNo.2,3では4(=48/12)、サーバNo.4では3(=48/16)となる。
次に、システムサーバ1は、混雑度情報データベース12を参照して、ステップS14で求めた必要ノード数を基にして、サーバーが必要占有期間に相当する期間使用可能になる時である占有開始日時、およびそれまでの待ち期間を取得する(S15)。
図5は混雑度情報データベース12に格納された混雑度情報の例を示す図である。図5の混雑度情報は、あるプロバイダの1つのサーバーにおける混雑度を示すものであり、縦軸に日付、横軸に時間(図では1時間毎)をとり、各時間帯における予約状況を示している。ハッチの入った時間帯は全ノード予約済みであり、数字は空きノード数を示している。図5のような混雑度情報が、各プロバイダの各サーバー毎に(さらにはジョブクラス毎に)、混雑度情報データベース12に保存されている。
ここで、図5の混雑度がプロバイダAのサーバーNo.1のものであるとし、現在、4月1日の3:00であるものとする。この場合に、ステップS14において必要ノード数:1が算出されているものとすると、ユーザが入力した必要占有期間が「2時間」のときは、占有開始日時は4月1日4:00、待ち期間は1時間である。ユーザが入力した必要占有期間が「4時間」のときは、占有開始日時は4月1日13:00、待ち期間は10時間である。必要占有期間が「16時間」のときは、占有開始日時は4月2日0:00、待ち期間は21時間である。同様に、ステップS14において必要ノード数:4が算出されているものとすると、必要占有期間が「4時間」のときは、占有開始日時は4月7日5:00、待ち期間は6日間と2時間となる。
次に、システムサーバ1は、取得した待ち期間と、ユーザが入力した許容待ち期間とを比較する(S16)。そして、許容待ち期間が取得した待ち期間以上であるときは、以降の処理に進む。一方、待ち期間が許容待ち期間よりも長いときは、例えば、指定されたプロバイダは許容待ち期間内では利用できない旨をユーザに通知し、処理を終了する。なお、許容待ち期間が入力されていない場合は、このステップS16は省略される。
次に、システムサーバ1は、利用料金データベース13を参照して、ステップS14で求めた必要ノード数を基にして、利用金額を計算する(S17)。
図6は利用料金データベース13の構成例を示す図である。図6の構成では、各プロバイダのサーバー毎に、ノードあたり、1時間あたりの利用料金の情報が格納されている。また、プロバイダによっては、利用ノード数に応じて利用料金が異なっている。例えばプロバイダAのサーバーNo.1では、利用ノード数が1のときは100円(/hour/ノード)、利用ノード数が2のときは80円(/hour/ノード)、利用ノード数が3以上のときは60円(/hour/ノード)になっている。
次に、システムサーバ1は、計算した利用金額と、ユーザが入力した予算とを比較する(S18)。そして、予算が計算した利用金額以上であるときは、以降の処理に進む。一方、利用金額が予算を超えているときは、例えば、指定されたプロバイダは予算超過により利用できない旨をユーザに通知し、処理を終了する。なお、予算が入力されていない場合は、このステップS18は省略される。
そして、システムサーバ1は、ステップS17で得られた利用金額と、ステップS15で得られた占有開始日時とを、ユーザの端末機器5の画面に出力し(S19)、処理を終了する。
このような処理によって、ユーザは、指定した対象プロバイダについて、利用金額および占有開始日時を知ることができるので、クラウドコンピュータを選択する際に、有益な情報を得ることができる。また、クラウドコンピュータがスペックを満たさないとき、許容待ち期間内には利用できないとき、または、利用金額が予算を超過しているときには、その旨を知ることができるので、クラウドコンピュータを選択する際に、非常に有益である。
なお、上の処理では、待ち期間が許容待ち期間を超えたとき、または、利用金額が予算を超えたときは、利用金額および占有開始日時を出力しないものとしたが、これに限られるものではない。例えば、そのような場合には、利用金額および占有開始日時を参考情報として出力した上で、許容待ち期間を超えている、あるいは、予算を超えている、との旨を併せて表示するようにしてもよい。
(第2例)
図7は実施形態における処理の第2例を示すフローチャートである。図7の処理では、ユーザが複数の対象プロバイダを指定するものとしている。そして、利用条件に合うプロバイダについて、利用金額および占有開始日時が出力されるが、このとき、ユーザが指定する優先指標に則ってソート処理を実行し、優先度の高い順にプロバイダを表示する。
図7において、まず、システムサーバ1は、ユーザの端末機器5に検索条件を入力するための画面を表示し、ユーザは、端末機器5から検索条件を入力する(S21)。ここでは検索条件として、対象プロバイダ、要求マシンスペック(コア数、メモリ容量、ハードディスク容量)、および必要占有期間、オプションとしての許容待ち期間、および予算に加えて、優先指標を入力させる。優先指標の例としては、利用金額、占有開始日時あるいは待ち期間、さらには、CPU処理速度等のマシンスペック等が考えられる。
検索条件が入力されると、システムサーバ1は、ユーザが指定した1つめのプロバイダを処理対象プロバイダとし(S22)、利用金額の算定処理を実行する(S23)。この利用金額の算定処理は、上述した第1例における処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。そして、ユーザが指定した全てのプロバイダについて、利用金額の算定処理を実行する(S24,S25)。
その後、ユーザが指定した優先指標に則って、処理結果についてソート処理を実行し、優先度の高い順にプロバイダを表示する(S26)。ユーザが優先指標を変更したときは(S27)、変更後の優先指標に則ってソート処理を行い、その優先指標における優先度の高い順にプロバイダを表示する。
図8は利用条件に合うプロバイダの表示画面の一例であり、利用金額によってソートされている。図9は利用条件に合うプロバイダの表示画面の他の例であり、占有開始日時によってソートされている。このような表示画面を出力することによって、ユーザはプロバイダの選択判断が容易になるため、ユーザの利便性がより高まる。
(第3例)
図10は実施形態における処理の第3例を示すフローチャートである。図10の処理は、ステップS31〜S34は、図2におけるS11〜S14と同様であり、ここではその説明を省略する。ただし、図10の処理では、占有開始日時を取得するステップS35において、ステップS34で計算された必要ノード数における占有開始日時の他に、他のノード数における占有開始日時についても取得する。
すなわち、「ノード数×占有期間」が同じ値になる場合、理想的には、同等の処理を実現できるものと推定される。例えば、4ノードで6日間を必要とする処理は、2ノードで12日実行する処理や8ノードで3日実行する処理によって、ほぼ同等の演算を実行できると考えられる。そこで、図10のステップS35では、ステップS34で計算された必要ノード数とユーザが指定した必要占有期間との組み合わせについて占有開始期間を取得するだけでなく、当該組み合わせと同等の処理を実現できるものと推定される、他のノード数と占有期間との組み合わせについても、占有開始期間を取得する。すなわち、占有開始日時が、ノード数ごとに取得される。そして、ステップS36では、ステップS35で占有開始期間を取得したノード数と占有期間との各組み合わせについて、利用金額を計算する。ステップS37では、利用金額および占有開始日時が、ノード数毎に、出力される。
これにより、ユーザにとって、クラウドコンピュータの利用形態における別の選択肢がシステムから提示されることになり、ユーザの利便性がより高まる。
なお、この第3例において、図2のS16やS18と同様の処理を追加して、許容待ち期間や予算を満たすか否かの判断を行ってもかまわない。また、この第3例を第2例と組み合わせて、複数の対象プロバイダについて実行してももちろんかまわない。
なお、上記の実施形態の説明では、要求マシンスペックとして、コア数、メモリ容量、およびハードディスク容量をユーザに入力させるものとしたが、これらに限られるものではない。この他にも例えば、CPUの処理速度やクロック周波数、あるいは、ノード間通信環境等を入力させるようにしてもよい。
なお、上記の実施形態の説明では、システムサーバ1が、クラウドコンピュータの選択処理を実行するコンピュータとして機能するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、上述した処理をユーザの端末機器5で実行させてもよい。この場合は、ユーザに、クラウドコンピュータの選択処理を実行するためのプログラムを提供すればよい。このとき、各データベース11,12,13へのアクセスは、インターネット6経由で行われる。
本発明は、ユーザがクラウドコンピューティングサービスを利用する場合に、有用である。
1 システムサーバ
5 端末機器
11 ハードウェア情報データベース
12 混雑度情報データベース
13 利用料金データベース

Claims (8)

  1. クラウドコンピュータの選択支援を行うクラウドコンピュータ選択システムであって、
    クラウドコンピュータのハードウェア情報を格納するハードウェア情報データベースと、
    クラウドコンピュータの混雑度情報を格納する混雑度情報データベースと、
    クラウドコンピュータの利用料金に関する情報を格納する利用料金データベースとを備え、
    コンピュータが、
    ユーザの端末機器に、対象プロバイダと、コア数、メモリ容量およびハードディスク容量を少なくとも含む要求マシンスペックと、必要占有期間とを入力させる画面を提示するステップaと、
    ユーザが指定した対象プロバイダについて、前記ハードウェア情報データベースを参照して、ハードウェア情報を取得するステップbと、
    取得したハードウェア情報が、ユーザが指定した要求マシンスペックを満たすか否かを判断し、要求マシンスペックを満たすとき、前記ハードウェア情報と、前記要求マシンスペックとを基にして、必要ノード数を計算するステップcと、
    計算した必要ノード数を用いて、前記混雑度情報データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用可能となる時である占有開始日時を取得するステップdと、
    計算した必要ノード数を用いて、前記利用料金データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用する場合の利用金額を計算するステップeと、
    前記ユーザの端末機器に、利用金額および占有開始日時を出力するステップfとを実行する
    ことを特徴とするクラウドコンピュータ選択システム。
  2. 請求項1記載のクラウドコンピュータ選択システムにおいて、
    ステップaで提示する画面は、許容待ち期間と、予算とを入力させるものであり、
    ステップdで取得された占有開始日時に基づく待ち期間が、ユーザに指定された許容待ち期間よりも長いとき、または、ステップeで計算された利用金額が、ユーザに指定された予算を超えているとき、ステップfを実行しない
    ことを特徴とするクラウドコンピュータ選択システム。
  3. 請求項1または2記載のクラウドコンピュータ選択システムにおいて、
    ステップaで提示する画面は、複数の対象プロバイダを指定可能であり、かつ、優先指標を入力させるものであり、
    コンピュータが、ユーザが指定した各対象プロバイダについて、前記ステップb〜eを実行するものであり、かつ、
    ステップfで、各対象プロバイダの利用金額および占有開始日時を、ユーザが指定した優先指標に則って、出力する
    ことを特徴とするクラウドコンピュータ選択システム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項記載のクラウドコンピュータ選択システムにおいて、
    ステップdおよびeにおいて、前記必要ノード数および前記必要占有期間の組み合わせの他に、この組み合わせと同等の処理が可能と推定される、他のノード数と占有期間の組み合わせについて、占有開始日時を取得し、利用金額を計算する
    ことを特徴とするクラウドコンピュータ選択システム。
  5. コンピュータに、クラウドコンピュータの選択支援処理を実行させるためのプログラムであって、
    対象プロバイダと、コア数、メモリ容量およびハードディスク容量を少なくとも含む要求マシンスペックと、必要占有期間とを入力させる画面を提示するステップaと、
    ユーザが指定した対象プロバイダについて、クラウドコンピュータのハードウェア情報を格納するハードウェア情報データベースを参照して、ハードウェア情報を取得するステップbと、
    取得したハードウェア情報が、ユーザが指定した要求マシンスペックを満たすか否かを判断し、要求マシンスペックを満たすとき、前記ハードウェア情報と、前記要求マシンスペックとを基にして、必要ノード数を計算するステップcと、
    計算した必要ノード数を用いて、クラウドコンピュータの混雑度情報を格納する混雑度情報データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用可能となる時である占有開始日時を取得するステップdと、
    計算した必要ノード数を用いて、クラウドコンピュータの利用料金に関する情報を格納する利用料金データベースを参照して、ユーザが指定した必要占有期間の間使用する場合の利用金額を計算するステップeと、
    利用金額および占有開始日時を出力するステップfとをコンピュータに実行させることを特徴とするクラウドコンピュータ選択用プログラム。
  6. 請求項5記載のクラウドコンピュータ選択用プログラムにおいて、
    ステップaで提示する画面は、許容待ち期間と、予算とを入力させるものであり、
    ステップdで取得された占有開始日時に基づく待ち期間が、ユーザに指定された許容待ち期間よりも長いとき、または、ステップeで計算された利用金額が、ユーザに指定された予算を超えているとき、ステップfを実行しない
    ことを特徴とするクラウドコンピュータ選択用プログラム。
  7. 請求項5または6記載のクラウドコンピュータ選択用プログラムにおいて、
    ステップaで提示する画面は、複数の対象プロバイダを指定可能であり、かつ、優先指標を入力させるものであり、
    コンピュータに、ユーザが指定した各対象プロバイダについて、前記ステップb〜eを実行させるものであり、かつ、
    ステップfで、各対象プロバイダの利用金額および占有開始日時を、ユーザが指定した優先指標に則って、出力する
    ことを特徴とするクラウドコンピュータ選択用プログラム。
  8. 請求項5〜7のうちいずれか1項記載のクラウドコンピュータ選択用プログラムにおいて、
    ステップdおよびeにおいて、前記必要ノード数および前記必要占有期間の組み合わせの他に、この組み合わせと同等の処理が可能と推定される、他のノード数と占有期間の組み合わせについて、占有開始日時を取得し、利用金額を計算する
    ことを特徴とするクラウドコンピュータ選択用プログラム。
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