JP2014076746A - 車両用近接警報音出力装置および車両用近接警報音出力装置管理システム - Google Patents

車両用近接警報音出力装置および車両用近接警報音出力装置管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 自車の存在をより確実に周囲に認知させることができるよう近接警報音を出力可能な車両用近接警報音出力装置および車両用近接警報音出力装置管理システムを提供する。
【解決手段】 車両2の走行中、周辺に当該車両の近接を報知する予め定められた近接警報音を出力する車両用近接警報音出力装置100において、予め定められた走行エリアへの進入が検出されると、近接警報音の出力音量が、走行エリアに対応する音量を示すエリア音量情報に基づいて、検出された走行エリアに対応する音量に変更されるとともに、当該エリア音量情報が、当該走行エリアの走行中に検出される警戒対象の反応行動によって更新される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用近接警報音出力装置および車両用近接警報音出力装置管理システムに関する。
電気自動車やハイブリッドカー等の電動走行自動車のような静粛な車両には、一般的に、車両周囲の歩行者に車両が近接していることを知らせるために、外部スピーカから近接警報音を車外に出力する車両用近接警報音出力装置が搭載される(特許文献1参照)。こうした車両近接警報音出力装置は、車両の運転スイッチやイグニッションスイッチのONからOFFまで常時、外部スピーカから近接警報音を鳴らし続けるため、音量が大きすぎると周囲への騒音となってしまう。このため、音量は比較的小さく抑えられている。
特開2011−54149号公報
しかしながら、「前方に明らかに歩行者が存在する場合」や「見通しの悪い交差点の影にいる歩行者」に対しては、クラクションほどの大音量は必要ないが、音量を大きくした近接警報音で自車の存在を確実に周囲に認知させることができるとよい。ところが、中途半端な音量では、自車の存在を確実に周囲に認知させることはできないし、周りの人が近接警報音を聞き取りにくいような環境もエリアによっては存在するかもしれない。
本発明の課題は、自車の存在をより確実に周囲に認知させることができるよう近接警報音を出力可能な車両用近接警報音出力装置および車両用近接警報音出力装置管理システムを提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用近接警報音出力装置は、
車両の走行中、当該車両周辺に当該車両の近接を報知する予め定められた近接警報音を出力し続ける近接警報音出力手段と、
予め定められた走行エリアへの所定距離以内への接近、又は進入を検出するエリア検出手段と、
検出された走行エリアへの前記接近又は前記進入が検出された場合に、前記近接警報音の出力音量を、検出された走行エリアに応じた音量に変更させる音量変更手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、車両は、走行エリアに接近又は進入したときに、出力され続けている近接警報音を、そのエリアの警戒レベルに応じた音量に変更できるから、例えばそのエリアが他の雑音・騒音が激しくて近接警報音が聞き取りにくいようなエリアであれば、そのエリアの音量を大きめに設定するようにできるし、そのエリアが歩行者などの警戒対象が多数存在する傾向が高かったり、見通しの悪い交差点であったりと、警戒レベルの高いエリアであれば、安全のためにそのエリアの音量をやや大きめに設定するようにできる。また、そのエリアに明らかに歩行者がいることがわかった場合には、その人に確実に近接警報音が伝わるように、歩行者がいないときよりも大きめの音量に設定するようにもできる。
また、本発明の車両用近接警報音出力装置管理システムは、上記本発明の車両用近接警報音出力装置をそれぞれが搭載し、それぞれの車両用近接警報音出力装置が、複数の前記走行エリアに対しそれぞれ前記近接警報音の音量を対応付けたエリア音量情報を記憶する車両側記憶部と、前記車両側記憶部が記憶する前記エリア音量情報を更新する車両側更新手段と、を備えるとともに、それぞれの前記車両側記憶部が記憶する各前記走行エリアがそれぞれ同じエリアとなるよう定められた複数の車両と、それら車両に対し予め定められた通信手段を介して通信可能とされた管理装置と、を有して構成されるとともに、管理装置が各車両に更新情報を配信することにより、それら車両の車両側記憶部が記憶するエリア音量情報が、その更新情報に基づいて更新されることを特徴とする。この構成によれば、多数の車両のエリア音量情報を管理装置が一括して最新の情報に更新することができる。
本発明の一実施形態である車両用近接警報音出力装置および車両用近接警報音出力装置管理システムの構成を簡略的に示したブロック図。 カメラの撮影画像の配信処理の流れを説明するフローチャート。 走行エリアと音量の対応関係を示すテーブル(エリア音量情報)を示す図。 図1の車両用近接警報音出力装置管理システムにおいて、車両側が実行する近接警報音出力処理と、管理装置側が実行する音量調整処理の流れを説明するフローチャート。 図1の第一変形例を示すブロック図。 図3のテーブル(エリア音量情報)の補正情報を示す図。 図1の第二変形例を示すブロック図。
以下、本発明の車両用近接警報音出力装置および車両用近接警報音出力装置管理システムの一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両用近接警報音出力装置管理システム1は、車両用近接警報音出力装置100をそれぞれが搭載した複数の車両2と、それら車両2に対しインターネット等の予め定められた通信手段4を介して通信可能とされた管理装置5と、を有して構成される。なお、本実施形態の車両2は、電気自動車やハイブリッドカー等の電動走行自動車のような車両であり、電動モータ等の電動駆動源によって走行するため走行時においても比較的静粛な車両である。
車両用近接警報音出力装置管理システム1は、自車両2の走行中に、車両の近接を報知する予め定められた近接警報音を外部スピーカ21から車両周辺に常時出力し続ける近接警報装置20と、記憶装置15が記憶する予め定められた複数の走行エリアへの進入(接所定距離以内への接近を含めてもよいし、当該接近のみでもよい)を検出可能なカーナビゲーション装置10と、自車両2の走行中に、車両周辺の予め定められた警戒対象を検出するための警戒対象情報を取得するドライブレコーダ装置30と、が車内通信手段(車内LAN)3を介して接続して構成される。
近接警報装置20は、車両周囲の歩行者に車両が近接していることを知らせるために、外部スピーカ21から近接警報音を車外に出力する近接警報音出力手段であり、車両の運転スイッチやイグニッションスイッチのONからOFFまで常時、外部スピーカから近接警報音を鳴らし続ける周知の装置である。ここでは、イグニッションスイッチ6のON時において近接警報音を出力する。
カーナビゲーション装置10は、CPU,ROM,RAMを有したナビ制御部11に対し、自車両2の位置を検出する位置検出部12と、液晶ディスプレイ等の周知の画面表示部およびスピーカ等の周知の音声出力部とを有した出力部13と、メカニカルスイッチやタッチパネル、リモコン、音声入力部等の周知の操作入力部14と、ハードディスクドライブ等の記憶装置(車両側記憶部)15と、が接続して構成される。制御部11は、記憶装置15に記憶されたナビプログラムおよびデータに基づく制御を行うことができる。具体的にいえば、記憶装置15に記憶されている地図データやナビプログラム29dを制御部11が実行することによってナビゲーション機能を実行可能であり、例えば操作入力部14からユーザー設定された目的地までの経路案内を、出力部13をなす表示部での表示や音声出力部からの音声出力によって行うことができる。なお、位置検出部12は、衛星からの電波に基づいて自身の位置を取得する位置情報取得部であり、GPS(Global Positioning System)受信機等を有した周知のものである。
ドライブレコーダ装置30は、車両前方撮影装置であるカメラ31が、車両の運転スイッチやイグニッションスイッチのONからOFFまで常時撮影する撮影画像を所定期間ごとに分割して記憶部35に一定期間記憶するものである。ここでは、図2に示ように、イグニッションスイッチ6のONに伴い撮影と、撮影された映像の記憶部35への記憶を開始する一方で(S301)、その撮影内容(警戒対象情報および反応行動情報)をリアルタイムで管理装置5に配信する(S302:警戒対象情報送信手段および反応行動情報送信手段)。そして、ここではイグニッションスイッチ6のOFFに伴い撮影及び記憶を終了する。なお、カメラ31の撮影映像は動画であり、その配信(S2)については、ストリーミング形式で動画をそのままリアルタイムで配信する、あるいは、その動画から所定時間おきにキャプチャーした静止画像を取得し、その静止画像を逐次リアルタイムで配信する等の方法がある。なお、撮影された動画映像は記憶部35に記憶・蓄積されていくが、所定期間が過ぎたものから順に削除されていく。
管理装置5は、CPU,ROM,RAMを有した制御部50に対し、ハードディスクドライブ等の記憶装置(管理側記憶部)55が接続した装置として構成される。記憶装置55は、図3に示すように、地図上で区画された予め定められた複数の走行エリアに対しそれぞれ、車両2が出力する近接警報音の音量を対応付けたエリア音量情報を記憶する。このエリア音量情報は、各車両2の記憶装置15においても記憶されており、管理装置5が記憶する最新のエリア音量情報を更新情報として各車両2に配信することにより、各車両2のエリア音量情報が最新のものに更新される。
なお、本実施形態の走行エリアは、地図上の道路網における交差点や分岐のようなノードと、それらを繋ぐリンクとをそれぞれ1つずつ有する形で区画されて設定されている。距離が長いリンクについては、長さ方向に複数分割して走行エリアが設定されている。なお、ここでは基本的に全道路に対し途切れることなく走行エリアが連続的に設定されているものとするが、局所的に走行エリアを設定し、走行エリアが設定されてない道路区間があるようにしてもよい。
ところで、本実施形態の車両用近接警報音出力装置管理システム1においては、車両2が走行を開始するに伴い当該車両2の周辺にその近接を報知するための予め定められた近接警報音の出力を開始するとともに、予め定められた走行エリア内への進入が検出されると、近接警報音の出力音量が、検出された走行エリアに応じた音量に変更され、さらに親友下走行エリアにおける警戒対象の存在に応じた音量に調整される処理が実行される。ここでは、具体的には、図4に示す処理を、車両2側の制御部11と、管理装置5側の制御部50とが連携して実行する形でなされる。
まずイグニッションスイッチ6のONに伴い近接警報装置20のスピーカ21から車外周辺に予め定められた近接警報音の出力が開始される(S11:近接警報音出力手段)。なお、開始時の音量はデフォルト設定された音量とする。
続いて制御部11は、自車両2の新たな走行エリアへの進入を検出する。(S12:エリア検出手段)。なお、開始直後は走行エリアを認識していないため、開始直後には必ずこの判定処理が実行される。ここでは、走行エリアへの進入検出は、記憶装置4が記憶する各走行エリアの位置を示すエリア位置情報と、位置検出部12が検出する自車両2の現在の位置を示す自車位置情報とに基づいて、走行エリアへの有無を判定する形でなされる。
自車両2が新たな走行エリアに進入したと判定した場合(S12:Yes)、制御部11は、進入した走行エリアに対応する近接警報音の音量を、記憶装置15が記憶するエリア音量情報に基づいて特定し、特定された音量を新たに設定する(S13:音量変更手段)。その上で、進入した走行エリアを示すエリア位置情報と、新たに設定された音量を示す音量情報とを対応付けたエリア進入情報を、管理装置5に送信する(S14:エリア進入情報送信手段)。
一方、管理装置5の制御部50は、図2に示すように車両2のドライブレコーダ装置30からリアルタイムで断片的に送信されてくるカメラ31の撮影映像(警戒対象情報および反応行動情報)を、継続的に逐次受信し、記憶装置55に記憶している(S22:警戒対象情報受信手段および反応行動情報受信手段)。そこへ、上記のように車両2から送信されてくるエリア進入情報を受信すると(S22:エリア進入情報受信手段)、まずはエリア進入情報に基づいて、送信元の車両2の存在エリアを予め定められた走行エリアの中から特定する(S23:エリア特定手段)。
さらに、管理装置5の制御部50は、エリア進入情報を受信すると、その送信元車両2の車両周辺に存在する予め定められた警戒対象を検出する(警戒対象検出手段)。具体的にいえば、制御部50は、エリア進入情報の受信以降のタイミングで受信したカメラ31の最新の撮影映像(警戒対象情報)に基づいて、当該車両2の周辺に存在する予め定められた警戒対象の有無を特定する(S24:警戒対象特定手段)。即ち、ここでは制御部50が、車両前方を撮影したカメラ31の撮影画像に対するパターンマッチング等の画像解析により歩行者や走行車両等といった予め定められた警戒対象を特定する。解析対象となっている撮影画像は、車両2がある走行エリアに進入した時に送信してきたエリア進入情報を受信したとき及びそれ以降の撮影画像、つまり車両2がその走行エリアに存在しているときの撮影画像であるから、その走行エリアの警戒対象の有無を特定することになる。
なお、本実施形態における警戒対象検出手段は、警戒対象情報取得手段(S301)と、警戒対象情報送信手段(S302)と、警戒対象情報受信手段(S21)と、警戒対象特定手段(S24)と、を有して構成される。警戒対象特定手段による特定結果が警戒対象検出手段の検出結果となる。
上記警戒対象があると特定されると(S25:Yes)、制御部50は、その特定結果に基づいて、制御部50は、受信したエリア進入情報の送信元車両2が存在する走行エリア(直近のS23で特定された走行エリア)における近接警報音の設定音量が変更されるよう、記憶装置55が記憶するエリア音量情報を更新する(管理側更新手段)。
ここではまず、制御部50が、特定された警戒対象に基づいて、当該警戒対象の、受信したエリア進入情報の送信元車両2から出力されている近接警報音に対する予め定められた反応行動を検出する(反応行動検出手段)。具体的にいえば、制御部50は、エリア進入情報の受信以降のタイミングで受信したカメラ31の撮影映像(警戒対象情報)に基づいて、特定された警戒対象が予め定められた反応行動の有無を特定する(S26:反応行動特定手段)。即ち、ここでは制御部50が、車両前方を撮影したカメラ31の撮影画像に対するパターンマッチング等の画像解析により歩行者や走行車両等といった警戒対象を既に特定しているので、その警戒対象の特定を以降に撮影されたカメラ31の撮影画像に対しても継続的に行うことで当該警戒対象を追跡し、その追跡結果に基づいて、当該警戒対象が、こちらを振り返る等の予め定められた車両認識行動や、道路脇へと移動する等の予め決められた車両回避行動、さらには瞬間的に身震いしたり立ち竦む等の過剰反応行動等を特定した場合、を反応行動ありと特定し、それらが特定されなければ反応行動なしと特定することになる。なお、ここでいう反応行動は全て、警戒対象が近接警報音を認識したときにする行動(警戒対象認識行動)とも言い換えることができ、ここでは予め複数設定されるとともに、上記のように種別設定がなされている。
なお、本実施形態における反応行動検出手段は、反応行動情報取得手段(S301)と、反応行動情報送信手段(S302)と、反応行動情報受信手段(S22)と、反応行動特定手段(S26)と、を有して構成される。反応行動特定手段による特定結果が反応行動検出手段の検出結果となる。
上記反応行動があったと特定されると(S27:Yes)、制御部50は、特定された反応行動が上記過剰反応行動であったか否かを特定する(S28:過剰反応行動特定手段)上記過剰反応行動であったと特定された場合(S28:Yes)、制御部50は、受信したエリア進入情報の送信元車両2が存在する走行エリア(直近のS23で特定された走行エリア)における近接警報音の設定音量を減じる(ここでは1レベル減じる)ように、記憶装置55が記憶するエリア音量情報を更新する(S29:管理側更新手段)。そして、その更新情報として、少なくとも受信したエリア進入情報の送信元車両2が存在する走行エリアを示すエリア位置情報と、新たに設定させる音量を示す音量情報とを対応付けた更新情報を、当該送信元車両2に送信する(S30:更新情報送信手段)。
また、上記反応行動がなかったと特定されると(S27:No)、制御部50は、受信したエリア進入情報の送信元車両2が存在する走行エリアにおいて、上記反応行動がなかったとされた今回と過去のケースとに基づいて、予め定められた高頻度発生条件を満たしたか否かを判定し(S31)、満たしている場合には(S31:Yes)、当該走行エリアにおける近接警報音の設定音量を増す(ここでは1レベル増す)ように、記憶装置55が記憶するエリア音量情報を更新する(S32:管理側更新手段)。そして、その更新情報として、少なくとも受信したエリア進入情報の送信元車両2が存在する走行エリアを示すエリア位置情報と、新たに設定させる音量を示す音量情報とを対応付けた更新情報を、当該送信元車両2に送信する(S33:更新情報送信手段)。
なお、ここでは、今回のケースによって、予め定められた回数(例えば3回)連続して、上記反応行動がなかったとされた場合に、上記高頻度発生条件を満たしたと判定するものとする。ただし、上記反応行動がなかったとされた回数は、車両2が走行エリアに進入した後、1のみ加算することができるものとする。さらに1が加算されるには、当該走行エリアに、新たに進入した車両2において、上記反応行動がなかったとされた場合に加算されるものとする。
また、ここで送信される更新情報(S30,S33)は、記憶装置55が記憶するエリア音量情報全てであってもよい。
更新情報の送信元への送信(S30,S33)が終了すると、再びエリア進入情報の受信の有無を判定し(S22)、それ以降の処理を繰り返す。
なお、このときに、エリア進入情報を新たに受信したとすると(S22:いぇs)、送信元の車両2の存在エリアを新たな走行エリアに特定し(S23)、以降の処理は、新たに特定された走行エリアに関するものとして実行される。他方、エリア進入情報を新たに受信しなければ(S22:No)、以降の処理は、直近に特定された走行エリアに関するものとして再度実行される。
ここで、制御部11の処理に戻る。近接警報音の新たな音量が設定された後(S13,S17)、制御部11は、管理装置5から送信されてくる更新情報を受信すると(S15:更新情報受信手段)、受信した更新情報に基づいて、記憶装置15が記憶するエリア音量情報を更新する(S16:車両側更新手段)。即ち、制御部11は、記憶装置15が記憶するエリア音量情報のうち、更新情報に含まれるエリア位置情報が示す走行エリアに対応する音量を、更新情報に含まれる音量情報が示す音量(音量情報が指示する音量)に変更する。そして、制御部11は、更新されたエリア音量情報に基づいて、現在車両2が存在する走行エリアに対応する近接警報音の音量を設定し、出力音量を変更する(S17)。
接警報音の音量変更後、制御部11は、イグニッションスイッチ6のOFF(S18:Yes)に伴い本処理を終了する。イグニッションスイッチ6のON(S18:Yes)が続く場合は、再び新たな走行エリアへの進入の有無の検出(S12)に戻る。そこで、新たな走行エリアへの進入がなければ、更新情報の受信待ち(S15)となり、現在の走行エリア内での音量調整が繰り返される。
なお、車両2と管理装置5との間の通信が途絶えた状況においても、車両2は、自身の記憶装置15が記憶するエリア音量情報に基づいて、進入した走行エリアに対応する音量で、近接警報音を出力するよう構成されている。
このように本実施形態においては、車両2がある走行エリアに進入すると、進入した走行エリアに応じた音量に、近接警報音の音量が変更されるとともに、その音量は、その走行エリアで警戒対象が検出された場合には、その反応行動に応じて調整(変更)される。
また、本実施形態においては、管理装置5に記憶されているエリア音量情報に基づいて、車両2が記憶するエリア音量情報(エリア進入時に近接警報音の音量設定のために参照するエリア音量情報)が更新される。さらに、管理装置5に記憶されているエリア音量情報も、各走行エリアでの警戒対象の検出と、その警戒対象の反応行動に応じて最適なものに更新される。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。例えば上記実施形態において一部の構成要件を省略する、さらには他の構成要件を追加する等、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。これは以下で述べる実施形態においても同様である。
上記実施形態においては、カメラ31の撮影映像(動画でも静止画でもよい)が、車両2の走行中に車両2周辺の予め定められた警戒対象を検出するための警戒対象情報と、歩行者等の警戒対象が検出された場合に、出力されている近接警報音に対する当該警戒対象の予め定められた反応行動を検出するための反応行動情報とに兼用されているが、それぞれを別に取得するようにしてもよい。例えば図7に示すように、反応行動情報を取得する別の検出部16を設けて、その検出結果から反応行動を検出してもよい。
上記実施形態においては、走行エリア毎に近接警報音の音量が定められているが、制御部11が、予め定められた走行状況を特定し、特定された走行状況に応じて、走行エリアに対して定められる音量を補正するようにしてもよい。図5に示す車両用近接警報音出力装置管理システム1では、予め定められた走行状況を検出するための走行状況情報を取得する走行状況取得部16が制御部11に接続しており、制御部11は、取得される走行状況情報から現在の走行状況を特定するとともに、記憶装置15に記憶されているエリア音量情報に基づいて設定される近接警報音の音量を、特定された走行状況に応じて補正して設定する。ここでは、図6に示す補正情報に従い、特定された走行状況に対応する音量変化量が、記憶装置15に記憶されているエリア音量情報に基づいて設定される近接警報音の音量に対し加算される形で補正される。
上記実施形態においては、警戒対象検出手段および反応行動検出手段が、車両2側と管理装置5側とで連携する形で構成されているが、車両側のみで完結するように構成してもよい。例えば図7のように、ドライブレコーダ30に、カメラ31の撮影画像を直接画像解析させることで警戒対象検出手段および/または反応行動検出手段として機能させ、その結果を制御部11が取得する形で音量設定を行うようにしてもよい。カメラ31の撮影画像をドライブレコーダ30から制御部11が取得して、制御部11がこれを画像解析することで警戒対象検出手段および/または反応行動検出手段として機能させてもよい。
上記実施形態においては、ドライブレコーダ装置30の機能を有するカーナビゲーション装置10を設ける形で実現されていてもよい。
上記実施形態においては、警戒対象があると特定されると(S25:Yes)、制御部50は、特定された警戒対象から反応行動を検出し、その検出結果に基づいて、制御部50は、受信したエリア進入情報の送信元車両2が存在する走行エリア(直近のS23で特定された走行エリア)における近接警報音の設定音量が変更されるよう、記憶装置55が記憶するエリア音量情報を更新しているが(管理側更新手段)。制御部50は、特定された警戒対象の特定結果に基づく他の方法で、記憶装置55が記憶するエリア音量情報を更新してもよい(管理側更新手段)。例えば、記憶装置55が各走行エリアにおいて警戒対象の検出頻度(所定期間あたりの検出数)を記憶するようにし、制御部50は、警戒対象があると特定されると(S25:Yes)、その特定結果に基づいて、その走行エリアの上記検出頻度を更新するとともに、更新された頻度が予め段階的に複数定められた基準頻度を上回るごとに、その走行エリアに対応付けて設定される近接警報音の音量を所定レベルだけ増すようにすることができる。逆に上記基準頻度を下回るごとに、その走行エリアに対応付けて設定される近接警報音の音量を所定レベルだけ減じるようにしてもよい。ただし、音量設定を増減する場合は、所定の上限値および下限値を超えないレベルとする。これにより、警戒対象が多く検出される警戒レベルの高いエリアにおいて、近接警報音の音量を増すことで周囲に警戒感を与えることができる。
1 車両用近接警報音出力装置管理システム
100 車両用近接警報音出力装置
2 車両
5 管理装置
50 制御部
55 記憶装置(管理側記憶部)
10 ナビ
11 ナビ制御部
15 記憶装置(車両側記憶部)
20 近接警報装置
21 スピーカ
30 ドライブレコーダ
31 カメラ

Claims (7)

  1. 車両の走行中、当該車両の周辺に当該車両の近接を報知する予め定められた近接警報音を出力し続ける近接警報音出力手段と、
    予め定められた走行エリアへの所定距離以内への接近、又は進入を検出するエリア検出手段と、
    検出された走行エリアへの前記接近又は前記進入が検出された場合に、前記近接警報音の出力音量を、検出された走行エリアに応じた音量に変更させる音量変更手段と、
    を備えることを特徴とする車両用近接警報音出力装置。
  2. 複数の前記走行エリアに対しそれぞれ前記近接警報音の音量を対応付けたエリア音量情報を記憶する車両側記憶部と、前記車両側記憶部が記憶する前記エリア音量情報を更新する車両側更新手段と、を備え、前記音量変更手段は、前記エリア検出手段によって検出された走行エリアにおける前記近接警報音の音量を、前記車両側記憶部が記憶する前記エリア音量情報に基づいて決定する請求項1に記載の車両用近接警報音出力装置。
  3. 請求項2に記載の車両用近接警報音出力装置をそれぞれが搭載し、それぞれの前記車両側記憶部が記憶する各前記走行エリアがそれぞれ同じエリアとなるよう定められた複数の車両と、それら車両に対し予め定められた通信手段を介して通信可能とされた管理装置と、を有し、
    前記管理装置は、各前記車両の前記車両側記憶部が記憶する前記走行エリアに対しそれぞれ前記近接警報音の音量を対応付けたエリア音量情報を記憶する管理側記憶部と、前記管理側記憶部が記憶する更新情報を更新する管理側更新手段と、前記管理側記憶部に記憶されるエリア音量情報に基づく、各前記車両の車両側記憶部が記憶するエリア音量情報を更新するための更新情報を、各前記車両に配信する更新情報送信手段と、を備え、
    各前記車両は、前記更新情報を受信する更新情報受信手段を備え、前記車両側更新手段は、受信した前記更新情報に基づいて、前記車両側記憶部が記憶する前記エリア音量情報を更新することを特徴とする車両用近接警報音出力装置管理システム。
  4. 車両走行中に、車両周辺の予め定められた警戒対象を検出する警戒対象検出手段を備え、
    前記車両側更新手段は、前記警戒対象が検出された場合に、当該警戒対象が検出された走行エリアにおいて出力される前記近接警報音の音量が、当該警戒対象の検出結果に基づいて変更されるように、前記車両側記憶部が記憶する前記エリア音量情報を更新する請求項3に記載の車両用近接警報音出力装置管理システム。
  5. 各前記車両は、走行中に、車両周辺の予め定められた警戒対象を検出するための警戒対象情報を取得する警戒対象情報取得手段と、取得した前記警戒対象情報を前記管理装置に送信する警戒対象情報送信手段と、を備え、
    前記管理装置は、前記警戒対象情報を受信する警戒対象情報受信手段と、受信した警戒対象情報に基づいて前記警戒対象の有無を特定する警戒対象特定手段と、を備え、
    前記管理側更新手段は、前記警戒対象の特定結果に基づいて前記管理側記憶部が記憶する前記更新情報を更新するものであり、
    前記警戒対象検出手段は、前記警戒対象情報取得手段と、前記警戒対象情報送信手段と、前記警戒対象情報受信手段と、前記警戒対象特定手段と、を有して構成される請求項4に記載の車両用近接警報音出力装置管理システム。
  6. 前記警戒対象が検出された場合に、出力されている前記近接警報音に対する当該警戒対象の予め定められた反応行動を検出する反応行動検出手段を備え、
    前記車両側更新手段は、前記反応行動が検出された場合に、当該反応行動を示した警戒対象が検出された走行エリアにおいて出力される前記近接警報音の音量が、当該反応行動に基づいて変更されるように、前記車両側記憶部が記憶する前記エリア音量情報を更新する請求項4又は請求項5に記載の車両用近接警報音出力装置管理システム。
  7. 各前記車両は、前記警戒対象が検出された場合に、出力されている前記近接警報音に対する当該警戒対象の予め定められた反応行動を検出するための反応行動情報を取得する反応行動情報取得手段と、取得した反応行動情報を前記管理装置に送信する反応行動情報送信手段と、を備え、
    前記管理装置は、前記反応行動情報を受信する反応行動情報受信手段と、受信した反応行動情報に基づいて前記反応行動の種別を特定する反応行動特定手段と、を備え、
    前記管理側更新手段は、前記反応行動の種別の特定結果に基づいて、前記管理側記憶部が記憶する前記更新情報を更新するものであり、
    前記反応行動検出手段は、前記反応行動情報取得手段と、前記反応行動情報送信手段と、前記反応行動情報受信手段と、前記反応行動特定手段と、を有して構成される請求項6に記載の車両用近接警報音出力装置管理システム。
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