JP2014076593A - 液体吐出装置および温度検出方法 - Google Patents

液体吐出装置および温度検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造工程の複雑化・煩雑化、実装面積の増加等を回避する。
【解決手段】温度検出部は、温度により変動する第1電圧を出力する第1電圧供給部と、温度により変動しない第2電圧を出力する第2電圧供給部と、第1電圧に対応する温度特性を有する第1抵抗素子を有し、第1電圧をバイアス電圧とし第2電圧を検出電圧とし、第1抵抗素子とバイアス電圧により発生するバイアス電流を用いたコンデンサーの充電動作と検出電圧到達時のコンデンサーの放電動作との周波数に対応した第1クロック信号を生成する第1発振回路と、温度特性を有する第2抵抗素子を有し、第2電圧をバイアス電圧および検出電圧とし、第2抵抗素子とバイアス電圧により発生するバイアス電流を用いたコンデンサーの充電動作と検出電圧到達時のコンデンサーの放電動作との周波数に対応した第2クロック信号を生成する第2発振回路とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体吐出装置および温度検出方法に関する。
印刷ヘッドに設けられた複数のノズル開口部から印刷媒体上にインクを吐出して画像や文書を記録するインクジェットプリンターが広く普及している。このようなインクジェットプリンターは、例えば、駆動信号を出力する駆動回路と、駆動信号に従い変形する複数の圧電素子(例えばピエゾ素子)と、各圧電素子の変形によって膨張および収縮する圧力室に連通したノズル開口部と、駆動回路から各圧電素子への駆動信号の供給線を開閉する選択回路(「トランスミッションゲート」とも呼ばれる)とを備える。選択回路によって圧電素子に駆動信号が接続されると、駆動信号によって当該圧電素子が変形し、それに伴い圧力室が膨張および収縮し、圧力室に連通したノズルから所定のタイミングで所定量のインクが吐出される。
選択回路は開閉動作により発熱するため、温度管理されることが望ましい。従来、温度を検出する方法として、温度特性を有さない(温度によって抵抗値が変動しない)抵抗素子と温度特性を有する(温度によって抵抗値が変動する)サーミスターとを用いた発振回路の発振周波数を利用する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−43213号公報 特開平11−55034号公報 特開昭63−11824号公報
従来の温度検出方法をインクジェットプリンターの選択回路に適用する場合には、選択回路内に2種類の温度特性を有する抵抗素子を作り込む必要がある。この場合には、抵抗素子の材質を2種類用意したり、同一の抵抗素子でも不純物濃度などの製造条件を2条件使い分けたりすることとなり、製造工程の複雑化・煩雑化が避けられない。また、2種類の温度特性を有する抵抗素子を選択回路の外部に設けることも考えられるが、この場合には、実装面積の増加や部品点数の増加による耐久性の低下・コスト増加という問題が発生する。また、1種類の抵抗素子と水晶振動子を利用する方法も考えられるが、この場合にも、実装面積の増加や部品点数の増加による耐久性の低下・コスト増加という問題が発生する。
なお、このような課題は、インクジェットプリンターに限らず、駆動回路から各圧電素子への駆動信号の供給線を開閉する選択回路を有する液体吐出装置に共通の課題であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、液体吐出装置が提供される。この液体吐出装置は、駆動信号を出力する駆動回路と、前記駆動信号に従い変形する複数の圧電素子を有し、前記圧電素子の変形によって膨張および収縮する圧力室に連通したノズル開口部から液体を吐出する液体吐出部と、前記駆動回路から各前記圧電素子への前記駆動信号の供給線を開閉すると共に、温度検出部を有する選択回路と、を備える。前記温度検出部は、温度によって変動する第1の電圧を出力する第1の電圧供給部と、温度によって変動しない第2の電圧を出力する第2の電圧供給部と、前記第1の電圧の温度特性に対応する温度特性を有する第1の抵抗素子を有し、前記第1の電圧をバイアス電圧として入力すると共に前記第2の電圧を検出電圧として入力し、前記第1の抵抗素子と前記バイアス電圧とにより発生するバイアス電流を用いてコンデンサーを充電する充電動作と前記コンデンサーの電圧が前記検出電圧に達したときに前記コンデンサーを放電する放電動作とを周期的に実行し、前記充電動作および前記放電動作の周波数に対応した第1のクロック信号を生成する第1の発振回路と、温度によって抵抗値が変動する第2の抵抗素子を有し、前記第2の電圧をバイアス電圧および検出電圧として入力し、前記第2の抵抗素子と前記バイアス電圧とにより発生するバイアス電流を用いてコンデンサーを充電する充電動作と前記コンデンサーの電圧が前記検出電圧に達したときに前記コンデンサーを放電する放電動作とを周期的に実行し、前記充電動作および前記放電動作の周波数に対応した第2のクロック信号を生成する第2の発振回路と、を有する。この形態の液体吐出装置によれば、温度検出部が、温度が変動しても周波数が変動しない第1のクロック信号と、温度が変動すると周波数が変動する温度特性を有する第2のクロック信号とを生成することができ、これらのクロック信号を用いて選択回路の温度を検出することができる。そのため、選択回路の温度検出を実現するために、製造工程が複雑化・煩雑化することを回避することができると共に、実装面積の増加や部品点数の増加による耐久性の低下・コスト増加という問題を回避することができる。
(2)上記形態の液体吐出装置において、前記第2の抵抗素子は、温度が上昇すると抵抗値が小さくなる負の温度特性を有し、温度が上昇すると、前記第2のクロック信号の周波数が高くなるとしてもよい。この形態の液体吐出装置によれば、温度検出部が、温度が変動しても周波数が変動しない第1のクロック信号と、温度が上昇すると周波数が高くなる第2のクロック信号とを生成することができ、これらのクロック信号を用いて選択回路の温度を検出することができる。
(3)上記形態の液体吐出装置において、前記第2の抵抗素子は、温度が上昇すると抵抗値が大きくなる正の温度特性を有し、温度が上昇すると、前記第2のクロック信号の周波数が低くなるとしてもよい。この形態の液体吐出装置によれば、温度検出部が、温度が変動しても周波数が変動しない第1のクロック信号と、温度が上昇すると周波数が低くなる第2のクロック信号とを生成することができ、これらのクロック信号を用いて選択回路の温度を検出することができる。
(4)上記形態の液体吐出装置において、前記第2の抵抗素子の抵抗値は可変であるとしてもよい。この形態の液体吐出装置によれば、第2の抵抗素子の抵抗値を調整することによって第2のクロック信号の温度特性を調整することができ、温度検出精度を向上させることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、液体吐出装置、液体吐出装置における選択回路の温度検出装置、液体吐出装置における選択回路の温度検出方法等の形態で実現することができる。
本発明の実施形態における印刷装置100の概略構成を示す説明図である。 印刷ヘッド140において用いられる各種信号の一例を示す説明図である。 印刷ヘッド140のスイッチングコントローラー160の構成を示す説明図である。 温度検出部200の構成を示す説明図である。 第1の電圧供給回路242の構成の一例を示す説明図である。 基準発振回路210の動作を示すタイミングチャートである。 クロック数カウント部230の構成の一例を示す説明図である。 クロック数カウント部230の動作を示すタイミングチャートである。
A.実施形態:
図1は、本発明の実施形態における印刷装置100の概略構成を示す説明図である。本実施形態の印刷装置100は、液体インクを吐出することによって印刷媒体上にインクドット群を形成し、これにより、ホストコンピューターHCから供給された画像データに応じた画像(文字、図形等を含む)を印刷するインクジェットプリンターである。
印刷装置100は、印刷ヘッド140と、フレキシブルフラットケーブル139を介して印刷ヘッド140と接続された制御ユニット110とを備えている。制御ユニット110は、ホストコンピューターHCから画像データ等を入力するためのホストインターフェイス(IF)112と、ホストインターフェイス112を介して入力された画像データに基づいて画像の印刷のための所定の演算処理を実行するメイン制御部120と、印刷媒体の搬送のための紙送りモーター172を駆動制御する紙送りモータードライバー114と、印刷ヘッド140を駆動制御するヘッドドライバー116と、各ドライバー114、116と紙送りモーター172、印刷ヘッド140とをそれぞれ接続するメインインターフェイス(IF)119と、を有している。ヘッドドライバー116は、メイン側駆動回路80を含んでいる。
メイン制御部120は、各種演算処理を実行するCPU122と、プログラムやデータを一時的に格納・展開するRAM124と、CPU122が実行するプログラム等を格納するROM126と、を含んでいる。メイン制御部120の各種の機能は、CPU122がROM126に格納されたプログラムをRAM124上に読み出して実行することによって実現される。なお、メイン制御部120は電気回路を備えていてもよく、メイン制御部120の機能の少なくとも一部はメイン制御部120が備える電気回路がその回路構成に基づいて動作することによって実現されてもよい。
メイン制御部120は、ホストコンピューターHCからホストインターフェイス112を介して画像データを取得すると、画像データに基づいて画像展開処理、色変換処理、インク色分版処理、ハーフトーン処理といった印刷実行のための演算処理を行うことにより、印刷ヘッド140の何れのノズルからインクを吐出するか、あるいは、どの程度の量のインクを吐出するかを規定するノズル選択データ(駆動信号選択データ)を生成し、駆動信号選択データ等に基づいて各ドライバー114、116に制御信号を出力する。なお、メイン制御部120が実行する印刷実行のための各演算処理の内容は、印刷装置の技術分野において周知の事項であるため、ここでは説明を省略する。各ドライバー114、116は、それぞれ紙送りモーター172、印刷ヘッド140の動作を制御するための信号を出力する。例えば、ヘッドドライバー116は、印刷ヘッド140に対して、後述する基準クロック信号SCKとラッチ信号LATと駆動信号選択信号SI&SPとチャンネル信号CHとを供給する。
印刷ヘッド140には、図示しないインク容器から1色または複数色のインクが供給される。印刷ヘッド140は、ヘッドインターフェイス(IF)142と、ヘッド側駆動回路90と、スイッチングコントローラー160と、吐出部150と、を有している。吐出部150は、供給されたインクを吐出する複数のノズル(ノズル開口部)と、各ノズルに対応したノズルアクチュエーター156(図3参照)とを有している。本実施形態では、ノズルアクチュエーター156として、容量性負荷であるピエゾ素子(圧電素子)が用いられる。スイッチングコントローラー160は、後述する選択スイッチ回路168の温度を検出する温度検出部200を有している。ヘッド側駆動回路90およびスイッチングコントローラー160は、ヘッドインターフェイス142を介して制御ユニット110から入力される各種信号に基づき動作する。ノズルアクチュエーター156が後述する駆動信号により駆動されると、ノズルに連通するキャビティー(圧力室)内の振動板が変位してキャビティーが膨張・収縮し、キャビティー内に圧力変化が生じ、その圧力変化によって対応するノズルからインクが吐出される。ノズルアクチュエーター156の駆動に用いる駆動信号の波高値や電圧増減傾きを調整することで、インクの吐出量(すなわち形成するドットの大きさ)を調整することができる。
図2は、印刷ヘッド140において用いられる各種信号の一例を示す説明図である。駆動信号COMは、印刷ヘッド140の吐出部150に設けられたノズルアクチュエーター156を駆動するための信号である。駆動信号COMは、ノズルアクチュエーター156を駆動する駆動信号の最小単位(単位駆動信号)としての駆動パルスPCOM(駆動パルスPCOM1ないしPCOM4)が時系列的に連続した信号である。駆動パルスPCOM1、PCOM2、PCOM3およびPCOM4の4つの駆動パルスPCOMの組は、1つの画素(印刷画素)に対応している。
各駆動パルスPCOMの立ち上がり部分は、ノズルに連通するキャビティーの容積を拡大してインクを引き込むための部分であり、駆動パルスPCOMの立ち下がり部分は、キャビティーの容積を縮小してインクを押し出すための部分である。そのため、ノズルアクチュエーター156を駆動パルスPCOMに従って駆動することにより、ノズルからインクが吐出される。駆動パルスPCOM2、PCOM3およびPCOM4の中から1つまたは複数の駆動パルスPCOMを選択してノズルアクチュエーター156に供給することにより、種々の大きさのインクドットを形成することができる。なお、本実施形態では、駆動信号COMに、微振動と呼ばれる駆動パルスPCOM1が含まれる。駆動パルスPCOM1は、インクを引き込むのみで押し出しを行わない場合、例えばノズルの増粘を抑制する場合に用いられる。
駆動信号選択信号SI&SPは、インクを吐出するノズルを選択すると共に、ノズルアクチュエーター156の駆動信号COMへの接続タイミングを決定する信号である。ラッチ信号LATおよびチャンネル信号CHは、全ノズル分のノズル選択データが入力された後、駆動信号選択信号SI&SPに基づいて駆動信号COMと印刷ヘッド140のノズルアクチュエーター156とを接続させる信号である。図2に示すように、ラッチ信号LATおよびチャンネル信号CHは、駆動信号COMに同期した信号である。すなわち、ラッチ信号LATは、駆動信号COMの開始タイミングに対応してハイレベルとなる信号であり、チャンネル信号CHは、駆動信号COMを構成する各駆動パルスPCOMの開始タイミングに対応してハイレベルとなる信号である。ラッチ信号LATに応じて一連の駆動信号COMの出力が開始され、チャンネル信号CHに応じて各駆動パルスPCOMが出力される。また、基準クロック信号SCKは、駆動信号選択信号SI&SPをシリアル信号として印刷ヘッド140に送信するための信号である。すなわち、基準クロック信号SCKは、印刷ヘッド140のノズルからインクを吐出するタイミングの決定に使用される信号である。
図3は、印刷ヘッド140のスイッチングコントローラー160(図1参照)の構成を示す説明図である。スイッチングコントローラー160は、駆動信号COM(駆動パルスPCOM)をノズルアクチュエーター156に選択的に供給する。スイッチングコントローラー160は、駆動信号選択信号SI&SPを保存するシフトレジスター162と、シフトレジスター162のデータを一時的に保存するラッチ回路164と、ラッチ回路164の出力をレベル変換して選択スイッチ回路168に供給するレベルシフター166と、ヘッド側駆動回路90から各ノズルアクチュエーター156への駆動信号COMの供給線を開閉する選択スイッチ回路168とを有している。
シフトレジスター162には、駆動信号選択信号SI&SPが順次入力され、基準クロック信号SCKの入力パルスに応じて記憶される領域が順次後段にシフトする。ラッチ回路164は、ノズル数分の駆動信号選択信号SI&SPがシフトレジスター162に格納された後、入力されるラッチ信号LATに従いシフトレジスター162の各出力信号をラッチする。ラッチ回路164に保存された信号は、レベルシフター166によって次段の選択スイッチ回路168を切り替え(オン/オフ)できる電圧レベルに変換される。レベルシフター166の出力信号により閉じられる(接続状態となる)選択スイッチ回路168に対応するノズルアクチュエーター156は、駆動信号選択信号SI&SPの接続タイミングで駆動信号COM(駆動パルスPCOM)に接続される。これにより、ノズルアクチュエーター156が変形し、駆動信号COMに応じた量のインクがノズルから吐出される。また、シフトレジスター162に入力された駆動信号選択信号SI&SPがラッチ回路164にラッチされた後、次の駆動信号選択信号SI&SPがシフトレジスター162に入力され、インクの吐出タイミングに合わせてラッチ回路164の保存データを順次更新する。この選択スイッチ回路168によれば、ノズルアクチュエーター156を駆動信号COM(駆動パルスPCOM)から切り離した後も、当該ノズルアクチュエーター156の入力電圧は切り離す直前の電圧に維持される。なお、図3中の符号HGNDは、ノズルアクチュエーター156のグランド端である。
図4は、温度検出部200の構成を示す説明図である。温度検出部200は、スイッチングコントローラー160の選択スイッチ回路168(図3)のICに一体的に形成されており、選択スイッチ回路168の温度を検出する。温度検出部200により検出された選択スイッチ回路168の温度は、ヘッド側駆動回路90やメイン側駆動回路80、メイン制御部120などによる印刷ヘッド140の駆動制御等に利用される。
図4に示すように、温度検出部200は、2つの発振回路(基準発振回路210および温度検出発振回路220)と、電圧供給部240とを備える。基準発振回路210は請求項における第1の発振回路に相当し、温度検出発振回路220は請求項における第2の発振回路に相当する。電圧供給部240は、それぞれ電圧Voutを出力する2つの電圧回路(第1の電圧供給回路242および第2の電圧供給回路244)を含んでいる。
図5は、第1の電圧供給回路242の構成の一例を示す説明図である。図示するように、第1の電圧供給回路242は、第1の電圧Vout1を出力するバンドギャップリファレンス回路である。第1の電圧供給回路242は、抵抗素子R1,R2,R3を有しており、各抵抗素子R1,R2,R3の抵抗値を調整することによって、温度特性(温度変動に対する第1の電圧Vout1の変動の特性)を調整することが可能である。本実施形態では、第1の電圧供給回路242が負の温度特性(温度が上昇すると第1の電圧Vout1が小さくなる特性)を有するように、第1の電圧供給回路242の抵抗素子R1,R2,R3の抵抗値が調整されている。
また図示しないが、第2の電圧供給回路244は、図5に示した第1の電圧供給回路242と同様、第2の電圧Vout2を出力するバンドギャップリファレンス回路である。本実施形態では、第2の電圧供給回路244が温度特性を有さない(温度が変動しても第2の電圧Vout2が変動しない)ように、第2の電圧供給回路244の抵抗素子R1,R2,R3の抵抗値が調整されている。なお、温度が変動しても第2の電圧Vout2が変動しないとは、厳密な意味ではなく、温度が変動したときに第2の電圧Vout2が非常にわずかに変動する場合(例えば、温度変動率の1割以下の変動率で第2の電圧Vout2が変動する場合)も含む。
基準発振回路210(図4)は、バイアス電流回路212と、充電回路214,215と、放電回路217,218とを含んでいる。バイアス電流回路212は、抵抗素子213を有しており、第1の電圧供給回路242から出力された第1の電圧Vout1をバイアス電圧Vbiasとして入力し、抵抗素子213とバイアス電圧Vbiasとによってバイアス電流Ibiasを発生させる。なお、基準発振回路210の抵抗素子213は請求項における第1の抵抗素子に相当する。ここで、抵抗素子213は、負の温度特性(温度が上昇すると抵抗値が小さくなる特性)を有する。この抵抗素子213の温度特性は、上述した第1の電圧Vout1の温度特性に対応している。抵抗素子213の温度特性と第1の電圧Vout1の温度特性とが対応しているとは、温度変動によって抵抗素子213の抵抗値と第1の電圧Vout1とが変動しても、両者の変動が打ち消し合い、抵抗素子213とバイアス電圧Vbiasとによって発生するバイアス電流Ibiasが変動しないことを意味する。なお、抵抗素子213とバイアス電圧Vbiasとによって発生するバイアス電流Ibiasが変動しないとは、厳密な意味ではなく、温度が変動したときにバイアス電流Ibiasが非常にわずかに変動する場合(例えば、温度変動率の1割以下の変動率でバイアス電流Ibiasが変動する場合)も含む。このように、本実施形態では、抵抗素子213の温度特性が第1の電圧供給回路242から出力される電圧Vout1の温度特性と整合しているため、抵抗素子213とバイアス電圧Vbiasとによって発生するバイアス電流Ibiasは温度特性を有さない(温度が変動しても電流値が変動しない)ものとなる。
充電回路214,215は、それぞれ、バイアス電流Ibiasを用いて電源VDDによるコンデンサーCA1,Ca2の充電を行う回路である。また、放電回路217,218は、第2の電圧供給回路244から出力された第2の電圧Vout2を検出電圧Vrefとして入力し、それぞれ、コンデンサーCA1,Ca2の電圧と検出電圧Vrefとを比較して、コンデンサーCA1,Ca2の電圧が検出電圧Vrefに達したときにコンデンサーCA1,Ca2を放電する回路である。なお、第2の電圧供給回路244から出力される第2の電圧Vout2は温度特性を有さないため、温度が変動しても検出電圧Vrefは変動しない。
このように構成された基準発振回路210は、コンデンサーCA1,Ca2の充電動作と放電動作とを周期的に実行することにより、充電動作および放電動作の周波数に対応したクロック信号(基準クロック信号CLKref)を生成する。基準クロック信号CLKrefは請求項1における第1のクロック信号に相当する。
図6は、基準発振回路210の動作を示すタイミングチャートである。図6には、基準発振回路210の各位置(A1,A2,A3,B1,B2,B3)における信号値の推移を示している。地点A3のレベルがローレベルであるときには、充電回路214によりコンデンサーCA1が充電され、地点A1の電位が上昇する。地点A3のレベルがハイレベルになると、地点A1の電位はグラウンドレベルとなり、放電回路217によってコンデンサーCA1が放電される。地点A2のレベルは、コンデンサーCA1の充電開始タイミングでハイレベルになり、コンデンサーCA1の電圧が検出電圧Vrefに達したタイミングでローレベルとなる。同様に、地点B3のレベルがローレベルであるときには、充電回路215によりコンデンサーCA2が充電され、地点B1の電位が上昇する。地点B3のレベルがハイレベルになると、地点B1の電位はグラウンドレベルとなり、放電回路218によってコンデンサーCA2が放電される。地点B2のレベルは、コンデンサーCA2の充電開始タイミングでハイレベルになり、コンデンサーCA2の電圧が検出電圧Vrefに達したタイミングでローレベルとなる。このようにして、コンデンサーCA1,Ca2の充電および放電の周期動作に対応した基準クロック信号CLKrefが生成される。
上述したように、基準発振回路210において発生するバイアス電流Ibiasは、温度特性を有さない(温度が変動しても電流値が変動しない)。また、基準発振回路210に入力される検出電圧Vrefも、温度特性を有さない(温度が変動しても電圧値が変動しない)。従って、基準発振回路210により生成される基準クロック信号CLKrefは、温度特性を有さない(温度が変動しても周波数が変動しない)信号となる。
温度検出発振回路220(図4)の構成は、図示を省略しているが、基準発振回路210と同じである。すなわち、温度検出発振回路220は、抵抗素子213を含むバイアス電流回路212と、充電回路214,215と、放電回路217,218とを含んでいる。温度検出発振回路220は、コンデンサーCA1,Ca2の充電動作と放電動作とを周期的に実行することにより、充電動作および放電動作の周波数に対応したクロック信号(温度検出クロック信号CLKtemp)を生成する。温度検出クロック信号CLKtempは請求項1における第2のクロック信号に相当する。また、温度検出発振回路220の抵抗素子213は請求項における第2の抵抗素子に相当する。
ここで、温度検出発振回路220のバイアス電流回路212にバイアス電圧Vbiasとして入力される電圧は、第1の電圧供給回路242から出力される第1の電圧Vout1ではなく、第2の電圧供給回路244から出力される第2の電圧Vout2である。第2の電圧Vout2は温度特性を有さないため、温度検出発振回路220においては、バイアス電圧Vbiasは温度特性を有さない。一方、温度検出発振回路220のバイアス電流回路212が有する抵抗素子213は、基準発振回路210の抵抗素子213と同じものであり、負の温度特性(温度が上昇すると抵抗値が小さくなる特性)を有する。そのため、温度検出発振回路220においては、抵抗素子213とバイアス電圧Vbiasとによって発生するバイアス電流Ibiasは、温度が上昇すると電流値が大きくなる温度特性を有することとなり、これにより、温度検出クロック信号CLKtempは、温度が上昇すると周波数が高くなる温度特性を有することとなる。なぜなら、温度が上昇してバイアス電流Ibiasが大きくなると、コンデンサーCA1,Ca2の充電および放電に要する時間が短くなり、充電および放電の周期動作の周波数が高くなるからである。
このように、温度検出部200は、温度特性を有さない基準クロック信号CLKrefと、温度が上昇すると周波数が高くなる温度特性を有する温度検出クロック信号CLKtempとを出力する。温度検出部200は、2つのクロック信号を用いて温度を特定する。温度特定のために、温度検出部200は、クロック数カウント部230を有する。図7は、クロック数カウント部230の構成の一例を示す説明図である。クロック数カウント部230は、分周波段232と、デコーダー234と、周波数カウンター236と、AND回路238とを有する。分周波段232には、温度検出クロック信号CLKtempが入力され、周波数カウンター236には、AND回路238を介して基準クロック信号CLKrefが入力される。開始信号Startは、分周波段232のリセット端子と、周波数カウンター236のリセット端子と、AND回路238とに入力される。デコーダー234の出力は、反転されてAND回路238に入力される。
図8は、クロック数カウント部230の動作を示すタイミングチャートである。初期状態では、開始信号Startおよびデコーダー234の出力信号は、ローレベルである。タイミングTsで開始信号Startがハイレベルに切り替わると、分周波段232および周波数カウンター236がリセットされ、周波数カウンター236が、基準クロック信号CLKrefのクロック数のカウントを開始する。同時に、デコーダー234が、分周波段232によって分周された温度検出クロック信号CLKtempのクロック数のカウントを開始する。本実施形態では、デコーダー234は、分周された温度検出クロック信号CLKtempのクロックを100個カウントすると、出力信号をハイレベルに切り替える(タイミングTe)。これにより、周波数カウンター236による基準クロック信号CLKrefのクロック数のカウントが終了する。このようにして、クロック数カウント部230は、温度検出クロック信号CLKtempの100クロックあたりの基準クロック信号CLKrefのクロック数(以下、「比クロック数Nc」と呼ぶ)を計測する。
上述したように、温度が上昇すると、温度検出クロック信号CLKtempの周波数は高くなるが、基準クロック信号CLKrefの周波数は変動しない。そのため、温度が上昇すると、タイミングTsからタイミングTeまでの時間が短くなり、比クロック数Ncは少なくなる。反対に、温度が下降すると、温度検出クロック信号CLKtempの周波数は低くなるが、基準クロック信号CLKrefの周波数は変動しない。そのため、温度が下降すると、タイミングTsからタイミングTeまでの時間が長くなり、比クロック数Ncは多くなる。
温度検出部200は、計測された比クロック数Ncに基づき、温度を特定する。具体的には、温度検出部200は、予め設定された基準温度T0における比クロック数Nc(基準比クロック数Nc0)と計測された比クロック数Ncとの比を用いた下記の式(1)に従い、現在の温度Tを算出する。
T=T0×Nc0/Nc・・・・(1)
以上説明したように、本実施形態の印刷装置100は、ヘッド側駆動回路90から各ノズルアクチュエーター156への駆動信号COMの供給線を開閉する選択スイッチ回路168が、温度検出部200を有する。温度検出部200は、温度によって変動する第1の電圧Vout1を出力する第1の電圧供給回路242と、温度によって変動しない第2の電圧Vout2を出力する第2の電圧供給回路244と、2つの発振回路(基準発振回路210および温度検出発振回路220)とを有する。基準発振回路210は、第1の電圧Vout1の温度特性に対応する温度特性を有する抵抗素子213を有し、第1の電圧Vout1をバイアス電圧Vbiasとして入力すると共に第2の電圧Vout2を検出電圧Vrefとして入力し、抵抗素子213とバイアス電圧Vbiasとにより発生するバイアス電流Ibiasを用いてコンデンサーCA1,CA2を充電する充電動作とコンデンサーCA1,CA2の電圧が検出電圧Vrefに達したときにコンデンサーCA1,CA2を放電する放電動作とを周期的に実行し、充電動作および放電動作の周波数に対応した基準クロック信号CLKrefを生成する。一方、温度検出発振回路220は、温度によって抵抗値が変動する抵抗素子213を有し、第2の電圧Vout2をバイアス電圧Vbiasおよび検出電圧Vrefとして入力し、抵抗素子213とバイアス電圧Vbiasとにより発生するバイアス電流Ibiasを用いてコンデンサーCA1,CA2を充電する充電動作とコンデンサーCA1,CA2の電圧が検出電圧Vrefに達したときにコンデンサーCA1,CA2を放電する放電動作とを周期的に実行し、充電動作および放電動作の周波数に対応した温度検出クロック信号CLKtempを生成する。そのため、温度検出部200は、温度が変動しても周波数が変動しない基準クロック信号CLKrefと、温度が変動すると周波数が変動する温度特性を有する温度検出クロック信号CLKtempとを生成することができる。従って、温度検出部200は、これらのクロック信号を用いて選択スイッチ回路168の温度を検出することができる。
ここで、本実施形態の温度検出部200において、基準発振回路210の抵抗素子213の温度特性と、温度検出発振回路220の抵抗素子213の温度特性とは同一である。すなわち、温度検出部200に含まれる抵抗素子213の温度特性は、1種類のみである。そのため、本実施形態では、抵抗素子213の材質を2種類用意したり不純物濃度などの製造条件を2条件使い分けたりして、製造工程が複雑化・煩雑化することを回避することができる。また、本実施形態では、選択スイッチ回路168の温度検出のために、2種類の温度特性を有する抵抗素子を回路の外部に設けたり、1種類の抵抗素子と水晶振動子を利用したりする必要がないため、実装面積の増加や部品点数の増加による耐久性の低下・コスト増加という問題を回避することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における印刷装置100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、温度検出部200は選択スイッチ回路168に一体的に形成されているとしているが、温度検出部200は、スイッチングコントローラー160内の選択スイッチ回路168以外の位置に形成されているとしてもよいし、ヘッド側駆動回路90や吐出部150内に形成されているとしてもよい。
また、上記実施形態では、温度検出発振回路220の抵抗素子213と、第1の電圧供給回路242から出力される第1の電圧Vout1とは、共に負の温度特性を有するとしているが、これらは互いに対応していればよく、共に正の温度特性を有するとしてもよい。
また、上記実施形態では、温度検出発振回路220の抵抗素子213は、基準発振回路210の抵抗素子213と同じものであるとしているが、温度検出発振回路220の抵抗素子213は、温度特性を有するものであれば、基準発振回路210の抵抗素子213とは異なるものであるとしてもよい。このようにしても、2種類の温度特性を有する抵抗素子を回路の外部に設けたり、1種類の抵抗素子と水晶振動子を利用したりする従来の温度検出方法において避けられなかった実装面積の増加や部品点数の増加による耐久性の低下・コスト増加という問題を回避することができる。ただし、温度検出発振回路220の抵抗素子213を基準発振回路210の抵抗素子213と同じものとすると、製造工程の簡素化・効率化を実現することができる。
また、上記実施形態において、温度検出発振回路220の抵抗素子213の抵抗値は可変であるとしてもよい。このようにすれば、抵抗素子213の抵抗値を調整することにより、温度検出発振回路220により生成される温度検出クロック信号CLKtempの温度特性を調整することができ、温度検出部200による温度検出精度を向上させることができる。
また、上記実施形態では、第1の電圧供給回路242および第2の電圧供給回路244として、バンドギャップリファレンス回路を用いているが、上述した特性の第1の電圧Vout1および第2の電圧Vout2を出力できれば、他の構成の回路を用いてもよい。
また、上記実施形態では、印刷装置100は、ホストコンピューターHCから画像データを受信して印刷処理を行うとしているが、これに代えて、印刷装置100は、例えば、メモリーカードから取得した画像データや所定のインターフェイスを介してデジタルカメラから取得した画像データ、スキャナーによって取得した画像データ等に基づき印刷処理を行うものとしてもよい。また、上記実施形態では、画像データを受信した印刷装置100のメイン制御部120が、画像展開処理、色変換処理、インク色分版処理、ハーフトーン処理といった印刷実行のための演算処理を行うものとしているが、これらの演算処理はホストコンピューターHCにより実行されるとしてもよい。この場合には、印刷装置100は、ホストコンピューターHCによる演算処理によって生成された印刷コマンドを受信して、印刷コマンドに従った印刷処理を実行する。また、本発明は、印刷の際に印刷ヘッド140を搭載するキャリッジが往復移動するシリアルプリンタにも適用可能であるし、そのような往復移動を伴わないラインプリンタにも適用可能である。また、本発明は、インクカートリッジがキャリッジと共に往復移動するオンキャリッジ方式のプリンターにも適用可能であるし、インクカートリッジを装着するホルダーがキャリッジとは別の場所に設けられ、インクカートリッジから可撓性チューブ等を介して印刷ヘッド140にインクを供給するオフキャリッジ方式のプリンターにも適用することが可能である。また、本発明は、インク以外の液体(機能材料の粒子が分散された液状体やジェルなどの流状体を含む)を用いて印刷媒体に画像を形成する印刷装置にも適用可能である。
また、上記実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータープログラム)は、コンピューター読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピューター内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピューターに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
80…メイン側駆動回路
90…ヘッド側駆動回路
100…印刷装置
110…制御ユニット
112…ホストインターフェイス
114…紙送りモータードライバー
116…ヘッドドライバー
120…メイン制御部
122…CPU
124…RAM
126…ROM
139…フレキシブルフラットケーブル
140…印刷ヘッド
142…ヘッドインターフェイス
150…吐出部
156…ノズルアクチュエーター
160…スイッチングコントローラー
162…シフトレジスター
164…ラッチ回路
166…レベルシフター
168…選択スイッチ回路
172…紙送りモーター
200…温度検出部
210…基準発振回路
212…バイアス電流回路
213…抵抗素子
214,215…充電回路
217,218…放電回路
220…温度検出発振回路
230…クロック数カウント部
232…分周波段
234…デコーダー
236…周波数カウンター
238…AND回路
240…電圧供給部
242…第1の電圧供給回路
244…第2の電圧供給回路

Claims (5)

  1. 液体吐出装置であって、
    駆動信号を出力する駆動回路と、
    前記駆動信号に従い変形する複数の圧電素子を有し、前記圧電素子の変形によって膨張および収縮する圧力室に連通したノズル開口部から液体を吐出する液体吐出部と、
    前記駆動回路から各前記圧電素子への前記駆動信号の供給線を開閉すると共に、温度検出部を有する選択回路と、を備え、
    前記温度検出部は、
    温度によって変動する第1の電圧を出力する第1の電圧供給部と、
    温度によって変動しない第2の電圧を出力する第2の電圧供給部と、
    前記第1の電圧の温度特性に対応する温度特性を有する第1の抵抗素子を有し、前記第1の電圧をバイアス電圧として入力すると共に前記第2の電圧を検出電圧として入力し、前記第1の抵抗素子と前記バイアス電圧とにより発生するバイアス電流を用いてコンデンサーを充電する充電動作と前記コンデンサーの電圧が前記検出電圧に達したときに前記コンデンサーを放電する放電動作とを周期的に実行し、前記充電動作および前記放電動作の周波数に対応した第1のクロック信号を生成する第1の発振回路と、
    温度によって抵抗値が変動する第2の抵抗素子を有し、前記第2の電圧をバイアス電圧および検出電圧として入力し、前記第2の抵抗素子と前記バイアス電圧とにより発生するバイアス電流を用いてコンデンサーを充電する充電動作と前記コンデンサーの電圧が前記検出電圧に達したときに前記コンデンサーを放電する放電動作とを周期的に実行し、前記充電動作および前記放電動作の周波数に対応した第2のクロック信号を生成する第2の発振回路と、を有することを特徴とする、液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記第2の抵抗素子は、温度が上昇すると抵抗値が小さくなる負の温度特性を有し、
    温度が上昇すると、前記第2のクロック信号の周波数が高くなることを特徴とする、液体吐出装置。
  3. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記第2の抵抗素子は、温度が上昇すると抵抗値が大きくなる正の温度特性を有し、
    温度が上昇すると、前記第2のクロック信号の周波数が低くなることを特徴とする、液体吐出装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記第2の抵抗素子の抵抗値は可変であることを特徴とする、液体吐出装置。
  5. 駆動信号を出力する駆動回路と、前記駆動信号に従い変形する複数の圧電素子を有し、前記圧電素子の変形によって膨張および収縮する圧力室に連通したノズル開口部から液体を吐出する液体吐出部と、前記駆動回路から各前記圧電素子への前記駆動信号の供給線を開閉する選択回路とを備える液体吐出装置において、前記選択回路の温度を検出する方法であって、
    温度によって変動する第1の電圧を出力する工程と、
    温度によって変動しない第2の電圧を出力する工程と、
    前記第1の電圧をバイアス電圧として利用すると共に前記第2の電圧を検出電圧として利用して、前記第1の電圧の温度特性に対応する温度特性を有する第1の抵抗素子と前記バイアス電圧とにより発生するバイアス電流を用いてコンデンサーを充電する充電動作と前記コンデンサーの電圧が前記検出電圧に達したときに前記コンデンサーを放電する放電動作とを周期的に実行し、前記充電動作および前記放電動作の周波数に対応した第1のクロック信号を生成する工程と、
    前記第2の電圧をバイアス電圧および検出電圧として利用して、温度によって抵抗値が変動する第2の抵抗素子と前記バイアス電圧とにより発生するバイアス電流を用いてコンデンサーを充電する充電動作と前記コンデンサーの電圧が前記検出電圧に達したときに前記コンデンサーを放電する放電動作とを周期的に実行し、前記充電動作および前記放電動作の周波数に対応した第2のクロック信号を生成する工程と、を備えることを特徴とする、方法。
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