JP2014075189A - X線管 - Google Patents

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Abstract

【課題】平型管タイプのX線管において制御電極からの放電を防止する。
【解決手段】X線管1は、窓部3が形成されたX線不透過性の基板4と、窓部を閉止するX線透過窓8と、基板の内面側から窓部に設けたX線ターゲット9と、基板の内面側に取り付けられて内部が高真空とされた容器部5と、容器部内に設けられた陰極11と、電子を引き出す第1制御電極12と、電子線の照射範囲を規制する箱型の第2制御電極14とを有する。第2制御電極の角部20は、これを構成する3枚の板材の角が丸く加工されることにより湾曲状に形成されている。これにより、第2制御電極の角部への電界集中によって放電が発生する可能性が小さく、十分な耐電が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、高真空状態とされたパッケージの内部で電子源から電子を放出させてX線ターゲットに衝突させ、X線ターゲットから放出されたX線をパッケージのX線透過窓から外部に放射するX線管に係り、特に制御電極から発生する放電によりパッケージが損傷して真空度が低下する事象が生じないようにしたX線管に関するものである。
下記特許文献1には、空気にX線を照射してイオンガスを生成するためのX線発生装置が開示されている。このX線発生装置に用いられるX線管は、円柱状のパッケージ(バルブ)を本体としており、パッケージ内において、フィラメントから放出された電子は、フォーカスによって集束されて、X線ターゲットに衝突してX線を発生させ、このX線は出力窓(X線透過窓)を透過してパッケージの外部に出射される。
図8は、上述した特許文献1のX線管と同様、ガラス製の円柱状のパッケージ100を本体とする所謂丸型管と呼ばれるタイプのX線管の断面図である。この円柱状のパッケージ100は、その一端面にある円形の開口がベリリウムの膜からなるX線透過窓101で閉止されており、内部が高真空状態に保持されている。パッケージ100の内部において、X線透過窓101の内面にはX線ターゲット102が設けられている。またパッケージ100の他端面の側には、電子源であるカソード103と制御電極104が設けられている。そして、カソード103から放出された電子は制御電極104で加速され、集束されてX線ターゲット102に衝突し、X線透過窓101からパッケージ100の外にX線を放射するようになっている。なお図8中、X線透過窓101からパッケージ100の外に放射されるX線を模式的に符号Xで示すとともに、X線透過窓101におけるX線の放射の中心を符号Pで示した。
特開2005―116534号公報
しかしながら、図8に示した従来のX線管では、カソード103からの電子線がビーム状に絞られており、X線ターゲット102に衝突した位置を中心としてX線が放射状に広がる点状のX線照射であり(図8において符号Pで示す点が中心)、X線はX線透過窓101から出た後は円錐状に広がるため(図8において符号Xで示す)、照射対象物の大きさに対して有効な照射エリアが狭いという問題があった。従って、このように照射エリアが狭い丸型管のX線管を用いて広い範囲にX線を照射させるためには、多数のX線管を用い、これらを並べて使用する必要があり、設備コストやメンテナンス面での負担が大きかった。
また、X線を広範囲に照射するには、例えば対象物から遠ざけてX線を照射するということも考えられるが、照射対象物に所望のX線を照射するには、X線の照射強度を強くする必要がある。あわせて、不要な箇所にまでX線を照射することになり、X線漏洩の問題が生じてしまう。
そこで、本願発明の発明者等は、このような従来の丸型管タイプのX線管の問題点を解決するために、図9及び図10に示すような平型管タイプのX線管を発明した。このX線管は、ガラス製の1枚の背面板61と4枚の側面板62を箱型に組み立ててなる容器部51と、該容器部51の開放側周縁部にX線不透過性の金属からなる基板53とによって構成された箱形のパッケージ55を本体としている。該パッケージ55のX線放射側となる基板53には、細いスリット状の開口部52(例えば幅2mm程度)が形成されており、この開口部52には基板53の外側からチタン箔からなるX線透過窓54が取り付けられている。
パッケージ55の内部は高真空状態に保持されている。パッケージ55内において、基板53の開口部52に表れているX線透過窓54にはタングステン等のX線ターゲット56が設けられている。また、パッケージ55の内部には、X線透過窓54と反対側の内面に背面電極57が設けられ、その下方にはフィラメント状のカソード58と、カソード58から電子を引き出す第1制御電極59と、第1制御電極59が引き出した電子を加速する第2制御電極60が順次配設されている。
このX線管によれば、第1制御電極59によってカソード58から引き出された電子は第2制御電極60によって加速される。そして、X線ターゲット56と衝突して発生したX線は、X線透過窓54を透過してパッケージ55の外に放射される。
X線は基板53の開口部52で規制されたX線透過窓54から放射されるため、開口部52の細長いスリット形状の寸法を所望のサイズに設定すれば、X線が放射される領域を実質的に線状としてX線透過窓54のスリット幅でX線が広がるようにすることができる。このため、対象物の大きさに対応して有効な広さの照射エリアを比較的高い自由度で容易に設定することができ、照射エリアが狭い丸型管のX線管にはない効果を得ることができる。さらに、開口部52の寸法・形状を所望のサイズの矩形溝状等に形成すれば、X線透過窓54においてX線が放射される領域は円形のX線透過窓に比べて比較的容易に外形から判断できるため、X線を所定位置に精密に導く経路の設定をすることが比較的容易であるという利点もある。
図9及び図10に示す前述した平型管タイプのX線管によれば、パッケージ55は直方体状である。またこのパッケージ55内で、基板53と対面する背面板61の上に配置された第2制御電極60は、図9及び図11に示すような略直方体状であり、矩形の板状部材60aの四方を、これに対して直角に配置された4枚の板状部材60bに囲まれた箱型の構造となっている。そして、本願発明の発明者等は、このような平型管タイプのX線管を開発する過程において、パッケージ55内でターゲット56に衝突して反射した電子がパッケージ55の内面に帯電し、カソード58の電位を不安定化してしまうという不都合な事象が生じる可能性に気付いた。
そこで、本願発明の発明者等は、特に基板53と対面する背面板61の内面に電子が帯電することを防止するため、第2制御電極60のサイズを可及的に大きくし、基板53と対面する背面板61の内面をなるべく広い範囲で覆うようにすることを解決手段として検討した。
しかしながら、直方体状の第2制御電極60を、直方体状のパッケージ55の内面に近接したサイズにすると、直方体状の第2制御電極60の角部とパッケージ55の内面との距離が極めて近接した状態となる。X線ターゲット56に数kV程度の電圧を加えてX線の放射を行なう際には、基板53の全体に数kVの電圧が印加される。パッケージ55の容器部51は絶縁性材料から構成されてはいるが、数kVの電圧が印加された基板53の電位の影響を受けているため、上述したようにパッケージ55の内面と第2制御電極60の角部が近接した状態にあれば、第2制御電極60と基板53の間では図12に示すように放電Eが誘発され易い状態となる。このため、パッケージ55及び第2制御電極60の組立精度の如何によっては、あるいはX線ターゲット56に加わる電圧がさらに高く設定される場合等には、当該X線管の耐電圧性能が不十分になる可能性があった。
図13は、従来構造の平型管タイプのX線管の一例において、横軸にX線ターゲット電圧Eb[kV]をとり、縦軸に放電電流[μA]をとり、X線ターゲットの電流TI及び第2制御電極の電流GIを示したものであって、このデバイスの耐電圧特性を一例として示したグラフである。この図13から分かるように、従来構造の平型管タイプのX線管では、X線ターゲット電圧Ebが6〜8[kV]に達すると放電が始まり、X線ターゲット56と第2制御電極60に同等で向きが逆の放電電流が流れることが分かった。
このように、例えば図12に示すように第2制御電極60の角部から基板53と容器部51の接合部に放電が発生した場合には、接合部を気密に接合している鉛含有ガラスのシールが破壊され、また第2制御電極60の角部からX線ターゲット56に放電が発生した場合には、X線ターゲット56とX線透過窓54が破壊され、いずれの場合にもパッケージ55の気密状態が失われてリークが発生し、X線管として機能できない状態になってしまう。
本発明は上述したような課題に鑑みてなされたものであって、高真空状態とされたパッケージの内部に電子源や箱型の制御電極やX線ターゲット等を有する平型管タイプのX線管において、特に箱型の制御電極からの放電が生じてパッケージの真空度が低下する事象が発生しないようにすることを目的としている。
請求項1に記載されたX線管は、
窓部が形成されたX線不透過性の基板と、前記基板の外面側から前記窓部を閉止するように設けられたX線透過窓と、前記基板の内面側から前記窓部に設けられたX線ターゲットと、前記基板の内面側に取り付けられて内部が高真空状態とされた容器部と、前記容器部の内部に設けられて前記X線ターゲットに電子を供給する電子源と、前記容器部の内部で前記電子源と前記X線ターゲットの間に配置されて前記電子源から電子を引き出す第1制御電極と、前記容器部の内部で前記電子源と前記第1制御電極を覆うように配置されて電子線の照射範囲を規制する箱型の第2制御電極を備えたX線管において、
前記第2制御電極の角部を湾曲状に形成したことを特徴としている。
請求項2に記載されたX線管は、請求項1に記載のX線管において、
前記第2制御電極の稜線部を湾曲状に形成したことを特徴としている。
請求項3に記載されたX線管は、請求項1に記載のX線管において、
4つの角が湾曲状に形成された中央板部と前記中央板部の4辺に連続しており前記中央板部の前記各角に対応する角が湾曲状に形成された4枚の板体とからなる板材を、前記中央板部と前記板体の境で折り曲げ加工して前記第2制御電極を形成したことを特徴としている。
請求項4に記載されたX線管は、
窓部が形成されたX線不透過性の基板と、前記基板の外面側から前記窓部を閉止するように設けられたX線透過窓と、前記基板の内面側から前記窓部に設けられたX線ターゲットと、前記基板の内面側に取り付けられて内部が高真空状態とされた容器部と、前記容器部の内部に設けられて前記X線ターゲットに電子を供給する電子源と、前記容器部の内部で前記電子源と前記X線ターゲットの間に配置されて前記電子源から電子を引き出す第1制御電極と、前記容器部の内部で前記電子源と前記第1制御電極を覆うように配置されて電子線の照射範囲を規制する開口部を備えた第2制御電極を備えたX線管において、
前記第2制御電極を、前記開口部の長手方向と交差する方向の断面を中央部が突出した湾曲状に構成したことを特徴としている。
請求項1に記載されたX線管によれば、容器部の内部で電子源と第1制御電極を覆っている第2制御電極は容器部の内面に対面している。ここで、電子をX線ターゲットに衝突させてX線透過窓からX線を放出させるため、X線ターゲットに高電圧を印加すると、第2制御電極には容器部乃至基板との間で放電を発生させるような電界が加わることが考えられる。しかしながら、このX線管によれば、箱型の第2制御電極の角部が湾曲状になっているので、尖った部分への電界の集中によって放電が発生する可能性が小さく、十分な耐電圧を得ることができる。
請求項2に記載されたX線管によれば、箱型の第2制御電極の角部を湾曲状に形成することに加え、さらにその稜線部も湾曲状に形成したので、さらに高い耐電圧を達成することができる。
請求項3に記載されたX線管によれば、各角を湾曲状に加工した中央板部及び4つの板体からなる板材を折り曲げ加工して第2制御電極を製造したので、絞り加工に比べて製造コストを安価に抑えることができると同時に、出来上がった第2制御電極の角部には板材の湾曲した角で囲まれた孔が生じるため、角を湾曲状に加工しない場合の折り曲げ加工に比べて高い耐電圧性能を得ることができる。
請求項4に記載されたX線管によれば、容器部の内部で電子源と第1制御電極を覆っている第2制御電極は容器部の内面に対面している。ここで、電子をX線ターゲットに衝突させてX線透過窓からX線を放出させるため、X線ターゲットに高電圧を印加すると、第2制御電極には容器部乃至基板との間で放電を発生させるような電界が加わることが考えられる。しかしながら、このX線管の第2制御電極は、電子の照射範囲を規制する開口部の長手方向と交差する方向の断面形状を、中央部が突出した湾曲状となるように構成してあるので、尖った部分への電界の集中によって放電が発生する可能性が小さく、十分な耐電圧を得ることができる。
本発明の第1実施形態であるX線管の断面図である。 第1実施形態のX線管の第2制御電極を示す斜視図である。 第1実施形態のX線管の第2制御電極を折り曲げ加工で製造する前の展開状態を示す図である。 図3に示す展開された第2制御電極の一部を示す拡大図である。 X線管におけるX線ターゲット電流とX線ターゲット電圧の関係を示す耐電圧特性グラフ乃至放電電流特性グラフにおいて、第1実施形態のX線管と従来構造のX線管の各一例による結果を比較のために並列して示す図である。 X線管においてX線ターゲットに放電が発生した際の電圧(デバイスとしての耐電圧)の分布と平均値を示す耐電圧分布グラフであって、右側が複数の第1実施形態のX線管の耐電圧分布グラフ、左側が複数の従来構造のX線管の耐電圧分布グラフである。 本発明の第2実施形態であるX線管の断面図である。 従来の丸管型のX線管の断面図と、そのX線照射領域を模式的に示した図である。 本発明の発明者等が発明したX線管の断面図である。 本発明の発明者等が発明したX線管の正面図である。 本発明の発明者等が発明したX線管に設けられている第2制御電極の一部を示す斜視図である。 従来構造のX線管において、第2制御電極の角部を起点としてパッケージとの間に発生する放電の状態を模式的に示した断面図である。 従来構造のX線管の一例において、X線ターゲット電圧と、X線ターゲット電流及び第2制御電極の電流との各関係を示す耐電圧特性グラフである。
本発明の第1実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すX線管1は平型管タイプであり、箱型のパッケージ2を本体としている。このパッケージ2は、窓部3が形成されたX線不透過性の基板4と、基板4の内面となる側の面に取り付けられた箱型の容器部5によって構成されており、その内部は高真空状態に排気されている。基板4は、X線不透過性の426合金でできた矩形板であり、また容器部5はソーダライムガラスからなる背面板6と側面板7を組み立てて構成したものである。426合金とは42%Ni、6%Cr、残部Fe等の合金であり、ソーダライムガラスと熱膨張係数が略等しい。
図1に示すように、基板4の中央には、X線を外部に照射するために、細長い矩形状(又はスリット状)の開口である窓部3が形成されている。そして、基板4の外面側には、窓部3よりも大きいチタン箔からなるX線透過窓8が窓部3を閉止するように貼付されている。また、パッケージ2の内部において、基板4の窓部3の周囲の内面と、窓部3から覗くチタン箔のX線透過窓8の内面には、タングステンの膜が蒸着されることにより、X線ターゲット9が形成されている。X線ターゲット9は電子の衝突を受けてX線を放出する金属であり、モリブデンなどのタングステン以外の金属を用いることもできる。
次に、パッケージ2の内部の電極構成について説明する。
図1に示すように、パッケージ2の内部には、X線透過窓8と反対側の容器部5の内面(すなわち基板4と平行な背面板6の内面)に、ガラスへの帯電を防止するための背面電極10が設けられている。背面電極10の直上には、電子源である線状の陰極11が張設されている。陰極11は、タングステン等からなるワイヤー上の芯線の表面に炭酸塩を施したものであり、芯線を通電加熱することで熱電子を放出することができる。
陰極11の上方には、陰極11から電子を引き出すための第1制御電極12が設けられている。第1制御電極12には、スリット状の開口部13が形成されており、その開口部13内にはメッシュが設けられている。
第1制御電極12の上方には、電子線の照射範囲を規制する第2制御電極14が設けられている。第2制御電極14は、矩形の中央板部15の四方を板体16に囲まれた箱型の電極部材であり、背面電極10と陰極11と第1制御電極12を囲んで背面板6の内面上に配置されている。第2制御電極14の中央板部15には、線状の陰極11と対応する位置に、スリットの開口部17が形成されている。この開口部17は、第1制御電極12の開口部13よりも幅が小さく、第1制御電極12の開口部13と同様にメッシュが形成されている。
本実施形態のX線管1の電極構造によれば、第2制御電極14の開口部17は、基板4の窓部3及びその近傍に設けられたX線ターゲット9に対応した配置で形成されており、第1制御電極12に引き出されて陰極11から放出された電子の放射範囲を規制し、基板4のX線透過窓8に設けられたX線ターゲット9とその周辺に電子を衝突させ、X線ターゲット9から効率的にX線を発生させてパッケージ2外に取り出せるようになっている。また、第2制御電極14とX線ターゲット9の距離も、X線透過窓8に電子が適切な状態で衝突するために適した値に設定されている。
また、陰極11は、所定の電位が印加された第2制御電極14等によって周囲を囲われた構成となるので、容器部5の内面の帯電の影響を受けにくい。特に背面板6の内面を帯電させないことによって、陰極11の周囲の電位を安定化させることができ、これにより安定して電子をX線ターゲット9に供給することができる。
なお、制御電極は、第1制御電極12、第2制御電極14に加えて、線状の陰極11とX線ターゲット9の距離、管電圧、あるいはX線透過窓8から取り出すX線の集束度合いに応じて追加しても良い。
また、第1制御電極12と第2制御電極14は、ソーダライムガラス製の容器部5と熱膨張係数をほぼ等しくするために、基板4と同様、426合金を使用することが望ましい。なお、容器部5の材質がソーダライムガラス以外のガラス板の場合、基板4と第1制御電極12及び第2制御電極14は、容器部5の熱膨張係数に略等しくなるように他の材質の金属板を使用しても良い。
図2を参照して、本実施形態のX線管における第2制御電極14の特徴について説明する。図2は、図1において破線で囲んで示した第2制御電極14の角部20を拡大して示す斜視図である。前述した通り、本実施形態のX線管1の第2制御電極14は箱型であるが、図2に示すように、その角部20は尖ってはおらず、湾曲状に形成されている。ここで湾曲状とは、球面乃至曲面の一部からなる滑らかな凸面の形状のみを意味するものではなく、さらに、箱型の角を構成するために接している中央板部15及び2枚の板体16,16の3つの平面の各頂点が曲線状に加工されている構造も含むものとする。すなわち、図2に示した第2制御電極14の角部20の構造では、互いに接している中央板部15及び2枚の板体16,16の3つの平面の各頂点が、中心角度が略90度程度の円弧状(所謂R状)に加工されており、その角部20には内部に連通する孔が開いた状態となっているが、この孔の周囲はすべて湾曲状となっている。
図3及び図4を参照して、このような湾曲状の角部20を有する第2制御電極14のさらに具体的な形状乃至構造と、その製造方法について説明する。図3は、第2制御電極14をプレスによる折り曲げ加工で製造する場合の加工前の平面図であり、図4は図3の一部拡大図である。これらの図は、組み立て後にX線ターゲット9に対面する側を上面として示している。
図3及び図4に示すように、第2制御電極14は、開口部17及びメッシュが形成された矩形の中央板部15と、中央板部15の各辺に連続して設けられ、中央板部15の四方を囲む4枚の板体16とを有している。中央板部15の4つの角と、4枚の板体16の各4つの角は、すべて中心角度が略90度程度の円弧状(所謂R状)であり、その円弧の中心半径が例えば1mm(JISの製図記号ではR1)となるように加工されている。
前述した通り、本実施形態では、中央板部15と各板体16の境界部はプレスによって折り曲げ加工するが、折り曲げ加工によれば、その結果として得られる箱型の稜線、すなわち、中央板部15と各板体16の境界部は鋭利な状態にはならず、辺に直交する断面で見れば湾曲形状になっている。
図3及び図4に示すように、4枚の板体16のうち、中央板部15の2つの長辺に連続する2枚の長手の板体16には、その外側の辺の各2箇所から、外方に向けて細長い板状の外部端子22が延設されている。これら4本の外部端子22は、組み立てられたX線管の内部に配置された第2制御電極14からパッケージの封止部を気密に貫通して外部に導出される配線部材である。
図5及び図6を参照して、第2制御電極14の構造に由来する本実施形態のX線管における効果について説明する。
本実施形態のX線管1によれば、第2制御電極14は、容器部5の内部において箱型の構造で陰極11と第1制御電極12を覆っており、電極類の中で一番外側にあるため、容器部5の内面に直接対面している。そして第2制御電極14は、特に背面板6に電子をチャージさせないようにするため、背面板6の大部分を覆うような大きさに形成されており、従ってその角部20はパッケージ2の内面に近接した位置にある。
ここで、X線を放出するため、X線ターゲット9に数kV程度の高電圧を印加すると、第2制御電極14には強い電界が加わる。しかしながら、このX線管1によれば、図2に示すように箱型の第2制御電極14の角部20が前述した通り湾曲状になっており、さらに稜線部30も湾曲状になっているため、これらの部分への電界の集中によって放電が発生する可能性が小さく、十分な耐電圧を得ることができた。すなわち、放電は未然に防止され、放電によるパッケージの損傷等によるリークの発生は確実に防止できる。
図5は、X線管1におけるX線ターゲット電流とX線ターゲット電圧の関係を示す耐電圧特性グラフ又は放電電流特性グラフであり、第1実施形態のX線管と、従来構造のX線管の各一例による結果を、比較のために並列にして示したものである。なお、従来構造のX線管とは、図4に示した第1実施形態のX線管における第2制御電極と異なり、中央板部の4つの角が直角であり、中央板部の4辺に連続している4枚の板体の角も直角であるような材料を用い、中央板部と板部の境界を折り曲げ加工で直角に曲げて箱型の第2制御電極を形成したものである。従って、このように製造された第2制御電極の角部には、図11に示すように第1実施形態のような周囲が湾曲状の孔はなく、直角である各板材の角部が接合した閉止された尖った状態になっている。実験においては、背面電極10、陰極11、第1及び第2制御電極12,14の印加電圧を電流が流れない0Vとしておき、陽極となるX線ターゲット9に加えるX線ターゲット電圧(図5の横軸のEb[kV]に相当)を徐々に増加させながら、第2制御電極14からX線ターゲット9に流れる電流(図5の縦軸の「放電電流」に相当)の増大を調べる。その結果、放電電流が1.5μAを越えたところのX線ターゲット電圧Ebをもって耐電圧とする。すなわち、この耐電圧以上では、第2制御電極14とX線ターゲット9との絶縁が破壊されて第2制御電極14からX線ターゲット9に過大な放電電流が流れることとなる。
図5に示すように、箱型の第2制御電極の角部が尖った形状である従来構造のX線管を用いた実験によれば、第2制御電極の尖った角部に電界が集中するために放電が発生しやすく、X線ターゲット電圧Ebが8kVで放電電流が1.5μAを越え、第2制御電極からX線ターゲット乃至容器部の内面側に放電が発生している。これに対し、本実施形態のX線管1の一例によれば、放電が発生するのはX線ターゲット電圧Ebが概ね13kVを越えた後であり、従来に比べて高い耐電圧を示した。
図6は、図5に示すような実験を、複数の第1実施形態のX線管1と、複数の従来構造のX線管について行なった結果から得た耐電圧分布グラフであり、X線管の耐電圧の分布と平均値を示すものである。左側が従来構造のX線管の耐電圧分布グラフであり、右側が第1実施形態のX線管1の耐電圧分布グラフである。左側に示す従来構造のX線管の耐電圧分布グラフによれば、耐電圧の分布は7〜12kVであり、その平均値は9.5kVである。これに対し、右側に示す第1実施形態のX線管1の耐電圧分布グラフによれば、耐電圧の分布は11〜14kVであり、その平均値は13kVであり、分布範囲及び平均値のいずれについても従来構造のものよりも高い。
以上説明した第1実施形態では、中央板部の4辺に4枚の板体が連続している板材を用意し、中央板部と各板体の境界を折り曲げ加工することによって第2制御電極を形成しており、その際、出来上がった箱型の第2制御電極の角部が湾曲状となるように、中央板部の4つの角を湾曲状にするとともに、中央板部の前記各角に対応する板体の各角を湾曲状にしており、第2制御電極の角部には周囲が湾曲状となった孔が形成されるようにした。上述したように、このような構造であっても、箱型構造の角部が尖った形状のものよりは高い耐電圧性能が得られるし、また折り曲げ加工であるために製造コストも安価に抑えることができる。
なお、第2制御電極の角部を湾曲状に形成する製造方法としては、上記第1実施形態で説明した折り曲げ加工による構造の他、これよりもコスト的にはやや高くなるが、絞り加工を採用することもできる。
本発明の第2実施形態を図7を参照して説明する。
図7に示すX線管1’は、第1実施形態と基本的構造が同一の平型管タイプであるため、第1実施形態と異なる第2制御電極24の構造を中心に説明し、その他の部分については第1実施形態に関する説明を援用し、図7には第1実施形態に対応する符号を付すものとする。
本実施形態における第2制御電極24は、図7に示すように、開口部25の長手方向と交差する方向の断面がかまぼこ状であり、中央部が突出した湾曲状、又は円筒形を軸方向に平行で軸を通過する断面で2等分割した場合の一方のような形状に構成されている。
本実施形態のX線管1’によれば、容器部5の内部で陰極11と第1制御電極12を覆っている第2制御電極24は電極類の一番外側にあるため、容器部5の内面に直接対面している。そして第2制御電極24は、特に背面板6に電子をチャージさせないようにするため、背面板6の大部分を覆うような大きさに形成されている。
しかしながら、このX線管1’によれば、電子の照射範囲を規制する開口部25の長手方向と交差する方向の断面形状を、中央部が突出した湾曲状となるように構成してあるので、全体として周状の外形となり、部分的にも尖った角部や稜線部がないため、放電を誘発する電界の集中が起きにくくなっている。さらに、いずれの部分においても、パッケージ2の内面からの距離が従来の箱型の第2制御電極に比べて大きくなっている。
ここで、X線を放出するためにX線ターゲット9に数kV程度の高電圧を印加し、従来の箱型の第2制御電極であれば放電が発生するような電界が加わったとしても、このX線管1’によれば、尖った部分への電界の集中によって放電が発生する可能性が小さく、またパッケージ2の内面からの距離が従来よりも大きいので、十分な耐電圧を得ることができた。すなわち、放電は未然に防止され、放電によるパッケージ2の損傷等によるリークの発生は確実に防止できる。
1,1’…X線管
2…パッケージ
3…窓部
4…基板
5…容器部
8…X線透過窓
9…X線ターゲット
11…電子源としての陰極
12…第1制御電極
14…第2制御電極
17…第2制御電極14の開口部
20…角部
24…第2制御電極
25…第2制御電極24の開口部
30…稜線部

Claims (4)

  1. 窓部が形成されたX線不透過性の基板と、前記基板の外面側から前記窓部を閉止するように設けられたX線透過窓と、前記基板の内面側から前記窓部に設けられたX線ターゲットと、前記基板の内面側に取り付けられて内部が高真空状態とされた容器部と、前記容器部の内部に設けられて前記X線ターゲットに電子を供給する電子源と、前記容器部の内部で前記電子源と前記X線ターゲットの間に配置されて前記電子源から電子を引き出す第1制御電極と、前記容器部の内部で前記電子源と前記第1制御電極を覆うように配置されて電子線の照射範囲を規制する箱型の第2制御電極を備えたX線管において、
    前記第2制御電極の角部を湾曲状に形成したことを特徴とするX線管。
  2. 前記第2制御電極の稜線部を湾曲状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のX線管。
  3. 4つの角が湾曲状に形成された中央板部と前記中央板部の4辺に連続しており前記中央板部の前記各角に対応する角が湾曲状に形成された4枚の板体とからなる板材を、前記中央板部と前記板体の境で折り曲げ加工して前記第2制御電極を形成したことを特徴とする請求項1に記載のX線管。
  4. 窓部が形成されたX線不透過性の基板と、前記基板の外面側から前記窓部を閉止するように設けられたX線透過窓と、前記基板の内面側から前記窓部に設けられたX線ターゲットと、前記基板の内面側に取り付けられて内部が高真空状態とされた容器部と、前記容器部の内部に設けられて前記X線ターゲットに電子を供給する電子源と、前記容器部の内部で前記電子源と前記X線ターゲットの間に配置されて前記電子源から電子を引き出す第1制御電極と、前記容器部の内部で前記電子源と前記第1制御電極を覆うように配置されて電子線の照射範囲を規制する開口部を備えた第2制御電極を備えたX線管において、
    前記第2制御電極を、前記開口部の長手方向と交差する方向の断面を中央部が突出した湾曲状に構成したことを特徴とするX線管。
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