JP2014074307A - 遮断弁制御装置及び遮断弁制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貯水槽4に貯水されている水の水位を計測する水位計測装置3から取得した瞬時水位データが時系列で格納されている瞬時データ記憶部11と、地震検知計測装置2によって地震が検知されると、地震検知計測装置2から取得した地震強度と、瞬時データ記憶部11に格納されている瞬時水位データのうち、地震の発生時から直近の水位である直近水位と、を基に、貯水槽4に設置されている緊急遮断弁7における閉弁の要否を判定する判定処理部12と、判定処理部12の判定に従って緊急遮断弁7の開閉を行う遮断弁制御部14と、判定処理部12によって判定された閉弁の要否を入出力部17に表示させる入出力処理部16と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2には、水位データによる漏水検知についての技術が記載されている。また、特許文献2には、貯水槽の水位降下量を時系列的に算出して、貯水槽の後段に配置されているプラントの異常放水又は漏水を判断することが記載されている。
さらに、特許文献3には、上水道配管系の管路のいずれかの位置が地震等により破損し、水が大量に流出するのを、その付近に設置されている緊急遮断弁により閉じて防止することが記載されている。
さらに、特許文献3に記載の技術は、特許文献2に記載の技術と同様に検知に遅れ時間が発生するという問題点がある。
図1は、本実施形態に係る緊急遮断弁制御システムの構成例を示す図である。
緊急遮断弁制御システムZにおいて、浄水場や配水場等の上流側水道施設(図示せず)からの送水は流入管5から貯水槽(貯水部)4へ流入する。貯水槽4で貯留された水は流出管6から需要者あるいは下流側貯水槽(図示せず)等へ配水される。貯水槽4は上流側水道施設からの送水量と下流側需要量の時間変動を調整する機能や、貯水量に応じて需要者への断水影響を軽減する機能や、地震災害時には飲料水や医療用水等生命維持に必要な水量を貯水する機能等を有している。貯水槽4の流出口側には緊急遮断弁(遮断弁)7が設置される。緊急遮断弁7は地震発生時の水道施設の損壊や停止等に起因する貯留水の流出を防止し、主に飲料水、医療用水を確保する目的で設置されている。緊急遮断弁7は貯水槽4の流入側に設置してもよいし、流出口から離れた場所に設置してもよい。緊急遮断弁7は制御装置(遮断弁制御装置)1から閉弁信号を受信すると速やかに機械的に閉弁動作を開始する。
検定部10は、地震検知計測装置(地震検知計測部)2から地震強度計測データを取得する。また、検定部10は、水位計測装置(水位計測部)3から水位計測データも取得する。そして、検定部10は、取得した地震強度計測データ、水計計測データそれぞれが正常であるか否かを検定した後に、正常な場合のみ地震強度瞬時データ、水位瞬時データとして瞬時データ記憶部11に時系列的に格納する。なお、検定については後記する。
以降、地震強度瞬時データ、水位瞬時データを合わせて瞬時データと適宜称する。
信号出力部15は、遮断弁制御部14の制御指示に基づいて、閉弁出力信号等を緊急遮断弁7に出力する。
入出力処理部16は、入出力部17を介して入力された情報を判定条件記憶部13や、瞬時データ記憶部11に反映したり、瞬時データ記憶部11や、判定条件記憶部13に格納されているデータや、判定処理部12による閉弁の要・不要の判定結果を入出力部17のディスプレイに表示したりする。
入出力部17は、ディスプレイや、キーボード等の入出力手段であり、判定条件501の編集を行ったり、図8で後記する監視画面700等を表示したりする。また入出力部17は、外部装置とのデータ送受信用の通信インタフェース機能を兼ねてもよい。このようにすることで、通信回線等を介して、遠方に設置されている端末(不図示)との情報の送受信を行ってもよい。
図2は、本実施形態に係る検定部の構成例を示す図である。
検定部10は計測データ受信部101、検定処理部102を有している。
計測データ受信部101は、例えば、1〜5Vの電圧のアナログ信号仕様である、地震強度計測データ、水位計測データ等の計測データを地震検知計測装置2及び水位計測装置3それぞれから受信する。さらに、計測データ受信部101は、受信したアナログ信号である地震強度計測データ、水位計測データをデジタル信号に変換し、検定処理部102にわたす。
検定処理部102は、わたされた計測データを検定する。検定処理部102における処理の詳細は図4で後記する。
図3は、本実施形態に係る制御装置のハードウェア構成を示す図である。
図3に示すように、制御装置1はPC(Personal Computer)等で構成されており、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、通信インタフェース304及びHD(Hard Disk)305が、バス306を介して互いに接続されている。
図1の検定部10、判定処理部12、遮断弁制御部14、図2の検定処理部102は、HD305に格納されているプログラムが、RAM302に展開され、CPU301によって実行されることで具現化する。
また、図1の瞬時データ記憶部11、判定条件記憶部13はHD305に対応する。
図4は、本実施形態に係る検定部における処理の手順を示すフローチャートである。
まず、計測データ受信部101が計測データを受信する(S101)。計測データ受信部101は、計測データを受信すると、これらの計測データをアナログデータからデジタルデータに変換した後、検定処理部102へわたす。
ステップS102の結果、地震検知計測装置2や水位計測装置3の損傷や、信号伝送路の障害等により、瞬時データが異常であると判定された場合(S102→No)、検定処理部102は、その計測データを破棄し(S103)、瞬時データ記憶部11には格納しない。
ステップS102の結果、検定処理部102によって、受信した瞬時データが正常範囲内の値である場合(S102→Yes)検定処理部102は、その地震強度計測データ及び水位計測データを、地震強度瞬時データ及び水位瞬時データとして瞬時データ記憶部11に格納する(S104)。このようにして、瞬時データ記憶部11に地震強度瞬時データ及び水位瞬時データそれぞれが時系列的に格納される。
図5は、本実施形態に係る判定条件の例を示す図である。
ここで、判定条件501のレコードをデータセットと称することとする。
判定条件501は、データセット毎に「最大加速度(単位:gal)」、「水位(単位:m)」、「閉弁要否」が対応付けられて格納されている。
「最大加速度」のフィールドには最大加速度の範囲がデータセット毎に格納されている。
また、「水位」のフィールドには水位の範囲がデータセット毎に格納されている。
さらに、「閉弁要否」のフィールドには、緊急遮断弁7(図1)の閉弁の要(閉弁要)・不要(閉弁不要)が定義されている。
ここで、水位において「−」と記述されている箇所は、水位に関係なく地震強度瞬時データのみで緊急遮断弁7の閉弁の要・不要を判定することを意味している。
次に、図1及び図5を参照しつつ、図6に沿って制御装置1における処理手順を説明する。
図6は、本実施形態に係る制御装置における処理手順を示すフローチャートである。
まず、判定処理部12は、地震検知計測装置2から地震を検知した旨の通知を受信したか否かを判定する(S201)。ステップS201の検知は、地震検知計測装置2による検知でもよいが、制御装置1に備えられている図示しない地震検知計測装置で検知されてもよい。
ステップS201の結果、地震を検知していない場合(S201→No)、判定処理部12はステップS201へ処理を戻す。
ステップS201の結果、地震を検知した場合(S201→Yes)、判定処理部12は、瞬時データ記憶部11から直近の地震強度瞬時データを読み出す(S202)。なお、地震検知計測装置2が故障していない場合、判定処理部12は、地震強度瞬時データではなく、地震検知計測装置2から取得した地震強度をそのまま使用してもよい。
次に、判定処理部12は、瞬時データ記憶部11から水位瞬時データを読み出す(S203)。
そして、判定処理部12は、判定条件501を基に、緊急遮断弁7の閉弁要か否かを判定する(S204)。ステップS204の処理は、後記して説明する。
ステップS204の結果、緊急遮断弁7の閉弁不要と判定された場合(S204→No)、判定処理部12はステップS201へ処理を戻す。つまり、制御装置1は緊急遮断弁7を閉弁しない。
ステップS204の結果、緊急遮断弁7の閉弁要と判定された場合(S204→Yes)、判定処理部12は、遮断弁制御部14に閉弁信号を出力させることで、緊急遮断弁7の閉弁を指示し(S205)、ステップS201へ処理を戻す。
ここで、図1及び図5を参照しつつ図6のステップS204の処理を詳細に説明する。
図7は、本実施形態に係る緊急遮断弁の閉弁要否の判定処理(図6のステップS204)の詳細な手順を示すフローチャートである。
判定処理部12は、図6のステップS202で読み出した地震強度瞬時データと、判定条件501の最大加速度とを基に、判定条件501におけるデータセットを抽出する(S301)。
次に、判定処理部12は、図6のステップS203で読み出した水位瞬時データが、抽出されたデータセットにおける「水位」に設定された条件範囲内であるか否かを判定する(S302)。なお、図3のデータセット1,6のように、水位に「−」が設定されている場合、判定処理部12は無条件に条件範囲内と判定する。
ステップS302の結果、抽出されたデータセットにおける水位に設定された条件範囲外である場合(S302→No)、判定処理部12は、緊急遮断弁7の閉弁不要(つまり、緊急遮断弁7の閉弁不要:図6のS204→No)と判定し(S303)、図6のステップS201へリターンする。
ステップS304の結果、閉弁不要である場合(S304→No)、判定処理部12は、緊急遮断弁7の閉弁不要(つまり、緊急遮断弁7の閉弁不要:図6のS204→No)と判定し(S303)、図6のステップS201へリターンする。
ステップS304の結果、閉弁要である場合(S304→Yes)、判定処理部12は、緊急遮断弁7の閉弁要(つまり、図6のS204→Yes)と判定し(S305)、図6のステップS205へリターンする。
「データセット1」の「水位」は「−」であり、「閉弁要否」は「閉弁不要」であることから、判定処理部12は水位瞬時データの値にかかわらず緊急遮断弁7の閉弁不要と判定する(S302→Yes,S304→Yes,S305)。
「データセット4」の「水位」は「3.5m以上で」あるので、図6のステップS302において、判定処理部12は条件範囲内と判定する(S302→Yes)。
そして、「データセット4」において「閉弁要否」は「閉弁要」であるため、図6のステップS304において、判定処理部12は緊急遮断弁7の閉弁要と判定する(S304→Yes,S305)。
「データセット6」の「水位」は「−」であり、「閉弁要否」は「閉弁要」であることから、判定処理部12は水位瞬時データの値にかかわらず緊急遮断弁7の閉弁要と判定する(S302→Yes,S304→Yes,S305)。
「データセット4」の「水位」は「3.5m〜」であるため、検知された水位瞬時データ「2.3m」は条件範囲外である。従って、判定処理部12はステップS302で条件範囲外と判定し、閉弁不要と判定する(S302→No,S303)。
これは、例え、ある程度強度の大きい地震がきても、貯水槽4の水位が低ければ緊急遮断弁7の閉弁を行わないことを意味する。
図8は、本実施形態に係る監視画面の一例を示す図である。
監視画面700は、監視エリア710、緊急遮断弁状態エリア720及び判定条件表示エリア730を有する。
監視エリア710には、最大加速度(つまり、地震強度)、配水池の水位(配水池水位)それぞれについて計測データ及び瞬時データが表示される。これは、前記したように、計測データが異常値と判定された場合、破棄されることがあることから、計測データと瞬時データとが異なることがあるため、ユーザに計測データの確認をさせるためである。なお、計測データの表示は省略してもよい。
また、監視エリア710には、計測データ及び瞬時データに基づく緊急遮断弁7の状態が表示されている。緊急遮断弁7の状態は、「全開」、「閉動作中」、「全閉」等が表示される。なお、緊急遮断弁7の状態は現在の緊急遮断弁7の状態であってもよい。
また、本実施形態によれば、瞬時データ記憶部11に予め格納されている瞬時データによる判定のため地震による地震検知計測装置2の破損や、電源喪失による地震検知計測装置2や、水位計測装置3の停止等といったリスクを排除できる。
さらに、貯水槽4毎に地震強度、水位等の様々な条件をデータセットで定義可能なため、例えば、貯水槽4の数と接続構成、通水量の24時間パターン、貯水槽4の耐振化対策の要否、震災後の応急対策等を考慮して判定条件501を設定することができるので、水道事業体毎の実情に沿った地震時対応施策を実現できる。
次に、図9及び図10に、具体的な配水システム及び浄水システムに対し、本実施形態に係る緊急遮断弁制御システムZ(図1)を適用した例を示す。
図9は、本実施形態に係る配水システムの一例を示す図である。
配水システム800では、第1給水ポンプP1と第2給水ポンプP2とを使い、流入管5を介して河川等の水源より水を汲み上げてファームポンド801(貯水槽4)へ貯め、このファームポンド801より流出管6を経て飲料水や、灌漑水を必要とする地域に水を分配するものである。水源からファームポンド801への給水量は、流入管5の適所に設けた電磁流量計851等によって計測され、流出管6からの配水量も同様に電磁流量計852等によって計測されている。また、余分な水はオーバーフロー管804から捨てられる。流出管6には、緊急遮断弁7が設けられている。
図10は、本実施形態に係る浄水システムの一例を示す図である。なお、図10では、主な設備についてのみ符号を付し、説明をすることとする。
浄水システム900は、浄水製造設備905と洗浄排水処理設備910とで構成される。
浄水製造設備905は、主として着水井912、沈殿池914、砂濾過池916(貯水槽4)から構成される。
本実施形態では、判定条件501におけるデータセットの構成を地震強度と水位の2つのデータの組み合わせとして説明したが、貯水槽4への流入流量、貯水槽4からの流出流量等の流量データや、残留塩素、pH、濁度等の水質データと組み合わせた構成としてもよい。
また、本実施形態では、地震検知計測装置2における地震強度計測データとして、最大加速度が用いられているが、これに限らず、震度、震度階級、加速度等が使用されてもよい。
水位計測装置3として、電波式水位計、水晶式水位計、水圧式水位計、超音波式水位計等が考えられる。また、地震検知計測装置2として、地震計等が考えられる。
瞬時データ記憶部11において、過去の瞬時データは破棄してもよいし、所定期間前の瞬時データを破棄するようにしてもよい。
また、地震検知計測装置2や、水位計測装置3は複数設置されてもよい。このようにすることで、地震発生時において地震検知計測装置2や、水位計測装置3が破損しても、他の地震検知計測装置2や、水位計測装置3を使用することができる。
そして、本実施形態では、遮断弁として緊急遮断弁7が用いられているが、制御装置1で制御可能なものであれば、緊急遮断弁7に限らず、通常の遮断弁でもよい。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
2 地震検知計測装置(地震検知計測部)
3 水位計測装置(水位計測部)
4 貯水槽(貯水部)
5 流入管
6 流出管
7 緊急遮断弁(遮断弁)
10 検定部
11 瞬時データ記憶部(記憶部)
12 判定処理部
13 判定条件記憶部(記憶部)
14 遮断弁制御部
15 信号出力部
16 入出力処理部(表示処理部)
17 入出力部(表示部)
101 計測データ受信部
102 検定処理部
501 判定条件
700 監視画面
710 監視エリア
720 緊急遮断弁状態エリア
730 判定条件表示エリア
800 配水システム
900 浄水システム
Z 緊急遮断弁制御システム
Claims (10)
- 貯水部に貯留されている水の水位を計測する水位計測部から取得した水位が時系列で格納されている記憶部と、
地震検知計測部によって地震が検知されると、前記地震検知計測部から取得した地震強度と、前記記憶部に格納されている水位のうち、前記地震の発生時から直近の水位である直近水位と、を基に、前記貯水部に設置されている遮断弁における閉弁の要否を判定する判定処理部と、
前記判定処理部の判定に従って前記遮断弁の開閉を行う遮断弁制御部と、
前記判定処理部によって判定された前記閉弁の要否を表示部に表示させる表示処理部と、
を有することを特徴とする遮断弁制御装置。 - 前記水位計測部から取得した前記水位が適正であるか否かを判定し、適正であると判定した前記水位を前記記憶部に格納する検定部
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の遮断弁制御装置。 - 前記記憶部には、前記地震検知計測部から取得した地震強度が時系列で格納されており、
前記判定処理部は、
前記記憶部に格納されている前記地震強度のうち、前記地震の発生時から直近の前記地震強度を、前記地震検知計測部が計測した地震強度として、前記遮断弁の閉弁の要否を判定する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遮断弁制御装置。 - 前記地震検知計測部から取得した前記地震強度が適正であるか否かを判定し、適正であると判定した前記地震強度を前記記憶部に格納する検定部
を有することを特徴とする請求項3に記載の遮断弁制御装置。 - 前記判定処理部は、
前記地震検知計測部から取得した前記地震強度が、第1の値以下である場合、前記直近水位にかかわらず、前記遮断弁を開弁状態とする
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遮断弁制御装置。 - 前記判定処理部は、
前記地震強度が、第2の値以上である場合、前記直近水位にかかわらず、前記遮断弁を閉弁状態とする
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遮断弁制御装置。 - 前記記憶部には、前記地震強度の範囲である地震強度範囲、前記水位の範囲である水位範囲及び前記遮断弁の閉弁の要否に関する情報が対応付けられた判定条件が格納されており、
前記判定処理部は、
前記地震強度及び前記直近水位が、前記判定条件で対応付けられている前記地震強度範囲及び前記水位範囲のそれぞれに含まれている場合、前記判定条件において、該当する前記地震強度範囲及び前記水位範囲に対応付けられている前記遮断弁の閉弁の要否に関する情報に従うよう判定し、
前記地震強度及び前記直近水位が、前記判定条件で対応付けられている前記地震強度範囲及び前記水位範囲の少なくとも一方に含まれていない場合、前記遮断弁を開弁状態とする
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の遮断弁制御装置。 - 前記水位計測部は、配水システム又は浄水システムに設けられている前記貯水部に設置される
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の遮断弁制御装置。 - 貯水部に設けられている遮断弁の開閉を制御する遮断弁制御装置における遮断弁制御方法であって、
前記遮断弁制御装置は、
前記貯水部に貯留されている水の水位を計測する水位計測部から取得した水位が時系列で格納されている記憶部を有しており、
前記遮断弁制御装置が、
地震検知計測部によって地震が検知されると、前記地震検知計測部から取得した地震強度と、前記記憶部に格納されている水位のうち、前記地震の発生時から直近の水位である直近水位と、を基に、前記貯水部に設置されている遮断弁における閉弁の要否を判定し、
前記判定に従って前記遮断弁の開閉を行うとともに、前記判定された前記閉弁の要否を表示部に表示させる
ことを有することを特徴とする遮断弁制御方法。 - 前記遮断弁制御装置は、
前記水位計測部から取得した前記水位が適正であるか否かを判定し、適正であると判定した前記水位を前記記憶部に格納する
ことを特徴とする請求項9に記載の遮断弁制御方法。
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