JP2014074294A - 照明具 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力が少なく、照明対象物に対し簡易に設置でき、照明対象物に対する照明部の姿勢等の設置状態にかかわらず照明に求められる電力の供給を簡易に行なうことができる照明具を提供する。
【解決手段】発光ダイオードLEDを光源とする発光部と、その点灯消灯動作制御部と、充電池部と、充電池部に電力を供給する太陽電池部Sと、電池部Sの方向調節機構40を含んでおり、発光部、制御部及び充電池部は照明部10を形成しており、照明部10は照明対象物6を発光部で照明するために照明部を支持する支持体70への連結部を含み、太陽電池部は方向調節機構40を介して照明部10に取り付けられており、受光部s1の方向を方向調節機構40により調節可能である照明具100。
【選択図】図9

Description

本発明は夜間等のために暗くて見え難い状態におかれた道路標識、看板等を照明するための照明具に関する。
例えば看板のようなものを照明するための照明具は、これまで、電球照明や蛍光灯照明を利用した様々のタイプのものが提案され、実用に供されてきた。
道路標識についてみると、光透過可能な表示部を有する標識本体に、通常の電球や蛍光灯にくらべると低消費電力で済む発光ダイオード(LED)を利用した照明部を設け、該照明部で前記光透過可能な表示部を裏側から照明するものが提案されている(特開2007−169977号公報、特開2011−226247号公報参照)。
また、太陽電池を利用したものも提案されている。
例えば、特開2006−283534号公報には、蓄光性塗料で描いた標識部や絵柄等に電気エネルギーを太陽電池から受け得るLEDで光照射して蓄光させ、暗くなってくると、さらに、超高輝度LEDを点滅させる道路標識、災害時の避難誘導標識等に利用できる標識装置が記載されている。
特開2007−169977号公報 特開2011−226247号公報 特開2006−283534号公報
しかしながら、従来の道路標識、看板等を照明するための照明具は、電球照明や蛍光灯照明を利用したものは消費電力が大きく、電力供給の点で設置が大掛かりとなる傾向があり、今日の省エネルギー化の要請に応え難い。
この点、LEDを利用した照明具は、電球照明や蛍光灯照明を利用したものと比べると消費電力が少なく、太陽電池を利用したものでは、さらに、電力供給も容易である。
しかし、従来の太陽電池を利用した照明具では、太陽電池部の受光部の方向が照明具本体や標識本体に対して固定化されており、該受光部を照明具本体や標識本体の設置場所、設置姿勢等に拘束された方向にしか向けられない。
そのため、太陽電池受光部での太陽光受光量が少なくなり、LED点灯に求められる電力を太陽電池部から十分出力することができない場合が生じる恐れがある。
そこで本発明は、電球照明や蛍光灯照明を利用したものと比べると消費電力が少なく、照明対象物に対し簡易に設置でき、照明対象物に対する照明部の姿勢等の設置状態にかかわらず照明に求められる電力の供給を簡易に行なうことができる照明具を提供することを課題とする。
本発明は前記課題を解決するため、
照明対象物を照明するための、発光ダイオードを光源とする発光部と、
前記発光部の点灯消灯動作を制御する制御部と、
前記発光部及び制御部の動作電源となる充電池部と、
前記充電池部に電力を供給する太陽電池部と、
前記太陽電池部の受光部の太陽光受光のための方向を調節可能な方向調節機構を含んでおり、
前記発光部、制御部及び充電池部は一体的に組み合わされて照明部を形成しており、
前記照明部は前記照明対象物を前記発光部で照明するために該照明部を支持する支持体への連結部を含んでおり、
前記太陽電池部は前記方向調節機構を介して前記照明部に取り付けられており、
前記照明部が照明対象物を前記発光部で照明可能に前記支持体に前記連結部で連結支持された状態で太陽光受光のための前記受光部の方向を該方向調節機構により調節可能である照明具を提供する。
この照明具は本発明に係る基本的な照明具である。
本発明に係る上記照明具は次のようにして用いることができる。
照明対象物のために該照明対象物の傍らに予め設けられた支持体、或いは該照明対象物に予め設けられた支持体、或いは照明対象物自体を支持体として、該支持体に前記照明部を前記連結部で連結し、支持させ、且つ、そのとき該照明対象物を前記発光部で照明できるように該支持体に連結し支持させる。
さらに、照明部がそのように支持された状態で、或いはそのような支持状態を想定して予め、前記方向調節機構により前記太陽電池部の受光部の方向を太陽光受光のための方向に調節する。
このようにして用いることができる。
本発明に係る照明具は、照明対象物を照明するための発光部の光源として発光ダイオードを採用しているので、電球照明や蛍光灯照明を利用した照明具と比べると消費電力が少ない。
本発明に係る照明具は、前記発光部の光源として発光ダイオードを採用しているので、電球照明や蛍光灯照明を利用した照明具と比べると消費電力が少なく、照明に求められる電力供給がそれだけ容易になることに加え、発電源として移動可能な太陽電池部を採用しており、さらに、前記発光部、制御部及び充電池部が一体的に組み合わされて照明部を形成しており、前記太陽電池部は前記方向調節機構を介してこの照明部に取り付けられており、全体がコンパクト化されているから、照明対象物に対し簡易に設置しやすい。
また本発明に係る照明具では、発電源として太陽電池部を採用しているが、前記照明部が照明対象物を前記発光部で照明できるように前記支持体に連結され支持された状態で、前記太陽電池部の受光部の方向を前記方向調節機構により太陽光受光のための方向に調節することができる。従って、照明対象物に対する照明部の姿勢等の設置状態にかかわらず照明に求められる電力の供給を、該太陽電池部を発電源として簡易に行なうことができる。
本発明にかかる照明具として次の二つのタイプを挙げることができる。
(1)第1タイプの照明具
前記の本発明に係る基本的な照明具であって、
前記充電池部を前記発光部及び制御部の動作電源として用いることができる電源オン状態において、前記制御部は前記太陽電池部の出力が予め定めた出力より小さいと前記発光部を点灯させ、前記太陽電池部の出力が予め定めた出力以上であると前記発光部を消灯させる照明具。
この照明具では、発光部を点灯させるタイミングを前記太陽電池部の出力で検出する。
(2)第2タイプの照明具
前記の本発明に係る基本的な照明具であって、
前記照明部は人体を感知する人感知センサを有しており、 前記充電池部を前記発光部及び制御部の動作電源として用いることができる電源オン状態において、前記制御部は前記人感知センサが人体を感知すると、あらかじめ定めた時間前記発光部を点灯させ、該時間が経過すると、前記太陽電池部の出力の大きさにかかわらず前記発光部を消灯させる照明具。
第2タイプの照明具では、発光部を点灯させるタイミングを前記人感知センサによる人の感知で検出する。
いずれにしても、前記照明部は前記充電池部を前記発光部及び制御部の動作電源として用いることができる電源オン状態において、前記発光部が前記制御部により消灯されているときに該発光部が前記充電池部からの電力により発光できることを確認するためのテストスイッチを有していてもよい。
また、いずれにしても、前記照明部は前記充電池部を前記発光部及び制御部の動作電源として用いることができる電源オン状態と該充電池部を該動作電源として用いることができない電源オフ状態で切り替える電源オンオフスイッチを有していてもよい。
また、いずれにしても、前記照明部は前記制御部による前記発光部の点灯状態を予め定めた複数の点灯状態(例えば連続点灯、点滅点灯等)のうちのいずれか一つに設定するための点灯切り替えスイッチを有していてもよい。
前記照明部は該照明部の結露抑制のための通気口部を有することができる。
以上説明したように本発明によると、電球照明や蛍光灯照明を利用したものと比べると消費電力が少なく、照明対象物に対し簡易に設置でき、照明対象物に対する照明部の姿勢等の設置状態にかかわらず照明に求められる電力の供給を簡易に行なえる照明具を提供することができる。
本発明に係る照明具の1例の平面図である。 図1の照明具の底面図である。 図1の照明具の正面図である。 図1の照明具の背面図である。 図1の照明具の左側面図である。 図1の照明具の右側面図である。 図1の照明具の、発光部カバーを外して示す底面図である。 図1の照明具の制御回路を示すブロック図である。 図1の照明具の使用状態例を示す図である。 本発明に係る照明具の他の例の底面図である。 図10の照明具の正面図である。 図10の照明具の制御回路を示すブロック図である。
図1から図7は本発明に係る照明具の1例100を示している。図1〜図7は同照明具の平面図、底面図、正面図、背面図、左側面図、右側面図、発光部カバーを外して示す底面図である。
照明具100は、照明部10と、太陽電池部Sと、太陽電池部Sの受光部s1の太陽光受光のための方向を調節可能な方向調節機構40を備えている。
照明部10は照明対象物を照明するための、発光ダイオードLEDを光源とする発光部1と、発光部1の点灯消灯動作を制御する制御部CONTと、発光部1及び制御部CONTの動作電源となる充電池部Bを含んでいる(図3、図4、図8参照)。
発光部1は左右に長い長方形支持板11に複数個の発光ダイオードLEDを一列状に配列し、支持板11を基板12に取り付けたものである。
基板12は発光ダイオードLEDを周囲から囲う周壁13を一体的に立設したものである。発光ダイオードを配列した支持板11は、周壁13で囲まれた空間の底部に配置され、基板12にネジ14で固定されている(図7も参照)。
発光ダイオードLEDを囲う周壁13は、発光ダイオード支持板11の長手方向と平行な照明部正面側の壁体131、壁体131に間隔をあけて対向する照明部背面側の壁体132、これら壁体をつなぐ左右の壁体133、134からなっている。
図5、図6に示すように、照明部正面側の壁体131は発光ダイオードLEDより高く形成されており、照明部背面側の壁体132は発光ダイオードLEDより少し低く形成されている。左右の壁体133、134のそれぞれは、その頂部が壁体131の左右端の頂部から壁体132の左右端の頂部へ僅かに凸円弧を描いて下り傾斜している。
壁体131〜134は一体的に形成されており、基板12から一体的に立ち上がる周壁13を提供している。
発光ダイオードLEDを囲う周壁13は発光ダイオードLEDに対向する内面が光反射性良好であることが望ましく、本例では、周壁13は基板12ごと白色である。
照明部10は発光部1を覆う透明カバー2を備えている。カバー2は発光ダイオードLED及びそれを囲う周壁13を覆う膨出部21とその裾から一体的に広がるフランジ部22を含んでいる。
図2等に示すように、カバー2は、膨出部21が発光ダイオードLED及びそれを囲う周壁13を覆った状態で基板12に重ねられている。また、その状態で、カバーフランジ部22において後述するケース3のフランジ部31にネジ23で固定されている。
図7において231はネジ23を螺合させるケースフランジ31のネジ穴である。
基板12はカバー2に裏側から(ケース3の内側から)重ねられ、カバー2の裏側部にネジ15で固定されている。
カバー2とケース3のフランジ部31の間には、カバー2を止める前記ネジ23より内側で防水シール帯30が挟着されている(図2、図7参照)。
既述のとおり照明部10は発光部1のほかに、発光部1の点灯消灯動作を制御する制御部CONTと、発光部1及び制御部CONTの動作電源となる充電池部Bを含んでいる。
制御部CONT及び充電池部Bは発光部1の基板12の裏面に搭載されてケース3に内蔵されている。充電池部Bは本例では、左右部分b1、b2からなり、左右各3個、合計6個のニッケル水素電池からなっている。
図7に示すように、基板12の裏面にはスイッチ基板121、122が設けられており、これらスイッチ基板に次のスイッチが設けられている。
(1)充電池部Bを発光部1及び制御部CONTの動作電源として用いることができる電源オン状態と充電池部Bを該動作電源として用いることができない電源オフ状態で切り替える、基板121上の電源オンオフスイッチSW1。
(2)充電池部Bを発光部1及び制御部CONTの動作電源として用いることができる電源オン状態において、発光部1が制御部CONTにより消灯されているときに発光部1が充電池部Bからの電力により発光できることを確認するためのテストと、発光部1を制御部CONTの指示に基づいて動作するように設定する(自動設定する)、基板122上のテスト/自動切替スイッチSW2。
(3)発光部1の発光ダイオードLEDの点灯状態を連続点灯と点滅点灯で切り替え設定する、基板122上の点灯/点滅切替スイッチSW3。
これらスイッチは基板12に形成された孔h1、h2及びカバ−2に形成された孔からカバー2外に臨めるようになっている。
スイッチSW1はこのスイッチが外から透けてみえる柔軟な防水用スイッチカバー16で覆われており、スイッチSW2、SW3は開閉可能な可撓性の防水用スイッチカバー17で覆われている。カバー16,17は発光部カバー2に設けられている。
また、発光部カバー2は、照明部10内の結露抑制のために、ケース3内まで連通する通気口部18を有している(図2参照)。図7においてh3は通気口部18に対応する基板12の孔である。
図2、図7においてHで示す孔はカバー2の切り欠き角部に対応してケース3に形成した紐、チエーン、ワイヤ等の通し孔である。
太陽電池部Sは平盤状部材Mに太陽電池パネルSPを複数枚搭載したものである。
この太陽電池部SはパネルSPを含む受光部s1の太陽光受光のための方向を調節可能な方向調節機構40を介して照明部10に連結支持されている。
方向調節機構40は、照明部10の中央部の上面部に設けられた側面視で山形状の中空ブロック41と、太陽電池部Sの平盤状部材Mの裏面に取り付けられた左右一対の回動支点提供用の部材42を含んでいる。
ブロック41の左右部分には太陽電池部S側から照明部10側へ凹む溝43が形成されており、この溝43に回動支点提供用の部材42の中央立ち上がり部分421が差し込まれ、溝43外側の支持片部44に沿わされている。
さらに、支持片部44の外側から回動軸(本例ではボルト)45が支持片部44及び回動支点提供用部材42の中央立ち上がり部分421に通され、ブロック41にねじこまれている。
かくして、太陽電池部Sは、照明部10の左右側面からみて、回動軸45を中心に、ブロック41の山形状の頂部面に対して接近したり離れたりするように傾斜姿勢や水平姿勢をとることができる。このとき、ブロック41の支持片部44及び回動支点提供用部材42の中央立ち上がり部分421は互いに接触しており、その摩擦力で太陽電池部Sの照明部10に対する角度を適宜調整して、その角度に維持しておける。
太陽電池部Sから充電池部B及び制御部CONTへの配線L(図3、図4参照)は中空ブロック41頂部の線引き込み部411、ブロック41内空間及びケース3内空間を利用して行なわれる。
照明部10は照明対象物を発光部1で照明するために照明部10を支持する支持体への連結部50を含んでいる。連結部50は本例ではケース3に沿って左右に延びる、断面形状がコの字状の部材である
図8は照明具100の制御回路を示している。
この回路によると、照明具100の保管や運搬においては、電源オンオフスイッチSW1で電源オフ状態、すなわち、太陽電池部Sや充電池部Bを動作電源として用いることができない電源オフ状態を設定しておくことができる。
照明具100の使用にあたっては、電源オンオフスイッチSW1で、充電池部Bを動作電源として用いることができる電源オン状態を設定する。
なお、電源オン状態、オフ状態にかかわらず、太陽電池部Sに光があたり、太陽電池部Sにおいて発電できる状態では充電池部Bに充電される。
電源オン状態では、制御部CONTは太陽電池部Sの出力が予め定めた出力より小さいと、例えば使用中に夕暮れて太陽電池部Sの出力が予め定めた出力より小さくなってくると、発光部1の発光ダイオードLEDを充電池部Bで点灯させ、太陽電池部Sの出力が予め定めた出力以上であると、例えば太陽電池部Sが所望程度に発電するほど周囲環境が明るいと、発光ダイオードLEDを消灯させる。このように、太陽電池部Sの出力に応じて発光ダイオードLEDを点灯させたり、消灯したりする。
電源オン状態では、点灯/点滅切替スイッチSW3により発振回路Cを介して制御部CONTに指示して、発光部1の発光ダイオードLEDの点灯状態を、連続点灯と点滅点灯で切り替え設定することができる。
さらに、電源オン状態では、テスト/自動切替スイッチSW2により、発光部1が制御部Cにより消灯されているときに発光部1が充電池部Bからの電力により発光できることを確認することができる。
照明具100は、例えば図9に示すように、道路標識6を夕暮れ時の薄暗くなってきたときや、夜間の暗い時に、商用電源及びそれからの配線を要することなく、簡単に設置して照明することができる。
図9に示す例では、照明具100の連結部50に、その側面開口からボルト60の頭部61を嵌め、必要に応じ連結部50に沿って移動させて位置調整し、このボルト60を標識6に予め設けた支持部材70のボルト孔に通してナット62で緊締することで、道路標識6に対して照明具100を設置し、照明具100の発光部1で標識6を照明することができる。
また、このような状態で、太陽電池部Sの、太陽光受光のための受光部s1の方向を調節機構40を利用して手動で所望方向に回動調節することができる。
図9では照明具100が道路標識6の照明に利用されているが、照明具100は道路標識6に限らず、他の道路標識や看板の照明にも利用できる。そのほか、道路それ自身、建物の出入り口、架設トイレの照明等にも利用できる。
以上説明した照明具100は、発光ダイオードLEDを採用しているので、電球照明や蛍光灯照明を利用した照明具と比べると消費電力が少ない。
また、消費電力が少なく、照明に求められる電力供給がそれだけ容易になることに加え、発電源として移動可能な太陽電池部Sを採用しており、さらに、発光部1、制御部CONT及び充電池部Bが一体的に組み合わされて照明部10を形成しており、太陽電池部Sは方向調節機構40を介して照明部10に取り付けられており、全体がコンパクト化されているから、照明対象物に対し簡易に設置しやすい。
また、発電源として太陽電池部Sを採用しているが、太陽電池部Sの受光部s1の方向を方向調節機構40により太陽光受光のための方向に調節することができるので、照明対象物に対する照明部10の姿勢等の設置状態にかかわらず照明に求められる電力の供給を、太陽電池部Sを発電源として簡易に行なうことができる。
図10及び図11は本発明に係る照明具の他の例200を示している。図10は照明具200の底面図であり、図11は照明具200の正面図である。
照明具200は、赤外線を利用した人感知センサSeを設け、発光部カバー2から若干突出させたものである。人感知センサSeは制御部CONT’(図12参照)に接続されている。その他の点は照明具100と同じ構成である。図10、図11において照明具100の部品、部分と実質上同じ部品、部分には照明具100と同じ参照符号を付してある。
図12は照明具200の制御回路を示している。
この回路によると、太陽電池部Sや充電池部Bを発光部1及び制御部CONT’の動作電源として用いることができる電源オン状態において(スイッチSW1 ON)、制御部CONT’は人感知センサSeが人体を感知すると、タイマ回路Tにより、あらかじめ定めた時間t発光部1を点灯させ、その時間 tが経過すると、太陽電池部Sの出力の大きさに関係なく、発光部1を消灯させる。
また、図12の回路によると、曇り日が長く続く等して充電池部Bの充電量が未だ不十分である状態で日照が十分に転じて、太陽電池部Sの発電量が増加してくるような場合に、人感知センサSeが人体を感知すると、太陽電池部Sの出力で発光部1を点灯させることができる。
本発明は道路標識、看板等を照明するための、簡便な照明具を提供することに利用できる。
6 道路標識(照明対象物の例)
10 照明部
1 発光部
LED 発光ダイオード
CONT、CONT’ 制御部
B 充電池部
S 太陽電池部
s1 受光部
40 方向調節機構
50 連結部
70支持部材(支持体の例)
SW1 電源オンオフスイッチ
SW2 テスト/自動切り替えスイッチ
SW3 点灯/点滅切り替えスイッチ
Se 人感知センサ
18 通気口部

Claims (7)

  1. 照明対象物を照明するための、発光ダイオードを光源とする発光部と、
    前記発光部の点灯消灯動作を制御する制御部と、
    前記発光部及び制御部の動作電源となる充電池部と、
    前記充電池部に電力を供給する太陽電池部と、
    前記太陽電池部の受光部の太陽光受光のための方向を調節可能な方向調節機構を含んでおり、
    前記発光部、制御部及び充電池部は一体的に組み合わされて照明部を形成しており、
    前記照明部は前記照明対象物を前記発光部で照明するために該照明部を支持する支持体への連結部を含んでおり、
    前記太陽電池部は前記方向調節機構を介して前記照明部に取り付けられており、
    前記照明部が照明対象物を前記発光部で照明可能に前記支持体に前記連結部で連結支持された状態で太陽光受光のための前記受光部の方向を該方向調節機構により調節可能であることを特徴とする照明具。
  2. 前記充電池部を前記発光部及び制御部の動作電源として用いることができる電源オン状態において、前記制御部は前記太陽電池部の出力が予め定めた出力より小さいと前記発光部を点灯させ、前記太陽電池部の出力が予め定めた出力以上であると前記発光部を消灯させる請求項1記載の照明具。
  3. 前記照明部は人体を感知する人感知センサを有しており、前記充電池部を前記発光部及び制御部の動作電源として用いることができる電源オン状態において、前記制御部は前記人感知センサが人体を感知すると、あらかじめ定めた時間前記発光部を点灯させ、該時間が経過すると、前記太陽電池部の出力の大きさにかかわらず前記発光部を消灯させる請求項1記載の照明具。
  4. 前記照明部は、前記充電池部を前記発光部及び制御部の動作電源として用いることができる電源オン状態において、前記発光部が前記制御部により消灯されているときに該発光部が前記充電池部からの電力により発光できることを確認するためのテストスイッチを有している請求項1、2又は3記載の照明具。
  5. 前記照明部は前記充電池部を前記発光部及び制御部の動作電源として用いることができる電源オン状態と該充電池部を該動作電源として用いることができない電源オフ状態で切り替える電源オンオフスイッチを有している請求項1から4のいずれか1項に記載の照明具。
  6. 前記照明部は前記制御部による前記発光部の点灯状態を予め定めた複数の点灯状態のうちのいずれか一つに設定するための点灯切り替えスイッチを有している請求項1から5の
    いずれか1項に記載の照明具。
  7. 前記照明部は該照明部の結露抑制のための通気口部を有している請求項1から6のいずれか1項に記載の照明具。
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