JP2014072023A - タッチスイッチ付蛍光表示管とその蛍光表示管の電極、配線の形成方法 - Google Patents

タッチスイッチ付蛍光表示管とその蛍光表示管の電極、配線の形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タッチスイッチ付蛍光表示管において、外囲器の対向する二つの基板に別々に形成されているアノード電極、タッチ電極等を一方の基板にまとめて形成することによりそれらの形成工程を簡単にすること。
【解決手段】前面基板31にアノード電極411〜414、タッチ電極421〜424、遮蔽電極44、アノード配線451〜454を形成してある。遮蔽電極44は、タッチ電極421〜424とアノード電極411〜414の間及びタッチ電極421〜424とアノード配線451〜454の間に形成してある。遮蔽電極44は、連続する一個の金属膜により形成してある。タッチ電極421〜424は、アノード電極411〜414の対応する一個を囲むように形成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス等の透光性基板からなる外囲器の内面にタッチスイッチのタッチ電極を形成してあるタッチスイッチ付蛍光表示管とその蛍光表示管の電極、配線の形成方法に関する。
従来ガラスの基板からなる外囲器の一方の基板にアノード電極を形成し、その基板に対向する他方の基板にタッチ電極を形成したタッチスイッチ付蛍光表示管が提案されている(例えば特許文献1)。
図5により従来のタッチスイッチ付蛍光表示管を説明する。
図5(a)は、図5(b)のY0方向の平面図で各電極の位置関係を示し、図5(b)は、図5(a)のY1−Y1部分の矢印方向の断面図である。
外囲器は、対向する前面基板11と背面基板12、両基板の間に介在する側面板(側面部材)13からなり、背面基板12の内面には、アノード電極21を形成し、前面基板11の内面には、タッチ電極(タッチ検出電極)22、ダミー電極24を形成してある。なおアノード電極21には、蛍光体膜を形成してあるが、図は、蛍光体膜を省略してある。外囲器内には、電子を放出する電子源用のフィラメント(陰極)F,制御電極G,遮蔽電極23、前面基板用のリード線25等を取付けてある。遮蔽電極23は、フィラメントFとタッチ電極22の間に配置してある。
アノード電極21、タッチ電極22、ダミー電極24は、アルミニウム等の金属膜からなり、タッチ電極22、ダミー電極24には、スリット状開口部を形成する或いはメッシュ状に形成してあり、透光性を有している。遮蔽電極23、制御電極Gは、ステンレススチールからなり、メッシュ状に加工してあり、透光性を有している。
アノード電極21は、3種類の文字パターンHDD,USB,FDを表示できるように配置してある。タッチ電極22は、図5(b)においてY0方向から見たとき、各文字パターンを形成するアノード電極21と上下に重なるように配置してある。
次に図6により、図5のタッチスイッチ付蛍光表示管のタッチスイッチの動作原理と制御装置について説明する。
図6(a)において、パルス発生回路261からパルスがコンデンサCに供給されると、比較器262は、コンデンサCの静電容量を検出する。その状態で、操作者の指263がタッチ電極22にタッチする(近づく)と、タッチ電極22と指263の間に静電容量が発生し、比較器262は、その静電容量を検出する。比較器262は、両静電容量のバランスの崩れに対応する出力を発生する。即ち比較器262は、指263のタッチを検出して出力を発生する。
図6(b)において、比較器262が指263のタッチを検出すると、タッチ検出スイッチ制御部271は、そのタッチ電極22に対応する制御信号を制御機器274へ送るとともに、表示制御部272へも送る。表示制御部272は、その制御信号に応じて表示部273のアノード電極の点灯又は非点灯を制御する。即ち指263がタッチしたタッチ電極22と対向する文字パターンのアノード電極21は、点灯又は非点灯に変わる。
特開2010−114015号公報
前記従来のタッチスイッチ付蛍光表示管は、前面基板11にタッチ電極22、ダミー電極24を、背面基板12にアノード電極21を夫々形成してあるから、各電極は、基板毎に形成しなければならない。そのため各電極の形成工程数が多くなり、各電極の形成時間が長くなって製造コストが高くなる。また従来のタッチスイッチ付蛍光表示管は、構造が複雑であるため組み立てが難しく、かつ前面基板11と背面基板12の間隔が大きくなって外囲器が厚なってしまう。
またタッチスイッチの操作者が図5(b)においてY0方向から前面基板11を見るとき、タッチ電極22を真上から見ないとタッチ電極22とアノード電極21の位置関係がずれてしまい文字パターンの視認性が悪くなる。即ち従来のタッチスイッチ付蛍光表示管は、視野角が狭い。
例えば、斜め上から前面基板11を見た場合、タッチ電極22と上下に重なるように配置してあるアノード電極21の位置関係がずれるため、アノード電極21(対応したタッチ電極22)にタッチするつもりが、タッチ電極22が形成されていない部分にタッチしてしまい、タッチ制御ができなくなる(タッチ電極を複数個隣接して形成する場合、他のタッチ電極をタッチしてしまう場合も生ずる)。
本発明は、従来のタッチスイッチ付蛍光表示管の前記問題点に鑑み、タッチ電極、アノード電極等の電極やそれらの配線を同一基板に同時に形成でき、かつ構造が簡単なタッチスイッチ付蛍光表示管及びその蛍光表示管の電極、配線の形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、その目的を達成するため、請求項1に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管は、対向する前面基板と背面基板、側面部材からなる外囲器を備え、前面基板の内面の同一面には同じ導電材料の導電膜からなるアノード電極、アノード配線、アノード電極と対のタッチ電極、並びにタッチ電極とアノード電極及びアノード配線とを電気的に遮蔽する遮蔽電極を形成してあることを特徴とする。
請求項2に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管は、請求項1に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管において、遮蔽電極は、アノード電極とタッチ電極の間及びアノード配線とタッチ電極の間に配置し、接地用端子に接続してあることを特徴とする。
請求項3に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管は 請求項1又は請求項2に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管において、遮蔽電極は、連続した一個の導電膜により形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管は、請求項1、請求項2又は請求項3に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管において、タッチ電極は、アノード電極を囲むように形成してあることを特徴とする。
請求項5に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管において、アノード電極、アノード配線、タッチ電極及び遮蔽電極は、不透光性金属からなり、且つ、アノード電極及びタッチ電極は、透光用開口を形成してあることを特徴とする。
請求項6に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管の電極と配線の形成方法は、対向する前面基板と背面基板、側面部材からなる外囲器の前面基板の内面に導電膜を形成し、その導電膜をエッチングしてアノード電極、アノード配線、アノード電極と対のタッチ電極、並びにタッチ電極とアノード電極及びアノード配線とを電気的に遮蔽する遮蔽電極を同時に形成することを特徴とする。
本発明のタッチスイッチ付蛍光表示管は、前面基板の内面の同一面に、アノード電極、アノード配線、タッチ電極、遮蔽電極を同じ金属材料を用いて同一工程で同時に形成できるから、各電極やアノード配線の形成が簡単になり、それらの形成時間を短縮できる。
本発明の各電極は、同じ基板に形成してあるから、外囲器を組み立てるとき、従来のように前面基板のタッチ電極と背面基板のアノード電極との位置合わせが必要でないから、外囲器の組み立てが容易になる。
本発明は、アノード電極、アノード配線、タッチ電極、遮蔽電極、端子等の金属膜を、スパッタリング等により同時に形成するから、従来のようにそれらを別々の基板に形成する場合よりも、それらの金属膜の形成に寄与しない無駄な金属材料を低減することができる。
本発明のタッチスイッチ付蛍光表示管は、アノード電極とタッチ電極が同じ前面基板の同一面に形成してあるから、視野角が広くなる。
図1は、本発明の実施例に係るタッチスイッチ付蛍光表示管の断面図である。 図2は、本発明の実施例に係るタッチスイッチ付蛍光表示管の平面図である。 図3は、図1、図2の一部の拡大図である。 図4は、図1、図2のタッチスイッチ付蛍光表示管のタッチ電極等の形状例である。 図5は、従来のタッチスイッチ付蛍光表示管の平面図と断面図である。 図6は、図5のタッチスイッチ付蛍光表示管の動作原理図と制御装置のブロック図である。
図1、図2、図3により本発明の実施例に係るタッチスイッチ付蛍光表示管を説明する。
図1は、図2のY3−Y3部分の矢印方向の断面図、図2は、図1のY2方向の平面図、図3は、図1、図2の一部の拡大図である。
まず図1,2について説明する。
外囲器(真空気密容器)は、ガラスの前面基板31、ガラスの背面基板32、両基板の間に介在するガラスの側面板(側面部材)33を低融点ガラス(フリットガラス)で接着(封着)した構造からなる。
前面基板31の内面の同一面(基板面或いは基板面に形成したSiOxのパッシベーション膜(下地))に、金属膜(導電膜)からなるアノード電極411,412,413,414、タッチ電極421,422.423,424、遮蔽電極44、アノード配線451,452,453,454を形成してある。外囲器内には、電子源用のフィラメント(陰極)F、フィラメントFとアノード電極の間に配設されてフィラメントFから放出された電子を制御する制御電極Gを配置してある。なおアノード電極411〜414には、フィラメントFから放出された電子の射突により発光する蛍光体膜を形成してあるが、図は蛍光体膜を省略してある。またフィラメントF、制御電極Gは、夫々前面基板31に固着してある支持部材(図示省略)に取付けてある。
蛍光体膜(その周辺のアノード電極を含む)を除いた前面基板31上(タッチ電極421〜424、遮蔽電極44、アノード配線451〜454等の上、それらの電極の間、それらの電極とアノード配線の間)には、非透光性の絶縁層46が形成されており、外囲器内のフィラメントFや制御電極Gが見えないようになっている。
絶縁層46は、タッチ電極421〜424および遮蔽電極44、アノード配線451〜454の上にも形成されているから、フィラメントFから放出されるBa(バリウム)がタッチ電極又はタッチ電極間に降り積もることに起因する配線の抵抗値や電極間容量の変化を低減させる保護膜としても機能する。
アノード電極411〜414には、アノード配線451,452,453,454に接続してある。なおアノード配線453は、7セグメント分の7個の配線を形成してあるが、図では3個のみ代表的に図示してある。
図2において、アノード電極411,412,414により表示される表示パターンは、夫々1個の図形からなり、アノード電極413より表示される表示パターンは、7セグメントからなる。表示パターンは、これらに限らず、一個或いは複数個のアノード電極により図形、文字、数字等の表示パターンを形成することができる。
なお図2は、図1に記載されている絶縁層46の図示を省略してある。
タッチ電極421〜424は、夫々独立しており、各表示パターンを形成するアノード電極に対応している。例えばタッチ電極421は、アノード電極411に対応し、タッチ電極421とアノード電極411は、対になっている。以下同様にタッチ電極422とアノード電極412、タッチ電極423とアノード電極413、タッチ電極424とアノード電極414は、夫々対になっている。
タッチ電極421〜424は、夫々対応するアノード電極411〜414を囲むように、各アノード電極の周囲に形成してある。即ちタッチ電極421〜424は、表示パターン毎に、表示パターンを形成するアノード電極を囲むように形成してある。したがって例えば、アノード電極413の場合、7個のアノード電極を囲むようにタッチ電極423を形成してある。
タッチ電極421〜424は、夫々端子431,432,433,434に接続してある。なおアノード電極413の2個のロ字状開口部内のタッチ電極4231は、アノード電極413又は遮蔽電極44に接続してタッチ電極としては使用しない(タッチ電極の機能を有しない)。すなわち、複数のアノード電極に挟まれた間の部分に、タッチ電極の機能を有しないタッチ電極(例えば、7セグメントの間のタッチ電極4231)を設けた場合、そのタッチ電極はアノード電極又は遮蔽電極に接続する。
タッチ電極4231は、タッチ電極423に接続してタッチ電極423の一部として使用することもできるが、その場合には、7セグメントの7個のアノード電極とタッチ電極4231の間に遮蔽電極を配置する必要がある。
タッチ電極421〜424は、アノード電極411〜414を囲むように配置せずに、例えば、図2において、アノード電極411〜414とタッチ電極421〜424を上下に並べる等、並置するように配置することもできる。また、図2では、すべてのアノード電極(表示パターン)に対応してタッチ電極を形成しているが、必要なアノード電極だけに対応してタッチ電極を形成してもよい。
遮蔽電極44は、タッチ電極421〜424とアノード電極411〜414及びアノード配線451〜454との間に連続して形成してある。即ち遮蔽電極44は、端子441から端子442まで連続する1個の金属膜からなる。遮蔽電極44の両端は、端子(接地用端子)441,442に接続し、両端子は、接地してある。なお端子441,442は、いずれか1個でもよいし、2個以上であってもよい。また遮蔽電極44は、2個以上に分割して形成することもできるが、その場合には遮蔽電極毎に接地用の端子を設ける。
図3により遮蔽電極44、タッチ電極421〜424、アノード電極411〜414、アノード配線451〜454の位置関係の詳細を説明する。図3において、図3(a)は、図2(a)のアノード電極413,414の部分の拡大図であり、図3(b)は、図3(a)のY4部分の断面図である。なお図3は、図1に記載されている絶縁層46の図示を省略してある。
遮蔽電極44は、アノード配線454の近傍の場合、タッチ電極424とアノード配線454の間、アノード配線454とタッチ電極424の間に形成してある。またアノード電極414の近傍の場合、遮蔽電極44は、タッチ電極424とアノード電極414の間、アノード電極414とタッチ電極424の間に形成してある。
遮蔽電極44は、各タッチ電極と各アノード電極の間及び各タッチ電極と各アノード配線の間に配置することにより、タッチ電極とアノード電極及びアノード配線とを電気的に遮蔽できる。したがってタッチ電極は、アノード電極のON、OFF動作の影響を受けて生じる誤動作(誤タッチ検出)を防止できる。
因みに、遮蔽電極44の幅は、0.3mm、遮蔽電極44とアノード電極411〜414及びアノード電極451〜454の距離は、0.1mm、遮蔽電極44とタッチ電極421〜424の距離は、0.1mmである。
タッチスイッチ付蛍光表示管のタッチスイッチの動作原理と制御装置による制御は、従来のタッチスイッチ付蛍光表示管と同じである。
例えば、操作者が前面基板31を介してアノード電極411に指をタッチ(指を接近させる場合を含む)すると、タッチ電極421の静電容量が変化し、その変化は、図6(a)の比較回路262によって検出され、図6(b)と同様に、タッチ検出スイッチ制御部271は、そのタッチ電極に対応する制御信号を制御機器274、表示制御部272へ送る。表示制御部272は、アノード電極411の点灯、非点灯を制御する。他のアノード電極についても同様である。
なお図のアノード電極411〜414等の電極は、拡大して図示してあるが、例えば7セグメントのアノード電極413の大きさは、8×4mm程度であるから、操作者の指がアノード電極411〜414にタッチすると、指は、同時にタッチ電極421〜424にもタッチする。
なお、操作者の指のタッチ面積は、通常、直径10mm程度の円形状となる。このため、アノード電極の中心(重心)からタッチ電極までの距離を、指のタッチ面積以下、すなわち、10mm程度以下にすると良い(子供がタッチする場合、5mm程度以下が好ましい)。
前面基板31にアノード電極411〜414、アノード配線451〜454、タッチ電極421〜424、遮蔽電極44を形成するときは、まず前面基板31の内面に直接又は基板31の内面に形成したパッシベーション膜の上に、スパッタリング等により金属膜(導電膜)を形成する。次にその金属膜をエッチングして各電極及びアノード配線を形成する。したがってアノード電極411〜414、アノード配線451〜454、タッチ電極421〜424、遮蔽電極44は、前面基板31の内面の同一面に同じ金属材料を用いて同時に形成することができる。なお端子431〜434、441,442も各電極やアノード配線と同時に形成する。
金属材料(導電材料)は、アルミニウム、ニオビウム、インジュウムテインオキサイド(ITO)等を用いる。
金属材料がアルミニウム、ニオビウム等のように非透光性金属の場合には、各電極を構成する金属膜は、例えば図4(a)ようにメッシュ状に形成する、或いは図4(b)のようにスリット状の開口を形成する等して透光性を有する電極に形成する。透光性を有する電極の形状は、これらの例に限らない。
次に、アノード電極411〜414を除いた前面基板31の上に、例えば黒色の絶縁層を形成する。さらに、アノード電極411〜414上に、ZnO:Zn等からなる蛍光体層を被着する。この前面基板31のアノード電極411〜414に対面して、制御電極GやフィラメントFが配設される。基本的には、一般の透過型(面発光型)蛍光表示管の製造・組み立て方法と同じである。
フィラメントFは、直径数μmから数十μmのタングステン等の芯線の表面に、例えばBa、SrおよびCaの酸化物(BaCO3、SrCO3、CaCO3を所定の配合割合で混合したアルカリ土類金属の三元炭酸塩)からなる電子放出物質を被着させたものである。制御電極Gは、ステンレス等の薄板を亀甲状にフォトエッチング成形した金属メッシュからなる。各電極は、図示しない配線により、外囲器より外方に突出されているリード端子のそれぞれと電気的に接続されている。
タッチ電極に接続するタッチ電極用リード端子は、静電容量を小さくするため(配線長が長くなると静電容量が大きくなる)、できるだけタッチ電極に近くすることが望ましい。言い換えると、タッチ電極は、最も距離が近いリード端子に接続するのが望ましい。
本実施例のタッチスイッチ付蛍光表示管は、前面基板31の内面の同一面に、アノード電極411〜414、アノード配線451〜454、タッチ電極421〜424、遮蔽電極44を同じ材料で同時に形成できるから、各電極やアノード配線は、同一工程で形成できる。したがって各電極やアノード配線の形成が簡単になり、それらの形成時間を短縮できる。
また本実施例の各電極は、同じ基板の同一面に形成してあるから、外囲器を組み立てるとき、従来のように例えば、前面基板のタッチ電極と背面基板のアノード電極との位置合せの必要がないから、外囲器の組み立てが容易になる。
また本実施例は、アノード電極、アノード配線、タッチ電極、遮蔽電極、端子等の金属膜を、スパッタリング等により同時に形成するから、従来のようにそれらを別々の基板に形成する場合よりも、それらの金属膜の形成に寄与しない無駄な金属材料を低減できる。
また本実施例のタッチスイッチ付蛍光表示管は、アノード電極とタッチ電極が同じ前面基板の同一面に形成してあるから、視野角が広くなる。
31 前面基板
32 背面基板
33 側面板(側面部材)
411〜414 アノード電極
421〜424 タッチ電極
431〜434 端子
44 遮蔽電極
441,442 端子
451〜454 アノード配線
46 絶縁層
F フィラメント
G 制御電極

Claims (6)

  1. 対向する前面基板と背面基板、側面部材からなる外囲器を備え、前面基板の内面の同一面には同じ導電材料の導電膜からなるアノード電極、アノード配線、アノード電極と対のタッチ電極、並びにタッチ電極とアノード電極及びアノード配線とを電気的に遮蔽する遮蔽電極を形成してあることを特徴とするタッチスイッチ付蛍光表示管。
  2. 請求項1に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管において、遮蔽電極は、アノード電極とタッチ電極の間及びアノード配線とタッチ電極の間に配置し、接地用端子に接続してあることを特徴とするタッチスイッチ付蛍光表示管。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管において、遮蔽電極は、連続した一個の導電膜により形成されていることを特徴とするタッチスイッチ付蛍光表示管。
  4. 請求項1、請求項2又は請求項3に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管において、タッチ電極は、アノード電極を囲むように形成してあることを特徴とするタッチスイッチ付蛍光表示管。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載のタッチスイッチ付蛍光表示管において、アノード電極、アノード配線、タッチ電極及び遮蔽電極は、不透光性金属からなり、且つ、アノード電極及びタッチ電極は、透光用開口を形成してあることを特徴とするタッチスイッチ付蛍光表示管。
  6. 対向する前面基板と背面基板、側面部材からなる外囲器の前面基板の内面に導電膜を形成し、その導電膜をエッチングしてアノード電極、アノード配線、アノード電極と対のタッチ電極、並びにタッチ電極とアノード電極及びアノード配線とを電気的に遮蔽する遮蔽電極を同時に形成することを特徴とするタッチスイッチ付蛍光表示管の電極と配線の形成方法。
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