JP2014071869A - 導電性フィルムおよび静電容量式タッチパネル - Google Patents

導電性フィルムおよび静電容量式タッチパネル Download PDF

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JP2014071869A JP2012220224A JP2012220224A JP2014071869A JP 2014071869 A JP2014071869 A JP 2014071869A JP 2012220224 A JP2012220224 A JP 2012220224A JP 2012220224 A JP2012220224 A JP 2012220224A JP 2014071869 A JP2014071869 A JP 2014071869A
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中谷健司
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Abstract

【課題】静電容量式タッチパネルに有利に使用される導電性フィルムを提供する。
【解決手段】透明フィルムの一方の表面に、多数のダイヤモンド型センサー部1が、そのセンサー部の両先端部において接続部2を介して電気的に接続して、多数の平行したX軸センサーライン(X−1、X−2およびX−3)を形成し、前記透明フィルムの他方の表面に、多数のダイヤモンド型センサー部がそのセンサー部の両先端部において接続部を介して電気的に接続して、多数の平行したY軸センサーラインを形成し、前記透明フィルムを平面上から見た場合、X軸のダイヤモンド型センサーの多数の平行したラインにおいて形成された多数の空隙部に、Y軸のダイヤモンド型センサー部が配置されるように、X軸のダイヤモンド型センサーラインとY軸のダイヤモンド型センサーラインとを直交して配列する、ことを特徴とする導電性フィルム。
【選択図】図1

Description

本発明は導電性フィルムおよびそれを使用した静電容量式タッチパネルに関する。
さらに詳しくは、一枚の透明フィルムの両面に導電性層を形成させた導電性
フィルムおよびそれを使用した静電容量式タッチパネルに関する。
タッチパネルは構造が比較的簡単であり且つ安価であり、指入力が可能であっ
て、その利便性のよさから市場が拡大しつつある。そのタッチパネルは抵抗膜式、
静電容量式及び光学式など種々の方式が提案されているが、これらのうち抵抗膜
式及び静電容量式が主流を占めている。
特に静電容量式は、マルチ入力が比較的容易であることから、携帯電話を中心
にその市場が急速に増大している。しかし現在市販されている静電容量式タッチ
パネルはその表示面のサイズが小型であり、大きい画面のものは未だ普及しては
いない。その理由の1つは、静電容量式に適した構造材料の電気特性が大きい画
面に対応できる程充分でないことにある。
本発明者は、透明性及び導電性が優れ、且つ大型画面化に適したタッチパネル
構造材料、殊に静電容量式に適したタッチパネル構造材料を提供することを目的
として研究した結果、本発明に到達したものである。
本発明者は、導電性金属の微細線を透明フィルムの表面に多数配列して形成さ
せた電極基板を得ることが最近比較的可能になったことに鑑み、その電極基板に
おける導電性金属の微細線の形や細さ、さらに多数の微細線の配置の形態を種々
検討し研究を進めた結果、或る一定の微細線を一定間隔で多数平行に配置し且つ
隣接する2〜6本を一組として多数の導電ラインとして配置したものは、静電容
量式タッチパネル用の構造材料として、特に大型画面用のものの構造材料として
有利に利用できることが判明した。
前記した電極基板を使用して静電容量式タッチパネルに利用するには、2つの
電極基板を作成し、それぞれの電極基板における導電性金属線が形成されている
面が向い合い且つそれぞれの導電性金属線の平行する方向が直交するように絶縁
性の透明接着剤層を介して貼り合せることが必要である。このように2種の電極
基板を作成し且つそれらを精密に貼り合せることは、工程が煩雑となるばかりで
なく、僅かの貼り合せのズレが不良品化となり、経済的に望ましいことではな
かった。
そこで本発明者は、一枚の透明フィルムの一方の表面(A面)に、多数のダイ
ヤモンド型センサー部がそのセンサー部の両先端において接続して多数の平行し
たX軸センサーラインを形成し、他方の表面(B面)にもA面と同様の多数の平
行したセンサーラインをY軸として形成させることによって、一枚の透明フィル
ムの両面にそれぞれX軸とY軸とが配置された導電性フィルムが容易に得られ、
この導電性フィルムは2枚の導電性を貼り合せる工程が不必要であり、コスト的
にも有利であることが判明した。この導電性フィルムは導電性に優れ、静電容量
式タッチパネルの材料として優れた特性を有し、殊に大型の静電容量式タッチパ
ネルの材料として適していることが判明した。
本発明はかかる究明事実に基づいて到達されたものであって、本発明によれば
下記導電性フィルムおよびそれを電極基板材料として使用した静電容量式タッチ
パネルが提供される。
(I)一枚の透明フィルムの両面に下記(1)〜(6)の要件を満足する多数
のセンサーラインを形成した導電性フィルム。
(1)透明フィルムの一方の表面(A面)に、多数のダイヤモンド型センサー
部が、そのセンサー部の両先端部において接続部を介して電気的に接続して、
多数の平行したX軸センサーラインを形成し、
(2)前記透明フィルムの他方の表面(B面)に、多数のダイヤモンド型セン
サー部がそのセンサー部の両先端部において接続部を介して電気的に接続して、
多数の平行したY軸センサーラインを形成し、
(3)前記A面およびB面におけるダイヤモンド型センサー部は一辺が3〜10
mmの四辺形の形状を有し且つ1〜10μmの幅を有する銅線が多数平行し且つ
一部網状化したパターンで配列されたセンサー部を形成し、
(4)前記A面およびB面におけるダイヤモンド型センサー部の両先端部の接続
部は、1〜10μmの幅を有する銅線が2〜5本が平行し且つ一部網状化して配
列されて形成され、
(5)前記透明フィルムを平面上から見た場合、X軸のダイヤモンド型センサー
の多数の平行したラインにおいて形成された多数の空隙部に、Y軸のダイヤモン
ド型センサー部が配置されるようにX軸のダイヤモンド型センサーラインとY
軸のダイヤモンド型センサーラインとを直交して配列する、
(6)前記A面およびB面におけるセンサーラインは、それぞれのセンサーライ
ンの端末から電気的に端子に接続されている、

(II)前記A面およびB面のダイヤモンド型センサー部における銅線は、1〜3
μmの厚みを有する前記(I)記載の導電性フィルム。
(III)前記A面およびB面のダイヤモンド型センサー部における銅線は0.2〜
1mmの間隔(ピッチ)で平行に配列されている前記(I)記載の導電性フィルム。
(IV)前記A面およびB面におけるセンサーラインは、それぞれのセンサーラ
インの端末から端子まで配線電極でつながっているが、該配線電極はセンサーと
同じ材料で形成され、その配線線幅が10〜100μmで配線間のスペースが
10〜100μmである前記(I)記載の導電性フィルム。
(V)透明フィルムは、50〜300μmの厚みを有するポリエチレンテレフタ
レートフィルムである前記(I)記載の導電性フィルム。
(VI)前記(I)記載の導電性フィルムを使用した静電容量式タッチパネル。
本発明の導電性フィルムは、一枚の透明フィルムの両面(A面およびB面)
にそれぞれに多数のダイヤモンド型センサー部が電気的に接続して多数の平行し
たセンサーラインを形成してX軸とY軸とを形成し、A面およびB面におけるダ
イヤモンド型センサー部はほぼ四辺形の形状であってそのセンサー部においては、
1〜10μmの幅を有する銅線が多数平行し且つ一部網状化したパターンで配列
されている。この透明フィルムを平面上から見た場合、X軸のダイヤモンド型セ
ンサー部の多数の平行したセンサーラインにおいて形成された多数の空隙部にY
軸のダイヤモンド型センサー部が配置されるように、X軸のセンサーラインとY
軸のセンサーラインとが直交するように配置される。
前記本発明の導電性フィルムは、一枚の透明フィルムであるから、二枚のフィ
ルムを貼り合せる必要はなく加工性に優れている。またA面およびB面のいずれ
にも微細な多数の銅線によりダイヤモンド型センサー部が形成されているので
導電性に優れ、微量の静電容量も感度よく捕捉でき、そのため静電容量式タッチ
パネル用の電極材料に適している。殊に大型の画面を有する静電容量式
タッチパネルに有利に利用できる。
本発明の導電性フィルムの一方の表面(A面)において多数のダイヤモンド型センサー部によって形成された多数の平行したX軸センサーラインの部分拡大図を示す。 本発明の導電性フィルムの他方の表面(B面)において多数のダイヤモンド型センサー部によって形成された多数の平行したX軸センサーラインの部分拡大図を示す。
本発明の導電性フィルムに使用される透明フィルムは、樹脂フィルムであって
透明性に優れたものであれば良く、例えば、ポリエステルフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、ポリオレフィンフィルムまたはポリシクロオレフィンフィルム
などが例示できるが好ましくはポリエステルフィルムである。具体的には、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルムまたはポリエチレン−2.6−ナフ
タレート(PEN)フィルムが好ましく、特に好ましいのはポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルムである。これら透明フィルムは2軸延伸されたものが
好ましく使用され、その厚みは、50〜300μmが適当であり、特に好ましくは
80〜250μmである。
次に本発明の導電性フィルムについて図面により説明する。
図1は本発明の導電性フィルムの一方の表面(A面)において多数のダイヤ
モンド型センサー部によって形成された多数の平行したX軸センサーラインの部分
拡大図を示す。
図1において、ダイヤモンド型センサー部1は、その両先端部において接続部
2を介してその多数が連続的に接続してX軸における1つのセンサーライン(X
−1)を形成している。図1では3つのセンサーライン(X−1、X−2および
X−3)が平行して形成されていることを示している。このX軸における各
センサーラインは図1においてほぼ縦方向に平行して配置されている。ここで縦
方向とは1つのセンサーラインにおける各ダイヤモンド型センサー部における接
続部2(センサー部の接続する両先端)を結ぶ線が図面上で上下方向にほぼ垂直
な直線を形成していることを意味する。すなわち、X−1、X−2およびX−3
の各センサーラインは、その軸方向が平行して図面上縦方向(上下方向)に配列
している。
次にダイヤモンド型センサー部1について説明する。このダイヤモンド型セン
サー部1は、一辺が3〜10mm、好ましくは4〜9mmの四辺形の形状を有し、
具体的には正四角形乃至菱形であるのが好適である。このダイヤモンド型セン
サー部1においては、微細な銅線が多数平行に且つ一部網状化したパターンで配
列されている。この微細な銅線は幅が1〜10μm、好ましくは2〜8μmであ
り、その厚みは0.1〜5μm、好ましくは0.1〜4μmであるのが有利である。
この平行した多数の銅線の間隔(ピッチ間隔)は0.2〜1mm、好ましくは0.3
〜0.8mmが有利である。多数の平行した銅線に対して、一部網状化
した銅線(以下“網状化線”と略称することがある)の幅と厚みは、前述した平
行した銅線の幅と厚みの範囲から選択される。
ダイヤモンド型センサー部1における網状化線は、銅線が部分的にまたは局所
的に傷付いたり或いは破談した場合に、ダイヤモンドセンサー部1内の導電ライ
ンが電気的に接線を維持するために機能している。網状化線は、平行した銅線の
長さ方向の10mmに対して1本〜5本、好ましくは2〜5本であるのが望まし
い。網状化線の形状と数の一つの好ましい態様は、図1に示すように平行した多
数の銅線に対して同じ間隔で且つ直交するように配列することである。
またダイヤモンドセンサー部1における多数の平行する銅線の配列方向は、X
軸(センサーラインの方向)とほぼ同じでも良いが図1に示すように或る程度の
角度(例えば10°〜45°)を有して配列することが望ましい。多数の平行する
銅線を、X軸の方向と平行に配列した場合、静電容量式タッチパネルの導電性
フィルムとして使用するとモアレ現象が発生する恐れがある。ダイヤモンド型セン
サー部1の四辺形における相対する頂点の長さ(対角線の長さ)は5〜8mm、
好ましくは6〜7mmが有利である。
図1に示すように隣接する2つのダイヤモンドセンサー部は、接続部2を介して
電気的に接続している。この接続部2は、通常銅線が2〜5本、好ましくは3〜4
本平行して配列されている。この接続部2は平行する銅線の一部が網状化されて
いてもよい。接続部2における銅線の幅と厚みは、ダイヤモンド型センサー部に
おける銅線の前記の範囲から選択される。
以上本発明の導電性フィルムのA面について説明したが次に他方の表面(B面)
について、図2により説明する。
図2は、本発明の導電性フィルムの他方の表面(B面)において多数のダイヤ
モンド型センサー部によって形成された多数の平行したY軸センサーラインの部
分拡大図を示す。
図2においてダイヤモンドセンサー部1は、その両先端部において接続部2を
介してその多数が電気的に接続してY軸の1つのセンサーライン(Y−1)を形成
している、図2では説明上2つのセンサーライン(Y−1とY−2)が平行して
形成されていることを示している。このY軸における各センサーラインは、図2に
おいて、図面上ほぼ横方向に平行して配置されている。ここで横方向とは1つの
センサーラインにおける各ダイヤモンド型センサー部1における接続部2(セン
サー部の接続する両先端部)を結ぶ線が図面上で左右方向にほぼ直線状を形成し
ていることを意味する。すなわちY−1とY−2のセンサーラインは、それらの
軸方向が平行して図面上横方向(左右方向)に配置されている。
次にB面におけるY軸を形成しているダイヤモンド型センサー部1について説
明するが、基本的にはA面におけるX軸とB面におけるY軸とは、同じような形
状および構造を有するダイヤモンド型センサー部を形成している。
すなわち、B面におけるY軸のダイヤモンド型センサー部1は、一辺が3〜
10mm、好ましくは4〜9mmの四辺形の形状を有し、具体的には正四角形乃
至菱形であるのが好適である。このダイヤモンド型センサー部1においては、微
細な銅線が多数平行に且つ一部網状化したパターンで配列されている。この微細
な銅線は幅が1〜10μm、好ましくは2〜8μmであり、その厚みは0.1〜
5μm、好ましくは0.1〜4μmであるのが有利である。この平行した多数の
銅線の間隔(ピッチ間隔)は0.2〜1mm、好ましくは0.3〜0.8mmが有
利である。多数の平行した銅線に対して、一部網状化した銅線(以下“網状化線”
と略称することがある)の幅と厚みは、前述した平行した銅線の幅と厚みの範囲
から選択される。
ダイヤモンド型センサー部1における網状化線は、銅線が部分的にまたは局所
的に傷付いたり或いは破談した場合に、ダイヤモンドセンサー部1内の導電ライ
ンが電気的に接続を維持するために機能している。網状化線は、平行した銅線の
長さ方向の10mmに対して1本〜5本、好ましくは2〜5本であるのが望まし
い。網状化線の形状と数の一つの好ましい態様は図2に示すように、平行した多
数の銅線に対して同じ間隔で且つ直交するように配列することである。
またダイヤモンドセンサー部1における多数の平行する銅線の配列方向は、Y
軸(センサーラインの方向)とほぼ同じでもよいが図2に示すように或る程度の
角度(例えば10°〜45°)を有して配列することが望ましい。多数の平行す
る銅線を、Y軸の方向と平行に配列した場合、静電容量式タッチパネルの導電性
フィルムとして使用するとモアレ現象が発生する恐れがある。ダイヤモンド型セ
ンサー部1の四辺形における相対する頂点の長さ(対角線の長さ)は5〜8mm
好ましくは6〜7mmが有利である。
図2に示すように隣接する2つのダイヤモンドセンサー部は、接続部2を介し
て電気的に接続している。この接続部2は、通常銅線が2〜5本、好ましくは3
〜4本平行して配列されている。この接続部2は平行する銅線の一部が網状化さ
れていてもよい。接続部2における銅線の幅と厚みは、ダイヤモンド型センサー
部における銅線の前記の範囲から選択される。
本発明の導電性フィルムは、一枚の透明フィルムの一方の面(A面)に前記X
軸を形成している多数のセンサーラインおよび他方の面(B面)に前記Y軸を形
成している多数のセンサーラインが配置されている。
A面とB面におけるそれぞれのX軸センサーラインとY軸センサーラインの配
置は、透明フィルムをA面の平面上から直視した場合、X軸のダイヤモンド型セ
ンサーの多数の平行したセンサーラインにおいて形成された多数の空隙部(ダイ
ヤモンド型空隙部)に、Y軸のダイヤモンド型センサー部が配置されるように、
X軸のダイヤモンド型センサーラインとY軸のダイヤモンド型センサーラインと
を直交して配置することが必要である。そのために、X軸における多数のセン
サーラインにより形成される空隙部の形状と大きさが、Y軸における多数のセン
サーラインのダイヤモンド型センサー部の形状と大きさがほぼ重なり合うことが
望ましい。
すなわち、X軸を形成する多数のダイヤモンド型センサー部は、平行して配置
され且つダイヤモンド型のセンサー部の位置が図1に示すように横方向に四辺形
の両端の先端部が同じ高さで配列されていることが望ましい。そうすることによ
って、X軸の四つのダイヤモンド型センサー部で形成される(囲まれる)空隙
部の形状と大きさは、ダイヤモンド型となり、その裏面(B面)においてY軸の
ダイヤモンド型センサー部が位置することになる。ここでA面におけるX軸を形
成する多数のダイヤモンド型センサー部の先端は、隣接するダイヤモンド型セン
サー部の先端と電気的に接触しないことが肝要である。同様にB面においても、
Y軸を形成する多数のダイヤモンド型センサー部の先端は、隣接するダイヤモン
ド型センサー部の先端と電気的に接触しないことが肝要である。
かくしてA面において、多数の平行したセンサーラインによって形成された多
数の空隙部(ダイヤモンド型空隙部)に、B面における多数の平行したセン
サーラインによって形成されたダイヤモンド型センサー部が配置されることに
なる。
前述した如く、A面とB面において、X軸の多数のセンサーラインとY軸の多
数のセンサーラインを直交するように配置することによって、X軸センサーライ
ンにおける接続部と、Y軸のセンサーラインにおける接続部とは、A面の平面図
から見た場合ほぼ同じ位置で直交した状態で配置されることになる。
本発明の導電性フィルムは、一枚の透明フィルムにおいて一方の面(A面)お
よび他方の面(B面)に、それぞれ前述したようにX軸を形成するダイヤモンド
型センサー部の多数のセンサーラインおよびY軸を形成するダイヤモンド型セン
サー部の多数のセンサーラインが配置され、A面の平面図から見た場合、A面の
センサー部とB面のセンサー部とが重なり合わないように配置することが望まし
く、A面のセンサー部とB面のセンサー部とは、両センサー部によって全てのダ
イヤモンド型の空隙部が充填されるように形成されることが望ましい。
前記したように、本発明の導電性フィルムは一枚の透明フィルムの両面に前記
した多数のダイヤモンド型センサー部を有するセンサーラインが形成され構造を
有しているが、実際に利用するに当っては、この導電性フィルムをさらにガラス
板或いは透明樹脂シートで表面保護した構造体であることが好ましい。このガラ
ス板としては厚みが0.5〜4mmのものが望ましく、透明樹脂シートとしては
厚みが0.5〜2mmのものが適当である。かかる透明樹脂としては、ポリカー
ボネート、アクリル樹脂、ポリオレフィンまたはポリシクロオレフィンが挙げら
れるが、ポリカーボネートが優れている。
本発明の導電性フィルムは、静電容量式タッチパネルの部材として適している。
特に(A)面と(B)面に形成されている銅線は導電性に優れ、微細であっても
一部が破損または断線しても網状化されているため一組の導電ラインとして機
能が維持されているので大型画像のタッチパネル材料として有利である。
1: ダイヤモンド型センサー部
2: 接続部
X−1:X軸センサーライン
X−2:X軸センサーライン
X−3:X軸センサーライン
Y−1:Y軸センサーライン
Y−2:Y軸センサーライン

Claims (6)

  1. 透明フィルムの両面に下記(1)〜(6)の要件を満足する多数のセンサーラインを
    形成した導電性フィルム。
    (1)透明フィルムの一方の表面(A面)に、多数のダイヤモンド型センサー部が
    そのセンサー部の両先端部において接続部を介して電気的に接続して、多数の平行し
    たX軸センサーラインを形成し、
    (2)前記透明フィルムの他方の表面(B面)に、多数のダイヤモンド型センサー
    部がそのセンサー部の両先端部において接続部を介して電気的に接続して、多数の平
    行したY軸センサーラインを形成し、
    (3)前記A面およびB面におけるダイヤモンド型センサー部は一辺が3〜10mm
    の四辺形の形状を有し且つ1〜10μmの幅を有する銅線が多数平行し且つ一部網
    状化したパターンで配列されたセンサー部を形成し、
    (4)前記A面およびB面におけるダイヤモンド型センサー部の両先端部の接続部は
    1〜10μmの幅を有する銅線が2〜5本が平行し且つ一部網状化して配列されて
    形成され、
    (5)前記透明フィルムを平面上から見た場合、X軸のダイヤモンド型センサーの多
    数の平行したラインにおいて形成された多数の空隙部に、Y軸のダイヤモンド型セン
    サー部が配置されるように、X軸のダイヤモンド型センサーラインとY軸のダイヤモ
    ンド型センサーラインとを直交して配列する、
    (6)前記A面およびB面におけるセンサーラインは、それぞれのセンサーラインの
    端末から電気的に端子に接続されている。
  2. 前記A面およびB面のダイヤモンド型センサー部における銅線は1〜3μmの厚
    みを有する請求項1記載の導電性フィルム。
  3. 前記A面およびB面のダイヤモンド型センサー部における銅線は0.2〜1mmの
    間隔(ピッチ)で平行に配列されている請求項1記載の導電性フィルム。
  4. 前記A面およびB面におけるセンサーラインは、それぞれのセンサーラ
    インの端末から端子まで配線電極でつながっているが、該配線電極はセンサーと
    同じ材料で形成され、その配線線幅が10〜100μmで配線間のスペースが10
    〜100μmである請求項1記載の導電性フィルム。
  5. 透明フィルムは、50〜300μmの厚みを有するポリエチレンテレフタレートフィ
    ルムである請求項1記載の導電性フィルム。

  6. 請求項1記載の導電性フィルムを使用した静電容量式タッチパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020731A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 株式会社不二工機 アキュームレータ

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