JP2014071585A - Rfidタグ、rfidタグ連続体及びrfidタグの作成方法 - Google Patents

Rfidタグ、rfidタグ連続体及びrfidタグの作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】物品への貼り付け作業が簡単であって、金属製品に近接して取り付けてもリーダーライターとの間におけるデータ通信を可能とするRFIDタグ、RFIDタグ連続体及びRFIDタグの作成方法を提供する。
【解決手段】RFIDタグ3は、第1の領域11の裏面にRFIDインレット5が配置されており、第2の領域12の裏面にRFID磁性シート6が配置されており、折畳み線10を境にしてタグ基材4を折り畳んだ状態において、RFIDインレット5とRFID磁性シート6とが互いに対向するようにRFIDインレット5及びRFID磁性シート6が配置されており、折畳み線10を境にしてタグ基材4を折り畳んだ状態において、第1の領域11の裏面の粘着剤層7の少なくとも一部が露出するように第1の領域11及び第2の領域12の外径形状が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明はRFID(Radio Frequency Identification;無線自動認識)タグ、RFIDタグ連続体及びRFIDタグの作成方法にかかるもので、とくに金属製品に取り付けるためのRFIDタグ、RFIDタグ連続体及びRFIDタグの作成方法に関するものである。
従来から、ICチップ及びRFIDアンテナを有して無線によりデータの書込み及び読取りを行うことができるRFIDインレットを備えたRFIDタグを各種物品に取り付け、これら物品についての各種データの読み書きを行って、必要なデータ管理等、諸々の分野に利用している。
RFIDタグを利用するに際して、上記物品が金属製である場合には、上記RFIDタグが物品に近接しすぎた状態で取り付けられると、RFIDアンテナと無線通信可能なライターアンテナを有するリーダーライターとの間におけるデータ通信に支障が生じやすいという問題がある。
この問題を解消するために、とくにHF帯(3MHz〜30MHz(たとえば、13.56MHz))の電波を使用するRFIDインレットの場合には、RFIDインレットと金属製品との間に透磁率が比較的高い磁性シート(RFID磁性シート)を介在させることにより、ライターアンテナからの磁束が磁性シート内部を通りRFIDアンテナに誘導電流が流れて、RFIDアンテナ及びライターアンテナ間の無線通信を可能とすることが行われている。
しかし、上記RFID磁性シートは、あらかじめ所定の表示情報(固定情報)を有するように構成したRFIDタグと金属製品との間にこれを介在させて使用する形態であったために、当該RFIDタグに必要に応じて任意の可変情報を表示することが困難であるとともに、その使用態様にも限界があるという問題がある。
さらに、RFID磁性シートには、上記データ通信の際に磁束が通り抜けるためのスペースが必要であるために、ある程度の厚さが必要であり、RFIDタグの総厚が厚くなってしまう。したがって、プリンターにおける印字ヘッド及びプラテンローラー等の間にRFIDタグを挟持移送して印字することが困難であるという問題がある。
RFIDタグに可変情報を印字して表示するには、RFIDインレットの保持部分を折り曲げることにより他の部分から離反させ、金属表面から起立させるようにしたものがある(特許文献1)。しかし、折り曲げる手間がかかる等、万能とはいえない。そこで、RFIDタグを印字発行したのちにRFID磁性シートを貼り合わせる方法が採られていた。しかし、RFIDインレットの位置に合わせてRFID磁性シートを貼り合わせる作業が難しく面倒だという問題がある。
特開2007−122542号公報
本発明の課題は、物品への貼り付け作業が簡単であって、金属製品に近接して取り付けてもリーダーライターとの間におけるデータ通信を可能とするRFIDタグ、RFIDタグ連続体及びRFIDタグの作成方法を提供することである。
また、本発明の課題は、金属製品との間にRFID磁性シートをあらかじめ介在させてデータ通信機能を維持可能としたRFIDタグ、RFIDタグ連続体及びRFIDタグの作成方法を提供することである。
また、本発明の課題は、必要に応じてプリンターに装填し、可変情報を印字することができるRFIDタグ、RFIDタグ連続体及びRFIDタグの作成方法を提供することである。
また、本発明の課題は、あらかじめRFID磁性シートを有し、必要に応じて金属製品への取付け形態を選択し、使用形態に融通性を持たせることができるRFIDタグ、RFIDタグ連続体及びRFIDタグの作成方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、タグ基材と、前記タグ基材に設けられ、ICチップ及びRFIDアンテナを有して無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットと、を有するRFIDタグであって、前記タグ基材には、前記タグ基材を折り畳み可能とする折畳み線が形成されており、前記折畳み線を境にして前記タグ基材に第1の領域及び第2の領域が設けられており、前記第1の領域の裏面に前記RFIDインレットが配置されており、前記第2の領域の裏面にRFID磁性シートが配置されており、前記第1の領域及び前記第2の領域は、それぞれの裏面に粘着剤層を有しており、前記第1の領域と前記第2の領域とを互いに貼り合わせ可能であって、前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記RFIDインレットと前記RFID磁性シートとが互いに対向するように前記RFIDインレット及び前記RFID磁性シートが配置されており、前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記第1の領域の裏面の前記粘着剤層の少なくとも一部が露出するように前記第1の領域及び前記第2の領域の外径形状が形成されていること、を特徴とするRFIDタグである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のRFIDタグにおいて、前記第1の領域は、前記第2の領域よりも外径形状が大きく形成されていること、を特徴とするRFIDタグである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のRFIDタグにおいて、前記第2の領域は、前記折畳み線に隣接する部分に前記第2の領域の他の部分よりも幅が狭く形成された、くびれ部を有すること、を特徴とするRFIDタグである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のRFIDタグにおいて、前記RFID磁性シートは、前記RFIDインレットの前記RFIDアンテナを覆うことができる大きさを有していることを特徴とするRFIDタグである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のRFIDタグにおいて、前記タグ基材の表面は、印字可能に形成されていること、を特徴とするRFIDタグである。
請求項6の発明は、タグ基材と、前記タグ基材に設けられ、ICチップ及びRFIDアンテナを有して無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットと、を有するRFIDタグを複数枚有するRFIDタグ連続体であって、前記タグ基材には、前記タグ基材を折り畳み可能とする折畳み線が形成されており、前記折畳み線を境にして前記タグ基材に第1の領域及び第2の領域が設けられており、前記第1の領域の裏面に前記RFIDインレットが配置されており、前記第2の領域の裏面にRFID磁性シートが配置されており、前記第1の領域及び前記第2の領域は、それぞれの裏面に粘着剤層を有しており、前記第1の領域と前記第2の領域とを互いに貼り合わせ可能であって、前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記RFIDインレットと前記RFID磁性シートとが互いに対向するように前記RFIDインレット及び前記RFID磁性シートが配置されており、前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記第1の領域の裏面の前記粘着剤層の少なくとも一部が露出するように前記第1の領域及び前記第2の領域の外径形状が形成されていること、を特徴とするRFIDタグ連続体である。
請求項7の発明は、タグ基材と、前記タグ基材に設けられ、ICチップ及びRFIDアンテナを有して無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットと、を有するRFIDタグの作成方法であって、前記タグ基材に前記タグ基材を折り畳み可能とする折畳み線を形成し、前記折畳み線を境にして前記タグ基材に第1の領域及び第2の領域を設け、前記第1の領域及び前記第2の領域には、それぞれの裏面に粘着剤層を形成し、前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記第1の領域の裏面の前記粘着剤層の少なくとも一部が露出するように前記第1の領域及び前記第2の領域の外径形状を形成し、前記折畳み線において前記タグ基材を折り畳んだ状態で、前記RFIDインレットとRFID磁性シートとを互いに対向させるように、前記第1の領域の裏面に前記RFIDインレットを配置し、かつ、前記第2の領域の裏面にこのRFID磁性シートを配置し、前記第1の領域と前記第2の領域とを前記粘着剤層により互いに貼り合わせること、を特徴とするRFIDタグの作成方法である。
本発明のRFIDタグ、RFIDタグ連続体及びRFIDタグの作成方法によれば、RFIDタグは、折り畳んだ状態で粘着剤層が露出するため、別途両面テープや粘着剤等を用意することなく、RFIDインレットと金属製品との間にRFID磁性シートを介在させた状態で簡単にRFIDタグを金属製品に貼り付けることができる。よって、RFIDタグは、金属製品との間の距離が短くてもデータ通信を可能とすることができる。また、RFIDタグは、当該RFIDタグ自体にRFID磁性シートを内蔵させているので、その金属製品への取付け形態を必要に応じて幅広く選択することができる。
RFIDタグ連続体1の平面図である。 図1中に矢印で示したII−II線断面図である。 タグ基材4に印字するためのサーマルプリンター17の概略側面図である。 サーマルプリンター17により印字したRFIDタグ3の説明図である。 サーマルプリンター17によりRFIDタグ3に可変情報9を印字したのち、折畳み線10の部分でタグ基材4を折り畳む途中を示す斜視図である。 二つ折り状態のRFIDタグ3を第2の領域12の表面側が見える状態で示す図である。 二つ折り状態のRFIDタグ3を第1の領域11の表面側が見える状態で示す図である。 折り畳んだ状態のRFIDタグ3を金属製品Mに取り付けた状態の断面図である。 サーマルプリンター17により印字した第2実施形態のRFIDタグ3−2の説明図である。 二つ折り状態のRFIDタグ3−2を第2の領域12の表面側が見える状態で示す図である。 二つ折り状態のRFIDタグ3−2を第1の領域11の表面側が見える状態で示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、RFIDタグ連続体1の平面図である。
図2は、図1中に矢印で示したII−II線断面図である。
なお、図1及び図2を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
RFIDタグ連続体1は、帯状の台紙2と、この台紙2上に連続して所定のピッチで仮着した複数枚のRFIDタグ3と、を有する
RFIDタグ3は、タグ基材4と、RFIDインレット5と、RFID磁性シート6と、粘着剤層7と、を有する。
タグ基材4は、紙材又は合成樹脂材により形成されたシート状の部材である。タグ基材4は、その裏面に粘着剤層7を有している。また、タグ基材4は、その表面に、後述する任意の情報(固定情報8及び可変情報9)を表示可能となっている。なお、本実施形態の説明では、図1において示されている面を表面、その反対側の面を裏面と呼び、説明を行うが、この表面、裏面とは、説明の便宜上の称呼であって、特別な意味を持つものではない。
タグ基材4は、タグ基材4をその中央付近において折り畳み可能とする折畳み線10を有している。この折畳み線10を境にして、タグ基材4に第1の領域11及び第2の領域12が形成されている。なお図示の例では、折畳み線10は、RFIDタグ連続体1の流れ方向(移送方向)に直交する方向に沿っている。
この第1の領域11の裏面のほぼ中央部には、RFIDインレット5が配置されている。また、第2の領域12の裏面のほぼ中央部には、RFID磁性シート6が配置されている。さらに、折畳み線10を境にしてタグ基材4を折り畳んだ状態で、RFIDインレット5とRFID磁性シート6とが互いに対向可能なように、RFIDインレット5及びRFID磁性シート6が配置されている。
第1の領域11及び第2の領域12は、それぞれの裏面に、より正確には、RFIDインレット5及びRFID磁性シート6の周囲を囲むように、粘着剤層7を有している。この粘着剤層7は、第1の領域11及び第2の領域12を互いに貼り合わせ可能とし、かつ、帯状の台紙2上に第1の領域11及び第2の領域12のタグ基材4を仮着可能としている。
さらに、第1の領域11は、第2の領域12よりも外径形状が大きく形成されている。
RFIDインレット5は、フィルム状のインレットシート13上にICチップ14及びRFIDアンテナ15を有しており、無線によるデータ通信が可能である。
RFID磁性シート6は、透磁率が比較的高く磁気損失が低い金属系の粉体を合成樹脂シートに練り込んだものである。RFID磁性シート6は、タグ基材4を折り畳んだ状態で、少なくともRFIDインレット5のRFIDアンテナ15を覆うことができる大きさを有している。
上記金属系の粉体としては、たとえば、鉄やニッケルのような金属、フェライトのような金属酸化物、パーマロイのような合金を用いることが望ましい。粉体の形状は、等方性でも異方性でも、扁平していてもよい。
なお、台紙2の裏面には、プリンター(サーマルプリンター17、図3)においてRFIDタグ3の相対位置を検出するための位置検出用マーク16をあらかじめ印刷してある。
上述したように、タグ基材4の表面には、固定情報8を印刷、可変情報9を印字可能となっている。
なお、本明細書及び請求項中においては、当業者の通常の用法として、印刷機による固定情報の表示を「印刷」とし、サーマルプリンターによる可変情報の出力を「印字」として使い分けている。しかし、「印字」との記載は、上述したように、サーマルプリンターによる可変情報の出力を指すものであり、文字の出力に限らず、本実施形態の可変情報9のようにバーコード等の図形や画像等の出力も含むものとする。
図3は、タグ基材4に印字するためのサーマルプリンター17の概略側面図である。
図4は、サーマルプリンター17により印字したRFIDタグ3の説明図である。図4(a)は、RFIDタグ3の平面図であり、図4(b)は、RFIDタグ3の裏面図である。
サーマルプリンター17は、RFIDタグ連続体1の供給部18と、検出部19と、データ読書き部20と、印字部21と、切断部22と、を有する。
供給部18は、RFIDタグ連続体1をロール状に保持し、検出部19、データ読書き部20及び印字部21の方向にRFIDタグ連続体1を帯状に繰り出し可能である。
検出部19は、RFIDタグ連続体1の裏面に位置する位置検出用マーク16を検出可能な光学センサー23を有する。
データ読書き部20は、内蔵アンテナ24を有し、RFIDインレット5との間におけるデータ通信によって、RFIDインレット5のICチップ14へのデータ読書きが可能である。また、データ読書き部20は、印字部21の近傍に設けられており、印字部21によるRFIDタグ3の表面上への各種情報(可変情報9)の印字とほぼ同時にデータ通信を行うことができる。
なお、内蔵アンテナ24(データ読書き部20)を設ける位置としては、印字部21の上流側又は下流側のいずれでもよく、RFIDタグ連続体1の裏側(台紙2側)であってもよい。
印字部21は、サーマルヘッド25及びプラテンローラー26と、熱転写インクリボン27の供給軸28及び巻取り軸29と、を有する。
印字部21は、サーマルヘッド25及びプラテンローラー26の間にRFIDタグ連続体1及び熱転写インクリボン27を挟持し、プラテンローラー26を回転駆動しながら、サーマルヘッド25からの印字信号によりRFIDタグ連続体1(RFIDタグ3)の表面上に可変情報9を印字可能である。
なお、固定情報8は、あらかじめ印刷機(図示せず)によりRFIDタグ3の表面上に、たとえば「管理No.」を表示しておく。また、サーマルプリンター17により可変情報9である「管理No.」の具体的な番号等として、たとえば視認可能な「○○△△」及び光学的に読み取り可能なバーコード等を印字する。
切断部22は、固定刃30及び可動刃31を有し、RFIDタグ連続体1を所定ピッチで切断して、台紙2付きの単葉のRFIDタグ3とする。
なお、単葉のRFIDタグ3とせずに、複数枚のRFIDタグ3をまとめて切断部22により切断し、帯状のまま、又は、ロール状に巻き取って取り扱うこともできる。
こうした構成のRFIDタグ連続体1及びRFIDタグ3において、タグ基材4を折り畳むことにより、RFIDインレット5に接してRFID磁性シート6をあらかじめ内蔵積層した状態のRFIDタグ3を得ることができる。
図5は、サーマルプリンター17によりRFIDタグ3に可変情報9を印字したのち、折畳み線10の部分でタグ基材4を折り畳む途中を示す斜視図である。
図5に示すように、第1の領域11及び第2の領域12における裏面側の粘着剤層7を互いに貼り合わせるようにして、RFIDインレット5及びRFID磁性シート6を対向させる。これにより、RFID磁性シート6がRFIDインレット5を被覆した状態となって、いわば二つ折り状態のRFIDタグ3が完成する。
サーマルプリンター17においてRFIDタグ連続体1(RFIDタグ3)に印字する際には、最終的に二つ折りにした状態のほぼ半分の厚さであるため、サーマルプリンター17で印字する際の機械的負荷が少なく、ICチップ14の破損も回避される。さらに、厚手のRFID磁性シート6を使用することができるようになるため、金属面(金属製品M、図8)においても、より安定したデータ通信が可能になる。
なお、本実施形態では、第1の領域11の表面側にのみ印字を行うようにしたが、これに限らず、たとえば、第2の領域12の表面側にも可変情報9を印字する用にしてもよい。このようにすれば、RFIDタグ3の表裏面に固定情報8及び可変情報9を、両面印字による表示と同様に表示しておくこともできる。
図6は、二つ折り状態のRFIDタグ3を第2の領域12の表面側が見える状態で示す図である。
図7は、二つ折り状態のRFIDタグ3を第1の領域11の表面側が見える状態で示す図である。
上述したように、第1の領域11は、第2の領域12よりも外径形状が大きく形成されている。したがって、二つ折り状態のRFIDタグ3では、第2の領域12の表面の周囲に、第1の領域11の粘着剤層7が露出した部分が形成されている。この粘着剤層7が露出した部分を利用して、貼付け対象の物品に二つ折り状態のRFIDタグ3を貼り付けることが可能である。よって、本実施形態のRFIDタグ3は、別途両面テープや粘着剤等を用意することなく、物品への貼り付けが可能であり、貼り付け作業が簡単である。
図8は、折り畳んだ状態のRFIDタグ3を金属製品Mに取り付けた状態の断面図である。
二つ折り状態のRFIDタグ3は、別途両面テープや粘着剤等を用意することなく、金属製品MとRFIDインレット5との間にRFID磁性シート6を介在させて、金属製品Mに簡単に取り付けることができる。
したがって、RFIDインレット5に金属製品Mが近接していても、リーダーライター33からの電波がRFIDインレット5を越えてRFID磁性シート6まで集中する結果、リーダーライター33によりRFIDタグ3との間でデータ通信を有効に行うことができる。
取付け形態としては、粘着剤層7を用いるが、粘着剤層7が露出した部分を利用せずに、RFIDタグ3の周縁部に取付け孔を設け、取付け紐(いずれも図示せず)により金属製品Mに提げるようにしてもよい。このように、RFIDタグ3自体がRFID磁性シート6をその内部に保有しているので、RFIDタグ3の取付け形態を必要に応じて選択することができる。
(第2実施形態)
図9は、サーマルプリンター17により印字した第2実施形態のRFIDタグ3−2の説明図である。
第2実施形態のRFIDタグ3−2は、くびれ部12aを有している他は、第1実施形態と同様の形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
RFIDタグ3−2は、折畳み線10に隣接する部分にくびれ部12aを有している。このくびれ部12aは、第2の領域12の他の部分よりも幅(図9中では上下方向の幅)が狭く形成されている。
図10は、二つ折り状態のRFIDタグ3−2を第2の領域12の表面側が見える状態で示す図である。
図11は、二つ折り状態のRFIDタグ3−2を第1の領域11の表面側が見える状態で示す図である。
第1実施形態と同様に、第1の領域11は、第2の領域12よりも外径形状が大きく形成されている。したがって、二つ折り状態のRFIDタグ3−2では、第2の領域12の表面の周囲に、粘着剤層7が露出した部分が形成されている。また、第2実施形態の第2の領域12は、くびれ部12aを有しているので、二つ折り状態のRFIDタグ3−2では、粘着剤層7が露出した部分が折畳み線10のある辺にも回り込む形態で形成される。よって、第2実施形態のRFIDタグ3−2は、第1実施形態のRFIDタグ3よりも強力に物品に対して取り付けることができる。なお、第2実施形態のRFIDタグ3−2は、第1実施形態のRFIDタグ3と同様に、別途両面テープや粘着剤等を用意することなく、物品への貼り付けが可能であり、貼り付け作業が簡単である。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
各実施形態において、二つ折り状態のRFIDタグ3,3−2は、折畳み線10のある辺以外の辺の全周に粘着剤層7が露出した部分が形成される例を挙げて説明した。これに限らず、たとえば、いずれか一箇所の辺のみにおいて粘着剤層7が露出した部分が形成されるようにしてもよいし、粘着剤層7が露出した部分が断続的に形成されていてもよい。すなわち、RFIDタグは、折畳み線を境にしてタグ基材を折り畳んだ状態において、第1の領域の裏面の前記粘着剤層の少なくとも一部が露出するように第1の領域及び第2の領域の外径形状が形成されていればよい。
各実施形態において、折畳み線10は、RFIDタグ連続体1の流れ方向(移送方向)に直交する方向に沿っている例を挙げて説明した。これに限らず、たとえば、折畳み線10は、RFIDタグ連続体の流れ方向(移送方向)に平行な方向に沿って設けられていてもよい。
なお、各実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 RFIDタグ連続体
2 台紙
3 RFIDタグ
4 タグ基材
5 RFIDインレット
6 RFID磁性シート
7 粘着剤層
8 固定情報
9 可変情報
10 折畳み線
11 第1の領域
12 第2の領域
13 インレットシート
14 ICチップ
15 RFIDアンテナ
16 位置検出用マーク
17 サーマルプリンター
18 供給部
19 検出部
20 データ読書き部
21 印字部
22 切断部
23 光学センサー
24 内蔵アンテナ
25 サーマルヘッド
26 プラテンローラー
27 熱転写インクリボン
28 供給軸
29 巻取り軸
30 固定刃
31 可動刃
32 両面粘着テープ
33 リーダーライター
3−2 RFIDタグ
12a くびれ部
M 金属製品

Claims (7)

  1. タグ基材と、
    前記タグ基材に設けられ、ICチップ及びRFIDアンテナを有して無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットと、
    を有するRFIDタグであって、
    前記タグ基材には、前記タグ基材を折り畳み可能とする折畳み線が形成されており、
    前記折畳み線を境にして前記タグ基材に第1の領域及び第2の領域が設けられており、
    前記第1の領域の裏面に前記RFIDインレットが配置されており、
    前記第2の領域の裏面にRFID磁性シートが配置されており、
    前記第1の領域及び前記第2の領域は、それぞれの裏面に粘着剤層を有しており、前記第1の領域と前記第2の領域とを互いに貼り合わせ可能であって、
    前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記RFIDインレットと前記RFID磁性シートとが互いに対向するように前記RFIDインレット及び前記RFID磁性シートが配置されており、
    前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記第1の領域の裏面の前記粘着剤層の少なくとも一部が露出するように前記第1の領域及び前記第2の領域の外径形状が形成されていること、
    を特徴とするRFIDタグ。
  2. 請求項1に記載のRFIDタグにおいて、
    前記第1の領域は、前記第2の領域よりも外径形状が大きく形成されていること、
    を特徴とするRFIDタグ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のRFIDタグにおいて、
    前記第2の領域は、前記折畳み線に隣接する部分に前記第2の領域の他の部分よりも幅が狭く形成された、くびれ部を有すること、
    を特徴とするRFIDタグ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のRFIDタグにおいて、
    前記RFID磁性シートは、前記RFIDインレットの前記RFIDアンテナを覆うことができる大きさを有していることを特徴とするRFIDタグ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のRFIDタグにおいて、
    前記タグ基材の表面は、印字可能に形成されていること、
    を特徴とするRFIDタグ。
  6. タグ基材と、
    前記タグ基材に設けられ、ICチップ及びRFIDアンテナを有して無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットと、を有するRFIDタグを複数枚有するRFIDタグ連続体であって、
    前記タグ基材には、前記タグ基材を折り畳み可能とする折畳み線が形成されており、
    前記折畳み線を境にして前記タグ基材に第1の領域及び第2の領域が設けられており、
    前記第1の領域の裏面に前記RFIDインレットが配置されており、
    前記第2の領域の裏面にRFID磁性シートが配置されており、
    前記第1の領域及び前記第2の領域は、それぞれの裏面に粘着剤層を有しており、前記第1の領域と前記第2の領域とを互いに貼り合わせ可能であって、
    前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記RFIDインレットと前記RFID磁性シートとが互いに対向するように前記RFIDインレット及び前記RFID磁性シートが配置されており、
    前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記第1の領域の裏面の前記粘着剤層の少なくとも一部が露出するように前記第1の領域及び前記第2の領域の外径形状が形成されていること、
    を特徴とするRFIDタグ連続体。
  7. タグ基材と、
    前記タグ基材に設けられ、ICチップ及びRFIDアンテナを有して無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットと、
    を有するRFIDタグの作成方法であって、
    前記タグ基材に前記タグ基材を折り畳み可能とする折畳み線を形成し、
    前記折畳み線を境にして前記タグ基材に第1の領域及び第2の領域を設け、
    前記第1の領域及び前記第2の領域には、それぞれの裏面に粘着剤層を形成し、
    前記折畳み線を境にして前記タグ基材を折り畳んだ状態において、前記第1の領域の裏面の前記粘着剤層の少なくとも一部が露出するように前記第1の領域及び前記第2の領域の外径形状を形成し、
    前記折畳み線において前記タグ基材を折り畳んだ状態で、前記RFIDインレットとRFID磁性シートとを互いに対向させるように、前記第1の領域の裏面に前記RFIDインレットを配置し、かつ、前記第2の領域の裏面にこのRFID磁性シートを配置し、
    前記第1の領域と前記第2の領域とを前記粘着剤層により互いに貼り合わせること、
    を特徴とするRFIDタグの作成方法。
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