JP2014070761A - 空調室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱部材をスクロール部に簡易に固定する。
【解決手段】熱交換器20の後方には、第1フレーム50とその後方に第2フレーム60とが配置されている。そして、第1フレーム50のスクロール部50bの裏面には断熱部材70が取り付けられている。断熱部材70は、スクロール部50bと第2フレーム60とで挟持されることによって、スクロール部50bに固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調室内機に関する。
特許文献1には、上部に吸込口が形成され、下部に吹出口が形成されたケーシングと、ケーシング内に収納された熱交換器及び室内ファンとを備えた空調室内機が開示されている。吸込口から吸い込まれた空気は、熱交換器を通過した後、スクロール部(底フレーム)に沿って流れ、吹出口から吹き出される。
上記空調室内機において、冷房運転時に、低温の空気がスクロール部に沿って流れると、スクロール部が冷却される。ここで、冷却されたスクロール部と、スクロール部の裏面側の空気との温度差が生じると、スクロール部の裏面に結露が生じる。そこで、特許文献1では、スクロール部の裏面に結露防止用の断熱部材が接着されている。
特開2001−116346号公報
しかし、断熱部材を接着剤等で接着すると、スクロール部に対する断熱部材の位置決めが難しい。また、断熱部材をスクロール部の裏面に固定する他の方法として、ネジ止めや貼付などが採用されているが、ネジ止めによる固定では、断熱部材を複数箇所でネジ止めする必要があるため、固定工程が煩雑となる。また、貼付による固定では、接着剤による接着と同様に、スクロール部に対する断熱部材の位置決めが難しい。
そこで、本発明は、断熱部材をスクロール部に簡易に固定することができる空調室内機を提供することを目的とする。
第1の発明に係る空調室内機は、吸込口から吹出口に至る空気流路に配置された熱交換器を備えた空調室内機であって、前記熱交換器を通過した空気が前記吹出口に向かって流れるスクロール部を有する第1フレームと、前記第1フレームの後方に配置される第2フレームと、前記スクロール部の裏面に配置される断熱部材とを備え、前記断熱部材が前記スクロール部と前記第2フレームとによって挟持される。
この空調室内機では、スクロール部の裏面に配置される断熱部材をスクロール部と第2フレームとで挟持することにより、断熱部材をスクロール部に簡易に固定することができる。
第2の発明に係る空調室内機は、第1の発明において、前記第1フレームと前記第2フレームとによって、前記空調室内機の下部に吸込口が形成されている。
この空調室内機では、第1フレーム及び第2フレームにより吸込口を簡易に且つ所望の形状に形成することができる。
第3の発明に係る空調室内機は、第2の発明において、前記第2フレームは、前記断熱部材に向かって突出し且つ前記吸込口の長手方向に離れて配置された複数の突出部を有しており、前記断熱部材は、前記スクロール部の裏面と前記突出部とによって挟持される。
この空調室内機では、第2フレームの突出部が吸込口の長手方向に離れて配置され、突出部が吸込口全体を塞がない。そのため、吸込口の長手方向全体に突出部が配置されている場合に比べて、室内機内部へ吸い込まれる気流が抵抗を受けるのを抑制できる。
第4の発明に係る空調室内機は、第3の発明において、前記断熱部材には、前記第2フレームに対向する凹部が形成されており、前記突出部は前記凹部内に配置される。
この空調室内機では、突出部が断熱部材の凹部に嵌まることによって突出部のずれやガタつきを防止できる。また、支持部が凹部の深さ方向に移動することで凹部の深さが深くなっても、平面に新たに溝が形成される場合に比べて、外観への影響が小さい。さらに、凹部と突出部とが略同じ大きさである場合は、突出部の位置決めを行うことができる。
第5の発明に係る空調室内機は、第1〜第4の発明において、前記第1フレーム及び前記第2フレームの少なくとも一方は、前記断熱部材を位置決めするための位置決め部を有している。
この空調室内機では、位置決め部によって、断熱部材の上記フレームに対する位置決めを簡易に行うことができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、断熱部材をスクロール部と第2フレームとで挟持することにより、断熱部材をスクロール部に簡易に固定することができる。
第2の発明では、第1フレーム及び第2フレームにより吸込口を簡易に且つ所望の形状に形成することができる。
第3の発明では、第2フレームの突出部が吸込口の長手方向に離れて配置されるので、吸込口全体が突出部によって塞がれない。そのため、突出部が吸込口の長手方向全体に配置されている場合に比べて、室内機内部へ吸い込まれる気流が抵抗を受けるのを抑制できる。
第4の発明では、第2フレームの突出部が断熱部材の凹部に嵌まることにより、突出部のずれやガタつきを防止できる。また、突出部により断熱部材の凹部の深さが深くなっても、平面に新たに溝が形成される場合に比べて、外観に相違が生じにくい。さらに、凹部と突出部とが略同じ大きさである場合は、突出部の位置決めを行うことができる。
第5の発明では、第1フレーム及び前記第2フレームの少なくとも一方の位置決め部によって、断熱部材の上記フレームに対する位置決めを簡易に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る空調室内機の斜視図である。 空調室内機の断面図であり、図1のII−II線に沿った図である。 (a)は第1フレーム及び第2フレームの構成を概略的に示した模式断面図であり、(b)は第1フレーム及び熱交換器の位置関係を示す正面図である。 第1フレーム、断熱部材及び第2フレームの分解斜視図である。 第1フレームに断熱部材を取り付けた状態の背面図である。 第1フレームに第2フレームを装着したときの状態を示す斜視図である。 (a)は第1フレームに第2フレームを装着したときの状態を示す底面図であり、(b)は(a)に示す断熱部材の突出部周辺の拡大図である。
以下に、本発明の実施形態について、図1〜7を参照しつつ説明する。
(空調室内機の全体構成)
空調室内機100は、図1,2に示すように、壁掛けタイプであり、本体ケーシング10と、本体ケーシング10の内部に配置された熱交換器20、室内ファン30、フィルタ40、第1フレーム50及び第2フレーム60とを備えている。また、第1フレーム50の裏面には、結露防止用の断熱部材70が取り付けられている。
[本体ケーシング]
本体ケーシング10は、図1,2に示すように、前面グリル10aと、前面パネル10bと、取付板10cとを有し、取付板10cを介して設置側壁110に取り付けられる(図3参照)。前面パネル10bは、前面グリル10aの前面を覆っており、上端が前面グリル10aに回動自在に支持され、ヒンジ式に動作することができる。取付板10cは、本体ケーシング10の後端部に配置されている。
図2に示すように、前面グリル10aと前面パネル10bと第1フレーム50とによって立体空間が形成され、その立体空間には、熱交換器20、室内ファン30及びフィルタ40が配置されている。また、第1フレーム50の後方には、取付板10cの前方に第2フレーム60が配置されている。
熱交換器20は、側面視において両端が下方に向かって屈曲した逆V字状に形成され、第1フレーム50に取り付けられている。熱交換器20では、通過する空気との間で熱交換が行われる。
室内ファン30は、熱交換器20の下方に配置され、室内から取り込んだ空気を、熱交換器20に当てて通過させた後、室内に吹き出す。
フィルタ40は、本体ケーシング10の前面グリル10aと熱交換器20との間に配置され、熱交換器20に向かって流入してくる空気に含まれる塵埃を除去する。
また、図2に示すように、本体ケーシング10の下面部には吹出口11及び下吸込口12が形成され、本体ケーシング10の上面部には上吸込口13が形成されている。
吹出口11には、図1,2に示すように、2つのフラップ21,22が前後方向に並んで配置されている。フラップ21,22は、前面グリル10aに対して回動自在に取り付けられ、吹出口11から吹き出される空気の風向(吹出方向)を調整するとともに吹出口11を開閉可能にする。そして、吹出口11から第1フレーム50に沿って吹出経路14が形成されている。吹出口11は、吹出経路14を介して本体ケーシング10の内部と繋がっている。
吹出口11の後方に形成された下吸込口12は、図2に示すように、第1フレーム50と第2フレーム60とによって形成された開口である。また、第1フレーム50と第2フレーム60との間には下吸込経路15が形成されており、下吸込口12は下吸込経路15を介して本体ケーシング10の内部と繋がっている。下吸込経路15は、第1フレーム50を挟んで吹出経路14と隣接している。また、下吸込口12には、開閉機構16の回動により下吸込口12を開閉するシャッター17が配置されている。
下吸込口12近傍の室内空気は、室内ファン30の駆動によって下吸込口12、下吸込経路15、フィルタ40及び熱交換器20を経て室内ファン30に吸い込まれ、その後、吹出経路14を通って吹出口11から吹き出される。
一方、上吸込口13近傍の室内空気は、室内ファン30の駆動によって上吸込口13、フィルタ40及び熱交換器20を経て室内ファン30に吸い込まれ、その後、吹出経路14を通って吹出口11から吹き出される。
次に、第1フレーム50、第2フレーム60及び断熱部材70について、図3〜7を参照しつつ説明する。なお、図3(a)には、第1フレーム50、第2フレーム60及び断熱部材70等の模式断面図を示しているが、断面を示すハッチングを省略している。
本体ケーシング10内には、図3(a)に示すように、取付板18から前方に向かって順に第2フレーム60、断熱部材70及び第1フレーム50が配置されている。
<第1フレーム>
第1フレーム50は、図3に示すように、吹出端部50a、スクロール部50b、ドレンパン50c、据付部50d、連通口50e及び熱交換器支持部50hを有している。また、第1フレーム50には、熱交換器20側に配置される第1面(表面)50fと、第1面50fと反対側の第2面(裏面)50gとが形成されている。第2面50gは、取付板18側に配置された面である。
吹出端部50aは、第1フレーム50の一端部であり(図3に示す下端部)、吹出口11の近傍に設けられる。吹出端部50aは、スクロール部50bに対して屈曲することで本体ケーシング10に取り付けられている。
スクロール部50bは、吹出端部50aから斜め上方に向かって延在した湾曲状の壁部である。スクロール部50bは、室内ファン30から送り出される空気を吹出口11に導く吹出経路14を構成し、スクロール部50bの第1面(表面)50fは、吹出経路14の一面を構成している。
ドレンパン50cは、スクロール部50bから分岐するように構成され、スクロール部50bから斜め後方に延在した第1受け部50c−1と、スクロール部50bから斜め前方に延在した第2受け部50c−2とを有している。第1受け部50c−1及び第2受け部50c−2はいずれも熱交換器20の下方に配置され、熱交換器20から滴下する液体を受ける受け皿を構成している。ドレンパン50cの幅は、図3(b)に示すように、熱交換器20の幅よりやや狭い。
そして、スクロール部50bの第2面(裏面)50g及びドレンパン50cの第1受け部50c−1の第2面(裏面)50gには、図3(a)に示すように、断熱部材70が取り付けられている。
据付部50dは、第1フレーム50の他端部(図3に示す上端部)であり、取付板18に向かって延在した壁部である。据付部50dが取付板18に固定されることによって、第1フレーム50は熱交換器20などの重量物を支持することができる。
そして、ドレンパン50cの第1受け部50c−1と据付部50dとの間には略上下方向に延びた接続部50iが設けられている。接続部50iには、図3(b)に示すように、幅方向に延在した連通口50eが形成されている。下吸込口12から吸い込まれ、下吸込経路15を経た空気は、連通口50eを通って熱交換器20に送り込まれる。
また、図3(b)に示すように、第1フレーム50の幅方向の両端部(左右両端部)には、熱交換器支持部50hが設けられている。熱交換器支持部50hは、第1フレーム50の右端部に設けられた第1熱交換器支持部50h−1と、第1フレーム50の左端部に設けられた第2熱交換器支持部50h−2とを有しており、これらによって熱交換器20の左右両端部が支持される。
<第2フレーム>
第2フレーム60は、図3(a)に示すように、第1フレーム50とともに下吸込口12及び下吸込経路15を構成し、背面部60a、連結部60b及び配管空間構成部60cを有している。また、第2フレーム60には、第1フレーム50及び断熱部材70に対向する第3面(表面)60dと、その反対側の第4面(裏面)60eとが形成されている。第4面60eは、取付板18に対向する面である。
背面部60aは、上下方向に延在した壁部であり、取付板18に沿って配置される。また、背面部60aには、図2及び図3(a)に示すように、第1フレーム50に向かって突出した突出部60a−1が設けられている。
配管空間構成部60cは、背面部60aの下方に配置され、背面部60aの下端から第1フレーム50に向かって延在し、その後、下方に向かって屈曲した壁部である。配管空間構成部60cと取付板18とによって形成された空間には、空調室外機と空調室内機100とを接続する配管等が収納される。
また、配管空間構成部60cには、断熱部材70に向かって突出した突起60c−1が設けられている。本実施形態では、図7に示すように、4つの突起60c−1,60c−2,60c−3,60c−4が、配管空間構成部60cに幅方向に離れて設けられている。突起60c−1,60c−2,60c−3,60c−4の幅方向厚みは薄い。
連結部60bは、背面部60aの上方に配置され、背面部60aの上端から第1フレーム50に向かって延在し、第1フレーム50の接続部50iにおいて連通口50eの上方に接続されている。
上記構成から、第1フレーム50と第2フレーム60との間には、下吸込口12から連通口50eまで連通した空間が形成される。これにより、下吸込口12から吸い込まれた空気は、下吸込経路15を通過した後、連通口50eを通って、効率よく熱交換器20に導入される。
<断熱部材>
断熱部材70は、図2,3に示すように、側面視が第1フレーム50のスクロール部50bに沿って傾斜した部材であり、発泡ポリスチレン等から構成されている。また、断熱部材70の裏面には、第2フレーム60に向かって突出した突出部70a−1が設けられている。本実施形態では、図4に示すように、4つの突出部70a−1,70a−2,70a−3,70a−4が、断熱部材70の裏面に幅方向に離れて設けられている。また、断熱部材70の幅中央付近には、溝71が形成されている(図4参照)。第2フレーム60を第1フレーム50の裏面側に装着すると、図2,3に示すように、断熱部材70の突出部70a−1が第2フレーム60の突起60c−1に接する。
次に、断熱部材70を第1フレーム50に固定する方法について説明する。
図4に示すように、第1フレーム50のスクロール部50bの裏面に断熱部材70を取り付ける。ここで、第1フレーム50の背面には、幅方向の両端(左右両端)に断熱部材70に向かって突出した突起(位置決め部)51,52が設けられている。また、幅方向の中央付近にも、断熱部材70に向かって突出した突起(位置決め部)53が設けられている。そこで、断熱部材70を第1フレーム50の背面に取り付ける際、断熱部材70の幅方向両端(左右両端)を第1フレーム50の突起51,52に沿って配置するとともに、第1フレーム50の突起53を断熱部材70の溝71に嵌めることにより、断熱部材70の幅方向についての位置合わせを行うことができる(図5参照)。
また、第1フレーム50の背面には、上下方向の中央付近に複数の段部(位置決め部)54a,54b,54c,54d,54e,54f,54gが幅方向に並んで設けられている。また、第1フレーム50の背面の下部には、断熱部材70に向かって突出した複数の突起(位置決め部)55a,55b,55c,55dが幅方向に並んで設けられている(図5の突起(位置決め部)55e,55f,55g,55h,55iも参照)。そこで、断熱部材70を第1フレーム50の裏面に取り付ける際、断熱部材70の上端を第1フレーム50の段部54a〜54gの下面に沿って配置するとともに、断熱部材70の下端を第1フレーム50の突起55a〜55iの上面に沿って配置することにより、断熱部材70の上下方向についての位置合わせを行うことができる(図2及び図5参照)。
断熱部材70を第1フレーム50の裏面に取り付けたら、次に、第2フレーム60を第1フレーム50の裏面側に装着する(図6参照)。そうすると、断熱部材70は、図2に示すように、第1フレーム50のスクロール部50bと第2フレーム60の突起60c−1とで挟持される。また、断熱部材70は、第1フレームの第1受け部50c−1(ドレンパン50cの一部)と第2フレーム60の突出部60a−1(背面部60aの一部)とによっても挟持される。
ここで、図7を参照しつつ、第2フレーム60を第1フレーム50に装着した状態について説明する。
第2フレーム60を第1フレーム50に装着した状態を下吸込口12側からみると、図7(a)に示すように、断熱部材70の突出部70a−1,70a−2,70a−3,70a−4が、第2フレーム60の突起60c−1,60c−2,60c−3,60c−4によって支持されている。具体的には、図7(b)の拡大図に示すように、突出部70a−1の後端部に第2フレーム60に対向する凹部70a−11が形成され、凹部70a−11の内部に第2フレーム60の突起(支持部)60c−1が配置されている。そして、突起60c−1と凹部70a−11の底面とが接触している。凹部70a−11の幅は突起60c−1の幅よりやや広い。
そして、突出部70a−2,70a−3,70a−4の後端部にも、突出部70a−1と同様に、第2フレーム60に対向する凹部70a−12,70a−13,70a−14が形成されている。凹部70a−12,70a−13,70a−14の内部には第2フレーム60の突起(支持部)60c−2,60c−3,60c−4が配置されている。そして、突起60c−2,60c−3,60c−4と凹部70a−12,70a−13,70a−14の底面とが接触している。凹部70a−12,70a−13,70a−14の幅は突起60c−2,60c−3,60c−4の幅よりやや大きい。
(第1フレーム及び第2フレームの作用)
(1)第1フレーム50のスクロール部50bと第2フレーム60とで断熱部材70を挟持することにより、第1フレーム50のスクロール部50bに断熱部材70を簡易に固定することができる。
従来は、ネジ止め、貼付又は接着によって断熱部材70を固定していたが、ネジ止めによる固定では、断熱部材70を複数箇所でネジ止めする必要があるため、組立工程数が増加する。また、貼付又は接着による固定では、断熱部材70の位置決めが難しい。しかし、本実施形態では、断熱部材70を第1フレーム50のスクロール部50bと第2フレーム60とで挟持するだけでよい。また、断熱部材70を第1フレーム50に取り付ける際、断熱部材70の外面を第1フレーム50の位置決め部である突起51,52及び段部54a〜54g,55a〜55iに沿って配置し、また、断熱部材70の溝71内に第1フレーム50の位置決め部である突起53を配置することにより、断熱部材70の幅方向の位置決め及び上下方向の位置決めを行うことができる。よって、従来の固定方法よりも簡易に固定できる。
(2)熱交換器20等の重量物は、第1フレーム50により支持される。第1フレーム50は、第2フレーム60を介さずに設置側壁110に固定される。つまり、第1フレーム50は、吹出端部50a、スクロール部50b、ドレンパン50c、据付部50d及び熱交換器支持部50hが一連一体に形成されている。そして、一連一体の第1フレーム50の熱交換器支持部50hによって、熱交換器20等の受領物を支持する。よって、重量物を支持するフレームと、設置側壁110に固定されるフレームとが別体で形成される場合に比べて、別体のフレームを連結する連結部分での脆弱性が無くなり、第1フレーム50の強度を高めることができる。
もし、この2つのフレームを、熱交換器等の重量物を支える前側フレームと、前側フレームが受ける重量を支持しつつ壁に固定される背面側フレームとに分離して形成したとする。この場合、重量物の重みにより前側フレームが落下しないように前側フレームと背面側フレームとの連結を強固にする必要がある。しかし、前側フレームと背面側フレームとの連結を強固にする必要がある。しかし、前側フレームと背面側フレームとが別体の構成においては、その連結部分における脆弱性を避けることは困難である。本実施形態によれば上記の通り重量物を支持する第1フレーム50自体が設置側壁110に固定されるため、十分に重量物を支持できる。
また、下吸込経路15及び下吸込口12を形成する第1フレーム50及び第2フレーム60はそれぞれ別体のフレームからなっているため、金型の制約も満たしている。つまり、第1フレーム50及び第2フレーム60等のフレームは、通常、金型を用いて射出成形などによって形成される。しかし、金型の制約上、第1フレーム50及び第2フレーム60を一体に形成することが困難である。なぜなら、金型に成形材料を流し込み、第1フレーム50と第2フレーム60とを一体に形成した場合には、フレームを金型から取り出すことができないか、あるいは取り出すのが困難だからである。また、例え第1フレーム50及び第2フレーム60を一体に形成可能であっても、金型からの取り出しが可能なフレーム形状に限定され、フレーム形状の自由度が低下する。そのため、第1フレーム50及び第2フレーム60はそれぞれ第1フレーム50用の金型および第2フレーム60用の金型を用いて形成される。本実施形態の構成によれば、下吸込経路15の一面を成す第1フレーム50と他面を成す第2フレーム60とを別体で形成するため、金型の制約を満たしている。また、2つの第1フレーム50及び第2フレーム60は面状に形成されており、金型からの取り出しが容易である。
(本実施形態の空調室内機の特徴)
第1フレーム50のスクロール部50bの裏面に取り付けられる断熱部材70をスクロール部50bと第2フレーム60とで挟持することにより、断熱部材70をスクロール部50bに簡易に固定することができる。
また、第1フレーム50及び第2フレーム60により空調室内機100の下吸込口12を簡易に且つ所望の形状に形成することができる。
さらに、本実施形態では、第2フレーム60の背面部60aに形成された突出部60a−1〜60a−4が空調室内機100の下吸込口12の幅方向に離れて配置され、突出部60a−1〜60a−4が下吸込口12全体を塞がない。そのため、下吸込口12の幅方向全体に突出部が配置されている場合に比べて、空調室内機100内部へ吸い込まれる気流が抵抗を受けるのを抑制できる。
加えて、第2フレーム60を第1フレーム50の背面側に装着した状態では、第2フレーム60の上記突出部60a−1〜60a−4が断熱部材70の凹部70a−11〜70a−14に嵌まるので、突出部60a−1〜60a−4のずれやガタつきを防止できる。また、上記突出部60a−1〜60a−4が凹部70a−11〜70a−14の深さ方向に移動することで凹部の深さが深くなっても、平面に新たに溝が形成される場合に比べて、外観への影響が小さい
また、第1フレーム50に断熱部材70の位置決めを行う突起51,52,53,55a〜55i及び段部54a〜54gが設けられているので、第1フレーム50に対して断熱部材70の位置決めを簡易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上述の実施形態では、断熱部材70を第1フレーム50に取り付けた後に、第2フレーム60を第1フレーム50に装着したが、第2フレーム60に断熱部材70を取り付けた後に、第2フレーム60を第1フレーム50に装着してもよい。
また、上述の実施形態では、断熱部材70の位置決めを行う位置決め部として、第1フレーム50に突起51,52,53,55a〜55i及び段部54a〜54gを設けたが、第2フレーム60にも位置決め部を設けてよい。また、第2フレーム60だけに位置決め部を設けてもよい。さらに、位置決め部が第1フレーム50及び第2フレーム60に設けられていなくてもよい。
また、上述の実施形態では、断熱部材70の位置決めを行う位置決め部として、幅方向についての位置決め部(突起51,52,53)と、高さ方向についての位置決め部(突起55a〜55i及び段部54a〜54g)とを第1フレーム50に設けたが、幅方向についての位置決め部だけを設けてもよく、高さ方向についての位置決め部だけを設けてもよい。
加えて、上述の実施形態では、断熱部材70を挟持する際、第1フレーム50のスクロール部50bと、第2フレーム60の突起60c−1〜60c−4とで挟持するとともに、第1フレームの第1受け部50c−1(ドレンパン50cの一部)と第2フレーム60の突出部60a−1(背面部60aの一部)とで挟持したが、断熱部材70を挟持する構成は上記構成に限られない。例えば、配管空間構成部60cを第1フレーム50にさらに近付くように延在させることにより、断熱部材70をスクロール部50bと配管空間構成部60cの第3面(表面)60dとによって挟持してもよい。また、断熱部材70を、第1フレーム50のスクロール部50bと、第2フレーム60の背面部60aとで挟持してもよい。
また、上述の実施形態では、断熱部材70の背面に4つの突出部70a−1,70a−2,70a−3,70a−4が設けられているが、突出部の位置、形状及び大きさ等は変更可能である。
さらに、上述の実施形態では、上記4つの突出部70a−1,70a−2,70a−3,70a−4に第2フレーム60に対向する凹部70a−11,70a−12,70a−13,70a−14が形成されているが、凹部が形成されていなくてもよい。
さらに、上述の実施形態では、図7に示すように、上記凹部70a−11,70a−12,70a−13,70a−14の幅が突起60c−1,60c−2,60c−3,60c−4の幅よりやや広いが、凹部の幅が突起の幅と略同じでもよい。略同じ幅とすることにより、第2フレーム60に対して断熱部材70の位置決めを行うことができる。
本発明を利用すれば、断熱部材をスクロール部に簡易に固定できる構成を提供できるため、空調室内機に有用である。
10 本体ケーシング
10b 前面パネル
11 吹出口
12 下吸込口
13 上吸込口
20 熱交換器
30 室内ファン
50 第1フレーム
50a 吹出端部
50b スクロール部
50c ドレンパン
50c−1 第1受け部
50c−2 第2受け部
50d 据付部
50e 連通口
50f 第1面
50g 第2面
50h 熱交換器支持部
50h−1 第1熱交換器支持部
50h−2 第2熱交換器支持部
51,52,53,55a〜55i 突起(位置決め部)
54a〜54g 段部(位置決め部)
60 第2フレーム
60a 背面部
60a−1 突出部
60b 連結部
60c 配管空間構成部
70 断熱部材
100 空調室内機

Claims (5)

  1. 吸込口から吹出口に至る空気流路に配置された熱交換器を備えた空調室内機であって、
    前記熱交換器を通過した空気が前記吹出口に向かって流れるスクロール部を有する第1フレームと、
    前記第1フレームの後方に配置される第2フレームと、
    前記スクロール部の裏面に配置される断熱部材とを備え、
    前記断熱部材が前記スクロール部と前記第2フレームとによって挟持されることを特徴とする空調室内機。
  2. 前記第1フレームと前記第2フレームとによって、前記空調室内機の下部に吸込口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空調室内機。
  3. 前記第2フレームは、前記断熱部材に向かって突出し且つ前記吸込口の長手方向に離れて配置された複数の突出部を有しており、
    前記断熱部材は、前記スクロール部の裏面と前記突出部とによって挟持されることを特徴とする請求項2に記載の空調室内機。
  4. 前記断熱部材には、前記第2フレームに対向する凹部が形成されており、
    前記突出部は前記凹部内に配置されることを特徴とする請求項3に記載の空調室内機。
  5. 前記第1フレーム及び前記第2フレームの少なくとも一方は、前記断熱部材を位置決めするための位置決め部を有していること特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調室内機。
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