JP2014070759A - 熱交換器固定板および室内機 - Google Patents

熱交換器固定板および室内機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014070759A
JP2014070759A JP2012215545A JP2012215545A JP2014070759A JP 2014070759 A JP2014070759 A JP 2014070759A JP 2012215545 A JP2012215545 A JP 2012215545A JP 2012215545 A JP2012215545 A JP 2012215545A JP 2014070759 A JP2014070759 A JP 2014070759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
heat transfer
fixing plate
insertion portion
transfer tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012215545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5761149B2 (ja
Inventor
Masanao Yasutomi
正直 安冨
Masahito Hiraki
雅人 平木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2012215545A priority Critical patent/JP5761149B2/ja
Priority to CN201320602810.5U priority patent/CN203478574U/zh
Publication of JP2014070759A publication Critical patent/JP2014070759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5761149B2 publication Critical patent/JP5761149B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】従来の熱交換器固定板では、伝熱管の列数が異なる熱交換器を共通の熱交換器固定板で固定できないという問題がある。
【解決手段】この熱交換器固定板7は、最風上側に配置され、伝熱管のヘアピン部が挿入される第1挿入部32(風上側挿入部)と、第1挿入部32(風上側挿入部)よりも風下側に配置され、伝熱管のヘアピン部が挿入される第2挿入部33(風下側挿入部)とを備えている。そして、第2挿入部33(風下側挿入部)は、その長さL2、L3が、段方向に隣接する少なくとも2つのヘアピン部が挿入可能な長さとされ、その幅W2、W3が、第1挿入部32(風上側挿入部)の幅W1以上とされている。
【選択図】図8

Description

本発明は、熱交換器の端部を固定する熱交換器固定板、および、この熱交換器固定板を備えた室内機に関する。
従来から、空気の流れ方向に複数列配列された伝熱管を有する熱交換器の端部を固定する熱交換器固定板がある。この熱交換器固定板には、伝熱管のヘアピン部が挿入・固定される挿入部が各ヘアピン部の位置に対応するようにそれぞれ別個に形成されている。また、熱交換器の中には、管径およびピッチが異なる伝熱管が混在しているものもあり(例えば、特許文献1の図3参照)、この場合、ヘアピン部の形状(大きさ)が各ヘアピン部によって異なるため、挿入部の形状(長さや幅)も各挿入部によって異なる。
特開2011−106762号公報
ところで、熱交換器は、その種類によって伝熱管の列数が異なる場合がある。かかる場合、コスト等の観点から、伝熱管の列数が異なる熱交換器を、共通の熱交換器固定板で固定できることが好ましい。しかしながら、従来の熱交換器固定板では、各ヘアピン部が挿入される挿入部が、各ヘアピン部の位置や形状に応じてそれぞれ別個に形成されているため、伝熱管の列数が異なることによって、挿入部の位置と各ヘアピン部の位置とが対応しなくなったり、熱交換器に管径およびピッチが異なる伝熱管が混在している場合には、挿入部の形状と各ヘアピン部の形状とが対応しなくなる場合がある。そして、これらの場合、伝熱管の列数が異なる熱交換器を共通の熱交換器固定板で固定できないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、熱交換器に設けられた伝熱管の列数が異なる場合であっても、共通に用いることができる熱交換器固定板を提供することである。
第1の発明にかかる熱交換器固定板は、空気の流れ方向に複数列配列された伝熱管を有する熱交換器の端部を固定する熱交換器固定板であって、最風上側に配置され、前記伝熱管のヘアピン部が挿入される風上側挿入部と、前記風上側挿入部よりも風下側に配置され、前記伝熱管のヘアピン部が挿入される風下側挿入部とを備え、前記風下側挿入部は、その長さが、空気の流れ方向と対向する方向に隣接する少なくとも2つのヘアピン部が挿入可能な長さとされ、その幅が、前記風上側挿入部の幅以上であることを特徴とする。
この熱交換器固定板では、風下側挿入部の長さが空気の流れ方向と対向する方向に隣接する少なくとも2つのヘアピン部が挿入可能な長さとされ、風下側挿入部の幅が風上側挿入部の幅以上であるので、風下側挿入部よりも風上側に挿入される伝熱管のヘアピン部を、風下側挿入部に挿入することができる。したがって、伝熱管の列数が異なる場合であっても、熱交換器固定板を共通化できる。
第2の発明にかかる熱交換器固定板は、第1の発明にかかる熱交換器固定板において、前記熱交換器は、最風上側に配列された第1伝熱管と、前記第1伝熱管よりも風下側に配列され、管径およびピッチが前記第1伝熱管の管径およびピッチと異なる第2伝熱管とを有し、前記第1伝熱管が前記風上側挿入部に挿入され、かつ前記第2伝熱管が前記風下側挿入部に挿入される場合と、前記第1伝熱管が前記風下側挿入部に挿入される場合とがあることを特徴とする。
この熱交換器固定板では、第1伝熱管と第2伝熱管の管径およびピッチが異なる場合において、第1伝熱管が風上側挿入部に挿入され、かつ第2伝熱管が風下側挿入部に挿入される場合と、第1伝熱管が風下側挿入部に挿入される場合とがあるので、第1伝熱管と第2伝熱管の管径およびピッチが異なる場合であっても、熱交換器固定板を共通化できる。
第3の発明にかかる熱交換器固定板は、第2の発明にかかる熱交換器固定板において、前記第1伝熱管の管径が、前記第2伝熱管の管径よりも大きいことを特徴とする。
この熱交換器固定板では、第1伝熱管の管径が第2伝熱管の管径より大きい場合であっても、熱交換器固定板を共通化できる。
第4の発明にかかる熱交換器固定板は、第1〜第3のいずれかの発明にかかる熱交換器固定板において、前記風下側挿入部は、前記伝熱管のヘアピン部が挿入される側の端部とは反対側の端部が実質的に閉塞されていることを特徴とする。
この熱交換器固定板では、風下側挿入部において、伝熱管のヘアピン部が挿入される側の端部とは反対側の端部が実質的に閉塞されているので、風下側挿入部の剛性が向上する。したがって、風下側挿入部を形成することによる熱交換器固定板の剛性の低下を抑制できる。
第5の発明にかかる室内機は、第1〜第4のいずれかの発明に記載の熱交換器固定板を備えることを特徴とする。
この室内機では、熱交換器に設けられた伝熱管の列数が異なる場合であっても、共通に用いることができる熱交換器固定板を備えた室内機を提供できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、風下側挿入部の長さが空気の流れ方向と対向する方向に隣接する少なくとも2つのヘアピン部が挿入可能な長さとされ、風下側挿入部の幅が風上側挿入部の幅以上であるので、風下側挿入部よりも風上側に挿入される伝熱管のヘアピン部を、風下側挿入部に挿入することができる。したがって、伝熱管の列数が異なる場合であっても、熱交換器固定板を共通化できる。
第2の発明では、第1伝熱管と第2伝熱管の管径およびピッチが異なる場合において、第1伝熱管が風上側挿入部に挿入され、かつ第2伝熱管が風下側挿入部に挿入される場合と、第1伝熱管が風下側挿入部に挿入される場合とがあるので、第1伝熱管と第2伝熱管の管径およびピッチが異なる場合であっても、熱交換器固定板を共通化できる。
第3の発明では、第1伝熱管の管径が第2伝熱管の管径より大きい場合であっても、熱交換器固定板を共通化できる。
第4の発明では、風下側挿入部において、伝熱管のヘアピン部が挿入される側の端部とは反対側の端部が実質的に閉塞されているので、風下側挿入部の剛性が向上する。したがって、風下側挿入部を形成することによる熱交換器固定板の剛性の低下を抑制できる。
第5の発明では、熱交換器に設けられた伝熱管の列数が異なる場合であっても、共通に用いることができる熱交換器固定板を備えた室内機を提供できる。
本発明の実施形態に係る室内機の外観図である。 図1に示す室内機の断面図である。 図1に示す熱交換器の斜視図である。 熱交換器および熱交換器固定板の斜視図である。 熱交換器固定板を表面側から見た斜視図である。 熱交換器固定板を背面側から見た斜視図である。 熱交換器固定板を背面側から見た側面図である。 (a)は、図7に示す熱交換器固定板のA部拡大図であり、(b)は、B部拡大図である。 熱交換器および熱交換器固定板の断面図である。 図3に示す熱交換器よりも伝熱管の列数が少ない熱交換器の斜視図である。 図10に示す熱交換器および熱交換器固定板の斜視図である。 図10に示す熱交換器および熱交換器固定板の断面図である。 変形例に係る熱交換器固定板を背面側から見た側面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態に係る空気調和機について説明する。
[室内機1の構成]
本発明の実施形態に係る熱交換器固定板7は、空気調和機の室内機1に適用されている。室内機1は、図1に示すように、全体として一方向に細長い形状を有しており、その長手方向が水平となるように室内の壁面に据え付けられる。室内機1は、図示しない室外機と共に空気調和機を構成しており、室内の冷暖房を行う。なお、以下の説明において、室内機1が取り付けられる壁から突出する方向を「前方」と称し、その反対の方向を「後方」と称する。また、図1に示す左右方向を単に「左右方向」と称する。
図2に示すように、室内機1は、ケーシング2と、ケーシング2内に収容された熱交換器3、送風ファン4、フィルタ5および電装品箱(図示省略)などの内部機器を備えている。ケーシング2の上面には吸込口2aが形成されており、ケーシング2の下面には吹出口2bが形成されている。吹出口2bの近傍には、上下方向の風向きの調整と、吹出口2bの開閉を行う水平フラップ6が配置されている。送風ファン4は、その軸方向が水平方向に沿うように配置されている。この送風ファン4は、上方から空気を吸い込んで、下方に吹き出すように構成されている。
[熱交換器3]
熱交換器3は、送風ファン4の前方、上方、及び後方を取り囲むように配置されている。空調運転時には、送風ファン4の駆動により、室内空気が吸込口2aから吸い込まれて、吸い込まれた空気は、熱交換器3において加熱または冷却された後、吹出口2bから吹き出されるようになっている。
この熱交換器3は、前側熱交換器11と後側熱交換器12とに分かれた逆V字状の断面形状を有している。前側熱交換器11は、第1熱交換器13、第2熱交換器14、及び第3熱交換器15から構成され、空気の流れ方向(図2の矢印方向)に対して第1熱交換器13、第2熱交換器14、第3熱交換器15の順に配列されている。したがって、吸込口2aから吸い込まれた室内空気の一部は、第1熱交換器13、第2熱交換器14、第3熱交換器15を順に通過し、吹出口2b側に至る。また、後側熱交換器12は、第4熱交換器16、及び第5熱交換器17から構成され、空気の流れ方向(図2の矢印方向)に対して第4熱交換器16、第5熱交換器17の順に配列されている。したがって、吸込口2aから吸い込まれた室内空気の一部は、第4熱交換器16、第5熱交換器17を順に通過し、吹出口2b側に至る。
各熱交換器13〜17は、いずれも送風ファン4の軸方向(左右方向)に延在した複数の伝熱管を有する。前側熱交換器11の最風上側に配列された第1熱交換器13は、1列12段に配列された伝熱管13a(第1伝熱管)を有し、第2熱交換器14は、1列14段に配列された伝熱管14a(第2伝熱管)を有し、第3熱交換器15は、3列14段に配列された伝熱管15aを有している。また、後側熱交換器12の最風上側に配列された第4熱交換器16は、1列8段に配列された伝熱管16aを有し、第5熱交換器17は、2列10段に配列された伝熱管17aを有している。
ここで、伝熱管(13a、16a、17a)は、それぞれ同じ管径およびピッチを有している。具体的には、その管径(直径)は、φ6mmであり、ピッチは、18mmである。また、伝熱管(14a、15a)は、それぞれ同じ管径およびピッチを有している。具体的には、その管径(直径)は、φ4mmであり、ピッチは、15mmである。したがって、伝熱管(14a、15a)の管径およびピッチは、伝熱管(13a、16a、17a)の管径およびピッチよりも小さい。なお、伝熱管のピッチとは、段方向に隣接する2つの伝熱管の中心から中心までの距離を言う。また、本願において、列方向とは、空気の流れ方向(図2の矢印方向)を指し、段方向とは、各熱交換器の長手方向を指す(図2の紙面上において矢印方向と直交する方向)。
この熱交換器3の伝熱管13a〜17aには、図3に示すように、熱交換器3の左側端部3LにおいてU字状に折り曲げられた多数のヘアピン部20が形成されている。このヘアピン部20は、第1熱交換器13に設けられた伝熱管13aにより形成されたヘアピン部23(23A〜23F)、第2熱交換器14に設けられた伝熱管14aにより形成されたヘアピン部24(24A〜G)、第3熱交換器15に設けられた伝熱管15aにより形成されたヘアピン部25、第4熱交換器16に設けられた伝熱管16aにより形成されたヘアピン部26、第5熱交換器17に設けられた伝熱管17aにより形成されたヘアピン部27に分けられる。
また、熱交換器3の右側端部(図示省略)においても同様にU字状に折り曲げられた多数のヘアピン部が形成されている。その結果、伝熱管は段方向において一続きとなっている。また、各熱交換器13〜17は、送風ファン4の軸方向(左右方向)に沿って微小間隔毎に積層され、伝熱管13a〜17aを挿通するフィンFを有している。
[熱交換器固定板7]
熱交換器3の左側端部3Lは、図4に示すように、樹脂製の熱交換器固定板7によって固定されている。そして、この熱交換器固定板7がケーシング2に固定されることによって、熱交換器3がケーシング2に固定されるようになっている。
この熱交換器固定板7は、図4〜図9に示すように、熱交換器3の左側端部3Lに背面31B側が対向する板状基部31と、板状基部31に形成され、各ヘアピン部20が挿入される多数の挿入部30とを有する。
多数の挿入部30は、第1挿入部32(風上側挿入部)、第2挿入部33(風下側挿入部)、第3挿入部34、第4挿入部37、第5挿入部38、及び第6挿入部39に分かれている。そして、これら第1挿入部32〜第6挿入部39に各ヘアピン部20が挿入されることにより、図9に示すように、熱交換器3に設けられた伝熱管のヘアピン部20全てが、挿入部30のいずれかに挿入された状態となっている。
以下、この第1挿入部32〜第6挿入部39について詳しく説明する。
<第1挿入部32>
第1挿入部32(32A〜32F)は、板状基部31の最風上側であって、かつ送風ファン4の前方に配置されている。この第1挿入部32には、第1熱交換器13に設けられた伝熱管13a(第1伝熱管)のヘアピン部23(23A〜23F)がそれぞれ挿入される。なお、第1挿入部32の幅W1(図8(a)参照)は、伝熱管13aのヘアピン部23を挿入できるよう、少なくとも伝熱管13aの管径(φ6mm)よりも大きくされている。
この第1挿入部32は、図4から好適に理解されるように、板状基部31の表面31F側が実質的に閉塞されている。その結果、吸込口2aから吸い込まれた室内空気がフィルタ5を通過せずに吹出口2b側にバイパスすることや、ヘアピン部23が衝撃を受けて変形することが抑制される。なお、この第1挿入部32には、水抜きおよび乾燥用の細孔32aが形成されている。
<第2挿入部33>
第2挿入部33(33A、33B)は、第1挿入部32よりも風下側に配置され、第2熱交換器14に設けられた伝熱管14a(第2伝熱管)のヘアピン部24(24A〜24F)が挿入される。
第2挿入部33Aには、図9に示すように、4つのヘアピン部24A〜24Dが挿入される。この第2挿入部33Aは、図8(a)に示すように長穴であり、その長さL2が、段方向(空気の流れ方向と対向する方向)に隣接する4つのヘアピン部24A〜24Dが挿入可能な長さとされる。即ち、4つのヘアピン部23A〜23Dの一端から他端までの長さよりも長くされている。また、第2挿入部33Aは、その幅W2が、第1挿入部32の幅W1以上とされている(図8(a)において幅W2は幅W1と同じである)。なお、この第1挿入部33Aには、図11に示すように、第1熱交換器13に設けられた伝熱管13aのヘアピン部23A〜23Cが挿入される場合もある。そのため、第1挿入部33Aは、その長さL2が、3つのヘアピン部23A〜23Cが挿入可能な長さともされている。
また、第2挿入部33Bには、2つのヘアピン部24E、24F、及び伝熱管15aのヘアピン部25が挿入される。この第2挿入部33Bは、図8(b)に示すように長穴であり、その長さL3が、段方向に隣接する2つのヘアピン部24E、24Fが挿入可能な長さとされる。即ち、2つのヘアピン部24E、24Fの一端から他端までの長さよりも長くされている。また、その幅は、位置によって異なるが、どの位置においても、第1挿入部32の幅W1以上とされている(図8(b)においては、幅W3は幅W1と同じである)。
なお、ここで第2挿入部33の長さとは、より正確には、伝熱管14aの段方向と一致する方向の長さを言い、第2挿入部33の幅とは、より正確には、板状基部31に平行で、かつ伝熱管14aの段方向と一致する方向と直交する方向の幅を言う。
第2挿入部33は、板状基部31の表面31F側(ヘアピン部24が挿入される側の端部とは反対側の端部)が実質的に閉塞されている。その結果、第2挿入部33が長穴に形成されることによる熱交換器固定板7の剛性の低下が抑制される。なお、この第2挿入部33には、水抜きおよび乾燥用の細孔33aが形成されている。この細孔33aは、第2挿入部33Aに2つ、第2挿入部33Bに3つ形成されている。
<第3挿入部34>
第3挿入部34は、第2挿入部33よりも風下側に複数配置され、第3熱交換器15に設けられた伝熱管15aのヘアピン部25が挿入される。この第3挿入部34には、図5から好適に理解されるように、長孔型の挿入部35と、平行四辺形型の挿入部36の2種類の形状がある。長孔型の挿入部35および平行四辺形型の挿入部36は共に6つずつ形成されている。長孔型の挿入部35には、ヘアピン部25が1つ挿入され、平行四辺形型の挿入部36には、列方向に隣接する2つのヘアピン部25、25が挿入される。なお、平行四辺形型の挿入部36は、壁部36aを有しており、ヘアピン部25が衝撃を受けて変形することを防いでいる。
<第4挿入部37>
第4挿入部37は、板状基部31の最風上側であって、かつ送風ファン4の後方に複数配置され、第4熱交換器16に設けられた伝熱管16aのヘアピン部26がそれぞれ1つずつ挿入される。この第4挿入部37は、図5から好適に理解されるように、板状基部31の表面31F側が実質的に閉塞されている。また、この第4挿入部37には、水抜きおよび乾燥用の細孔37aが形成されている。
<第5挿入部38>
第5挿入部38は、第4挿入部37よりも風下側に複数配置され、第5熱交換器17に設けられた伝熱管17aのヘアピン部27が1つずつ又は2つずつ挿入される。この第5挿入部38の一部は、図5から好適に理解されるように、壁部38aを有しており、ヘアピン部27が衝撃を受けて変形することを防いでいる。
<第6挿入部39>
第6挿入部39は、第2挿入部33A、33Bの間に配置され、第2熱交換器14に設けられた伝熱管14aのヘアピン部24Gが挿入される。なお、この第6挿入部39には、図11に示すように、第1熱交換器13に設けられた伝熱管13aのヘアピン部23Dが挿入される場合もある。そのため、第6挿入部39は、その長さ及び幅が、第1挿入部32の長さ及び幅と略同じとされている。
次に、熱交換器固定板7が、熱交換器3とは異なる熱交換器を備えた室内機に適用される場合について説明する。この室内機は、熱交換器の構成が熱交換器3と異なり、その他の構成は室内機1と同じである。なお、室内機1と構成が同じである部分については同じ符号を付して説明する。
この室内機に収容される熱交換器53は、図10に示すように、上記した熱交換器3から第2熱交換器14及び第4熱交換器16を取り外したものである。そのため、この熱交換器53は、前側熱交換器11に設けられた伝熱管の列数が、熱交換器3に比べて1列減って4列となり、後側熱交換器12に設けられた伝熱管の列数が、熱交換器3に比べて1列減って2列となっている。なお、熱交換器53の第1熱交換器13は、第2熱交換器14が取り外されたことにより、1列風下側にずれている。
図11に示すように、熱交換器53の左側端部3Lは、熱交換器3と同様、上記した熱交換器固定板7によって固定されている。そして、この熱交換器固定板7が室内機のケーシング2に固定されることによって、熱交換器53が室内機のケーシング2に固定されるようになっている。
ここで、図12に示すように、熱交換器53が熱交換器固定板7に固定された状態においては、ヘアピン部23は、第2挿入部33に挿入される。具体的には、ヘアピン部24A〜24Cが第2挿入部33Aに挿入され、ヘアピン部24E、24Fが第2挿入部33Bに挿入される。
また、熱交換器53が熱交換器固定板7に固定された状態においては、第1挿入部32、及び第4挿入部37には、どのヘアピン部20も挿入されていない状態となっている。なお、第3熱交換器15に設けられた伝熱管15aのヘアピン部25、及び第5熱交換器17に設けられた伝熱管17aのヘアピン部27は、熱交換器3の場合と同様、第3挿入部34及び第5挿入部38に各々挿入されている。
[本実施形態の熱交換器固定板7の特徴]
本実施形態の熱交換器固定板7には、以下の特徴がある。
この熱交換器固定板7では、第2挿入部33(風下側挿入部)の長さL2、L3が空気の流れ方向と対向する方向(段方向)に隣接する少なくとも2つのヘアピン部20が挿入可能な長さとされ、第2挿入部33Aの幅W2、W3が第1挿入部32(風上側挿入部)の幅W1以上であるので、第1挿入部32に挿入される伝熱管13a(第1伝熱管)のヘアピン部23を、第2挿入部33に挿入することが可能となる。したがって、熱交換器3と、熱交換器3から伝熱管が1列削除された熱交換器53とを共通の熱交換器固定板7で固定できる。
また、この熱交換器固定板7では、伝熱管13a(第1伝熱管)と伝熱管14a(第2伝熱管)の管径およびピッチが異なる場合において、伝熱管13aが第1挿入部32(風上側挿入部)に挿入され、かつ伝熱管14aが第2挿入部33(風下側挿入部)に挿入される場合と、伝熱管13aが第2挿入部33(風下側挿入部)に挿入される場合とがあるので、伝熱管13aと伝熱管14aの管径およびピッチが異なる場合であっても、熱交換器固定板7を共通化できる。
また、この熱交換器固定板7では、伝熱管13aの管径が伝熱管14aの管径より大きい場合において、伝熱管13aが、第1挿入部32に挿入される場合と、第2挿入部33に挿入される場合とがあるので、伝熱管13aの管径が伝熱管14aの管径より大きい場合であっても、熱交換器固定板7を共通化できる。
また、この熱交換器固定板7では、第2挿入部33において、伝熱管のヘアピン部20が挿入される側の端部とは反対側の端部(板状基部31の表面31F側)が実質的に閉塞されているので、第2挿入部33の剛性が向上する。したがって、第2挿入部33を長穴に形成することによる熱交換器固定板7の剛性の低下を抑制できる。
また、本実施形態の室内機では、上記の熱交換器固定板7を備えているので、熱交換器に設けられた伝熱管の列数が異なる場合であっても、共通に用いることができる熱交換器固定板7を備えた室内機を提供できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
[変形例]
本実施形態では、第1挿入部32(風上側挿入部)よりも1列風下側に第2挿入部33(風下側挿入部)が形成されているが、第2挿入部33は、第1挿入部32よりも風下側に形成されていればよく、例えば、第3挿入部34が形成されている箇所に第2挿入部33が形成されていてもよい。
また、第2挿入部33(風下側挿入部)は、図9及び図12に示すように、その幅W2、W3が、1列分のヘアピン部が挿入可能な幅とされたが、図13に示すように、その幅が、2列のヘアピン部20が挿入可能な幅とされていてもよい。そうすることで、伝熱管13a(第1伝熱管)よりも風下側にある伝熱管を1列削除した場合、2列削除した場合のいずれであっても、第1挿入部32に挿入される伝熱管のヘアピン部23を、第2挿入部33に挿入することができる。また、第2挿入部33の幅は、3列以上のヘアピン部20が挿入可能な幅とされていてもよい。
また、本実施形態では、第2挿入部33の長さL2は、段方向に隣接する4つのヘアピン部24A〜24Dが挿入可能な長さとされ、長さL3は、段方向に隣接する2つのヘアピン部24E、24Fが挿入可能な長さとされたが、その長さは、段方向に隣接する少なくとも2つのヘアピン部20が挿入可能な長さであればよい。
また、本実施形態では、伝熱管13aの管径およびピッチが、伝熱管14aの管径およびピッチより大きくされているが、伝熱管13aの管径およびピッチが、伝熱管14aの管径およびピッチと同じであってもよいし、伝熱管14aの管径およびピッチより小さくてもよい。
また、本実施形態では、第1挿入部32および第2挿入部33が熱交換器固定板7のうち、送風ファン4の前方側に配置されたが、第1挿入部32および第2挿入部33が、熱交換器固定板7のうち、送風ファン4の後方側に形成されていてもよい。また、第1挿入部32および第2挿入部33が、送風ファン4の前方側および後方側の両方に形成されていてもよい。
また、本実施形態の熱交換器は、前側熱交換器11と後側熱交換器12とに分かれた逆V字状の断面形状を有し、熱交換器固定板7も同様に略逆V字状とされている。しかしながら、熱交換器は、前側熱交換器11のみから構成されていてもよいし、後側熱交換器12のみから構成されていてもよい。また、熱交換器固定板も送風ファン4の前側にのみ配置されるものであってもよいし、送風ファン4の後側にのみ配置されるものであってもよい。
また、本実施形態では、第2挿入部33は、伝熱管のヘアピン部20が挿入される側の端部とは反対側の端部(背面31B側)が実質的に閉塞されているが、第2挿入部33は、貫通孔であってもよい。
また、本実施形態では、熱交換器の左側端部3Lを固定する熱交換器固定板7について説明したが、熱交換器固定板は、熱交換器の右側端部3Rを固定するものであってもよいし、熱交換器の両端部3L、3Rを固定するものであってもよい。
本発明を利用すれば、伝熱管の列数が異なる場合であっても、熱交換器固定板を共通化できる。
1 室内機
3、53 熱交換器
3L 左側端部(端部)
7 熱交換器固定板
13a 伝熱管(第1伝熱管)
14a 伝熱管(第2伝熱管)
20 ヘアピン部
32 第1挿入部(風上側挿入部)
33 第2挿入部(風下側挿入部)

Claims (5)

  1. 空気の流れ方向に複数列配列された伝熱管を有する熱交換器の端部を固定する熱交換器固定板であって、
    最風上側に配置され、前記伝熱管のヘアピン部が挿入される風上側挿入部と、
    前記風上側挿入部よりも風下側に配置され、前記伝熱管のヘアピン部が挿入される風下側挿入部とを備え、
    前記風下側挿入部は、
    その長さが、空気の流れ方向と対向する方向に隣接する少なくとも2つのヘアピン部が挿入可能な長さとされ、その幅が、前記風上側挿入部の幅以上であることを特徴とする熱交換器固定板。
  2. 前記熱交換器は、
    最風上側に配列された第1伝熱管と、
    前記第1伝熱管よりも風下側に配列され、管径およびピッチが前記第1伝熱管の管径およびピッチと異なる第2伝熱管とを有し、
    前記第1伝熱管が前記風上側挿入部に挿入され、かつ前記第2伝熱管が前記風下側挿入部に挿入される場合と、
    前記第1伝熱管が前記風下側挿入部に挿入される場合とがあることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器固定板。
  3. 前記第1伝熱管の管径が、前記第2伝熱管の管径よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の熱交換器固定板。
  4. 前記風下側挿入部は、前記伝熱管のヘアピン部が挿入される側の端部とは反対側の端部が実質的に閉塞されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器固定板。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器固定板を備える、室内機。
JP2012215545A 2012-09-28 2012-09-28 熱交換器固定板および室内機 Expired - Fee Related JP5761149B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012215545A JP5761149B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 熱交換器固定板および室内機
CN201320602810.5U CN203478574U (zh) 2012-09-28 2013-09-27 热交换器固定板及室内机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012215545A JP5761149B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 熱交換器固定板および室内機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014070759A true JP2014070759A (ja) 2014-04-21
JP5761149B2 JP5761149B2 (ja) 2015-08-12

Family

ID=50226893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012215545A Expired - Fee Related JP5761149B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 熱交換器固定板および室内機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5761149B2 (ja)
CN (1) CN203478574U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107355879A (zh) * 2017-08-22 2017-11-17 广东美的制冷设备有限公司 空调室内机及具有其的空调器
EP4180728A1 (en) 2021-11-15 2023-05-17 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Heat exchanger fixing plate, heat exchanger and indoor unit

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3279572B1 (en) 2015-03-31 2022-06-08 GD Midea Air-Conditioning Equipment Co., Ltd. Indoor unit for an air conditioner
CN110274304A (zh) * 2018-03-15 2019-09-24 珠海格力电器股份有限公司 室内机及具有其的空调器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082646A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Fujitsu General Ltd 熱交換器固定板及びこれを備えた空気調和機
JP2010065902A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Daikin Ind Ltd 熱交換器固定板及び空気調和機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082646A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Fujitsu General Ltd 熱交換器固定板及びこれを備えた空気調和機
JP2010065902A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Daikin Ind Ltd 熱交換器固定板及び空気調和機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107355879A (zh) * 2017-08-22 2017-11-17 广东美的制冷设备有限公司 空调室内机及具有其的空调器
EP4180728A1 (en) 2021-11-15 2023-05-17 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Heat exchanger fixing plate, heat exchanger and indoor unit

Also Published As

Publication number Publication date
CN203478574U (zh) 2014-03-12
JP5761149B2 (ja) 2015-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6867163B2 (ja) 熱交換器およびその製造方法、熱交換モジュール、熱交換デバイスならびに熱源ユニット
JP5761149B2 (ja) 熱交換器固定板および室内機
JP6380449B2 (ja) 室内熱交換器
EP2119995A1 (en) Heat exchanger
JP6223596B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP5962734B2 (ja) 熱交換器
JP6806187B2 (ja) 熱交換器
JP5029544B2 (ja) 熱交換器固定板及び空気調和機
JP6370399B2 (ja) 空気調和装置の室内機
US8956107B2 (en) Air conditioner
JP6195197B2 (ja) フィン付き熱交換器
WO2006057235A1 (ja) 熱交換器
JP6095372B2 (ja) 冷凍空調装置
US10801784B2 (en) Heat exchanger with air flow passage for exchanging heat
CN215810410U (zh) 翅片及具有其的换热器
JP2010096480A (ja) 空気調和機の室内機
JP2009085438A (ja) 室内熱交換器及び空気調和機
JP6379352B2 (ja) フィンチューブ熱交換器
WO2016067907A1 (ja) 熱交換器
CN107860116B (zh) 室内换热器、空调室内机及空调器
JP6531282B2 (ja) 空気調和機
EP3637002B1 (en) Heat exchanger and indoor apparatus having same
WO2022097316A1 (ja) 天井埋込型空気調和機の室内機
JP2001116347A (ja) 空気調和機
WO2013124877A1 (ja) 空気調和機の室外ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141003

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20141003

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20141006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150525

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees